JPS59171864A - ビリルビン定量用多層分析要素 - Google Patents

ビリルビン定量用多層分析要素

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JPS59171864A
JPS59171864A JP4554783A JP4554783A JPS59171864A JP S59171864 A JPS59171864 A JP S59171864A JP 4554783 A JP4554783 A JP 4554783A JP 4554783 A JP4554783 A JP 4554783A JP S59171864 A JPS59171864 A JP S59171864A
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茂 長友
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    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/72Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving blood pigments, e.g. haemoglobin, bilirubin or other porphyrins; involving occult blood
    • G01N33/728Bilirubin; including biliverdin

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ビリルビン定量用多層分析要素に関するもの
である。さらに詳しくは本発明は、液体試料中のビリル
ビンを乾式にて簡易、迅速かつ高精度にJl11定する
ために利用される多層分析要素に関するものである。
生体液中の胆汁色素の主成分であるビリルビンは、赤血
球中のヘモグロビン由来のヘムの分解により血清中で生
成し、続いて肝臓に取り込まれた後グルクロン酩包合体
等となって胆汁中に***される。血清中のビリルビンは
ヘモグロビン分解量の増加や肝臓機能の低下により増加
するため、ビリルビンの定量分析は臨床病理学的診断に
必須の検査項目とされている。
血清中のビリルビンの定量には、ヒリルビン固有の黄色
を吸光度測定により定量する方法およびVan den
 Berghにより見い出されたエールリッヒ(Ehr
lich)反応を応用したジアゾ化スルファニル酸(p
−スルホベンゼンジアンニウム、エールリッヒ試薬)と
ビリルビンとのカンプリング反応により形成される赤色
アゾビリルビンを比色定量する方法(一般に「ジアゾ法
Jと呼ばれている)等が知られている。
なお、血清中のビリルビンの定量方法に関しては石井編
「臨床検査技術全書」第6巻、332〜350ページ(
医学書院1975年発行)に詳しく記載されている。
ジアゾ法についてさらに詳しく述べる。
上述したヘムの分解により血清中に生成するビリルビン
は遊離ビリルビンと呼ばれ、それ自身は疎水性であるが
、血清アルブミン分子に吸着結合されて血清中に溶解し
ている。一方、肝臓に到達したM#′ビリルビンは、肝
臓内にて酵素作用によりグルクロン酸と共有結合を新た
に形成してグルクロン酸に包合され、グルクロン酸の親
水性基の働きにより水溶性が高められたグルクロン酸包
合ビリルビンとなる。また、生成メカニズムについては
不明であるが、血清アルブミンと共有結合した水溶性の
高いビリルビン成分も知られている(J、 J、 La
uff et al、 : Cl1nical Che
mistry 28(4)、 829−837(198
2))。
このような各種ビリルビンのうち、水溶性の高い包合ビ
リルビンやアルブミン結合ビリルビンはシアゾニウム塩
と容易に反応してアゾビリルビンを形成し、直ちに比色
定量されるので直接ビリルビンと呼ばれる。一方、疎水
性の高い遊離ビリルビンは、カフェイン、安息香酸ンー
ダ、酢酸ソーダ、タイフィリン(dyphylline
、 C,A、 RegistryNo  [479−1
8−51)、尿素、ノニオン界面活性剤、アラビヤゴム
、アルコール、酸アミド、スルホキシド等の反応促進剤
を添加することによりカンプリング反応が促進され、ア
ゾビリルビンとなる。
以上の理由により、遊離ビリルビンの定量は通常、まず
反応促進剤を液体試料に加えて、比色定量法により総ビ
リルビン量を求め、この測定値から反応促進剤を加えず
に求めた直接ビリルビン−量を差し引くことにより間接
的におこなわれる。このため、遊離ビリルビンは間接ビ
リルビンとも呼ばれている。
ジアゾ法によるビリルビン定量法は、下記の文献にも詳
しく述べられている。
M、 Michaelsson: 5can、 J、 
Cl1n、 Lab、 Invest。
: 13 (Suppl、)、  1−80(1961
); H,Malloy: J。
Biol、 Chem、、 119.481(1939
) ; Z、 K、 5hihabiat al、 :
 American Journal of Medi
cal Technolgy 以上述べてきたビリルビンのジアゾ法による定量を、取
り扱い操作の容易な乾式分析要素を使って実施する試み
は数多く報告されている。それらに関する記載は、たと
えば、特公昭53−28119号、特開昭54−330
94号、同55−44992号、同56−10255号
、同56−30503号、同57−23859号ナトノ
各公報に見られる。
一方、非繊維等方多孔性展開層を利用して分析精度の向
上を図ったビリルビン定量用多層分析要素についても既
に研究がなされており、これらについては、特公昭57
−25783号、特開昭53−’89797号、同57
−37262号、同57−110942号などの各公報
に記載されている。ただし、これらの各公報に記載され
ている非繊維等方多孔性展開層を利用するビリルビン定
量用多層分析要素は全てジアゾ法によらない定量系を利
用している。また、これらの多層分析要素は蛋白質共有
結合性ビリルビンのような難拡散性ビリルビン成分を検
出できない欠点を有するので、総ビリルビン定量用とし
ては適当ということはできない。
本発明の第一の目的は、ジアゾ法ン利用し、乾式にて総
ビリルビンの定量を可能にする多層分析要素を提供する
ことにある。さらに詳しくは、雑詠動性・難拡散性のビ
リルビンが多孔性の試薬層内で充分に拡散して高い効率
でジアゾニウム塩とカップリング反応をおこすように設
計された高感度のビリルビン定量用多層分析要素を提供
することにある。
本発明の第二の目的は、ジアゾニウム塩を酸性バインダ
ーで保護することにより、ジアゾニウム塩の保存性と安
定性を向上させたビリルビン定量用多層分析要素を提供
することにある。
本発明の第三の目的は、ジアゾニウム塩の保存性と安定
性を低下させることなく、カップリング反応を緩衝でき
る高発色性かつ高安定性のビリルビン定量用多層分析要
素を提供することにある。
本発明は、液体試料中のビリルビンをジアゾ法により定
量する系を利用する分析要素において、(1)ビリルビ
ンと反応してアゾビリルビンを生成することのできるジ
アゾニウム塩および酸性バインダーを含有する多孔性試
薬層、 (2,)過剰量の液体成分を吸収する吸水層、および、 (3)液体不浸透性・光透過性の支持体、かもなる積層
体を含むことを特徴とするビリルヒン定jIi用多層分
析要素からなるものである。
以ドに本発明について詳しく説明する。
本発明は前記したように、従来技術ではアナライトであ
るビリルビンの一部を検知できない欠点を改^し、総ビ
リルビンを定量できるようにした多層分析要素に関する
ものである。
ビリルビンは通常、血清アルブミンに吸着された状#;
で、または血清アルブミンと結合して存在している。血
清アルブミンが通過できないようなポリマー膜を積層し
た多層構造からなる分析要素を使用する場合には、アル
ブミンとビリルビンとの結合を解離するカフェイン、安
、0、香酸ナトリウム、酢酸すトリウム等の解離剤によ
り血清を前もって処理する必、霊がある。従来の多層分
析要素はこれらの前処理の必要性から、展開層中1こ上
記の解離剤を含有している。しかしながら、これらの解
離剤はアルブミンと共イ1結合したビリルビンには無効
であり、その泳動性・拡散性を高めることはできなかっ
た。
すなわちビリルビン、総蛋白質、アルブミン、グロブリ
ン等の比較的分子−Yの大きい、あるいは疎水的な分子
構造をもつアナライトを定、jりするためには、アナラ
イI・が検出指示薬を含む試薬試薬層へ充分に泳動、拡
散し、指示薬との反応により検知可能な化学種に変換す
る必要がある。
低分子アナライトを従来の分析要素すなわち、濾紙、不
織布、ガラス繊維等の試薬にビリルビン検出指示薬とし
てジアゾニウム塩を含侵させた試験紙と非吸収性支持体
よりなる分析要素に適用する場合、点着される検体量を
試験紙のポ1°トボリューム(空孔体M)以下に押えれ
ば、通常高濃度の発色が得られることは知られている。
しかしアナライトが難拡散性の場合には、たとえ点着液
量を多くしても発色感度は悪い。
本発明は、吸水層の設置によりアナライトの難拡散性に
より生ずる従来の分析要素の欠点を解決し、高感度に発
色する新しい分析要素を開発したものである。すなわち
本発明の吸水層は、検体液中のアナライトを浸透させる
ことなく検体液の溶媒を吸収することによって試薬層に
拡散するアナライトの濃度を高め、これにより高分子量
のアナライI・(ビリルビン、アルブミン等)と指示薬
との反応効率を高める効果を有する層である。
吸水層は親木性ポリマーを主成分とする材料から構成さ
れるものであり、該層に浸透した水を強い水素結合によ
り取り込みやすい基を有し、膨部率が高く、かつ水に溶
解し難いポリマーを用いることが好ましい。
また、吸水層の膨潤率は約1.5〜約30の範囲にある
ことが好ましく、特に好ましい範囲は約2−5〜約20
である。ここでW間車とは、ポリエチレンテレフタレー
ト支持体上に各ポリマーからなる塗布膜を形成し、30
°Cにおいて膜を水で膨潤させ、平衡化させた後に測定
した膜厚と乾燥膜厚との比を意味する。
吸水層に用いられる親木性ポリマーとしては、非孔性で
W潤または他の性質を持つことにより水を吸収し保持し
うるポリマー、または架橋された分子鎖をもつゲル等で
微小空隙を持ち膨潤性を持つことにより水を吸収し、保
持しうるポリマーが挙げられる。
上記のような条件を満たす親木性ポリマーの具体例とし
ては、ゼラチン、デキストラン、デンプン、変性デンプ
ン等の天然高分子およびその架橋化物、あるいはヒドロ
キシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレ
ート、N−(ヒドロキシアルキル)アクリルアミド(例
、N−(3−ヒドロキシ)アクリルアミド等)等の親水
性の各種モノマーからなるホモポリマーあるいはコポリ
マー、またはアクリルアミドと上記モノマー等とのコポ
リマー、およびそれらの架橋化物等を挙げることができ
る。なかでもゼラチンが特に好ましい。これらのポリマ
ーの膨潤率の例を次に示す。
未硬膜化ゼラチン       約6〜約7硬膜化ゼラ
チン        約3〜約4ヒドロキシエチル変性
アガロース 約t 、 5デキスI・ラン      
   約2架橋化ポリアクリルアミド/ アカロース          約17ポリヒドロキシ
エチルアクリレート・ アクリルアミドゲル      約15架橋化ポリビニ
ルアルコール  約3〜約15また、本発明の吸水層に
は、塩基性ポリマーが含有されていることが好ましい。
この吸水層中の塩基性ポリマーは、多孔性試薬層に含有
されている酸性ポリマーと協働することによって試薬層
のpHを調整し、アナライトとジアゾニウム塩との反応
環境を緩衝する作用を示すため、本発明の分析要素によ
り達成される高精度の定量性を更に高めることができる
」二定の目的に用いることのできる塩基性ポリマーの例
としては、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、
N−ビニルイミダゾール、■−ビニルー3−アルキルー
2,3−ジヒドロイミダゾール(すなわち1−ビニル−
3−アルキル−4−イミダゾール)[好ましくは、1−
一ビニルー3−エチルー2,3−ジヒドロイミダゾール
、1−ビニル−3−メチル−2,3−ジヒ)・ロイミタ
ソール、1−ビニル−3−ベンジル−2,3−ジヒドロ
イミダゾール等]、2−ビニル−1−アルキルイミタゾ
ール[好ましくは2−ビニル−1−メチルイミタゾール
、2−ビニル−1−エチルイミダゾール、2−ビニル−
1−ベンジルイミダゾール等](ジアルキルアミノ)ア
ルキルアクリレ−1・[好ましくは、β−(ジメチルア
ミノ)メチルアクリレート、β−(ジメチルアミノ)エ
チルアクリレート、β−(ジエチルアミノ)エチルアク
リレート、β−モルホリノエチルアクリレート、γ−(
シメ′チルアミノ)プロピルアクリレ−he]、(ジア
ルキルアミン)アルキルメタクリレート[好ましくは、
β−(ジメチルアミノ)メチルメククリレ−1・、β−
(ジメチルアミノ)エチルメタクリレ−)・、β−(ジ
エチルアミノ)エチルメタクリレ−1・、β−モルホリ
ノエチルメタクリレート、γ−(ジメチルアミノ)プロ
ピルメタクリレート等] 、N−[(ジアルキルアミン
)アルキルコアクリルアミド[好ましくは、N−[(シ
メチルアミノ)プロピルコアクリルアミド等]、および
N−[(ジアルキルアミン)アルキル]メタクリルアミ
ド[好ましくは、N−[(ジメチルアミノ)プロピルコ
アクリルアミド等]からなる群より選ばれる一種以上の
不飽和結合を有するモノマーのホモポリマー、もしくは
上記のモノマーと他の不飽和結合を有するモノマーとの
コポリマーであるを挙げることができる。なお、「他の
不飽和結合を有するモノマー」の例としては、スチレン
、ジビニルベンゼン、アクリルアミド、N−置換アクリ
ルアミド、メタクリルアミド、N−置換メタクリルアミ
ド、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルおよび
N−ビニルピロリドンを挙げることができる。
これらの塩基性ポリマーは単独で使用してもよいが、あ
るいは前記のゼラチンなどの親木性ポリマーと混合して
用いることもできる。
吸水層の層厚は3〜50pLmの範囲にあることが好ま
しく、特に好ましい範囲はlO〜30’gmである。
本発明の多孔性試薬層のマトリックスを構成する材料の
例としては、高分子アナライトが容易に通過・拡散しう
る空間を有する濾紙、不織布、織物、ガラス繊維濾紙あ
るいはプラッシュポリマーより形成されるメンブランフ
ィルタ−等を挙げることができる。本発明の多孔性試薬
層は、ビリルビンと反応してアゾビリルビンを生成する
ことのできるジアゾニウム塩および酸性バインダーを含
有する」二足のような多孔性試薬層の材料を透明支持体
上に付設された吸水層に、たとえば湿式ラミネートする
方法などにより圧着し、一体化することにより得ること
ができる。
なお、本発明の多孔性試薬層のマトリックスを構成する
材料の例は上記のような材料に限られるわけではなく、
たとえば、特公昭53−21677号公報および米国特
許3,992,158号明細書記載の塗布により製造さ
れる非繊維等方多孔性層を利用することもできる。
本発明においてビリルビン検出指示薬として使用するジ
アゾニウム塩の例としては、湿式および乾式のジアゾ法
によりビリルビンを定量するために従来から知られてい
る各種のジアゾニウム塩を挙げることができる。
また、本発明で使用することのできるジアゾニウム塩の
他の例としては、アリール基に下記に記載するような特
定の置換基を有する難拡散性(耐拡散性)アリールジア
ゾニウム塩を挙げることができる。
アルコキシカルボニル基、アルキルアミンスルホニル基
およびアルキルアミノカルボニル基からなる群より選ば
れる少なくとも一個の置換基がアリール基に伺いている
アリールジアゾニウム塩であり、このアリールジアゾニ
ウム塩には、更にアルキル基およびアルコキシ基からな
る群より選ばれる少なくとも一個以上の置換基が含まれ
ていることか好ましい。
−1−記の難拡散性アリールジアゾニウム塩の具体例を
次に示す。
1)2−メトキシ−5−(テトラデシルオキシカルボニ
ル)ベンゼンジアゾニウム・テトラフルオロボレート 2)2−メトキシ−5−(テトラデシルオキシカルボニ
ル)ベンゼンジアゾニウム・ヘキサフルオロボレート 3)2−エトキシ−5−(ヘキサデシルオキシカルボニ
ル)ベンゼンジアゾニウム・テトラフルオロボレート 4)2−ドデシルオキシ−5−(エトキシカルボニル)
ベンゼンジアゾニウム・テトラフルオロホレート 5)2−7トキシー5−[β−(2′、4”−ジ−t−
アミルフェノキシ)エトキシカルボニル]ベンゼンジア
ゾニウム拳テトラフルオロボレー1・ 6)2−メトキシ−5−(N−ヘキサデシルスルファモ
イル)ベンゼンジアゾニウム・テトラフルオロボレート 7)2−プロポキシ−5−(N−テトラデシルスルファ
モイル)ペンセンジアゾニウムeペルクロレート 8)2−才クチルオキシ−5−(N−デシルスルファモ
イル)ベンゼンジアゾニウム・ヘキサフルオロフォスフ
ェート 9) 3 、5−ビス(ドデシルオキシカルボこル)ベ
ンゼンジアゾニウム・テトラフルオロボレー!・ 10) 3 、5−ビス(テトラデシルオキシカルボニ
ル)ベンゼンジアゾニウム・テトラフルオロボレート 11)2−メトキシ−5−(N−テトラデシルカル八モ
イル)ベンゼンジアゾニウム舎トシレート12)2−メ
トキシ−5− [N− (4−t−アミルフェノキシエ
チル)カルバモイル]ベンゼンジアゾニウム・1−ナフ
タレンスルフォネート+3) 4−ヘキサデシルオキシ
カルボこルベンゼンジアゾニウムやテトラフルオロボレ
ートj4) 4 − (N−ヘキサデシルスルファモイ
ル)ペンセンジアゾニウム・テトラフルオロボレーI・
15) 3−ヘキサデシルオキシカルボニルベンゼンジ
アゾニウム争テトラフルオロボレー1・IEI)3−(
N−テトラデシルカルバモイル)ベンゼンジアゾニウム
・テトラフルオロボレート+?) 2−メチル−5−テ
トラデシルオキシカルボニルベンゼンジアゾニウム・テ
トラフルオロボレー1・ 18)2−フチルー5−デシルオキシカルボニルベンゼ
ンジアゾニウム・テトラフルオロボレート19) 4−
 (N− [γ−(2”、4”−ジ−t−アミルフェノ
キシ)プロビルコヵルバモイル)ペンセンジアゾニウム
・テトラフルオロボレート20)4−[β−(2’,4
’−ジ−t−アミルフェノキシ)エトキシ]カルボニル
ベンセ゛ンジアジ゛ニウム拳テトラフルオロポレート 上記のようなアリールジアゾニウム塩は通常は分析要素
の試薬層に含有される。
なお、吸水層に塩基性ポリマーが含まれている場合には
多孔性試薬層に含有させるビリルビン検出指示薬として
,上記のような無拡散性ポリマーを用いることが好まし
い。
また、本発明において使用する酸性バインターは分析要
素内のジアゾニウム塩を安定に保存させる作用を右し、
また、吸水層に塩基性ポリマーが存在している場合には
、その塩基性ポリマーと協働することによって試薬層の
pHを調整し、アナライトとジアゾニウム塩との反応環
境を緩衝する作用をも示す。
酸性パインターの材料となる酸性ポリマーの例としては
、p−スチレンスルホン酸、アクリル酸、メタクリル酸
、マレイン酸、マレイン酪無水物、マレイン酎モノアミ
ド、マレイン酸モノエステル□、N−(スルホアルキル
)アクリルアミド [好ましくは、N−(β−スルホ−
し−ブチル)アクリルアミド等]、およびN−(スルホ
アルキル)メタクリルアミド[好ましくは、N−(β゛
ースルホーtーブチルメタクリルアミド等]からなるR
Yより選ばれる一種以上の不飽和結合を有するモノマー
のポリマー、もしくは上記のモノマーと他の不飽和結合
を有する七ツマ−とのコポリマーを挙げることかできる
。ここで、「他の不飽和結合を有するモノマーJの例と
しては、前述の塩基性ポリマーに関する同様な記載にお
いて例示した各種のモノマーを挙げることができる。
また、酸性ポリマーは、骨格を形成する高分子カルボン
酸が、繰り返し単位としてカルボキシル基およびエチレ
ン性不飽和二重結合を有する化合物から誘導された二価
基を有し、それらのカルボキシル基の少なくとも一部に
非イオン性界面活性剤がエステル結合を介して結合して
いるような高分子カルホン酸誘導体であってもよい。
上記の高分子カルボン酸誘導体においては、高分子カル
ホン酩部分に含まれる繰り返し単位のカルボキシル基お
よびエチレン性不飽和二重結合を有する化合物から誘導
された二価基が一般式(1): で表わされる二価基であることが特に望ましい。
」二足高分子カルボン酸誘導体は、たとえば、高分子カ
ルボン酸を予め製造し、その高分子力ルボン酸と、分子
中に水酸基を有する非イオン性界面活性剤とを、必要に
応じて触媒を用い、反応させることにより、高分子カル
ボン酸の分子中に多数台まれているカルボキシル基の一
部と、非イオン性界面活性剤の水酸基との間にエステル
化反応を起させ、これにより高分子カルボン酸のカルボ
キシル基の一部に非イオン性界面活性剤がエステル結合
を介して結合した高分子カルボン酸誘導体を製造するよ
うな方法により得ることができる。
高分子カルボン酸としては、アクリル酸共重合体、メタ
クリル酸共重合体、マレイン酸共重合体、マレイン醇モ
ノエステル(たとえば、マレイン酸のモノメチル、エチ
ル、プロピル、ブチル、アミル、エステル等)の共重合
体、イタコン醇共重合体、およびイタコン酸モノエステ
ル(たとえば、イタコン酸のモノメチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、アミル、エステル等)共重合体か代表的
である。
」二重の共重合体を生成するコモノマーとしては、アク
リル酸エステル(たとえば、メチル、エチル、プロピル
、ブチル、ペンチル、アミル、ヒドロキシエチルのエス
テル等)、アルキルビニルエーテル(たとえは、メチル
、エチル、プロピル、ブチルのビニルエーテル等)、ス
チレン、P−ヒドロキシスチレンおよびビニルI・ルエ
ンを挙げることかできる。
高分子カルボン酸誘導体は、繰り返し単位としてカルボ
キシル基およびエチレン性不飽和二重結合を有する化合
物から誘導された二価基を一般には約10〜90モル%
、好ましくは30〜60モル%含有している。高分子カ
ルボン酸誘導体は、およそ3万〜500万の範囲、好ま
しくは5万〜100万の範囲の分子量を有していること
か望ましい。
以下に記載する高分子カルホン酸は、」二重の高分子カ
ルボン酎誘導体の骨格を形成する高分子カルボン酸とし
て特に好ましいものである(括弧内は共重合比)。
(1)メチルビニルエーテル・マレイン1l=LIi合
体(50:50)、分子量約30万〜90万(2)スチ
レン・マレイン酸共重合体(50:50)、分子量約5
万〜20万 (3)マレイン酸・アクリル酸ブチル共重合体上記の高
分子カルホン酸はいずれも公知化合物であり、例えば以
下の方法によって製造される。
一般にカルホキシル基を有する千ツマ−1たとえば、ア
クリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸と、他のコモノ
マー、たとえば、メチルビニルエーテル、スチレン、ア
クリル酸エステルとを重合溶媒、たとえば、水、メタノ
ール、エタノール、酪酸エチル、トルエン、アセトン、
メチルエチルケトンなどの中で混合し窒素置換した後、
重合触媒、たとえば、過酸化ベンゾイル、アゾビスイソ
ブチロニ[・リルなどを添加し加熱下に攪拌して高分子
カルボン酸を得ることができる。
また、この種の高分子カルボン酸は市販品としても入手
可能である。たとえば、米国のGAF社からGANTR
EZ −ANの商品名で市販されている各種のメチルビ
ニルエーテル・無水マレイン酸共重合体をその一例とし
て挙げることができる。その製造法の詳細は、たとえば
、大津隆行、竹本喜−共著、「ビニル重合実験法」、共
立出版(1984年)に記載されている。
」二重の高分子カルボン酸誘導体に、高分子カルボン酸
に結合された状態で含有される非イオン性界面活性剤に
ついては、その分子中に水酸基を有するものであれば特
に制限はないが、非イオン性界面活性剤が一般式(■)
: +CH2CH2O営     (II)で表わされる繰
返し単位を含むものであることが望ましい。
また、」二重の非イオン性界面活性剤は、一般式(): %式%([[) [ただし、Rは、炭素数2〜22のアルキル基、炭素数
4〜12のアルキル基を置換基として有するアリール基
、炭素数9〜19のアルキル基を有するアルキルカルボ
ニルオキシ基、もしくは炭素数2〜22のカルボン酸に
より少なくとも1個の。
水酸基がエステル化されているソルビタン(1゜4−ア
ンヒトログルシト−ルまたは1.5−アンヒドロゲルシ
トール)、またはソルビト−ル(グルシト−ル)残基で
あり、モしてnは2〜40の整数である]を有するもの
であることが特に望ましい。
1−記の一般式(III)を有する非イオン界面活性剤
の例としては次のような化合物を挙げることかできる。
(1)ポリオキシエチレンアルキルエーテル(−1iQ
式(lI)においてRが炭素数2〜22のアルキル基で
ある化合物): たとえば、アルキル基が、エチル、プロピル、ブチル、
ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デ
シル、ウンデシル、ドテシル、トリデシル、テトラデシ
ル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オク
タデシル、ノナデシル、エイコシル、インプロピル、イ
ソブチル、インアミルなとのアルキル基で、−分子中に
含まれているオキシエチレン基の数が2〜40のもの。
(2)ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル(
一般式(III)においてRが炭素数4〜12のアルキ
ル基を置換基として有するフェニル基である化合物): たとえは、アルキル基が、ペンチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル
、l・リテラル、テトラデシル、ヘプタデシル、ヘキサ
デシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、エ
イコシル、イソブチル、イソアミルなどのアルキル基で
、−分子中に含まれているオキシエチレン基の数が2〜
40のもの。
(3)ポリオキシエチレンアルキルエステル(−1)Q
式(TJI ) ニおいてRが炭素数9〜19のアルキ
ル基を有するアルキルカルボニルオキシ基である化合物
): たとえば、アルキル基か、ノニル、デシル、ウンデシル
、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル
、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデ
シル、エイコシルなどのアルキル基で、−分子中に含ま
れているオキシエチレン基のVが2〜40のもの。
(4)ポリオキシエチレンンルビタン脂肪族カルホン醇
エステル(一般式(I)においてRが炭素数2〜22の
脂肪族カルボン酸により少なくとも1個の水酸基かエス
テル化されているソルビトール)1(である化合物): たとえば、脂肪族カルボン酸が酢酸、プロピオン酸、酪
酸、吉)?酸、カプリン酸、エナンl−酸、カプリル酸
、カプリン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酩、ステアリン酸、オレイン酸、アラキ
ン酸、ベヘン酪、インプロピオン酸、イソ酪酸、イソ吉
草酸、イソステアリン酸なとのいずれかであり、その1
個ないし3個によりエステル化されているソルビタン残
基を有し、かつ−分子中に含まれているオキシエチレン
基の数が2〜40のもの。
(5)ポリオキシエチレンソビトール脂肪族カルホン醇
エステル(一般式(I)においてRが炭素数2〜22の
脂肪族カルボン酸により少なくとも1個の水酸基がエス
テル化されているソルビト−ル残基である化合物): たとえば、脂肪族カルボン酸が酢酸、プロピオン酸、醋
酸、吉草酸、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、カ
プリン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、
パルミチン酪、ステアリン酸、オレイン酸、アラキン酸
、ベヘン酪、インプロピオン酸、イソ酪酸、イン吉草酸
、イソステアリン酸なとのいずれかであり、その1個な
いし4個によりエステル化されているソルビト−ル残基
を有し、かつ−分子中に含まれているオキシエチレン基
xの数が2〜40のもの。
(6)上記の(1)ないしく5)に例示された化合物の
うちで、オキシエチレン基のほかにオキシプロピレンツ
、(をさらに、ブロックもしくはランダム共重合体の形
yr!、二で含む化合物。
なお、本発明の耐性ポリマーは、ゼラチン、ポリビニル
アルコールなどの他の水溶性ポリマーとの混合物または
疎水性ポリマーの水性ラテックスとの混合物としても用
いることができる。
また、前記の高分子カルボン酪誘導体を酸性パインター
として使用する場合においても、他の高分子化合物と1
.H合して使用してもよい。たとえば、所望により、ポ
リスチレンスルホン酸、ポリ (2−アクリルアミド−
2−メチルプロパンスルホン酸)、ポリアクリルアミド
、ポリ−N−ビニルピロリドン、ヒドロキシエチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルセルロ
ース、カルホキジメチルセルロ−ス 高分子化合物と4昆合して使用することができる。
本発明の多孔性試薬層には、ジアゾニウム塩および酸性
パインター以外にも、さらに必要シこ応じてジアソカン
プリング反応促進剤や界面活性剤なとの試薬や他の物質
を含有させることかできる。
これらのシアジニウム塩、酸性バインターそして試薬等
を多孔性試薬試薬層に含有させるには、たとえば、これ
らの試薬の溶液を多孔性試薬層の材料に含浸する゛かま
たは塗布したのちしこ乾燥する方法を利用することがで
きる。あるいは支持体上(こ吸水層および試薬試薬層を
順次積層し、一体化した材料の最」一層に前記含浸液を
塗布し、乾燥する方法も利用することができる。
なお、本発明の多孔性試薬層(あるいは、所望によりそ
の上に設けられる多孔性試薬層)には、アナライトとシ
アジニウム塩との反応を促進する反応促進剤を含有させ
ることが好ましい。
すなわち、各種のビリルビンとジアゾニウム塩との反応
性は、ビリルビンの溶解性に著しく影響される。非包合
性の敵離ビリルビン(間接ビリルビン)は疎水性が高く
水溶性に劣るため、ジアゾニウム塩との反応速度が遅い
のに対し、包合性やアルブミン結合性ビリルビンは水溶
性が高く、ジアゾニウム塩との反応速度は速い。従って
、従来のジアゾ法に基づくビリルビンの定量においては
、各種のビリルビンにおける上記の反応速度の差を利用
して、直接ビリルビン(包含およびタンパク結合性ビリ
ルビン)と間接ビリルビン(遊離ビリルビン)とをそれ
ぞれ定量することが行なわれている。
本発明の分析要素においても同様に、同じ原理に基づい
て直接ビリルビンと間接ビリルビンとをそれぞれ定量す
ることが可能である。
しかしなから、総ビリルビン量を定量したり、また間接
ビリルビンを短時間に測定するためには、一般に反応促
進剤の汐加が必要となる。このような1]的に用いられ
る反応促進剤は各種の数置に記・成されており公知であ
り、その例としては、アルコール(例、メタノール、エ
タノール等)、カフェイン、安息香酸ナトリウム、酢酸
すトリウム、グイフィリン(7=(2.3−ジヒドロキ
シプロピルテオフィリン[479−18−5コ)、尿素
、アラビアゴム、非イオン性界面活性剤、酸アミド、ス
ルホキシF等である。
本発明の多層分析要素の液体不侵透性・光透過性の支持
体としては、多層分析要素の構成要素として従来より一
般的に知られている各種の透明材料からなる支持体を用
いることができる。そのような透明支持体の例としては
、ポリエチレンテレフタレート、ヒスフェノールAのポ
リカーボネート、ポリスチレン、セルロースエステル類
、ポリアクリレート類などの透明性の高い合成樹脂から
なる透明支持体を挙げることができる。これらの支持体
の層厚は一般に約50gmから約2mmの範囲から選ば
れるが、好ましい範囲は約80ALmから約300gm
の範囲である。
また、本発明の多層分析要素は前述のように、多孔性試
薬層、吸水層および支持体からなる積層体を含むもので
あり、これらの多孔性試薬層、吸水層および支持体から
なる積層体はこの順で積層されているのが好ましい。ま
た、本発明の多層分析要素を構成するにあたって上記の
積層体以外に、たとえば、展開層、アナライト(ビリル
ビン、およびビリルビンと他の物質との結合体など)拡
散防止層、光プロンキング層など所望の層を付設するこ
ともでき、それらも本発明の実施の態様に含まれるもの
である。
次に本発明の実施例を示す。
[実施例1] 以下に示す材料および塗布液を用いて、支持体」二に、
吸水層、多孔性試薬層を順次積層してビリルビン定量用
分析要素を製造した。
(1)支持体 写真フィルム用無色透明ポリエチレンテレフタレート 
(PET):厚さ180 gm(2)吸水層 11水。°′・布液の組 : 50%ポリ(2−ヒドロキシ−3− オキシプロピレン)−n− ノニルフェニルエーテル水f8液o 、 2 gゼラチ
ン               5g水      
                      45m
父上記の吸水層塗布液を支持体上に塗布し、これを乾燥
することにより吸水層(乾燥厚さlOルm)を形成した
(3)多孔性試薬層 ジアゾニウム塩溶°の ニ ア−(2,3−ジヒドロキシプロピル)テオフィリン[
479−18−5]    5gメチルビニルエーテル
・マレモノ醇無水物(モル比1:l)コポリマー (1%メチルエチルケトン溶液の 25℃における固有粘度[η]= 1’、 0〜1 、4) 05%水溶液   5m!;
Lポリオキシエチレンーp−t−オクチルフェニルエー
テル(HLB=13.5)   0 、1 gP−スル
ホベンゼンジアゾニウム− P−)ルエンスルホン酸塩    0.2g水    
                       45
m文上記ジアゾニウム塩溶液を富士ミクロフィルター3
00(商品名、富士写真フィルム■製、平均孔径3pL
m、厚さ1’40gm、空隙率70%)に含浸させ、こ
れを乾燥することにより多孔性試薬層の材料とした。
このジアゾニウム塩溶液を含むミクロフィルターを、水
で湿らせた前記吸水層の上に圧着することにより、一体
型の総ビリルビン定量用多層分析要素を製造した。
ζ見亙旦ヱ】1 上記で得られた分析要素を直径10mmの円形に裁断し
、最上層のミクロ、フィルターの上に各種ビリルビン濃
度からなる市販のコントロール血清をlOp、lずつ点
着した。これらを37°Cにおいて6分間インクベーシ
ョンした後、支持体側から緑色フィルタ1を通して波長
的530nmにおける反射光学濃度として発色濃度を測
定した。測定結果を第1表に示す。
第1表 分析要素の反射光学濃度 0    5   10   20 (1,350’、57 0.72 0.91[実施例2
] 実施例1と同様にして吸水層をPET上に付設した。た
だし乾燥層厚は20p、mとした。
次いでジアゾニウム塩溶液として、実施例1で使用した
ジアゾニウム塩の代りに、 1)2.4−ジクロロベンゼンジアゾニウムテトラフル
オロボレート 2)3.3−ジメトキシビフェニル−4,4°−ビスジ
アゾニウムジクロリド 3)p−スルホベンゼンジアゾニウムベンゼンスルホナ
ート を用いたジアゾニウム塩溶液を調製し、これを100番
手糸からなるブロード綿布に含浸させ、乾燥することに
より得られた多孔性試薬層の材料を実施例1と同様に吸
水層の上にラミネートし、乾燥して一体型多層分析要素
を製造した。この分析要素を一辺が15mmの正方形に
裁断し、これを特開昭57−63452号公報に開示の
方法によりプラスチック番マウントに収容してビリルビ
ン定量用分析スライドを得た。
(史瓦旦ヱ次妻 上記の分析スライドのジアゾニウム塩を含有する綿布上
にビリルビン濃度を20mg/d文としたコントロール
血清10川文を点着し、これを37℃において6分間イ
ンクベーションした後、実施例1と同様にして発色濃度
を測定した。測定結果を第2表に示す。
第2表 分析要素の反射光学濃度 1            2           
 30.55   0.35   0.55[実施例3
] 実施例1の吸水層の上にアガロース(ジ−プラーク、商
品名、FMC社製)を乾燥層厚が2gmになるように塗
布した層を設けた以外はすべて実施例1と同様にしてビ
リルビン定量用多層分析要素を製造した。
この分析要素のカブリによる発色濃度(アナライト不存
在下における発色濃度)を450 nmで測定した。得
られた反射光学濃度は0.11であり、実施例1の分析
要素のカブリによる反射光学濃度0.22に比較して著
しく低い値に押えることができた。また、ビリルビンに
対する発色感度は実施例1と同一であった。
[実施例4] 実施例1のジアゾニウム塩溶液成分である酸性パインタ
ーのメチルビニルエーテル・マレイン耐%水物Cモル比
1 : 1)コポリマーについて、これを5%水溶液と
する代わりに0から2.5%まで0.5%きざみで異な
るコポリマー濃度の水溶液を使用した以外は実施例1と
同様にして六種類の多層分析要素を製造した。
この分析要素に総ビリルビン濃度18.6mg/dlc
直接ビリルビン3 、8 m g / d文を含む)の
パーサトールPまたは総ビリルビン濃度19、9 m 
g / d文(直接ビリルビン10.9mg/d文を含
む)のオメガ高ビリルビン標準液を点着し、実施例1と
同様にして発色濃度を測定した。
得られた結果を第3表に示す。     −第3表 分
析要素の反射光学濃度 0  0.5  1.0  1.5  2.0  2.
50.80  0.72  0,73  0.71  
0.70 0JO枦゛−液:オメガ泣ビリルビン 0.68  0.75. 04B   0.74  .
0.73 0.88これらの測定結果から、上記のジア
ゾニウム塩溶液中の酸性バインダーの濃度に依存して各
分析要素は試料中の総ビリルビン濃度に対応した発色濃
度を示すことが明らかとなった。
F実施例5] 実施例1に記載した吸水R塗布液にジビニルベンゼン−
(ジメチルアミノ)エチルアクリレートコポリマーラテ
ックスの15市量%水溶液を5m文添加したのち、この
塗布液をPET支持体上に’lx in L、これを乾
燥することにより吸水層(厚さ15万m)を形成した。
次いで、実施例1のジアゾニウム塩溶液のメチルビニル
エーテル・マレイン酸無水物コポリマーを同量のポリ(
4−スルホスチレン)[平均分子量約34万]に変えた
ジアゾニウム塩溶液を調製し、同様にして多孔性試薬層
を形成して一体型多層分析要素とした。
上記の分析要素を用いて実施例1と同様なビリルブン分
析を行なったところ、同様な発色が得られた。
[実施例6] 実施例5と同じ組成の吸水層塗布液をPET支持体上に
塗布、乾燥することにより吸水層(厚さ15gm)を形
成した。次いで吸水層の上にポリビニルアルコール(平
均分子i22,000)を塗布し、乾燥することにより
ビリルビン拡散防止層(厚さ1μm)を形成した。
次にメンブランフィルタ−(厚さ1407tm、平均孔
径1.2gm、空隙率70%)のセルロースアセテート
製プラッシュポリマーよりなるメンプランフィルターに
下記のジアゾニウム塩溶液を含浸させ、次いで乾燥させ
た。
ジアジこラム塩溶液組成 2−メi・キシ−5−テトラデシルオキシカルホこルヘ
ンセンシアゾニウム テトラフルオロボレート      7.5gエタノー
ル             1gアセトン     
        0.45g0.5%ポリ(2−ヒドロ
キシ−3− オキシプロピレン) −n−ノニル フェニルエーテルと5%メチルビニル エーテル・マレイン酪無水物 (モル比1:1)コポリマー水溶液   10gダイフ
ィリン              10g水    
                       10
0 m文これを実施例1と同様にして上記ビリルビン拡
散層に湿式で圧着し、次いでこれを乾燥して一体型多層
分析要素を得た。これを実施例2と同様にプラスチング
・マウントに収容して、ビリルビン定量用分析スライド
とした。
総ビリルビン濃度の異なる血清を各々分析要素に10角
文点着し、37℃で6分間インクペーションした後、た
だちに発色濃度を支持体側からの550nmにおける反
射測光により得た。測定を第4表に示す。
第4表 分析要素の反射光学濃度 0  、 6’         1 0      
 1 90.16  0,45  0.63 [実施例7] 実施例1と同じPET支持体−■二に次に記載する組成
の吸水層塗布液を乾燥後の層厚が20角mになるように
塗布し、95℃で1時間乾燥することにより吸水層を形
成した。
p水層塗布液の組′: ポリビニルアルコール(ケン化度88%、平均重合度5
00)         10gジノチロール尿素  
       0.3gポリオキシエチレン・オクチル
フェニルエーテル(ポリオキシエチレンの平均 重合度9〜10)         0.2g水を加え
て100m文とする。
別に実施例1に記載のジアゾニウム塩溶液に平均粒子サ
イズ0.4pmの二酸化チタン倣粉末2gを添加したジ
アゾニウム塩溶液分散液を調製した。
前述の吸水層に25°Cの水を塗布して湿潤させ、ただ
ちに100番手の糸からなるブロード綿布を圧着し、乾
燥させた。次いで綿布に前述のジアンニウム塩分散液を
塗布量100m文/ m’の割合で塗布し、固形分を綿
布に含浸、乾燥して多孔性試薬層を形成し、一体型多層
分析要素を得た。ついで、この分析要素を実施例2と同
様にしてマウン)・に収容してビリルビン定量用化学分
析スライドとした。
この分析スライドにつき、実施例1と同様にしてビリル
ビン分析を実施したところ、第5表に示す結果か得られ
た。この結果から、この一体型多ノ“1ジ分析要素を用
いてビリルビン定量か可能であることか明らかとなった
第5表 分析要素の反射光学濃度 0    5   10   20 0.21 0.37 0,49 0.69特許出願人 
富士写真フィルム株式会社代理人    弁理士  柳
川泰男

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1゜液体試料中のビリルビンをジアゾ法により定量する
    系を利用する分析要素において、(1)ビリルビンと反
    応してアジビリルビンを生成することのできるジアンニ
    ウム塩および酸性バインダーを含有する多孔性試薬層、 (2)過剰量の液体成分を吸収する吸水層、および、 (3)液体不浸透性・光透過性の支持体、からなる積層
    体を含むことを特徴とするビリルビン定量用多層分析要
    素。 2゜吸水層が、30°Cにおける水による1膨潤率が1
    .5倍から30倍の範囲である親木性ポリマーより形成
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の分析要素。 3゜吸水層に塩基性ポリマーが含有されていることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項もしくは第2項記載の分
    析要素。 4゜塩基性ポリマーが、2−ビニルピリジン、4−ビニ
    ルピリジン、N−ビニルイミタジール、1−ビニル−3
    −アルキル−2,3−ジヒドロイミダゾール、2−ビニ
    ル−1−アルキルイミグゾール、(ジアルキルアミノ)
    アルキルアクリレート、(ジアルキルアミノ)アルキル
    メタクリレート、N−[(ジアルキルアミノ)アルキル
    コアクリルアミド、およびN−[(ジアルキルアミノ)
    アルキルコアクリルアミドからなる群より選ばれる一種
    以上の不飽和結合を有するモノマーのホモポリマー、も
    しくは上記のモノマーと他の不飽和結合を有するモノマ
    ーとのコポリマーであることを特徴とする特許請求の範
    囲第3項記載の分析要素。 5゜酸性ポリマーが、p−スチレンスルホン酪、アクリ
    ル酸、メタクリル醇、マレイン酸、マレイン酸無水物、
    マレイン酸モノアミド、マレイン酸モノエステル、N−
    (スルホアルキル)アクリルアミドおよびN−(スルホ
    アルキル)メタクリルアミドからなる群より選ばれる一
    種以上の不飽和結合を有するモノマーのポリマー、もし
    くは上記のモノマーと他の不飽和結合を有するモノマー
    とのコポリマーであることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項乃至第4項のいずれかの項記載の分析要素。 6゜多孔性試薬層と吸水層の間にアナライ[・拡散防止
    層が設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項乃至第5項のいずれかの項記載の分析要素。
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