JPH11183372A - Sprセンサ装置および分析システムとこれを用いた検出方法 - Google Patents

Sprセンサ装置および分析システムとこれを用いた検出方法

Info

Publication number
JPH11183372A
JPH11183372A JP36436097A JP36436097A JPH11183372A JP H11183372 A JPH11183372 A JP H11183372A JP 36436097 A JP36436097 A JP 36436097A JP 36436097 A JP36436097 A JP 36436097A JP H11183372 A JPH11183372 A JP H11183372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spr sensor
sensor device
detection surface
spr
supply pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36436097A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Uchiyama
兼一 内山
Yasushi Moriyama
康司 森山
Keisuke Kanzaki
景介 神崎
Shuji Sonezaki
修司 曾根崎
Emika Ogawa
恵美香 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP36436097A priority Critical patent/JPH11183372A/ja
Publication of JPH11183372A publication Critical patent/JPH11183372A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/55Specular reflectivity
    • G01N21/552Attenuated total reflection
    • G01N21/553Attenuated total reflection and using surface plasmons
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/01Arrangements or apparatus for facilitating the optical investigation
    • G01N21/03Cuvette constructions
    • G01N21/05Flow-through cuvettes

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で検出精度が高く複数物質の検出が可能
な表面プラズモンセンサ装置を提供する。 【解決手段】 プリズム3の検出表面2に対して、流体
の供給管1が直立して配置される。供給管1は直線的
で、内部を流体が層流となって流れるよう十分に長い。
供給管1の出口は検出表面2に対し僅かな隙間を開けて
正対し、喇叭状に広がって流体の層流を乱さずに検出表
面2に導きそして外方へ逃がす。流体の排出管4は大径
の円管であって、その中心軸位置に供給管1が位置する
ように配置され、プリズム3の表面にボルト・ナット6
で強固に圧着される。排出管4とプリズム3表面とのつ
なぎ目は、流体の流れを乱さないように滑らかに湾曲し
ている。供給管1と排出管4には電気化学センサとして
のリング状電極9が取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表面プラズモン共鳴
(SPR)を利用したセンサ装置(本明細書では「SP
Rセンサ装置」という)、SPR検出方法及び分析シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】SPRセンサ装置は、その検出表面に接
触した液体や気体の屈折率又は屈折率変化を検出できる
もので、その原理を応用して例えば抗原抗体反応の測定
などに利用される。その測定方法の例を示すと、被検体
がバッファ液に溶質として存在する抗原で、センサの検
出表面に抗体が固定化されている場合、まず抗原を含ま
ないバッファ液をセンサセル(バッファ液や被検液など
の流体を検出表面に接触させて流すための部屋)に流
し、そのときの表面プラズモンの共振角を測定する。次
に、被検体の抗原を含むバッファ液をセンサセルに流し
抗原抗体反応を起こさせた後、抗原を含まないバッファ
液でセンサセルを洗浄して再度表面プラズモンの共振角
を測定する。こうして得られた抗原抗体反応の前後での
表面プラズモン共振角の差が、抗体と反応した抗原の数
に相当するので、これを溶質として存在した抗原の濃度
に換算する。
【0003】SPRセンサ装置は、検出表面上から約1
00nm以内に存在する被検体の屈折率変化を高感度に
感知するため、検出表面上で流体が渦を巻くなど流れの
乱れが生じた場合には正確な共振角が得られない。そこ
で、従来のSPRセンサ装置のセンサセルでは、検出表
面上の流体の流れを完全な層流にするために、センサセ
ルの流路径や流体の流速等のパラメーターから決まるあ
る程度以上の長さをもった長い流路が検出表面と平行に
配されている。
【0004】ところで、液体クロマトグラフィ(以下、
LCという〉は、低〜高分子の物質の電気的性質あるい
は分子サイズの違いを利用して所望の物質を精製する手
法であり、現在では主に生理活性物質の精製等に広く用
いられている。その際、生体物質の追跡には260nm
あるいは280nmの紫外光(以下、UVという)吸光
度計が最も広く用いられており、所望の物質を含む種々
の物質溶出位置はUV吸収のチャ一トで判別することが
できる。
【0005】しかし、UV吸収チャート上のどのピーク
が所望の物質なのかを判断するためには、それぞれ所定
の容量で分別された溶出液の生理活性をLC後に改めて
測定する必要がある。ところが一般にこれらの生理活性
の測定(バイオアッセイ)は繁雑な、しかも熟練を要す
る操作を伴い、かつ長時間を要するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】通常、SPRセンサ装
置の検出表面はプリズム上に形成される。検出表面上で
乱流を生じさせないようにするには、上述したようにセ
ンサセルに適当な距離の直線流路を要するので、センサ
セルとプリズムが大型化し、SPRセンサ装置自体も大
型化する。同時にプリズムは比較的高価な部品であるた
め、コストも高いものになる。これを回避するために流
体の流速を遅くすると測定に要す時間が長くなりセンサ
の実用性を損なってしまう。
【0007】また、従来のSPRセンサ装置は、溝状の
細長い穴を有するゴム製パッキンとセンサ検出部である
プリズムとで、センサセルの流路を構成している。この
ため構造的に耐圧力性が乏しく低圧の流体測定にのみ使
用されており、圧力を高くしなければならない用途、た
とえば液体クロマトグラフィなどには使用できない。
【0008】センサセル内の流路では、様々な制約上、
流路が直角もしくはそれに近い角度で曲がった部分を作
らざるを得ない。この流路の曲がる部分では、流体のよ
どみを生じるため流体の交換性が悪く、さらに検出表面
近傍で気泡が発生した場合、気泡が抜けにくく測定精度
を悪化させる。
【0009】混合試料中に検出したい対象が複数あり、
一つの対象が表面プラズモン共鳴法で検出可能で別の対
象が電極型センサで検出可能である場合、それぞれのセ
ンサを独立して用いて測定しなければならない。これは
上述したように流体を層流でセンサセル中を流す必要と
相俟って、センサ装置構成が大型化することを意味す
る。
【0010】従来のSPRセンサ装置の操作手順は、代
表的な用途である抗原の測定を例にとると、次のような
ものである。抗原と特異的に反応する抗体が検出表面に
固定化される。最初に、抗原を含まないバッファ液の共
振角を測定する。次に抗原を含むバッファ液で検出表面
を一定時間満たして抗原抗体反応を生じさせる。反応
後、抗原を含まないバッファ液で検出表面を洗浄し、反
応後の共振角を測定する。そして、抗原抗体反応の前後
での共振角の差を求め、それを抗原濃度に換算する。こ
のように1回の測定には、反応前の測定、反応、反応後
の測定という少なくとも3段階の手順が必要であり、こ
のために測定に要する時間が長くなり、リアルタイムの
レスポンスを期待されるセンサの魅力を損なっている。
【0011】また、LCに関しては、前述したように、
LCにより分離精製された個々の物質の生理活性の測定
に多大な労力と時間を要している。
【0012】従って、本発明の目的は、小型で測定精度
の高いSPRセンサ装置を提供することにある。
【0013】本発明の別の目的は、小型で複数物質の同
時検出が可能なSPRセンサ装置を提供することにあ
る。
【0014】本発明のまた別の目的は、検出精度の高い
SPR検出方法を提供することにある。
【0015】本発明のまた別の目的は、LCを用いた生
理活性物質の分離精製及び生理活性物質の測定と、SP
R装置による所望の生理活性物質のピークの同定とを実
質的に同時に行える画期的な分析システムを提供するこ
とにある。
【0016】本発明の更に別の目的は、小型で、短時間
で測定結果が得られ、混合試料中の成分分離と特定の物
質に対する特異性を有する成分の決定とを同時に行うS
PRセンサ装置および分析システムを提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面に従
うSPRセンサ装置は、SPRセンサの検出表面に流体
を供給するための供給管をセンサセル内に有している。
この供給管は、その内部を流体が層流となって内部を流
れるのに十分な長さをもち、その流体出口は、検出表面
に対し近接して正対するように配置されている。この構
成によれば、被検液などの流体は供給管内で乱れのない
層流となり、この層流のまま供給管から出て検出表面に
接し、検出表面と供給管出口との間のわずかな隙間を通
って移動し排出される。流体が排出のために移動すると
きには流れが乱れることが予想されるが、SPRセンサ
は検出表面からわずか100nm程度の極近傍の被検体しか
検出できないため、この乱流の影響は非常に小さい。ま
た、供給管の出口が検出表面に正対させるためには、供
給管は典型的には検出表面に対して直角に立った姿勢で
配置されることになる。この配置により、SPRセンサ
のサイズを大型化することなしに、供給管の長さを十に
長くすることが可能である。因みに、流体の流れが層流
となるような供給管の長さは、供給管の内径や流体の流
速などのパラメ一夕から決められる。
【0018】供給管の内径は、検出表面に照射される表
面プラズモン励起光のスポットの径よりも大きいことが
望ましい。表面プラズモンの励起光源には半導体レーザ
ーやLEDが使われる。これらの光は通常1mm以下のス
ポット径に絞り込むことは容易である。そして、供給管
の内径を1mm以上にすることも容易である。供給管の
内径が表面プラズモン励起光のスポット径よりも大きい
ことにより、表面プラズモンが励起される検出表面の全
域を層流がカバーすることになる。
【0019】供給管の出口付近の内径は出口に向かって
喇叭状に滑らかに拡大していることが望ましい。これに
よって検出表面に接した流体がスムースに移動しやすく
なり流れの乱れが低減される。また、供給管の出口面が
検出表面に対して平行であることが望ましい。これによ
って検出表面に接した流体が移動するための検出表面と
平行な流路が確保され、流れの乱れが低減される。
【0020】検出表面と供給管の出口との距離を調節す
るために機構を設けることができる。この距離がある値
以上になると、流体は乱流となって検出表面に接するこ
とになる。層流のまま検出表面に届くための距離は流速
によって異なる。流速に対応して距離を調整することに
よって、流体を層流のまま検出表面へ導くことが可能と
なる。
【0021】検出表面に接した流体を排出するための排
出管は、供給管より大きい内径をもち、供給管を包囲す
るようにして配置して、その排出管の入口面を検出表面
の周囲にてSPRセンサ表面と結合するように取り付け
ることができる。このような排出管を用いることによ
り、排出管自体がセンサセルのケーシングとなって、セ
ンサセルの構造がシンプルとなるので、SPRセンサ及
びセンサセルを小型にまとめることが容易である。ま
た、排出管の入口面をSPRセンサ表面と強固に密着さ
せることにより、高耐圧のセンサセルを構成することも
容易である。耐圧の観点から、排出管及び供給管は断面
が円形の管であることが望ましい。
【0022】排出管の入口付近の内径はSPRセンサ表
面に連続的につながるよう曲線的に狭まっていることが
望ましい。これによって検出表面に接した後の被検体は
流れが大きく乱されることなく排出管を通って排出され
る。
【0023】供給管の外周面及び排出管の内周面の一方
又は双方に、電気化学センサのための電極を取り付ける
ことができる。混合被検液中のある成分は表面プラズモ
ンにより、またある成分は電気化学センサによって同一
センサセル内で同時に測定される。
【0024】本発明の第2の側面に従うSPR検出方法
は、被検液をSPRセンサに導入している間における、
SPRセンサが検出する表面プラズモン共振角の単位時
間当たりの変化量から被検液に含まれる目的物質の濃度
を求めるものである。目的物質がSPRセンサの代表的
アプリケーションである抗原である例では、まず抗原を
含まないバッファー液が検出表面に流され、次に抗原を
含む被検液が流される。この被検液が流されている間、
共振角は時間とともに変化し、ある時間が経過した後ほ
ぼ一定の値に落ち着く。この共振角が時間とともに変化
するときの単位時間当たりの変化量は、抗原濃度と相関
している。本発明の方法は、この単位時間当たりの共振
角変化量から目的物質の濃度を決定する。単位時間当た
りの共振角変化量は、後述するように分散が小さいの
で、この方法による測定精度は高い。
【0025】本発明の第3の側面に従う分析システム
は、被検液に含まれる複数物質を分離するカラムと、カ
ラムからの溶出液が導入される吸光度計と、カラムから
の溶出液が導入される、目的物質に応答する信号を出力
するSPRセンサ装置とを備える。例えば、複数種類の
タンパクを含む混合被検液の例では、混合被検液はまず
ポンプでカラムに押し込まれ、カラム内で個々のタンパ
クに分離される。カラムの後には配管によって吸光度計
がつながっている。分離されたタンパクは吸光度計によ
ってカラムから各種類ごとに出てきたことを確認され
る。また、目的のタンパクと特異的に反応する抗体が固
定化されたSPRセンサ装置が、吸光度計と並列に又は
直列に配管によってつながっている。SPRセンサ装置
から出力される共振角の信号は、分離された各種タンパ
クがSPRセンサ装置に入るたびに変化するが、タンパ
クが通り抜けるともとの基底値に戻る。しかし、SPR
センサ装置に固定化された抗体と特異的に反応するタン
パクが来た場合、タンパクが通り抜けた後もその一部が
抗体と結合しているため、共振角が基底値には戻らな
い。これによって、混合被検液中から目的のタンパクが
いつSPRセンサ装置に入ったのか知ることができ、吸
光度計の信号変化とカラムの特性から、目的のタンパク
の特性などを知ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るSPRセン
サ装置の一実施形態の要部の構成を示す。
【0027】プリズム3の上面に金薄膜を蒸着した検出
表面2が形成されている。プリズム3の一傾斜面の外側
には光源7が配置され、光源7とプリズム3間にはレン
ズ11が配置される。プリズム3のもう一方の傾斜面に
は、CCDラインセンサのような受光素子10が接合さ
れている。これらプリズム3、光源7、レンズ11、受
光素子10は、プリズムケース12内に収納され固定さ
れている。
【0028】光源7は、検出表面2に向けて、その金薄
膜に表面プラズモンを励起するための励起光線束を発射
する。光源7から発射された励起光線束は、光学系によ
って検出表面2上に円錐状に集光される。検出表面2上
に集光された励起光線束のスポットの直径は、光源7が
例えばLEDの場合は0.5mm程度であり、また、光
源7がレーザ発振器の場合はμmオーダになる。励起光
線束は検出表面2から反射され、その反射光線束が受光
素子10に受光される。受光素子10は例えばCCDラ
インセンサであって、各画素の受光量を示す信号を出力
する。受光素子10の出力信号レベルが極小となる画素
位置がプラズモン共振角に対応する。
【0029】検出表面2に流体を流すためのセンサセル
は、流体を検出表面2に供給するための供給管1と、検
出表面2上を流れた流体を外部へ排出するための排出管
4とを有する。
【0030】供給管1は円形断面をもつ真っ直ぐな長い
管であり、検出表面2に対して直角に立った姿勢で配置
されている。供給管1内には、ポンプ(図2参照)の力
で流体が検出表面2へ向かって流される。供給管1は、
その内部を流体が乱れの無い層流となって流れるよう
に、供給管1の内径及び流体の流速等のパラメータから
決定された十分な長さを有している。供給管1の内径
(直径)は、光スポットの直径より大きく例えば1mm
である。
【0031】供給管1の出口は、検出表面2の光スポッ
トの当たる部分に正対している。この供給管1の出口は
検出表面2に近接しており、この出口の検出表面2から
の距離は管昇降機構5によって調整することができる。
供給管1の出口附近の内径は、出口へ向かって喇叭状に
曲線的に滑らかに拡大しており、出口において検出表面
2と平行面を形成して、この平行面がある程度の距離外
方へ広がっている。
【0032】供給管1が十分に長いため流体は供給管1
内で層流となり、層流のまま供給管1出口から出る。こ
の層流が乱れずに検出表面2に届く距離は流体の流速に
よって異なる。そこで、管昇降機構5により供給管1出
口と検出表面2間の距離を流速に応じて調整することに
より、どのような流速でも、流体を層流のまま検出表面
2に導くことができる。供給管1の内径が光スポットの
径より大きいため、流体の層流は光スポットの全領域を
カバーする。検出表面2に当たった流体は外方へ流れて
いくが、供給管1の出口附近の内径が喇叭状に滑らかに
広がり、そして出口では検出表面2に対して平行面とな
って検出表面2に平行な流路を形成しているので、流体
の層流は大きく乱れることなく検出表面2から外方へ流
れていく。
【0033】排出管4は、供給管1より遙かに大きい内
径をもち、断面が円形であり、供給管1を包囲するよう
にして、供給管1と同軸の位置関係をもって、プリズム
3の表面に直角な姿勢で配置されている。排出管4の入
口端部のフランジ4Aとプリズムケース12の端部のフ
ランジ12Aとがボルト・ナット6で締め付けられてい
て、それにより、排出管4の入口面がプリズム3の表面
に強固に圧着されている。排出管4端面とプリズム3表
面間にはパッキン8が締め付け圧で潰された状態で介在
して、両者のつなぎ目をシールしている。この構造によ
り高耐圧のセンサセルが実現する。排出管4や供給管1
の断面が円形であることも、高耐圧に寄与している。よ
って、高圧流体の測定が可能である。排出管4の入口部
分の内径は、流体の層流を乱さぬよう、内側へ曲線的に
狭まっていて、その入口の内周面はプリズム3表面と連
続的に滑らかにつながっている。
【0034】供給管1の外周面と排出管4の内周面に、
複数個のリング状電極9が設置されている。これらの電
極9は電気化学センサとして機能することができる。例
えば、この実施形態では3個のリング状電極9があり、
その内の1個は表面が塩化銀であって参照極として動作
し、他の2個は表面が白金であって作用極及び対極とし
てそれぞれ動作する。作用極の表面に例えば酵素である
グルコースオキシターゼを固定化することにより、この
3つの電極9を用いた電気化学センサをグルコースセン
サとして働かせることができる。一方、SPRセンサの
検出表面2に例えば抗体を固定化することにより、この
SPRセンサをタンパクセンサとして働かせることがで
きる。このようにして、例えばグルコースとタンパクの
ような2種類の成分を同時に検出することが可能であ
る。
【0035】図2は、図1に示したSPRセンサ装置に
適用可能なポンプの一例の断面構造を示す。
【0036】このポンプはシリンジポンプであって、モ
ータ25によりシリンジ21内のピストン23を往復動
させることにより、シリンジ21内の液溜室22に外部
の流体を吸入したり、液溜室22内の流体を外部へ送出
したりすることができる。シリンジ21は、液溜室22
に連通した1本の中央流路27と、シリンジ外へ開口し
た異なる方向を向いた複数本、例えば6本、の外部流路
(図3の平面図参照)29A〜29Fとを有している。
モータ33によりシリンジ21内の回転継ぎ手31を回
転させてその方向を切り替えることにより、中央流路2
7を6本の外部流路29A〜29Fのうちの一つに選択
的に連通させることができる。
【0037】図4は、図1に示したSPRセンサ装置と
図2に示したポンプとを組合せた検出システムの一例の
全体構成を示す。
【0038】図2に示したポンプ41がもつ6つの外部
流路のうちの5つ(29B〜29F)に、バッファ液タ
ンク43、被検液タンク45、解離液タンク47、廃液
管49、及び図1に示したSPRセンサ装置51の供給
管1が接続されている。ポンプ41のモータ25、33
(図2参照)は、マイクロコンピュータ53による制御
下で、モータドライバ55によって駆動される。ポンプ
41を通じて、バッファ液、被検液、解離液を選択的に
SPRセンサ装置51に選択的に供給することができ
る。SPRセンサ装置51の受光素子10からの出力信
号57は、マイクロコンピュータ53に取り込まれ(又
は、図示しない別のコンピュータに取り込まれ)自動処
理される。
【0039】図5は、本発明のSPR検出方法の一実施
形態を示すフローチャートである。図6は、この検出方
法を実施している間のSPRセンサ装置におけるプラズ
モン共振角の変化を示している。この検出方法は、図2
に示した検出システムを用いても、また従来の一般的な
検出システムを用いても実施することができるが、図2
のシステムを用いる場合には、図5に示す手順をマイク
ロコンピュータ53にプログラムすることにより自動的
に行える。
【0040】まず、SPRセンサ装置にバッファ液を例
えば2分間送る(ステップS1)。この間、プラズモン
共振角は基底値に静定している。次に、被検液(例えば
アルブミン溶液)のSPRセンサ装置への送りを開始す
る(S2、図6時刻t0)。すると、プラズモン共振角
が変化し始める。被検液を送液し続けている間、時間の
経過とともにプラズモン共振角は被検液内のアルブミン
濃度に応じた固有の値に近づいていく。被検液の送液を
開始してから第1の一定時間、例えば20秒、が経過し
た時点(図6時刻t1)でプラズモン共振角を測定する
(S3)。続いて、被検液の送液開始から第2の一定時
間、例えば40秒、が経過した時点で(図6時刻t2)
再びプラズモン共振角を測定する(S3)。そして、2
0秒後と40秒後に測定した2つのプラズモン共振角の
差(つまり、この20秒間の共振角変化量)からアルブ
ミン濃度を決定する(S5)。その後、被検液の送液を
止め、次に解離液を例えば3分間流し(S6)、その
後、バッファ液を4分間流す(S7)。これにより、プ
ラズモン共振角は基底値に復帰する。
【0041】ところで、この本発明に従う検出方法は、
被検液の送液中の共振角が変化している間の一定時間帯
(例えば20秒後から40秒後まで)における共振角変
化量、換言すれば、被検液送液中の平均的な単位時間当
たり共振角変化量(共振角の時間微分つまり変化速度)
から、被検液内の検出対象物の濃度を決定する方法であ
り、以下、この方法を「微分法」と呼ぶ。これに対し、
従来の検出方法は、被検液の送液開始前の共振角(基底
値)と、被検液を十分な時間送った後の共振角が完全に
変化し終わった時点での共振角(エンドポイント)との
差に基づいて、被検液中の対象物濃度を決定する方法で
あり、以下、この従来方法を「エンドポイント法」と呼
ぶ。
【0042】図7と図8は、同じSPRセンサ装置と同
じアルブミン標準液とを用いて、微分法及びエンドポイ
ント法により実際にアルブミンの検量線をそれぞれ示
す。なお、図中の縦軸の画素数における1画素は、共振
角における1/100度に相当する。
【0043】これらの検量線を作成するため、5種類の
濃度(1、3、10、30、100μg/ml)のアル
ブミン標準液を用意した。1回の測定につきバッファ液2
分間、被検液(アルブミン標準液)1分間、バッファ液2
分間、解離液3分間及びバッファ液4分間の順に送液し、
その間に2秒毎に共振角を計測した。各濃度につき5回づ
つ測定を行った。
【0044】微分法に関しては、被検液の送液開始後2
0秒から40秒の20秒間の共振角変化量から、この2
0秒間における単位時間当たりの共振角変化量を算出し
た。そして、各濃度につき5回の単位時間当たりの共振
角変化量を算出して、その標準偏差に基づくCV(変動
係数)値を求め、更に横軸にアルブミン濃度(対数)、
縦軸に変化量を取って図7に示す検量線を作成した。エ
ンドポイント法については、各濃度につき5回の被検液
送液前後の共振角の差を求め、その標準偏差に基づくC
V値を求め、更に横軸にアルブミン濃度(対数)、縦軸
に上記差を取って図8に示す検量線を作成した。図9
は、こうして求めた微分法とエンドポイント法によるC
V値を対比して示したものである。
【0045】図7、8から分かるように、微分法でもエ
ンドポイント法でも十分に実用的な検量線を得ることが
できた。しかし、図9から分かるように、CV値は微分
法の方がエンドポイント法より小さく、特に、低濃度の
アルブミン溶液のCV値を比較すると、例えば、1μg
/mlアルブミン溶液ではエンドポイント法8.8%で
あったものが、本発明の微分法では4.28%と大幅に
改善された。従って、微分法の方がエンドポイント法よ
り精度の高い検出が可能である。
【0046】図10〜図13は、本発明にかかる65
は、分析システムの幾つかの実施形態の構成を示す。
【0047】図10〜図13において、符号60は分子
ふるい作用を有する担体を充填したカラム(例えばTSKg
el G3000PWxl)65を装着したHPLC装置(高圧LC
装置)であり、被検液タンク61からポンプ63によっ
て被検液が高圧でカラム65に送り込まれる。図10の
実施形態では、カラム65の下流に吸光度計67が接続
され、その下流にSPRセンサ検出表面上に目的物質と
特異的反応をする物質を固定化した検出用のSPRセン
サ装置71と、どのような物質とも反応をしない反応防
止膜をセンサ検出表面上に設けた別のリファレンス用の
SPRセンサ装置69とが並列に接続されている。図1
1の実施形態では、カラム65の下流に吸光度計67と
検出用SPRセンサ装置71とリファレンス用SPRセ
ンサ装置69とが並列に接続されている。図12の実施
形態では、カラム65の下流に吸光度計67とリファレ
ンス用SPRセンサ装置69と検出用SPRセンサ装置
71とが順に直列に接続されている。図13の実施形態
では、カラム65の下流にリファレンス用SPRセンサ
装置69と吸光度計67と検出用SPRセンサ装置71
とが順に直列に接続されている。なお、検出用SPRセ
ンサ装置71を通ると被検液内の目的物質の濃度が低下
するため、図10、12、13のように検出用SPRセ
ンサ装置71と他の測定装置とを直列接続する場合に
は、検出用SPRセンサ装置71を最下流に配置するべ
きである。ここで用いるSPRセンサ装置69、71と
しては、高圧の送液に耐えられる例えば図1に示したよ
うなものが好ましい。
【0048】図10〜図13に示した分析システムで
は、吸光度計67から出力されるUV吸収チャートのど
のピークが所望の物質に対応するかの同定を、SPRセ
ンサ装置69、71が検出した共振角の差の変化を用い
て実時間で行うことができる。
【0049】以下に、図10の実施形態を用いて大腸菌
σ32因子の分離と検出を実際に行った例を説明する。酵
母エキス0.1%を加えたDavis最小培地で大腸菌K−1
2株を37℃、8時間培養した。その後、菌体を0.1
Mリン酸緩衝液(pH7.0)を用いて、遠心分離にて
洗浄し、最終的に培養液の1/5容量の0.1Mリン酸
緩衝液(pH7.0)に懸濁させた(菌体濃度;約10
の10乗/ml)。この懸濁液を5mlずつ試験管に分
注し、一方は37℃、もう一方は42℃の恒温水槽中で
10分間保温し、保温後、氷冷し、直ちにフレンチプレス
を用いて菌体を粉砕し、遠心分離後の上清(無細胞抽出
液)を回収した。
【0050】続いて、カラム65としてTSKgel G3000PW
xlを装着したHPLC装置60を用い、流速1.0ml
/minの0.2Mリン酸緩衝液を移動相として各無細
胞抽出液を分離した。
【0051】カラム65の後段において、280nmの
吸光度をモニターする吸光度計67を用いて、カラム6
4からの溶出液の吸光度をモニタリングした。更にその
後段で、抗σ32因子マウスモノクローナル抗体をセンサ
検出表面上に固定化した検出用SPRセンサ装置71
と、抗体を固定化せず非特異吸着防止膜をセンサ検出表
面に設けたリファレンス用SPRセンサ装置69のSP
Rセンサ出力の差分(以下、SPRレスポンスという)
の変化をモニタリングした。
【0052】そのモニタリングの結果を、図14(37
℃で保温した菌体の場合)と図15(42℃で保温した
菌体の場合)に示す。図14、15において、点線は吸
光度計の出力の時間経過に伴う変化を示し、実線はSP
Rレスポンスの時間経過に伴う変化を示している。図1
4から分かるように、37℃で保温した菌体の無細胞抽
出液には抗σ32因子マウスモノクローナル抗体との結合
に起因するレスポンスの変化はほとんど認められなかっ
た。これに対し、図15に矢印で指し示すように、42
℃で保温した菌体の無細胞抽出液には抗σ32因子マウス
モノクローナル抗体との結合に起因するレスポンスの変
化が明らかに認められた(すなわち、σ32因子がヒート
ショック蛋白であることが確認された)。このように、
吸光度計67からのUV吸収のパターンとSPRレスポ
ンスのパターンを重ねることで、大腸菌の無細胞抽出液
よりσ32因子に相当する成分の分離と同定が同時に可能
であった。
【0053】以上、本発明についての幾つかの実施形態
を説明したが、本発明は上記実施例に限られるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変形や
改良を加えた他の形態でも実施することが可能である。
例えば、検出対象が他のタンパク、糖タンパク、核酸な
どであっても上述と同様の効果が得られるのは言うまで
もない。また図15においてSPRセンサのレスポンス
が変化した後、センサの検出部分に吸着した被検体を塩
酸などを用いて分離再生してその後の測定を続けても良
い。
【0054】
【発明の効果】本発明の1つの側面に従うSPRセンサ
装置は、小型であっても、層流をセンサ検出表面上を流
せるために測定精度が高い。
【0055】本発明の別の側面に従うSPRセンサ装置
は、電気的センサを小型に内蔵しているため、小型であ
っても複数物質の同時検出が可能である。
【0056】本発明のSPR検出方法である微分法は検
出精度が高い。
【0057】本発明の分析システムは、LCを用いた生
理活性物質の分離精製及び生理活性物質の測定と、SP
R装置による所望の生理活性物質のピークの同定とを実
質的に同時に行えるので、LCを用いた分析の効率が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のSPRセンサ装置の一実施形態の要
部の断面図。
【図2】 図1に示したSPRセンサ装置に適用可能な
ポンプの一例の断面図。
【図3】 図2のポンプの外部流路の配置を示す平面
図。
【図4】 図1に示したSPRセンサ装置と図2に示し
たポンプとを組合せた検出システムの一例の全体構成
図。
【図5】 本発明のSPR検出方法の一実施形態を示す
フローチャート。2のポンプの外部流路の配置を示す平
面図。
【図6】 図5の検出方法を実施している間のプラズモ
ン共振角の変化を示す図。
【図7】 本発明の測定方法によるアルブミンの検量線
を示す図。
【図8】 従来法によるアルブミンの検量線を示す図。
【図9】 微分法とエンドポイント法によるCV値を対
比して示したものである。
【図10】 本発明の分析システムの第1の実施形態の
構成図。
【図11】 本発明の分析システムの第2の実施形態の
構成図。
【図12】 本発明の分析システムの第3の実施形態の
構成図。
【図13】 本発明の分析システムの第4の実施形態の
構成図。
【図14】 37℃、10分熱処理した大腸菌無細胞抽出液
の溶出液のUV吸収パターンとσ32因子検出用のSPR
レスポンスのパターンとを示した図。
【図15】 42℃、10分熱処理した大腸菌無細胞抽出液
の溶出液のUV吸収パターンとσ32因子検出用のSPR
レスポンスのパターンとを示した図。
【符号の説明】
1 供給管 2 SPRセンサ検出表面 3 プリズム 4 排出管 5 管昇降機構 9 電極 41 ポンプ 51、69、71 SPRセンサ装置 60 HPLC装置 65 カラム 67 吸光度計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神崎 景介 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 曾根崎 修司 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 小川 恵美香 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面プラズモン励起光が照射される検出
    表面をもったSPRセンサ表面と、 前記検出表面に流体を供給するための管であって、前記
    流体が層流となって内部を流れるのに十分な長さをも
    ち、前記検出表面に対し近接して正対するよう配置され
    た出口を有する供給管とを有するSPRセンサ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のSPRセンサ装置にお
    いて、前記供給管の内径が、前記検出表面に照射される
    前記表面プラズモン励起光のスポットの径よりも大きい
    SPRセンサ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のSPRセンサ装置にお
    いて、前記供給管の前記出口付近の内径が、前記出口に
    向かって喇叭状に滑らかに拡大しているSPRセンサ装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のSPRセンサ装置にお
    いて、前記供給管の出口面が前記検出表面に対して平行
    であるSPRセンサ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のSPRセンサ装置にお
    いて、前記検出表面と前記供給管の出口との距離が可変
    であるSPRセンサ装置。
  6. 【請求項6】 請求項lに記載のSPRセンサ装置にお
    いて、前記流体を排出するための管であって、前記供給
    管より大きい内径をもち、前記供給管を包囲するように
    して配置され、前記検出表面の周囲にて前記SPRセン
    サ表面と結合された入口面を有する排出管を更に備えた
    SPRセンサ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のSPRセンサ装置にお
    いて、前記排出管の入口付近の内径が、前記前記SPR
    センサ表面に連続的につながるよう曲線的に狭まってい
    るSPRセンサ装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載のSPRセンサ装置にお
    いて、前記供給管の外周面及び前記排出管の内周面の少
    なくとも一方に、電気化学センサのための電極が取り付
    けられているSPRセンサ装置。
  9. 【請求項9】 被検液をSPRセンサに導入している間
    における、前記SPRセンサが検出する表面プラズモン
    共振角の単位時間当たりの変化量から前記被検液に含ま
    れる目的物質の濃度を求めるSPR検出方法。
  10. 【請求項10】 被検液に含まれる複数物質を分離する
    カラムと、 前記カラムからの溶出液が導入される吸光度計と、 前記カラムからの溶出液が導入される、目的物質に応答
    する信号を出力するSPRセンサ装置とを備えた分析シ
    ステム。
JP36436097A 1997-12-19 1997-12-19 Sprセンサ装置および分析システムとこれを用いた検出方法 Pending JPH11183372A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36436097A JPH11183372A (ja) 1997-12-19 1997-12-19 Sprセンサ装置および分析システムとこれを用いた検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36436097A JPH11183372A (ja) 1997-12-19 1997-12-19 Sprセンサ装置および分析システムとこれを用いた検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11183372A true JPH11183372A (ja) 1999-07-09

Family

ID=18481627

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36436097A Pending JPH11183372A (ja) 1997-12-19 1997-12-19 Sprセンサ装置および分析システムとこれを用いた検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11183372A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004040271A1 (de) * 2002-10-23 2004-05-13 Sentronic Gmbh Optisches messsystem
WO2004040270A1 (de) * 2002-10-23 2004-05-13 Sentronic GmbH Gesellschaft für optische Meßsysteme Optical sensor
JP2006226921A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Fuji Photo Film Co Ltd 表面プラズモン共鳴測定方法
EP1974207A2 (en) * 2006-01-06 2008-10-01 Renal Solutions, Inc. Ammonia sensor and system for use
JP2010025681A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 National Institute Of Advanced Industrial & Technology フローセル
JP2012002817A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Micobiomed Co Ltd 表面プラズモン共鳴センサモジュール及びそれを含むセンシングシステム
CN105806821A (zh) * 2016-05-16 2016-07-27 徐伟明 一种检测苦味酸的便携式检测器
CN106018362A (zh) * 2016-05-16 2016-10-12 徐伟明 一种检测苦味酸的测定器
EP3308145A4 (en) * 2015-06-12 2019-06-12 Cappo, Anthony P. HANDHOLDER, FIELD-ADJUSTABLE SURFACE PLASMON RESONANCE DEVICE AND ITS APPLICATION FOR THE DETECTION OF CHEMICAL AND BIOLOGICAL ACTIVE SUBSTANCES
US10591414B2 (en) 2015-11-10 2020-03-17 Lacrisciences, Llc Systems and methods for determining sample osmolarity
US10682050B2 (en) 2015-09-24 2020-06-16 Lacrisciences, Llc Optical sensors, systems and methods of using same

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004040271A1 (de) * 2002-10-23 2004-05-13 Sentronic Gmbh Optisches messsystem
WO2004040270A1 (de) * 2002-10-23 2004-05-13 Sentronic GmbH Gesellschaft für optische Meßsysteme Optical sensor
JP2006226921A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Fuji Photo Film Co Ltd 表面プラズモン共鳴測定方法
EP1974207A2 (en) * 2006-01-06 2008-10-01 Renal Solutions, Inc. Ammonia sensor and system for use
EP1974207A4 (en) * 2006-01-06 2014-04-30 Renal Solutions Inc AMMONIA SENSOR AND USAGE SYSTEM
JP2010025681A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 National Institute Of Advanced Industrial & Technology フローセル
JP2012002817A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Micobiomed Co Ltd 表面プラズモン共鳴センサモジュール及びそれを含むセンシングシステム
US10859493B2 (en) 2015-06-12 2020-12-08 Lacrisciences, Llc Miniature, field portable, surface plasmon resonance apparatus and its applications in the detection of chemical and biological agents
EP3308145A4 (en) * 2015-06-12 2019-06-12 Cappo, Anthony P. HANDHOLDER, FIELD-ADJUSTABLE SURFACE PLASMON RESONANCE DEVICE AND ITS APPLICATION FOR THE DETECTION OF CHEMICAL AND BIOLOGICAL ACTIVE SUBSTANCES
US10682050B2 (en) 2015-09-24 2020-06-16 Lacrisciences, Llc Optical sensors, systems and methods of using same
US11406259B2 (en) 2015-09-24 2022-08-09 Lacrisciences, Llc Optical sensors, systems and methods of using same
US11980418B2 (en) 2015-09-24 2024-05-14 Lacrisciences, Llc Optical sensors, systems and methods of using same
US10591414B2 (en) 2015-11-10 2020-03-17 Lacrisciences, Llc Systems and methods for determining sample osmolarity
US11016025B2 (en) 2015-11-10 2021-05-25 Lacrisciences, Llc Systems and methods for determining sample osmolarity
US11650154B2 (en) 2015-11-10 2023-05-16 Lacrisciences, Llc Systems and methods for determining sample osmolarity
CN106018362A (zh) * 2016-05-16 2016-10-12 徐伟明 一种检测苦味酸的测定器
CN105806821A (zh) * 2016-05-16 2016-07-27 徐伟明 一种检测苦味酸的便携式检测器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3939350A (en) Fluorescent immunoassay employing total reflection for activation
RU2364862C2 (ru) Газовый хроматограф
US7879619B2 (en) Apparatus for detecting one or more substances and method of detecting a substance
Krull et al. General strategies and selection of derivatization reactions for liquid chromatography and capillary electrophoresis
JPH11183372A (ja) Sprセンサ装置および分析システムとこれを用いた検出方法
Xiao et al. CE detector based on light‐emitting diodes
AU2004256206A1 (en) Device and method for simultaneous carrying out of blood group determination, serum cross-check and antibody detection test
US20040129057A1 (en) Phased micro analyzer II, IIA
Curey et al. Characterization of multicomponent monosaccharide solutions using an enzyme-based sensor array
JP3484463B2 (ja) 液体中のタンパク質成分の濃度および全タンパク質の濃度を定量するための毛管電気泳動の使用
US20060040326A1 (en) Method for measuring reaction rate coefficient by surface plasmon resonance analysis
Zhu et al. Post-column derivatization for fluorescence and chemiluminescence detection in capillary electrophoresis
US8545773B2 (en) Versatile multichannel capillary biosensor system
US6843963B1 (en) Flow-through shear analyzer for biologically active molecules in liquid layers on surfaces
JP2008209278A (ja) センサチップ
WO2003040721A8 (en) Device and method for microchip based enzyme linked immunosorbent assay (elisa)
Na et al. Miniaturized surface plasmon resonance biosensor with vacuum-driven hydrodynamic focusing
JP4801062B2 (ja) Sire流れ検出器
US5211829A (en) Analytical method and apparatus using capillary tube
US20110111392A1 (en) Integrated enhanced chemiluminescence biosensors
RU2670965C9 (ru) Способ измерения количества полисорбата-80 с применением щелочного гидролиза образца с последующей вэжх
Mastichiadis et al. Capillary-based immunoassays, immunosensors and DNA sensors–steps towards integration and multi-analysis
Xie et al. A fluorescence‐based fiber optic biosensor for the flow‐injection analysis of penicillin
JPH09503064A (ja) 液体中の物質を検出する新規な方法
AU2019359263B2 (en) Mass control system for chromatography