JPS60101801A - 多灯用照明器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、複数の環形螢光ランプの光束比を互いに異
ならせて点灯する器具効率の良好な多灯用照明器具に関
するものである。

〔従来技術〕

従来、この種の多灯用照明器具としては、第１図の断面
図および第２図の回路図に示すものがあった。これらの
図におりて、１は吊下げコード、２は点灯装置等を収納
した照明器具本体で前記コード１に懸吊支持されている
。３はセードで前記照明器具本体２に配設され、同一平
面内に同心的に近接配置した大径の環形螢光ランプ４と
小径の環形螢光ランプ５が装着されている。

そして、前記照明器具本体２は第２図に示すように、交
流電源６に接続される切換スイッチ７と、このスイッチ
７を介してランプ４，５にそれぞれ直列接続されてラン
プ４，５を定格値で点灯する安定器としてのチョークコ
イル９，１０とグローランプ１１，１２等とから々るも
のである。なお。

８０ａ　、８０ｂはスイッチ７の可動接点であって。

連動して動作し、８１ａ、８２ａはランプ５の、また８
２ｂ　、８３ｂはランプ４の消灯用固定接点である。

このように構成された照明器具は、先ず切換スイッチ７
の可動接点８０ａ、８０ｂがそれぞれ接点８１ａ、８１
ｂに切換えられた状態で交流電源６が投入されると、チ
ョークコイル９，１ｏおよびグ四−ランプ１１．１２を
介して電流が流れダｏ−５ン７’１１　、１２が動作し
てチョークコイル９．１０に高圧を銹導し、ランプ４，
５が点灯する。次にスイッチ７の接点８０ａ　、８０ｂ
がそれぞれ接点８２ａ　、８２ｂに接続されるとランプ
４は消灯しランプ５だけが点灯する。これらの点灯状態
では、ランプ４，５がそれぞ、れ定格電力を消費し定格
の光束を発生させる。

ところで環形螢光ランプの単位ランプ電力当シの発生光
束、すなわち発光効率は次表に示すように外径の太きカ
ランプはど大きくなる。

このような従来の照明器具では、発光効率の低い小型の
ランプ５にも発光効率の高い大型のランプ４と同様にそ
の定格電力を消費させておυ、さらに内側の小型ランプ
５で発光した光は外側の大型ランプ４が障害となって照
明器具の側面方向に有効に照射されにくいことと併せて
照明器具全体の効率が低いという欠点があった。

〔発明の概要〕

この発明は、上記従来の欠点を除去するためになされた
もので、同心的に近接配置される複数の環形螢光ランプ
のうち、外径が最大のランプを定格光束値以上の増光率
で点灯する一方、残余のランプを定格光束値に対する設
定光束値の比を上記増光率未満になるように構成するこ
とにより、器具効率の高い多灯用照明器具を提供するこ
とを目的とする。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の実施例について説明する。第３図はこ
の発明の一実施例を示す回路図で、従来例と同一または
相当部分には同一符号を付しその説明を省略する。この
図において、１３は高周波電源装置、１４は全波整流を
行う整流回路であシ必要に応じて平滑回路を含む。１５
は直流電力を高周波電力に変換するインバータ、１５Ａ
、１５Ｂは一対のトランジスタ、１５Ｃは高周波チョー
クコイル、１５Ｄ、１５Ｅはペース抵抗、１５Ｆは共振
用コンデンサ、１５Ｇは出カドランスでありここではリ
ーケソトランスで成っている。１５Ｈは帰還巻線、１５
に、１５Ｊは一次巻線、１５Ｉは二次巻線、１６は入力
タップ１６Ｆ、１６Ｆを有し、同一極性に巻かれた巻線
１６Ｃ，１６Ｄと出力端子１６Ａ、１６Ｂとを備えた分
流器、１７は限流チョーク、１８は切換スイッチで１８
Ａ。

１８Ｂはそれぞれ全光、調光接点である。なお、この図
では省略しであるが、ランプ４，５の電極は必要に応じ
て、例えば出カドランス１５Ｇに設けた予熱巻線で予熱
されるようになっている。さらに、ランプ４，５は第１
図に示したものと同様に配設されており、ランプ４，５
は例えば環形螢光ランプ４０Ｗと３２Ｗの場合について
説明する。

以上の様に構成された装置において、交流電源６が投入
されると、インノ々−夕１５は、帰環巻線１５Ｈの作用
によ勺周知の如くトランジスタ１５Ａ。

１５Ｂが交互に開閉し、出カドランス１５Ｇに正弦波状
の高周波電圧を発生する。このとき共振コンデンサ１５
Ｆは出カドランス１５Ｇの巻線インダクタンスと共振回
路を形成し、インバータ１５の周波数を支配する。この
とき切換スイッチ１８が全光接点１８Ａに接続されてい
ると、前記高周波電圧によシ、始動電圧が低いランプ例
えば３２Ｗランプ５が点灯する。ランプ５の放電電流に
よって巻線１６Ｄに発生した電圧が巻線１６Ｃとの巻数
比に従って昇圧され４０Ｗランプ４に印加して点灯させ
る。また、このとき二次巻線１５Ｉの出力電流は分流器
１６の巻線１６Ｃ，１６Ｄの巻数比に反比例して分流さ
れそれぞれのランプ４，５のランプ電流となる。これら
ランプ４，５はランプ電流の定格が等しいので二次巻線
１５Ｉの出力電流をランプ４，５の定格電流の２倍に設
定し、巻線１６Ｃの巻数を巻線１６Ｄの巻数よシも少な
くすれば、４０Ｗランプ４のランプ電流は定格値よりも
増加し、光束も定格光束値以上の増光率（設定光束値／
定格光束値）で点灯される。一方ランプ５の電流は定格
値よシも減少し、光束も減少して調光点灯となる。

このように発光効率の低い３２Ｗランプ５の電力を減じ
、発光効率の高い４０Ｗランプ４の電力を増加させるこ
とにより器具効率を向上させることができる。

また増光調光したランプ４，５の設定光束値の合計値を
２灯のランプ４，５の定格光束値の合計と等しくなるよ
うに設定するとほぼ同じ電力で被照面照度を効率よく上
昇させることができる。

そして切換スイッチ１８が調光接点１８Ｂに接続される
と巻線１６Ｃの巻数はさらに減少してランプ４のランプ
電流をさらに増加させようとするが、限流チョーク１７
を適当に設定することによ勺、前記の全光点灯と同じラ
ンプ電流、光束値にすることができる。−１巻１ｉ！１
６Ｄの巻数は増加し、限流チョーク１７によシニ次巻線
１５Ｉの出力電流も減少するためランプ５のランプ電流
はさらに減少して調光度が深く表る。この場合も前記の
全光点灯と同様に被照面照度の低下も２灯の定格光束の
和の減少率に比較すると小さくなシ、器具効率を高くす
ることができる。また、この調光点灯時のランプ４の光
束値は必ずしも全光点灯時と等しくする必要はなく限流
チョーク１７と入力タップ１６ｇにより適当に定格の光
束値よシも大きくなるようにすれば同様の効果がある。

さらに全光接点１８Ａが接続された全光点灯において、
ランプ５は必ずしも定格光束以下の調光点灯である必要
はなく、ランプ４の増光率よシ低い増光率であっても同
様の効果がある。

なお、上記実施例では照明器具内の２灯の螢光ランプの
配置を第１図に示すものと同様に同一平面上としたが、
２０Ｗと３０Ｗ螢光ランプの組合せなど同一平面上に配
置が不可能な場合もあシ、この場合上下いずれかに小型
のランプをずらして配置した例で試みたが、ランプ間距
離が１０ｃＩＩＬ以下ならば同様の効果が得られた。

さらに上述した実施例ではランプを高周波電圧で点灯す
る場合について説明したが、これに限定されることなく
、例えば第２図に示すようにチョークコイル９，１０を
安定器として用い商用電源でそのまま点灯する場合にも
同様の効果があるが、高周波で点灯するとランプの発光
効率が向上するため増光点灯してもランプ電流は商用点
灯の場合よシ少なくてよく、したがって増光点灯時の光
束が商用電源で点灯した場合の１５０％程度以下であれ
ば増光点灯によるランプ寿命に与える影響も少々い。

また高周波点灯で増光した場合、本発明者らが先に発表
（昭和５２年度照明学会全国大会予稿集Ｐ２７）ｌ、た
ように商用周波で増光した場合よＱも発光効率の低下が
少なくてすむという利点もある。

さらに調光点灯時の２灯の光束の和が多くない場合は、
ランプ４の増光率を大きくし所定の光束を発生させ、例
えば第３図に示す切換スイッチ１７と連動して調光点灯
時にランプ５を短絡する接点を設ける等の方法でランプ
５を消灯するようにすれば、さらに効率のよい多様な照
明が可能と々る。

そして、ランプ４，５を増光、調光点灯することによる
ランプ輝度の差は内側のランプ５よシも外側のランプ４
の輝度が高くなっているためセード３の外からは判別で
きず、また外側ランプ４の輝度が高いことがらセード３
の意匠が鮮明で、外観も向上する。

なお、ランプ４，５を高周波で点灯する回路は実施例に
限定されるものではなく、ランプ５を増光状態で点灯で
きるものであればよい。また、螢光ランプは２灯に限ら
す３灯以上でも同様の効果が得られる。

〔発明の効果〕

以上説明したようにこの発明によれば、最大環形螢光ラ
ンプを定格光束以上の増光率で点灯するとともに、残余
の螢光ランプの定格光束値に対する設定光束値の比が前
記増光率未満になるように構成したので、照明器具の効
率が向上するという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は一般的な多灯用照明器具を示す断面図、第２図
は同多灯用器具の回路図、第３図はこの発明の一実施例
による多灯用器具の回路図である。 ２・・・照明器具本体、３・・・セード、４，５・・・
環形螢光ランプ、９．１０・・・チョークコイル、１３
・・・高周波電源装置、１５・・・インバータ、１６・
・・分流器、１８・・・切換スイッチ。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。 代理人　大　岩　増　雄 手続補正書（自発） ２０発明の名称 多灯用照明器具 ３、補正をする者 代表者片山仁へ部 ５、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 ６、　補正の内容 明細書１０頁１７行の「ランプ５」を１ランプ４」と訂
正する。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）外径が異なる複数の環形螢光ランプを同心的に近
   接配置した多灯用照明器具において２、前記複数の環形
   螢光ランプのうち最も外径の大きな最大環形螢光ランプ
   をその定格光束値以上の増光率で点灯するとともに、残
   余の環形螢光ランプの定格光束値に対する設定光束値の
   比が前記増光率未満になるように構成したことを特徴と
   する多灯用照明器具。
2. （２）全環形螢光ランプの設定光束値の和が前記全環形
   螢光ランプの定格光束値の和にほぼ等しくなるように設
   定したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の多
   灯用照明器具。
3. （３）少なくとも最大環形ランプを高周波点灯するよう
   にしたことを特徴とする特許請求の範囲第１項または第
   ２項記載の多灯用照明器具。