JPS5810300B2 - カ−トンブランク - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、物品の包装に用いるカートンブランクに関し
、特にシート状包装紙の使用以外にも適用できるカート
ンブランクに関する。

シート状紙は、通常シートから印刷者によって生産され
た印刷済みストックのストック寸法に製造者によって供
給される。

これは印刷者に紙を客の要求に沿って切断及び端部切除
させる。

製造者にとってストック寸法紙をカートンに包装するこ
とは普通の操作であるが、切断及び端部切除されたとき
それらは内容物にとって再使用のために適当な大きさで
ないので、これらのカートンは印刷者によって棄てられ
る。

これは貯蔵中火事の危険を生じるカートン材料の廃物と
なり、印刷ストックを新たに包装するときに印刷者に割
り増し費用を課する。

例えば再包装した洋品類、銃弾薬、個々に包まれたバタ
ーの小塊等、ばらで供給された多種の同一物品からなる
他の品物を再包装するとき同様の欠点が生じる。

本発明の目的は、第１の又はばらの形で供給された物品
が、第２の又は再分された形の同じ物品の少くとも一部
を再包装するときに容易に利用できるカートンブランク
を提供することにある。

「物品」の語句はここでは例えば１シートの紙又は上述
の方法で再包装された洋品等のすべての品目を表わすた
めに使用されている。

本発明によると、第１部分と第２部分とを含む一次カー
トンブランクからなり、前記−次カートンブランクは前
記第２部分を前記第１部分から切除するため及び前記第
１部分に対して第２部分を折曲して一次カートンの少な
くとも一部に組立てるための弱い線が前記第１部分と第
２部分の境界に形成されており、前記第１部分は二次カ
ートンの少なくとも一部にしたときに二次カートンの平
面部となる平面部分と二次カートンの側面部となる側面
部分を含む少なくとも一つの二次カートンブランク部を
含み、前記二次カートンブランク部は前記第２部分を前
記弱い線に沿って切除した後に前記平面部分と側面部分
の境界に沿って折曲して一次カートンよりも小容積の二
次カートンの少なくとも一部に形成されるカートンブラ
ンクが提供される。

このようなカートンブランクは一次カートンの少くとも
一部に組み立てることができる物品の包装に使用するた
めの一次カートンブランクを含み、その一次カートンブ
ランクは、一次カートンが分解された後二次カートンブ
ランクを得るために容易に分離できる部分（弱い線）を
有し、二次カートンブランク部は、一次カートンより小
さな体積の二次カートンの少くとも一部に組み立てるこ
とができるように形成されている。

本発明のカートンブランクを用いた物品の包装は、包装
によって保護同封された多数の物品からなり、包装を解
いた時に包装の作物品数の一部又は物品の一部を受ける
包装の体積より少い体積の二次カートンの少くとも一部
に組み立てることができるように形成された二次カート
ンブランク部を含む。

好ましくは、二次カートンブランク部は包装の一部を与
え、従って前記包装の少くとも一部は一次カートンから
なり、前記−次カートンはそれ自体を分解するとき容易
に分離できる二次カートンブランク部を一体に有する。

この配列では、一次カートンの少くとも１部は、二次カ
ートンブランク部を一体に有する一次カートンブランク
から形成される。

好ましい一配列において、一次カートンは２個の前記−
次カートンブランクから形成され、１個の一次カートン
ブランクは上部カートン部を与えるように形成され、他
の１個の一次カートンブランクは底部カートン部を与え
るように形成されている。

他の配列において一次カートンは２個以上の二次カート
ンブランク部を含む一次カートンブランクから形成され
、その一次カートンブランクは角筒状をした一次カート
ンを与えるように配列されている。

好ましくは、二次カートンブランク部の分離を助けるた
めに例えばミシン目をつけることによって一次カートン
ブランクに弱い線が与えられる。

もし必要なら、包装の一部を形成しない包装内に付加補
充カートンブランクが備えられる。

従らて、もし初めの包装内の二次カートン中に全物品を
入れることを望むなら、多数のこの付加補充カートンブ
ランクを必要とする。

また二次カートンに備えられた二次カートンブランク部
は全物品を収容するのには十分でなく、従って付加補充
カートンブランクが包装内に必要である。

二次カートンブランク部は、ボール紙、プラスチック材
料、上張りチップボール、黄板、段ボール又はケースポ
ード等の半硬質の曲折可能な材料から作られ、また使用
される材料は印刷に適した表面を有している。

所望のように適当な材料が選択されることが理解される
。

「半硬質の曲折可能な材料」の語句は、ここではカート
ンブランクからカートンが包装用に作られ、そのカート
ンブランクを作るのに適当な材料を定義するために使用
されている。

上述のように、本発明のカートンブランクは包装紙シー
トに都合よく使用され、従って二次カートンブランクは
初めの積層から作られたー積層の切断かつ端部切除され
た紙を収容することができる二次カートンの少くとも一
部に組み立てることができるように作られる。

好ましくは、十分な二次カートンブランクが初めの積層
から作られた全部の切断かつ端部切除された紙を収容す
るために与えられており、従ってもし一次カートンが与
えられているから、それは包装内で２個の二次カートン
ブランク部と少くとも２個の付加補充カートンブランク
を合体する。

もし必要なら、本発明のカートンブランクを用いた包装
は適当な材料によるシュリンク包装も可能である。

次に添付図面を参照して本発明をより詳細に説明する。

第１図のカートンブランクは一次カートンブランク１で
構成されており、一次カートンブランク部１はハツチン
グをつけた周辺リム部を形成している周辺部２と中央部
３を有しており、周辺部２と中央部３はミシン目４によ
って定められている。

この例では周辺部２が第１部分を構成し、中央部３が第
１部分を構成している。

各角では、周辺部２はさらにタブ部６を残して片５を切
除するようにミシン目がつけられている。

各角に隣接した周辺部２には弧状切込み７がある。

一次カートンブランク１は、片５を取り去り、周辺部２
を形成するス タブ６を横に折り曲げて切り込み７中に差し込むことに
よって箱状の一次カートンの上部又は底部に形成される
。

一次カートンブランク１の中央部３には、複数のストリ
ップ１０によって分けられかつふちを付けられた２つの
平面部９を定めるために折り線８がつけられている。

各角と中央部３の各長尺側に沿った中間において、一次
カートンブランク１には片１１とタブ部１２を定めるた
め（こミシン目がつけられている。

中央部３の長尺側のタブ部１２のすぐ隣りに、弧状切込
み１３がタブ部と係合する目的で形成される。

ミシン目４に沿った周辺部２からそれを離し、次いで片
１１を切除することによって、上下続きの二次カートン
を形成される二次カートンブランク部を中央部３に備え
ている。

次に中央部３は折り線８に沿って折り曲げられ、タブ１
２が対応する弧状切込み１３に差し込まれる。

この状態において、平面部９は、その大きさと同じ大き
さの一積層又は紙を受けるのに適合した二次カートンの
上部及び底部を形成し、ス １二次カートンの側面を形成する。

次に第２図の一次カートンは、第１図に示すカートンブ
ランクを２個組合せて箱状の一次カートンの上部２０と
底部２１を形成している。

上部２０は底部２１の上にぴったり合うようにふちの分
だけ大きい。

簡単にするために第２図に示されていないけれど、上部
及び底部の平らな上面及び底面は第１図の中央部３と同
じように切り込みが入れられ、かつミシン目がつけられ
ている。

上部２０と底部２１によって形成された箱内に、一積層
の紙２２が２個の付加補充カートンブランク２３と共に
受けられている。

付加補充カートンブランク２３は第１図の中央部３とそ
れぞれ同じ大きさであり、同じように切込みが入れられ
ミシン目がつけられている。

箱の上部及び底部の一部を形成する二次カートンブラン
ク部は、包の中に含まれた付加補充カートンブランク２
３と共に、都合のよい大きさに作られ、紙２２からなる
切断かつ端部切除されたシートを再包装させるような数
になっている。

それらは都合よく広告標識を付けることができ、印刷者
はすぐに再使用することができる。

一次カートンと二次カートンブランク部の大きさは都合
よく国際標準寸法系（ＩＳＯ）に見い出される一連の寸
法を利用する。

この系は三寸法系列、すなわち、Ａ、ＲＡ及びＳＲＡを
含む。

基本系列は、シートの縦と横の比が１：■であるＡ系列
である。

この系列では、各シートの大きさは一つ上の寸法のもの
の半分の面積を有する。

従って、Ａ２シートの寸法は４２０ｍｍ×５９４ｍｍ。

Ａ３シートの寸法は２９７ｍｍ×４２０ｍｍ、Ａ４シー
トの寸法は２１０ｍｍ×２９７ｍｍである。

ＲＡ及びＳＲＡ系列は基本のＡ系列寸法に対して寸法差
があるので切断及び印刷者による端部切除をする必要が
あり、また印刷操作中相じた他の符号を有する。

ＲＡ２紙の寸法は４３０ｍｍ×６１０ｍｍである。

第２図に示されているように一積層の紙２２をＲＡ２寸
法と仮定すると、切断及び端部切除されたときこれは同
じ高さの４個のＡ４寸法積層をもたらす。

箱の上部２０及び底部２１に合体された二次カートンブ
ランク部と付加補充カートンブランク２３は、都合よ＜
Ａ４寸法の紙を収容するカートンに組合せることができ
るような大きさである。

従って紙を供給して印刷者は、切断、端部切除、及び客
にすぐ発送するために印刷した後紙を再包装できるよう
にした包装を受ける。

第３図は本発明によるカートンブランクの変更態様を示
し、一次カートンブランクを構成している部分３０．３
１は連続して形成されている。

各部３０．３１は、それらが残りの周辺部と同じ巾の普
通の周辺部３４を共通にして連結されていることを除い
て第１図の一次カートンブランク１と構造が同一である
。

部分３０．３１はミシン目４の線に沿って折り曲げるこ
とによって一個の一次カートンに作られ、部分３０は箱
の底を、部分３１はふたを形成する。

付加補充カートンブランクは第２図の付加補充カートン
ブランク２３と同様にして別々に与えられるか、又はさ
らに二次カートンブランク部が部分３２．３３で示され
ているように部分３０．３１を延長して与えられる。

もし第３図に示されたように延長して与えられるとき、
それらは、包装されたとき箱内に保留されるように単に
内側に折り曲げられる。

第４図は、第１図の中央部３と各々同一構造の２つの部
分４１，４２を有するカートンブランクを用いて紙積層
（図示されていない）の包囲を与えるように側部４３，
４４を重ね合せて連結角筒状にした一次カートン４０を
示す。

一次カートン４０は重ね合せ部４５で両端をのり付けす
ることによって一つの一次カートンブランクから作られ
る。

なおその上に、一次カートンの中に紙が収容されたとき
２個の端部片４６．４７によって紙積層の端部が保護さ
れ、各端部片４６．４７は四角筒状の一次カートンの端
部に係合する端部縁４８を有する。

再び付加補充カートンブランクが包みの中に包含される
。

第５図は、−積層の紙５１と、該積層の上部及び底部を
形成する一対の二次カートンブランク５２．５３と、縁
保護ストリップ５４とからなる紙包装５０を示す。

二次カートンブランク５２゜５３は普通第１図の一次カ
ートンブランク１の中央部３と同一構造である。

ストリップ５４はその一端にタブ部５５と他端に積層５
１を収容するためにクブ５５を差し込む弧状切込み５６
とを有する。

いっしょに組合せ保持するために、積層５１、二次カー
トンブランク５２．５３及び縁ストリップ５４は第６図
に示されたような公知の適当な材料のシュリンク包装５
７によって全部収容される。

再び付加補充カートンブランクが必要なら含まれる。

シュリンク包装はまた前に述べた全ての実施態様に都合
よく使用されることが理解される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のカートンブランクの一例を示す平面図
、第２図は第１図の一次カートンブランクを２個用いた
一次カートンの分解図、第３図は本発明のカートンブラ
ンクの第２の実施例を示す平面図、第４図は本発明の他
のカートンブランクを用いた一次カートンの分解図、第
５図は本発明のさらに他のカートンブランクを用いた一
次カートンの分解図、第６図は組合されたときの第５図
の一次カートンの端面図。 １ニ一次カートンブランク、２：周辺部、３：中央部、
４：ミシン目、５，１に切除片、６゜１２．５５：タブ
部、７，１３，５６：弧状切込み、８：折り線、１０，
５４ニストリツプ、２０：上部、２１：底部、２２，５
１ ：紙の積層、２３：付加補充カートンブランク、４
０：包み、４６．４７：端部片、４８：端部縁、５２，
５３：二次カートンブランク、５７：シュリンク包装。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 第１部分と第２部分とを含む一次カートンブランク
   からなり、一次カートンブランクは前記第２部分を前記
   第１部分から切除するため及び前記第１部分に対して第
   ２部分を折曲して一次カートンの少なくとも一部に組立
   てるための弱い線が前記第１部分と第２部分の境界に形
   成されており、前記第１部分は二次カートンにしたとき
   に二次カートンの平面部となる平面部分と二次カートン
   の側面部となる側面部分を含む少なくとも一つの二次カ
   ートンブランク部を含み、前記二次カートンブランク部
   は前記第２部分を前記弱い線に沿って切除した後に前記
   第１部分を前記平面部分と側面部分との境界に沿って折
   曲して前記−次カートンよりも小容積の二次カートンの
   少なくとも一部に形成されることを特徴とするカートン
   ブランク。 ２ 前記弱い線がミシン目であることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載のカートンブランク。 ３ 前記−次カートンブランクが、一次カートンの上部
   カートン部を与えるように形成されたことを特徴とする
   特許請求の範囲第１項又は第２項記載のカートンブラン
   ク。 ４ 前記−次カートンブランクが、一次カートンの下部
   カートン部を与えるように形成されたことを特徴とする
   特許請求の範囲第１項又は第２項記載のカートンブラン
   ク。 ５ 前記−次カートンブランクの前記第１部分が、容易
   に分離できる少くとも２個の二次カートンブランク部を
   含むことを特徴とする特許請求の範囲第４項記載のカー
   トンブランク。 ６ 前記−次カートンブランクの前記第１部分が、箱の
   底とふたを与えるように形成されたことを特徴とする特
   許請求の範囲第５項記載のカートンブランク。 ７ 前記−次カートンブランクが、角筒状の一次カート
   ンを与えるように形成されていることを特徴とする特許
   請求の範囲第５項記載のカートンブランク。 ８ 前記−次カートンブランクの前記第１部分が中心部
   であり、前記第２部分が前記中心部の周辺の周辺リム部
   であることを特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第
   ７項のいずれか１項記載のカートンブランク。 ９ 前記−次カートンブランクが、半硬質の曲折可能な
   材料から作られていることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項ないし第８項のいずれか１項記載のカートンブラ
   ンク。 １０ 前記−次カートンブランクが、ボール紙、プラス
   チック材料、上張りチップボール、黄板、段ボール又は
   ケースポードから作られていることを特徴とする特許請
   求の範囲第９項記載のカートンブランク。 １１ 前記二次カートンブランク部が印刷に適した表面
   材料から作られていることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項ないし第１０項のいずれか１項記載のカートンブ
   ランク。