JPH1135019A - ラベル及びラベル付きプラスチック容器 - Google Patents

ラベル及びラベル付きプラスチック容器

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JPH1135019A
JPH1135019A JP19167997A JP19167997A JPH1135019A JP H1135019 A JPH1135019 A JP H1135019A JP 19167997 A JP19167997 A JP 19167997A JP 19167997 A JP19167997 A JP 19167997A JP H1135019 A JPH1135019 A JP H1135019A
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真二 熊谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器への型内ラベル貼着に際して、容器のコ
ーナー部等の曲率が急に変化する部分においても空気の
外部への放出が円滑且つ迅速にに行われると共に、ラベ
ルの外観特性、平滑性、滑り性等が良好であり、しかも
ラベル貼着に際してのハンドリングも良好な型内貼着用
ラベル及びこのラベルを貼着したプラスチック容器を提
供するにある。 【解決手段】 モールド内でプラスチックパリソンをブ
ロー成形すると同時に胴部の外面にラベルを貼着させて
成るラベル付きプラスチック容器において、前記ラベル
に、上下方向に並んだ斜線群を形成するように切れ目線
を刻設して成ることを特徴とするラベル付きプラスチッ
ク容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モールド内でプラ
スチックパリソンをブロー成形すると同時に胴部の外面
にラベルを貼着させて成るラベル付きプラスチック容器
及びそれに用いるラベルに関するもので、より詳細に
は、型内ラベル貼着時におけるプラスチック容器とラベ
ルとの接着界面における気泡の抱き込みによるフクレが
解消され、ラベル付容器の外観特性を向上させ、商品価
値を高めたラベル付プラスチック容器及びそれに用いる
ラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】中空容器に、内容物を表示するラベルを
貼着することは、包装製品の商品価値を高め、消費者の
購買意欲をそそることから、包装技術上重要な意味をも
っている。
【0003】中空容器に型内ラベル操作によりラベルを
施すことは古くから知られており、成形用金型のキャビ
ティ内表面に貼着すべきラベルを真空吸引等の手段によ
り保持し、この金型内でプラスチックパリソンを中空成
形する手段が一般に採用されている(例えば、特開昭6
1−202818号公報)。
【0004】型内ラベル操作用のラベルとしては、プラ
スチックフィルムを基本とするものが、裏面印刷が可能
で、画像が鮮明であり、また耐汚染性に優れている等の
利点を有することから望ましいものであり、成形されつ
つあるプラスチック容器壁の熱を利用して接着を行うと
いう点では、少なくとも内表面が熱接着可能な樹脂で形
成されていること、即ちラベル裏面が熱接着性樹脂フィ
ルムから成るか、或いは感熱接着剤のコート層から成る
のが有利である。
【0005】型内ラベル操作により、金型キャビティ表
面に保持されたラベルと成形されつつある容器外表面と
を結合させる際、ラベル内表面(貼着面)と容器外表面
との間に屡々空気の抱き込みを生じる。抱き込まれた空
気はラベルと容器外表面との間に閉じ込められて、この
部分の接着が不完全なものと成り、ラベル付容器を成形
型の外部に取出したとき、圧縮されていた気泡が膨張し
てフクレとなる。
【0006】このフクレの発生傾向は、容器断面形状が
扁平であるものにおいて著しく、特に容器外表面の曲率
が大きい部分、即ち隅角部で、空気の逃げ場がなくなる
ために大きくなる。
【0007】このフクレ発生を防止するため、ラベルに
ミシン目、針穴等を設けることも既に種々提案されてお
り、例えば、特開平2−108516号公報には、金型
1とパリソン2との間にラベル3を挟持した状態でパリ
ソン2を膨張させ容器をブロー成形すると共に、容器の
表面にラベルを貼着する方法において、前記金型の内面
の隅角部に開口する空気排出口を金型に設けると共に、
挟挿されるラベルの前記隅角部に対応する部位に空気の
流通ができる穿口部(例えばミシン目)を形成し、パリ
ソンの膨張の際、パリソンとラベルとの間に形成される
空洞部の空気を前記穿口部から空気排出口に排出して、
パリソンとラベルを密着させることを特徴とするブロー
成形容器におけるラベル貼着方法が記載されている。
【0008】また、実公平7−54109号公報には、
プラスチック容器を吹き込み成形すると同時にラベルを
容器の胴部に貼着して成るラベル付きプラスチック容器
において、前記ラベルに、開口径が0.01乃至2m
m、開口面積がラベル全体の0.01乃至3%の微細通
気口を30mm以下の小間隔をおいて貫通させて設けた
ことを特徴とするラベル付きプラスチック容器が記載さ
れている。
【0009】更に、出願人の出願にかかる特公平6−7
0736号公報には、型内ラベル貼着によりプラスチッ
ク容器の外表面に結合させるラベルであって、該ラベル
は少なくとも内表面が熱接着可能な樹脂から形成され、
該ラベルの少なくとも一部に、ラベルの外表面から内表
面に向けて針を突き刺すことにより、断面形状がY字型
乃至V字型に形成された、弁機能をする、肉眼では判別
困難な程度の大きさの内外に貫通してなる小さい孔の多
数を設けたことを特徴とする型内ラベル貼着用ラベルが
記載されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】型内貼着用ラベルにお
けるこれら従来技術の提案は、容器外表面とラベル裏面
との間に残留しようとする空気を、ミシン目或いは針穴
を通して、外部に逃がすことが可能となり、前述したフ
クレを防止するという点では一応の成功を収めている
が、ラベルの外観特性やハンドリング性の点では未だ十
分満足しうるものではない。
【0011】即ち、針の突き刺しによる孔を設けたラベ
ルでは、ラベル表面に凹凸が発生しやすく、外観が不良
となる傾向がある。一方、容器の隅角部に対応する部分
にミシン目を設けたラベルでは、このミシン目の部分か
らラベルが折れ曲がる傾向が大であって、円滑なラベル
貼着操作が屡々困難となる。
【0012】従って、本発明の目的は、容器への型内ラ
ベル貼着に際して、容器のコーナー部等の曲率が急に変
化する部分においても空気の外部への放出が円滑且つ迅
速にに行われると共に、ラベルの外観特性、平滑性、滑
り性等が良好であり、しかもラベル貼着に際してのハン
ドリングも良好な型内貼着用ラベル及びこのラベルを貼
着したプラスチック容器を提供するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、モール
ド内でプラスチックパリソンをブロー成形すると同時に
胴部の外面にラベルを貼着させて成るラベル付きプラス
チック容器において、前記ラベルに、上下方向に並んだ
斜線群を形成するように切れ目線を刻設して成ることを
特徴とするラベル付きプラスチック容器が提供される。
本発明によればまた、上下方向に並んだ斜線群を形成す
るように切れ目線を刻設して成ることを特徴とする型内
貼着用ラベルが提供される。本発明においては、 1.前記斜線群が互いに平行な切れ目線から成っている
か、或いは前記斜線群が交互にジグザグに配置された切
れ目線から成っていること、 2.前記斜線群が切れ目線刻設部分の単位面積1cm2
当たり15乃至100mmの長さで設けられているこ
と、 3.前記斜線群が横方向に対する傾斜角度が±10乃至
±80度である切れ目線よりなること、 4.前記斜線群が縦乃至横方向におけるピッチが2乃至
10mmであること、 5.前記切れ目線をラベルの四隅或いはラベルの左右端
縁に近接した部分に形成して成ること、 6.前記ラベルが一軸配向乃至二軸配向されたプロピレ
ン系重合体の未発泡乃至発泡フィルムを基材とするラベ
ルであること、 7.プラスチック容器が偏平断面を有する容器であるこ
と、が好ましい。
【0014】
【発明の実施形態】
[作用]本発明の型内貼着用ラベルでは、ラベルに上下
方向に並んだ斜線群から成る切れ目線を刻設したことが
特徴であり、これにより、ラベルの型内貼着を行うプラ
スチック容器に、器壁に肉厚分布があったり、器壁コー
ナーの曲率が小さい場合など、容器部材が形成される際
型接触による冷却速度が均一にならない場合にも、該当
する箇所に切れ目線の加工を施すことにより気泡のない
優れた外観が得られる。
【0015】本発明において、ラベルに設ける切れ目線
は、ラベルを上下に貫通しているという点では、従来の
技術にみられる孔と共通するところがあるが、孔の場合
には測定可能な開口面積を有するのに対して、切れ目線
の場合には、長さを有するとしても開口面積は実質的に
存在しない点で相違している。
【0016】この切れ目は、上下方向に並んだ斜線群を
形成するように設けることも重要である。切れ目線が断
続的に直線上に配置されたものとして、所謂ミシン目が
あるが、ミシン目の場合には、ミシン目の部分でラベル
が折れ曲がりやすく、ラベルスタックからの取り出しや
型への貼着保持が円滑に行えなくなる。また、切れ目線
を互いに交差するように配置したV字型やX字型のもの
もあるが、後述する例に示すとおり、V字型のもので
は、ラベルの滑り性が悪く、貼着に際して位置ずれを発
生しやすい。また、X字型のものでは、切れ目線の角の
部分のめくれにより凹凸の発生が著しくなる。
【0017】これに対して、切れ目線を上下方向に並ん
だ斜線群形成するように配置すると、ラベルのハンドリ
ングに際して、ラベルの折れ曲がりが発生することも、
滑り性の低下を発生することもなく、表面の平滑性が優
れたレベルに維持され、しかも気泡の外部への放出が円
滑且つ迅速に行えるのである。また外観にも優れたラベ
ル貼付ボトルが提供される。
【0018】即ち、上下方向に並んだ斜線群を形成する
ように配置した切れ目では、ラベル面に垂直方向の変位
が生じない限り、切れ目は閉ざされているが、ラベルと
成形されつつある容器との間に気泡が残留して、ラベル
面に垂直方向の応力が発生した場合には、切れ目線の部
分が開き、気泡の外部への放出が速やかに行えるのであ
る。しかも、上下方向に並んだ斜線群では、容器の成形
に伴って、残留気泡が上下左右等の何れの方向に移動す
る場合にも、この斜線群が気泡と交差するので、切れ目
線の開きによる気泡の放出が極めて迅速に行えるという
特徴がある。この特徴は、プラスチック容器の成形、従
ってラベルの貼着を高速に行う場合にも、気泡の残留傾
向が全くないという利点をもたらす。
【0019】[切れ目線]本発明の型内貼着用ラベルに
おいて、前記斜線群が互いに平行な切れ目線から成って
いるか、或いは前記斜線群が交互にジグザグに配置され
た切れ目線から成っていることが好ましく、特に斜線群
が互いに平行な切れ目線から成っていることが最も好ま
しい。
【0020】切れ目線の配置の一例を拡大して示す図1
において、この切れ目線1は上下方向に互いに平行に並
んだ斜線群2から成り、この斜線群2は横方向に複数の
列として配置されている(この例では3列)。切れ目線
1はαの傾斜角度と、横方向座標値x、縦方向座標値
y、寸法Aとを有しており、横方向斜線間間隔Dx及び
縦方向斜線間間隔Dyを有している。これらの各特性値
には、下記式の関係がある。 A=(x2 +y2 1/2 α=arc tan(y/x) 横方向ピッチ(WD) WD=x+Dx 縦方向ピッチ(HD) HD=y+Dy 斜線密度(DD) DD=A/(WD・HD)
【0021】この具体例において、x=2mm、y=2
mm、A=2.82mm、α=45゜、Dx=1mm、D
y=0であり、これらから、DD=2.82mm/6mm
2 =47mm/cm2 と算出される。
【0022】本発明において、横方向斜線間間隔Dx及
び縦方向斜線間間隔Dyは、斜線同士がつながって長い
線とならない限りは図4に示すように種々の値に設定す
ることが出来る。ラベルと容器との間に閉じこめられる
気泡が横方向に移動する傾向がある場合には、縦方向斜
線間間隔Dyをゼロとして、移動する気泡が斜線群のい
ずれかに交差するようにすることが気泡の放出を速やか
に且つ円滑にする上で好ましい。勿論、気泡が縦方向に
移動する傾向のある場合にには、横方向斜線間間隔Dx
をゼロとればよい。
【0023】本発明の型内貼着用ラベルの前記斜線群が
切れ目線刻設部分の単位面積1cm 2 当たり15乃至1
00mmの長さで設けることが好ましく、この切れ目線
の密度が上記範囲を下回ると気泡の抜けが不十分となり
やすく、一方上記範囲を上回るとラベルの強度が低下し
たり、ラベルの外観が白っぽくなって商品価値が低下
し、また、ラベルの平滑性が低下したり或いは変形した
りする傾向がある。
【0024】また、前記斜線群の横方向に対する傾斜角
度(α)が±10乃至±80度、特に±15乃至±75
度の範囲にあることが好ましく、角度が下限値を切る場
合には気泡残りが生じ、上限値を越える場合には、ラベ
ルの折れ曲がりが生じやすくなって、ラベルのハンドリ
ングに支障を来すようになるばかりか、切れ目線が開い
てしまうことがあり、外観が劣る傾向にある。
【0025】更に、前記斜線群の縦乃至横方向における
ピッチ(HD、WD)が2乃至10mm及び切れ目線の
長さが0.5乃至5mmの範囲にあることが好ましく、
切れ目線の長さが上記範囲よりも小さいか或いはピッチ
が上記範囲よりも大きい場合には、気泡の抜けが不十分
となる傾向がある。一方、切れ目線の長さが上記範囲よ
りも大きい場合には、ラベルの四隅で切れ目線が開き、
外観不良となる傾向がある。
【0026】本発明の型内貼着用ラベルにおいては、切
れ目は、図1に示すとおり、上下方向に平行に並んだ斜
線群として設けることが好ましいが、この斜線群は種々
のパターンで形成することもでき、例えば図2に示すと
おり、上下にジグザグに配置することもできるし、ま
た、図3に示すとおり、横方向にジグザグに配置するこ
ともできる。
【0027】上下方向に並んだ斜線群を刻設するラベル
の位置は、ラベルの気泡が溜まりやすい場所であればよ
く、一般にラベルの四隅或いはラベルの左右端縁に近接
した部分に斜線群を形成しておけばよい。勿論、一般に
必要でないが、ラベル全面に斜線群を設けることもでき
る。
【0028】図5は、ラベル3がプラスチック容器4の
胴部前面に貼着された容器を示すものであり、ラベル3
の左右端縁に近接した部分に斜線群2、2が設けられて
いる。図6は、ラベル付きプラスチック容器の他の例を
示すものであり、ラベル3の全面にわたって斜線群2、
2´が設けられている。
【0029】[ラベル]本発明に用いるラベルは、フィ
ルムをベースとしており且つ印刷層を有しているという
範囲内で任意の層構成を採用し得る。このラベルの断面
構造の数例を図7乃至図14により示す。図7におい
て、ラベル3は、プラスチックフィルム基材10、及び
その外表面に施された印刷層11から成る。プラスチッ
クフィルム基材10は単層フィルムでも多層フィルムで
もよいが、外面側がプラスチック容器に対して熱接着性
のものでなければならない。図8のラベル3は、印刷層
11の上にこれを保護するオーバーコート層12が設け
られている点を除けば図7のものと同様である。オーバ
ーコート層12としては透明な樹脂コート層が用いられ
る。
【0030】図9のラベル3はフィルム基材10の内面
側に熱接着性を有する接着剤樹脂層13がコーティング
等の手段で施されている。図10のラベル3は、図9の
印刷層11の上にオーバーコート層12が用いられてい
るものである。図11のラベル3は、フィルム基材10
の内面側に印刷層11が所謂裏印刷として施されてお
り、この印刷層11上に接着剤樹脂層13が設けられた
ものである。図12は、図11のラベルのフィルム基材
10の外面側にオーバーコート層12が設けられたもの
である。図13のラベル3は、フィルム基材10の内面
側に印刷層11、その上に、例えば蒸着等による金属薄
層14、及びその上に接着剤樹脂層13が設けられたも
のである。この金属薄層14は印刷層にメタリック光沢
を付与するのに役立つ。図14は、図13のラベルにお
いて、フィルム基材10の外面側にオーバーコート層1
2を設けたものである。本発明に用いるラベルの積層構
成は勿論、上に例示したものに限定されない。
【0031】フィルム基材を構成するプラスチックとし
ては、例えば、結晶性ポリプロピレン(PP)、結晶性
プロピレン−エチレン共重合体、結晶性ポリブテン−
1、結晶性ポリ4−メチルペンテン−1、低−、中−、
或いは高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体(EVA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体
(EEA)、イオン架橋オレフィン共重合体(アイオノ
マー)等のポリオレフィン類:ポリスチレン、スチレン
−ブタジエン共重合体等の芳香族ビニル重合体:ポリ塩
化ビニル、塩化ビニリデン樹脂等のハロゲン化ビニル重
合体:アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロ
ニトリル−スチレン−ブタジエン共重合体の如きニトリ
ル重合体:ナイロン6、ナイロン6,6、パラまたはメ
タキシリレンアジパミドの如きポリアミド類:ポリエチ
レンテレフタレート(PET)、ポリテトラメチレンテ
レフタレート等のポリエステル類:各種ポリカーボネー
ト:ポリオキシメチレン等のポリアセタール類等の熱可
塑性樹脂を挙げることができる。耐熱性の点で、PP、
PET等が適している。
【0032】これらのフィルム基材は、未延伸のもので
もよく、また一軸方向または二軸方向に延伸されたもの
でもよい。また、このフィルムは通常の透明フィルムで
もよいし、軽度に発泡したフィルムや、充填剤または顔
料を配合した半透明乃至不透明フィルムであってもよ
い。
【0033】フィルム基材の厚みは、曲面や凹凸部への
貼着が可能なものであり、一般に20乃至250μm、
特に50乃至150μmの範囲にあるのが適当である。
【0034】印刷層を形成するインキとしては、フィル
ム印刷に使用されるそれ自体公知のインキ、例えば、ポ
リエステルウレタン、ビニルウレタン、アクリルウレタ
ン、エポキシウレタン、エポキシビニル、エポキシアク
リル、塩素化ポリプロピレン等をビヒクルとし、着色料
を含むインキが使用される。印刷は、オフセット印刷、
グラビア印刷、凸版印刷、フレキソ印刷、電気写真印
刷、ホットスタンプ等の手段で施し得る。
【0035】ラベルに用いるフィルムと容器外表面のプ
ラスチックとの間に、中空成形時に直接でも十分な熱接
着力が得られる場合には特に必要でないが、一般にはホ
ットメルト接着樹脂を介して、延伸フィルム基体と容器
外壁プラスチックとの熱接着を行うのがよい。このよう
なホットメルト接着樹脂としては、酢酸ビニル含有量が
5乃至40重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体(E
VA)、アクリル酸含有量が5乃至40重量%のエチレ
ン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)や、低密度ポ
リエチレン(LDPE)、EVA、EEA等のエチレン
系樹脂や、これらの樹脂にロジン類、テルペン系樹脂、
石油樹脂、スチレン系樹脂等の粘着付与剤を5乃至30
重量%配合したものが使用される。また塩素化ポリプロ
ピレンも使用される。ホットメルト接着樹脂は、一般に
基体フィルム上に3乃至40μm、特に5乃至15μm
の厚みで設けるのがよい。接着樹脂を溶剤に溶解あるい
は分散させた溶液をグラビアコートにより塗布・乾燥し
て設けたり、基体フィルム上に接着樹脂を溶融・押出し
コートして設けることが出来る。
【0036】オーバーコート層としては、透明性と耐傷
性とに優れた樹脂、例えばニトロセルロース、アクリル
樹脂、アクリル−ビニル塗料、アクリル−フェノール塗
料、アクリル−アミノ塗料等が使用される。オーバーコ
ート層は一般に1乃至20μm、特に2乃至10μmの
厚みに設けるのがよい。
【0037】金属薄層は、アルミニウム等の金属の蒸着
またはホットスタンピング(転写)、あるいは金属箔等
により設けることができ、その厚みは一般に0.005 乃至
15μm、特に0.01乃至9μmの範囲にあるのがよい。
【0038】[切れ目線の刻設]ラベルに対する切れ目
線の刻設は、斜線群の諸寸法及び配置が前述した範囲と
なるように、それ自体公知の手段で行うことができる。
例えば、トムソン刃、ダイロールなどあるいはレーザー
加工等、一定の寸法精度の確保される方法ならば任意の
方法が用いられる。これらの内でもトムソン刃の使用が
望ましい。受け台としてカッター刃の耐久性を確保する
ため硬質のゴムなども用いられる。ラベル原反に対して
加工することや、あらかじめ枚葉に打抜いたラベルに加
工を施すこともできる。
【0039】フィルムのどちらの表面からも加工を施す
ことができるが、気泡の発生を抑制する観点から、また
ラベルの枚葉ハンドリンク性を確保するため接着剤塗布
面側より加工を施すのが好ましい。ラベル全体に切れ目
線の加工を施すこともあるが、あらかじめ気泡の発生し
易い箇所を確認した上で、その部分を含むように部分的
に切れ目線の加工を施すことが望ましい。
【0040】[プラスチック容器]本発明に用いるプラ
スチック容器は、ラベルのフィルム基材について、既に
述べた樹脂、例えばポリオレフィン類、芳香族ビニル重
合体、ハロゲン化ビニル重合体、ニトリル重合体、ポリ
アミド類、ポリエステル類、ポリカーボネート、ポリア
セタール等から成っていることができる。
【0041】本発明はこれらのプラスチック製容器の全
てについて適用可能であるが、特にポリプロピレン、高
密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、線状低密度ポ
リエチレン等のポリオレフィン、ビスフェノール型ポリ
カーボネート、ポリエチレンテレフタレート等のポリエ
ステル、ナイロン類を構成素材とする容器に適用容易で
ある。容器は単層構成でも、多層の積層構成であっても
よい。
【0042】容器の形状及び成形法も、型を用いて成形
するものである限り、特に制限を受けず、例えば押し出
しブロー成形法、射出成形法、真空成形法、圧空成形
法、圧縮成形法等によるプラスチック容器に広く適用す
ることができる。
【0043】容器の多層構成の一例を示す図15におい
て、この容器20は、酸素バリヤー性熱可塑性樹脂中間
層21、耐湿性熱可塑性樹脂の内外層22a,22b及
び必要により両樹脂の間に挿入された接着剤樹脂層23
a,23bから成る。
【0044】この場合内容物の保存性及び保香性の点
で、酸素透過係数(PO2 )が5.5×10-12 cc・
cm/cm2 ・sec・cmHg(37℃、0%RH)
以下、特に4.5×10-12 cc・cm/cm2 ・se
c・cmHg以下の熱可塑性樹脂の単独のもの、或いは
樹脂のブレンド物を酸素バリヤー性樹脂として用いるこ
とが望ましい。かかる樹脂の最も好適な例としては、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体、特にビニルアルコ
ール単位の含有量が40乃至85モル%、特に50乃至
80モル%のものを挙げることができる。このようなエ
チレン−ビニルアルコール共重合体は、エチレン或いは
エチレンの大部分とプロピレン等の他のオレフィンの少
量成分の組合せと、ギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオ
ン酸ビニルなど低級脂肪酸のビニルエステルとの共重合
体、特にエチレン−酢酸ビニル共重合体を、ケン化度が
96%以上、特に99%以上となるようにケン化するこ
とにより得られる。酸素バリヤー性樹脂の他の例として
は、ナイロン樹脂、特にナイロン6、ナイロン8、ナイ
ロン11、ナイロン12、ナイロン6,6、ナイロン
6,10、ナイロン10,6、或いはナイロン6−6,
6共重合体を挙げることができる。更に、ハイニトリル
樹脂、塩化ビニリデン樹脂、塩化ビニル樹脂等もこの目
的に使用し得る。酸素バリヤー性樹脂は、所謂ブレンド
物の形で使用することができ、例えば、エチレン−ビニ
ルアルコール共重合体とナイロン樹脂とのブレンド物を
使用することができ、更にエチレン−ビニルアルコール
共重合体と、他の樹脂、例えばポリエチレンや、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、或いはアイオノマーとのブレ
ンド物も、酸素透過係数が上述した範囲内にあれば、こ
の目的に使用し得る。
【0045】耐湿性熱可塑性樹脂としては、低−、中−
或いは高−密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレ
ン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、アイオノマー等のオレフィン系樹脂が好適に使用さ
れる。
【0046】酸素バリヤー性樹脂と耐湿性樹脂との間に
層間接着性がない場合には、両樹脂層の間に接着剤層を
介在させる。接着性樹脂(C)としては、前述した酸素
バリヤー性熱可塑性樹脂(A)及び耐湿性熱可塑性樹脂
(B)の両者に対して接着性を示す樹脂の任意のものが
使用される。かかる接着性樹脂(C)としては、一般
に、遊離カルボン酸、カルボン酸塩、カルボン酸エステ
ル、カルボン酸アミド、カルボン酸無水物、炭酸エステ 含有する熱可塑性重合体或いはこれらの重合体と他の熱
可塑性重合体とのブレンド物が使用される。これらの熱
可塑性重合体中のカルボニル基濃度は種々変化し得る
が、一般にはカルボニル基を5乃至1400ミリモル/
100g重合体、特に30乃至1200ミリモル/10
0g重合体の濃度で含有するものが望ましい。好適な接
着剤は、不飽和カルボン酸、酸無水物、エステル、アミ
ドなどのうち少なくとも一種類のエチレン系不飽和単量
体によって変性されたポリオレフィン、特にマレイン
酸、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、フマル
酸、イタコン酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無
水シトラコン酸、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチ
ル、マレイン酸エチル、アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミド、ヤシ油脂
肪酸アミド、マレイミド等で変性されたポリプロピレ
ン、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体などであり、他にエチレン−ア
クリレート共重合体、アイオノマー(デュポン社製サー
リンA)、ポリアルキレンオキシド、ポリエステルブロ
ック共重合体、カルボキシメチルセルロース誘導体或い
はこれらとポリオレフィン類とのブレンド物等である。
なお、これらの樹脂の内カルボニル基含有量の少ないも
のはそれ自体耐湿性樹脂として使用し得る。
【0047】本発明の容器における胴部は、所謂リジッ
ドな容器からコラップシブルな容器に至る迄、広範囲な
肉厚を有していることができ、例えば一般に0.2μm
から3.0mm迄の厚みを有することができる。
【0048】型内ラベル操作を説明するための図16に
おいて、工程Aにおいて、プラスチックパリソンのブロ
ー成形に先立って、ブロー割型30a,30bは開いた
状態にあり、これらの少なくとも一方のキャビティ表面
31に、ラベル3を予め施す。即ち、キャビティ表面3
1にはラベル3を支持する部分があり、この部分には減
圧吸気機構32が設けられており、ラベル3はサクショ
ンによりキャビティ表面31に保持される。この場合、
ラベルはプラスチックが内側となる位置関係とする。ラ
ベル3のキャビティ表面31への施用及び固定は、サク
ションに限定されることなく、例えば静電気によっても
行うことができる。尚、ラベルのキャビティ表面への施
用は、図示していないが、ラベルをラベルスタッカー内
に多数枚収容させ、ロボットアームによりラベルを一枚
づつ吸着保持させ、ブロー割型が開いているとき、アー
ムで保持されたラベルをキャビティ内に挿入することに
より行われる。
【0049】次いで工程Bにおいて、ダイス33から溶
融プラスチックパリソン34が押出され、ブロー割型3
0a,30bを閉じ、閉じられたパリソン35内に加圧
気体を吹き込む。
【0050】工程Cで、型内で膨張するパリソンは型表
面に保持され、ラベル3に押圧されて両者の密着が行わ
れ、且つ膨張されたパリソンは金型表面と接触して冷却
され、ラベル付容器10となる。
【0051】ブロー成形は、水平ロータリー式ブロー成
形機や縦型ロータリー式ブロー成形機等を用いるダイレ
クト・ブロー方式の他に、インジェクションブロー、2
段ブロー、シートフォーミング、延伸ブロー等の任意の
ブロー成形方式で行うことができる。勿論、本発明のラ
ベル付容器の成形は上述したブロー成形に限定されず、
例えば射出成形、真空成形、圧空成形等にも当然適用し
得ることが了解されるべきである。
【0052】
【実施例】本発明を次の例により説明する。
【0053】[実施例1] 切れ目線の効果 厚み80ミクロンの透明な横一軸延伸ポリプロピレン
(PP)系フィルムを原反基材とし、内表面に絵柄を印
刷し、次いで塩素化PP系の接着樹脂をコーティングし
た後、その原反についてボトルの高さ方向に沿って図1
に示すレイアウトにて、表1に示す各種のパターンの加
工を行った。すなわち、対象として、全く加工を施さな
いもの(比較例1)、穴径200ミクロンの針穴3mm
の間隔で約16個/cm2 の密度にて施したもの(比較
例2)、高さ3mm、幅2mmのV字の切れ目を約8個
/cm2 の密度にて施したもの(比較例3)、高さ3m
m、幅2mmのX字の切れ目を約8個/cm2 の密度に
て施したもの(比較例4)を、また本発明1では長さ
2.5mm、密度27.8mm/cm2 、傾斜角度がラ
ベルの左側が45°、右側が−45°、ピッチ3mmに
て切れ目線をそれぞれラベルの幅方向の両端18mmに
わたり施し、次いで、所定幅にスリットし、高さ方向1
12mm、径方向74mmの寸法のラベルの打抜きを行
った。
【0054】スタックされたこれらのラベルを枚葉に取
り出し、ダイレクトブロー成形機の金型内に自動挿入し
ながら内容量630ml、匁付け量59g、断面が偏平
楕円形のポンプ用高密度ポリエチレン(HDPE)製ブ
ローボトルを製作し、ラベル部の気泡の発生状況を観察
した。なおHDPEの押出し樹脂温は220℃であっ
た。
【0055】その結果、プレーンのラベルではラベルの
両隅、特に上下方向の四隅において気泡が多数発生した
(比較例1)。四隅では気泡が繋がっており、ボトルに
変形を加えると端部から剥離が拡大する傾向にあった。
更に、他の従来法の加工を施したラベルを用いる場合に
は、気泡の発生はある程度抑制されるが、外観が良くな
かったり(比較例2)、ラベルの枚葉取り出しが円滑に
行かず、ラベルの位置ずれが生じたり、2枚取りが発生
したり極端に作業性に劣っていた(比較例3、4)。
【0056】本発明1では、ボトルのブロー方向に対し
て傾斜した角度となる一定長さの切れ目線を特定の密度
で、特に気泡が発生し易いラベル端部、曲面の曲率の大
きな箇所に選択的に設けることにより、気泡発生が無く
作業性も良好であった。また、ラベルの両側で切れ目線
の傾斜角度を対称にすることで貼着精度も一層良好とな
った。
【0057】
【表1】
【0058】[実施例2] 切れ目線長さ、密度、傾斜角度、ピッチ ラベルに刻設する切れ目線の長さ、密度、傾斜角度、ピ
ッチなどをそれぞれの寸法範囲に変化させた場合につい
て、先の実施例1と同様に、ラベル貼付ブローボトルで
の気泡発生の程度を観察した。表2にこれらにそれぞれ
適正な範囲があることをラベル外観にて評価した結果を
示す。
【0059】
【表2】
【0060】その結果、切れ目線の長さが短いと気泡が
多数発生し、長い場合には貼付後に切れ目線が開き外観
がかえって劣った。長さ範囲として0.5mm〜5.0
mmが好ましく、0.7mm〜4.0mmが更に好まし
い。また、切れ目線密度があまり低いと気泡が発生し、
高すぎるとラベル外観が白っぽくなり刻設部と未刻設部
の色相が変わってしまいラベルの色によっては好ましく
ない。切れ目線密度の範囲として刻設部の平均として1
5〜100mm/cm2 が好ましく、30〜80mm/
cm2 が更に好ましい。切れ目線の傾斜角度として、ボ
トルのそれぞれの刻設部においてブロー方向に対し何ら
かの傾斜を持っていることが必要で、好ましくは±10
〜±80゜、更に好ましくは±15〜±75゜であるこ
とが必要である。切れ目線のピッチは、刻設するための
工具を製作する上であまり狭いピッチは好ましくなく、
長いピッチは気泡発生となる。ピッチの範囲として縦、
横いずれの方向について2〜10mmが好ましく、3〜
7mmが更に好ましい。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、ラベルに上下方向に並
んだ斜線群を形成するように切れ目線を設けることによ
り、容器への型内ラベル貼着に際して、容器のコーナー
部等の曲率が急に変化する部分においても空気の外部へ
の放出が円滑且つ迅速に行われると共に、ラベルの外観
特性、平滑性、滑り性等が良好であり、しかもラベル貼
着に際してのハンドリングも良好な型内貼着用ラベルが
提供され、このラベルを型内貼着することにより、商品
価値、外観特性に優れたプラスチック容器を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の型内貼着用ラベルにおける切れ目線の
配置の一例を示す平面図である。
【図2】本発明の型内貼着用ラベルにおける切れ目線の
配置の他の例を示す平面図である。
【図3】本発明の型内貼着用ラベルにおける切れ目線の
配置の更に他の例を示す平面図である。
【図4】本発明の型内貼着用ラベルにおける切れ目線の
配置の更に他の例を示す平面図である。
【図5】本発明のラベル付きプラスチック容器における
斜線群の配置の一例を示す正面図である。
【図6】本発明のラベル付きプラスチック容器における
斜線群の配置の他の例を示す正面図である。
【図7】本発明の型内貼着用ラベルの断面構造の一例
(フィルム層/印刷層)を示す拡大断面図である。
【図8】本発明の型内貼着用ラベルの断面構造の他の例
(フィルム層/印刷層/オーバーコート層)を示す拡大
断面図である。
【図9】本発明の型内貼着用ラベルの断面構造の更に他
の例(接着剤層/フィルム層/印刷層)を示す拡大断面
図である。
【図10】本発明の型内貼着用ラベルの断面構造の一例
(接着剤層/フィルム層/印刷層/オーバーコート層)
を示す拡大断面図である。
【図11】本発明の型内貼着用ラベルの断面構造の一例
(接着剤層/印刷層/フィルム層)を示す拡大断面図で
ある。
【図12】本発明の型内貼着用ラベルの断面構造の一例
(接着剤層/印刷層/フィルム層/オーバーコート層)
を示す拡大断面図である。
【図13】本発明の型内貼着用ラベルの断面構造の一例
(接着剤層/金属層/印刷層/フィルム層)を示す拡大
断面図である。
【図14】本発明の型内貼着用ラベルの断面構造の一例
(接着剤層/金属層/印刷層/フィルム層/オーバーコ
ート層)を示す拡大断面図である。
【図15】本発明のプラスチック容器の断面構造の一例
を示す拡大断面図である。
【図16】容器へのラベルの型内貼着を説明する説明図
である。
【記号の説明】
2 斜線群 3 ラベル 4 プラスチック容器 10 フィルム基材 11 印刷層 12 オーバーコート層 13 接着剤樹脂層 14 金属薄層 20 容器 21 酸素バリヤー性熱可塑性樹脂中間層 22a、22b 耐湿性熱可塑性樹脂の内外層 23a、23b 接着剤樹脂層 30a、30b ブロー割型 31 キャビティ表面 32 減圧吸気機構 33 ダイス 34 溶融プラスチックパリソン 35 パリソン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細岡 美智男 三重県名張市八幡字口入野1300番3 株式 会社フジシール名張工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モールド内でプラスチックパリソンをブ
    ロー成形すると同時に胴部の外面にラベルを貼着させて
    成るラベル付きプラスチック容器において、前記ラベル
    に、上下方向に並んだ斜線群を形成するように切れ目線
    を刻設して成ることを特徴とするラベル付きプラスチッ
    ク容器。
  2. 【請求項2】 前記斜線群が互いに平行な切れ目線から
    成っている請求項1記載のラベル付きプラスチック容
    器。
  3. 【請求項3】 前記斜線群が交互にジグザグに配置され
    た切れ目線から成っている請求項1記載のラベル付きプ
    ラスチック容器。
  4. 【請求項4】 前記斜線群が切れ目線刻設部分の単位面
    積1cm2 当たり15乃至100mmの長さで設けられ
    ている請求項1乃至3の何れかに記載のラベル付きプラ
    スチック容器。
  5. 【請求項5】 前記斜線群が横方向に対する傾斜角度が
    ±10乃至±80度である切れ目線よりなる請求項1乃
    至4の何れかに記載のラベル付きプラスチック容器。
  6. 【請求項6】 前記斜線群が縦乃至横方向におけるピッ
    チが2乃至10mmである切れ目線よりなる請求項1乃
    至5の何れかに記載のラベル付きプラスチック容器。
  7. 【請求項7】 前記切れ目線をラベルの四隅或いはラベ
    ルの左右端縁に近接した部分に形成して成る請求項1乃
    至6の何れかに記載のラベル付きプラスチック容器。
  8. 【請求項8】 前記ラベルが一軸配向乃至二軸配向され
    たプロピレン系重合体の未発泡乃至発泡フィルムを基材
    とするラベルであることを特徴とする請求項1乃至7の
    何れかに記載のラベル付きプラスチック容器。
  9. 【請求項9】 プラスチック容器が偏平断面を有する容
    器である請求項1乃至8の何れかに記載のラベル付きプ
    ラスチック容器。
  10. 【請求項10】 上下方向に並んだ斜線群を形成するよ
    うに切れ目線を刻設して成ることを特徴とする型内貼着
    用ラベル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002036345A (ja) * 2000-07-27 2002-02-05 Yupo Corp インモールド成形用ラベルおよび該ラベル付き樹脂成形品
JP2011095517A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Yoshino Kogyosho Co Ltd インモールドラベル

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