JPH11210795A - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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Publication number
JPH11210795A
JPH11210795A JP2390698A JP2390698A JPH11210795A JP H11210795 A JPH11210795 A JP H11210795A JP 2390698 A JP2390698 A JP 2390698A JP 2390698 A JP2390698 A JP 2390698A JP H11210795 A JPH11210795 A JP H11210795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
stopper
main body
main
vulcanized
Prior art date
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Pending
Application number
JP2390698A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Noguchi
毅 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストッパの取付け工程をなくしてコストダウ
ンを図る。 【解決手段】 内外筒1,2間に本体ゴム3を設けると
ともに、この本体ゴム3に軸方向に沿ったすぐり部4を
形成した防振装置において、すぐり部4を通る径方向の
本体ゴム3中あるいはすぐり部4中に位置するように本
体ゴム3よりも硬い未加硫のストッパゴム5を内筒1外
周又は外筒2内周に接触させ本体ゴム3加硫時にこのス
トッパゴム5も加硫した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のエンジ
ンマウント、各種ブッシュ、メンバーマウント等として
用いられる内外筒間に本体ゴムを設けるとともに、この
本体ゴムに軸方向に沿ったすぐり部を形成した防振装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の防振装置としては、図3
に示すように、内筒1と外筒2との間に本体ゴム3を設
け、本体ゴム3にはその軸方向に沿って一対のすぐり部
4が形成されている。このすぐり部4を通る径方向X−
X線のバネは柔らかく設定されることになる。本体ゴム
3を低硬度ゴムで成形すると、X−X線方向に沿って一
定以上の荷重が加わると、この方向において急激な弾性
変化が生ずるため、金具やプラスチック材料から成るス
トッパ10をすぐり部4と内筒1との間に埋め込んでい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のストッパ10
は、内筒1の外周に予め取付けておき、このストッパ1
0付きの内筒1と外筒2とを加硫成形金型内にセット
し、内外筒1,2の間に本体ゴム3の材料を射出して加
硫成形し、成形後にストッパ10を本体ゴム3中に埋設
していたので、ストッパ10を内筒1に取付ける工程を
必要とし、手間がかかりコストアップになっていた。
【0004】そこで、この発明は、ストッパの取付け工
程をなくしてコストダウンを図ることのできる防振装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、内外筒間に本体ゴムを設けるととも
に、この本体ゴムに軸方向に沿ったすぐり部を形成した
防振装置において、すぐり部を通る径方向の本体ゴム中
あるいはすぐり部中に位置するように本体ゴムよりも硬
い未加硫のストッパゴムを内筒外周又は外筒内周に接触
させ本体ゴム加硫時にこのストッパゴムも加硫したもの
である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の好適な実施例
を図面を参照にして説明する。
【0007】図1に示す防振装置は、内筒1と外筒2の
間に本体ゴム3を設けるとともに、この本体ゴム3に軸
方向に沿ったすぐり部4を形成してある。すぐり部4は
内筒1を挟んで対称位置に2個一対形成してある。これ
らすぐり部4を通る径方向の本体ゴム3中に位置するよ
うに本体ゴム3よりも硬い未加硫のストッパゴム5を内
筒1の外周に接触させて加硫成形金型(図示せず)内に
セットし、本体ゴム3の材料を射出して加硫成形すると
きにこのストッパゴム5も加硫して本体ゴム3中に埋設
されるようにしてある。未加硫ストッパゴム5が加硫さ
れることにより内筒1の外周に加硫接着するとともに、
本体ゴム3とも一体化される。このようなストッパゴム
5が存在することにより、すぐり部4を通る径方向のた
わみはすぐり部4が圧潰された状態からは変位量が減少
する。
【0008】本体ゴム3はNRゴムでJISのゴム硬度
55°以下のゴムを用い、ストッパゴム5はNRゴムで
JISのゴム硬度60°以上のゴムを用いるのが好まし
い。ゴムの硬度は、ゴム練り時に添加するカーボン量と
硫黄の架橋密度(架橋促進剤の調整)を適宜に調整する
ことで所望のものが得られる。本体ゴム3としてゴム硬
度55°以下のゴムを使用することにより、動倍率を良
くして振動特性を良好にし、ストッパゴム5のゴム硬度
を60°以上とすることにより耐久性を向上させる。ま
た、ストッパゴム5としては高減衰性能を有するゴムを
使用することもでき、高減衰ゴムを使用すれば振動吸収
能力を向上させることができる。
【0009】図2に示す他の実施例では、すぐり部4を
外筒2の内周面に面して形成し、この外筒2のすぐり部
4内に位置する個所にストッパゴム5を設けた例を示
す。この実施例では、すぐり部4を成形するための金型
の中子(図示せず)と金型内にセットされた外筒2との
間に未加硫のストッパゴム5をセットすればよい。本体
ゴム3を加硫成形するときにストッパゴム5も加硫され
て外筒2の内周面に加硫接着する。
【0010】上述したいずれの実施例も、一対のすぐり
部4を形成したが、用途に応じてすぐり部4が1もしく
は3以上あるものであってもよい。また、すぐり部4は
軸方向に貫通するもののみならず、貫通しないものであ
ってもよい。ストッパゴム5はすぐり部4が形成された
個所を通る径方向に存在する。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、すぐり部を通る径方向の本体ゴム中あるいはすぐり
部中に位置するように本体ゴムよりも硬い未加硫のスト
ッパゴムを内筒外周又は外筒内周に接触させ本体ゴム加
硫時にこのストッパゴムも加硫したので、従来のように
ストッパを内筒に取付ける手間や時間も不用となり、コ
ストダウンを図ることが可能である。また使用するスト
ッパゴムによっては振動減衰能力をさらに高めることも
できる。また本体ゴムとストッパゴムとはゴム同士であ
るので、本体ゴム中にストッパゴムを埋設した場合に
も、両者の一体性が良く、従来のように金具のストッパ
を本体ゴム中に埋設したものでは両者間に剥離現象が生
ずるおそれがあったが、この発明ではそのような恐れは
なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の好適な実施例を示す平面図。
【図2】他の実施例を示す平面図。
【図3】従来例を示す平面図。
【符号の説明】
1 内筒 2 外筒 3 本体ゴム 4 すぐり部 5 ストッパゴム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内外筒間に本体ゴムを設けるとともに、
    この本体ゴムに軸方向に沿ったすぐり部を形成した防振
    装置において、 すぐり部を通る径方向の本体ゴム中あるいはすぐり部中
    に位置するように本体ゴムよりも硬い未加硫のストッパ
    ゴムを内筒外周又は外筒内周に接触させ本体ゴム加硫時
    にこのストッパゴムも加硫したことを特徴とする防振装
    置。
JP2390698A 1998-01-21 1998-01-21 防振装置 Pending JPH11210795A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015042885A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 東洋ゴム工業株式会社 緩衝具

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