JPS60121Y2 - 粉末原料の浮遊式熱交換器 - Google Patents

粉末原料の浮遊式熱交換器

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JPS60121Y2
JPS60121Y2 JP12995279U JP12995279U JPS60121Y2 JP S60121 Y2 JPS60121 Y2 JP S60121Y2 JP 12995279 U JP12995279 U JP 12995279U JP 12995279 U JP12995279 U JP 12995279U JP S60121 Y2 JPS60121 Y2 JP S60121Y2
Authority
JP
Japan
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gas
separation chamber
heat exchanger
secondary separation
gas inlet
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Expired
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JP12995279U
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JPS5647388U (ja
Inventor
誉史 河田
明 大森
英一 安部
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
住友セメント株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、セメントやアルミナなどの粉末原料の予熱装
置を構成する浮遊式熱交換器に関するものである。
従来のこの種の浮遊式熱交換器における分離器としては
、第1図に示すように、サイクロンが多用されているが
、サイクロンはガス流が反転するので、1個当りの圧力
損失が、水柱換算で100〜150ミリメートルという
ように、大きいという欠点を有している。
したがって、このサイクロンを4個直列に組み合わせた
セメント原料の予熱装置の全圧損は、水柱換算で600
ミリメートル以上にもなり、排風機の消費動力が増大す
るので、省エネルギーの観点からも好ましくない。
なお第1図は従来のセメント原料の仮焼炉付き焼成装置
を示したもので、同図において、aはサスペンションプ
レヒータで、サイクロンby ct dt eからなり
、その他fは仮焼炉、gはロータリキルン、hはグレー
ト式クーラ、1は排風機であり、また実線矢印はガスの
流れを示し、点線矢印は粉末原料の流れを示したもので
ある。
セメントやアルミナなどの粉末原料の予熱装置のように
、粉体の濃度が濃い場合、粉体は、ひとつの集団(ma
ss )のような挙動をみせ、ガス衝突板にぶつける衝
突分離で、かなり分離できることに鑑み、本考案は、ガ
スの導入部でガスを衝突板にぶつけ、ここで粉体の大部
をガスから一次分離し、つぎにガスに旋回を与えて遠心
力と慣性力を用いて取りきれなかった粉体をガスから二
次分離するもので、省エネルギ一時代にマツチした低圧
損であって、かつ、高分離効率の粉末原料の浮遊式熱交
換器を提供することを目的とするものである。
以下、本考案の一実施例について、第2図ないし第4図
を参照しながら説明する。
第2図ないし第4図において、1は一次分離室で、下部
にホッパ2を有し、このホッパ2よりも上位の側壁にガ
ス導入口3を有し、この導入口3から内側に適当な間隔
をおいて該ガス導入口3の付近に配置された衝突板4(
第4図参照)を有している。
5はガス導入ダクトで、上段の熱交換器の原料シュート
6が接続されており、かつ、後流端が前記ガス導入口3
に接続されている。
7は二次分離室で、前記−次分離室1の真横に直結され
て、これら両分離室1と7とで、ひとつの空間を形成し
ており、また二次分離室7には、下部に設けられたホッ
パ8と、一端に接続されたガス排出ダクト9を有してい
る。
10は上段の熱交換器に原料を導入するための原料シュ
ート、11は前記ガス排出ダクト9の下端部を侵入させ
た適当な長さの内筒、12は下段の熱交換器に原料を供
給するための前記ホッパ2と8に共通な原料シュートで
あり、また実線矢印はガスの流れを示し、点線矢印は粉
末原料の流れを示したものである。
このように構成された粉末原料の浮遊式熱交換器におい
ては、まず、上段の熱交換器で予熱捕集された粉末原料
は、原料シュート6からガス導入ダクト5に導入され、
下方から来る熱ガスに浮遊し、該ガスと熱交換を行ない
ながらガス導入口3から横向きに導入され、衝突板4に
ぶつかり、原料の大部分はホッパ2の側面を滑って(第
4図参照)、ガスから一次分離される。
そして、分離されなかった原料はそのままガスに乗って
一次分離室1の天井内面に沿って流れ、後続の二次分離
室7に旋回流(第4図参照)となってガスとともに導入
される。
この二次分離室7では、ガスが旋回流を形成するので、
原料は遠心力で壁面におしっけられ、下部のホッパ8で
二次分離(第3図参照)される。
このようにして原料を分離したガスは旋回しながら内筒
11からガス排出ダクト9を経て上段の熱交換器に導入
される。
また前記ホッパ2と8で捕集された粉末原料は原料シュ
ート12を経て下段の熱交換器に導入される。
なお上記実施例では、第3図および第4図にみられるよ
うに、−次分離室1および二次分離室7ならびに衝突板
4は、曲面で形成されているが、平面と曲面の組み合わ
せ、または平面と平面の組み合わせでもよく、またガス
の排出ダクト9についても、二次分離室7からガスを接
線方向に抜くようにしてもよい。
上述のように、本考案の粉末原料の浮遊式熱交換器は、
旋回流が従来のサイクロンのごとき反転をすることがな
く、ひとつの方向に進むので、圧力損失が水柱換算で5
0ミリメートル以下というように、きわめて小さく、シ
たがって、排風機の消費動力が減少し、省エネルギーの
面で有利てあり、かつ、ガス導入部で衝突板にガスをぶ
っけて粉末原料の大部分をガスから一次分離し、っぎに
ガスに旋回を与えて遠心力と慣性力を用いて二次分離す
るので、全体としての分離効率は著しく向上するなど、
本考案の奏する効果は、きわめて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のセメント原料の焼成装置の一例を示した
立面図、第2図は本考案の一実施例を示した縦断立面図
、第3図は第2図の切断線■−■に沿う断面図、第4図
は第2図の切断線IV−IVに沿う断面図である。 1・・・・・・−次分離室、2・・・・・・ホッパ、3
・・・・・・ガス導入口、4・・・・・・衝突板、5・
・・・・・ガス導入ダクト、6・・・・・・原料シュー
ト、7・・・・・・二次分離室、8・・・・・・ホッパ
、9・・・・・・ガス排出ダクト、10・・・・・・原
料シュート、11・・・・・・内筒、12・・・・・・
原料シュート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一次分離室と二次分離室を水平方向に直結してひとつの
    空間を形成した浮遊式熱交換器からなり、かつ、前記−
    次分離室には、側壁に設けられたガス導入口と、このガ
    ス導入口の下位に設けられたホッパと、前記ガス導入口
    から導入されたガスを衝突させるとともにこの衝突後に
    該−次分離室の天井内面に沿わしめてガスを流すように
    上記ガス導入口から内側に適当な間隔をおいて該ガス導
    入口の付近に配置された衝突板と、前記天井内面に沿っ
    て流れたガスを旋回流にして後続の二次分離室に流すよ
    うに形成された内部形状とを有し、しかも、前記二次分
    離室には、下部に設けられたホッパと、一端に接続され
    たガス排出ダクトとを有することを特徴とする、粉末原
    料の浮遊式
JP12995279U 1979-09-21 1979-09-21 粉末原料の浮遊式熱交換器 Expired JPS60121Y2 (ja)

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JPS5647388U JPS5647388U (ja) 1981-04-27
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