JPH11257752A - ファンヒータ - Google Patents
ファンヒータInfo
- Publication number
- JPH11257752A JPH11257752A JP10076671A JP7667198A JPH11257752A JP H11257752 A JPH11257752 A JP H11257752A JP 10076671 A JP10076671 A JP 10076671A JP 7667198 A JP7667198 A JP 7667198A JP H11257752 A JPH11257752 A JP H11257752A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan heater
- hot air
- distance sensor
- fan
- timer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ファンヒータの前方に物体を検知したとき
に、適宜危険を防止する処置をとり、しかも単に物体が
通過しただけでは運転を停止等しないようなファンヒー
タを提供する。 【解決手段】 ファンヒータ本体１の前面下部に設けた
熱風吹出し口２の近傍に、前方に向けて物体距離センサ
３を取り付け、該物体距離センサ３が一定距離内に物体
を検知した場合に、該検知出力によりタイマ（図外）を
作動させ、該タイマの限時出力によって、ファンヒータ
の運転を停止し、若しくは燃焼量を絞るようにした。
に、適宜危険を防止する処置をとり、しかも単に物体が
通過しただけでは運転を停止等しないようなファンヒー
タを提供する。 【解決手段】 ファンヒータ本体１の前面下部に設けた
熱風吹出し口２の近傍に、前方に向けて物体距離センサ
３を取り付け、該物体距離センサ３が一定距離内に物体
を検知した場合に、該検知出力によりタイマ（図外）を
作動させ、該タイマの限時出力によって、ファンヒータ
の運転を停止し、若しくは燃焼量を絞るようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、都市ガスあるいは石油
を燃料とするファンヒータに関するものである。
を燃料とするファンヒータに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年ファンヒータには、過熱や転倒に対
する安全装置が装備され、手を触れても火傷するおそれ
がないので、年寄りや小児がいる家庭でも比較的安心し
て利用できる上に、熱風吹出し口が本体前面の下部にあ
って、温風が床面を這うようにして進み、足元から温め
る構造であるために、頭寒足熱のきわめて理想的な暖房
が得られるという利点がある。
する安全装置が装備され、手を触れても火傷するおそれ
がないので、年寄りや小児がいる家庭でも比較的安心し
て利用できる上に、熱風吹出し口が本体前面の下部にあ
って、温風が床面を這うようにして進み、足元から温め
る構造であるために、頭寒足熱のきわめて理想的な暖房
が得られるという利点がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記ファ
ンヒータは、熱風を床面に沿って吹き出す構造となって
いるために、ファンヒータの前方の床面にスプレー缶の
ような液化ガス入りの缶が置かれているような場合に
は、熱風により缶の温度が過上昇して爆発するおそれが
あり、また年寄りや小児が熱風吹出し口に近づき過ぎて
気付かないような場合には、着衣が過熱したり、低温火
傷を起こしたりするおそれがあり、このような場合には
直ちにファンヒータの運転を停止するのが望ましい。し
かし一方物体が検知されても、その物体がその場所を単
に通過し、あるいは比較的短時間でその場所から立ち去
る人等であるような場合には、ファンヒータの運転を直
ちに停止するのは適当でない。そこで本発明は、常時フ
ァンヒータの前方の物体の有無を監視し、危険な場合に
のみ運転を停止し、あるいはバーナ燃焼量を減少させる
ようにして、危険を未然に防止することができるような
ファンヒータを提供することを目的とするものである。
ンヒータは、熱風を床面に沿って吹き出す構造となって
いるために、ファンヒータの前方の床面にスプレー缶の
ような液化ガス入りの缶が置かれているような場合に
は、熱風により缶の温度が過上昇して爆発するおそれが
あり、また年寄りや小児が熱風吹出し口に近づき過ぎて
気付かないような場合には、着衣が過熱したり、低温火
傷を起こしたりするおそれがあり、このような場合には
直ちにファンヒータの運転を停止するのが望ましい。し
かし一方物体が検知されても、その物体がその場所を単
に通過し、あるいは比較的短時間でその場所から立ち去
る人等であるような場合には、ファンヒータの運転を直
ちに停止するのは適当でない。そこで本発明は、常時フ
ァンヒータの前方の物体の有無を監視し、危険な場合に
のみ運転を停止し、あるいはバーナ燃焼量を減少させる
ようにして、危険を未然に防止することができるような
ファンヒータを提供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明によるファンヒー
タは、図１に示すように、ファンヒータ本体１の前面下
部に設けた熱風吹出し口２の近傍に、前方に向けて物体
距離センサ３を取り付け、該物体距離センサ３が一定距
離内に物体を検知した場合に、該検知出力によりタイマ
（図外）を作動させ、該タイマの限時出力によって、フ
ァンヒータの運転を停止し、若しくは燃焼量を絞るよう
にしたものである。
タは、図１に示すように、ファンヒータ本体１の前面下
部に設けた熱風吹出し口２の近傍に、前方に向けて物体
距離センサ３を取り付け、該物体距離センサ３が一定距
離内に物体を検知した場合に、該検知出力によりタイマ
（図外）を作動させ、該タイマの限時出力によって、フ
ァンヒータの運転を停止し、若しくは燃焼量を絞るよう
にしたものである。
【０００５】
【作用】熱風の当たる物体でも、ファンヒータからの距
離が遠いものと近いものでは、温度上昇の速度や到達温
度に違いが生じる。従って例えば、２０ｃｍ以内に１０
秒間物体を検知し続けた場合には、直ちにファンヒータ
の運転を停止し、２０〜５０ｃｍの距離では２０分間物
体を検知し続けたときに運転を停止し、５０ｃｍ以上で
は３０分間物体を検知し続けたときにファン風量を落と
す（結果的に燃焼量も減少する）などというようにすれ
ば、実際に危険な場合にのみ運転を停止するなどして、
効率よく危険の防止を行うことができるのである。
離が遠いものと近いものでは、温度上昇の速度や到達温
度に違いが生じる。従って例えば、２０ｃｍ以内に１０
秒間物体を検知し続けた場合には、直ちにファンヒータ
の運転を停止し、２０〜５０ｃｍの距離では２０分間物
体を検知し続けたときに運転を停止し、５０ｃｍ以上で
は３０分間物体を検知し続けたときにファン風量を落と
す（結果的に燃焼量も減少する）などというようにすれ
ば、実際に危険な場合にのみ運転を停止するなどして、
効率よく危険の防止を行うことができるのである。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１は本発明によるファンヒータ
の一実施例を示したもので、ファンヒータ本体１の前面
板の熱風吹出し口２の側方に物体距離センサ３が配設さ
れている。この物体距離センサ３は、例えば図２に示す
ように、物体からくる日光などの反射光を２個の反射ミ
ラー４と、２個の結像レンズ５と、反射プリズム６によ
りＣＣＤラインセンサ７上に結像させ、これをマイクロ
プロセッサで処理して、２つの像の重なる角度から物体
までの距離を求めるものであり、図示のような光学系８
を一定角度範囲で水平方向に回転させることにより、フ
ァンヒータ本体１の前方の熱風の到達するほぼ全域をカ
バーするようにしたものである。
の一実施例を示したもので、ファンヒータ本体１の前面
板の熱風吹出し口２の側方に物体距離センサ３が配設さ
れている。この物体距離センサ３は、例えば図２に示す
ように、物体からくる日光などの反射光を２個の反射ミ
ラー４と、２個の結像レンズ５と、反射プリズム６によ
りＣＣＤラインセンサ７上に結像させ、これをマイクロ
プロセッサで処理して、２つの像の重なる角度から物体
までの距離を求めるものであり、図示のような光学系８
を一定角度範囲で水平方向に回転させることにより、フ
ァンヒータ本体１の前方の熱風の到達するほぼ全域をカ
バーするようにしたものである。
【０００７】物体距離センサ３をファンヒータ本体１の
前面の側端部に設けたのは、シロッコ型ファン９の直結
モータ１０の設置位置の関係で、熱風吹出し口２の側方
に若干のスペースが空いているからであり、従って光学
系８を回転駆動するステップモータの回転角に応じて、
センサ３からの検出距離から実際のファンヒータ本体１
の前面からの距離がプログラムによって算出されるよう
になっている。
前面の側端部に設けたのは、シロッコ型ファン９の直結
モータ１０の設置位置の関係で、熱風吹出し口２の側方
に若干のスペースが空いているからであり、従って光学
系８を回転駆動するステップモータの回転角に応じて、
センサ３からの検出距離から実際のファンヒータ本体１
の前面からの距離がプログラムによって算出されるよう
になっている。
【０００８】図３は、本発明によるファンヒータの動作
の一例をマイクロプロセッサのフローチャートによって
示したもので、いま物体距離センサが物体を検知した場
合には、まずタイマがＯＮされて限時動作を開始し、検
出された距離が２０ｃｍ以内であれば、１０秒経過後に
ヒータの運転が停止される。また検出された距離が２０
〜５０ｃｍであれば、２０分経過後に運転が停止され、
５０ｍ以上の場合はバーナの燃焼量がターンダウンされ
ることになる。なおいずれの距離で物体が検出されたと
きでも、それぞれ設定された時間内に物体が存在しなく
なった場合は、直ちに通常運転が再開されるようになっ
ている。
の一例をマイクロプロセッサのフローチャートによって
示したもので、いま物体距離センサが物体を検知した場
合には、まずタイマがＯＮされて限時動作を開始し、検
出された距離が２０ｃｍ以内であれば、１０秒経過後に
ヒータの運転が停止される。また検出された距離が２０
〜５０ｃｍであれば、２０分経過後に運転が停止され、
５０ｍ以上の場合はバーナの燃焼量がターンダウンされ
ることになる。なおいずれの距離で物体が検出されたと
きでも、それぞれ設定された時間内に物体が存在しなく
なった場合は、直ちに通常運転が再開されるようになっ
ている。
【０００９】
【発明の効果】本発明は上述のように、物体距離センサ
がファンヒータ本体の前面から一定距離内に物体を検知
した場合に、その検知出力によりタイマを作動させ、タ
イマの限時出力によって、ファンヒータの運転を停止
し、あるいは燃焼量を絞るようにしたものであるから、
ファンヒータの前方の床面にスプレー缶のような液化ガ
ス入りの缶が置かれているような場合に、熱風によって
缶の温度が過上昇し、液化ガスが膨張して爆発したり、
あるいはお年寄りや小児が熱風吹出し口に近づき過ぎて
着衣が過熱したり、低温火傷を起こしたりするのを未然
に防止することができるという利点があり、しかも物体
が検知された場合でも、その物体がその場所を単に通過
し、あるいは比較的短時間でその場所から立ち去る人等
であるような場合には、ファンヒータを通常通りに運転
することができ、きわめて効率よく危険を防止できると
いう利点がある。
がファンヒータ本体の前面から一定距離内に物体を検知
した場合に、その検知出力によりタイマを作動させ、タ
イマの限時出力によって、ファンヒータの運転を停止
し、あるいは燃焼量を絞るようにしたものであるから、
ファンヒータの前方の床面にスプレー缶のような液化ガ
ス入りの缶が置かれているような場合に、熱風によって
缶の温度が過上昇し、液化ガスが膨張して爆発したり、
あるいはお年寄りや小児が熱風吹出し口に近づき過ぎて
着衣が過熱したり、低温火傷を起こしたりするのを未然
に防止することができるという利点があり、しかも物体
が検知された場合でも、その物体がその場所を単に通過
し、あるいは比較的短時間でその場所から立ち去る人等
であるような場合には、ファンヒータを通常通りに運転
することができ、きわめて効率よく危険を防止できると
いう利点がある。
【図１】本発明の一実施例の斜視図。
【図２】同上の動作原理図。
【図３】同上の動作状態を示すフローチャート。
１ ファンヒータ本体 ２ 熱風吹出し口 ３ 物体距離センサ ４ 反射ミラー ５ 結像レンズ ６ 反射プリズム ７ ＣＣＤラインセンサ ８ 光学系 ９ シロッコ型ファン １０ ファンモータ
Claims (2)
- 【請求項１】 ファンヒータ本体の前面下部に設けた熱
風吹出し口の近傍に、前方に向けて物体距離センサを取
り付け、該物体距離センサが一定距離内に物体を検知し
た場合に、該検知出力によりタイマを作動させ、該タイ
マの限時出力によって、ファンヒータの運転を停止し、
若しくは燃焼量を減少せしめて成るファンヒータ。 - 【請求項２】 上記物体距離センサを熱風吹出し口の側
方に設けて、一定角度範囲で水平回転させることによ
り、１個の物体距離センサにより熱風の到達するほぼ全
域をカバーせしめて成る請求項１記載のファンヒータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10076671A JPH11257752A (ja) | 1998-03-09 | 1998-03-09 | ファンヒータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10076671A JPH11257752A (ja) | 1998-03-09 | 1998-03-09 | ファンヒータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11257752A true JPH11257752A (ja) | 1999-09-24 |
Family
ID=13611900
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10076671A Pending JPH11257752A (ja) | 1998-03-09 | 1998-03-09 | ファンヒータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11257752A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016222107A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
-
1998
- 1998-03-09 JP JP10076671A patent/JPH11257752A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016222107A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040315 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060322 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060718 |