JPS5940465B2 - ゴルフ練習器 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明ＩＪ狭い場所でゴルフのスイング練習が出来る
ゴルフ練習器に関するものである。

従来ある狭い場所で出来る、ゴルフ練習器（Ｊ単（こボ
ールを回転させるか、ボールの飛ぶ範囲を制限したのみ
のもので精密な飛距離、方向等を測定するｆこは難点が
多く、これらが出来るものは広い場所と価格的ｆこ高価
な設備が必要であった。

本発明（コクラブを振るだけのスペースで自分のスイン
グを修正するｆこ足りるデーターを測定して表示し、狭
い場所でのゴルフ練習（こ便ならしめんとするものであ
る。

即ち、本発明（Ｊ、弾性を有するボール保持体と、この
ボール保持体上に載置されるゴルフボールと、ボール保
持体及びゴルフボールの各々に連結される複数の線条と
、各線条の他端ｆこ連結された抵抗体と該抵抗体を弾性
する伸縮可能な弾性体と、抵抗体の移動の大きさを検出
する接触導通片とを備えた引張力検出装置と、該検出装
置からのデータを演算する演算装置とからなることを特
徴とするゴルフ練習器を要旨とする。

以下、本発明の実施例を図面に基き説明する。

第１図は、本発明のゴルフ練習器の斜視図で、１はゴル
フボール、２はボール保持体、３はスタンスの表示、４
はディスプレーである７、第３図は本発明のゴルフ練習
器ｆこ於ける打撃力検出機構を示すもので、ゴルフボー
ル１ｒこは第２図１こ示すように不実施例では、ボール
保持体２ｆこ接触する部分５ｔ６，７，８ｉこ各々線条
９が固定され、これら線条９は各々引張力検出装置１０
ａ〜１０ｄｌこ接続されて打撃のショックでのゴルフボ
ール１の飛び上がりがあまり大きくない様適当（こ引く
力が加わる様調整されている。

さらにボール保持体２ｆこ（コ第３図（こ示す様に線条
１１と引張力検出装置１２ａ〜１２ｄが接続されてボー
ル１を打った時ボール保持体２のしなう大きさが適当で
ある様各引張力検出装置１２ａ〜１２ｄの引力で調整さ
れている。

第４図は本発明の実施例での引張力検出装置１０ａ〜１
ｏａ 、１２ａ１２ｄの断面図であるが、クラブでボ
ール１１こ打撃を加えた場合ボール１の飛び上がりと回
転、ボール保持体２のしなう大きさｆこより各引張力検
出装置１０ａ〜１０ｄ。

１２ａ〜１２ｄに引張力が加イつり引張力検出装置内の
スプリング１３が伸びる。

この伸びる力が抵抗体１４の位置を移動させその移動の
大きさを接触導通片１５で検出し出力コネクター１６よ
り電気的な出力（電気抵抗値）として取り出す。

各引張力検出装置１０ａ〜１０ｄ、１２ａ〜１２ｄより
の出力信号（電気抵抗値）は演算装置、例えばマイクロ
コンピュータ−ｆこ入力され（第５図）、該信号（アナ
ログ信号）は、Ａ／Ｄコンバーターｆこより、時分割さ
れたデジタル信号ｌこ変換され、中央演算子（ＣＰＵ）
により常時モニターされる。

尚第５図において各種レジスター、バッファー等は省略
され、クロックジェネレーター、システムコントローラ
ー等ＬｔＣＰＵｌこ含まれる。

第５図の系統図を詳細ｆこ図示すると第６図の如くなる
。

同図中、ＣＧ？ｉキャラクタ−ジェネレーターを、ＡＤ
及びＡＤ、〜Ａ Ｄ３Ｌ！アドレスデコーダーを、１０
ａ、１０ｂ、１０ｃ、１０ｄ、１２ａ。

１２ｂ、１２ｃ、１２ｄは引張力検出装置を、ＡＤＣ，
〜Ａ Ｄ Ｃ３１コＡ／Ｄコンバーターを、３８Ｂ１〜
３８Ｂ３１−Ｊ３ステイトバッファーを、ＤＢ？ｊデー
クーバスを、ＡＢＬＥアドレスバスを、ＣＢ？ｊコント
ロールバスを、ＣＰＵＬｆ中央演算子を各々示す。

次ｆこ本発明ｌこおける引張力検出の原理を説明する。

引張力検出装置１０ａ〜１０ｄ、１２ａ〜１２ｄは、抵
抗体１４端部がスプリング１３１こよって支持されてい
るため、ゴルフボール１に打撃を加えた場合、該ゴルフ
ボール１及び、ボール保持体２の動きとスプリング１３
の復元力とｆこよって、ゴルフボール１が所定位置に静
止するまで、抵抗体１４は減衰振動し、その結果出力コ
ネクター１６からは第９図Ａ、Ｂ／こ示すアナログ信号
（出力抵抗値）が得られる。

すなわちゴルフボール１が静止しているとき（Ｊ引張力
検出装置１０ａ〜１０ｄ。

１２ａ〜１２ｄ）こおける接触導通片１５（コ、抵抗体
１４のはゾ中央に位置しく第４図）、このとき出力コネ
クター１６からは一定の値の信号（初期抵抗値：Ａｏが
出力されているが、ゴルフボール１の打撃ｌこより、線
条９．’Ｉｌｌこかかる引張力が変化し、最初にスプリ
ング１３を引張る方向に抵抗体１４の位置変化が生じる
と、第９図Ａ１こ示すように出力コネクター１６より得
られる抵抗値は初期抵抗値二Ａｏより減少し、加わった
引張力の変化とスプリング１３の張力がつり合うとスプ
リング１３の復元力ｆこより抵抗体１４は、初期位置１
こ向って引き戻され、出力コネクター１６より得られる
抵抗値は次第１と初期抵抗値：Ａｏｆこ向って増大する
が、ゴルフボール１、スプリング１３等の慣性ｌこより
、抵抗体１４（Ｊ初期位置Ｉこ停止せず、スプリング１
３を押す方向に位置変化するため、出力抵抗値（」、初
期抵抗値：Ａｏよりも増大し始め、該慣性力がスプリン
グ１３の力とつり合うと、抵抗体１４１」スプリング１
３Ｉこよって初期位置方向へ押し戻され、出力抵抗値は
次第１こ初期抵抗値：Ａｏｆこ向つて減少する。

このようなくり返しによって出力抵抗値の変化は次第；
こ減衰して一定の抵抗値（初期抵抗値’ ＡＯ） ｔこ
収束する。

また打撃１こより、最初１こスプリング１３を押す方向
ｆこ抵抗体１４の位置変化が生じた場合、出力コネクタ
ー１６より出力される出力抵抗値の変化は第９図Ｂ１こ
示す減衰曲線となる。

上記のよう（こゴルフボール１ｆこ加わる打撃ｌこよる
線条９，１１１こかかる引張力変化（こより、引張力検
出装置１０ａｌ ｏａ 、１２ａ〜１２ｄから（」、第
９図Ａ、Ｂｌこ示した減衰曲線ｆこ従った出力が得られ
るが、減衰時間（抵抗値の変化が生じてから、該変化が
初期抵抗値１こ収束するまでの時間）は、打撃力、打撃
力の加わる方向等（こよって一定しないため、後述する
、飛距離、方向、回転力、回転方向等を算出するための
デークーとして、上記抵抗値の変化をそのまま用いる（
こ［１工具合があり、従ってマイクロコンピュータ−（
こ入力された、抵抗値変化は、コンピューター内部でソ
フト的ｆこ処理される。

すなわち、各引張力検出装置１０ａ〜１０ｄ、１２ａ〜
１２ｄからマイクロコンピュータ−ｆこ連続的ｌこ入力
される抵抗値（アナログ信号） Ｉｔ Ａ ／ ４）コ
ンバーターｆこよって時分割されて、デジタル信号ｆこ
変換され、ｃｙｒ’ｕｃ＊、該デジタル変換された入力
抵抗値を初期抵抗値：Ａｏと比較するとともｔこ、該入
力抵抗値が初期抵抗値：Ａｏ以下の抵抗値（引張力検出
装置の抵抗体が線条により引かれる方向の引張力が生じ
た場合の抵抗値）であり、かつ初期抵抗値：Ａ−ｏｊこ
等しい抵抗値が一定時間以上継続した後１こ上記条件１
こ合致する抵抗値が入力された場合のみ、該入力抵抗値
と初期抵抗値：Ａｏとの差（抵抗値変化）が積算処理さ
れる。

更（こ、ゴルフボール１が静止状態（こあるにもかかわ
らず、ボール保持体２等の揺動や振動等ｆこより引張力
検出装置１０ａ〜１０ｄ、１２ａ〜１２ｄより出力され
る抵抗値変化を打撃のデータとして積算する誤動作を防
止するためｆこ上記の条件Ｉこ合致するとともｔこある
一定の抵抗値：Ａ１以下の抵抗値と初期抵抗値：Ａｏと
の差のみを積算するような処理が施されることが好まし
く、この場合第９図斜線部分が積算して碍られる。

この上う１こ、打撃１こより引張力検出装置１０ａ〜１
０ｄ、１２ａ〜１２ｄより出力された抵抗値変化（Ｊ、
コンピューター内部で、あらかじめ設定された条件（こ
従って比較判別され、該条件１こ合致する抵抗値変化の
みが選択されて積算され、該積算抵抗値によって表わさ
れた打撃データ（」、実験的ｆこ求められた積算抵抗値
と引張力との関係ｆこ基き、該抵抗値ｆこ対応する引張
力に換算が行なわれる。

またゴルフボール１の回転を検出する場合１こは上記の
ようｆこ積算を行なった抵抗値を引張力に換算する方法
の他（こ、初めてＡ１以下の抵抗値が、検出された時点
から一定時間： １． 、１２経過後の抵抗値（第９図
）を測定し、該抵抗値と初期抵抗値：Ａｏとの抵抗値差
を用い、該抵抗値差の大小を引張力の大小ｆこ換算を行
なう方法が用いられる。

次ｌこ打撃（こよりゴルフボール１（こ加わる診ボール
−の初速、打上げ角度、回転力、回転方向等から、該ボ
ール１の地方向、飛距離等を算出する原理ｔこついて説
明する。

ここで各引張力検出装置１０ａ、１０ｂ、１０ｃ。

１０ｄ、１２ａ、１２ｂ、１２ｃ、１２ｄ（尚、第３図
（こ示す矢印（１ボールの飛ぶ方向を示している）１こ
加えられた引張力を各々ｆ １０ａ 、ｆ １０ｂ。

ｆｌＯｃ、ｆｌＯｄ、ｆ１２ａ、ｆ１２ｂ、ｆ１２ｃ。

ｆ１２ｄとするつまずボール１の初速■。

（′Ｊ、ボール−に加えられた打撃力（ｆ １０ ａ＋
ｆ １０ ｂ十ｆ１０ｃ＋ｆ１０ｄ＋ｆ１２ａ＋ｆ１２
ｂ＋ｆ１２ｃ十ｆ１２ｄｌこ相当する力と仮定する）が
全てボール１の運動エネルギーに変換されたものとする
と、Ｆ＝ＬＭＶ、）”ｔなわちＶ。

＝ Ｖ■７丁（Ｆ −打撃力、Ｍ−ボールの重量）！こ
より与えられる。

よってこの計算式をコンピューターｆこ入れておけばボ
ール１の初速（」計算される。

ボール１の打上げ角度θは、ｆＡ＝ｆ１２ｃ＋ｆ １２
ｄ−ｆ １２ａ−ｆ １２ｂ 、 ｆＢ＝１０ｃ＋ｆ
１０ ｄ−−ｆ１０ａ−ｆ１０ｂとしてＵ＝ｆＡ−ｆＢ
の値Ｕより第８図ｆこ示すボール１の打上げ角度θ１〜
θ４を予め決めておき、マイクロコンピュータ−のメモ
リーｆこ入れておき、この値と実際ｆこ本発明（こよる
ゴルフ練習器のボールを打撃したときの値Ｕとを比較す
ること１こより打上げ角度θを決定する。

このとき打上げ角度を細分する場合（コ比例分割して打
上げ角度を修正することができる。

このときθ１〜θ４の範囲は精度によりθ１〜θ４と細
分することができるものとする。

ボール１の飛距離１一般的な真空中ｆこ於ける物理公式
Ｒ＝ ＬＶｏ”ｓｉｎ ２θ（ｇ：重力加速度）１コよ
り算出できるので、この公式をコンピューターに入れて
おけば前述したように決定された初速Ｖ。

及び打上げ角度θより飛距離が算出される。

ボール１が左右ｌこ飛ぶ場合、即ちスライス１、フック
する場合はボール１の回転力、回転方向を考慮１こ入れ
なければならない。

ボール１がスライスする場合（第７図に示すＢ範囲（こ
ボールが飛ぶ場合）はボール１に右回りの回転力及び回
転方向が加わっているので、ボール１を打撃した直後の
任意時間１１．及びｔ２においてはｆ １０ｄ＞ｆｌＯ
ｃ。

ｆ１２ｄ＞ｆ１２ｃの関係があり、引張力変化を時間（
こ対してのパルスデータとして検出しｆ Ｍｌ。

−ｆ １０ｄ−ｆ １０ｃ（ｔ１時（こ於ける値）、１
Ｍ２−ｆ １０ ｄ ｆ １０ ｃ （ｔ２時１こ於
ける値）、１Ｍ３−ｆ１２ｄ−ｆ１２ｃ（ｔ、時ｌこ於
ける値）、ｆＭ４−ｆ１２ｄ−ｆ１２ｃ（ｔ２時１こ於
ける値）とすれば゛、ボール１の回転力はｆＭ＝ｆＭ、
＋ｆＭ２十ｆＭ３＋ｆＭ４で表わすことができる。

よってボール１がスライスする（即ち、右方向に回転す
る）時（４回転力ｆＭの値（こ対するボール１の飛ぶ方
向を第７図１と示すようｌこ予め決めて、コンピュータ
ーのメモＩＪ ｌこ入れておき、この値と実際（こ本
発明１こよるゴルフ練習器のボール１を打撃したときの
回転力ｆＭとを比較することによりボール１の飛ぶ方向
が決定される。

又、前述した飛距離Ｒより第７図１こ示すＢの方向のど
の距離範囲Ｂ１〜Ｂ１□にボール１が飛ぶかをも分析で
きる。

同様ｌこしてボール１がフックする場合（第７図（こ示
すＣ範囲ｆこボールが飛ぶ場合）も決定する。

この時Ｂ１〜Ｂ１７ ＋ Ｃ１〜Ｃ１□の範囲は測定精
度の範囲内で更に細分することができ、ボール１が直進
する方向Ａ（第７図）の巾も測定精度ｆこよって増減さ
れる。

以上のような力学的原理に基く計算式に、現実の打撃の
際ｌこ生じる計算式からのズレを、補正項として加えて
計算した結果とボールの落下位置との関係をあらかじめ
、コンピューターのメモリーｆこ記憶させておき１、コ
ンピューター１と記憶されている計算結果と各引張力検
出装置１０ａ〜１０ｄ。

１２ａ〜１２ｄより検出された引張力の値（打撃データ
）により計算された結果とを比較し、加えた打撃ｆこ対
応したゴルフボール１の飛距離、方向、回転力、回転方
向、初速等ＩＪディジタルディスプレー、映像的なディ
スプレー等のディスプレー４や必要ｌこ応じてＸ−Ｙプ
ロッター上１と表示される。

又スライス、フック等ゴルフスイング上望ましくないボ
ールの回転が出た場合はその状況が表示される。

本発明の実施例で引張力検出装置１０ａ〜１０ｄ。

１２ａ〜１２ｄｔこおいてスプリング１３と抵抗体１４
が組合わせｌこなっているがこれら（」スプリング１３
Ｉこおいて（４バネ鋼以外の他の弾性体又（」ベローで
代用出来るし、抵抗体１４はポテンショメーター、又（
Ｊ光電１こよる方法でＬＥＤ、フオソトセンサーの組合
わせによっても出来る。

ボール保持体２（こおいてもバネ鋼以外の他の材料Ｅこ
よる弾性体で代用出来る。

又形状もら線状から棒状、筒状でもよい。

尚これらの材質の硬度ｆこよりクラブヘッドの保護のた
め第３図に示す様１こ保護カバー１７を取りはける。

以上説明したようｆこ本発明１こよればゴルフボールを
打った時、ボール保持体がしなう大きさとゴルフボール
が飛び上がる力、ゴルフボールの回転力を検出すると共
１ここの検出したテ゛−夕をもと（こ固定された手順ｔ
こよる計算装置又（Ａマイクロコンピュータ−でゴルフ
ボールの飛距離、方向、回転力、回転方向、初速等を計
算し表示することができるので、適確なゴルフの練習を
行なうことができ、実用上極めて有益な発明である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図（４全体斜
視図、第２図はゴルフボールｌこおける保持体接触面（
こ線条Ｅこ取寸けた状態を示す説明図、第３図（１本発
明ゴルフ練習器の内部機構の基本構造を示す斜視図、第
４図（コ引張力検出装置の縦断面図、第５図（コ計算装
置の電気的な系統図、第６図（４第５図を詳細に表わし
た電気系統図、第７図（４ボールの飛ぶ方向を示す説明
図、第８図（１ボールの打上げ角度を示す説明図、第９
図は引張力検出装置からの出力抵抗値の変化を示すグラ
フである。 １・・・・・・ゴルフボール、２・・・・・・ボール保
持体、３・・・・・・スタンスの表示、４・・・・・・
ディスプレー、５゜５．７，８・・・・・・ゴルフボー
ルの線条固定位置、９゜１１・・・・・・線条、１０ａ
、ｉｏｂ、１０ｃ、１０ｄ。 １２ａ 、１２ｂ 、１２ｃ 、１２ｃｌ−、−・−引
張力検出装置、１３・・・・・・スプリング、１４・・
・・・・抵抗体、１５・・・・・・接触導通片、１６・
・・・・・引張力検出装置出力コネクター。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 弾性を有するボール保持体と、このボール保持体上
   Ｆこ載置されるゴルフボールと、ボール保持体及びゴル
   フボールの各々ｆこ連結される複数の線条と、各線条の
   他端に連結された抵抗体と該抵抗体を弾持する伸縮可能
   な弾性体と抵抗体の移動の大きさを検出する接触導通片
   とを備えた引張力検出装置と該検出装置からのデータを
   演算する演算装置とからなることを特徴とするゴルフ練
   習器。