JPH11312178A - コンピュータと携帯端末間のデータ連携システム及びそのデータ連携方法 - Google Patents

コンピュータと携帯端末間のデータ連携システム及びそのデータ連携方法

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JPH11312178A
JPH11312178A JP10134526A JP13452698A JPH11312178A JP H11312178 A JPH11312178 A JP H11312178A JP 10134526 A JP10134526 A JP 10134526A JP 13452698 A JP13452698 A JP 13452698A JP H11312178 A JPH11312178 A JP H11312178A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パーソナルコンピュータから携帯端末へのデ
ータの取り込処理及び携帯端末とパーソナルコンピュー
タとの同期処理を短時間で実行するパーソナルコンピュ
ータと携帯端末間のデータ連携システムを提供する。 【解決手段】 本発明のデータ連携システムは、コンピ
ュータが、親データベースから携帯端末に持ち出すオブ
ジェクトデータに関しレコード属性を定義し、レコード
単位にオブジェクトデータを格納し、オブジェクトデー
タ相互の関連性を定義する各データベースを携帯端末上
に作成する手段と、親データベースからオブジェクト格
納データベースにデータを書き出す手段と、オブジェク
ト格納データベースと親データベースの同期処理を行な
う同期手段を備え、携帯端末が、オブジェクトデータの
編集とデータ項目の表示順の変更又は表示の有無の選択
を行なう編集手段と、レコード属性に基づいてリンクデ
ータの解決処理を行なう手段と、レコードに更新フラグ
を設定する更新フラグ設定手段と、オブジェクトデータ
の表示順又は表示の有無を示す属性を変更する手段を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータと携
帯端末間のデータ連携システムとそのデータ連携方法に
関し、特に、パーソナルコンピュータから携帯端末に取
り出したデータを自在に編集活用することを可能とした
コンピュータと携帯端末間のデータ連携システムとその
データ連携方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、営業等においては会社のコンピュ
ータ上のデータベースの各種情報を携帯端によって出先
に持ち出して活用する場合が増えてきている。例えば、
携帯端末に顧客の情報を持ち出して参照・編集する、あ
るいは、携帯端末に外商する製品の情報を持ち出して参
照する、また携帯端末に現在自分の抱えている商談情報
を持ち出して利用する等といったことが行なわれてい
る。
【０００３】従来、パーソナルコンピュータのデータベ
ース上のデータを携帯端末に読み込み、出先に携帯端末
を持ち出して活用する場合、パーソナルコンピュータ上
のデータをそのまま携帯端末に取り込んでいるため、デ
ータ量が多い場合、パーソナルコンピュータから携帯端
末へのデータの取り込処理及び携帯端末上でデータ編集
を行なった場合のパーソナルコンピュータとの同期処理
に長時間を要する。
【０００４】また、従来のシステムでは、データデータ
ベースのデータをそのまま携帯端末に取り込むことか
ら、携帯端末で持ち出す必要のないデータも持ち出され
ることになり、実際に携帯端末で必要なデータを参照す
る際に、操作及び活用を妨げることになる。
【０００５】また、コンピュータ相互のデータ連携に関
する従来技術としては、例えば、特開平８−３０５７１
４号公報及び特開平２−５８１６５号公報に開示される
分散データベース管理システムがある。
【０００６】また、特開平５−８９００４号公報では、
ホストコンピュータのデータベースを携帯端末にダウン
ロードして、オフラインで携帯端末で更新したデータを
ホストコンピュータに同期をとってアップロードする技
術が開示されている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のパーソ
ナルコンピュータと携帯端末間のデータ連携において
は、以下に述べるような問題点があった。
【０００８】第１に、コンピュータ上のデータをそのま
ま携帯端末に取り込んでいるため、データ量が多い場
合、パーソナルコンピュータから携帯端末へのデータの
取り込処理及び携帯端末上でデータ編集を行なった場合
のパーソナルコンピュータとの同期処理に長時間を要す
る。
【０００９】第２に、従来のシステムでは、データデー
タベースのデータをそのまま携帯端末に取り込むことか
ら、携帯端末で持ち出す必要のないデータも持ち出され
ることになり、実際に携帯端末で必要なデータを参照す
る際にデータの迅速な活用が妨げられる。
【００１０】第３に、携帯端末上に取り込んだデータに
ついては、コンピュータの上の親データベースと同期を
とる必要があるため、携帯端末上のデータの項目順をユ
ーザが必要に応じて変更することができない。このた
め、データの効率的な利用ができない。
【００１１】なお、上述した特開平５−８９００４号公
報では、ホストコンピュータのデータベースを携帯端末
にダウンロードして、オフラインで携帯端末で更新した
データをホストコンピュータに同期をとってアップロー
ドするシステムが開示されているが、携帯端末上で変更
されたデータについてユーザＩＤに基づいて同期をとる
だけであり、上述したような問題点は解決されていな
い。
【００１２】また、上述した特開平８−３０５７１４号
公報及び特開平２−５８１６５号公報に開示される分散
データベース管理システムでは、ＬＡＮ接続された複数
のサイト間に分散配置されるデータベースにおける同期
に関する技術が開示されているが、コンピュータ上のデ
ータベースを携帯端末上に持ち出して、参照・編集を行
ない、かつ同期処理を行なうといった内容については触
れられていない。
【００１３】本発明の第１の目的は、パーソナルコンピ
ュータから携帯端末へのデータの取り込処理及び携帯端
末とパーソナルコンピュータとの同期処理を短時間で実
行することを可能とするパーソナルコンピュータと携帯
端末間のデータ連携システムとそのデータ連携方法を提
供することにある。
【００１４】本発明の第２の目的は、コンピュータのデ
ータベースから携帯端末で持ち出す必要のあるデータだ
けを選択して取り込むことにより、データの迅速な活用
を実現するパーソナルコンピュータと携帯端末間のデー
タ連携システムとそのデータ連携方法を提供することに
ある。
【００１５】本発明の第３の目的は、携帯端末上に取り
込んだデータの項目順をユーザが必要に応じて変更する
ことを可能とし、これによりデータの効率的な利用を実
現するパーソナルコンピュータと携帯端末間のデータ連
携システムとそのデータ連携方法を提供することにあ
る。
【００１６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、コンピュータ上の親データベースのデータを携帯
端末上に取り出し、取り出したデータを前記携帯端末上
で表示編集し、かつ前記携帯端末上の更新データと前記
コンピュータ上のデータベースとの同期処理を行なうコ
ンピュータと携帯端末間のデータ連携システムにおい
て、前記コンピュータは、前記親データベースから前記
携帯端末に持ち出すオブジェクトデータとそのレコード
項目を選択する手段と、選択されたオブジェクトデータ
に関し、レコード属性を定義する項目定義データベース
と、前記項目定義データベースに対応してレコード単位
にオブジェクトデータを格納するオブジェクト格納デー
タベースと、前記オブジェクト格納データベースに格納
されたオブジェクトデータ相互の関連性を定義する関連
定義データベースと、作成された各データベース相互の
関連性を定義する定義データベースとを前記携帯端末上
に作成する手段と、前記親データベースから取り出した
レコード単位に前記項目定義データベースに従って、対
応する前記オブジェクト格納データベースにデータを書
き出す手段と、前記携帯端末の前記オブジェクト格納デ
ータベースデータベースから更新データを読み込み前記
コンピュータの前記親データベースに書き込む同期処理
を行なう同期手段とを備え、前記携帯端末は、前記オブ
ジェクト格納データベースに格納されたオブジェクトデ
ータの編集と、データ項目の表示順の変更又は表示の有
無の選択を行なう編集手段と、前記オブジェクト格納デ
ータベースのレコード項目が他の前記オブジェクト格納
データベースを参照する場合に、前記項目定義データベ
ースのレコード属性に基づいてリンクデータの解決処理
を行なう手段と、前記オブジェクト格納データベースに
対してレコードの更新又は追加がなされた場合に、オブ
ジェクト格納データベースの対応するレコードに更新フ
ラグを設定する更新フラグ設定手段と、前記オブジェク
ト格納データベースのオブジェクトデータの表示順の変
更又は表示の有無の選択がなされた場合に、当該内容に
従って前記項目定義データベースのオブジェクトデータ
の表示順又は表示の有無を示す属性を変更する手段とを
備え、前記コンピュータの前記同期手段は、前記携帯端
末の前記オブジェクト格納データベースから更新フラグ
が設定されたレコードを読み出して前記コンピュータの
前記親データベースを更新することを特徴とする。
【００１７】請求項２の本発明のコンピュータと携帯端
末間のデータ連携システムでは、前記更新フラグ設定手
段は、前記オブジェクト格納データベースに対してレコ
ードの更新又は追加がなされた場合、前記前記定義デー
タベースに、当該オブジェクト格納データベースが更新
されたことを示すフラグを設定し、前記同期手段は、前
記定義データベースのフラグによって更新された前記オ
ブジェクト格納データベースを検索し、かつ検索された
前記オブジェクト格納データベース更新フラグが設定さ
れたレコードを読み出して前記コンピュータの前記親デ
ータベースを更新することを特徴とする。
【００１８】請求項３の本発明のコンピュータと携帯端
末間のデータ連携システムでは、前記項目定義データベ
ースには、各レコード項目毎に、当該レコード項目が参
照する他のオブジェクト格納データベースとレコード項
目と、当該レコード項目がリンクするレコード項目とリ
ンクするレコード項目が参照するオブジェクト格納デー
タベースのレコード項目を属性として有することを特徴
とする。
【００１９】請求項４の本発明のコンピュータ上の親デ
ータベースのデータを携帯端末上に取り出し、取り出し
たデータを前記携帯端末上で表示編集し、かつ前記携帯
端末上の更新データと前記コンピュータ上のデータベー
スとの同期処理を行なうコンピュータと携帯端末間のデ
ータ連携方法において、前記コンピュータが、前記親デ
ータベースから選択された前記携帯端末に持ち出すオブ
ジェクトデータとそのレコード項目に関し、レコード属
性を定義する項目定義データベースと、前記項目定義デ
ータベースに対応してレコード単位にオブジェクトデー
タを格納するオブジェクト格納データベースと、前記オ
ブジェクト格納データベースに格納されたオブジェクト
データ相互の関連性を定義する関連定義データベース
と、作成された各データベース相互の関連性を定義する
定義データベースとを前記携帯端末上に作成し、前記親
データベースから取り出したレコード単位に前記項目定
義データベースに従って、対応する前記オブジェクト格
納データベースにデータを書き出し、前記携帯端末の前
記オブジェクト格納データベースデータベースから更新
データを読み込み前記コンピュータの前記親データベー
スに書き込む同期処理を行なうと共に、前記携帯端末
が、前記オブジェクト格納データベースのレコード項目
が他の前記オブジェクト格納データベースを参照する場
合に、前記項目定義データベースのレコード属性に基づ
いてリンクデータの解決処理を行ない、前記オブジェク
ト格納データベースに対してレコードの更新又は追加が
なされた場合に、オブジェクト格納データベースの対応
するレコードに更新フラグを設定し、前記オブジェクト
格納データベースのオブジェクトデータの表示順の変更
又は表示の有無の選択がなされた場合に、当該内容に従
って前記項目定義データベースのオブジェクトデータの
表示順又は表示の有無を示す属性を変更し、前記コンピ
ュータでは、前記携帯端末の前記オブジェクト格納デー
タベースから更新フラグが設定されたレコードを読み出
して前記コンピュータの前記親データベースを更新する
ことを特徴とする。
【００２０】請求項５の本発明のコンピュータと携帯端
末間のデータ連携方法では、前記携帯端末の更新フラグ
設定において、前記オブジェクト格納データベースに対
してレコードの更新又は追加がなされた場合、前記前記
定義データベースに、当該オブジェクト格納データベー
スが更新されたことを示すフラグを設定し、前記コンピ
ュータの同期処理において、前記定義データベースのフ
ラグによって更新された前記オブジェクト格納データベ
ースを検索し、かつ検索された前記オブジェクト格納デ
ータベース更新フラグが設定されたレコードを読み出し
て前記コンピュータの前記親データベースを更新するこ
とを特徴とする。
【００２１】請求項６の本発明のコンピュータと携帯端
末間のデータ連携方法では、コンピュータ上の親データ
ベースのデータを携帯端末上に取り出し、取り出したデ
ータを前記携帯端末上で表示編集し、かつ前記携帯端末
上の更新データと前記コンピュータ上のデータベースと
の同期処理を行なうコンピュータと携帯端末間のデータ
連携プログラムを格納する記録媒体において、前記コン
ピュータ側のデータ連携プログラムが、前記親データベ
ースから選択された前記携帯端末に持ち出すオブジェク
トデータとそのレコード項目に関し、レコード属性を定
義する項目定義データベースと、前記項目定義データベ
ースに対応してレコード単位にオブジェクトデータを格
納するオブジェクト格納データベースと、前記オブジェ
クト格納データベースに格納されたオブジェクトデータ
相互の関連性を定義する関連定義データベースと、作成
された各データベース相互の関連性を定義する定義デー
タベースとを前記携帯端末上に作成し、前記親データベ
ースから取り出したレコード単位に前記項目定義データ
ベースに従って、対応する前記オブジェクト格納データ
ベースにデータを書き出し、前記携帯端末の前記オブジ
ェクト格納データベースデータベースから更新データを
読み込み前記コンピュータの前記親データベースに書き
込む同期処理を行なうと共に、前記携帯端末側のデータ
連携プログラムが、前記オブジェクト格納データベース
のレコード項目が他の前記オブジェクト格納データベー
スを参照する場合に、前記項目定義データベースのレコ
ード属性に基づいてリンクデータの解決処理を行ない、
前記オブジェクト格納データベースに対してレコードの
更新又は追加がなされた場合に、オブジェクト格納デー
タベースの対応するレコードに更新フラグを設定し、前
記オブジェクト格納データベースのオブジェクトデータ
の表示順の変更又は表示の有無の選択がなされた場合
に、当該内容に従って前記項目定義データベースのオブ
ジェクトデータの表示順又は表示の有無を示す属性を変
更し、前記コンピュータでは、前記携帯端末の前記オブ
ジェクト格納データベースから更新フラグが設定された
レコードを読み出してコンピュータの親データベースを
更新することを特徴とする。
【００２２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図１は、本発明の実
施の形態によるパーソナルコンピュータと携帯端末との
データ連携を行なうデータ連携システムのシステム構成
を示す図である。
【００２３】このデータ連携システムは、パーソナルコ
ンピュータ１０と携帯端末１１を接続ケーブル１２を介
して接続することにより、双方のデータの受け渡しがで
きるように構成されている。なお、１３は、携帯端末１
１上でデータ編集（表示と入力）を行なうための入力手
段（ペン）である。携帯端末１１は、パーソナルコンピ
ュータ１０のデータベース（ＤＢ）データの一部を任意
に取り出してデータの編集（表示／変更／入力）を行な
う。
【００２４】図２は本発明のデータ連携システムを実現
するパーソナルコンピュータ１０及び携帯端末１１のプ
ログラムモジュール構成を示す図である。
【００２５】パーソナルコンピュータ１０のプログラム
モジュールは、オペレーティングシステムＡ２０及びア
プリケーションプログラムＡ２１にて構成され、親ＤＢ
２２を持っている。携帯端末１１のプログラムモジュー
ルは、オペレーティングシステムＢ３０及びアプリケー
ションプログラムＢ３１にて構成され、ＤＢ４０を持っ
ている。
【００２６】ＤＢデータの受け渡しの制御に関してはオ
ペレーティングシステムＡ２０とオペレーティングシス
テムＢ３０にて行なわれる。矢印Ｐ０は、パーソナルコ
ンピュータ１０のアプリケーションプログラムＡ２１か
らＤＢ４０をアクセスした場合のプログラムの制御方向
を示したものである。
【００２７】図３は、パーソナルコンピュータ１０と携
帯端末１１の各プログラムと生成される携帯端末１１内
のＤＢ４０のＤＢ構成を示したものである。
【００２８】図示のように、携帯端末１１のＤＢ４０
は、データベース定義ＤＢ４１、項目定義ＤＢ４２、関
連定義ＤＢ４３ユーザ選択項目ＤＢ４４、オブジェクト
格納ＤＢ（４５ａ，４５ｂ，４５ｃ，・・・，４５ｎ）
にて構成される。
【００２９】携帯端末１１上の表示ならび編集は、ＤＢ
４０内のデータに対してアプリケーションプログラムＢ
３１によって実行される。
【００３０】図１１は、アプリケーションプログラムＢ
３１が行なう携帯端末１１上でのデータの編集（表示／
入力）において、表示させたいデータ項目順を利用者に
選択させる表示画面２１０の例を示す。
【００３１】図１２、図１３は、それぞれ携帯端末１１
のアプリケーションプログラムＢ３１が行なう携帯端末
１１上でのデータの編集画面の例を示す。
【００３２】図４〜図８は、携帯端末１１上のＤＢ４０
の構造を示したものである。
【００３３】図４は、図３のデータベース定義ＤＢ４１
のテーブル構造を示した図である。４１−１〜４１−４
はそれぞれデータベース定義ＤＢ４１の各列を示す。４
１１〜４１６はデータが格納されたレコードである。
【００３４】図５は、図３の項目定義ＤＢ４２のテーブ
ル構造を示した図である。４２−１〜４２−１３は項目
定義ＤＢ４２の各列を示す。４２１〜４２５はデータが
格納されたレコードである。
【００３５】図６は、図３の関連定義ＤＢ４３のテーブ
ル構造を示した図である。４３−１〜４３−３は関連定
義ＤＢ４３の各列を示す。
【００３６】図７は、図３のユーザ選択項目ＤＢ４４の
テーブル構造を示した図である。４４−１〜４４−３は
ユーザ選択項目ＤＢ４４の各列を示す。
【００３７】図８は、図３のオブジェクト格納ＤＢ４５
ａ，４５ｂ，４５ｃ，・・・，４５ｎのテーブル構造を
示した図である。４５−１〜４５−１０はオブジェクト
格納ＤＢ４５の各列を示す。オブジェクト格納ＤＢ４５
ａは、データベース定義ＤＢ４１のレコード４１５が示
す企業のオブジェクト格納ＤＢ、オブジェクト格納ＤＢ
４５ｂは、データベース定義ＤＢ４１のレコード４１６
が示す製品のオブジェクト格納ＤＢを示している。
【００３８】ここで、上記携帯端末１１上のＤＢ４０の
機能とテーブル構造の詳細について説明する。
【００３９】（ａ）データベース定義ＤＢ４１ レコード４１１はユーザＩＤの情報（ここでは“１２
３”と記載しているのはユーザＩＤの番号）、レコード
４１２は項目定義ＤＢ４２、レコード４１３は関連定義
ＤＢ４３、レコード４１４はユーザ選択項目ＤＢ４４、
レコード４１５と４１６はオブジェクト格納ＤＢ４５
ａ，４５ｂの各種データベースの関連性を定義する。デ
ータベース定義ＤＢ４１は、携帯端末１１内に１つのみ
存在する。
【００４０】図４のデータベース定義ＤＢ４１におい
て、ＤＢ名４１−１はデータベースを一意に識別する名
称又はユーザーＩＤを示す。ＤＢ属性４１−２は、デー
タベース属性を示す。ここで、ＤＢ＿ＵＳＥＲＩＤはユ
ーザーＩＤ、ＤＢ＿ＤＥＦＩＮＥは項目定義ＤＢ、ＤＢ
＿ＲＥＬＡＴＥは関連定義ＤＢ、ＤＢ＿ＣＨＯＩＣＥユ
ーザー選択項目ＤＢ、ＤＢ＿ＲＥＣＯＲＤはオブジェク
ト格納ＤＢを示す属性である。
【００４１】同期日時４１−３は、データベースの同期
処理を行なったタイムスタンプを示す。ＤＢ更新フラグ
４１−４は、データベース更新対象フラグであり、０が
同期処理対象外、１が同期処理対象であることを示す。
【００４２】（ｂ）項目定義ＤＢ４２ レコード項目の属性を定義する。全てのオブジェクト格
納ＤＢ４５に対応する定義が格納されている。携帯端末
１１内に１つのみ存在する。
【００４３】図５の項目定義ＤＢ４２において、ＤＢ名
４２−１はオブジェクト格納ＤＢ４５のＤＢ名を示す。
項目名４２−２はレコード項目名称であり、オブジェク
ト格納ＤＢ４５の列４５−１〜４５−１０に対応する。
【００４４】データタイプ４２−３はレコード項目のデ
ータタイプとコントロール属性を示す。ＤＴ＿ＴＥＸＴ
はテキストエディット、ＤＴ＿ＭＥＭＯはメモエディッ
ト、ＤＴ＿ＩＮＴは整数エディット、ＤＴ＿ＩＤはレコ
ードＩＤエディット、ＤＴ＿ＣＵＲＲＥＮＣＹは通貨エ
ディット、ＤＴ＿ＦＬＯＡＴは浮動小数エディット、Ｄ
Ｔ＿ＢＯＯＬは論理値チェックボックス、ＤＴ＿ＤＡＴ
Ｅは日付エディット、ＤＴ＿ＴＩＭＥは時刻エディッ
ト、ＤＴ＿ＴＩＭＥＳＴＡＭＰはタイムスタンプエディ
ット、ＤＴ＿ＣＨＯＩＣＥはチョイスドロップダウンリ
スト、ＤＴ＿ＣＭＢはコンボドロップダウン（エディッ
トコンボ）、ＤＴ＿ＬＩＮＫはリンクフィールドドロッ
プダウンリスト、ＤＴ＿ＦＬＡＧはフラグエディットを
それぞれ示す。
【００４５】制御属性４２−４はレコード項目の制御属
性を示す。ここで、ＩＰ＿ＨＥＡＤＥＲはレコードヘッ
ダ（非表示）、ＩＰ＿ＮＯＲＭＡＬは通常編集、ＩＰ＿
ＭＵＳＴは入力必須、ＩＰ＿ＳＴＡＴＩＣは編集不可を
それぞれ示す。項目幅４２−５は、レコード項目の表示
サイズを示す。
【００４６】参照ＤＢ名４２−６は、コンボ、チョイ
ス、リンク等の参照先ＤＢ名を示す。ここで、ＤＴ＿Ｃ
ＭＢはユーザー選択項目ＤＢ４４名、ＤＴ＿ＣＨＯＩＣ
Ｅはユーザー選択項目ＤＢ４４名、ＤＴ＿ＬＩＮＫはオ
ブジェクト格納ＤＢ４５名を示す。参照キー４２−７
は、参照ＤＢからレコードを取得する際に使用するキー
を示す。ここで、ＤＴ＿ＣＭＢはユーザー選択項目ＤＢ
４４のキー名、ＤＴ＿ＣＨＯＩＣＥはユーザー選択項目
ＤＢ４４のキー名、ＤＴ＿ＬＩＮＫはオブジェクト格納
ＤＢ４５の項目名をそれぞれ示す。
【００４７】リンク先項目名４２−８は、関連付けられ
ている、ＤＴ＿ＬＩＮＫ項目名を示す。参照項目名４２
−９は、ＤＴ＿ＬＩＮＫ項目が参照しているＤＢ内の、
参照項目名を示す。
【００４８】リスト表示順４２−１０は、リスト表示で
選択されている項目表示順を示し、ここで、０は表示し
ないことを、１以上の整数は表示順番号（整数）を示し
ている。カード表示順４２−１１は、カード表示で選択
されている項目表示順を示し、ここで、０は表示しない
ことを、１以上の整数は表示順番号（整数）を示してい
る。
【００４９】レコードインデックス４２−１２は、該当
オブジェクト格納ＤＢ４５のレコードの各カラムへのイ
ンデックス。ユーザーが持ち出した項目についてのみ存
在する。更新フラグ４２−１３は、レコード更新対象フ
ラグであり、０は同期処理対象外、１は同期処理対象で
あることを示す。
【００５０】（ｃ）関連定義ＤＢ４３ この関連定義ＤＢ４３は、オブジェクト格納ＤＢ４５に
対応する詳細・リンク先等の関連性を定義する。全ての
オブジェクト格納ＤＢ４５に対応する定義が、格納され
ている。携帯端末１１内に１つのみ存在する。
【００５１】親ＤＢ名４３−１は、親となるオブジェク
ト格納ＤＢ４５のＤＢ名であるトップレベルのオブジェ
クト格納ＤＢ名を示す。詳細ＤＢ名４３−２は、親とな
るオブジェクト格納ＤＢ４５に対し、表示可能な詳細Ｄ
Ｂ名であるセカンダリレベルのオブジェクト格納ＤＢ名
を示す。リンク先詳細ＤＢ項目名４３−３は、親ＤＢの
レコードＩＤが格納されている、詳細ＤＢの項目名を示
す。
【００５２】（ｄ）ユーザ選択項目ＤＢ４４ ユーザ選択項目ＤＢ４４は、コンボ項目、チョイス項目
の内容を定義する。携帯端末１１内に１つのみ存在す
る。
【００５３】キー名４４−１は、レコードグループを識
別するキーを示す。項目定義ＤＢ４２の参照キー４２−
７で使用される。項目値４４−２は、グループ内での項
目値を示し、チョイス項目でのレコード値に対応する。
項目内容４４−３は、項目内容であり、コンボ項目での
項目内容に対応する。
【００５４】（ｅ）オブジェクト格納ＤＢ４５ 携帯端末１１内に複数存在する。パーソナルコンピュー
タ１０側と連携するオブジェクトの数だけ存在する。
【００５５】シリアルＩＤ４５−１は、携帯端末１１側
のデータベースでのレコードＩＤであり、同期処理時に
シーケンシャルに付与される。新規追加時には、最後尾
に連番で付与される。削除時には、ブランクとなる。レ
コードＩＤ４５−２は、パーソナルコンピュータ１０側
でのレコードＩＤであり、携帯端末１１側で変更される
ことはない。タイムスタンプ４５−３は、パーソナルコ
ンピュータ１０側でのレコードのタイムスタンプを示
す。携帯端末１１側で変更されることはない。新規作成
時には、ブランクとなる。
【００５６】更新フラグ４５−４は、レコード更新対象
フラグを示し、０は同期処理対象外を、１は同期処理対
象を示している。項目４５−５〜４５−ｎは、レコード
項目内容値（ｎはユーザ持ち出す項目数分存在する）を
示す。
【００５７】次いで、上記のように構成される本発明の
データ連携システムにおける、初期化処理、親ＤＢデー
タのダウンロード、携帯端末上でのデータの編集、デー
タの同期処理、データ表示項目編集のそれぞれの処理概
要について図面を参照して説明する。
【００５８】（１）初期化処理 パーソナルコンピュータ１０のアプリケーションプログ
ラムＡ２１は、初期化処理としてＤＢ連携項目の設定と
して下記ＤＢを生成する。以下の初期化処理について
は、アプリケーションプログラムＡ２１に対するユーザ
の指示によって実行される。図９に初期化処理のフロー
チャートを示す。
【００５９】パーソナルコンピュータ１０上に、携帯端
末１１に持ち出す可能性のあるデータのテーブルとフィ
ールド情報のテーブルを用意し、この情報を元にユーザ
ーが持ち出すビジネスオブジェクトデータとそのレコー
ド項目を選択する（ステップ９０１）。この持ち出すビ
ジネスオブジェクトデータとそのレコード項目の選択
は、ユーザがアプリケーションプログラムＡ２１を操作
することにより行なわれる。
【００６０】そして、この情報を元にレコード属性を定
義する項目定義ＤＢ４２を作成する（ステップ９０
２）。
【００６１】作成した項目定義ＤＢ４２の内容に従い、
個々のオブジェク格納ＤＢ（４５ａ，４５ｂ，４５ｃ，
・・・，４５ｎ）領域を作成する（ステップ９０３）。
【００６２】次に、作成したオブジェク格納ＤＢ（４５
ａ，４５ｂ，４５ｃ，・・・，４５ｎ）に対応する詳細
・リンク先の関連性を定義する関連定義ＤＢ４３を項目
定義ＤＢ４２から作成する（ステップ９０４）。
【００６３】さらに、オブジェク格納ＤＢ（４５ａ，４
５ｂ，４５ｃ，・・・，４５ｎ）内に択一項目データ域
が存在する場合には、ユーザー選択項目ＤＢ４４の領域
を作成する（ステップ９０５）。作成した各種ＤＢは、
その作成毎に各種ＤＢの関連性を定義するデータベース
定義ＤＢ４１を作成して管理される（ステップ９０
６）。
【００６４】次いで、親ＤＢ２２のデータが携帯端末１
１にダウンロードされる（ステップ９０７）。親ＤＢ２
２のデータのダウンロードは、アプリケーションプログ
ラムＡ２１により行なわれる。親ＤＢ２２からの取り出
したレコード単位に、項目定義ＤＢ４２のレコード属性
内容に従い対応するオブジェク格納ＤＢ４５ａ〜４５ｎ
にデータを書き出す（ステップ９０７）。
【００６５】（２）携帯端末１１上でのデータの編集 携帯端末１１に取り込んだデータの編集作業は、アプリ
ケーションプログラムＢ３１にて行なわれる。図１２，
図１３は、それぞれ携帯端末１１上でのデータの編集画
面である。
【００６６】図１２では、会社名５０１、電話番号５０
２、ファックス（ファックス番号）５０３の一覧がリス
ト表示されている。
【００６７】図１３では、図１２のうちの１企業に関し
ての情報（会社名６０１、よみ６０２、住所（都／県、
市／区）６０３、電話番号６０４、ファックス６０５、
関係６０６）をカード表示している。
【００６８】図１２のリスト表示で、会社名５０１、電
話番号５０２、ファックス５０３のデータを表示してい
る行を携帯端末１１の入力手段であるペン１３にて押下
（ダブルタップ）することにより、選択されたレコード
が、カード表示され、各フィールドの編集を行なうこと
ができる。
【００６９】（３）同期処理 パーソナルコンピュータ１０の親ＤＢ２２と携帯端末１
１のＤＢ４０との同期処理は、アプリケーションプログ
ラムＡ２１により行なわれる。ここでは、パーソナルコ
ンピュータ１０にて携帯端末１１上のＤＢ４０を読み込
み、パーソナルコンピュータ１０にある親ＤＢ２２へ書
き込む作業を行なう。すなわち、新規追加／更新があっ
たレコードを親ＤＢ２２に書き込む。また、各テーブル
間のリンクフィールドを正しいレコードＩＤに設定し、
リンク情報を解決する。この同期処理は、携帯端末１１
をパーソナルコンピュータ１０に接続したことを契機と
して、アプリケーションプログラムＡ２１により自動的
に実行される。また、携帯端末１１からの指示によって
も実行することもできる。
【００７０】以下、アプリケーションプログラムＡ２１
による同期処理について、図１０のフローチャートを参
照して説明する。
【００７１】携帯端末１１上でのリンクデータの解決
（ステップ１００１）。
【００７２】携帯端末１１のアプリケーションプログラ
ムＢ３１のプログラムでは同期処理に先立ち、下記のよ
うなリンクデータの解決処理を行なう。このリンクデー
タの解決処理は、アプリケーションプログラムＢ３１に
よって自動的に実行される。なお、本処理は通常アプリ
ケーションプログラムＢ３１による画面編集処理でも行
なわれる。
【００７３】以下、レコード間のリンクの解決とレコー
ドの参照について述べる。
【００７４】オブジェクト格納ＤＢ４５ａ（会社）のレ
コード４５１の項目５（４５−９）の属性は、項目定義
ＤＢ４２のレコード４２２のデータタイプ４２−３によ
りリンクフィールドとなっている。この場合、参照ＤＢ
名４２−６は、「製品」となっておりオブジェクト格納
ＤＢ４５ｂ（製品）とリンクしているので、オブジェク
ト格納ＤＢ４５ａ（会社）のレコード４５１の項目５
（４５−９）の内容「１」により、オブジェクト格納Ｄ
Ｂ４５ｂ（製品）のシリアルＩＤが「１」のレコード４
５２とリンクされていることになる。さらに、参照キー
４２−７は、製品名となっており、レコードインデック
ス４２−１２によりオブジェクト格納ＤＢ４５ｂ（製
品）のレコード４５２の項目１（４５−５）の内容が参
照される。
【００７５】オブジェクト格納ＤＢ４５ａ（会社）のレ
コード４５１の項目６（４５−１０）の属性は、項目定
義ＤＢ４２のレコード４２３のリンク先項目名４２−
８、参照項目名４２−９により、リンク先項目名４２−
８が示す参照ＤＢの参照項目名４２−９の内容が参照さ
れることになる。リンク先項目名４２−８が取引品目と
なっており、レコード４２２の参照ＤＢ名４２−６（製
品）、参照キー４２−７（製品名）の示すリンク先のフ
ィールドを参照することになる。また、オブジェクト格
納ＤＢ４５ａ（会社）のレコード４５１の項目５（４５
−９）が「１」なので、オブジェクト格納ＤＢ４５ｂ
（製品）のシリアルＩＤが「１」のレコード４５２の価
格が参照され、オブジェクト格納ＤＢ４５ａ（会社）の
レコード４５１の項目６（４５−１０）の実データには
「１００００」が格納されている。
【００７６】同期処理を行なう前提として、アプリケー
ションプログラムＢ３１による画面編集処理における更
新フラグ設定処理が行なわれる。更新フラグは、データ
ベース定義ＤＢ４１と項目定義ＤＢ４２及びオブジェク
ト格納ＤＢ４に存在する。データベース定義ＤＢ４１の
ＤＢ更新フラグ４１−４は、管理しているデータベース
に更新または追加が行なわれるとフラグが立つ。項目定
義ＤＢ４２の更新フラグ４２−１３は、項目幅４２−
５、リスト表示順４２−１０、カード表示順４２−１１
の内容が変更されたときにフラグが立つ。オブジェクト
格納ＤＢの更新フラグ４５−４は、レコードが更新され
た際にフラグが立つ。
【００７７】携帯端末１１からパーソナルコンピュータ
１０側へ変更データのみを転送する（ステップ１００
２）。
【００７８】データベース定義ＤＢ４１のＤＢ更新フラ
グ４１−４が「１」に変更されているオブジェクト格納
ＤＢが検索され、そのオブジェクト格納ＤＢのみが同期
対象ＤＢとなる。図４に示すデータベース定義ＤＢ４１
の場合、レコード４１２、４１５のＤＢ更新フラグ４１
−４に「１」が立っているので同期対象となる。
【００７９】同期対象になったＤＢ（項目定義ＤＢ４
２、オブジェクト格納ＤＢ４５ａ（会社））のうち更新
フラグが「１」になっているレコードのみが、パーソナ
ルコンピュータ１０側に転送される。
【００８０】パーソナルコンピュータ１０でのマージ
（ステップ１００３）。携帯端末１１から転送された更
新されたデータによってパーソナルコンピュータ１０側
のＤＢが更新される。
【００８１】携帯端末１１への最新データの転送（ステ
ップ１００４）。パーソナルコンピュータ１０側は前回
の同期時刻より後に更新されたデータを携帯端末１１に
ある古いデータに上書きを行なう。
【００８２】上記の最新データの転送が終了した後に、
フラグの初期化が行なわれる（ステップ１００５）。デ
ータベース定義ＤＢ４１の同期日時４１−３の更新と、
データベース定義ＤＢ４１、項目定義ＤＢ４２、オブジ
ェクト格納ＤＢ５２ａ（会社）の更新フラグ４１−４、
４２−１３、４５−４が初期化される。
【００８３】（４）データ表示項目編集 携帯端末１１上でのデータの編集（表示／入力）におい
て表示させたいデータ項目順を利用者に選択させ、保存
する。
【００８４】図１１には、図３に示したアプリケーショ
ンプログラムＢ３１が行なう、携帯端末１１上でのデー
タの編集（表示／入力）において表示させたいデータ項
目順を利用者に選択させる表示画面２１０を示してい
る。
【００８５】携帯端末１１に読み込まれているＤＢデー
タはレコード項目として画面左のウィンドウ２２１内に
表示されている。この中にて表示したい項目があれば、
ペン１３を用いて項目をハイライト表示例２４２で示す
ように選択することにより、矢印ボタン２３１ａ、２３
１ｂによって表示追加、表示削除がされる。図１１の例
では、矢印ボタン２３１ａの押下にて画面右のウィンド
ウ２２２にハイライト表示例２４２の項目が追加されて
いる。ハイライト表示例（２４３）は、選択された状態
である。
【００８６】なお、表示項目の順序はハイライト表示例
（２４３）に対し矢印ボタン２３２ａ，２３２ｂにて変
更することができる。上矢印２３２ａにてハイライト表
示例（２４３）は１つ前の表示項目、上矢印２３２ａに
てハイライト表示例（２４３）は１つ後ろの表示項目と
なる。
【００８７】上記のように本実施の形態では、携帯端末
１１においてパーソナルコンピュータ１０の親ＤＢ２２
のデータ項目の一部を任意に取り出してデータの編集
（表示／変更／入力）を行なうすることを実現してい
る。よって、出先に携帯端末１１を持ち出して使用する
場合に、効果的なデータの活用が可能となる。
【００８８】なお、本発明は上述した実施の形態に限定
されるものではなく、その技術思想の範囲内において様
々に変形して実施することができる。
【００８９】
【発明の効果】以上説明したように本発明のパーソナル
コンピュータと携帯端末間のデータ連携システムとその
データ連携方法によれば、次のような効果が得られる。
【００９０】第１に、コンピュータのデータベースから
携帯端末で持ち出す必要のあるデータだけを選択可能と
したので、パーソナルコンピュータから携帯端末へのデ
ータの取り込処理及び携帯端末とパーソナルコンピュー
タとの同期処理を短時間で実行することを可能となる。
【００９１】第２に、コンピュータのデータベースから
携帯端末で持ち出す必要のあるデータだけを選択して取
り込むことにより、データの迅速な活用が可能となる。
【００９２】第３に、携帯端末上に取り込んだデータの
項目表示順又は表示の有無をユーザが必要に応じて変更
することを可能としたので、データの効率的な利用が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の実施の形態によるパーソナルコンピ
ュータと携帯端末とのデータ連携を行なうデータ連携シ
ステムのシステム構成を示す図である。
【図２】 本発明のデータ連携システムを実現するパー
ソナルコンピュータ及び携帯端末のプログラムモジュー
ル構成を示す図である。
【図３】 本発明のパーソナルコンピュータと携帯端末
の各プログラムと生成される携帯端末内のＤＢの構成を
示す図である。
【図４】 本発明の携帯端末上のＤＢにおけるデータベ
ース定義ＤＢのテーブル構造を示した図である。
【図５】 本発明の携帯端末上のＤＢにおける項目定義
ＤＢのテーブル構造を示した図である。
【図６】 本発明の携帯端末上のＤＢにおける関連定義
ＤＢのテーブル構造を示した図である。
【図７】 本発明の携帯端末上のＤＢにおけるユーザ選
択項目ＤＢのテーブル構造を示した図である。
【図８】 本発明の携帯端末上のＤＢにおけるオブジェ
クト格納ＤＢのテーブル構造を示した図である。
【図９】 本発明のパーソナルコンピュータのアプリケ
ーションプログラムによる初期化処理の内容を説明する
フローチャートである。
【図１０】 本発明のパーソナルコンピュータと携帯端
末との同期処理の内容を説明するフローチャートであ
る。
【図１１】 本発明の携帯端末上でのデータの編集にお
いて、表示させたいデータ項目順を利用者に選択させる
表示画面の例を示す図である。
【図１２】 本発明の携帯端末上におけるデータの編集
画面の例を示す図である。
【図１３】 本発明の携帯端末上におけるデータの編集
画面の例を示す図である。
【符号の説明】
１０ パーソナルコンピュータ １１ 携帯端末 １２ 接続ケーブル １３ ペン ２０ オペレーティングシステムＡ ２１ アプリケーションプログラムＡ ２２ 親ＤＢ ３０ オペレーティングシステムＢ ３１ アプリケーションプログラムＢ ４０ ＤＢ ４１ データベース定義ＤＢ ４２ 項目定義ＤＢ ４３ 関連定義ＤＢ ４４ ユーザ選択項目ＤＢ ４５ オブジェクト格納ＤＢ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 コンピュータ上の親データベースのデー
    タを携帯端末上に取り出し、取り出したデータを前記携
    帯端末上で表示編集し、かつ前記携帯端末上の更新デー
    タと前記コンピュータ上のデータベースとの同期処理を
    行なうコンピュータと携帯端末間のデータ連携システム
    において、 前記コンピュータは、 前記親データベースから前記携帯端末に持ち出すオブジ
    ェクトデータとそのレコード項目を選択する手段と、 選択されたオブジェクトデータに関し、レコード属性を
    定義する項目定義データベースと、前記項目定義データ
    ベースに対応してレコード単位にオブジェクトデータを
    格納するオブジェクト格納データベースと、前記オブジ
    ェクト格納データベースに格納されたオブジェクトデー
    タ相互の関連性を定義する関連定義データベースと、作
    成された各データベース相互の関連性を定義する定義デ
    ータベースとを前記携帯端末上に作成する手段と、 前記親データベースから取り出したレコード単位に前記
    項目定義データベースに従って、対応する前記オブジェ
    クト格納データベースにデータを書き出す手段と、 前記携帯端末の前記オブジェクト格納データベースデー
    タベースから更新データを読み込み前記コンピュータの
    前記親データベースに書き込む同期処理を行なう同期手
    段とを備え、 前記携帯端末は、 前記オブジェクト格納データベースに格納されたオブジ
    ェクトデータの編集と、データ項目の表示順の変更又は
    表示の有無の選択を行なう編集手段と、 前記オブジェクト格納データベースのレコード項目が他
    の前記オブジェクト格納データベースを参照する場合
    に、前記項目定義データベースのレコード属性に基づい
    てリンクデータの解決処理を行なう手段と、 前記オブジェクト格納データベースに対してレコードの
    更新又は追加がなされた場合に、オブジェクト格納デー
    タベースの対応するレコードに更新フラグを設定する更
    新フラグ設定手段と、 前記オブジェクト格納データベースのオブジェクトデー
    タの表示順の変更又は表示の有無の選択がなされた場合
    に、当該内容に従って前記項目定義データベースのオブ
    ジェクトデータの表示順又は表示の有無を示す属性を変
    更する手段とを備え、 前記コンピュータの前記同期手段は、前記携帯端末の前
    記オブジェクト格納データベースから更新フラグが設定
    されたレコードを読み出して前記コンピュータの前記親
    データベースを更新することを特徴とするコンピュータ
    と携帯端末間のデータ連携システム。
  2. 【請求項２】 前記更新フラグ設定手段は、前記オブジ
    ェクト格納データベースに対してレコードの更新又は追
    加がなされた場合、前記前記定義データベースに、当該
    オブジェクト格納データベースが更新されたことを示す
    フラグを設定し、 前記同期手段は、前記定義データベースのフラグによっ
    て更新された前記オブジェクト格納データベースを検索
    し、かつ検索された前記オブジェクト格納データベース
    更新フラグが設定されたレコードを読み出して前記コン
    ピュータの前記親データベースを更新することを特徴と
    する請求項１に記載のコンピュータと携帯端末間のデー
    タ連携システム。
  3. 【請求項３】 前記項目定義データベースには、各レコ
    ード項目毎に、当該レコード項目が参照する他のオブジ
    ェクト格納データベースとレコード項目と、当該レコー
    ド項目がリンクするレコード項目とリンクするレコード
    項目が参照するオブジェクト格納データベースのレコー
    ド項目を属性として有することを特徴とする請求項１に
    記載のコンピュータと携帯端末間のデータ連携システ
    ム。
  4. 【請求項４】 コンピュータ上の親データベースのデー
    タを携帯端末上に取り出し、取り出したデータを前記携
    帯端末上で表示編集し、かつ前記携帯端末上の更新デー
    タと前記コンピュータ上のデータベースとの同期処理を
    行なうコンピュータと携帯端末間のデータ連携方法にお
    いて、 前記コンピュータが、 前記親データベースから選択された前記携帯端末に持ち
    出すオブジェクトデータとそのレコード項目に関し、レ
    コード属性を定義する項目定義データベースと、前記項
    目定義データベースに対応してレコード単位にオブジェ
    クトデータを格納するオブジェクト格納データベース
    と、前記オブジェクト格納データベースに格納されたオ
    ブジェクトデータ相互の関連性を定義する関連定義デー
    タベースと、作成された各データベース相互の関連性を
    定義する定義データベースとを前記携帯端末上に作成
    し、 前記親データベースから取り出したレコード単位に前記
    項目定義データベースに従って、対応する前記オブジェ
    クト格納データベースにデータを書き出し、 前記携帯端末の前記オブジェクト格納データベースデー
    タベースから更新データを読み込み前記コンピュータの
    前記親データベースに書き込む同期処理を行なうと共
    に、 前記携帯端末が、 前記オブジェクト格納データベースのレコード項目が他
    の前記オブジェクト格納データベースを参照する場合
    に、前記項目定義データベースのレコード属性に基づい
    てリンクデータの解決処理を行ない、 前記オブジェクト格納データベースに対してレコードの
    更新又は追加がなされた場合に、オブジェクト格納デー
    タベースの対応するレコードに更新フラグを設定し、 前記オブジェクト格納データベースのオブジェクトデー
    タの表示順の変更又は表示の有無の選択がなされた場合
    に、当該内容に従って前記項目定義データベースのオブ
    ジェクトデータの表示順又は表示の有無を示す属性を変
    更し、 前記コンピュータでは、前記携帯端末の前記オブジェク
    ト格納データベースから更新フラグが設定されたレコー
    ドを読み出して前記コンピュータの前記親データベース
    を更新することを特徴とするコンピュータと携帯端末間
    のデータ連携方法。
  5. 【請求項５】 前記携帯端末の更新フラグ設定におい
    て、前記オブジェクト格納データベースに対してレコー
    ドの更新又は追加がなされた場合、前記前記定義データ
    ベースに、当該オブジェクト格納データベースが更新さ
    れたことを示すフラグを設定し、 前記コンピュータの同期処理において、前記定義データ
    ベースのフラグによって更新された前記オブジェクト格
    納データベースを検索し、かつ検索された前記オブジェ
    クト格納データベース更新フラグが設定されたレコード
    を読み出して前記コンピュータの前記親データベースを
    更新することを特徴とする請求項４に記載のコンピュー
    タと携帯端末間のデータ連携方法。
  6. 【請求項６】 コンピュータ上の親データベースのデー
    タを携帯端末上に取り出し、取り出したデータを前記携
    帯端末上で表示編集し、かつ前記携帯端末上の更新デー
    タと前記コンピュータ上のデータベースとの同期処理を
    行なうコンピュータと携帯端末間のデータ連携プログラ
    ムを格納する記録媒体において、 前記コンピュータ側のデータ連携プログラムが、 前記親データベースから選択された前記携帯端末に持ち
    出すオブジェクトデータとそのレコード項目に関し、レ
    コード属性を定義する項目定義データベースと、前記項
    目定義データベースに対応してレコード単位にオブジェ
    クトデータを格納するオブジェクト格納データベース
    と、前記オブジェクト格納データベースに格納されたオ
    ブジェクトデータ相互の関連性を定義する関連定義デー
    タベースと、作成された各データベース相互の関連性を
    定義する定義データベースとを前記携帯端末上に作成
    し、 前記親データベースから取り出したレコード単位に前記
    項目定義データベースに従って、対応する前記オブジェ
    クト格納データベースにデータを書き出し、 前記携帯端末の前記オブジェクト格納データベースデー
    タベースから更新データを読み込み前記コンピュータの
    前記親データベースに書き込む同期処理を行なうと共
    に、 前記携帯端末側のデータ連携プログラムが、 前記オブジェクト格納データベースのレコード項目が他
    の前記オブジェクト格納データベースを参照する場合
    に、前記項目定義データベースのレコード属性に基づい
    てリンクデータの解決処理を行ない、 前記オブジェクト格納データベースに対してレコードの
    更新又は追加がなされた場合に、オブジェクト格納デー
    タベースの対応するレコードに更新フラグを設定し、 前記オブジェクト格納データベースのオブジェクトデー
    タの表示順の変更又は表示の有無の選択がなされた場合
    に、当該内容に従って前記項目定義データベースのオブ
    ジェクトデータの表示順又は表示の有無を示す属性を変
    更し、 前記コンピュータでは、前記携帯端末の前記オブジェク
    ト格納データベースから更新フラグが設定されたレコー
    ドを読み出して前記コンピュータの前記親データベース
    を更新することを特徴とするコンピュータと携帯端末間
    のデータ連携プログラムを格納する記録媒体。
  7. 【請求項７】 前記携帯端末の更新フラグ設定におい
    て、前記オブジェクト格納データベースに対してレコー
    ドの更新又は追加がなされた場合、前記前記定義データ
    ベースに、当該オブジェクト格納データベースが更新さ
    れたことを示すフラグを設定し、 前記コンピュータの同期処理において、前記定義データ
    ベースのフラグによって更新された前記オブジェクト格
    納データベースを検索し、かつ検索された前記オブジェ
    クト格納データベース更新フラグが設定されたレコード
    を読み出して前記コンピュータの前記親データベースを
    更新することを特徴とする請求項６に記載のコンピュー
    タと携帯端末間のデータ連携プログラムを格納する記録
    媒体。
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