JPS59164016A - 仏壇 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、鞘部前面に扉体と、背板との間に、該背板を
開閉する覆板を介在し、仏壇の荘厳性を増大でき、かつ
自動開閉可能とすることによって、操作の簡便さをも確
保しろる仏壇に関する。

従来仏壇には、草体を昇降させることによりその背景を
変化させうるちのが提案されているが、従来の草体は仏
像等の背部に、しかも上方に巻上げ、巻下ろし可能に形
成されており、仏像等自体の前部を覆うものではない。

本発明は、扉体と、背板との間に互いに逆にかつ横方向
に往復動しうる覆板を、往復開閉手段により開閉可能と
することによって、畳釜羅、仏像等の前方部を開閉でき
、扉体とともに２重開きに形成することによって仏壇の
荘厳性を増しかつ取扱いを容易とする仏壇の提供を目的
としている。

以下本発明の一実施例を図面に基づき説明する。

図において仏壇１は、鞘部２の前面に取付ける扉体３と
その背板７との間に、先端縁が背板７の中央部で当接す
ることにより、背板７を遮蔽でき、かつ開放しうる、横
方向に往復動可能な一対の覆板９．９を配し、かつ該覆
板９．９を往復開閉手段１１を介して電動機ｍに連係し
ている。

前記鞘部２は、本実施例では、本体部Ａの内部に網袋し
た厨子Ｂであり、本体部Ａの上面に、上覆箱Ｃが、又ぞ
の下面に引き出し等を適宜設ける下覆箱りが嵌着され、
かつ本体部人は、上板２１、下板２２との間に、前記背
板７と側板２３．２３とを配した箱状体の前面両側に、
両開き状に手開きでき、かつ折畳みうる外の扉体２４を
枢支している。

前記節部２は、その上下に、上板２１、下板２２の約半
分長さ程度の奥行き寸度を有しかつ背板７、側板２３．
２３にその側縁、背縁が当接するとともに前縁に、両端
を円弧とした突起部２７．２７を設けた天井板２５と、
底板２６とを具える。

又底板２６と下板２２との間には下壁２９を架は渡し、
かつ又天井板２５には、上端が上板２１下面に接する土
壁３０を付設することにより、土壁３０の背部に、上板
２１、天井板２５とにより囲まれる駆動室３１を形設す
る。なお天井板２５下面には、その前縁に沿いかつ前縁
から控えた位置に扉体３の背面上縁がその閉止時に当接
する垂壁２８を垂下させる一方、天井板２５と、底板２
６との間には、その側部に、柱板３５を架は渡すことに
よって、節部２を形成する。なお柱板３５は、先端縁が
互いに背板７の前方中央部で当接することにより、背板
７を遮蔽しうる前記覆板９．９遊挿用の間隙３６を設け
、柱板３５を前柱片３３と後柱片３４とに区分する。

節部２の前面両側縁即ち前柱片３３の前縁には、前記扉
体３が取付く。

扉体３は、−側縁に、外扉片５を内折り自在に枢支する
内扉片４の他側縁を、前柱片３３の前縁部の支持点に１
で蝶着しく支軸を用いて前記天井板２５、底板２６とで
枢着することもできる）、節部２の前面を開閉可能とし
た両開き扉であり、前記垂壁２８に当接し、前記突起部
２７に沿い前方にやや膨らみ節部２を閉止する、第６〜
７図に示す閉扉状態Ｙ１と、内扉片４が前記柱板３５と
ほぼ垂直となり、かつ外扉片５が内扉片４に対して鈍角
で交わるごとく解放する開扉状ｉＹ２との間で開閉され
る。

前記覆板９．９は矩形板体であり、その上縁に添設した
取付は金具６２の両端に、第４図に詳示するごとく、ね
じ孔を設ける立上げ筒６３と、前記ねし孔に螺入できか
つロックナツトより固定しうるとともに上端にガイドロ
ーラ６４を具える支持軸６５とからなる支持具６６を設
けており、前記支持軸６５は、天井板２５に連続してか
つ背板７側に設けるスリット６９に遊挿されるとともに
、前記ガイドローラ６４が、スリット６９に添い設けた
ガイド７０上端の向き合う突片７１．７１に、その案内
溝６−７が遊嵌されることによって、該覆板９は水平、
横方向に往復動しうる。該覆板９は、往復開閉手段１１
により駆動される。

往復開閉手段１１は、第５図に示す前記取（−１け金具
６２に立設した支軸７３上端の係止輪７４．７５と、ガ
イド７０の両端で立上げる支軸７６．７６上端の鎖車７
７．７７と、Ｚ字枠７９を用いて取付ける電動１１ｍの
下方に向く出力軸上の口利の鎖車９０と、鎖車７７．７
７と鎖車９０との間に夫々架は渡したチェーン９１．９
２とからなり、電動機ｍの回転によりチェーン９１．９
２は同方向に回転する。

係止＠７４．７５は、前記支軸７３に回動可能に支持さ
れる、鎖車状の被動体９３と、支軸７３に固着され、被
動体９３のボス部を嵌入する円形凹部を有する回転体９
４とを備え、該回転体９４に設けるリング状の磁石片９
５によって両者を吸着し、その摩擦力以上の過負荷によ
り両者をスリップさせる摩擦クラッチＳを形成しており
、また係止輪７４の被動体９３は、チェーン９１の一方
例えば前側の走行線に係合し、また他方の係止輪７５の
被動体９３は、前記走行線と逆方向に走行するチェーン
９３の背側の走行線に係合することにより、覆板９．９
は互いに逆方向に往復動でき又過負荷が作用した際には
、前記摩擦クラッチＳはスリップし、電動機ｍの回転状
態のまま覆板９を停止でき、該電動機ｍの過熱を防止で
きる。

前記扉体３は、その外扉片５の上縁（下縁にも取付けで
きる）に、内扉片４に向かって延びる支持片１４が固定
され、その先端の枢支点に２に、前記回動腕６の一端を
枢着する一方、該回動腕６の他端には、天井板２５を垂
直に貢通しかつその中心の回動点に３廻りで該回動腕６
を水平に回動する支軸１０が設けられる。該回動点に３
は、第１０図に示す前記閉扉状態Ｙ１での枢支点に２１
と、閉扉状態Ｙ２での枢支点に２２とを結ぶ線分Ｘ１の
垂直２等分線Ｘ２上に位置させており、又支持点に１と
回動点に３とを結ぶ静市すンクＬＯ１回動点Ｋ　３と枢
支点に２とを結ぶ、回動腕６に相当する第１のリンクＬ
１、枢支点に２と内扉片４、外扉片５の枢合点Ｋ　４と
を結ぶ第２のリンクＬ２及び枢合点に４と支持点に１と
を結ぶ、内扉片４に相当する第３のリンクＬ３とは、四
節連鎖を形成するとともに、各リンクＬＯ１Ｌ１、Ｋ２
、Ｋ３を不等長に形成することにより、第２のリンクＬ
　２の延長上にある外扉片５を、第３のリンクＬ３がな
ず内扉片４とともに、閉扉、開扉状態Ｙ１、Ｋ２の間を
種々な開放動作のもとに開閉できる。

第９〜１０図に示すごとく、前記線分Ｘ１近傍にほぼ回
動点に３を位置させることによって、外扉片５は開扉状
態Ｙ１から外端５ａがやや内向き加減に回動し、又第１
１図のように、回動点に３を、前記線分×１を越える支
持点・Ｋ１の外方に位置させることにより、外扉片５の
外端５ａは閉止状態Ｙ１から横方向即ち筒部２の前面に
沿い、その外端５ａを移動させたのち開扉状態Ｙ２に急
速に開放する。さらに第１２図に示すごとく、回動点に
３を、支持点に１の内方に位置させたときには、外扉片
５はその外端５ａが閉扉状態Ｙ１での外扉片５とほぼ平
行をなすごとく移動したのち開口する。

支軸１０は前記駆動室３１に収納した伝達手段８により
電動機Ｍに連係し、又前記伝達手段８には摩擦クラッチ
Ｃを介在している。

伝達手段８は、前記電動機Ｍの出力軸に取付く摩擦クラ
ッチＣと、該摩擦クラッチＣに形成される２列の鎖車４
１と、前記支軸１０．１０に固着される鎖車４２．４３
と、鎖車４１と鎖車４２との間、及び鎖車４１と鎖車４
３との間に巻装したチェーン４４．４５とからなり、電
動機Ｍは、その前面に取付くＬ字枠４６により、又回動
軸１０は、第７図に示すように、長孔５０・・・を並設
した固定金具４９によって支軸１０の取付位置の調整可
能にネジ化めする。

前記摩擦クラッチＣは、第８図に示すごとく、電動機Ｍ
の出力軸に固定した回転板５２と、該回転板５２の外周
を嵌入する凹部を有する被動板５３とからなり、かつ被
動板５３は、回転板５２の前面に設Ｌｊる周溝に嵌着す
る例えばリング状の磁石片５４に吸着される磁性材料か
らなることにより、その吸着力に応した摩擦力の範囲で
、回転板５２ば被動板５３を駆動でき、摩擦力を越える
過負荷が作用したとき、該摩擦クラッチＣはスリップし
、空転できる。又図中５５はアイドラーであり、前記固
定金具４９に取付けられ、電動機Ｍの横移動により一方
のチェーン４５を緊張して取付けた後、他方のチェーン
４４のたわみを吸収するごとく、チェーン４４の走行線
と直角に移動でき固定しうるとともに、チェーン４４は
他方のチェーン４５に対して１８０°のねじりを与える
ことにより、チェーン４４．４５は支軸１０．１０を夫
々反対方向に回動でき、扉体３．３を同時に、開き方向
、閉じ方向に作動させうる。

電動機Ｍｓｍはタイマーを具える制御装置（図示せず）
に接続され、扉体３、覆板９をスイッチ操作により継時
的に自動開閉できる。

然して外の扉体２４を手開きし、かつスイッチ操作によ
って、前記制御装置は、電動機Ｍを駆動する。該電動機
Ｍは前記のごとく伝達手段８を動作し、鎖車４１、チェ
ーン４４．４５、鎖車４２．４３を介し支軸１０．１０
を夫々反対方向に回動させ、その下端の回動腕６を回転
し、第８図に例示したごと（、扉体３を、外扉片５が、
垂壁２８に沿う閉扉状態Ｙ１から、内扉片４が柱片３５
と略垂直となる前記開扉状態Ｙ２までの間を開閉させる
。

なお制御装置は扉体３の開扉開始後、２〜１０秒好まし
くは約５秒程度遅れて、電動Ｒｍを駆動し、往復開閉手
段１１によって、チェーン９１．９２の互いに異なる走
行部に摩擦クラッチＳをスリップさせることなく噛合す
る係止軸７４．７５が、往行により先端縁を当接させ、
背板７を遮蔽している覆板９．９を後行させ、背板７を
開放し、覆板９と、背板７との間に拝納される夛苓羅、
仏像等を現出させうる。

扉体３の開放に、２〜１０秒例えば５秒程度遅れて覆板
９は開放し終わるとともに、制御装置のタイマーは扉体
３、覆板９の開放動作時間よりも長く設定され、従って
扉体３、覆板９の開放停止後には、電動機Ｍの摩擦クラ
ッチＣ１係止輪７４．７５の摩擦クラッチＳが電動機Ｍ
、ｍが停止するまでの間スリップすることによって、該
電動機Ｍ、ｍの焼損を防止できる。なおスイッチの閉止
操作によって、前記と逆に電動機Ｍ、ｍが動作し、覆板
９を先行して閉じた後、扉体３を閉止する。

さらに扉体３を、スイッチ操作することなく手により開
放する際には、回動腕６の回動により鎖車４２．４３、
チェーン４４．４５を介し鎖車４止輪７４．７５の摩擦
クラッチＳの空転によって電動機ｍ従ってチェーン９１
．９２を停止したまま自在に開放し７うる。なお手によ
る開放もしくは半開きの状態にてスイッチを作動させる
ときにも、各伝達手段８、往復開閉手段１１の作動とと
もに、スイッチにより選択される開放方向又は閉止方向
で、扉体３、覆板９はその開扉状態Ｙ２、又は閉扉状態
Ｙ１まで開閉しかつ停止するとともに、その開放、閉止
後に残るタイマの電動ｆｉＭ、ｍの回転時間は、摩擦ク
ラッチＣ，Ｓがスリップすることにより吸収でき、次の
閉止、開放状態では正規の開閉操作を可能とする。

第１３〜１６図は本発明の他の実施例を示す。

本実施例では、仏壇１は、厨子状をなし、又扉体３はそ
の前面を開閉する。又扉体３はその外扉片５に設ける支
持片１４後端にガイドローラ１０６を設け、該ガイドロ
ーラ１０６を、天井板２５下面に設ける案内溝１０７に
案内させることにより、支軸１０の回動とともに、第１
６図に示すごとく、扉体３を開閉可能としている。又覆
板９．９の支杆６６は、第１５図に示すごとく、覆板９
の側面に取付く立上げ筒６３と、その上端のネジ筒６２
ａに螺合する支持軸６５を具え、該支持軸６５の頭部６
５ａ下端に装着される継管６５ｂを介して、天井板２５
に沿うスリット６９両側に設けるガイド７０を転動する
ローラ６４．６４を両側に枢支する案内具７２を設けて
おり、頭部６５ａの回転によって覆板９の上下を弱整で
きる。又前記往復開閉手段１１は、覆板９に取付く一方
の支杆６６に設ける取付は片１１０に一端が固着される
ラック部材１１１と、該ラック部材１１１に喘合し電動
機ｍに固定するピニオン１１２とからなり、又ピニオン
１１２には、前記ランク部材１１１を挟圧する押えロー
ラ１１３．１１３を垂下させる。なお覆板９．９に取付
く各ラック部材１１１．１１１はピニオン１１２の両面
で噛合することにより、その回動とともに逆方向に横行
、往復動し・うる。

ランク部材１】１は、本実施例では、合成樹脂板等の弾
性に優れる基板１１４の一面に、ゴム、合成樹脂等を用
いてランク歯を成形した長尺成形品１１６を貼着してお
り、往復開閉手段１１は、電動機−ｒｎ２の回転により
、ピニオン１１２、ラック部材１１１を介して覆板９を
横行、開閉可能としている。なお本発明の仏壇１におい
て覆板９を開閉できさえすれば、ロープ、紐を用いるも
の、又フレキシブルワイヤ等により押開きするもの等、
種々な構成のものが、往復開閉手段１１として採用でき
、又覆板９も第１７図に示すごとく背板７の背部に収容
する等種々に変形できる。

叙上のごとく本発明の仏壇は、鞘部の前面に配した両開
きの扉体と背板との間に互いに逆にかつ横方向に往復動
でき背板を開閉しうる覆板を具え、かつ該覆板を往復開
閉手段を介し電動機に連係しているため、背板と覆板と
の間に拝納する蔓苓羅、仏像等を、扉体と覆板との２重
扉により開閉でき、仏壇の荘厳性を著高でき、しかも電
動機により自動開閉可能とするため扉体内部の覆板も手
による開閉の手間をなくし、その操作を便宜とする。又
従来の草体を背板に沿いかつ崇拝の対象の背部で巻上げ
、巻下ろすものに比べて、その機構が簡易化されかつ崇
拝の対象の防備が完全となる等多くの効果を奏しうる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図はその
上部構造を示す斜視図、第３図は扉体、覆板を例示する
斜視図、第４図は支杆を示す断面図、第５図は係止輪を
示す断面図、第６図（ａ）、（ｂ）、（Ｃ）は覆板の作
用を示す断面図、第７図は回動腕と伝達手段の一部を例
示する斜視図、第８図は伝達手段を説明する、一部を断
面した平面図、第９図は扉体の作用を示す断面図、第１
０〜１２図は扉体の開閉状態を示す線図、第１３図は他
の実施例を示す斜視図、第１４図は他の往復開閉手段を
例示する斜視図、第１５図ははその支杆を例示する断面
図、第１６図はその扉体の開閉を示す線図、第１７図ば
覆板の他の例を示す断面図である。 ２−鞘部、　　３−扉体、　　７−背板、９−・覆板、
　　１０−支軸、　１１−往復開閉手段、ｍ−ｍ−電動
機、　Ｓ−摩擦クラッチ。 特許出願人　　　　　堀　　　１）　　征　　　右代理
人　　弁理士　　苗　　　村　　　　　　　正第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）鞘部の前面に配した両開きの扉体と、前記鞘部の
   背板との間に、互いに逆にかつ横方向に往復動でき、そ
   の往行により先端縁が互いに背板中央部で当接し背板を
   遮蔽するとともに復行により略解放しろる一対の覆板を
   配する一方、前記覆板を該覆板を往復動させる往復開閉
   手段を介して電動機に連係してなる仏壇。