JPH1166606A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JPH1166606A
JPH1166606A JP9230525A JP23052597A JPH1166606A JP H1166606 A JPH1166606 A JP H1166606A JP 9230525 A JP9230525 A JP 9230525A JP 23052597 A JP23052597 A JP 23052597A JP H1166606 A JPH1166606 A JP H1166606A
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JP
Japan
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objective lens
frame
driving device
lens driving
optical pickup
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JP9230525A
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English (en)
Inventor
Hisao Isobe
尚夫 磯部
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄型化が可能な光ピックアップ装置を提案す
ること。 【解決手段】 光ピックアップ装置1において、フレー
ム2に収納した対物レンズ駆動装置4のホルダ支持部材
52の傾角を調整するために、フレーム2にV字状の切
り欠き28を形成する一方、ホルダ支持部材57の側壁
52の下端に切り欠き28に跨がる逆V字状の切り欠き
64を形成し、ホルダ支持部材52を点接触状態の支点
17を構成する。ホルダ支持部材57の側壁53、54
の側には、支点17を中心としてホルダ支持部材52の
傾角を調整する第1および第2の調整部81、82が構
成されている。対物レンズ駆動装置2は、フレーム2を
光ディスク面の法線方向(矢印Gの方向)に貫通する収
納穴24の内部に完全に収納されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(コンパクト
ディスク)やDVD(デジタルビデオディスク)などの
光記録ディスクの記録、再生に用いられる光ピックアッ
プ装置に関するものである。さらに詳しくは、光ピック
アップ装置において、対物レンズのフォーカシングエラ
ー補正およびトラッキングエラー補正を行う対物レンズ
駆動装置のフレームへの搭載構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CDやDVDなどの光記録ディスクの記
録、再生に用いられる光ピックアップ装置としては、対
物レンズを保持するレンズホルダをホルダ支持部材上で
対物レンズのフォーカシングエラー補正方向およびトラ
ッキングエラー補正方向に駆動する対物レンズ駆動装置
が、レーザ光源などとともにフレーム上に搭載されたも
のがある。この種の光ピックアップ装置では、対物レン
ズ駆動装置の底面に球曲面状の座(球座)を設け、この
球座をフレームの上面で受けることにより、対物レンズ
駆動装置をフレーム上に搭載している。従って、フレー
ムと対物レンズ駆動装置とは2段重ね構造になってい
る。また、従来の光ピックアップ装置では、この球座を
利用してフレーム上で対物レンズ駆動装置の傾きを変え
ることにより、対物レンズの傾角を調整している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、傾角調
整用の球座を利用して対物レンズ駆動装置をフレーム上
に搭載する構造では、フレームと対物レンズ駆動装置と
が2段重ね構造になっているため、光ピックアップ装置
を薄型化できないという問題点がある。
【0004】本発明の課題は、以上の問題を解消するこ
とにあり、薄型化が可能な光ピックアップ装置を提案す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、搭載した対物レンズを光ディスクの
フォーカシング方向およびトラッキング方向に駆動する
対物レンズ駆動装置と、該対物レンズ駆動装置と共に少
なくとも発光素子および受光素子を搭載し、光ディスク
のラジアル方向に移動可能なフレームとを備え、前記発
光素子からの出射光を前記対物レンズを経由して光ディ
スクに導光し、光ディスクからの反射光を前記対物レン
ズを経由して前記受光素子に導くように構成した光ピッ
クアップ装置において、前記対物レンズ駆動装置は、前
記フレームにおいて光ディスク面の法線方向に貫通する
収納穴内に配置され、かつ、前記対物レンズ駆動装置と
前記フレームとの間には当該対物レンズ駆動装置を前記
収納穴に支持する支持機構を有していることを特徴とす
る。
【0006】本発明では、フレームに形成した対物レズ
駆動装置の収納穴を光ディスク面の法線方向に貫通した
穴としている。従って、収納穴をフレームの厚さに相当
する深い穴として構成し、かつ、対物レンズ駆動装置の
底面位置をフレームの底面位置とほぼ同一な位置まで下
げるだけで、対物レンズ駆動装置を収納穴内に完全に収
納できる。従って、対物レンズ駆動装置とフレームとを
2段重ね構造とする必要がないので、光ピックアップ装
置の薄型化を図ることができる。
【0007】本発明において、前記対物レンズ駆動装置
と前記フレームが光ディスク面の法線方向で重なるの
は、前記発光素子からの出射光を前記対物レンズに向け
て折り曲げる全反射ミラーなどの光束折り曲げ素子、お
よび前記支持機構のみとすることが好ましい。すなわ
ち、比較的簡単な構造で光ピックアップ装置の薄型化を
図れるように、前記対物レンズ駆動装置と前記フレーム
との間で重なる部分を必要最小限に止めることが好まし
い。
【0008】本発明において、対物レンズ駆動装置を収
納穴に支持する支持機構自身が前記対物レンズ駆動装置
の傾角調整機構を備えていることが好ましい。このよう
な傾角調整機構としては、前記対物レンズ駆動装置の側
壁または該側壁から張り出した部分と前記フレームとが
略点接触する支点と、該支点で略90°に交わる線上に
前記側壁から張り出して前記光ディスク面の法線方向に
おける高さ位置が調整される2つの調整部とを備えてい
るものを採用することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
の光ピックアップ装置を説明する。
【0010】(全体構成)図1は、本発明の光ピックア
ップ装置の外観を示す平面図である。この図に示すよう
に、光ピックアップ装置1は光記録ディスク5の記録、
再生を行うものであり、CDやDVDなどの光記録ディ
スク5の記録面に対峙した状態に配置されるフレーム2
と、フレーム2に取り付けられた光源ユニット3と、光
源ユニット3が出射したレーザ光を光記録ディスク5に
集光する対物レンズ41と、この対物レンズ41をその
フォーカシングエラー補正方向およびトラッキングエラ
ー補正方向に駆動する対物レンズ駆動装置4とを有して
いる。フレーム2には、光源ユニット3および対物レン
ズ駆動装置4に給電するためのFPC基板6と、光源ユ
ニット3および対物レンズ駆動装置4を保護するために
その上側を覆う薄い板状のカバー7、8が取り付けられ
ている。フレーム2の外周部には2つのガイド孔21
と、コの字型に突き出したガイド部22とが形成され、
これらには光記録ディスク5の記録または再生に伴って
光ピックアップ装置1を光記録ディスク5のラジアル方
向(矢印Aで示す方向)に移動させるためのガイド軸
9、10が通されている。
【0011】(対物レンズ駆動装置の構成)図2は、光
ピックアップ装置1の内部構造および対物レンズ駆動装
置4の構造を説明するための分解斜視図である。図3
は、図1におけるIII −III 線で切断した部分の概略断
面図である。これらの図ではFPC基板6およびカバー
7、8を省略してある。
【0012】これらの図に示すように、対物レンズ駆動
装置4は、薄く張り出したレンズ保持部40で対物レン
ズ41を保持したレンズホルダ42と、このレンズホル
ダ42を、後述するフォーカシングエラー補正方向およ
びトラッキングエラー補正方向に移動可能に支持したホ
ルダ支持部材57を有している。
【0013】レンズホルダ42は、円筒状の胴部43
と、この胴部43の内側中央部分に形成された円筒状の
軸受け部44を備えている。胴部43の外周面における
軸受け部44を挟んで対峙する位置にはトラッキング駆
動用コイル45、46が取り付けられている。軸受け部
44の外周面にはフォーカシング駆動用コイル47が巻
き付けられている。胴部43の上端は天板48で覆わ
れ、そこに対物レンズ41が取り付けられている。
【0014】ホルダ支持部材57は長方形の底壁49を
備えており、底壁49の中央には支軸50が直立してい
る。支軸50はレンズホルダ42の軸受け部44の内側
に差し込まれ、レンズホルダ44をその軸線方向に摺動
可能、およびその軸線周りに回転可能な状態に支持して
いる。
【0015】底壁49の外周縁ではレンズホルダ44の
外周面を覆う板状部分からなる4つの側壁51〜54が
直立している。底壁49の内側では、軸受け部44を挟
んで対峙するように2つの内壁55、56が側壁51、
53と平行に切り起こされ、これらの内壁55、56は
レンズホルダ42の天板48に形成された開口58から
突き出している。側壁51、53にはトラッキング用駆
動コイル45、46と対峙するようにトラッキング用駆
動マグネット59、60が取り付けられ、内壁55、5
6にはフォーカシング用駆動コイル47に対峙するよう
にフォーカシング用駆動マグネット61、62が取り付
けられている。
【0016】これらのマグネットのうち、フォーカシン
グ用駆動マグネット61、62はフォーカシング用駆動
コイル47に対して単極に着磁された面を向けている。
ホルダ支持部材57の側壁54とレンズホルダ42の間
に取り付けられたFPC基板64を通してフォーカシン
グ用駆動コイル47に電流を流すとフォーカシング磁気
回路が構成され、レンズホルダ42を支軸50の軸線方
向に移動させることができる。従って、対物レンズ41
はその光軸方向に移動して、フォーカシングエラー補正
を行うことができる。また、トラッキング用駆動マグネ
ット59、60は、トラッキング用駆動コイル45、4
6に対して周方向に分極された面を向けており、FPC
基板64を通してトラッキング用駆動コイル45、46
に電流を流すとトラッキング磁気回路が構成され、レン
ズホルダ42を支軸50の回りに若干回転させることが
できる。従って、対物レンズ42はその光軸と直交する
方向に移動して、トラッキングエラー補正を行うことが
できる。
【0017】ホルダ支持部材57としては、磁性体の板
材をプレス加工した一体形成品が用いられているので、
底壁49、側壁51〜54、および内壁55、56は、
フォーカシング磁気回路およびトラッキング磁気回路の
ヨークとして作用する。
【0018】(フレームの構成)一方、フレーム2は対
物レンズ駆動装置4とほぼ同じ厚さで水平方向に延びる
アルミニウムダイカスト品であり、光源ユニット3が取
り付けられた光源ユニット取付部23と、対物レンズ駆
動装置4の側壁51〜54の周りとわずかな隙間を開け
て直立する枠部分で囲まれた収納穴24が形成され、こ
の収納穴24の内側に対物レンズ駆動装置4が配置され
る。本形態では、収納穴24は対物レンズ駆動装置4の
ホルダ支持部材57の外形形状に相応する平面形状を有
する。
【0019】光源ユニット3は、レーザ光源(発光素
子)、回折格子、および受光素子(図示せず。)を一体
化した構成になっており、レーザ光Lを収納穴24の側
に向けて出射できる向きに配置されている。すなわち、
光源ユニット3の内部において、レーザ光源は横方向に
光軸を向け、この光軸に沿って回折格子および受光素子
が配置されている。従って、光源ユニット3の薄型化を
図ることができるので、それを搭載するフレーム2、さ
らには光ピックアップ装置1自身の薄型化を図ることが
できる。
【0020】収納穴24はフレーム2の厚さ方向(光デ
ィスク面の法線方向、矢印Gで示す方向)に貫通し、フ
レーム2の厚さ寸法に相当する深さを有している。収納
穴24の内周面のうち、光源ユニット取付部23の側の
内周面241からは光源ユニット3に向けて略45°の
傾きをもって斜面を向けたミラー搭載部25が内側に向
けて突き出している。この光学素子取付部25には全反
射ミラー11(光束折り曲げ素子)が搭載され、この全
反射ミラー11はその反射面を略45°の傾きをもって
斜め上方に向けている。従って、光源ユニット3のレー
ザ光源から出射したレーザ光Lは全反射ミラー11によ
って立ち上げられ、収納穴24に取り付けられた対物レ
ンズ駆動装置4の対物レンズ41に入射し、光記録ディ
スク5の記録面に集光する。光記録ディスク5からの戻
り光は再び同じ経路をたどり、光源ユニット3の受光素
子に照射され、その戻り光に基づいて光記録ディスク5
の再生を行う。また、受光素子では戻り光に含まれたト
ラッキングエラー信号およびフォーカシングエラー信号
も検出し、対物レンズ駆動装置4はその信号に基づい
て、対物レンズ41をトラッキングエラー補正方向およ
びフォーカシングエラー補正方向に駆動する。
【0021】(対物レンズ駆動装置の収納状態)対物レ
ンズ駆動装置4のホルダ支持部材57の側において、対
物レンズ41の近傍で光記録ディスク5のラジアル方向
(矢印Aで示す方向)に延びる鉛直な側壁52には、そ
の下半部分から底壁49にかけて開口部63が形成され
ている。この開口部63は、フレーム2に形成された収
納穴24に対物レンズ駆動装置4を配置する際に、フレ
ーム2に形成されたミラー搭載部25および全反射ミラ
ー11とホルダ支持部材57との干渉を防止する逃げ部
となっている。従って、対物レンズ駆動装置4を収納穴
24に収納すると、ホルダ支持部材57の開口部63か
らミラー搭載部25および全反射ミラー11がホルダ支
持部材57の内側に入り込んで対物レンズ41の真下に
位置することになる。従って、フレーム2に形成した収
納穴24内にホルダ支持部材57を完全に収納した構成
であっても、対物レンズ41の真下位置に全反射ミラー
11を配置でき、全反射ミラー11を配置するスペース
をホルダ支持部材57の下方位置に確保する必要がな
い。しかも、開口部63は、側壁52の下半部分から底
壁49にかけて形成されているので、ホルダ支持部材5
7の底壁49の位置をフレーム2の底面位置近くまで下
げることができる。それ故、光ピックアップ装置1を薄
型化できる。
【0022】また、本形態では、対物レンズ41の真下
にミラー搭載部25および全反射ミラー11が位置する
ことになっても、それに重なる対物レンズ保持部40
は、薄く張り出して下方が抉られたような形状を有し、
ミラー搭載部25および全反射ミラー11を避けている
ので、光ピックアップ装置1の薄型化を妨げない。
【0023】さらに、対物レンズ駆動装置4は、フレー
ム2の厚さ寸法よりやや薄く構成され、かつ、ホルダ支
持部材57の底壁49の位置をフレーム2の底面まで下
げてあるので、対物レンズ駆動装置4はフレーム2から
上下にはみ出す部分がなく、フレーム2に完全に収納さ
れた状態となっている。また、ホルダ支持部材57の傾
角を、後述する傾角調整機構を介していずれの条件に調
整したときでも、レンズホルダ42の上端面は、フレー
ム2の上端面と同一の高さ位置、あるいはフレーム2の
上端面より低い位置にあってフレーム2の上端面からは
み出すことがない。
【0024】(傾角調整機構の構成)このように構成し
た光ピックアップ装置1には、図2に示すように、組み
立て時に対物レンズ41の光軸の傾きを調整するための
傾角調整機構100が構成されている。傾角調整機構1
00は支持機構を兼ねており、対物レンズ駆動装置4
は、傾角調整機構100によってフレーム2の収納穴2
4に支持されている。この傾角調整機構100の構成を
以下に説明する。
【0025】まず、フレーム2の側では、ミラー搭載部
25の付近において光軸Lを挟む両側位置に、ホルダ支
持部材57に向かって起立する2つの薄い板状部分26
が構成され、これらの板状部分26は光記録ディスク5
のトラック接線方向(タンジェンシャル方向/矢印Bで
示す方向)に延びている。これらの板状部26のうち、
一方の板状部26では段差261を構成するように1段
高い板状部分27(後述する支点を構成するための板状
部分)が構成されている。この板状部27の上縁にはV
字形状の切欠き28が形成されている。
【0026】また、フレーム2の収納穴24を構成して
いる枠状部分のうち、切欠き28から光記録ディスク5
のラジアル方向(矢印Aで示す方向)に水平に延ばした
線29と交差する一方の部分には、フレーム2を厚さ方
向に貫通する第1の孔31が形成されている。また、切
欠き28から光記録ディスク5のタンジェンシャル方向
(矢印Bで示す方向)に水平に延ばした線30と交差す
る一方の部分には、フレーム2を厚さ方向に貫通する第
2の孔32が形成されている。この第1および第2の孔
31、32が開口する枠部分の上面は水平面であり、切
欠き28とほぼ同じ高さ位置に設定されている。
【0027】一方、ホルダ支持部材57の側において、
開口部63(逃げ部)が形成された側壁52の下縁部分
には、逆V字状の切欠き65が形成されている。この切
欠き65は、ホルダ支持部材57をフレーム2の収納穴
24の内側に配置すると、図4に示すように、フレーム
2に形成した板状部分27の切欠き28に跨がる。この
状態で、ホルダ支持部材57とフレーム2とを挟むよう
に断面コの字状の板ばね12が装着され、ホルダ支持部
材57はフレーム2の方に押し付けられるように固定さ
れる。このように構成すると、板ばね12は弾性変形可
能であるため、ホルダ支持部材57は、側壁52の切欠
き65とフレーム2の切欠き28との重なり部分を支点
17にして揺動可能である。
【0028】また、側壁52に隣り合う側壁53には、
その上縁から外側に向けて水平に張り出した第1の鍔部
67が形成され、そこにはホルダ支持部材57をフレー
ム2の収納穴24の内側に配置したときに、支点17を
中心としてホルダ支持部材57のラジアル方向の傾角を
調整するための第1の調整部81が構成される。また、
側壁52と対抗する側壁54には、上縁から外側に向け
て水平に張り出した第2の鍔部69が形成され、そこに
はホルダ支持部材57をフレーム2の収納穴24の内側
に配置したときに、支点17を中心としてホルダ支持部
材57のタンジェンシャル方向の傾角を調整するための
第2の調整部82が構成される。
【0029】図5は、図1に示すV−V線で切断した部
分の断面図である。
【0030】図5に示すように、第1の調整部81は、
フレーム2に形成された第1の孔31に通して第1の鍔
部67に形成された第1のビス孔68に止める第1の傾
角調整用ビス15と、第1の鍔部67とフレーム2の間
に挟む第1のコイルばね13を備えている。フレーム2
に形成された第1の孔31には上面側および下面側に座
ぐりが形成されており、上面側の座ぐり部分の内側に第
1のコイルばね13が収納され、第1の傾角調整用ビス
15は下面側の座ぐり部分に収納される。その結果、第
1のコイルばね13が圧縮された状態で、ホルダ支持部
材57の側壁53に形成された第1の鍔部67がフレー
ム2に固定される。従って、第1の傾角調整用ビス15
を回転すれば、第1の鍔部67をフレーム2の光ディス
ク面の法線方向(矢印Gで示す方向)に高さ調整でき
る。このため、矢印C、Dで示すように、支点17を中
心としてホルダ支持部材57のラジアル方向の傾角を調
整できる。
【0031】図6は、図1に示すVI−VI線で切断した部
分の断面図である。
【0032】図6に示すように、第2の調整部82は、
フレーム2に形成された第2の孔32に通して第2の鍔
部69に形成された第2のビス孔70に止める第2の傾
角調整用ビス16と、第2の鍔部69とフレーム2の間
に挟む第2のコイルばね14を備えている。フレーム2
に形成された第2の孔32には上面側および下面側に座
ぐりが形成されており、上面側の座ぐり部分の内側に第
2のコイルばね14が収納され、第2の傾角調整用ビス
16は下面側の座ぐり部分に収納される。その結果、第
2のコイルばね14が圧縮された状態で、ホルダ支持部
材57の側壁54に形成された第2の鍔部69がフレー
ム2に固定される。従って、第2の傾角調整用ビス16
を回転すれば、第2の鍔部69を光ディスク面の法線方
向(矢印Gで示す方向)に高さ調整できる。このため、
矢印E、Fで示すように、支点17を中心としてホルダ
支持部材57のタンジェンシャル方向の傾角を調整でき
る。
【0033】(傾角調整機構の動作)本形態では、この
ような支点17を中心とする揺動を利用して光ピックア
ップ装置1の製造工程でホルダ支持部材57の傾角(対
物レンズの傾角)が調整される。この様子を図4ないし
図6を参照して詳述する。
【0034】図4および図5に示すように、ホルダ支持
部材57の側壁52は、切欠き28、65を介してフレ
ーム2の板状部分27に対して直角に交差するように跨
がった状態にあるため、ホルダ支持部材57は切欠き2
8、65の重なり部分を支点17にして矢印C、Dの双
方向に揺動可能である。しかも、ホルダ支持部材57は
フレーム2に対して板ばね12で押さえつけられている
だけであるため、第1の傾角調整用ビス15を締める方
向に廻せば、この部分でホルダ支持部材57の側壁53
に形成された第1の鍔部67はフレーム2の側に引き寄
せられ、その分だけ、ホルダ支持部材57は、矢印Dに
示すように、タンジェンシャル方向(矢印Bで示す方
向)に延びる軸線(支点17と第2の傾角調整用ビス1
6のねじ止め位置とを結ぶ線)周りに回転するように支
点17を中心に傾く。逆に、第1の傾角調整用ビス15
を緩める方向に廻せば、この部分でホルダ支持部材57
の側壁53に形成された第1の鍔部67は、第1のコイ
ルばね13に押されてフレーム2の側から離れ、その分
だけ、ホルダ支持部材57は、矢印Cに示すように支点
17を中心に傾く。従って、対物レンズ41はラジアル
方向(矢印Aで示す方向)の傾角調整がなされる。
【0035】また、図4および図6に示すように、ホル
ダ支持部材57の側壁52は、切欠き28、65を介し
てフレーム2の板状部分27に対して直角に交差するよ
うに跨がった状態にあるため、ホルダ支持部材57は切
欠き28、65の重なり部分を支点17にして矢印E、
Fの双方向にも揺動可能である。しかも、ホルダ支持部
材57はフレーム2に対して板ばね12で押さえつけら
れているだけであるため、第2の傾角調整用ビス16を
締める方向に廻せば、この部分でホルダ支持部材57の
側壁54に形成された第2の鍔部69はフレーム2の側
に引き寄せられ、その分だけ、ホルダ支持部材57は、
矢印Fに示すように、タンジェンシャル方向(矢印Bで
示す方向)に延びる軸線(支点17と第2の傾角調整用
ビス16のねじ止め位置とを結ぶ線)周りに回転するよ
うに支点17を中心に傾く。逆に、第2の傾角調整用ビ
ス16を緩める方向に廻せば、この部分でホルダ支持部
材57の側壁54に形成された第2の鍔部69は、第2
のコイルばね14に押されてフレーム2の側から離れ、
その分だけ、ホルダ支持部材57は、矢印Eに示すよう
に支点17を中心に傾く。従って、対物レンズ41はタ
ンジェンシャル方向(矢印Bで示す方向)の傾角調整が
なされる。
【0036】このようにして傾角調整機構100で記録
ディスク5のラジアル方向とトラック接線方向を調整す
れば、ラジアル方向とトラック接線方向は直交している
ので、対物レンズ41の光軸の傾角を全角度方向につい
て調整できる。
【0037】このようにして対物レンズ41の傾角調整
が終了した後は、図1に示すように、接着剤19で対物
レンズ駆動装置4をフレーム2に固定する。
【0038】(本形態の主な効果)以上説明したよう
に、本例の光ピックアップ装置1では、フレーム2に形
成した対物レズ駆動装置4の収納穴24を光ディスク面
の法線方向(矢印Gの方向)に貫通した穴としている。
従って、収納穴24をフレーム2の厚さに相当する深い
穴とし、かつ、対物レンズ駆動装置4の底面位置をフレ
ーム2の底面位置とほぼ同一な位置まで下げるだけで、
対物レンズ駆動装置4を収納穴内に完全に収納できる。
従って、対物レンズ駆動装置4とフレーム2とを2段重
ね構造とする必要がないので、光ピックアップ装置1の
薄型化を図ることができる。
【0039】また、対物レンズ駆動装置4とフレーム2
が光ディスク面の法線方向で重なるのを全反射ミラー1
1および傾角調整機構100のみとし、かつ、これらの
重なる部分が光ピックアップ装置1の薄型化を妨げない
構成になっている。すなわち、対物レンズ駆動装置4に
ついては全反射ミラー11を避ける形状とし、かつ、傾
角調整機構100を構成する第1および第2の鍔部6
7、69はホルダ支持部材57から側方に折り曲げ形成
されたものである。それ故、本形態の光ピックアップ装
置1では、比較的簡単な構造で大幅な薄型化を図ること
ができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本例の光ピックア
ップ装置では、フレームに形成した対物レズ駆動装置の
収納穴を光ディスク面の法線方向に貫通した穴としてい
る。従って、収納穴をフレームの厚さに相当する深い穴
とし、かつ、対物レンズ駆動装置の底面位置をフレーム
の底面位置とほぼ同一な位置まで下げることにより、対
物レンズ駆動装置を収納穴内に完全に収納できる。この
ように、本発明によれば、対物レンズ駆動装置とフレー
ムとを2段重ね構造とする必要がないので、光ピックア
ップ装置の薄型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ピックアップ装置の外観を示す平面
図である。
【図2】図1に示す装置の構造を説明するための分解斜
視図である。
【図3】図1におけるIII −III 線で切断した部分の断
面図である。
【図4】図1に示す装置において傾角調整時の揺動支点
となる部分を拡大して示す斜視図である。
【図5】図1におけるV−V線で切断した部分の断面図
である。
【図6】図1におけるVI−VI線で切断した部分の断面図
である。
【符号の説明】
1 光ピックアップ装置 2 フレーム 3 光源ユニット 4 対物レンズ駆動装置 5 光記録ディスク 11 全反射ミラー(光束折り曲げ素子) 12 板ばね 13 第1のコイルばね 14 第2のコイルばね 15 第1の傾角調整用ビス 16 第2の傾角調整用ビス 17 支点 24 収納穴 25 ミラー搭載部 27 フレーム側の板状部分 28 フレーム側のV字状の切欠き 29 支点と第1の傾角調整用ビスのねじ止め位置とを
結ぶ線 30 支点と第2の傾角調整用ビスのねじ止め位置とを
結ぶ線 40 レンズ保持部 41 対物レンズ 42 レンズホルダ 45、46 トラッキング用駆動コイル 47 フォーカシング用駆動コイル 49 ホルダ支持部材の底壁 51、52、53、54 ホルダ支持部材の側壁 57 ホルダ支持部材 59、60 トラッキング用駆動マグネット 61、62 フォーカシング用駆動マグネット 67 第1の鍔部 68 第2の鍔部 81 第1の調整部 82 第2の調整部 100 傾角調整機構(支持機構) L レーザ光

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搭載した対物レンズを光ディスクのフォ
    ーカシング方向およびトラッキング方向に駆動する対物
    レンズ駆動装置と、該対物レンズ駆動装置と共に少なく
    とも発光素子および受光素子を搭載し、光ディスクのラ
    ジアル方向に移動可能なフレームとを備え、前記発光素
    子からの出射光を前記対物レンズを経由して光ディスク
    に導光し、光ディスクからの反射光を前記対物レンズを
    経由して前記受光素子に導くように構成した光ピックア
    ップ装置において、 前記対物レンズ駆動装置は、前記フレームにおいて光デ
    ィスク面の法線方向に貫通する収納穴内に配置され、か
    つ、前記対物レンズ駆動装置と前記フレームとの間には
    当該対物レンズ駆動装置を前記収納穴に支持する支持機
    構を有していることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記対物レンズ駆動
    装置と前記フレームが光ディスク面の法線方向で重なる
    のは、前記発光素子からの出射光を前記対物レンズに向
    けて折り曲げる光束折り曲げ素子、および前記支持機構
    のみであることを特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記光束折り曲げ素
    子は全反射ミラーであることを特徴とする光ピックアッ
    プ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかおいて、前
    記支持機構は、前記対物レンズ駆動装置の傾角調整機構
    を備えていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記傾角調整機構
    は、前記対物レンズ駆動装置の側壁または該側壁から張
    り出した部分と前記フレームとが略点接触する支点と、
    該支点で略90°に交わる線上に前記側壁から張り出し
    て前記光ディスク面の法線方向における高さ位置が調整
    される2つの調整部とを備えていることを特徴とする光
    ピックアップ装置。
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