JPH11265502A - 薄膜磁気ヘッドの製造方法および電子デバイスの製造方法 - Google Patents

薄膜磁気ヘッドの製造方法および電子デバイスの製造方法

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JPH11265502A
JPH11265502A JP6520698A JP6520698A JPH11265502A JP H11265502 A JPH11265502 A JP H11265502A JP 6520698 A JP6520698 A JP 6520698A JP 6520698 A JP6520698 A JP 6520698A JP H11265502 A JPH11265502 A JP H11265502A
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forming
magnetic
layer
film
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JP6520698A
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Michiko Hara
通子 原
Hiroaki Yoda
博明 與田
Yuichi Osawa
裕一 大沢
Akio Hori
昭男 堀
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヨークタイプの磁気ヘッドにおいて、基板面
に対して略垂直な狭ギャップ幅の磁気ギャップを、ステ
ッパ精度などに制限されることなく、高精度に形成する
ことを可能にする。 【解決手段】 軟磁性材料層31上に、第1の平面ヨー
ク12の形状に対応する第1のマスク層32を形成す
る。その上に磁気ギャップ相当の膜厚を有する材料層お
よび第2のマスク層34を順に積層形成する。これらマ
スク層32、34の表面が連続した平坦面となるように
加工した後、磁気ギャップ相当の膜厚を有する材料層を
選択的にエッチング除去する。残余の第1および第2の
マスク層32、34を用いて軟磁性材料層31をエッチ
ングし、凹部36を形成すると共に第1および第2の平
面ヨークを形成する。凹部36内に磁気ギャップ15を
埋め込み形成する。あるいは、磁気ギャップ相当の幅を
有する凸部を形成した後、その両側に軟磁性材料層を成
膜し、第1および第2の平面ヨークを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録装置の再
生ヘッドや記録ヘッドとして使用される薄膜磁気ヘッド
の製造方法、および電子デバイスの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ハードディスク用の薄膜磁気へッ
ドなどにおいては、磁気記録媒体から浮上させて記録再
生を行ってきたが、記録密度の向上に伴って浮上高を低
下させ、より媒体に近いところを滑空させて情報を読み
取るようになってきている。また、さらなる記録密度の
向上に対応させるために、磁気へッドと記録媒体とを積
極的に接触させて記録再生を行うことが試みられいる。
【0003】一方、ある種の磁性薄膜や磁性多層薄膜な
どの電気抵抗が外部磁界によって変化するという、磁気
抵抗効果(MR)を利用した磁気ヘッド(MRヘッド)
が、高記録密度システムにおける再生ヘッドとして注目
されている。このようなMRヘッドを用いた磁気ヘッド
においても、接触方式が高記録密度対応の技術として期
待されている。
【0004】上述したような接触記録再生に有利なヘッ
ド構造としては、ヨーク型MRへッドなどのヨーク型薄
膜磁気ヘッドが知られている。このようなヨーク型磁気
ヘッドのうち、特に平面ヨーク型MRヘッドは、再生出
力の変動を抑制することができると共に、良好な再生出
力が得られ、かつ低コスト化が可能な構造として期待さ
れている(例えば特開平8-138215号公報参照)。平面ヨ
ーク型MRヘッドでは、磁気ギャップを介して対向配置
された一対の磁気コアからなる平面ヨークによって、ヘ
ッド内部に配置されたMR素子に信号磁界が導かれる。
【0005】従来の平面ヨーク型MRヘッドは、例えば
図9に示すような製造工程に基づいて作製されている。
すなわち、まずA10x /Al0x ・TiCなどからな
る基板1上にNiFe、CoZrNbのような軟磁性材
料を成膜した後、例えばレジストをマスクとしてイオン
ビームエッチングによりヨーク半体(第1の平面ヨー
ク)2aを形成する(図9(a))。
【0006】次に、第1の平面ヨーク2a上を含めて基
板1上に、磁気ギャップとなるAlOx やSiOx など
の非磁性膜3とNiFe、CoZrNbのような軟磁性
材料膜2とを連続成膜する(図9(b))。次いで、そ
の上に分子量の小さいレジスト4を被覆形成し、ベーク
することにより表面を平坦化する(図9(c))。
【0007】表面を平坦化したレジスト4と他方のヨー
ク半体となる軟磁性材料膜2とが同一のエッチングレー
トでエッチングされるように、例えばイオン入射角度を
設定し、そのようなイオンビームを利用してエッチング
バックする。このようにして、他方のヨーク半体(第2
の平面ヨーク)2bを形成する(図9(d))。
【0008】このようにして得た平面ヨーク2a、2b
の表面にA1Ox などの絶縁膜5を形成した後、その上
にスピンバルブ膜などのMR膜6を形成する(図9
(e))。最後にTi/Cu/Tiなどからなるリード
7を、リフトオフ法などにより形成する(図9
(f))。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の平面ヨーク型MRヘッドの製造方法では、磁気
ギャップ3を良好に形成するために、第1の平面ヨーク
2aの磁気ギャップ側端面を所定の角度で傾斜させてお
り、基板面に対して略垂直な磁気ギャップを得ることは
困難であった。
【0010】また、例えば磁気ヘッドの高周波特性を高
めるために、磁性層と非磁性層との積層膜を用いてヨー
クの比抵抗を大きくしようとした場合には、ヨークを構
成する積層膜がギャップ近傍で折れ曲がってしまい、特
性の低下を招いてしまうというような問題がある。さら
に、平面ヨーク型MRへッドのヨークは、記録へッドの
磁極としても使用可能であり、この場合にも積層膜を用
いると記録ギャップの近傍で積層膜が折れ曲がり、特性
の低下を招いてしまう。
【0011】一方、軟磁性材料膜上にレジストを形成
し、これをステッパで露光、現像することによって、軟
磁性材料膜にギャップ形成用の凹部を形成し、その凹部
内にギャップ構成材料を埋め込み形成することも考えら
れるが、この方法ではギャップ幅がステッパ精度に制限
されることになる。従って、この方法を適用した場合、
現状では0.35μm 程度のギャップ幅しか得ることができ
ない。このようなギャップ幅では高記録密度化への対応
は不十分である。そこで、例えば 0.1μm オーダーの狭
ギャップをステッパ精度に制限されることなく、高精度
に形成することを可能にする技術が求められている。
【0012】本発明はこのような課題に対処するために
なされたもので、基板面に対して略垂直な狭ギャップ幅
の磁気ギャップを、ステッパ精度などに制限されること
なく、高精度に形成することを可能にした平面ヨーク型
の薄膜磁気ヘッドの製造方法、さらにヨークを積層膜で
構成する場合には基板面に平行なヨークを得ることが可
能な薄膜磁気ヘッドの製造方法を提供することを目的と
している。また、本発明は同様な狭パターンの形成を可
能にした電子デバイスの製造方法を提供することを目的
としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の薄膜磁気
ヘッドの製造方法は、請求項1に記載したように、媒体
対向面側に形成された磁気ギャップを介して対向配置さ
れ、かつ膜厚方向をトラック幅とする第1および第2の
平面ヨークと、前記第1および第2の平面ヨークを介し
て記録媒体から信号磁束が導かれる磁気抵抗効果素子も
しくは前記記録媒体に記録磁束を供給する記録コイルの
少なくとも一方とを具備する薄膜磁気ヘッドを製造する
にあたり、前記平面ヨークとなる軟磁性材料層上に、前
記第1の平面ヨークの形状に対応する第1のマスク層を
形成する工程と、前記第1のマスク層上を含めて前記軟
磁性材料層上に、前記磁気ギャップ相当の膜厚を有する
材料層および第2のマスク層を順に積層形成する工程
と、前記第1のマスク層の表面と前記第2のマスク層の
表面とが連続した平坦面となるように加工する工程と、
前記磁気ギャップ相当の膜厚を有する材料層を選択的に
エッチングする工程と、残余の前記第1および第2のマ
スク層を用いて前記軟磁性材料層をエッチングし、前記
磁気ギャップの形成部となる凹部を形成すると共に、前
記第1および第2の平面ヨークを形成する工程と、前記
凹部内に前記磁気ギャップを埋め込み形成する工程とを
有することを特徴としている。
【0014】第1の薄膜磁気ヘッドの製造方法において
は、磁気ギャップ相当の膜厚を有する材料層を選択的に
エッチング除去した後の第1のマスク層および第2のマ
スク層を用いて、軟磁性材料層をエッチングしているた
め、この軟磁性材料層に磁気ギャップの形成部となる凹
部を正確に転写することができる。磁気ギャップの形成
部となる凹部の形状および幅は、当初の材料層の形状お
よび厚さで制御することができるため、基板面に対して
略垂直な狭ギャップを高精度に形成することができる。
また、当初の軟磁性材料層を積層膜で構成することによ
って、基板面に平行な積層ヨークが容易に得られる。
【0015】本発明の第2の薄膜磁気へッドの製造方法
は、請求項2に記載したように、媒体対向面側に形成さ
れた磁気ギャップを介して対向配置され、かつ膜厚方向
をトラック幅とする第1および第2の平面ヨークと、前
記第1および第2の平面ヨークを介して記録媒体から信
号磁束が導かれる磁気抵抗効果素子もしくは前記記録媒
体に記録磁束を供給する記録コイルの少なくとも一方と
を具備する薄膜磁気ヘッドを製造するにあたり、前記磁
気ギャップ相当の幅を有する凸部を形成する工程と、前
記凸部の両側に軟磁性材料層を成膜し、前記第1および
第2の平面ヨークを形成する工程とを有することを特徴
としている。
【0016】第2の薄膜磁気ヘッドの製造方法において
は、磁気ギャップ相当の幅を有する凸部をまず形成し、
その両側に軟磁性材料層を成膜して第1および第2の平
面ヨークを形成しているため、基板面に対して略垂直な
狭ギャップを高精度に形成することができる。
【0017】また、本発明の第1の電子デバイスの製造
方法は、請求項3に記載したように、第1の機能材料層
上に、その一部を覆うように第1のマスク層を形成する
工程と、前記第1のマスク層上を含めて前記第1の機能
材料層上に、凹部形成材料層および第2のマスク層を順
に積層形成する工程と、前記第1のマスク層の表面と前
記第2のマスク層の表面とが連続した平坦面となるよう
に加工する工程と、前記凹部形成材料層を選択的にエッ
チングする工程と、残余の前記第1および第2のマスク
層を用いて前記第1の機能材料層をエッチングし、前記
第1の機能材料層をパターニングしつつ凹部を形成する
工程と、前記凹部内に第2の機能材料層を埋め込み形成
する工程とを有することを特徴としている。
【0018】本発明の第2の電子デバイスの製造方法
は、請求項4に記載したように、基材層上に、その一部
を覆うように被覆材料層を形成する工程と、前記被覆材
料層上を含めて前記基材層上に、第1の機能材料層を積
層形成する工程と、前記被覆材料層の側壁部のみに前記
第1の機能材料層を残すように、前記第1の機能材料層
をエッチングする工程と、前記被覆材料層をエッチング
除去して、前記第1の機能材料層からなる凸部を形成す
る工程と、前記凸部を挟んで、その両側部に第2の機能
材料層をそれぞれ形成する工程とを有することを特徴と
している。
【0019】本発明の第3の電子デバイスの製造方法
は、請求項5に記載したように、基材層上に、その一部
を覆うように第1の被覆材料層を形成する工程と、前記
第1の被覆材料層上を含めて前記基材層上に、第1の機
能材料層および第2の被覆材料層を順に積層形成する工
程と、前記第1の被覆材料層の表面と前記第2の被覆材
料層の表面とが連続した平坦面となるように加工する工
程と、前記第1および第2の被覆材料層を選択的にエッ
チングして、前記第1の機能材料層からなる凸部を形成
する工程、前記凸部を挟んで、その両側部に第2の機能
材料層をそれぞれ形成する工程とを有することを特徴と
している。
【0020】上述した本発明の電子デバイスの製造方法
によれば、凹部形成材料層や第1の機能材料層の膜厚の
制御によって、ステッパ露光では形成し得ない微細なパ
ターンを正確に作製することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施するための形
態について説明する。
【0022】図1は、本発明の実施形態で作製したヨー
クタイプの録再一体型磁気ヘッドの要部を示す斜視図で
ある。同図において、11はAl2 3 付Al2 3
TiC基板などからなる基板である。このAl2 3
Al2 3 ・TiC基板11の主表面上には、一方のヨ
ーク半体となる第1の平面ヨーク12と他方のヨーク半
体となる第2の平面ヨーク13とが形成されており、こ
れらは一対の平面ヨーク14を構成している。
【0023】第1および第2の平面ヨーク12、13
は、それらの表面が基板11の主表面と略平行となるよ
うに形成されており、これら平面ヨーク12、13の膜
厚方向がトラック幅となる。これらの平面ヨーク12、
13は、例えばNiFeやFeAlSiなどの結晶質軟
磁性材料、FeZrNなどの微結晶質軟磁性材料、Co
ZrNbなどの非晶質軟磁性材料からなるものである。
【0024】また、平面ヨーク12、13は、異種の軟
磁性材料層の積層膜や磁性層と非磁性層との積層膜など
で構成することもできる。平面ヨーク12、13の形成
には、メッキ法やスパッタ法などの各種の薄膜形成法を
適用することができる。平面ヨーク12、13の形成に
メッキ法を適用する場合、その下側にメッキ下地層を予
め形成しておくことが好ましい。
【0025】一対の平面ヨーク14の媒体対向面S側に
は、第1の平面ヨーク12と第2の平面ヨーク13との
間に磁気ギャップ15が介在されている。磁気ギャップ
15は、基板11の主表面に対して略垂直に形成されて
いる。磁気ギャップ15には各種の非磁性材料を使用す
ることができ、例えばAlOx 、SiOx 、SOG(ス
ピンオングラス)などの非磁性絶縁材料が用いられる。
媒体対向面Sには、基板11の主表面に対して略垂直な
磁気ギャップ15を介して配置された第1および第2の
平面ヨーク12、13のみが露出している。
【0026】上述した一対の平面ヨーク14の表面上に
は、AlOx 、SiOx 、SOGなどからなる非磁性絶
縁層16が形成されており、この非磁性絶縁層16上に
磁気抵抗効果膜(MR膜)17が形成されている。MR
膜17としては、Ni80Fe20などからなる異方性磁気
抵抗効果膜(AMR膜)や、Co90Fe10/Cu/Co
90Fe10/IrMn積層膜などのスピンバルブ膜、人工
格子膜などの巨大磁気抵抗効果膜(GMR膜)が用いら
れる。
【0027】スピンバルブGMR膜などのMR膜17
は、媒体対向面Sから後退したヘッド内部に位置してい
る。そして、MR膜17の両端部にはCuなどからなる
一対の電極18、18が接続形成されており、これらに
よってMR素子部が構成されている。MR素子部は必要
に応じて、MR膜17にバイアス磁界を印加する硬磁性
バイアス膜や反強磁性バイアス膜などを有する。
【0028】一対の平面ヨーク14の媒体対向面Sから
見て後方部側、すなわちバックギャップ19上には、非
磁性絶縁層16を一部除去して、第1および第2の平面
ヨーク12、13と磁気的に結合させたバックコア20
が形成されており、これらは記録磁気ループを形成して
いる。この記録磁気ループを横切るように、記録コイル
21が平面的に巻かれている。すなわち、第1および第
2の平面ヨーク12、13は記録ヘッドの磁気コアを兼
ねている。
【0029】このように、図1に示す録再一体型磁気ヘ
ッドは、再生ヘッドとしてのヨーク型GMRヘッドと一
対の平面ヨーク14を磁気コアとする記録ヘッドとを具
備している。記録媒体は平面ヨーク12、13の膜面と
平行な方向に走査される。すなわち、トラック幅は平面
ヨーク12、13の厚さに相当し、記録および再生ビッ
ト長は磁気ギャップ15の幅に相当する。
【0030】上述した実施形態のヨークタイプの録再一
体型磁気ヘッドは、以下に示すような製造工程にしたが
って作製されるものである。まず、本発明の第1の薄膜
磁気ヘッドの製造方法の一実施形態について、図2およ
び図3を参照して説明する。なお、以下に示す薄膜磁気
ヘッドの製造工程は、本発明の第1の電子デバイスの製
造方法の実施形態にも相当するものである。
【0031】まず、図2(a)に示すように、Al2
3 付Al2 3 ・TiC基板11の主表面上にNiFe
やa-CoZrNbなどからなる軟磁性材料層31を形成
する。軟磁性材料層31は第1および第2の平面ヨーク
12、13となるものである。次いで、軟磁性材料層3
1上にマスク層を形成し、このマスク層上にレジストを
形成した後、例えば反応性イオンエッチングなどの方法
で第1の平面ヨーク12の形状に対応する第1のマスク
層32を形成する。
【0032】次に、第1のマスク層32上を含めて軟磁
性材料層31上に、例えば 100nm程度の磁気ギャップ1
5相当の膜厚を有する材料層(以下、ギャップ相当の材
料層と記す)33と、第1のマスク層32と同一材料か
らなる第2のマスク層34を順に積層形成する(図2
(b))。
【0033】ここで、第1および第2のマスク層32、
34とギャップ相当の材料層33の構成材料には、例え
ばケミカルドライエッチングなどのエッチング方法に対
して選択比がとれる 2種の材料であれば種々の材料を使
用することができる。そして、このような選択比を有す
る 2種の材料のうち、エッチングレートの速い材料をギ
ャップ相当の材料層33に適用する。具体的な構成材料
としてはSiOx とアモルファスSiとが挙げられ、第
1および第2のマスク層32、34をSiOx膜で構成
し、ギャップ相当の材料層33をアモルファスSi膜で
構成する。
【0034】このような第1および第2のマスク層3
2、34に対して、これらの表面が連続した平坦面とな
るように、平坦化加工を施す。具体的には、まず図2
(c)に示すように、第1のマスク層32の形状に応じ
た段差を有する第2のマスク層34上に平坦化層35を
形成する。平坦化層35には例えばノボラック樹脂のよ
うな低分子量の樹脂からなる平坦化樹脂が用いられる。
低分子量の樹脂は、例えば200℃程度の加熱により流動
化するため、コーティング後に熱処理を施すことによっ
て、その表面を平坦化することができる。
【0035】次に、上述した平坦化樹脂層35、SiO
x などからなる第2のマスク層34およびアモルファス
Siなどからなるギャップ相当の材料層33が同一のエ
ッチングレートでエッチングされるように、例えばイオ
ンビームのイオン入射角度を設定し、そのようなイオン
ビームを用いたイオンミリングによりエッチバックする
(図2(d))。このようなエッチバックによって、第
1のマスク層32と第2のマスク層34の表面は連続し
た平坦面とされる。また、第2のマスク層34は第2の
平面ヨーク13に対応した形状にパターニングされる。
【0036】次いで、図3(a)に示すように、第1の
マスク層32と第2のマスク層34とに挟まれたギャッ
プ相当の材料層33を、例えばケミカルドライエッチン
グで選択的にエッチング除去する。このエッチング工程
で第1のマスク層34と第2のマスク層34のみ残さ
れ、それらの間に凹部36が形成される。
【0037】次に、図3(b)に示すように、残余の第
1のマスク層32と第2のマスク層34とを用いて、軟
磁性材料層31をイオンミリングなどでエッチングす
る。このエッチングの際に、第1のマスク層34と第2
のマスク層34との間の凹部36は軟磁性材料層31に
転写され、磁気ギャップ15の形成位置となる凹部37
が形成されると共に、第1および第2の平面ヨーク1
2、13が形成される。
【0038】この後、図3(c)に示すように、凹部3
7内に例えばSOGを埋め込んで磁気ギャップ15を形
成しつつ、第1および第2の平面ヨーク12、13上に
SOGからなる非磁性絶縁層16を形成する。
【0039】上述した平面ヨークの製造工程において、
磁気ギャップ15の形成位置となる凹部37の幅および
そこに埋め込み形成された磁気ギャップ15の幅は、ギ
ャップ相当の材料層33の膜厚に応じて設定することが
できるため、ステッパを用いたレジストのパターニング
では実現し得ない、例えば 0.1μm オーダーの狭ギャッ
プを高精度に形成することができる。
【0040】また、磁気ギャップ15の形状について
も、ギャップ相当の材料層33の形状に対応させて、基
板面に対して略垂直な形状とすることができる。さら
に、軟磁性材料層31に後から磁気ギャップ15の形成
位置となる凹部37を加工しているため、平面ヨーク1
2、13が積層膜からなる場合においても、基板面に対
して平行に積層された軟磁性積層膜を平面ヨーク12、
13として利用することができる。
【0041】なお、磁気ギャップ15の形成方法として
は、凹部37内にSOGを埋め込んで形成する方法以外
に、例えばスパッタリング法やメッキ法などにより凹部
37内に非磁性材料を埋め込んで形成する方法を適用す
ることができる。
【0042】そして、非磁性絶縁層16上にスピンバル
ブGMR膜などのMR膜17を形成し、最後にTi/C
u/Τiなどからなる一対のリード18をリフトオフ法
などにより形成することによって、図3(d)に示すよ
うに、平面ヨーク型MRヘッド(再生ヘッド)が完成す
る。さらに、常法にしたがってバックコア20や記録コ
イル21を形成することによって、ヨークタイプの録再
一体型磁気ヘッドが完成する。
【0043】なお、上述した薄膜磁気ヘッドの製造工程
において、軟磁性材料層31は本発明の第1の電子デバ
イスの製造方法の第1の機能材料層に相当し、磁気ギャ
ップ15は第2の機能材料層に相当し、またギャップ相
当の材料層33は凹部形成材料層に相当する。
【0044】次に、本発明の第2の薄膜磁気ヘッドの製
造方法の一実施形態について、図4を参照して説明す
る。なお、以下に示す薄膜磁気ヘッドの製造工程は、本
発明の第2の電子デバイスの製造方法の実施形態にも相
当するものである。
【0045】まず、図4(a)に示すように、Al2
3 付Al2 3 ・TiC基板11の主表面上に例えば膜
厚50nm程度のNiFe合金膜などからなるメッキシード
層41を形成した後、その上に被覆材料層を形成し、こ
の被覆材料層をレジストマスクを用いた反応性イオンエ
ッチングなどで第1の平面ヨーク12の形状にパターニ
ングする。このエッチングにより第1の平面ヨーク12
の形状に対応する被覆材料層42を形成する。
【0046】次いで、被覆材料層42上を含めてAl2
3 付Al2 3 ・TiC基板11上、実際にはメッキ
シード層41上に、例えば 100nm程度の磁気ギャップ幅
相当の膜厚を有するギャップ材料層43を積層形成する
(図4(b))。
【0047】ここで、被覆材料層42とギャップ材料層
43の構成材料には、例えば反応性イオンエッチングな
どのエッチング方法に対して選択比がとれる 2種の材料
であれば種々の材料を使用することができる。そして、
このような選択比を有する 2種の材料のうち、エッチン
グレートの速い材料を被覆材料層42に適用する。具体
的な構成材料としてはSiOx とSiNx とが挙げら
れ、被覆材料層42をSiOx 膜で構成し、ギャップ材
料層43をSiNx 膜で構成する。
【0048】次に、図4(c)に示すように、例えば反
応性イオンエッチングなどのエッチング方法によって、
メッキシード層41上および被覆材料層42上のSiN
x 膜からなるギャップ材料層43のみをエッチング除去
し、SiOx 膜からなる被覆材料層42の側壁部のみに
ギャップ材料層43を残す。次いで、例えば反応性イオ
ンエッチングなどの方法でSiOx 膜からなる被覆材料
層42を選択的に除去して、SiNx などからなる凸部
43′を形成する(図4(d))。この凸部43′は磁
気ギャップ15となるものである。
【0049】この後、SiNx などからなる凸部43′
を挟んで、その両側部に軟磁性材料膜をメッキ法で形成
する。この凸部43′の両側部に形成された軟磁性材料
膜は、それぞれ第1の平面ヨーク12および第2の平面
ヨーク13となるものである。すなわち、図4(e)に
示すように、SiNx 凸部43′を磁気ギャップ15と
し、この磁気ギャップ15を介して対向配置された第1
および第2の平面ヨーク12、13が得られる。
【0050】さらに、図4(f)に示すように、AlO
x 膜などからなる非磁性絶縁層16を形成した後、前述
した実施形態と同様にして、スピンバルブGMR膜など
のMR膜を形成し、最後にTi/Cu/Τiなどからな
る一対のリードをリフトオフ法などで形成することによ
って、平面ヨーク型MRヘッド(再生ヘッド)が完成す
る。さらに、常法にしたがってバックコアや記録コイル
を形成することによって、ヨークタイプの録再一体型磁
気ヘッドが完成する。
【0051】上述した平面ヨークの製造工程において、
磁気ギャップ15となる凸部43′の幅は、当初のギャ
ップ材料層43の膜厚に応じて設定することができるた
め、ステッパを用いたレジストのパターニングでは実現
し得ない、例えば 0.1μm オーダーの狭ギャップを高精
度に形成することができる。
【0052】また、磁気ギャップ15の形状について
も、被覆材料層42に沿って形成されたギャップ材料層
43の形状に対応させて、基板面に対して略垂直な形状
とすることができる。さらに、磁気ギャップ15を形成
した後に、平面ヨーク12、13となる軟磁性材料膜を
メッキ法で形成しているため、平面ヨーク12、13が
積層膜からなる場合においても、基板面に対して平行に
積層された軟磁性積層膜を平面ヨーク12、13として
利用することができる。
【0053】なお、上述した薄膜磁気ヘッドの製造工程
において、ギャップ材料層43は本発明の第2の電子デ
バイスの製造方法の第1の機能材料層に相当し、また平
面ヨーク12、13となる軟磁性材料膜は第2の機能材
料層に相当する。
【0054】次に、本発明の第2の薄膜磁気ヘッドの製
造方法の他の実施形態について、図5を参照して説明す
る。なお、以下に示す薄膜磁気ヘッドの製造工程は、本
発明の第3の電子デバイスの製造方法の実施形態にも相
当するものである。
【0055】まず、図3(a)および(b)に示した工
程と同様に、Al2 3 付Al2 3 ・TiC基板11
の主表面上にメッキシード層41を形成した後、その上
に第1の平面ヨーク12の形状にパターニングした被覆
材料層(第1の被覆材料層)42を形成する。次いで、
第1の被覆材料層42上を含めてAl2 3 付Al2
3 ・TiC基板11上、実際にはメッキシード層41上
に、例えば 100nm程度の磁気ギャップ幅相当の膜厚を有
するギャップ材料層43を形成し、さらにその上に第2
の被覆材料層44を積層形成する(図5(a))。
【0056】ここで、被覆材料層42、44とギャップ
材料層43の構成材料には、例えばケミカルドライエッ
チングなどのエッチング方法に対して選択比がとれる 2
種の材料であれば種々の材料を使用することができる。
そして、このような選択比を有する 2種の材料のうち、
エッチングレートの速い材料を被覆材料層42、44に
適用する。具体的な構成材料としてはSiOx とAlO
x とが挙げられ、被覆材料層42、44をSiOx 膜で
構成し、ギャップ材料層43をAlOx 膜で構成する。
【0057】次に、第1および第2の被覆材料層42、
44に対して、これらの表面が連続した平坦面となるよ
うに、平坦化加工を施す。具体的には、まず図5(b)
に示すように、第1の被覆材料層42の形状に応じた段
差を有する第2の被覆材料層44上に平坦化層35を形
成する。平坦化層35には図2(c)に示した平坦化工
程と同様に、低分子量の樹脂からなる平坦化樹脂が用い
られる。
【0058】次いで、平坦化樹脂層35、SiOx など
からなる第2の被覆材料層44およびAlOx などから
なるギャップ材料層43が同一のエッチングレートでエ
ッチングされるように、例えばイオンビームのイオン入
射角度を設定し、そのようなイオンビームを用いたイオ
ンミリングによりエッチバックする(図5(c))。こ
のようなエッチバックによって、第1の被覆材料層42
と第2の被覆材料層44の表面は連続した平坦面とされ
る。また、第2の被覆材料層44は第2の平面ヨーク1
3に対応した形状にパターニングされる。
【0059】次に、図5(d)に示すように、第1の被
覆材料層42と第2の被覆材料層44を例えばケミカル
ドライエッチングで選択的にエッチング除去し、ギャッ
プ材料層43のみを残す。さらに、例えば反応性イオン
エッチングにより、NiFe合金などからなるメッキシ
ード層41とAlOx などからなるギャップ材料層43
との選択比が大きい条件を選択し、ギャップ材料層43
の膜厚より多くエッチングして、メッキシード層41の
表面を露出させる。このエッチング工程によって、第1
の被覆材料層42の側壁に沿って形成されたギャップ材
料層43のみが残り、AlOx などからなる凸部43′
を形成する(図5(e))。この凸部43′は磁気ギャ
ップ15となるものである。
【0060】この後、AlOx などからなる凸部43′
を挟んで、その両側部に軟磁性材料膜をメッキ法で形成
する。この凸部43′の両側部に形成された軟磁性材料
膜は、それぞれ第1の平面ヨーク12および第2の平面
ヨーク13となるものである。すなわち、図5(f)に
示すように、AlOx 凸部43′を磁気ギャップ15と
し、この磁気ギャップ15を介して対向配置された第1
および第2の平面ヨーク12、13が得られる。
【0061】さらに、前述した実施形態と同様に、Al
x 膜などからなる非磁性絶縁層を形成した後、スピン
バルブGMR膜などのMR膜を形成し、最後にTi/C
u/Τiなどからなる一対のリードをリフトオフ法など
で形成することによって、平面ヨーク型MRヘッド(再
生ヘッド)が完成する。さらに、常法にしたがってバッ
クコアや記録コイルを形成することによって、ヨークタ
イプの録再一体型磁気ヘッドが完成する。
【0062】磁気ギャップ15となる凸部43′は、例
えば図6に示すような工程で形成することもできる。す
なわち、まず図5(a)から図5(c)に示した工程と
同様にして、第1の被覆材料層42と第2の被覆材料層
44の表面を平坦化した後(図6(a))、第1および
第2の被覆材料層42、44を選択的に第2の被覆材料
層44の膜厚分だけエッチングする(図6(b))。こ
の際、例えば被覆材料層42、44にはSiを、ギャッ
プ材料層43にはSiOx を使用することができる。
【0063】次に、Siなどからなる被覆材料層42、
44とSiOx などからなるギャップ材料層43との選
択比が小さい条件を選択し、ギャップ材料層43の膜厚
より多くエッチングして、メッキシード層41の表面を
露出させる。このエッチング工程によって、第1の被覆
材料層42の側壁に沿って形成されたギャップ材料層4
3のみが残り、SiOx などからなる凸部43′、すな
わち磁気ギャップ15となる凸部43′を形成する(図
6(c))。
【0064】この後、図5に示した工程と同様にして、
SiOx 凸部43′を磁気ギャップ15とし、この磁気
ギャップ15を介して対向配置された第1および第2の
平面ヨーク12、13をメッキ法で形成する。さらに、
前述した実施形態と同様に、AlOx 膜などからなる非
磁性絶縁層を形成した後、スピンバルブGMR膜などの
MR膜を形成し、最後にTi/Cu/Τiなどからなる
一対のリードをリフトオフ法などで形成することによっ
て、平面ヨーク型MRヘッド(再生ヘッド)が完成す
る。さらに、常法にしたがってバックコアや記録コイル
を形成することによって、ヨークタイプの録再一体型磁
気ヘッドが完成する。
【0065】上述した平面ヨークの製造工程において
も、図4に示した製造工程と同様に、磁気ギャップ15
となる凸部43′の幅は、当初のギャップ材料層43の
膜厚に応じて設定することができるため、ステッパを用
いたレジストのパターニングでは実現し得ない、例えば
0.1μm オーダーの狭ギャップを高精度に形成すること
ができる。
【0066】また、磁気ギャップ15の形状について
も、第1の被覆材料層42に沿って形成されたギャップ
材料層43の形状に対応させて、基板面に対して略垂直
な形状とすることができる。さらに、磁気ギャップ15
を形成した後に、平面ヨーク12、13となる軟磁性材
料膜をメッキ法で形成しているため、平面ヨーク12、
13が積層膜からなる場合においても、基板面に対して
平行に積層された軟磁性積層膜を平面ヨーク12、13
として利用することができる。
【0067】なお、上述した薄膜磁気ヘッドの製造工程
において、ギャップ材料層43は本発明の第3の電子デ
バイスの製造方法の第1の機能材料層に相当し、また平
面ヨーク12、13となる軟磁性材料膜は第2の機能材
料層に相当する。
【0068】図4、図5および図6で示した平面ヨーク
およびMRヘッドの製造工程では、平面ヨーク12、1
3となる軟磁性材料膜をメッキ法で形成する場合につい
て説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、
スパッタ法などを適用して軟磁性材料膜を形成すること
もできる。
【0069】スパッタ法などを適用して軟磁性材料膜を
形成する場合の製造工程について、図7および図8を参
照して説明する。まず、図4、図5および図6で示した
各工程と同様にして、SiNx 、AlOx 、SiOx
どのギャップ材料層からなる凸部43′を形成する。な
お、平面ヨークとなる軟磁性材料膜をスパッタ法で形成
する場合には、メッキシード層の形成は省略することが
できる。次いで、凸部43′上を含めてAl2 3 付A
2 3 ・TiC基板11上に、NiFeやFeZrN
などの軟磁性材料膜51を成膜する(図7(a))。
【0070】そして、上記した軟磁性材料膜51を例え
ばCMPにより平坦化することによって、図7(b)に
示すように、凸部43′を磁気ギャップ15とし、この
磁気ギャップ15を介して対向配置された第1および第
2の平面ヨーク12、13が得られる。その後の工程に
ついては前述した実施形態と同様である。
【0071】また、CMPによる軟磁性材料膜51の平
坦化は、エッチバックによる平坦化で行ってもよい。そ
の場合には、軟磁性材料膜51を成膜した後に、その上
部に平坦化層35を形成する(図8(a))。平坦化層
35には図2(c)に示した平坦化工程と同様に、低分
子量の樹脂からなる平坦化樹脂が用いられる。
【0072】この後、平坦化樹脂層35と軟磁性材料膜
51とのエッチングレートが同じになる条件で、イオン
ミリングによりエッチバックする。このようなエッチバ
ック工程によっても、図8(b)に示すように、凸部4
3′を磁気ギャップ15とし、この磁気ギャップ15を
介して対向配置された第1および第2の平面ヨーク1
2、13が得られる。
【0073】上述したスパッタ法などを適用した平面ヨ
ークの製造工程においても、凸部43′からなる磁気ギ
ャップ15は、ステッパを用いたレジストのパターニン
グでは実現し得ない、例えば 0.1μm オーダーの狭ギャ
ップを高精度に実現することができる。また、磁気ギャ
ップ15の形状についても、基板面に対して略垂直な形
状とすることができる。
【0074】なお、上述した各実施形態では、本発明の
薄膜磁気ヘッドの製造方法を録再一体型磁気ヘッドの製
造に適用した例について説明したが、本発明はこれに限
られるものではなく、MR膜のみを有する平面ヨーク型
MRヘッドの製造などに適用することも可能である。ま
た、本発明の電子デバイスの製造方法は、種々の微細パ
ターンの形成に適用することができ、特にステッパを用
いたレジストのパターニングでは実現し得ない、 0.1μ
m 以下の狭凸部や狭凹部の形成を含む電子デバイスの製
造工程に好適である。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の薄膜磁気
ヘッドの製造方法によれば、基板面に対して略垂直な狭
ギャップ幅の磁気ギャップを、ステッパ精度などに制限
されることなく、高精度に形成することができる。従っ
て、接触記録再生に有利なヨーク型MRへッドなどのヨ
ーク型磁気ヘッドの高記録密度化への対応などを図るこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態で製造したヨークタイプの
録再一体型磁気ヘッドの要部を示す斜視図である。
【図2】 本発明の第1の薄膜磁気ヘッドの製造方法の
一実施形態による製造工程を示す断面図である。
【図3】 図2に続く薄膜磁気ヘッドの製造工程を示す
断面図である。
【図4】 本発明の第2の薄膜磁気ヘッドの製造方法の
一実施形態による製造工程を示す断面図である。
【図5】 本発明の第2の薄膜磁気ヘッドの製造方法の
他の実施形態による製造工程を示す断面図である。
【図6】 図5に示す薄膜磁気ヘッドの製造工程の変形
例を示す断面図である。
【図7】 本発明の第2の薄膜磁気ヘッドの製造方法の
変形例を示す断面図である。
【図8】 本発明の第2の薄膜磁気ヘッドの製造方法の
他の変形例を示す断面図である。
【図9】 従来の平面ヨーク型MRヘッドの製造工程を
示す図である。
【符号の説明】
12……第1の平面ヨーク 13……第2の平面ヨーク 15……磁気ギャップ 17……MR膜 21……記録コイル 31……軟磁性材料層 32……第1のマスク層 33……ギャップ相当の材料層 34……第2のマスク層 35……平坦化樹脂層 42、44……被覆材料層 43……ギャップ材料層 43′……磁気ギャップとなる凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀 昭男 神奈川県川崎市幸区堀川町72 株式会社東 芝川崎事業所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体対向面側に形成された磁気ギャップ
    を介して対向配置され、かつ膜厚方向をトラック幅とす
    る第1および第2の平面ヨークと、前記第1および第2
    の平面ヨークを介して記録媒体から信号磁束が導かれる
    磁気抵抗効果素子もしくは前記記録媒体に記録磁束を供
    給する記録コイルの少なくとも一方とを具備する薄膜磁
    気ヘッドを製造するにあたり、 前記平面ヨークとなる軟磁性材料層上に、前記第1の平
    面ヨークの形状に対応する第1のマスク層を形成する工
    程と、 前記第1のマスク層上を含めて前記軟磁性材料層上に、
    前記磁気ギャップ相当の膜厚を有する材料層および第2
    のマスク層を順に積層形成する工程と、前記第1のマス
    ク層の表面と前記第2のマスク層の表面とが連続した平
    坦面となるように加工する工程と、 前記磁気ギャップ相当の膜厚を有する材料層を選択的に
    エッチングする工程と、 残余の前記第1および第2の
    マスク層を用いて前記軟磁性材料層をエッチングし、前
    記磁気ギャップの形成部となる凹部を形成すると共に、
    前記第1および第2の平面ヨークを形成する工程と、 前記凹部内に前記磁気ギャップを埋め込み形成する工程
    とを有することを特徴とする薄膜磁気へッドの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 媒体対向面側に形成された磁気ギャップ
    を介して対向配置され、かつ膜厚方向をトラック幅とす
    る第1および第2の平面ヨークと、前記第1および第2
    の平面ヨークを介して記録媒体から信号磁束が導かれる
    磁気抵抗効果素子もしくは前記記録媒体に記録磁束を供
    給する記録コイルの少なくとも一方とを具備する薄膜磁
    気ヘッドを製造するにあたり、 前記磁気ギャップ相当の幅を有する凸部を形成する工程
    と、 前記凸部の両側に軟磁性材料層を成膜し、前記第1およ
    び第2の平面ヨークを形成する工程とを有することを特
    徴とする薄膜磁気へッドの製造方法。
  3. 【請求項3】 第1の機能材料層上に、その一部を覆う
    ように第1のマスク層を形成する工程と、 前記第1のマスク層上を含めて前記第1の機能材料層上
    に、凹部形成材料層および第2のマスク層を順に積層形
    成する工程と、 前記第1のマスク層の表面と前記第2のマスク層の表面
    とが連続した平坦面となるように加工する工程と、 前記凹部形成材料層を選択的にエッチングする工程と、 残余の前記第1および第2のマスク層を用いて前記第1
    の機能材料層をエッチングし、前記第1の機能材料層を
    パターニングしつつ凹部を形成する工程と、 前記凹部内に第2の機能材料層を埋め込み形成する工程
    とを有することを特徴とする電子デバイスの製造方法。
  4. 【請求項4】 基材層上に、その一部を覆うように被覆
    材料層を形成する工程と、 前記被覆材料層上を含めて前記基材層上に、第1の機能
    材料層を積層形成する工程と、 前記被覆材料層の側壁部のみに前記第1の機能材料層を
    残すように、前記第1の機能材料層をエッチングする工
    程と、 前記被覆材料層をエッチング除去して、前記第1の機能
    材料層からなる凸部を形成する工程と、 前記凸部を挟んで、その両側部に第2の機能材料層をそ
    れぞれ形成する工程とを有することを特徴とする電子デ
    バイスの製造方法。
  5. 【請求項5】 基材層上に、その一部を覆うように第1
    の被覆材料層を形成する工程と、 前記第1の被覆材料層上を含めて前記基材層上に、第1
    の機能材料層および第2の被覆材料層を順に積層形成す
    る工程と、 前記第1の被覆材料層の表面と前記第2の被覆材料層の
    表面とが連続した平坦面となるように加工する工程と、 前記第1および第2の被覆材料層を選択的にエッチング
    して、前記第1の機能材料層からなる凸部を形成する工
    程、 前記凸部を挟んで、その両側部に第2の機能材料層をそ
    れぞれ形成する工程とを有することを特徴とする電子デ
    バイスの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG91367A1 (en) * 2000-06-16 2002-09-17 Sony Corp A method of manufacturing thin film magnetic head

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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SG91367A1 (en) * 2000-06-16 2002-09-17 Sony Corp A method of manufacturing thin film magnetic head

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