JPS586616B2 - プラスチックあるいは金属を加工する射出成形機の型締め装置 - Google Patents

プラスチックあるいは金属を加工する射出成形機の型締め装置

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JPS586616B2
JPS586616B2 JP49142609A JP14260974A JPS586616B2 JP S586616 B2 JPS586616 B2 JP S586616B2 JP 49142609 A JP49142609 A JP 49142609A JP 14260974 A JP14260974 A JP 14260974A JP S586616 B2 JPS586616 B2 JP S586616B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/64Mould opening, closing or clamping devices
    • B29C45/67Mould opening, closing or clamping devices hydraulic
    • B29C45/6764Mould opening, closing or clamping devices hydraulic using hydraulically connectable chambers of the clamping cylinder during the mould opening and closing movement
    • B29C45/6771Mould opening, closing or clamping devices hydraulic using hydraulically connectable chambers of the clamping cylinder during the mould opening and closing movement the connection being provided within the clamping cylinder
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B15/00Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
    • F15B15/20Other details, e.g. assembly with regulating devices
    • F15B15/204Control means for piston speed or actuating force without external control, e.g. control valve inside the piston

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、小さい力で金型を開放位置あるいは閉鎖位置
へ移動する少なくとも1つの液圧操作可能な補助シリン
ダと、大きい力で金型半体を互いに押圧する少なくとも
1つの液圧操作可能な型締め押圧シリンダとを備え、補
助シリンダのピストンが型締め押圧シリンダの押圧ピス
トンへ結合されて1つの運動単位体を形成し、押圧シリ
ンダの押圧ピストンの両側にある高圧空間および低圧空
間が、押圧ピストンを貫通しかつ押圧期間中弁により遮
断可能な通路を介して互いに接続可能であり、この弁の
弁体が、押圧ピストンおよびピストン棒に対して同軸的
に移動可能で液体圧力を受ける環状ピストンにより形成
され、弁が閉じた際この環状ピストンが、ピストン棒上
に固定的に設けられた押圧ピストンの弁座として形成さ
れる環状肩部へ密接する、プラスチックあるいは金属を
加工する射出成形機の型締め装置に関する。
この種の公知の装置(ドイツ連邦共和国特許第2236
094号明細書)では、高圧空間から圧力を受けること
によりばねの荷重に抗して環状ピストンが移動可能であ
り、逆の方向にはこのばねによってのみ動かされる。
この装置において弁スリーブと称せられる環状ピストン
は、原理的にはピストン棒の軸線方向通路を介して一方
向にのみ、駆動行程において高圧空間と共に液圧装置を
形成するシリンダ空間から圧力を受けることができる。
逆方向におけるコイルばねによる弁スリーブの制御は、
弁スリーブを特別に構成しかつ高圧空間から圧力を受け
て閉鎖行程に弁室を使用するため逆方向におけるこの弁
の移動が必然的にばねによって行なわれるという点で、
本質的に相違しているこのような制御では弁スリーブの
範囲においてピストン棒を段状に形成せねばならず、多
量生産にとって不利である。
このような従来技術から出発して本発明の課題は、移行
通路の全流通断面に悪影響を及ぼすことなく、また押圧
ピストンを通る圧油の流通速度に悪影響を及ぼすことな
く、押圧ピストンの移行通路を制御する弁を改良して、
多量生産に有利な条件で迅速に応動し、異なる射出プロ
グラムの著しく拡大された段階に適するようにすること
である本発明によればこの課題は、液圧操作可能な環状
ピストンの開放運動あるいは閉鎖運動のいずれか一方を
押圧シリンダ内の液体、圧力とは無関係な圧力によって
行なうため、型締め押圧シリンダ5の高圧空間とは液圧
的に無関係な環状空間が設けられて、ピストン棒を貫通
する通路を介して圧力媒体を供給可能であることによっ
て解決される。
本発明の実施例を以下図面によって説明する。
第1図ないし第3図の実施例において射出成形用金型の
一方の半体が可動取付け板12に、他方の半体が、鋳造
品からなるブロック状保持体10に取付けられており、
この保持体は、他方の金型のだめの固定取付け板として
用いられる。
保持体10の穴75,γ6の中に押圧ピストン24が軸
線方向に移動可能に支持されている。
押圧ピストン24のピストン棒16は保持体10から前
方(左方)へ突出し、その自由端に射出成形用金型13
の一方の半体用の可動取付け板12を保持している。
ピストン棒16の一部16′は、保持体10を越えて後
方(右方)へ突出している。
ピストン棒の一部16′は、押圧シリンダを形成する穴
75,76に対して同軸的な環状空間80あるいは81
を介して、補助シリンダ11により包囲されている。
ピストン棒16は、保持体10の案内ブシュ17あるい
は18および補助シリンダ11のフランジ状結合部にそ
れぞれ案内されている。
1つあるいは複数のピストン棒1 6 , 1 6’の
後方自由端も、ピストン14として形成することができ
る。
押圧ピストン24の前にある高圧空間75はシリンダ開
口19を介して、また押圧ピストンの後にある低圧空間
76はシリンダ開口20を介して、制御滑り弁の位置に
応じて油圧源あるいはタンク空間へ接続可能である。
同じことが、シリンダ開口21,22をもつ補助シリン
ダ11のシリンダ空間80あるいは81にあてはまる。
シリンダ空間81は、制御通路として用いられるピスト
ン棒16の中心穴31を介して、環状ピストン25にク
隣接する押圧ピストン24内の環状ピストン空間29へ
接続されている。
弁体は、ピストン棒16の円柱状外周面上に摺動可能に
案内されてこのピストン棒16を同心的に包囲しかつ高
圧空間75から圧力を受けるこの環状ピストン25によ
り形成され、パッキン環36を備えたこの環状ピストン
25の外周面は、押圧ピストン240円筒状内周面に摺
動可能に支持されている。
弁を閉じる際この環状ピストン25は、2つ割り環27
によってピストン棒16上に取付けられた押圧ピストン
24の弁座として役たつ環状肩部30に密に接する。
制御通路31および環状空間29を介して制御可能な環
状ピストン25の開放行程は、止め環26によって制限
されている。
摺動環34とパッキン35とを備えた押圧ピストン24
内において同心円上に複数の軸線方向通路28(第2図
および第4図)が設けられている。
これらの通路28は環状切欠き28′へ開口し、この環
状切欠き28′は環状肩部30を介して高圧空間75に
近い方にある押王ピストン端面へ移行している。
環状ピストン25のフランジ25′にある円形の平らな
座面と押圧ピストン24の弁座としての環状肩部30は
、ほぼ45゜の角度だけ弁軸線a−aに対して傾斜して
いる。
環状ピストン25のフランジ25′は通路28のほぼ中
心線b−bまで半径方向に延びており、この中心線b
−bは弁軸線a−aに対して平行に延びている。
型締め装置は、金型が閉じられている第1図の位置から
出発して次のように動作する。
金型13を開放するために補助シリンダ11のシリンダ
空間81が、シリンダ開口22を介して圧油を供給され
る。
それによりピストン棒16,16′のピストンとして役
たつ部分16′が圧力を受け、同時にピストン棒16内
の制御通路である中心穴31および環状ピストン空間2
9を介して環状ピストン25が圧力を受ける。
この圧力によって環状ピストン25は第3図の閉鎖位置
から第2図の開放位置へ移行し、同時にピストン棒16
、押圧ピストン24、取付け板12および金型半体13
から形成される運動単位体が左方へ動き、それにより金
型13が開かれる。
押圧ピストン24の運動の際、圧力のない高圧空間75
内にある圧油は、開いている弁25 ,30および通路
28,28′を介して低圧空間76内へ流れる。
低圧空間76の容積が高圧空間γ5の容積より小さいと
、圧油の残量はシリンダ開口19を介して排出される。
射出成形用金型13を閉鎖するために、補助シリンダ1
1のシリンダ空間80がシリンダ開口21を介して田油
を供給される。
ピストン14が圧力を受けることによって、シリンダ空
間81に圧力がない場合金型13が閉じ、シリンダ空間
82から開口23を介して空気が排出されるのと同様に
、シリンダ空間81からも圧油が排出される。
シリンダ空間81内に少し存在する動圧により、通路3
1および環状空間29を介して弁2530は開放位置に
保たれる。
押圧ピストン24の運動の際低王空間76内にある圧油
は、この押圧ピストン24にある通路28,28’を介
して高圧空間75内へ移行する。
金型13を閉じだ後に高圧空間75内に高圧が生ずる。
この高圧により環状ピストン25が右方へ移動して弁2
5 ,30が閉じ、それにより金型13は高圧空間75
内の高圧に応じた高い圧力で型締めされる。
第1図ないし第3図の実施例において、環状ピストン2
5の内周面はピストン棒16の外周面上に案内され、ま
たフランジ以外の外周面は押圧ピストン24の環状空間
内周面に案内され、しかも環状ピストン25は高圧空間
75からの圧力を受けて押圧期間中に閉鎖位置に保持さ
れている。
移動期間の始めにおいて環状ピストン25は、前述した
ように環状ピストン空間29へ通路31を介して供給さ
れる圧油によって第2図の弁開放位置へ制御される。
これに反し以下説明する他のすべての実施例では、環状
ピストン61は、高圧を受けてない高圧空間75からの
圧力により移動期間中開放位置に保たれ、また押圧期間
の始めにおいて、環状空間64(第5図)あるいは77
(第6図ないし第13図)へ供給される圧油により弁を
閉じるように制御される。
環状ピストン61のフランジは半径方向内方へ向いてお
り、ピストン棒16の外周面上に案内されている。
このフランジの座面が押圧ピストン72の環状肩部62
と共同作用して、弁を形成している。
このため環状ピストン空間29(第1図ないし第3図)
あるいは64(第5図)あるいは77(第6図ないし第
13図)は、通路31を介して圧油を供給される。
第4図および第5図の実施例においては、ピストン棒1
6の外周を区画する環状切欠き28′は、環状ピストン
61を包囲する押上ピストン72のスリーブ45′の切
欠き28”を介して高圧空間へ接続される。
制御通路31を介して圧油を供給される環状ピストン空
間64は、板63により高圧空間75に対して閉鎖され
ている。
第6図ないし第13図の実施例において、押圧ピストン
72の弁座としての環状肩部62と共同作用する弁体と
しての環状ピストン61は、押圧ピストン72外におい
て案内されており、環状ピストン空間77から圧力を及
ぼされる。
押圧ピストン72内の直線通路73は、ピストン棒16
の外周に隣接した環状切欠き73′へ開口している。
第6図ないし第8図の実施例において環状ピストン61
は、高圧空間75内において止め環26,74によりピ
ストン棒16上に固定的にされたシリンダ71内に案内
され、このシリンダ71は環状ピストン空間77を形成
してピストン棒16を同心的に包囲している。
補助シリンダ11内へ突出するピストン棒16の一部1
6′は、ピストン棒16より大きな直径をもっている。
押圧ピストン72は、ピストン棒の一部16′への移行
部に形成された環状肩部により、軸線方向右方への動き
を防正されている。
ピストン棒16,16’のこの構成により、高圧空間7
5側から圧力を及ぼすことができる押圧ピストンγ2の
面積は、低圧空間76から圧力を及ぼすことができる面
積より太きい。
したがって弁61,62が閉じていないときに高圧空間
γ5に圧力が生ずると、金型13が閉じられる。
金型13の開放は、ピストンとして役たつピストン棒1
6の一部16′のシリンダ空間81から圧力を加えるこ
とによって行なわれる。
第9図ないし第11図の実施例の構成は、第7図および
第8図の構成に対応するが、相異は次のとおりである。
すなわち押圧ピストン72は2つ割り環27によってピ
ストン棒16上に取付けられている。
環状ピストン61の円筒状内周面は、止め環26 ,7
4によりピストン棒16へ固定的に結合された環71′
の円筒状外周面96上に案内されている。
環状ピストン空間77は、押圧ピストン72に近い方に
ある環71′の端面と、環状ピストン61の内周面と、
ピストン棒16の外周面とにより区画されている。
環71′は四角形断面をもっている。
その半径方向厚さは、その軸線方向幅より小さく、ピス
トン棒の直径の1/8ないし1/6である。
移動期間中環状ピストン61は、高圧のかからない高圧
空間からの圧力を受けるため、開放位置に保たれる。
押圧期間の始めに、この環状ピストン61は圧力を受け
て閉鎖位置へ制御されるが、この制御のため環状ピスト
ン空間77へ、ピストン棒16中を通る通路31を介し
て圧油を供給することができる。
金型13を開くために補助シリンダ11のシリンダ空間
81は、シリンダ開口21を介して圧油を供給され、し
だがってピストン棒部分16′が圧力を受けて、金型1
3が開かれる。
この移動期間中弁61,62が開く際に、通路73を介
して圧油が高圧空間75から低圧空間76へ排出される
金型13を閉じるために、他方の補助シリンダ11のシ
リンダ空間80がシリンダ開口を介して圧油を供給され
、ピストン14が圧力を受ける。
押圧期間の始めに環状ピストン空間77が、通路31を
介して圧油を供給され、環状ピストン61が圧力を受け
て閉鎖位置へ移動する。
環状ピストン空間770半径方向寸法は、通路73へ通
ずる環状切欠き73′の半径方向寸法より大きい。
このため弁61 .62が閉じた際に、押圧ピストン7
2に近い方にあって高圧空間75から圧力を受ける環状
ピストン610面積が、同様に高圧空間75から圧力を
受ける反対側の環状ピストン面積より大きくなる。
それにより互いに逆向きに圧力を受ける環状ピストン6
1の面積間に差が生じ、この差のため、環状ピストン空
間77内の圧力が低下する際、閉鎖位置にある環状ピス
トン61は確実に開放位置へ移行することになる。
さらにこれにより、環状ピストン空間77が高圧空間7
5と同じ圧力を受けているときには、開いていた弁6L
62が閉じる。
これまで説明した実施例はすべて引張り形型締め装置に
関するものであり、可動取付け板12は金型閉鎖の際引
張られる。
これに反し第12図および第13図の実施例においては
、金型を閉鎖位置へ移行する際、可動取付け板が固定取
付け板としての保持体の方へ押される。
それ以外の相異は次のとおりである。
すなわち環71’が、環状ピストン61の案内面として
役たつ円筒状延長部71“によって押圧ピストン72の
肩部83に軸線方向に支えられている。
環71′の雌ねじ97はピストン棒92′の雄ねじ上へ
取外し可能にはまっている。
このねじ結合は止め環86によって止められている。
環71′および延長部71“はピストン棒92′上に載
っている。
環71′の延長部71“上に案内される環状ピストン6
1の軸線方向行程長は、延長部71“の長さによって決
められている。
延長部71“における半径方向厚さは、ピストン棒92
′の環状肩部84の半径方向高さにほぼ等しく、この環
状肩部84に押圧ピストン72が支持されている。
軸線方向通路73の内周面の母線のうちピストン棒92
′の軸線a−aに最も近い母線は、ピストン棒の部分9
2の外周面および延長部71“の延長面内にある。
通路73の軸線b−bは、環71′の外周而96のほぼ
延長面内にあり、弁座として役だつ押圧ピストン72の
項状肩部62とほぼ同じ距離だけ、ピストン棒の軸線a
−aから離れている。
押圧ピストン72から遠い方の側において環71′は、
止め環86によって軸線方向に止められている。
環状ピストン61に近い方にある押圧ピストン72の面
は、互いに軸線方向へずらされかつ半径方向に延びる環
状肩部83 , 88 ,89をもち、これらの環状肩
部のうち中央の肩部88が、弁座として役たつ環状肩部
62を形成している。
環状肩部89は、軸線a−aに対して斜めに延びる面を
介して環状肩部88へ移行し、この環状肩部88はピス
トン棒92′に対して平行な環状面を介して環状切欠き
73′へ移行している。
環状ピストン61として形成された弁体は、高圧のかか
つていない高圧空間75からの圧力のため、移動期間中
開放位置に保持されている。
押圧期間の始めにおいてこの環状ピストン61は、ピス
トン棒92′を通る制御通路31、半径方向通路91お
よび環状ピストン空間77を介して供給される圧油によ
り、右方へ移動して、弁座としての環状肩部62へ接し
て弁を閉じる。
閉鎖されている金型を圧油供給後比較的わずかな力で開
放する場合、押圧シリンダ10へ同軸的にフランジ結合
されている移動シリンダ96を使用して、この移動シリ
ンダ96へ入り込むピストン棒部分92′の自由端に固
着されたピストン94の環状面93へ圧力を加えること
により、金型の開放が行なわれる。
移動期間中圧油は、高圧空間75から開かれた弁61,
62と通路73とを介して低圧空間76へ排除される。
金型の開放にかなりの力を必要とする場合には環状ピス
トン空間77は開放行程の始めに圧力なしにされず、開
放行程のわずかな距離移動後始めて圧力なしにされる。
開放行程のこの最初の部分期間低圧空間76は、金型半
体を互いに分離するのに十分な比較的高い圧力を受ける
その際押圧ピストン72に加わる軸線方向の圧力はねじ
97を介してピストン棒92′へ伝達される。
この金型分離が行われた後始めて弁61,62が開かれ
るこのように金型の型締め力に相当する力(例えば20
t)を加えて金型を開くことができ、金型開放の際ピス
トン94の環状面93が付加的に圧力を受ける。
低圧空間76に近い方にある押圧ピストン72の面積は
、高圧空間75に近い方にある押圧ピストン72の面積
より小さいので、圧力を受けているシリンダ空間75お
よび76が互いに接続されているとき、型締め装置は自
動的に閉じる。
環状ピストン空間77の半径方向寸法は、軸線に対して
平行な通路73が開口する環状切欠き73′の半径方向
寸法より大きい。
これにより、弁61,62が閉じた際押圧ピストン72
に近い方にあって高圧空間75から圧力を受ける環状ピ
ストン610面が、反対側にあって同様に高圧空間75
から圧力を受ける環状ピストンの面より大きいことにな
る。
したがって互いに逆向きに圧力を受ける環状ピストン6
1の面積間に差が生じて、環状ピストン空間77内の圧
力が低下した際、閉鎖位置にある環状ピストン61が確
実に開放位置へ移る。
弁61 ,62が開かれているとき行なわれる移動期間
(金型の開放または閉鎖)は、弁61,62が閉じられ
ているときより著しく速く行なわれる。
なぜならば、金型開放の際圧力を受ける面93、あるい
は押圧ピストン72が全面に圧力を受ける際の有効面積
差は、比較的小さいからである。
すべての実施例においてピストン棒16あるいは92′
は環状ピストン61の範囲にパッキン環36を備え、押
圧ピストンは摺動環34およびパッキン環35を備えて
いる。
高圧空間75の容積と低圧空間76の容積とは同じでな
いので、全体の油がシリンダ内に留まらず、容積の小さ
い方の空間から排除によりある程度の油交換が行なわれ
る。
そのつど排除される油は、射出成形機の冷却回路内へ達
する。
冷却された油をシリンダへ適当に供給することによって
、過度の加熱が防止される。
第9図ないし第13図の実施例において強調すべきこと
は、押圧ピストンγ2および環状ピストン61および環
71′から成る制御装置が軸線方向に短いことである。
この軸線方向短縮により、金型を開閉する際の最大行程
長に悪影響を及ぼすことなく、押圧ピストン72を短く
することができる。
押圧ピストン72の軸線方向厚さは、図示された実施例
におけるより著しく薄くすることができる。
この大幅な軸線方向短縮は次のような主な利点をもって
いる。
すなわち通路73も同様に著しく短くなり、それにより
同じ全流通断面において流通速度が高くなる。
したがって単位時間あたりに得られる動作サイクル数の
著しい増大が、弁体の小さい質量による弁の高い応動速
度によって行なわれるのみならず、同じ流通断面積で流
通路の著しい短縮、したがって流通速度の上昇によって
も行なわれる。
ピストン棒部分92′の自由端にはめられるピストン9
4の直径は、このピストン棒部分92′の直径に対しほ
ぼ15対12の比をなしている。
圧力を受けるピストン面積93は、環状肩部84の面積
にほぼ等しい。
本発明は特許請求の範囲に記載した特徴を有するもので
あるが、その実施態様を例示すると次の通りである。
1)環状ピストン25あるいは62の座面および押圧ピ
ストン24 ; 72の環状肩部30 ; 62が、弁
軸線に対してほぼ45゜の角度だけ傾斜し、押圧ピスト
ン24 ; 72の環状切欠き28′あるいは73′へ
通路28あるいは73が開口しこの環状切欠きが環状肩
部30 ; 62を介して高圧空間に近い方にある押圧
ピストンの端面へ移行している。
2)環状ピストン25の全周内面がピストン棒16上に
案内され、かつ高圧空間75からの圧力によって押圧期
間中閉鎖位置に保持され、移動期間の始めに逆向きの圧
力により開放位置へ移動可能である(第1図ないし第3
図)。
3)環状切欠き28′が半径方向切欠き28”を介して
高王空間75へ接続され、これらの半径方向切欠きが、
環状ピストン61を包囲する押圧ピストン45のスリー
ブ45′に設けられている(第5図)。
4)環状ピストン61あるいは71が、弁軸線に対して
半径方向に向くフランジによってピストン棒16の周面
上に案内され、かつ高圧を受けていない高圧空間75か
らの圧力を受けて移動期間中開放位置に保持され、また
押圧期間の始めに逆向きの圧力によって閉鎖位置へ移動
可能である。
5)環状ピストン61がシリンダ71内に案内され、こ
のシリンダが高圧空間75内で内向きフランジによりピ
ストン棒16に結合され、かつ環状ピストン空間77を
介してこのピストン棒16を同心的に包囲している(第
6図ないし第8図)。
6)ピストン棒1 6 , 1 6′が一貫して同じ直
径をもち、押圧ピストン24あるいは72が、ピストン
棒16の環状溝内へはまる2つ割り環27により止めら
れている(第1図ないし第5図、第9図ないし第11図
)。
7)環状ピストン61の円筒状内周面が、ピストン棒1
6あるいは92′と固定的に結合された環71′あるい
は第9図ないし第13図の71′,71″の外周面96
上に案内されている。
8)環状ピストン空間77が、押圧ピストン72に近い
方にある環71′の端面と環状ピストン61の内周面と
ピストン棒16の周面により区画されている(第9図な
いし第11図)。
9)環状ピストン空間77の直径が、通路73が開口す
る環状切欠き73′の直径より大きい。
10)環71′が、環状ピストン61のフランジの案内
面として役たつスリーブ状部分71″ によって、押圧
ピストン72の肩部83に軸線方向に支持され、かつピ
ストン棒92′の雄ねじ97にはまっている。
11)部分71″ における971′,71′の半径方
向厚さがピストン棒92.92′の環状肩部84の半径
方向厚さに等しく、またそれぞれの円柱状通路73の母
線のうちピストン棒92の軸線a−aに最も近い母線が
、ピストン棒92の周面および部分71″にある環7
1′, 7 1″ の外周面の延長面内にある。
12)通路73の軸線b−bが、環71′の外周面96
のほぼ延長面内にあり、かつ環状肩部62より少し大き
く軸線a−aから離れている。
13)押圧ピストン72が、互いに軸線方向にずらされ
かつ半径方向に延びる複数の環状肩部83,88.89
をもち、これらの肩部のうち中央の肩部88の底部が、
弁座として役立つ環状肩部62を形成している。
14)環7 1′が、雌ねじを介してピストン棒92′
の雄ねじにはまっている。
【図面の簡単な説明】
第1図は型締め装置の一部の縦断面図、第2図および第
3図は、開放位置および閉鎖位置にある弁をもつ型締め
装置の押圧ピストンの縦断面図、第4図は第5図による
押圧ピストンを低圧空間から見た正面図、第5図は第6
図による押圧ピストンの変形例の閉鎖位置における縦断
面図、第6図は第1図に相当する他の実施例の縦断面図
、第7図および第8図は閉鎖位置にある弁および開放位
置にある弁をもつ押圧ピストンの範囲における第6図の
型締め装置の一部の縦断面図、第9図はさらに別の実施
例の縦断面図、第10図および第11図は閉鎖位置にあ
る弁および開放位置にある弁をもつ押圧ピストンの範囲
における第9図の型締め装置の一部の縦断面図、第12
図は閉鎖位置にある弁をもつ他の実施例の一部の縦断面
図、第13図は弁が開放位置にある第12図の一部の拡
大図である。 10・・・・・・押圧シリンダ(保持体)、11・・・
・・・移動シリンダ、13・・・・・・金型、16,9
2・・・・・・ピストン棒、24 , 72・・・・・
・押圧ピストン、25,61・・・・・・環状ピストン
、27・・・・・・環、28 , 73・・・・・・通
路、2 8’, 7 3’・・・・・環状切欠き、29
,64 , 77・・・・・・環状ピストン空間、30
, 62・・・・・・環状肩部、31・・・・・・制
御通路、45・・・・・・押圧ピストン、4 5’・・
・・・・スリーブ、7 1・・・・・・シリンダ、71
′・・・・・・環、75・・・・・・高圧空間、76・
・・・・・低圧空間、83,84・・・・・・環状肩部
、88,89・・・・・・環状肩部、94・・・・・・
ピストン、97・・・・・・ねじ結合部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 小さい力で金型を開放位置あるいは閉鎖位置へ移動
    する少なくとも1つの液圧操作可能な補助シリンダと、
    大きい力で金型半体を互いに押圧する少なくとも1つの
    液圧操作可能な型締め押圧シリンダとを備え、補助シリ
    ンダのピストンが型締め押圧シリンダの押圧ピストンへ
    結合されて1つの運動単位体を形成し、押圧シリンダの
    押圧ピストンの両側にある高圧空間および低圧空間が押
    圧ピストンを貫通しかつ押圧期間中弁により遮断可能な
    通路を介して互いに接続可能であり、この弁の弁体が、
    押圧ピストンおよびピストン棒に対して同軸的に移動可
    能で液体圧力を受ける環状ピストンにより形成され、弁
    が閉じた際この環状ピストンが、ピストン棒上に固定的
    に設けられた押圧ピストンの弁座として形成される環状
    肩部へ密接する型締め装置において、液圧操作可能な環
    状ピストン25,61の開放運動あるいは閉鎖運動のい
    ずれか一方を押圧シリンダ10内の液体圧力とは無関係
    な圧力によって行なうため、型締め押圧シリンダの高圧
    空間とは液圧的に無関係な環状空間29,64,77が
    設けられて、ピストン棒16または92を貫通する通路
    31を介して圧力媒体を供給可能であることを特徴とす
    る、プラスチックあるいは金属を加工する射出成形機の
    型締め装置。
JP49142609A 1974-03-27 1974-12-13 プラスチックあるいは金属を加工する射出成形機の型締め装置 Expired JPS586616B2 (ja)

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DE2419314 1974-04-22

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JPS50128755A JPS50128755A (ja) 1975-10-11
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AT (1) AT354066B (ja)
CA (1) CA1024858A (ja)
CH (1) CH581022A5 (ja)
FR (1) FR2265526B1 (ja)
GB (1) GB1490775A (ja)
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