JPH1115517A - プラント状態監視システム - Google Patents

プラント状態監視システム

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JPH1115517A
JPH1115517A JP16273097A JP16273097A JPH1115517A JP H1115517 A JPH1115517 A JP H1115517A JP 16273097 A JP16273097 A JP 16273097A JP 16273097 A JP16273097 A JP 16273097A JP H1115517 A JPH1115517 A JP H1115517A
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JP
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plant
unit
signal
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input
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JP16273097A
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Megumi Yoshida
恵 吉田
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Original Assignee
Toshiba Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】警報は発生していない運転状態であっても、現
在のプラント運転状態からの変動に着目した近似モデル
を用いて、運転操作に対するプラントの安定余裕を評価
すると共に、運転操作に対する推移予測を行うことによ
り、運転操作に係わる情報を、運転の状況に応じて運転
員へ認知し易い情報として提供する。 【解決手段】プラント2からの観測信号Mを入力せしめ
て、この信号が変化するか否か判定する入力処理部3
と、これにより観測信号が変化していないと判定したと
きに、この観測信号に基づいて現在のプラント状態を摂
動点としてプラント動特性を近似した近似モデルを生成
するモデル生成部4と、この近似モデルより伝達関数を
導出して安定余裕を評価する安定余裕評価部5と、この
評価部による少なくとも評価結果をディスプレイ装置に
表示する状態表示部6と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電プラン
ト、火力発電プラント、化学プラント等の大規模プラン
トの運転状態を自動的に認識して、その運転状態を情報
として運転員等に提供するプラント状態監視システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、原子力発電プラント等の大規模
なプラントでは、安定かつ安全に運転を継続するため
に、通常運転時はもとより、何らかの故障が発生した場
合にも、各種プロセス状態を運転員へ提供する監視制御
システムが設けられている。運転員には、この監視制御
システムより提供されるプロセス状態に基づき、計画通
りに運転されているか否かを判断し、プラントに故障が
発生した場合には、発生した状況を迅速に判断して、適
切な処置をとることが要求されている。
【0003】したがって、プラントの運転状況に応じた
適切な情報を運転員へ的確に提供することが、監視制御
システムにとって最も重要となる。特に、異常の規模が
大きい場合や過渡現象の伝播が速い場合には、運転員に
掛かる負担は大きなものとなり、誤判断を招く可能性が
ある。
【0004】そこで、故障が軽微な段階において、これ
を検知し、異常の拡大を未然に防ぐことがプラントの安
全運転確保によって重要となる。また、異常拡大の未然
の防止はプラントの稼働率向上の観点からも望まれる。
このため、従来からプラントの運転状態に応じた適切な
情報を的確に運転員へ提供することを目的としたプラン
ト状態監視システムの開発が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種のプラン
ト状態監視システムとしては、警報の発生状況を基に、
プラントの運転状態を判定し、最も注意すべき警報に関
連したプロセス情報を提供するものが開発されている。
【0006】しかし、このような従来の監視システムで
は、プラントに何らかの故障が検知された後に発生した
事象を自動的に認知して、状況に応じたプロセス状態を
提示するものであり、警報の発生していない運転状態で
の、プラントの安定余裕等の運転状態の判断は運転員に
委ねられていた。
【0007】また、警報の発生していない状況におい
て、プラントの動特性を模擬した動特性モデルを利用し
て、時々刻々変化するプロセス状態とのつきあわせによ
り、過渡状態の推移を推定するシステムの開発が進めら
れているが、過渡状態の原因が不特定の場合にもプラン
ト挙動と同期を取って模擬しなければならないという要
求があり、実用化は困難であった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、警報は発生していない運転状態であっ
ても、現在のプラント運転状態からの変動に着目した近
似モデルを用いて、運転操作に対するプラントの安定余
裕を評価すると共に、運転操作に対する推移予測を行う
ことにより、運転操作に係わる情報を、運転の状況に応
じて運転員へ認知し易い情報として提供することによ
り、運転員の状況判断を支援するプラント状態監視シス
テムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のプラン
ト状態監視システムは、プラントからの観測信号を入力
せしめて、この信号が変化するか否か判定する入力処理
部と、この入力処理部により前記観測信号が変化してい
ないと判定したときに、この観測信号に基づいて現在の
プラント状態を摂動点としてプラント動特性を近似した
近似モデルを生成するモデル生成部と、このモデル生成
部にて生成された近似モデルより伝達関数を導出して安
定余裕を評価する安定余裕評価部と、この評価部による
少なくとも評価結果をディスプレイ装置に表示する状態
表示部と、を有することを特徴とする。
【0010】この発明によれば、原子力プラント等のプ
ラントの観測信号が入力処理部に入力され、ここで、こ
の観測信号が変化しているか否か判定される。この入力
処理部により観測信号が変化していないと判断される
と、モデル生成部はこの観測信号に基づいて現在のプラ
ント状態を摂動点としてプラント動特性を近似した近似
モデルを生成する。安定余裕評価部はこの近似モデルを
用いて安定余裕を評価し、少なくとも、その評価結果が
状態表示部のディスプレイ装置に表示される。
【0011】したがって、プラントの現在の運転状態に
おける安定余裕を、ディスプレイ装置を介して運転員に
認知し易い情報として提供することができる。このため
に、運転員の状況判断を支援することができる。
【0012】請求項2の発明のプラント状態監視システ
ムは、プラントからの観測信号を入力せしめて、この信
号が変化するか否か判定する入力処理部と、前記プラン
トにおいて将来移行する予定のあるプラント運転状態を
入力する運転状態入力部と、前記入力処理部により前記
観測信号が変化していないと判定したときに、前記運転
状態入力部からのプラント運転状態を摂動点としてプラ
ント動特性を近似した近似モデルを生成するモデル生成
部と、このモデル生成部にて生成された近似モデルより
伝達関数を導出して前記運転状態に移行した場合の安定
余裕を評価する安定余裕評価部と、この評価部による少
なくとも評価結果をディスプレイ装置に表示する状態表
示部と、を有することを特徴とする。
【0013】この発明によれば、運転状態入力部に、将
来移行する予定のある運転状態を運転員が入力すると、
その将来移行する予定のプラント運転状態における安定
余裕が安定余裕評価部により評価され、その評価結果が
ディスプレイ装置に表示される。
【0014】したがって、将来移行する運転状態におけ
る安定余裕をディスプレイ装置を介して運転員に認知し
易い形態で提供することができる。
【0015】請求項3の発明のプラント状態監視システ
ムは、状態表示部は、安定余裕評価部からの現在の安定
余裕と、運転状態入力部に入力された将来の運転状態に
移行した場合の安定余裕とを、周波数特性で比較可能に
表示する手段を有することを特徴とする。
【0016】この発明によれば、請求項2の発明の作用
に加えて、状態表示部には、プラントの現在の安定余裕
と、将来移行する運転状態における安定余裕とが周波数
特性で両者比較可能に表示されるので、運転員は現在と
将来の安定余裕を比較しながら認識することができる。
【0017】請求項4の発明のプラント状態監視システ
ムは、プラントからの観測信号を入力せしめて、この信
号が変化するか否か判定する入力処理部と、この入力処
理部により前記観測信号が変化していないと判定したと
きに、この観測信号に基づいて現在のプラント状態を摂
動点としてプラント動特性を近似した近似モデルを生成
するモデル生成部と、前記プラントにおいて将来実施す
る予定の運転操作を入力せしめる運転操作入力部と、前
記近似モデルを用いて、前記運転操作入力部に入力され
た運転操作が実行された時のプラントの挙動を予測する
プラント挙動予測部と、この予測部による少なくとも予
測結果をディスプレイ装置に表示し、前記運転操作を行
った場合のプラント状態の挙動を表示する状態表示部
と、を有することを特徴とする。
【0018】この発明によれば、運転操作入力部に、将
来操作する予定のある運転操作を運転員が入力すると、
その将来行なう予定の運転操作を行なった場合のプラン
トの挙動がプラント挙動予測部により予測され、その予
測結果がディスプレイ装置に表示される。
【0019】したがって、将来操作する予定のある運転
操作を行なった場合のプラント挙動の予測をディスプレ
イ装置を介して運転員に認知し易い形態で提供すること
ができる。
【0020】請求項5の発明のプラント状態監視システ
ムは、プラントからの観測信号を入力せしめて、この信
号が変化するか否か判定する入力処理部と、この入力処
理部により前記観測信号が変化していないと判定したと
きに、この観測信号に基づいて現在のプラント状態を摂
動点としてプラント動特性を近似した近似モデルを生成
するモデル生成部と、前記入力処理部に入力されるプラ
ントの観測信号のうち、インターロック信号が変化して
いるか否かを監視するインターロック監視部と、このイ
ンターロック監視部によりこのインターロック信号が変
化していると検出したときに、そのインターロックが作
動する前のプラント運転状態を摂動点とした近似モデル
を前記モデル生成部から読み込み、この近似モデルを用
いて、このインターロックが作動した場合以降のプラン
トの挙動を予測するプラント挙動予測部と、この予測部
による少なくとも予測結果をディスプレイ装置に表示す
る状態表示部と、を有することを特徴とする。
【0021】この発明によれば、プラントからの観測信
号のうちインターロック信号が変化しているか否かがイ
ンターロック監視部により判定され、ここでインターロ
ック信号が変化していると判定されると、このインター
ロックが作動した場合以降のプラント挙動がプラント挙
動予測部により予測され、その予測結果がディスプレイ
装置に表示される。
【0022】したがって、プラントのインターロックが
作動した場合、そのインターロック作動以降のプラント
挙動の予測をディスプレイ装置を介して運転員に提供す
ることができる。
【0023】請求項6の発明のプラント状態監視システ
ムは、プラントからの観測信号を入力せしめて、この信
号が変化するか否か判定する入力処理部と、この入力処
理部により前記観測信号が変化していないと判定したと
きに、この観測信号に基づいて現在のプラント状態を摂
動点としてプラント動特性を近似した近似モデルを生成
するモデル生成部と、前記プラントで将来実施する予定
の運転操作を入力せしめる運転操作入力部と、前記近似
モデルを用いて、前記各運転操作に対する観測値の感度
を導出する感度導出部と、この観測値の感度に基づい
て、前記運転操作入力部に入力された運転操作が行われ
た時に変化が大きい監視すべきパラメータを選定する監
視パラメータ選定部と、この選定部による少なくとも選
定結果をディスプレイ装置に表示し、前記運転操作を行
った場合に監視すべきパラメータを表示する状態表示部
と、を有することを特徴とする。
【0024】この発明によれば、運転操作入力部に、将
来実施する予定のある運転操作を運転員が入力すると、
その将来実施する予定の運転操作を実行する際に監視す
べきパラメータが監視パラメータ選定部により選定さ
れ、その選定結果がディスプレイ装置に表示される。
【0025】したがって、将来操作する予定のある運転
操作を実施する時に監視すべきパラメータをディスプレ
イ装置を介して運転員に提供することができる。
【0026】請求項7の発明のプラント状態監視システ
ムは、状態表示部は、感度導出部にて導出された各運転
操作に対する観測値の感度を、プラントの構成図と共に
ディスプレイ装置に表示し、プラント内での空間的な関
連の強さを提示する手段を有することを特徴とする。
【0027】この発明によれば、請求項6の発明の作用
に加えて、状態表示部には、感度導出部により導出され
た各運転操作に対する観測値の感度がプラント構成図と
共に表示されるので、各運転操作に対する観測値をプラ
ント構成のイメージに対応させて運転員に提供すること
ができ、運転員の認知度を向上させることができる。
【0028】請求項8の発明のプラント状態監視システ
ムは、プラントからの観測信号を入力せしめて、この信
号が変化するか否か判定する入力処理部と、この入力処
理部により前記観測信号が変化していないと判定したと
きに、この観測信号に基づいて現在のプラント状態を摂
動点としてプラント動特性を近似した近似モデルを生成
するモデル生成部と、前記入力処理部に入力されるプラ
ントの観測信号のうち、運転操作信号を監視する運転操
作監視部と、前記近似モデルを用いて、前記各運転操作
に対する観測値の感度を導出する感度導出部と、この感
度導出部により導出した感度に基づいて前記運転操作監
視部により読み込まれた運転操作に対応して監視すべき
パラメータを選定する監視パラメータ選定部と、この選
定部により選定された少なくともパラメータをディスプ
レイ装置に表示する状態表示部と、を有することを特徴
とする。
【0029】この発明によれば、プラントからの観測信
号のうち運転操作信号が変化しているか否かが運転操作
監視部により判定され、ここで運転操作信号が変化して
いると判定されると、実行された運転操作に対応して監
視が必要なパラメータが監視パラメータ選定部により選
定され、その選定結果が表示装置に表示される。
【0030】したがって、実行された運転操作に対応し
て監視が必要なパラメータを運転員に提供することがで
きる。
【0031】請求項9の発明のプラント状態監視システ
ムは、状態表示部は、監視パラメータ選定部にて選定さ
れた複数の監視パラメータを、ディスプレイ装置に同一
時間軸上にトレンドグラフ表示させる手段を有すること
を特徴とする。
【0032】この発明によれば、請求項6または8記載
の発明の作用に加えて、状態表示部には複数の監視パラ
メータがディスプレイ装置に同一時間軸上にトレンドグ
ラフで表示されるので、これら複数の監視パラメータを
同時に比較した状態で運転員に提供することができる。
【0033】請求項10の発明のプラント状態監視シス
テムは、プラントからの観測信号を入力せしめて、この
信号が変化するか否か判定する入力処理部と、この入力
処理部により前記観測信号が変化していないと判定した
ときに、この観測信号に基づいて現在のプラント状態を
摂動点としてプラント動特性を近似した近似モデルを生
成するモデル生成部と、前記近似モデルより伝達関数を
導出して安定余裕を評価する安定余裕評価部と、この安
定余裕評価部により求めた伝達関数を用いて前記観測信
号中の運転操作パラメータに対する安定余裕の感度を評
価する操作安定性感度評価部と、この評価部により評価
された安定余裕の感度に基づいて前記安定余裕を増大さ
せることのできる運転操作を判定する推奨操作判定部
と、この判定部による少なくとも判定結果をディスプレ
イ装置に表示する状態表示部と、を有することを特徴と
するプラント状態監視システム。
【0034】この発明によれば、操作安定性感度評価部
により評価された安定余裕の感度に基づいて安定余裕を
増大させてプラントの安定性を向上させることができる
運転操作が推奨操作判定部により推奨判定され、その判
定結果がディスプレイ装置に表示される。
【0035】したがって、プラントの安定性を向上させ
るために有効な運転操作を運転員に提供することができ
る。
【0036】請求項11の発明のプラント状態監視シス
テムは、プラントからの観測信号を入力せしめて、この
信号が変化するか否か判定する入力処理部と、この入力
処理部により前記観測信号が変化していないと判定した
ときに、この観測信号に基づいて現在のプラント状態を
摂動点としてプラント動特性を近似した近似モデルを生
成するモデル生成部と、前記近似モデルより伝達関数を
導出して安定余裕を評価する安定余裕評価部と、前記プ
ラントで将来実施する予定の運転操作を入力せしめる運
転操作入力部と、前記近似モデルを用いて前記運転操作
入力部に入力された運転操作が実行されたときのプラン
トの挙動を予測するプラント挙動予測部と、前記運転操
作入力部に入力された運転操作が実行されたときの安定
余裕の感度を前記安定余裕評価部により導出した伝達関
数を用いて評価する操作安定性感度評価部と、少なくと
もこの感度評価部の評価結果と前記プラント挙動予測を
表示する状態表示部と、を有することを特徴とするプラ
ント状態監視システム。
【0037】この発明によれば、運転操作入力部に、将
来実施する予定のある運転操作を運転員が入力すると、
この運転操作が実施された場合の安定余裕の感度が、操
作安定性感度評価部により評価される一方、そのプラン
ト挙動予測がプラント挙動予測部により予測され、これ
ら感度評価部の評価結果とプラント挙動予測がディスプ
レイ装置に表示される。
【0038】したがって、将来実施する予定のある運転
操作を実施した場合の安定余裕とプラント挙動の予測を
運転員に提供することができる。
【0039】請求項12の発明のプラント状態監視シス
テムは、プラントからの観測信号を入力せしめて、この
信号が変化するか否か判定する入力処理部と、この入力
処理部により前記観測信号が変化していないと判定した
ときに、この観測信号に基づいて現在のプラント状態を
摂動点としてプラント動特性を近似した近似モデルを生
成するモデル生成部と、このモデル生成部にて生成され
た近似モデルより伝達関数を導出して安定余裕を評価す
る安定余裕評価部と、前記入力処理部に入力されるプラ
ントの観測信号のうち、インターロック信号が変化して
いるか否かを監視するインターロック監視部と、このイ
ンターロック監視部によりこのインターロック信号が変
化していると検出したときに、そのインターロックが作
動する前に生成されたプラント運転状態を摂動点とした
近似モデルを前記モデル生成部から読み込み、この近似
モデルを用いて前記プラントの挙動を予測するプラント
挙動予測部と、このプラント挙動予測部において予測さ
れた前記プラントの挙動予測と前記観測信号の挙動とを
比較し、その差に基づいて、その観測値に対応するセン
サーが正常か否かを判定するセンサー診断部と、この診
断部による少なくとも診断結果をディスプレイ装置に表
示する状態表示部と、を有することを特徴とする。
【0040】この発明によれば、プラントからの観測信
号のうちインターロック信号が変化しているか否かがイ
ンターロック監視部により判定され、ここでインターロ
ック信号が変化していると判定されると、このインター
ロックが作動した場合以降のプラント挙動がプラント挙
動予測部により予測される。さらに、このプラント挙動
予測がセンサー診断部により観測値と比較され、その差
が所定の閾値を超えた場合に、その観測値に対応するセ
ンサーが故障したと判断し、その診断結果がディスプレ
イ装置に表示される。
【0041】したがって、プラントのインターロックが
作動した場合、そのインターロック作動以降の過渡変化
時のセンサーの健全性をディスプレイ装置を介して運転
員に提供することができる。
【0042】請求項13の発明のプラント状態監視シス
テムは、プラントからの観測信号を入力せしめて、この
信号が変化するか否か判定する入力処理部と、この入力
処理部により前記観測信号が変化していないと判定した
ときに、この観測信号に基づいて現在のプラント状態を
摂動点としてプラント動特性を近似した近似モデルを生
成するモデル生成部と、前記入力処理部に入力されるプ
ラントの観測信号のうち、運転操作信号が変化している
か否かを判定する運転操作監視部と、前記プラントで将
来実施する予定の運転操作を入力せしめる運転操作入力
部と、前記運転操作監視部により前記運転操作信号が変
化していると判定されたときに、前記近似モデルを用い
て、運転操作入力部からの各運転操作に対する観測値の
感度を導出する感度導出部と、この感度導出部により導
出した感度に基づいて前記運転操作監視部により読み込
まれた運転操作に対応して監視すべきパラメータを選定
する監視パラメータ選定部と、この選定部により選定さ
れた少なくとも監視パラメータを表示する状態表示部
と、を有することを特徴とする。
【0043】この発明によれば、プラントからの観測信
号のうち操作信号が変化しているか否かが運転操作監視
部により判定され、ここで操作信号が変化していると判
定されたときに、この運転操作と運転操作入力部に入力
された各操作に対応して監視が必要なパラメータが監視
パラメータ選定部により選定され、その選定結果が表示
装置に表示される。
【0044】したがって、実行された運転操作に対応し
て監視が必要なパラメータを運転員に提供することがで
きる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1〜
図14を参照して説明する。なお、これらの図中、同一
または相当部分には同一符号を付している。
【0046】図1は、本発明の第1の実施形態に係るプ
ラント状態監視システム1の機能構成を示すブロック図
である。このプラント状態監視システム1は原子力発電
プラントや化学プラント等のプラント2から得られた複
数の観測値Mを入力せしめる入力処理部3と、モデル生
成部4、安定余裕評価部5、状態表示部6を有する。
【0047】入力処理部3は、観測値Mが変化している
か否かの判定を周期的に行うものである。
【0048】モデル生成部4は、プラントの動特性を近
似した近似モデルの基本式を記憶しており、入力処理部
3にて観測信号Mが変化していないと判断した場合に、
観測値Mに基づく近似モデルを生成するものである。
【0049】安定余裕評価部5は、モデル生成部4にて
生成された近似モデルの伝達関数を用いて、プラント2
の安定余裕を評価するものである。状態表示部6は、安
定余裕評価部5にて評価された安定余裕をディスプレイ
装置に表示するものである。
【0050】図2はこのように構成されたプラント状態
監視システム1の処理手順を示すフローチャートであ
り、図中S1〜S3はフローチャートのステップを示
す。
【0051】まず、第1ステップS1は入力処理部3に
おける処理を示しており、プラントの観測信号Mを周期
的に取り込み、変化しているか否かを判定する。例え
ば、この観測信号Mの値Mtに対する変化判定用閾値を
Meとすると、次の1式で示す条件が満足された時に変
化していないと判定する。
【0052】
【数1】
【0053】第2ステップS2はモデル生成部4におけ
る処理であり、入力処理部3にて観測信号Mが変化して
いないと判断した場合に、予め記憶した近似モデルの基
本式を用いて、観測値Mtの状態を摂動点とした近似モ
デルを導出する。例えば、配管iを流れる流体の運動量
保存則は、以下の2式にて表される。
【0054】
【数2】
【0055】そこで、観測値Mtの流量Wti を摂動点
として、その摂動点からの変動成分の二乗項を無視する
ことにより、次の3式の近似式を得る。
【0056】
【数3】
【0057】また、配管の分岐点jにおける質量保存則
は、以下の4式にて表される。
【0058】
【数4】 ここで、分岐点jにはLj本の配管がつながっていると
し、流量は、分岐点へ入ってくる方向を正、分岐点から
出て行く方向を負として扱うものとする。
【0059】運動量保存則に基づく近似式は配管の数だ
け導出され、以下の行列式(5式)にて表現することが
できる。
【0060】
【数5】
【0061】また、質量保存則に基づく式は分岐点の数
だけ導出され、次の行列式(6式)にて表現できる。
【0062】
【数6】
【0063】以上のように、観測値である流量Wt
i (i=1,…n)を摂動点とした近似モデルを導出す
る。
【0064】そして、第3ステップS3は安定余裕評価
部5における処理であり、モデル生成部4にて生成され
た近似モデルの伝達関数を導出し、安定余裕を評価す
る。例えば、上記(5)式をプラス変換することによ
り、次の2つの式(7,8式)を得る。
【0065】
【数7】
【数8】
【0066】上記2式(7,8式)よりPを消去し、
(6)式を用いることにより、次式(9式)を得る。
【0067】
【数9】
【0068】また、特定の流量Wcがある特定の昇圧ヘ
ッドPhcにより以下の制御則(式10)により調整さ
れるとする。
【0069】
【数10】 ここで、kc:制御ゲイン故に、上記(9)式と(1
0)式より、制御系の一巡関数は、次の11式の通りと
なる。
【0070】
【数11】
【0071】そこで、この(11)式の周波数特性を求
め、安定余裕の指標となるゲイン余裕Gs、及び位相余
裕Fsを得ることができる。
【0072】この第3ステップS3の次は状態表示部6
における処理であり、安定余裕評価部5にて導出したゲ
イン余裕Gs、及び位相余裕Fsをディスプレイ装置に
表示する。
【0073】したがって、この第1の実施形態によれ
ば、プラント2の現在の運転状態における安定余裕を運
転員へ提示することができる。
【0074】図3は本発明の第2の実施形態に係るプラ
ント状態監視システム1Aのブロック図である。このプ
ラント状態監視システム1Aはプラント2からの観測信
号Mを受ける入力処理部3、運転状態入力部7、モデル
生成部4、安定余裕評価部5、状態表示部6とを有し、
第1の実施形態に運転状態入力部7を設けた点に特徴が
ある。
【0075】この運転状態入力部7は、運転員により、
将来移行する予定のある運転状態を入力するものであ
り、将来計画されている運転状態Ck(k=1,2,…
…)を予め記憶しており、運転員が選択入力した運転状
態Ccを読み込むように構成されている。
【0076】したがって、上記第1の実施形態と同様
に、プラント2からの観測信号Mが入力処理部3に入力
され、ここでこの観測信号Mが変化しているか否か判定
される。観測信号Mが変化していないと、判定される
と、モデル生成部4がこの観測信号Mに基づいて現在の
プラント状態を摂動点としてプラント動特性に近似した
近似モデルを生成する。
【0077】そして安定余裕評価部5は運転員の操作具
の選択操作等により運転状態入力部7に入力された、将
来移行する予定のある運転状態を読み込む一方、モデル
生成部4から上記運転状態を摂動点とした近似モデルを
導出して、将来移行する運転状態における安定余裕を評
価する。この安定余裕評価は状態表示部6の図示しない
ディスプレイ装置に表示される。
【0078】したがって、このプラント状態監視システ
ム1Aによれば、プラント2の将来移行する予定の運転
状態における安定余裕をディスプレイ装置を介して認知
し易い形態で自動的に運転員へ提供することができる。
【0079】図4は本発明の第3の実施形態に係るプラ
ント状態監視システム1Bのブロック図である。このプ
ラント状態監視システム1Bは上記各実施形態と同様の
入力処理部3、モデル生成部4、状態表示部6と、運転
操作入力部8、プラント挙動予測部9を有する。
【0080】運転操作入力部8は、運転員により、将来
移行する予定のある運転操作を入力せしめるものであ
り、将来計画されている運転操作Ok(k=1,2,…
…)を予め記憶しており、これら運転操作の中から運転
員が選択した運転操作Ocを読み込むように構成されて
いる。
【0081】一方、プラント挙動予測部9は、モデル生
成部4にて生成された近似モデルを用いて、運転操作入
力部8に入力された運転操作が実行された場合のプラン
トの挙動を予測するものである。
【0082】つまり、プラント挙動予測部9は、モデル
生成部4にて生成した現在の運転状態を摂動点とした近
似モデルを用いて、運転操作Ocが実行された場合のプ
ラント挙動を計算する。
【0083】例えば、上記(5)式の近似モデルで表し
た昇圧ヘッドPhのうちの一つのPhcを10%上げる
場合、(5)式と(6)式を連立して時刻歴変化を計算
し、その結果を状態表示部6のディスプレイ装置に表示
する。
【0084】したがって、この実施形態によれば、将来
行う計画のある運転操作を実行した場合のプラント挙動
の予測をディスプレイ装置を介して運転員へ認知し易い
形態で自動的に提供することができる。
【0085】図5は本発明の第4実施形態に係るプラン
ト状態監視システム1Cのブロック図である。このプラ
ント状態監視システム1Cは上記第3の実施形態に係る
運転操作入力部8をインターロック監視部10に置換し
た点に特徴がある。
【0086】インターロック監視部10は、観測信号M
を入力せしめて、その観測信号Mのうちのインターロッ
ク信号の変化を監視するものである。つまり、インター
ロック監視部10は、プラントの観測信号Mのうちのイ
ンターロック信号が変化しているか否かを周期的に判定
する。インターロック信号が変化していると判定した場
合は、その作動したインターロックをプラント挙動予測
部9に通知する。
【0087】プラント挙動予測部9は、この通知を受け
てモデル生成部4にてインターロック信号が作動する前
に生成した運転状態を摂動点とした近似モデルを用い
て、インターロックが作動した場合、その作動以降のプ
ラント挙動を計算するものである。例えば、上記(5)
式の近似モデルに表した昇圧ヘッドのうちの一つのPh
cに対応したポンプがトリップした場合、Phcを零と
して、(5)式と(6)式を連立して時刻歴変化を計算
し、その結果を状態表示部6のディスプレイ装置に表示
する。
【0088】したがって、この実施形態によれば、プラ
ント2のインターロックが作動した場合、その作動以降
のプラント挙動の予測をディスプレイ装置を介して運転
員へ自動的に提示することができる。
【0089】図6は本発明の第5の実施形態に係るプラ
ント状態監視システム1Dのブロック図である。このプ
ラント状態監視システム1Dは上記実施形態と同様の入
力処理部3、運転操作入力部8、モデル生成部4、状態
表示部6と、感度導出部11、監視パラメータ選定部1
2を有する。
【0090】感度導出部11は、モデル生成部4にて生
成された近似モデルを用いて、各プラント運転操作に対
する観測値の感度を導出するものである。つまり、感度
導出部11は、モデル生成部4にて生成された近似モデ
ルを用いて、プラント2の全ての運転操作に対して、そ
の運転操作が実行された場合の観測値Mの変化を計算
し、各運転操作に対する観測値の感度を導出する。
【0091】例えば、(5)式の近似モデルに表した昇
圧ヘッドを1%変化させた時の流量変化を、(5)式と
(6)式を連立して計算する。この計算は、各々の昇圧
ヘッドについて行い、Ph1を変化させた時の流量変化
を(dW11,dW11,dW12,…dW1n)とし
て記憶し、同様に、Ph2,…Phmについての流量変
化を計算して記憶し、それを感度として監視パラメータ
選定部12に通知する。
【0092】一方、監視パラメータ選定部12は、感度
導出部11にて導出した各運転操作に対する観測値Mの
感度を基に、運転操作入力部7にて読み込まれた運転操
作Ocが行われた場合に、変化の大きな観測信号を選定
する。
【0093】例えば、(5)式の近似モデルに表した昇
圧ヘッドのうちPhcを操作すると入力された場合、そ
の操作に対応する流量変化(dWc1,dWc2,…d
Wcn)のそれぞれについて、閾値判定を行い、閾値を
超えた流量を監視すべきパラメータとして選定する。こ
の監視パラメータは状態表示部6のディスプレイ装置に
表示される。
【0094】したがって、この実施形態によれば、運転
操作を行う時に監視すべきパラメータをディスプレイ装
置を介して運転員へ自動的に提示することができる。
【0095】図7は本発明の第6の実施形態に係るプラ
ント状態監視システム1Eのブロック図である。このプ
ラント状態監視システム1Eは、図6で示す第5の実施
形態に係る運転操作入力部8を運転操作監視部13に置
換した点に特徴がある。
【0096】運転操作監視部13は、プラント2からの
観測信号Mのうち運転操作信号が変化しているか否かを
周期的に判定し、この操作信号が変化した場合は、その
変化した運転操作信号を監視パラメータ選定部12に通
知するものである。
【0097】監視パラメータ選定部12は、この通知を
受けて、感度導出部11にて導出した各運転操作に対す
る観測値の感度を基に、運転操作監視部13にて読み込
まれた運転操作Ocが行われた場合に、変化の大きな観
測信号を監視すべきパラメータとして選定する。この監
視パラメータは状態表示部6のディスプレイ装置に表示
される。
【0098】したがって、この実施形態によれば、実行
された運転操作に対応して監視が必要なパラメータをデ
ィスプレイ装置を介して運転員へ自動的に提示すること
ができる。
【0099】図8は本発明の第7の実施形態に係るプラ
ント状態監視システム1Fのブロック図である。このプ
ラント状態監視システム1Fは上記実施形態と同様の入
力処理部3、モデル生成部4、安定余裕評価部5、状態
表示部6と、操作安定性感度評価部14、推奨操作判定
部15を有する。
【0100】操作安定性感度評価部14は、安定余裕評
価部5にて導出した伝達関数を用いて、操作パラメータ
に対する安定余裕の感度を評価するものである。例え
ば、(5)式の近似モデルに表した昇圧ヘッドを1%変
化させた時の流量変化を、(5)式と(6)式を連立し
て計算する。この計算は、各々の昇圧ヘッドについて行
い、Ph1を変化させた時の流量を(W’11,W’1
2,W’1n)として記憶する。さらに、計算された流
量を摂動点とする制御系の一巡伝達関数を用いて、安定
余裕の指標となるゲイン余裕及び位相余裕を(Gs1,
Fs2)として記憶する。同様に、Ph2,…Phmに
ついてのゲイン余裕及び位相余裕を計算して記憶する。
【0101】推奨操作判定部15は、操作安定性感度評
価部14にて導出した各運転操作に対するゲイン余裕及
び位相余裕を基に、最も安定余裕が大きくなる操作、つ
まり、プラントの安定性を向上させるために有効なる運
転操作を選定する。この選定された運転操作は状態表示
部6のディスプレイ装置に表示される。
【0102】したがって、この実施形態によれば、プラ
ント2の安定性を向上させるために有効なる運転操作を
ディスプレイ装置を介して運転員へ自動的に提示するこ
とができる。
【0103】図9は本発明の第8の実施形態に係るプラ
ント状態監視システム1Gのブロック図である。このプ
ラント状態監視システム1Gは上記実施形態と同様の入
力処理部3、運転操作入力部8、モデル生成部4、安定
余裕評価部5、状態表示部6と、プラント挙動予測部
9、操作安定性感度評価部14を有する。
【0104】プラント挙動予測部9は、モデル生成部4
にて生成した現在の運転状態を摂動点とした近似モデル
を用いて、運転操作入力部8に入力された運転操作Oc
が実行された場合、それ以降のプラント挙動を計算する
ものである。
【0105】操作安定性感度評価部14は、運転操作入
力部8に入力された運転操作Ocが行われた場合の安定
余裕の感度を、安定余裕評価部5にて導出した伝達関数
を用いて評価するものである。これにより、予測された
プラント挙動と安定余裕は状態表示部6のディスプレイ
装置に表示される。
【0106】したがって、この実施形態によれば、将来
行う計画の運転操作を実行した場合のプラント挙動と安
定余裕の予測をディスプレイを介して運転員へ提示する
ことができる。
【0107】図10は本発明の第9の実施形態に係るプ
ラント状態監視システム1Hのブロック図である。この
プラント状態監視システム1Hは上記実施形態と同様の
入力処理部3、インターロック監視部10、モデル生成
部4、プラント挙動予測部9、状態表示部6と、センサ
ー診断部16を有する。
【0108】センサー診断部16は、プラント挙動予測
部9にて予測されたプラント挙動と、観測信号とを比較
することにより、センサーの健全性を診断するものであ
る。つまり、センサー診断部16は、プラント挙動予測
部9にて予測されたプラント挙動と観測値Mとを周期的
に比較し、その差が所定の閾値を超えた場合に、観測値
Mに対応するプラントのセンサーが故障したものと診断
し、その診断結果を状態表示部6のディスプレイ装置に
表示する。
【0109】したがって、この実施形態によれば、イン
ターロックが作動した場合、その作動以降の過渡変化時
のセンサーの健全性を診断してディスプレイ装置を介し
て運転員へ提示することができる。
【0110】図11は本発明の第10の実施形態に係る
プラント状態監視システム1Iのブロック図である。こ
のプラント状態監視システム1Iは上記実施形態と同様
の入力処理部3、運転操作入力部8、運転操作監視部1
3、モデル生成部4、感度導出部11、監視パラメータ
選定部12、状態表示部6とを有する。
【0111】運転操作入力部8は上記実施形態と同様
に、将来移行する予定のある運転操作を運転員により入
力せしめるものであり、将来計画されている運転操作を
予め記憶しており、これら運転操作の中から運転員が選
択した運転操作を読み込み、感度導出部11に与えるよ
うになっている。
【0112】一方、運転操作監視部13はプラント2か
らの観測信号Mのうち運転操作信号が変化しているか否
かを周期的に判定し、この操作信号が変化している場合
は、その変化した操作信号を感度導出部11に与えるも
のである。
【0113】感度導出部11はモデル生成部4にて生成
された近似モデルを用いて、上記全ての運転操作に対し
て、その運転操作が実行された場合の観測値Mの変化を
計算し、各運転操作に対する観測値の感度を導出するも
のである。
【0114】監視パラメータ選定部12は感度導出部1
1にて導出した各運転操作に対する観測値の感度を基
に、運転操作入力部7にて読み込まれた運転操作が実行
された場合に所定の閾値を超えた流量等のパラメータを
監視すべきパラメータとして選定し、その選定結果を状
態表示部6のディスプレイ装置に表示させるものであ
る。
【0115】したがって、この実施形態によれば、将来
計画されている運転操作を実行する場合に監視すべきパ
ラメータをディスプレイを介して運転員に自動的に提供
することができる。
【0116】図12は上記状態表示部6のディスプレイ
装置による第1の表示例を示している。これは例えば上
記第2の実施形態において、安定余裕評価部5にて導出
された運転状態に移行した後(変更後)の制御系の一巡
伝達特性を周波数特性として図中破線で表示すると共
に、現在の制御系の一巡伝達特性を周波数特性として図
中実線で併せて表示する場合の一例を示している。
【0117】この第1の表示例によれば、将来移行する
運転状態における安定余裕の変化の程度を周波数特性と
して運転員に提供することができ、しかも、運転状態の
変更の前後を1画面で運転員に同時に認知させることが
できる。
【0118】図13は状態表示部6のディスプレイ装置
による第2の表示例を示している。これは例えば上記第
5の実施形態等において、感度導出部11にて導出され
た操作パラメータに対する監視パラメータの感度を、例
えば矢印の大小等により、プラントスキーム構成図上に
表示する場合を示している。
【0119】この第2の表示例によれば、プラント2内
での操作パラメータと監視パラメータとの関連を、プラ
ント2のイメージと併せて運転員へ提示することがで
き、監視パラメータに対する運転員の理解度と認知度を
向上させることができる。
【0120】図14は状態表示部6のディスプレイ装置
による第3の表示例を示している。これは例えば上記第
4または第5の実施形態等において、監視パラメータ選
定部12にて選定された複数の監視パラメータ(例えば
流量A,B,C)をディスプレイ装置の同一時間軸上に
トレンドグラフで表示する場合を示している。
【0121】この第3の表示例によれば、監視パラメー
タ選定部12により選定された監視すべきパラメータの
時刻歴トレンドを、プラント状態に応じて自動的に運転
員に提供することができる。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現在のプラント状態あるいは仮定したプラント状態の下
での近似モデルを用いて、安定余裕を評価して安定性を
向上させるための操作方法を判定し、表示できると共
に、運転操作やインターロック動作によるプラント状態
の挙動を容易に予測することができ、運転状態に応じて
監視すべきパラメータを選定し、表示することが可能で
ある。
【0123】また、これらの判定結果、予測結果及び診
断結果を時系列な観点及び空間的な観点に基づき表示す
ることにより、プラント状態に応じた的確なプラント情
報を、認識し易い形で自動的に運転員へ提供することが
できるようになり、プラント運転の安定性及び安全性を
向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の機能ブロック図。
【図2】第1の実施形態の処理フローチャート。
【図3】本発明の第2の実施形態の機能ブロック図。
【図4】本発明の第3の実施形態の機能ブロック図。
【図5】本発明の第4の実施形態の機能ブロック図。
【図6】本発明の第5の実施形態の機能ブロック図。
【図7】本発明の第6の実施形態の機能ブロック図。
【図8】本発明の第7の実施形態の機能ブロック図。
【図9】本発明の第8の実施形態の機能ブロック図。
【図10】本発明の第9の実施形態の機能ブロック図。
【図11】本発明の第10の実施形態の機能ブロック
図。
【図12】本発明のディスプレイ装置の第1の表示例を
示す図。
【図13】本発明のディスプレイ装置の第2の表示例を
示す図。
【図14】本発明のディスプレイ装置の第3の表示例を
示す図。
【符号の説明】
1,1A〜1I プラント状態監視システム 2 プラント 3 入力処理部 4 モデル生成部 5 安定余裕評価部 6 状態表示部 7 運転状態入力部 8 運転操作入力部 9 プラント挙動予測部 10 インターロック監視部 11 感度導出部 12 監視パラメータ選定部 13 運転操作監視部 14 操作安定性感度評価部 15 推奨操作判定部 16 センサー診断部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントからの観測信号を入力せしめ
    て、この信号が変化するか否か判定する入力処理部と、
    この入力処理部により前記観測信号が変化していないと
    判定したときに、この観測信号に基づいて現在のプラン
    ト状態を摂動点としてプラント動特性を近似した近似モ
    デルを生成するモデル生成部と、このモデル生成部にて
    生成された近似モデルより伝達関数を導出して安定余裕
    を評価する安定余裕評価部と、この評価部による少なく
    とも評価結果をディスプレイ装置に表示する状態表示部
    と、を有することを特徴とするプラント状態監視システ
    ム。
  2. 【請求項2】 プラントからの観測信号を入力せしめ
    て、この信号が変化するか否か判定する入力処理部と、
    前記プラントにおいて将来移行する予定のあるプラント
    運転状態を入力する運転状態入力部と、前記入力処理部
    により前記観測信号が変化していないと判定したとき
    に、前記運転状態入力部からのプラント運転状態を摂動
    点としてプラント動特性を近似した近似モデルを生成す
    るモデル生成部と、このモデル生成部にて生成された近
    似モデルより伝達関数を導出して前記運転状態に移行し
    た場合の安定余裕を評価する安定余裕評価部と、この評
    価部による少なくとも評価結果をディスプレイ装置に表
    示する状態表示部と、を有することを特徴とするプラン
    ト状態監視システム。
  3. 【請求項3】 状態表示部は、安定余裕評価部からの現
    在の安定余裕と、運転状態入力部に入力された将来の運
    転状態に移行した場合の安定余裕とを、周波数特性で比
    較可能に表示する手段を有することを特徴とする請求項
    2に記載のプラント状態監視システム。
  4. 【請求項4】 プラントからの観測信号を入力せしめ
    て、この信号が変化するか否か判定する入力処理部と、
    この入力処理部により前記観測信号が変化していないと
    判定したときに、この観測信号に基づいて現在のプラン
    ト状態を摂動点としてプラント動特性を近似した近似モ
    デルを生成するモデル生成部と、前記プラントにおいて
    将来実施する予定の運転操作を入力せしめる運転操作入
    力部と、前記近似モデルを用いて、前記運転操作入力部
    に入力された運転操作が実行された時のプラントの挙動
    を予測するプラント挙動予測部と、この予測部による少
    なくとも予測結果をディスプレイ装置に表示し、前記運
    転操作を行った場合のプラント状態の挙動を表示する状
    態表示部と、を有することを特徴とするプラント状態監
    視システム。
  5. 【請求項5】 プラントからの観測信号を入力せしめ
    て、この信号が変化するか否か判定する入力処理部と、
    この入力処理部により前記観測信号が変化していないと
    判定したときに、この観測信号に基づいて現在のプラン
    ト状態を摂動点としてプラント動特性を近似した近似モ
    デルを生成するモデル生成部と、前記入力処理部に入力
    されるプラントの観測信号のうち、インターロック信号
    が変化しているか否かを監視するインターロック監視部
    と、このインターロック監視部によりこのインターロッ
    ク信号が変化していると検出したときに、そのインター
    ロックが作動する前のプラント運転状態を摂動点とした
    近似モデルを前記モデル生成部から読み込み、この近似
    モデルを用いて、このインターロックが作動した場合以
    降のプラントの挙動を予測するプラント挙動予測部と、
    この予測部による少なくとも予測結果をディスプレイ装
    置に表示する状態表示部と、を有することを特徴とする
    プラント状態監視システム。
  6. 【請求項6】 プラントからの観測信号を入力せしめ
    て、この信号が変化するか否か判定する入力処理部と、
    この入力処理部により前記観測信号が変化していないと
    判定したときに、この観測信号に基づいて現在のプラン
    ト状態を摂動点としてプラント動特性を近似した近似モ
    デルを生成するモデル生成部と、前記プラントで将来実
    施する予定の運転操作を入力せしめる運転操作入力部
    と、前記近似モデルを用いて、前記各運転操作に対する
    観測値の感度を導出する感度導出部と、この観測値の感
    度に基づいて、前記運転操作入力部に入力された運転操
    作が行われた時に変化が大きい監視すべきパラメータを
    選定する監視パラメータ選定部と、この選定部による少
    なくとも選定結果をディスプレイ装置に表示し、前記運
    転操作を行った場合に監視すべきパラメータを表示する
    状態表示部と、を有することを特徴とするプラント状態
    監視システム。
  7. 【請求項7】 状態表示部は、感度導出部にて導出され
    た各運転操作に対する観測値の感度を、プラントの構成
    図と共にディスプレイ装置に表示し、プラント内での空
    間的な関連の強さを提示する手段を有することを特徴と
    する請求項6に記載のプラント状態監視システム。
  8. 【請求項8】 プラントからの観測信号を入力せしめ
    て、この信号が変化するか否か判定する入力処理部と、
    この入力処理部により前記観測信号が変化していないと
    判定したときに、この観測信号に基づいて現在のプラン
    ト状態を摂動点としてプラント動特性を近似した近似モ
    デルを生成するモデル生成部と、前記入力処理部に入力
    されるプラントの観測信号のうち、運転操作信号を監視
    する運転操作監視部と、前記近似モデルを用いて、前記
    各運転操作に対する観測値の感度を導出する感度導出部
    と、この感度導出部により導出した感度に基づいて前記
    運転操作監視部により読み込まれた運転操作に対応して
    監視すべきパラメータを選定する監視パラメータ選定部
    と、この選定部により選定された少なくともパラメータ
    をディスプレイ装置に表示する状態表示部と、を有する
    ことを特徴とするプラント状態監視システム。
  9. 【請求項9】 状態表示部は、監視パラメータ選定部に
    て選定された複数の監視パラメータを、ディスプレイ装
    置に同一時間軸上にトレンドグラフ表示させる手段を有
    することを特徴とする請求項6または8記載のプラント
    状態監視システム。
  10. 【請求項10】 プラントからの観測信号を入力せしめ
    て、この信号が変化するか否か判定する入力処理部と、
    この入力処理部により前記観測信号が変化していないと
    判定したときに、この観測信号に基づいて現在のプラン
    ト状態を摂動点としてプラント動特性を近似した近似モ
    デルを生成するモデル生成部と、この近似モデルより伝
    達関数を導出して安定余裕を評価する安定余裕評価部
    と、この安定余裕評価部により求めた伝達関数を用いて
    前記観測信号中の運転操作パラメータに対する安定余裕
    の感度を評価する操作安定性感度評価部と、この評価部
    により評価された安定余裕の感度に基づいて前記安定余
    裕を増大させることのできる運転操作を判定する推奨操
    作判定部と、この判定部による少なくとも判定結果をデ
    ィスプレイ装置に表示する状態表示部と、を有すること
    を特徴とするプラント状態監視システム。
  11. 【請求項11】 プラントからの観測信号を入力せしめ
    て、この信号が変化するか否か判定する入力処理部と、
    この入力処理部により前記観測信号が変化していないと
    判定したときに、この観測信号に基づいて現在のプラン
    ト状態を摂動点としてプラント動特性を近似した近似モ
    デルを生成するモデル生成部と、この近似モデルより伝
    達関数を導出して安定余裕を評価する安定余裕評価部
    と、前記プラントで将来実施する予定の運転操作を入力
    せしめる運転操作入力部と、前記近似モデルを用いて前
    記運転操作入力部に入力された運転操作が実行されたと
    きのプラントの挙動を予測するプラント挙動予測部と、
    前記運転操作入力部に入力された運転操作が実行された
    ときの安定余裕の感度を前記安定余裕評価部により導出
    した伝達関数を用いて評価する操作安定性感度評価部
    と、少なくともこの感度評価部の評価結果と前記プラン
    ト挙動予測を表示する状態表示部と、を有することを特
    徴とするプラント状態監視システム。
  12. 【請求項12】 プラントからの観測信号を入力せしめ
    て、この信号が変化するか否か判定する入力処理部と、
    この入力処理部により前記観測信号が変化していないと
    判定したときに、この観測信号に基づいて現在のプラン
    ト状態を摂動点としてプラント動特性を近似した近似モ
    デルを生成するモデル生成部と、このモデル生成部にて
    生成された近似モデルより伝達関数を導出して安定余裕
    を評価する安定余裕評価部と、前記入力処理部に入力さ
    れるプラントの観測信号のうち、インターロック信号が
    変化しているか否かを監視するインターロック監視部
    と、このインターロック監視部によりこのインターロッ
    ク信号が変化していると検出したときに、そのインター
    ロックが作動する前に生成されたプラント運転状態を摂
    動点とした近似モデルを前記モデル生成部から読み込
    み、この近似モデルを用いて前記プラントの挙動を予測
    するプラント挙動予測部と、このプラント挙動予測部に
    おいて予測された前記プラントの挙動予測と前記観測信
    号の挙動とを比較し、その差に基づいて、その観測値に
    対応するセンサーが正常か否かを判定するセンサー診断
    部と、この診断部による少なくとも診断結果をディスプ
    レイ装置に表示する状態表示部と、を有することを特徴
    とするプラント状態監視システム。
  13. 【請求項13】 プラントからの観測信号を入力せしめ
    て、この信号が変化するか否か判定する入力処理部と、
    この入力処理部により前記観測信号が変化していないと
    判定したときに、この観測信号に基づいて現在のプラン
    ト状態を摂動点としてプラント動特性を近似した近似モ
    デルを生成するモデル生成部と、前記入力処理部に入力
    されるプラントの観測信号のうち、運転操作信号が変化
    しているか否かを判定する運転操作監視部と、前記プラ
    ントで将来実施する予定の運転操作を入力せしめる運転
    操作入力部と、前記運転操作監視部により前記運転操作
    信号が変化していると判定されたときに、前記近似モデ
    ルを用いて、運転操作入力部からの各運転操作に対する
    観測値の感度を導出する感度導出部と、この感度導出部
    により導出した感度に基づいて前記運転操作監視部によ
    り読み込まれた運転操作に対応して監視すべきパラメー
    タを選定する監視パラメータ選定部と、この選定部によ
    り選定された少なくとも監視パラメータを表示する状態
    表示部と、を有することを特徴とするプラント状態監視
    システム。
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