JPH11247582A - 立坑接合部に於ける免震及び止水工法並びに免震及び止水構造 - Google Patents

立坑接合部に於ける免震及び止水工法並びに免震及び止水構造

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JPH11247582A
JPH11247582A JP5349598A JP5349598A JPH11247582A JP H11247582 A JPH11247582 A JP H11247582A JP 5349598 A JP5349598 A JP 5349598A JP 5349598 A JP5349598 A JP 5349598A JP H11247582 A JPH11247582 A JP H11247582A
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seismic isolation
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Shigeki Unjiyou
茂樹 運上
Junichi Hoshikuma
順一 星隈
Kazuhiro Nagaya
和宏 長屋
Takeyasu Suzuki
猛康 鈴木
Noboru Tashiro
▲昇▼ 田代
Yoshikazu Kido
義和 木戸
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Minister for Public Works for State of New South Wales
Kumagai Gumi Co Ltd
National Research and Development Agency Public Works Research Institute
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DOBOKU KENKYU CENTER
Minister for Public Works for State of New South Wales
Public Works Research Institute Ministry of Construction
Kumagai Gumi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 できる限り安価な費用で立坑とシールドトン
ネルとの接合部を免震化するとともに、シールドトンネ
ルの坑口での止水性を向上して立坑接合部に於ける大幅
な断面力低減を図る。 【解決手段】 立坑11とシールドトンネル12との接
合部に於いて、坑口のセグメント16aの内側端部を立
坑躯体11aの内側へ突出させ、坑口のセグメント16
aと立坑躯体11aとをゴム状絶縁層19にて絶縁し、
その外周部に場所打ちコンクリート20を打設して立坑
躯体11aに接合させる。また、シールドトンネル12
のセグメント16と地盤改良部13との隙間に免震材を
注入して免震層18を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は立坑接合部に於ける
免震及び止水工法並びに免震及び止水構造に関するもの
であり、特に、シールドトンネルの発進部と到達部の双
方の立坑接合部に於ける免震及び止水工法並びに免震及
び止水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7(a)は一般的な立坑1とシールド
トンネル2との接合部を示し、このような非免震の立坑
の接合部付近には、地震時に過大な断面力が作用する。
このとき、立坑接合部に於ける立坑躯体1aとセグメン
ト2aとの間に発生するシールドトンネル2の長手方向
の相対変位は数十mmもあるため、通常のセグメント2a
のリング継手構造では吸収しきれない。
【0003】このため従来は、図7(b)に示すよう
に、立坑接合部のセグメントの1リング或いは2リング
を、大変形吸収可能な可撓セグメント2bに置き換えて
施工し、この可撓セグメント2bで集中的に相対変位を
吸収しようとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、可撓セグメン
トは吸収機構が複雑であるためコスト高になるととも
に、組立作業に多大な時間を要するので工程上も問題が
ある。更に、立坑接合部付近に分布するトンネル相対変
位を1箇所に集中して吸収しようとするが、実際にはト
ンネル外周には地盤が存在するため、可撓セグメントの
両側のトンネル外周地盤が抵抗して期待通りの変位吸収
は困難である。
【0005】そこで、できる限り安価な費用で立坑とシ
ールドトンネルとの接合部を免震化するとともに、シー
ルドトンネルの坑口での止水性を向上して立坑接合部に
於ける大幅な断面力低減を図るために解決すべき技術的
課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、立坑とシールドトン
ネルとの接合部に於いて、シールドトンネルの坑口では
立坑躯体の内側へセグメントを突出させ、該坑口のセグ
メントと前記立坑躯体とをゴム状固形物にて絶縁すると
ともに、シールドトンネルのセグメントと地盤との隙間
に免震材を注入して免震層を形成する立坑接合部に於け
る免震及び止水工法、並びに、立坑とシールドトンネル
との接合部に於いて、シールドトンネルの坑口では立坑
躯体の内側へセグメントを突出させ、該坑口のセグメン
トと前記立坑躯体とをゴム状固形物にて絶縁するととも
に、シールドトンネルのセグメントと地盤との隙間に免
震層を形成した立坑接合部に於ける免震及び止水構造を
提供する。
【0007】また、立坑とシールドトンネルとの接合部
に於いて、シールドトンネルの坑口では立坑躯体の内側
へセグメントを突出させ、該坑口のセグメントと前記立
坑躯体との隙間の開口部をゴム状止水部材にて閉鎖し、
該坑口のセグメントの外周面にゴム状絶縁層を設け、且
つ、該ゴム状絶縁層の外周部に場所打ちコンクリートを
打設して立坑躯体に接合させるとともに、シールドトン
ネルのセグメントと地盤との隙間に免震材を注入して免
震層を形成する立坑接合部に於ける免震及び止水工法、
並びに、立坑とシールドトンネルとの接合部に於いて、
シールドトンネルの坑口では立坑躯体の内側へセグメン
トを突出させ、該坑口のセグメントと前記立坑躯体との
隙間の開口部を閉鎖するゴム状止水部材を装着し、該坑
口のセグメントの外周面にゴム状絶縁層を設け、且つ、
該ゴム状絶縁層の外周部に前記立坑躯体と接合する場所
打ちコンクリートを打設するとともに、シールドトンネ
ルのセグメントと地盤との隙間に免震層を形成した立坑
接合部に於ける免震及び止水構造を提供する。
【0008】加えて、立坑とシールドトンネルとの接合
部に於いて、シールドトンネルの坑口では立坑躯体の内
側へセグメントを突出させ、該坑口のセグメントと前記
立坑躯体との隙間の開口部をゴム状止水部材にて閉鎖
し、該坑口のセグメントの端部と前記立坑躯体に夫々固
定板を取り付け、且つ、双方の固定板間にゴム状止水リ
ングを装着して該坑口のセグメントの立坑内へ突出して
いる外周面を密閉するとともに、シールドトンネルのセ
グメントと地盤との隙間に免震材を注入して免震層を形
成する立坑接合部に於ける免震及び止水工法、並びに、
立坑とシールドトンネルとの接合部に於いて、シールド
トンネルの坑口では立坑躯体の内側へセグメントを突出
させ、該坑口のセグメントと前記立坑躯体との隙間の開
口部を閉鎖するゴム状止水部材を装着し、該坑口のセグ
メントの端部と前記立坑躯体に夫々固定板を取り付け、
且つ、該坑口のセグメントの立坑内へ突出している外周
面を密閉するゴム状止水リングを双方の固定板間に装着
するとともに、シールドトンネルのセグメントと地盤と
の隙間に免震層を形成した立坑接合部に於ける免震及び
止水構造を提供する。
【0009】更に、立坑とシールドトンネルとの接合部
に於いて、シールドトンネルの坑口では立坑躯体の内側
へセグメントを突出させ、該坑口のセグメントと前記立
坑躯体との隙間の開口部をゴム状止水部材にて閉鎖し、
該坑口のセグメントの外周面及び端面にゴム状絶縁層を
設け、且つ、該ゴム状絶縁層の外周部及び内側端部に場
所打ちコンクリートを打設して立坑内壁を構築するとと
もに、シールドトンネルのセグメントと地盤との隙間に
免震材を注入して免震層を形成する立坑接合部に於ける
免震及び止水工法、並びに、立坑とシールドトンネルと
の接合部に於いて、シールドトンネルの坑口では立坑躯
体の内側へセグメントを突出させ、該坑口のセグメント
と前記立坑躯体との隙間の開口部を閉鎖するゴム状止水
部材を装着し、該坑口のセグメントの外周面及び端面に
ゴム状絶縁層を設け、且つ、該ゴム状絶縁層の外周部及
び内側端部に場所打ちコンクリートを打設して立坑内壁
を構築するとともに、シールドトンネルのセグメントと
地盤との隙間に免震層を形成した立坑接合部に於ける免
震及び止水構造を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って詳述する。図1は立坑11とシールドトンネル
12の接合部を示し、同図に従って、請求項1記載の立
坑接合部に於ける免震及び止水工法、並びに請求項2記
載の免震及び止水構造について説明する。立坑11には
立坑躯体11aが構築されており、シールドトンネル1
2の発進部から数m前後の区間には、予め地盤改良施工
により地盤改良部13が設けられている。該地盤改良部
13は、シールド掘削により応力を解放しても地山が自
立するほどの強度を有している。地盤改良部13の前方
(同図にて左端)は、地盤改良施工を行わない通常の地
盤14である。
【0011】ここで、立坑躯体11aのシールド発進開
口部には、全周縁部に亙ってゴム状止水部材15が取り
付けられており、シールドマシン(図示せず)が先ず地
盤改良部13を掘削する際に、該ゴム状止水部材15が
シールドトンネル12の内側へ湾曲してその先端部がス
キンプレートに摺擦し、更に、エレクタで設置された坑
口のセグメント16aの外周面に該ゴム状止水部材15
が当接する。該ゴム状止水部材15によって立坑躯体1
1aと坑口のセグメント16aとの隙間が閉鎖され、前
記地盤改良部13から流出しようとする地下水を止水で
きる。
【0012】続いて、シールドマシンの掘進に従って順
次セグメント16,16…を設置していき、シールドマ
シンのシールドテール(図示せず)或いは後方のセグメ
ントのグラウトホール17から、地盤改良部13とセグ
メント16との隙間(テールボイド)に免震材を注入す
る。テールボイドへ注入された免震材は一定時間後に硬
化し、免震層18が形成される。地盤改良部13では、
前述したように地山が自立するため、確実に一定厚みの
免震層18が形成される。また、免震材の注入工程に前
後して、前記立坑躯体11aと坑口のセグメント16a
とをゴム状固形物にて絶縁する。
【0013】図2は請求項3及び4記載の発明の実施の
形態を示したものであり、ゴム状固形物の一例として、
前記坑口のセグメント16aの立坑内に突出している外
周面にゴム状絶縁層19を設ける。該ゴム状絶縁層19
はゴム板を前記坑口のセグメント16aの外周面に巻き
付けて接着したり、或いは、前記坑口のセグメント16
aの外周部に型枠を設置して液状ゴムを流し込む等の方
法により形成される。更に、該ゴム状絶縁層19の外周
部に場所打ちコンクリート20を打設し、立坑躯体11
aに場所打ちコンクリート20を接合させる。
【0014】斯くして、前記テールボイドに形成された
免震層18により、地震時にシールドトンネルに作用す
る断面力が低減されるとともに、前記ゴム状絶縁層19
及び場所打ちコンクリート20により、シールドトンネ
ルの坑口での止水性並びに免震性が向上し、両者の相乗
効果によって立坑11とシールドトンネル12との接合
部付近に於いて、極めて高い免震効果を得ることができ
る。
【0015】尚、シールドマシンの掘進に従って通常の
地盤14にセグメント16を設置したときは、図1に示
すように、該地盤14とセグメント16との隙間(テー
ルボイド)には通常の裏込め注入材21を注入する。
【0016】図3は請求項5及び6記載の発明の実施の
形態を示し、請求項2記載の発明と同様に、立坑躯体1
1aのシールド発進開口部には、全周縁部に亙ってゴム
状止水部材15が取り付けられおり、該ゴム状止水部材
15によって立坑躯体11aと坑口のセグメント16a
との隙間が閉鎖されている。また、該坑口のセグメント
16aの立坑11内に突出している端部と前記立坑躯体
11aに夫々固定板22を取り付け、ゴム状固形物の他
の一例として、双方の固定板22,22間にゴム状止水
リング23を装着する。該ゴム状止水リング23はベロ
ーズ状に形成され、シールドトンネル12の軸方向並び
に半径方向の何れにも可撓または伸縮可能であり、前記
坑口のセグメント16aの立坑11内に突出している外
周面を密閉して、シールドトンネルの坑口での止水性並
びに免震性を確保できる。
【0017】図4は請求項7及び8記載の発明の実施の
形態を示し、請求項1乃至4記載の発明と同様に、立坑
躯体11aのシールド発進開口部には、全周縁部に亙っ
てゴム状止水部材15が取り付けられおり、該ゴム状止
水部材15によって立坑躯体11aと坑口のセグメント
16aとの隙間が閉鎖されている。また、ゴム状固形物
の他の一例として、該坑口のセグメント16aの立坑1
1内に突出している外周面及び端面を覆うようにゴム状
絶縁層24を設ける。該ゴム状絶縁層24はL形断面の
ゴムを前記坑口のセグメント16aの外周面及び端面に
巻き付けて接着したり、或いは前記坑口のセグメント1
6aの外周部及び内側端部に型枠を設置して液状ゴムを
流し込む等の方法により形成される。
【0018】更に、該ゴム状絶縁層24の外周部に場所
打ちコンクリートを打設し、前記立坑躯体11aの内側
に立坑内壁11bを構築する。この立坑内壁11bはゴ
ム状絶縁層24の外周面及び端面を覆うように施工さ
れ、ゴム状絶縁層24を介して前記坑口のセグメント1
6aと立坑内壁11bとが一体化され、シールドトンネ
ルの坑口での止水性並びに変位吸収による絶縁性が向上
する。
【0019】本実施の形態では、立坑とシールドトンネ
ルの発進部に於ける免震及び止水工法について説明した
が、立坑とシールドトンネルの到達部に於いても、シー
ルドマシンのスキンプレートを取り除くことにより、本
実施の形態と同様の工法にて立坑接合部に於ける免震及
び止水性を確保できる。
【0020】ここで、前記ゴム状止水部材15及びゴム
状絶縁層19,24並びにゴム状止水リング23の素材
はゴム製に限定されず、ゴムのように弾性を有し且つ止
水性があれば、他の素材であってもよい。
【0021】尚、本発明の精神を逸脱しない限り種々の
改変を為すことができ、そして、本発明が該改変された
ものに及ぶことは当然である。
【0022】
【実施例】図5は、上記立坑接合部の免震及び止水施工
を行った解析モデルを示し、免震層18の施工区間はシ
ールドトンネル12の外径や地盤の状態等により適宜決
定されるが、当解析モデルは立坑11から約10mの区
間に免震層18を設けてある。
【0023】図6は、本発明の免震施工を行った上記解
析モデルについての数値解析結果と、図7(a)にて説
明した非免震のケース並びに図7(b)にて説明した可
撓セグメントのケースの数値解析結果を比較して表した
ものである。免震施工のケースでは、10m区間の相対
変位を立坑側へ逃がし、免震施工区間では軸力の分散が
図られている。その結果、最大発生軸力は非免震のケー
スの2割程度にまで減少し、大きな断面力低減効果が発
揮されていることがわかる。
【0024】これに対して、可撓セグメントのケースで
は、可撓セグメントから遠ざかった箇所では殆ど可撓セ
グメント設置の影響が及ばず、最大発生軸力からみると
断面力低減効果はあまり大きいとは言えない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではシール
ドトンネルと地盤との隙間に形成された免震層により、
地震時にシールドトンネルに作用する断面力が低減され
るとともに、シールドトンネルの坑口のセグメントと立
坑躯体がゴム状固形物により絶縁されて、坑口での止水
性並びに免震性が向上する。従って、比較的安価な費用
にて立坑とシールドトンネルとの接合部を免震化でき、
且つ、前記免震層とゴム状固形物の相乗効果により、大
幅な断面力低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び2記載の発明の実施の形態を示
し、立坑とシールドトンネルの接合部付近の縦断端面
図。
【図2】請求項3及び4記載の発明の実施の形態を示
し、立坑接合部の要部縦断端面図。
【図3】請求項5及び6記載の発明の実施の形態を示
し、立坑接合部の要部縦断端面図。
【図4】請求項7及び8記載の発明の実施の形態を示
し、立坑接合部の要部縦断端面図。
【図5】本発明の立坑接合部の免震及び止水施工を行っ
た解析モデルを示す解説図。
【図6】図5の解析モデルによる数値解析結果と、従来
の非免震のケース並びに可撓セグメントのケースの数値
解析結果を比較したグラフ。
【図7】(a)は、非免震の立坑の接合部付近を示す解
説図。(b)は、可撓セグメントを施工した立坑の接合
部付近を示す解説図。
【符号の説明】
11 立坑 11a 立坑躯体 11b 立坑内壁 12 シールドトンネル 13 地盤改良部 14 地盤 15 ゴム状止水部材 16 セグメント 16a 坑口のセグメント 17 グラウトホール 18 免震層 19 ゴム状絶縁層 20 場所打ちコンクリート 21 裏込め注入材 22 固定板 23 ゴム状止水リング 24 ゴム状絶縁層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星隈 順一 茨城県つくば市大字旭1番地 建設省土木 研究所内 (72)発明者 長屋 和宏 茨城県つくば市大字旭1番地 建設省土木 研究所内 (72)発明者 鈴木 猛康 茨城県つくば市大字鬼ケ窪1043 株式会社 熊谷組技術研究所内 (72)発明者 田代 ▲昇▼ 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 (72)発明者 木戸 義和 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立坑とシールドトンネルとの接合部に於
    いて、シールドトンネルの坑口では立坑躯体の内側へセ
    グメントを突出させ、該坑口のセグメントと前記立坑躯
    体とをゴム状固形物にて絶縁するとともに、シールドト
    ンネルのセグメントと地盤との隙間に免震材を注入して
    免震層を形成することを特徴とする立坑接合部に於ける
    免震及び止水工法。
  2. 【請求項2】 立坑とシールドトンネルとの接合部に於
    いて、シールドトンネルの坑口では立坑躯体の内側へセ
    グメントを突出させ、該坑口のセグメントと前記立坑躯
    体とをゴム状固形物にて絶縁するとともに、シールドト
    ンネルのセグメントと地盤との隙間に免震層を形成した
    ことを特徴とする立坑接合部に於ける免震及び止水構
    造。
  3. 【請求項3】 立坑とシールドトンネルとの接合部に於
    いて、シールドトンネルの坑口では立坑躯体の内側へセ
    グメントを突出させ、該坑口のセグメントと前記立坑躯
    体との隙間の開口部をゴム状止水部材にて閉鎖し、該坑
    口のセグメントの外周面にゴム状絶縁層を設け、且つ、
    該ゴム状絶縁層の外周部に場所打ちコンクリートを打設
    して立坑躯体に接合させるとともに、シールドトンネル
    のセグメントと地盤との隙間に免震材を注入して免震層
    を形成することを特徴とする立坑接合部に於ける免震及
    び止水工法。
  4. 【請求項4】 立坑とシールドトンネルとの接合部に於
    いて、シールドトンネルの坑口では立坑躯体の内側へセ
    グメントを突出させ、該坑口のセグメントと前記立坑躯
    体との隙間の開口部を閉鎖するゴム状止水部材を装着
    し、該坑口のセグメントの外周面にゴム状絶縁層を設
    け、且つ、該ゴム状絶縁層の外周部に前記立坑躯体と接
    合する場所打ちコンクリートを打設するとともに、シー
    ルドトンネルのセグメントと地盤との隙間に免震層を形
    成したことを特徴とする立坑接合部に於ける免震及び止
    水構造。
  5. 【請求項5】 立坑とシールドトンネルとの接合部に於
    いて、シールドトンネルの坑口では立坑躯体の内側へセ
    グメントを突出させ、該坑口のセグメントと前記立坑躯
    体との隙間の開口部をゴム状止水部材にて閉鎖し、該坑
    口のセグメントの端部と前記立坑躯体に夫々固定板を取
    り付け、且つ、双方の固定板間にゴム状止水リングを装
    着して該坑口のセグメントの立坑内へ突出している外周
    面を密閉するとともに、シールドトンネルのセグメント
    と地盤との隙間に免震材を注入して免震層を形成するこ
    とを特徴とする立坑接合部に於ける免震及び止水工法。
  6. 【請求項6】 立坑とシールドトンネルとの接合部に於
    いて、シールドトンネルの坑口では立坑躯体の内側へセ
    グメントを突出させ、該坑口のセグメントと前記立坑躯
    体との隙間の開口部を閉鎖するゴム状止水部材を装着
    し、該坑口のセグメントの端部と前記立坑躯体に夫々固
    定板を取り付け、且つ、該坑口のセグメントの立坑内へ
    突出している外周面を密閉するゴム状止水リングを双方
    の固定板間に装着するとともに、シールドトンネルのセ
    グメントと地盤との隙間に免震層を形成したことを特徴
    とする立坑接合部に於ける免震及び止水構造。
  7. 【請求項7】 立坑とシールドトンネルとの接合部に於
    いて、シールドトンネルの坑口では立坑躯体の内側へセ
    グメントを突出させ、該坑口のセグメントと前記立坑躯
    体との隙間の開口部をゴム状止水部材にて閉鎖し、該坑
    口のセグメントの外周面及び端面にゴム状絶縁層を設
    け、且つ、該ゴム状絶縁層の外周部及び内側端部に場所
    打ちコンクリートを打設して立坑内壁を構築するととも
    に、シールドトンネルのセグメントと地盤との隙間に免
    震材を注入して免震層を形成することを特徴とする立坑
    接合部に於ける免震及び止水工法。
  8. 【請求項8】 立坑とシールドトンネルとの接合部に於
    いて、シールドトンネルの坑口では立坑躯体の内側へセ
    グメントを突出させ、該坑口のセグメントと前記立坑躯
    体との隙間の開口部を閉鎖するゴム状止水部材を装着
    し、該坑口のセグメントの外周面及び端面にゴム状絶縁
    層を設け、且つ、該ゴム状絶縁層の外周部及び内側端部
    に場所打ちコンクリートを打設して立坑内壁を構築する
    とともに、シールドトンネルのセグメントと地盤との隙
    間に免震層を形成したことを特徴とする立坑接合部に於
    ける免震及び止水構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012149461A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Sumitomo Rubber Ind Ltd 継手構造
JP2018059323A (ja) * 2016-10-05 2018-04-12 株式会社大林組 立坑および立坑の地震時設計方法
CN114351740A (zh) * 2022-01-14 2022-04-15 成都华阳建筑股份有限公司 一种高水位地下室承压降水井的封堵方法

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