JPH11312709A - 外部接続端子の搭載装置 - Google Patents

外部接続端子の搭載装置

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JPH11312709A
JPH11312709A JP12077798A JP12077798A JPH11312709A JP H11312709 A JPH11312709 A JP H11312709A JP 12077798 A JP12077798 A JP 12077798A JP 12077798 A JP12077798 A JP 12077798A JP H11312709 A JPH11312709 A JP H11312709A
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JP
Japan
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workpiece
external connection
support
mounting
wiring pattern
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JP12077798A
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Masakuni Tokida
政邦 常田
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Shinko Electric Industries Co Ltd
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Shinko Electric Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被加工品に厚さのばらつきがあった場合で
も、確実にかつ能率的に外部接続端子を搭載することを
可能にする。 【解決手段】 外部接続端子14を搭載する多数の搭載
部が配列された複数の被加工部を備えた被加工品60を
加工治具にセットし、前記被加工部に配列された搭載部
の各々と同一の配置で複数個の外部接続端子14を支持
した端子支持治具24を、前記加工治具にセットされた
被加工品60に位置合わせして押接することにより、前
記端子支持治具24から前記被加工部の各々の搭載部に
前記外部接続端子14を移載する外部接続端子の搭載装
置において、前記被加工品60の被加工部ごとに前記端
子支持治具24の前記被加工品60に対する押接方向と
は逆向きに付勢され、かつ前記端子支持具24の前記被
加工品60に対する押接力により押動可能な複数の支持
ステージ40を前記加工治具に設けたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造で
使用されるはんだボール等の外部接続端子の搭載装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図6は配線パターンフィルムを用いて略
チップサイズに形成する半導体装置の製造工程を示す説
明図で、半導体チップ20を搭載した配線パターンフィ
ルム5に外部接続端子14を搭載する工程を示す。図6
(a) は半導体チップ20を搭載した配線パターンフィル
ム5を加工治具30にセットした状態、図6(b) は外部
接続端子を搭載するためのフラックスを配線パターンフ
ィルム5に塗布する工程、図6(c) は外部接続端子14
を配線パターンフィルム5に搭載する工程を各々示して
いる。
【0003】半導体チップ20は緩衝層であるエラスト
マー13を介して配線パターンフィルム5に接着されて
支持されており、上記工程によって配線パターンフィル
ム5に外部接続端子14を搭載した後、配線パターンフ
ィルム5に形成されたリードを半導体チップ20にボン
ディングし、配線パターンフィルム5を切断することに
よって個片のチップサイズパッケージに分離される。図
7はこうして得られたチップサイズパッケージの断面図
(部分)を示す。同図で10は配線パターンフィルム5
のベースフィルム、12はベースフィルム10の表面に
形成した配線パターンである。配線パターン12の一端
側には外部接続端子14が接合され、他端側はベースフ
ィルム10の端縁から延出するリード12aに形成さ
れ、リード12aの先端が半導体チップ20の表面電極
18にボンディングされている。16は半導体チップ2
0上で露出する表面電極18、リード12a等を封止す
る封止樹脂である。
【0004】上記のチップサイズパッケージの製造にあ
っては、加工効率上から、被加工品(ワーク)は1枚の
配線パターンフィルム5に複数個の半導体チップ20を
搭載したものを使用する。すなわち、複数個の半導体チ
ップ20を搭載した配線パターンフィルム5を加工治具
30にセットし、フラックス付けした後、フラックスの
粘性を利用して外部接続端子14を搭載する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6(a) の
最も左側のステージ30Aには半導体チップ20がセッ
トされていないが、これはこの半導体チップ20を搭載
する部位の配線パターン等が不良のため、この部分に半
導体チップ20を搭載していないことを示す。封止樹脂
16は隣接する半導体チップ20の中間部分を埋めるよ
うに塗布するから、その際に、半導体チップ20が搭載
されていない部位にも封止樹脂16が塗布される。図は
ステージ30Aに対向する部位に半導体チップ20が搭
載されず封止樹脂16が塗布されていることを示す。
【0006】図6(b) は配線パターンフィルム5の外部
接続端子14を搭載する部位にフラックスを転写する工
程を示す。22はフラックスを転写するためのドッティ
ングピンで、ピンの先端にフラックスがつけられてお
り、ドッティングピン22を配線パターンフィルム5に
押接することによってフラックスが転写される。ドッテ
ィングピン22は外部接続端子14(ランド)に位置合
わせして配列されている。ところで、この工程の際に半
導体チップ20が搭載されていないステージ30Aで
は、ドッティングピン22で配線パターンフィルム22
を突くと配線パターンフィルム5が下方にたわんでしま
い、ドッティングピン22による押接力が配線パターン
フィルム5に確実に作用せず、配線パターンフィルム5
にフラックスが確実に転写されないといった問題があ
る。
【0007】図6(c) は端子支持治具24に吸着支持し
たボール状の外部接続端子14を配線パターンフィルム
5に搭載する工程を示す。端子支持治具24に支持され
た外部接続端子14は配線パターンフィルム5に押接さ
れることにより、外部接続端子14の搭載部に移載され
る。この外部接続端子14の移載は配線パターンフィル
ム5に転写されているフラックスの粘性を利用するか
ら、外部接続端子14を確実に搭載するためには配線パ
ターンフィルム5に確実にフラックスが転写されていな
ければならない。ところが、上記工程のステージ30A
の部分のようにフラックスが転写されていないか、もし
くは十分に転写されていない場合には、フラックスの粘
性が利用できず外部接続端子14が移載されなくなる。
また、端子支持治具24で配線パターンフィルム5を押
圧した際に、配線パターンフィルム5がたわんでしまい
外部接続端子14が搭載されないといったことが起き
る。
【0008】このように端子支持治具24から外部接続
端子14が移載されずに残ってしまったり、端子支持治
具24のうち一部の外部接続端子14のみが移載された
りした場合は、次回の外部接続端子14の搭載が的確に
できなくなるという問題が生じる。このような、問題を
解決する方法としては、配線パターンフィルム5で不良
個所がある部位であってもダミーの半導体チップを搭載
して、外部接続端子14の移載が確実になされるように
して先の工程を進める方法がある。しかし、配線パター
ンフィルム5で不良が発生した部位ごとにダミーの半導
体チップを搭載して加工を進めることは生産効率上、き
わめて非効率である。また、ダミーの半導体チップが無
駄になるという問題もある。
【0009】また、配線パターンフィルム5で不良個所
がある部位を除いて正常部分にのみフラックスを転写さ
せるようにし、また正常部分のみを選択して外部接続端
子14を搭載させる装置を作ったとしても、装置の構成
が複雑になり、装置の稼働率が低下や動作速度の低下に
よる生産性の低下という問題を招くことになる。このた
め、実際上、配線パターンフィルム5の不良部分にもフ
ラックスを転写し、外部接続端子14を搭載するという
方法が採用されている。
【0010】本発明は、このような半導体装置の製造工
程における問題を解消すべくなされたものであり、配線
パターンフィルムを用いて構成する半導体装置の製造工
程で確実にかつ能率的に外部接続端子を搭載することを
可能とする外部接続端子の搭載装置を提供すうことを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、外部接続端子を
搭載する多数の搭載部が配列された複数の被加工部を備
えた被加工品を加工治具にセットし、前記被加工部に配
列された搭載部の各々と同一の配置で複数個の外部接続
端子を支持した端子支持治具を、前記加工治具にセット
された被加工品に位置合わせして押接することにより、
前記端子支持治具から前記被加工部の各々の搭載部に前
記外部接続端子を移載する外部接続端子の搭載装置にお
いて、前記被加工品の被加工部ごとに前記端子支持治具
の前記被加工品に対する押接方向とは逆向きに付勢さ
れ、かつ前記端子支持具の前記被加工品に対する押接力
により押動可能な複数の支持ステージを前記加工治具に
設けたことを特徴とする。また、前記被加工部の各々の
搭載部の配列と同一の配置で、前記搭載部にフラックス
を転写するドッティングピンを立設したフラックス転写
治具を、前記被加工品を介して前記各々の支持ステージ
を押動可能に設けたことを特徴とする。ドッティングピ
ンにより被加工品を押接した際に、支持ステージが押動
可能となることで、被加工部の厚さのばらつきを吸収し
てフラックスを確実に転写することができる。また、前
記支持ステージが、ダイヤフラムに支持され、そのエア
圧力によって付勢されること、また、前記支持ステージ
が、バネに支持され、その弾性力によって付勢されるこ
とを特徴とする。また、前記支持ステージに、前記被加
工品の支持面に設けられたエア吸引孔によって前記被加
工品を前記支持面にエア吸着して支持するエア機構を連
通して設けたことを特徴とする。また、前記被加工品
が、配線パターンフィルムに複数個の半導体チップが所
定間隔をおいて搭載されており、前記半導体チップの搭
載面とは反対側の面に外部接続端子を搭載するものであ
る場合は、ダミーの半導体チップを使用する必要がない
という利点がある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る外部接続端子
の搭載装置の実施形態について、添付図面とともに詳細
に説明する。図1〜3は外部接続端子の搭載装置の一実
施形態についてその要部の構成と、この外部接続端子の
搭載装置を用いて外部接続端子を搭載する工程を示す。
本実施形態では被加工品として配線パターンフィルム5
に所定間隔で複数個の半導体チップ20を搭載したもの
を対象とする。外部接続端子14を搭載する被加工部は
配線パターンフィルム5で各々の半導体チップ20を搭
載した面とは反対側の面である。
【0013】図1に示すように、本実施形態の外部接続
端子の搭載装置は、配線パターンフィルム5での半導体
チップ20の搭載位置ごとに別個に支持ステージ40を
配置するとともに、これらの支持ステージ40をベース
42に対して可動に支持したことを特徴とする。支持ス
テージ40は半導体チップ20を支持するブロック部4
0aと支持ステージ40が上昇した際の上位置を規制す
るフランジ部40bとを有し、ブロック部40aをベー
ス42に設けた貫通孔42aに摺入して移動可能とし、
フランジ部40bにより支持ステージ40の押し上げ位
置を規制している。
【0014】44は支持ステージ40の下面を支持する
ダイヤフラムである。このダイヤフラム44は図1の矢
印で示すように、その下面からエア圧力を加えることに
より適宜圧力で支持ステージ40を支持することが可能
である。ダイヤフラム44の下面側にはエア圧力を加え
るエア室が設けられ、エア室に連絡するエア機構が設け
られる。なお、ダイヤフラム44はゴム等の可撓性を有
する素材によって形成する。
【0015】図1は、ダイヤフラム44にエア圧力を加
え、各々の支持ステージ40を上位置に押し上げた状態
で被加工品60を支持ステージ40にセットした状態で
ある。図で40Aは配線パターンフィルム5で半導体チ
ップ20が搭載されていない搭載位置に対応する支持ス
テージである。本実施形態の外部接続端子の搭載装置は
配線パターンフィルム5に不良個所があった場合、ダミ
ーの半導体チップを搭載することなく加工を施すもので
ある。図1は、支持ステージ40Aに対向する配線パタ
ーンフィルム5に不良個所があり半導体チップ20が搭
載されず、封止樹脂16のみが塗布されている状態を示
している。
【0016】支持ステージ40Aの上面と配線パターン
フィルム5に塗布された封止樹脂16との間に若干隙間
が形成されているのは、支持ステージ40Aに対向する
配線パターンフィルム5に半導体チップ20が搭載され
ていないことから被加工品60の被加工部によって厚さ
がばらついていることによる。被加工品60の配線パタ
ーンフィルム5は枠フレームで周縁を支持して搬送等の
操作を行うから、半導体チップ20が搭載されていない
部位が自重でたわむことはない。
【0017】図2は上記のようにして支持ステージ4
0、40Aにセットした被加工品60にドッティングピ
ン22でフラックスを転写する操作を示す。ドッティン
グピン22は上下動ブロック23に支持されており、被
加工品60に向けて上下動ブロック23を下動させるこ
とによりドッティングピン22が被加工品60に押接さ
れ、ドッティングピン22の先端に付着されたフラック
スが配線パターンフィルム5に転写される。
【0018】支持ステージ40、40Aは昇降自在に支
持されているから、ドッティングピン22で被加工品6
0を突くことにより被加工品60を介して支持ステージ
40、40Aが押し下げられる。ドッティングピン22
の突端部の高さはすべて均等位置に揃っているからドッ
ティグピン22で被加工品60を押し下げると、図2に
示すように、被加工品60の高さ位置、すなわち配線パ
ターンフィルム5の上面は均等な高さに揃えられる。一
方、個々の支持ステージ40、40Aの押し下げ位置は
支持ステージ40、40Aによる支持位置での被加工品
60の厚さのばらつきによって不揃いになる。図2では
支持ステージ40、40Aの降下位置がばらつくことか
らダイヤフラム44に段差が形成されている。
【0019】このように、支持ステージ40、40Aを
昇降自在とし、ドッティングピン22で被加工品60を
押し下げる操作は、半導体チップ20の搭載の有無によ
る被加工品60の厚さのばらつきを吸収してすべてのド
ッティングピン22を配線パターンフィルム5に押接さ
せるようにするものである。したがって、半導体チップ
20の搭載の有無等による被加工品60の厚さのばらつ
きがある場合でも、ドッティングピン22を配線パター
ンフィルム5に確実に押接させることができ、すべての
ドッティングピン22からフラックスを転写させること
ができる。
【0020】支持ステージ40、40Aを昇降自在とし
てドッティングピン22により被加工品60を押接して
フラックスを転写する方法は、半導体チップ20の搭載
の有無によって被加工品60の厚さにばらつきが生じる
場合の他、半導体チップ20が搭載されていて配線パタ
ーンフィルム5に塗布されたエラストマー13の厚さに
ばらつきがあるといった場合にもこれらのばらつきを吸
収して確実なフラックスの転写を可能にすることができ
る。
【0021】なお、ドッティングピン22により被加工
品60を押し下げる操作は、ダイヤフラム44を介して
支持ステージ40、40Aを押し上げるエア圧力に抗し
てなされるから、ドッティングピン22による押し下げ
力は支持ステージ40、40Aを押し上げるエア圧力を
上回る必要がある。また、ドッティングピン22によっ
て被加工品60を押し下げる場合は被加工品60の厚さ
のばらつきを吸収するに十分な押し下げストロークをと
る必要がある。図2では支持ステージ40Aの上面に被
加工品60を押接して、支持ステージ40Aについても
僅かに押し下げるようにしている。
【0022】図3は端子支持治具24にエア吸着して支
持したボール状の外部接続端子14を配線パターンフィ
ルム5に搭載する工程を示す。本工程でも、上記のドッ
ティングピン22によりフラックスを転写する工程と同
様に、端子支持治具24によって被加工品60を押し下
げることにより、被加工品60を介して支持ステージ4
0、40Aを沈み込ませ、被加工品60の厚さのばらつ
きを吸収して配線パターンフィルム5の上面を平坦面と
して外部接続端子14を配線パターンフィルム5に搭載
することができる。
【0023】このように配線パターンフィルム5を平坦
面に支持して外部接続端子14を搭載することにより、
半導体チップ20が搭載されていない部位についても外
部接続端子14をフラックスの粘性を利用して確実に配
線パターンフィルム5に搭載することができる。なお、
端子支持治具24ではエア吸着により外部接続端子14
を支持して配線パターンフィルム5に外部接続端子14
押接した後、エア吸着を解除して配線パターンフィルム
5に外部接続端子14が移載されるようにする。この外
部接続端子14を搭載する加工工程でも支持ステージ4
0、40Aを押し上げるエア圧力と端子支持治具24に
よる押し下げ力を調節し、端子支持治具24により被加
工品60を押し下げて被加工品60の厚さのばらつきを
吸収するようにすることは上記工程の場合と同様であ
る。
【0024】以上説明したように、本実施形態の外部接
続端子の搭載装置ではドッティングピン22および端子
支持治具24により被加工品60を押し下げた際に支持
ステージを沈み込ませるようにすることによって加工時
に被加工品60がたわんだりすることを防止して、配線
パターンフィルム5に確実にフラックスを転写すること
ができ、外部接続端子14の搭載も確実に行うことがで
きる。これによって、たとえばダミーの半導体チップを
搭載したりすることなく、確実に外部接続端子14を搭
載することを可能とし、半導体チップの無駄を防止し、
外部接続端子の搭載工程での不良発生を好適に防止して
能率的な加工を可能とする。
【0025】上記実施形態のように被加工品60を支持
ステージ40で支持して加工する場合、被加工品60を
支持ステージ40の上面でエア吸着して支持するように
すると被加工品60の位置ずれを防止して確実な加工が
可能になる。図4はエア機構を利用して支持ステージ4
0で被加工品60をエア吸着できるように構成した例を
示す。説明上、支持ステージ40Aのみ断面構成を示す
が、他の支持ステージ40も同様に構成されている。す
なわち、支持ステージ40、40Aの上端面にはエア吸
引孔40cが開口し、支持ステージ40、40Aのフラ
ンジ部40bの側面にエア吸引孔40cに連通する連通
孔40dが開口する。
【0026】支持ステージ40、40Aの下面にはダイ
ヤフラム44が取り付けられ、ダイヤフラム44とベー
ス42の下面との間には密閉されたエア室46が形成さ
れている。エア室46は連絡路48を介してエア機構に
連絡し、エア機構によるエア吸引によって被加工品60
を支持ステージ40、40Aの上面にエア吸着する。5
0はダイヤフラム44の下側に配置したダイヤフラム支
持板である。このダイヤフラム支持板50には上記の支
持ステージ40、40Aの配置位置に合わせてエア孔5
2が開口する。エア孔52はエア圧力をダイヤフラム4
4の下方から作用させるためのものである。
【0027】ダイヤフラム支持板50の下方にはベース
板54を配置し、ダイヤフラム44とベース板54によ
って密閉されたエア室56を形成する。58はエア機構
とエア室56とを連絡する連絡路である。エア機構によ
り連絡路58を介してエア室56にエアを送入すること
により、ダイヤフラム44が所定の圧力で押し上げら
れ、支持ステージ40、40Aが所定の圧力で支持され
る状態となる。被加工品60を支持ステージ40、40
Aで支持する場合は、まず、エア機構によりエア室56
にエアを送入してダイヤフラム44を押し上げ、支持ス
テージ40、40Aを上位置に押し上げる。この状態で
被成形品60を支持ステージ40、40Aにセットし、
エア室46からエアを吸引することにより支持ステージ
40、40Aの上面に被加工品60を吸着して支持す
る。
【0028】外部接続端子14を搭載する操作は、前述
したように端子支持治具24で被加工品60を押し下
げ、エアクッションによって支持されている支持ステー
ジ40、40Aを押し下げることによってなされる。図
4は、端子支持治具24で被加工品60を押し下げて配
線パターンフィルム5に外部接続端子14を搭載した状
態である。外部接続端子14を搭載した後は、エア室5
6へのエア供給と、エア室46からのエア吸引を解除
し、支持ステージ40、40Aを下位置に降下させ、被
加工品60を支持ステージ40、40Aから移動可能と
する。
【0029】本実施形態の外部接続端子の搭載装置で
は、被加工品60を支持ステージ40、40Aでエア吸
着して支持することによって確実な加工を可能にすると
ともに、エアを送入するエア室56とエアを吸引するエ
ア室46とを共通のダイヤフラム44で仕切ることによ
って、エア室56へのエアの送入とエア室46からのエ
アの吸引を連動させ、円滑なエア操作を可能にしている
という特徴がある。
【0030】図5は、被加工品60の支持ステージ40
を昇降可能に支持し、かつ支持ステージ40で被加工品
60をエア吸着により支持可能とする他の実施形態を示
す。上記例ではエアクッションを利用して支持ステージ
40を上向きに付勢して支持したのに対して、本実施形
態ではバネ70の弾性力を利用して支持ステージ40を
付勢支持したことを特徴とする。すなわち、ベース42
の下方にベース板54を配置して支持ステージ40を上
下方向に可動とするエア室46を形成し、ベース板54
と個々の支持ステージ40との間にバネ70を介装し
て、支持ステージ40を常時上向きに付勢して支持す
る。
【0031】支持ステージ40では被加工品60をセッ
トする上面でエア吸引孔40cを開口させるとともに、
エア吸引孔40cを支持ステージ40の下面まで貫通さ
せてエア室46に連通させる。連絡路48からエア吸引
することにより被加工品60が支持ステージ40の上面
にエア吸着されて支持される。端子支持治具24等によ
り被加工品60を押し下げることにより、支持ステージ
40がバネ70の付勢力に抗して下降し、これによって
被加工品60の厚さのばらつきが吸収される。
【0032】支持ステージ40は被加工品60を弾性的
な支持力によって支持するものであり、エア圧力とダイ
ヤフラム44を利用する方法、本実施形態のようにバネ
70の弾性力を利用する方法の他にも種々の方法を利用
することができる。また、上述した実施形態では1枚の
配線パターンフィルム5に複数個の半導体チップ20を
搭載した被加工品60を対象として説明したが、本発明
に係る外部接続端子の搭載装置は配線パターンフィルム
5に半導体チップ20を搭載した被加工品60に対象が
限られるものではない。たとえば、半導体チップを搭載
して個片の回路基板を1枚のキャリア上で複数個支持し
て上記実施形態と同様な加工装置を用いて外部接続端子
を搭載する場合がある。このような例で個々の回路基板
の厚さにばらつきがある場合でも、支持ステージ等を上
記実施形態と同様な構成とすることによって個々のばら
つきを吸収して確実な外部接続端子の搭載を可能とす
る。
【0033】
【発明の効果】本発明に係る外部接続端子の搭載装置に
よれば、上述したように、外部接続端子を搭載する被加
工品の厚さにばらつきがあった場合でも、確実に外部接
続端子を搭載することを可能にする。また、被加工品が
配線パターンフィルムに半導体チップを搭載してなるも
のの場合には、配線パターンフィルムの不良個所にダミ
ーの半導体チップを搭載したりすることなく、確実でか
つ能率的な外部接続端子の搭載を可能とし、半導体装置
の生産効率を効果的に向上させることができる等の著効
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る外部接続端子の搭載装置の一実施
形態で、被加工品をセットした状態の説明図である。
【図2】外部接続端子の搭載装置の一実施形態で、被加
工品にフラックスを転写している状態の説明図である。
【図3】外部接続端子の搭載装置の一実施形態で、被加
工品に外部接続端子を搭載している状態の説明図であ
る。
【図4】支持ステージの内部構造とダイヤフラムの取り
付け構造を示す断面図である。
【図5】本発明に係る外部接続端子の搭載装置の他の実
施形態の構成を示す断面図である。
【図6】配線パターンフィルムに半導体チップを搭載し
た被加工品に外部接続端子を搭載する従来方法を示す説
明図である。
【図7】配線パターンフィルムを用いて形成されたチッ
プサイズパッケージの断面図である。
【符号の説明】
5 配線パターンフィルム 14 外部接続端子 16 封止樹脂 20 半導体チップ 22 ドッティングピン 24 端子支持治具 30、30A 支持ステージ 40、40A 支持ステージ 40a ブロック部 40b フランジ部 40c エア吸引孔 42 ベース 44 ダイヤフラム 46、56 エア室 48、58 連絡路 50 ダイヤフラム支持板 60 被加工品 70 バネ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部接続端子を搭載する多数の搭載部が
    配列された複数の被加工部を備えた被加工品を加工治具
    にセットし、 前記被加工部に配列された搭載部の各々と同一の配置で
    複数個の外部接続端子を支持した端子支持治具を、前記
    加工治具にセットされた被加工品に位置合わせして押接
    することにより、前記端子支持治具から前記被加工部の
    各々の搭載部に前記外部接続端子を移載する外部接続端
    子の搭載装置において、 前記被加工品の被加工部ごとに前記端子支持治具の前記
    被加工品に対する押接方向とは逆向きに付勢され、かつ
    前記端子支持具の前記被加工品に対する押接力により押
    動可能な複数の支持ステージを前記加工治具に設けたこ
    とを特徴とする外部接続端子の搭載装置。
  2. 【請求項2】 前記被加工部の各々の搭載部の配列と同
    一の配置で、前記搭載部にフラックスを転写するドッテ
    ィングピンを立設したフラックス転写治具を、前記被加
    工品を介して前記各々の支持ステージを押動可能に設け
    たことを特徴とする請求項1記載の外部接続端子の搭載
    装置。
  3. 【請求項3】 前記支持ステージが、ダイヤフラムに支
    持され、そのエア圧力によって付勢されることを特徴と
    する請求項1または2記載の外部接続端子の搭載装置。
  4. 【請求項4】 前記支持ステージが、バネに支持され、
    その弾性力によって付勢されることを特徴とする請求項
    1または2記載の外部接続端子の搭載装置。
  5. 【請求項5】 前記支持ステージに、前記被加工品の支
    持面に設けられたエア吸引孔によって前記被加工品を前
    記支持面にエア吸着して支持するエア機構を連通して設
    けたことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の
    外部接続端子の搭載装置。
  6. 【請求項6】 前記被加工品が、配線パターンフィルム
    に複数個の半導体チップが所定間隔をおいて搭載されて
    おり、前記半導体チップの搭載面とは反対側の面に外部
    接続端子を搭載するものであることを特徴とする請求項
    1、2、3、4または5記載の外部接続端子の搭載装
    置。
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