JPH11112833A - 水平同期分離回路 - Google Patents

水平同期分離回路

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JPH11112833A
JPH11112833A JP28919197A JP28919197A JPH11112833A JP H11112833 A JPH11112833 A JP H11112833A JP 28919197 A JP28919197 A JP 28919197A JP 28919197 A JP28919197 A JP 28919197A JP H11112833 A JPH11112833 A JP H11112833A
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signal
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horizontal
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Hirobumi Ishii
博文 石井
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Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 AFCの動作乱れの影響を受けない水平同期
信号を得ること。 【解決手段】 同期スライス回路26、マスキング回路
28及びAFC回路32を具備し、切替信号作成回路5
2で作成した切替信号で切替回路54を切り替え、設定
期間Ta、Tb毎に、マスキング回路28から出力する
第1HD(水平同期信号)とAFC回路32から出力す
る第2HDを切り替える。設定期間TaとTbを、AF
C回路32の動作が乱れている期間と動作が安定してい
る期間に設定することによって、設定期間Ta、Tb毎
に第1、第2HDを切り替えて出力できる。このため、
映像信号処理回路に組込んだ場合、合成映像信号として
VTR信号が入力した場合、VTR信号中のスキューで
AFC回路32の動作が乱れている期間(設定期間T
a)第1HD信号を出力し、AFC回路32の動作乱れ
による悪影響(表示画面の上部が曲がる現象)の発生を
防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TV信号(テレビ
ジョン放送局からの映像信号)やVTR信号(ビデオテ
ープレコーダからの映像信号)などのアナログの合成映
像信号(又は複合映像信号ともいう)から水平同期信号
を分離する水平同期分離回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】薄型、軽量のディスプレイ装置として、
PDP(プラズマディスプレイパネル)やLCD(液晶
ディスプレイ)パネルを用いた表示装置が注目されてい
る。このような表示装置は、ディジタル化された入力映
像信号による直接駆動方式であるため、アナログの合成
映像信号を入力とする場合に、図12に示すような映像
信号処理回路が用いられる。
【0003】すなわち、アナログ映像処理回路10によ
って入力端子12に入力したアナログの合成映像信号か
らR(赤)、G(緑)、B(青)信号を作成し、この
R、G、B信号をA/D(アナログ/ディジタル)変換
回路14でディジタルのR、G、B信号に変換しディジ
タル映像処理回路16に入力する。同期分離回路18に
よって入力合成映像信号から分離したHD信号(水平同
期信号)、VD信号(垂直同期信号)は、タイミング信
号としてディジタル映像処理回路16に入力する。PL
L(位相同期ループ)回路20は、HD信号に位相同期
したクロックを作成してA/D変換回路14とディジタ
ル映像処理回路16に出力する。このため、ディジタル
映像処理回路16からPDPやLCDパネルに対応した
ビット数の映像信号が表示装置22に送られ、多階調画
像が表示される。例えばサブフレーム点灯法による多階
調画像が表示される。
【0004】図12の同期分離回路18のうちの水平同
期分離回路は、従来、図13又は図15に示すように構
成されていた。図13に示す水平同期分離回路24は、
クランプ・同期スライス回路26及びマスキング回路2
8からなり、このクランプ・同期スライス回路26は、
入力端子12に入力した合成映像信号のレベルを一定レ
ベルに固定した後、同期部分をスライスして図14
(a)に示すような合成同期信号(又は複合同期信号と
もいう)を出力し、マスキング回路28は、合成同期信
号の立下り時から一定のマスキング期間Tmをマスクす
ることによって等化パルスや切込パルスを除き、図14
(b)に示すようなHD信号を出力端子29から出力し
ていた。
【0005】また、図15に示す水平同期分離回路30
は、クランプ・同期スライス回路26、マスキング回路
28及びAFC(自動周波数制御)回路32からなり、
このAFC回路32は、マスキング回路28の出力信号
を基準信号として比較信号と位相を比較し、位相差に応
じた信号(例えば検出パルス)を出力する位相比較器3
4と、この位相比較器34の出力信号(例えば出力パル
ス)を平滑化して出力するLPF(ローパスフィルタ)
36と、このLPF36の出力電圧に応じてクロックの
発振周波数Foを変えて出力するVCO(電圧制御発振
器)38と、このVCO38の出力するクロックの周波
数を1/nに分周しHD信号(周波数Fh)として出力
端子39から出力するとともに、このHD信号を位相比
較器34へ比較信号として出力する分周器40とからな
っている。Fo、n、Fhの間には次式(1)の関係が
成立する。 Fo=Fh×n…(1)
【0006】分周器40は、図16に示すように、VC
O38の出力するクロックを計数するカウンタ42と、
このカウンタ42の計数値が分周器40の分周比nに対
応したX(例えばX=n−1)になったことをデコード
して信号を出力するXカウントデコーダ44と、前記カ
ウンタ42の計数値がY(Y<X)になったことをデコ
ードして信号を出力するYカウントデコーダ46と、X
カウントデコーダ44の出力信号をセット信号、Yカウ
ントデコーダ46の出力信号をリセット信号とするRS
フリップフロップ48とからなり、このRSフリップフ
ロップ48の出力信号を、HD信号とするとともに位相
比較器34への比較信号としている。また、Xカウント
デコーダ44の出力信号はCLR(クリア)信号として
カウンタ42にのリセット側に出力し、カウンタ42を
リセットする。
【0007】そして、VCO38から出力するクロック
(周波数Fo)が図17(a)であるとし、カウンタ4
2がt1時からクロックの計数を開始したとすると、そ
の計数値は同図(b)のようになる。このため、Yカウ
ントデコーダ46は、カウンタ42の計数値がYとなる
毎(t2、t4、…毎)に図17(c)に示すようなパ
ルス信号を出力し、Xカウントデコーダ46は、カウン
タ42の計数値がXとなる毎(t3、t5、…毎)に同
図(d)に示すようなパルス信号を出力し、RSフリッ
プフロップ48の反転Q出力側には、t3時以降、同図
(e)に示すようなHD信号が出力するとともに、この
HD信号は比較信号として位相比較器34に入力する。
このHD信号は、図17(e)に示すように、Lレベル
期間がTl、周期がTsのパルス信号となり、AFC回
路32の周波数制御作用によって、マスキング回路28
から出力する信号に位相同期した信号となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、図13に示
した水平同期分離回路24には次ぎのようなメリットと
デメリットがある。 (1)メリット:入力合成映像信号の同期タイミングが
そのまま後段のPLL回路20に伝わるため、このPL
L回路20の収束動作が早くなり、S/N比(信号対雑
音比)が設定値以下の信号(例えばVTR信号のような
S/N比の良非標準信号)が入力した時にPLL回路2
0の動作が安定しやすい。 (2)デメリット:クランプ、スライス及びマスキング
でHD信号を分離しているだけなので、S/N比が設定
値を超えている信号(例えば弱電界のTV信号のような
S/N比の悪い信号)が入力した時に、分離後のHD信
号にノイズが混入しやすく、このノイズが後段のPLL
回路20の外乱となってPLL回路20の動作が乱れや
すい。
【0009】また、図15に示した水平同期分離回路3
0には次ぎのようなメリットとデメリットがある。 (1)メリット:S/N比が設定値を超えている信号
(例えばTV信号)が入力した時でも、分離後のHD信
号にノイズが混入することがなく、後段のPLL回路2
0の動作が乱れにくい。 (2)デメリット:S/N比が設定値以下の信号(例え
ばVTR信号)が入力した時に、VTR信号中に必ず存
在するHD信号のスキューによりAFC回路32の動作
が乱され、AFC回路32の周波数制御動作が収束した
後に後段のPLL回路20が収束するという過程を経る
ことになるので、結果的にPLL回路20の収束が遅く
なり、表示画面の上部が曲がるなどの弊害がでやすい。
例えば、汎用のVTRでは斜め走査方式が採用され、1
垂直走査毎にヘッドのトラックが切り替わり、このヘッ
ド切替に伴って特定のHD信号(例えばVD信号のはじ
まりの5H前のHD信号)に位相遅れや位相進みが生
じ、原画像の全てを表示する表示装置(例えばPDP表
示装置)の表示画面上で上部が斜めにかしぐスキュー現
象が現われることが知られている。
【0010】本発明は、上述の点に鑑みなされたもの
で、図15に示すような、同期スライス回路、マスキン
グ回路及びAFC回路を具備した水平同期分離回路にお
いて、AFC回路の動作を乱す成分(例えばスキュー)
を含む合成映像信号(例えばVTR信号)が入力したと
きに、AFC回路の動作が乱れている期間ではマスキン
グ回路の出力側から水平同期信号を得、AFC回路の動
作が安定している期間ではAFC回路の出力側から水平
同期信号を得、AFC回路の動作乱れの影響を受けない
水平同期信号を得ることを目的とする。このため、本発
明による水平同期分離回路を図121の映像信号処理回
路に組込んだ場合において、AFC回路の動作を乱す成
分(例えばスキュー)を含む合成映像信号(例えばVT
R信号)が入力したときに、AFC回路の動作乱れによ
る悪影響(例えば表示画面の上部が曲がる現象)の発生
を防止できる。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による水
平同期分離回路は、入力した合成映像信号の同期部分を
スライスして合成同期信号を出力する同期スライス回路
と、合成同期信号のうちの水平同期信号以外をマスキン
グ処理し第1の水平同期信号として出力するマスキング
回路と、発信周波数制御によって第1水平同期信号と位
相同期した信号を作成し第2の水平同期信号として出力
するAFC回路と、設定期間Ta、Tb毎に切り替える
ための切替信号を作成する切替信号作成回路と、切替信
号によって第1、第2水平同期信号を切り替えて出力す
る切替回路とを具備することを特徴とする。
【0012】切替信号作成回路で作成した切替信号によ
って切替回路が設定期間Ta、Tb毎に切り替えられる
ので、切替回路から出力する水平同期信号は、設定期間
Ta、Tb毎に、マスキング回路から出力する第1水平
同期信号とAFC回路から出力する第2水平同期信号と
に切り替えられる。このため、設定期間TaとTbを、
AFC回路の動作が乱れている期間と安定している期間
とに設定することによって、AFC回路の動作が乱れて
いる期間(例えば、第1、第2水平同期信号の位相差が
設定値を超えている期間)には、マスキング回路から出
力する第1水平同期信号を水平同期信号として出力し、
AFC回路の動作が安定している期間(例えば、第1、
第2水平同期信号の位相差が設定値以下の期間)には、
AFC回路から出力する第2水平同期信号を水平同期信
号として出力することができる。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、AFC回路として汎用回路を利用できるようにする
ために、AFC回路を、マスキング回路から出力する第
1水平同期信号を基準信号として比較信号と位相を比較
し、位相差に応じた信号を出力する位相比較器と、この
位相比較器の出力信号を平滑化して出力するLPFと、
このLPFの出力電圧に応じてクロックの発振周波数を
変えて出力するVCOと、このVCOの出力クロックの
周波数を分周して第2の水平同期信号を作成するととも
に、この第2水平同期信号を比較信号として位相比較器
へ出力する分周器とで構成する。
【0014】請求項3の発明による水平同期分離回路
は、入力した合成映像信号の同期部分をスライスして合
成同期信号を出力する同期スライス回路と、合成同期信
号のうちの水平同期信号以外をマスキング処理し第1の
水平同期信号として出力するマスキング回路と、第1水
平同期信号を基準信号として比較信号と位相を比較し、
位相差に応じた信号を出力する位相比較器と、この位相
比較器の出力信号を平滑化して出力するLPFと、この
LPFの出力電圧に応じてクロックの発振周波数を変え
て出力するVCOと、設定期間Ta、Tb毎に切り替え
るための切替信号を作成する切替信号作成回路と、VC
Oの出力クロックの周波数を分周して第2の水平同期信
号を作成するとともに、切替信号で第1、第2水平同期
信号を切り替えて出力する分周・切替回路とを具備して
なることを特徴とする
【0015】分周・切替回路は、VCOの出力クロック
の周波数を分周して第2の水平同期信号を作成するとと
もに、切替信号作成回路で作成した切替信号によって第
1、第2水平同期信号を設定期間Ta、Tb毎に切り替
えて出力する。このため、設定期間TaとTbを、AF
C回路(位相比較器、LPF、VCO及び分周・切替回
路の分周回路部からなる)の動作が乱れている期間と安
定している期間とに設定することによって、AFC回路
の動作が乱れている期間には、第1水平同期信号を水平
同期信号として出力し、AFC回路の動作が安定してい
る期間には、第2水平同期信号を水平同期信号として出
力することができる。
【0016】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、分周・切替回路の回路構成を簡単にするために、分
周・切替回路を、VCOの出力するクロックを計数する
カウンタと、このカウンタの計数値が分周比に対応した
Xになったことをデコードして信号を出力するXカウン
トデコーダと、カウンタの計数値がY(Y<X)になっ
たことをデコードして信号を出力するYカウントデコー
ダと、第1水平同期信号の立下り又立上りのエッジを検
出するエッジ検出回路と、このエッジ検出回路の検出信
号とXカウントデコーダの出力信号とを切替信号で切り
替えてカウンタのリセット側へ出力する切替回路と、こ
の切替回路の出力信号をセット信号、Yカウントデコー
ダの出力信号をリセット信号とするRSフリップフロッ
プとで構成し、このRSフリップフロップの出力信号を
水平同期信号として出力するとともに位相比較器へ比較
信号として出力する。
【0017】請求項5の発明は、請求項1、2、3又は
4の発明において、切替信号作成回路の構成を簡単にす
るために、同期スライス回路から出力する合成同期信号
から垂直同期信号を分離する垂直同期分離回路を設け、
切替信号作成回路を、垂直同期信号と第1水平同期信号
とに基づいて、和が1フィールド期間となる設定期間T
a、Tb毎に切り替えるための切替信号を作成するよう
に構成する。
【0018】請求項6の発明による水平同期分離回路
は、入力合成映像信号の同期部分をスライスして合成同
期信号を出力する同期スライス回路と、合成同期信号の
うちの水平同期信号以外をマスキング処理し第1水平同
期信号として出力するマスキング回路と、発信周波数制
御によって第1水平同期信号と位相同期した信号を作成
し第2の水平同期信号として出力するAFC回路と、第
1、第2水平同期信号の位相差が設定値以下か否かに基
づいてロック、アンロックの検出信号を出力するロック
・アンロック検出回路と、このロック、アンロックの検
出信号で第1、第2水平同期信号を切り替えて出力する
切替回路とを具備してなることを特徴とする。
【0019】第1、第2水平同期信号の位相差が設定値
以下か否かに対応したロック、アンロック検出信号によ
って、マスキング回路から出力する第1水平同期信号と
AFC回路から出力する第2水平同期信号とに切り替え
られる。このため、第1、第2水平同期信号の位相差が
設定値を超えている期間(例えば、AFC回路の動作が
乱れている期間)には、マスキング回路から出力する第
1水平同期信号が水平同期信号として出力し、第1、第
2水平同期信号の位相差が設定値以下の期間(例えば、
AFC回路の動作が安定している期間)には、AFC回
路から出力する第2水平同期信号が水平同期信号として
出力する。
【0020】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、AFC回路として汎用回路を利用できるようにする
ために、AFC回路を、マスキング回路から出力する第
1水平同期信号を基準信号として比較信号と位相を比較
し、位相差に応じた信号を出力する位相比較器と、この
位相比較器の出力信号を平滑化して出力するLPFと、
このLPFの出力電圧に応じてクロックの発振周波数を
変えて出力するVCOと、このVCOの出力クロックの
周波数を分周して第2の水平同期信号を作成するととも
に、この第2水平同期信号を比較信号として位相比較器
へ出力する分周器とで構成する。
【0021】請求項8の発明による水平同期分離回路
は、入力した合成映像信号の同期部分をスライスして合
成同期信号を出力する同期スライス回路と、合成同期信
号のうちの水平同期信号以外をマスキング処理し第1の
水平同期信号として出力するマスキング回路と、第1水
平同期信号を基準信号として比較信号と位相を比較し、
位相差に応じた信号を出力する位相比較器と、この位相
比較器の出力信号を平滑化して出力するLPFと、この
LPFの出力電圧に応じてクロックの発振周波数を変え
て出力するVCOと、このVCOの出力クロックの周波
数を分周して第2の水平同期信号を作成するとともに、
第1、第2水平同期信号を切り替えて出力する分周・切
替回路と、第1、第2水平同期信号の位相差が設定値以
下か否かに基づいてロック、アンロックの検出信号を出
力するロック・アンロック検出回路とを具備し、分周・
切替回路は、ロック、アンロックの検出信号で第1、第
2水平同期信号を切り替えて出力してなることを特徴と
する。
【0022】分周・切替回路は、VCOの出力クロック
の周波数を分周して第2の水平同期信号を作成するとと
もに、ロック・アンロック検出回路のロック、アンロッ
ク検出信号によって第1、第2水平同期信号を切り替え
て出力する。このため、第1、第2水平同期信号の位相
差が設定値を超えている期間(例えばAFC回路の動作
が乱れている期間)には、第1水平同期信号が水平同期
信号として出力し、第1、第2水平同期信号の位相差が
設定値以下の期間(例えば、AFC回路の動作が安定し
ている期間)には、第2水平同期信号が水平同期信号と
して出力する。
【0023】請求項9の発明は、請求項8の発明におい
て、分周・切替回路の構成を簡単にするために、分周・
切替回路を、カウンタ、Xカウントデコーダ、Yカウン
トデコーダ、エッジ検出回路、切替回路及びRSフリッ
プフロップで構成し、このRSフリップフロップの出力
信号を水平同期信号として出力するとともに位相比較器
へ比較信号として出力する。
【0024】請求項10の発明は、請求項6、7、8又
は9の発明において、ロック・アンロック検出回路の構
成を簡単にするために、ロック・アンロック検出回路
を、第2水平同期信号の立上りエッジ(又は立下りエッ
ジ)を含む設定期間Thだけ導通期間としたゲートパル
スを生成するゲートパルス生成部と、このゲートパルス
を第1水平同期信号の立上りエッジ(又は立下りエッ
ジ)でラッチしロック、アンロックの検出信号として出
力するロック・アンロック判定部とで構成する。
【0025】請求項11の発明は、請求項10の発明に
おいて、ゲートパルス生成部とロック・アンロック判定
部の構成を簡単にするために、ゲートパルス生成部を第
2エッジ検出回路、カウンタ、aカウントデコーダ、b
カウントデコーダ及びRSフリップフロップで構成し、
ロック・アンロック判定部を第1エッジ検出回路及びD
フリップフロップで構成する。
【0026】請求項12の発明は、請求項6、7、8又
は9の発明において、第1HDの立上りエッジ(又は立
下りエッジ)がGPの設定期間Th(Hレベル期間)か
ら1回でも外れたら位相差が設定値を超えたと判断する
ような、過敏なロック、アンロックの判定に基づく誤判
断が生じる可能性を少なくするために、ロック・アンロ
ック検出回路を、ゲートパルス生成部と、ロック・アン
ロック判定部と、このロック・アンロック判定部のロッ
ク判定信号が複数回継続したときにロックの検出信号
を、アンロック判定信号が複数回継続したときにアンロ
ックの検出信号を出力する判定結果積算部とで構成す
る。
【0027】請求項13の発明は、請求項12の発明に
おいて、ゲートパルス生成部、ロック・アンロック判定
部及び判定結果積算部の構成を簡単にするために、ゲー
トパルス生成部を第2エッジ検出回路、カウンタ、aカ
ウントデコーダ、bカウントデコーダ及びRSフリップ
フロップで構成し、ロック・アンロック判定部を、第1
エッジ検出回路及びDフリップフロップで構成し、判定
結果積算部を第1、第2ゲート回路、第1、第2積算回
路、cカウントデコーダ、dカウントデコーダ及びRS
フリップフロップで構成し、この判定結果積算部のRS
フリップフロップの出力信号をロック、アンロックの検
出信号とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面により説明する。図1は本発明による水平同期分離回
路の第1の実施形態例を示すもので、図13、図15と
同一部分は同一符号とする。図1において、12は入力
端子、50は垂直同期分離回路、52は切替信号作成回
路、54は切替回路である。前記入力端子12には、ク
ランプ・同期スライス回路26、マスキング回路28、
AFC回路32が順次結合し、このAFC回路32は位
相比較器34、LPF36、VCO38及び分周器40
で構成されている。
【0029】前記垂直同期分離回路50は、前記クラン
プ・同期スライス回路26から出力する合成同期信号か
らVD信号(垂直同期信号)を分離して出力するように
構成されている。
【0030】前記切替信号作成回路52は、前記垂直同
期分離回路50から出力するVD信号と前記マスキング
回路28から出力する第1HD信号とに基づいて、設定
期間Ta、Tb毎に切り替えるための切替信号を出力す
るように構成されている。この設定期間Ta、Tbは、
VTR信号中に必ず存在する水平同期信号のスキューに
よってAFC回路32の動作が乱れる期間と安定してい
る期間とに対応して予め設定されている。具体的には、
設定期間Ta、Tbの和が垂直走査期間と等しく、設定
期間Tbが後述の設定値M、Nに依存するように設定さ
れている。
【0031】前記切替信号作成回路52は、具体的に
は、図2に示すように、第1HD信号の立下りエッジを
検出するエッジ検出回路56と、VD信号の立下りエッ
ジを検出するエッジ検出回路58と、前記エッジ検出回
路56の検出パルスを計数し前記エッジ検出回路58の
検出パルスでクリアされるカウンタ60と、カウンタ6
0の計数値が設定値Mになったことをデコードして信号
を出力するMカウントデコーダ62と、カウンタ60の
計数値が設定値N(N<M)になったことをデコードし
て信号を出力するNカウントデコーダ64と、Mカウン
トデコーダ62の出力信号をセット信号、Nカウントデ
コーダ64の出力信号をリセット信号とするRSフリッ
プフロップ66とを具備し、このRSフリップフロップ
66の反転Q出力を切替信号として出力するように構成
されている。この設定値M、Nは、M−Nの値が設定値
Tbに対応して決められている。前記M、Nカウントデ
コーダ62、64は、これに限るものではないが、その
設定値M、Nの値が外部制御によって(例えば手動操作
によって)書換え可能に構成されている。
【0032】前記切替回路54は、前記切替信号作成回
路52のRSフリップフロップ66から出力する切替信
号に基づいて、前記マスキング回路28から出力する第
1HD信号と前記AFC回路32の分周器40から出力
するの第2HD信号とを切り替え、HD信号(水平同期
信号)として出力端子68へ出力するように構成されて
いる。
【0033】つぎに図1の作用を図2及び図3を併用し
て説明する。説明の便宜上、スキュー現象によってVT
R信号中に含まれる特定の水平同期信号(例えばVD信
号の始まりの5H前の水平同期信号)の水平走査期間が
変化し(例えば伸長し)たものとすると、入力端子12
に入力したVTR信号は図3(a)に示すように表せ
る。
【0034】(イ)クランプ・同期スライス回路26
は、入力端子12に入力したVTR信号のレベルを一定
レベルに固定した後、同期部分をスライスして合成同期
信号を出力し、マスキング回路28は、合成同期信号の
立下り時からマスキング期間Tmの間、等化パルスや切
込パルスをマスクすることによって図3(b)に示すよ
うなHD信号を第1HD信号として出力する。この第1
HD信号は、図3(b)に示すようにスキュー現象に対
応した信号部分の水平走査期間が伸長している。垂直同
期分離回路50は、クランプ・同期スライス回路26か
ら出力した合成同期信号から図3(c)に示すようなV
D信号を分離して出力する。
【0035】(ロ)AFC回路32では、位相比較器3
4がマスキング回路28から出力する第1HD信号を基
準信号として比較信号と位相を比較し、位相差に応じた
検出パルスを出力し、この検出パルスがLPF36で平
滑化されVCO38に入力してクロックの発振周波数F
oを制御し、分周器40がVCO38の出力するクロッ
クの周波数Foを1/nに分周し、第2HD信号として
出力するとともに、この第2HD信号を位相比較器34
へ比較信号として出力する。
【0036】(ハ)切替信号作成回路52は図3(d)
に示すような切替信号を作成して出力する。つぎに図2
を用いて詳述する。 カウンタ60は、VD信号の立下り時(t1時、t4
時、…)毎にエッジ検出回路58の検出パルスでクリア
され、エッジ検出回路56から出力する第1HD信号の
検出パルスの計数を開始する。 Nカウントデコーダ64は、カウンタ60の計数値が
設定値Nになる(t2時、…)毎に出力信号(例えばH
レベル信号)をRSフリップフロップ66のリセット端
子に出力し、このRSフリップフロップ66の反転Q出
力側をHレベルとする。 Mカウントデコーダ62は、カウンタ60の計数値が
設定値Mになる(t3時、…)毎に出力信号(例えばH
レベル信号)をRSフリップフロップ66のセット端子
に出力し、このRSフリップフロップ66の反転Q出力
側をLレベルとする。 このため、RSフリップフロップ66の反転Q出力側
から出力する切替信号信号は、図3(d)に示すよう
に、t0時〜t2時、t3時〜t5時(図示省略)、…
の設定期間TaはLレベル、t2時〜t3時、t5時
(図示省略)〜t6時(図示省略)、…の設定期間Tb
はHレベルとなる。
【0037】(ニ)切替回路54は、切替信号作成回路
52のRSフリップフロップ66からの切替信号に基づ
いて、図3(e)に示すように、マスキング回路28か
ら出力する第1HD信号とAFC回路32の分周器40
から出力する第2HD信号とを切り替えて出力端子68
へ出力する。このため、スキュー現象でAFC回路32
の周波数制御動作が乱れている期間(設定期間Taに対
応)では、切替信号がLレベルとなってマスキング回路
28から出力する第1HD信号をHD信号として出力
し、AFC回路32の周波数制御動作が収束して動作が
安定している期間(設定期間Tbに対応)では、AFC
回路32の分周器40から出力する第2HD信号をHD
信号として出力する。したがって、図1の水平同期分離
回路を図12の映像信号処理回路に組込み、合成映像信
号としてVTR信号を入力した場合、VTR信号中に必
ず存在する水平同期信号のスキューによって表示画面の
上部に曲がりが発生するのを防止できる。
【0038】前記実施形態例では、AFC回路を、位相
比較器、LPF、VCO及び分周器で構成した場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限るものでなく、AF
C回路は、発振周波数制御によってマスキング回路から
出力する第1HD信号と位相同期した信号を作成し、第
2HD信号として出力するものであればよい。
【0039】図4は本発明による水平同期分離回路の第
2の実施形態例を示すもので、図1、図15、図16と
同一部分は同一符号とし、対応部分の詳細な説明を省略
する。図4において、70は分周・切替回路で、この分
周・切替回路70は、カウンタ42、Xカウントデコー
ダ44、Yカウントデコーダ46、RSフリップフロッ
プ48、切替回路54a及びエッジ検出回路57で構成
されている。
【0040】前記エッジ検出回路57は、前記マスキン
グ回路28から出力する第1HD信号の立下りエッジを
検出し、エッジ検出信号を出力するように構成されてい
る。前記切替回路54aは、切替信号作成回路52から
の切替信号によって、前記エッジ検出回路57の検出信
号と前記Xカウントデコーダ44の出力信号とを切り替
えて出力し、その出力側は前記カウンタ42のリセット
側に結合するとともに、前記RSフリップフロップ48
のセット側に結合している。前記Yカウントデコーダ4
6の出力側は前記RSフリップフロップ48のリセット
側に結合し、前記RSフリップフロップ48の反転Q出
力側は、位相比較器34の比較信号入力側に結合すると
ともに、出力端子68に結合している。
【0041】つぎに図4の作用を図3、図5及び図17
を併用して説明する。説明の便宜上、入力端子12に入
力したVTR信号が図3(a)に示すような信号で、マ
スキング回路28から出力する第1HD信号、垂直同期
分離回路50から出力するVD信号、切替信号作成回路
52から出力する切替信号のそれぞれが、同図(b)
(c)(d)であるとする。
【0042】(イ)図3(d)のt2時〜t3時、t5
時〜t6時(図示省略)、…のような、切替信号作成回
路52から出力する切替信号がHレベルの設定期間Tb
(AFC回路の動作安定期間に対応)においては、切替
回路54aは図4中に点線で示す接続状態となり、図4
の回路は図15及び図16に示した回路と同一機能を有
する。すなわち、位相比較器34と、LPF36と、V
CO38と、分周器(カウンタ42、Xカウントデコー
ダ44、Yカウントデコーダ46及びRSフリップフロ
ップ48からなる)とで構成されたAFC回路の動作が
安定している設定期間Tbにおいては、RSフリップフ
ロップ48の反転Q出力側から出力端子68へ出力する
HD信号は、図17(e)に示すように、AFC回路の
周波数制御作用によって、マスキング回路28から出力
する第1HD信号に位相同期した信号となる。
【0043】(ロ)図3(d)のt0時〜t2時、t3
時〜t5時(図示省略)、…のような、切替信号作成回
路52から出力する切替信号がLレベルの設定期間Ta
(AFC回路の動作が乱れている期間に対応)において
は、切替回路54aは図4中に実線で示す接続状態とな
り、分周・切替回路70はつぎのように作用する。
【0044】説明の便宜上、VCO38から出力する
クロック(周波数Fo)が図5(a)、カウンタ42の
計数値が同図(b)、マスキング回路28から出力する
第1HD信号が同図(e)に示したものであるとする。 Yカウントデコーダ46は、カウンタ42の計数値が
Yとなる(t12時、t14時、…)毎に図5(c)に
示すようなパルス信号をRSフリップフロップ48のリ
セット側に出力してリセットし、Xカウントデコーダ4
6は、カウンタ42の計数値がXとなる(t11時、t
13時、t15時、…)毎に同図(d)に示すようなパ
ルス信号を切替回路54aの非接続側(点線で示す接続
側)に出力する。 エッジ検出回路57は第1HD信号の立下りエッジを
検出して図5(f)に示すようなエッジ検出信号を出力
し、このエッジ検出信号は切替回路54aを介してカウ
ンタ42のリセット側に入力してリセットするととも
に、RSフリップフロップ48のセット側に入力してセ
ットする。 このため、RSフリップフロップ48の反転Q出力側
には、t11時以降、図5(g)に示すような第1HD
a信号が出力するとともに、この第1HDa信号は比較
信号として位相比較器34に入力する。 マスキング回路28から出力する第1HD信号の水平
走査期間がスキューによって変化し(例えば伸長し)、
エッジ検出回路57によるエッジ検出信号が変化するこ
とによって、位相比較器34に入力する第1HD信号
(基準信号)と第1HDa信号(比較信号)の間に位相
差が生じ、Xカウントデコーダ44及びYカウントデコ
ーダ46の出力信号が変化しても、Xカウントデコーダ
44の出力信号は切替回路54aで遮断されているの
で、RSフリップフロップ48をセットしない。このR
Sフリップフロップ48は、エッジ検出回路57で検出
された第1HD信号のエッジ検出信号でセットされるの
で、RSフリップフロップ48の反転Q出力側から出力
する第1HDa信号は、常に第1HD信号と位相同期し
た信号となる。また、このAFC回路の動作が乱れてい
る期間では、AFC回路の自動周波数制御に基づくYカ
ウントデコーダ46の出力信号変化によってLレベル期
間のTlも変動するが、第1HDa信号と第1HD信号
の位相同期に影響しない。
【0045】(ハ)したがって、図4の水平同期分離回
路を図12の映像信号処理回路に組込み、合成映像信号
としてVTR信号を入力した場合、VTR信号中に必ず
存在する水平同期信号のスキューによって表示画面の上
部に曲がりが発生するのを防止できる。
【0046】図4に示した実施形態例では、分周・切替
回路を、カウンタ、Xカウントデコーダ、Yカウントデ
コーダ、エッジ検出回路、切替回路及びRSフリップフ
ロップで構成したが、本発明はこれに限るものでなく、
VCOの出力クロックの周波数を分周して第2の水平同
期信号を作成するとともに、切替信号で第1、第2水平
同期信号を切り替えて出力するものであればよい。
【0047】図1、図4に示した実施形態例では、垂直
同期分離回路を設け、切替信号作成回路が、垂直同期信
号と第1HD信号とに基づいて、和が1垂直走査期間
(1フィールド期間)となる設定期間Ta、Tb毎に切
り替えるための切替信号を作成し、切替信号作成回路の
構成を簡単にしたが、本発明はこれに限るものでなく、
AFC回路の動作が乱れている期間と安定している期間
に対応した設定期間Ta、Tb毎に切り替えるための切
替信号を作成するものであればよい。
【0048】図6は本発明による水平同期分離回路の第
3の実施形態例を示すもので、図1と同一部分は同一符
号とし、詳細な説明を省略する。図6において、12は
入力端子、11はロック・アンロック検出回路、54b
は切替回路である。前記入力端子12には、クランプ・
同期スライス回路26、マスキング回路28、AFC回
路32が順次結合し、このAFC回路32は位相比較器
34、LPF36、VCO38及び分周器40で構成さ
れている。
【0049】前記ロック・アンロック検出回路11は、
前記マスキング回路28から出力する第1HD信号と前
記分周器40から出力する第2HD信号との位相差が設
定値以下か否かに基づいて、ロック検出信号(例えばH
レベル信号)、アンロック検出信号(例えばLレベル信
号)を出力するように構成されている。前記ロック・ア
ンロック検出回路11は、具体的には、図7に示すよう
に、ゲートパルス生成部13とロック・アンロック判定
部15で構成されている。
【0050】前記ゲートパルス生成部13は、前記分周
器40から出力する第2HD信号の立上りエッジを検出
するエッジ検出回路17と、このエッジ検出回路17の
検出信号をクリア信号とし前記VCO38から出力する
クロック(周波数Fo)を計数するカウンタ19と、こ
のカウンタ19の計数値が設定値a、b(a、bはa<
bを満足する整数)になったことをデコードして信号を
出力するa、bカウントデコーダ21、23と、前記エ
ッジ検出回路17の検出信号をクリア信号とし、前記
a、bカウントデコーダ21、23の出力信号をセット
信号、リセット信号とするRSフリップフロップ25と
で構成され、このRSフリップフロップ25の反転Q出
力側からGP(ゲートパルス)を出力する。前記GP
を、第2HD信号の立上りエッジを含む設定期間Thだ
け導通期間のゲートパルスとすると、前記設定値a、b
は設定期間Thの始期と終期の一方と他方に対応した値
に設定されている。
【0051】ロック・アンロック判定部15は、前記マ
スキング回路28から出力する第1HD信号の立上りエ
ッジを検出するエッジ検出回路27と、このエッジ検出
回路27の検出信号によって前記ゲートパルス生成部1
3から出力するGPをラッチするDフリップフロップ
(D型フリップフロップ)31とで構成され、このDフ
リップフロップ31のQ出力をロック、アンロックの検
出信号として出力する。
【0052】前記切替回路54bは、前記ロック・アン
ロック判定部15から出力するロック、アンロックの検
出信号によって、前記マスキング回路28から出力する
第1HD信号と、前記分周器40から出力する第2HD
信号とを切り替えて出力端子68へ出力するように構成
されている。
【0053】つぎに図6の作用を図7及び図8を併用し
て説明する。説明の便宜上、入力端子12に入力した合
成映像信号(例えばVTR信号)中に含まれる同期乱れ
の原因となる成分(例えばスキュー現象によってVD信
号の始まりの5H前のHD信号の水平走査期間の変化)
によって、マスキング回路28から出力する第1HD信
号の立上り時が、図8(a)(b)に示すようにt1、
t2、t4、t6、t7時であるのに対して、分周器4
0から出力する第2HD信号の立上り時が、同図(c)
(d)に示すようにt1、t2、t3(t2<t3<t
4)、t5(t4<t5<t6)、t7時となったもの
とする。すなわち、t2時とt7時の間で第1、第2H
D信号の位相差が設定値を超え、AFC回路32が周波
数制御動作に入って動作が乱れているものとする。
【0054】(イ)ゲートパルス生成部13は次のよう
に作用する。 カウンタ19は、図8(d)に示すようなt1、t
2、t3、t5、t7時にエッジ検出回路17から出力
するエッジ検出信号によってクリアされ、VCO38か
ら出力するクロックを計数するので、同図(e)に示す
ような計数値を出力する。 aカウントデコーダ21は、計数値がaになる毎に図
8(f)に示すようなデコード信号を出力し、bカウン
トデコーダ23は、計数値がbになる毎に同図(g)に
示すようなデコード信号を出力する。 RSフリップフロップ25は、エッジ検出回路17か
ら出力する検出信号によってクリアされるとともに、
a、bカウントデコーダ21、23のデコード信号でセ
ット、リセットされるので、反転Q出力側から図8
(h)に示すようなGPが出力する。a、bカウントデ
コーダ21、23の設定値a、bは、GPの導通期間T
h(Hレベル期間)の終期と始期に対応している。
【0055】(ロ)ロック・アンロック判定部15は次
のように作用する。Dフリップフロップ31は、エッジ
検出回路27から出力する図8(b)に示すようなエッ
ジ検出信号によって、ゲートパルス生成部13のRSフ
リップフロップ25から出力するGPをラッチするの
で、同図(i)に示すようなロック、アンロックの検出
信号を出力する。すなわち、t1、t2時のエッジ検出
信号でラッチしたGPのレベルはHレベル、t4、t6
時のエッジ検出信号でラッチしたGPのレベルはLレベ
ル、t7時のエッジ検出信号でラッチしたGPのレベル
はHレベルなので、第1、第2HD信号の位相差が設定
値を超えたt4時にロック検出信号からアンロック検出
信号に変化し、第1、第2HD信号の位相差が設定値以
下(図では位相差が0の同期)になったt7時にアンロ
ック検出信号からロック検出信号に変化する。
【0056】(ハ)切替回路54bは、ロック・アンロ
ック判定部15から出力するロック、アンロックの検出
信号によって、マスキング回路28から出力する第1H
D信号と、分周器40から出力する第2HD信号とを切
り替えて出力端子68へ出力する。したがって、図6の
水平同期分離回路を図11の映像信号処理回路に組込
み、入力端子12に入力した合成映像信号(例えばVT
R信号)中に含まれる同期乱れの原因となる成分(例え
ばスキュー現象を生じさせる成分)によって、第1、第
2HD信号の位相差が設定値を超え、AFC回路32が
周波数制御動作に入って動作が乱れている場合でも、こ
の動作が乱れている期間には第1HD信号を水平同期信
号として出力し、動作が安定している期間には第2HD
信号を水平同期信号として出力するので、合成映像信号
中に含まれる同期乱れの原因となる成分を原因とする表
示画面上の不具合(例えば、スキュー現象による表示画
面の上部が曲がるような不具合)が発生するのを防止で
きる。なお、AFC回路32の動作を乱すことのない合
成映像信号(例えばTV信号)が入力端子12に入力し
た場合には、ロック・アンロック検出回路11の出力が
常にロック検出信号となっているので、切替回路54b
が点線で示した接続状態となり、常に第2HD信号が水
平同期信号として出力端子68から出力する。
【0057】図6の実施形態例では、AFC回路を、位
相比較器、LPF、VCO及び分周器で構成した場合に
ついて説明したが、本発明はこれに限るものでなく、A
FC回路は、発振周波数制御によってマスキング回路か
ら出力する第1HD信号と位相同期した信号を作成し、
第2HD信号として出力するものであればよい。
【0058】図9は本発明による水平同期分離回路の第
4の実施形態例を示すもので、図4、図6と同一部分は
同一符号とし、対応部分の詳細な説明を省略する。図9
において、70aは分周・切替回路で、この分周・切替
回路70aは、カウンタ42、Xカウントデコーダ4
4、Yカウントデコーダ46、RSフリップフロップ4
8、切替回路54c及びエッジ検出回路57で構成され
ている。
【0059】前記切替回路54cは、ロック・アンロッ
ク検出回路11のロック、アンロックの検出信号によっ
て、前記エッジ検出回路57の検出信号と前記Xカウン
トデコーダ44の出力信号とを切り替えて出力し、その
出力側は前記カウンタ42のリセット側に結合するとと
もに、前記RSフリップフロップ48のセット側に結合
している。前記Yカウントデコーダ46の出力側は前記
RSフリップフロップ48のリセット側に結合し、前記
RSフリップフロップ48の反転Q出力側は、位相比較
器34の比較信号入力側に結合するとともに、出力端子
68に結合している。
【0060】そして、ロック・アンロック検出回路11
は、図6の実施形態例と同様に、マスキング回路28か
ら出力する第1HD信号と分周・切替回路70aのXカ
ウントデコーダ44から出力するデコード信号(図6の
第2HD信号に対応)との位相差が設定値以下か否かに
基づいて、ロック検出信号(例えばHレベル信号)とア
ンロック検出信号(例えばLレベル信号)を出力し、切
替回路54cを実線で示す接続側と点線で示す接続側と
に切り替えるように構成されている。
【0061】位相差が設定値以下でロック検出信号によ
って切替回路54cを点線で示す接続側に接続している
とき(AFC回路の動作が安定している期間)には、切
替回路54cは図9中に点線で示すような接続状態とな
り、図15及び図16に示した回路と同一機能を有す
る。すなわち、位相比較器34と、LPF36と、VC
O38と、分周器(カウンタ42、Xカウントデコーダ
44、Yカウントデコーダ46及びRSフリップフロッ
プ48からなる)とで構成されたAFC回路の動作が安
定し、RSフリップフロップ48の反転Q出力側から出
力するHD信号は、図17(e)に示すように、AFC
回路の周波数制御作用によって、マスキング回路28か
ら出力する第1HD信号に位相同期した信号となる。
【0062】位相差が設定値を超えてアンロック検出信
号によって切替回路54cを実線で示す接続側に接続し
ているとき(AFC回路の動作が乱れているとき)に
は、図4及び図5で示した例と同様に作用する。すなわ
ち、出力端子68から出力する水平同期信号は、図5
(g)に示した信号と同様に、第1HD信号と位相同期
した第1HDa信号となる。この場合、位相比較器34
に入力する第1HD信号(基準信号)と第1HDa信号
(比較信号)の間に位相差が生じ、Xカウントデコーダ
44及びYカウントデコーダ46の出力信号が変化して
も、図4の実施形態例と同様に、RSフリップフロップ
48が第1HD信号のエッジ検出信号でセットされるの
で、RSフリップフロップ48の反転Q出力側から出力
する第1HDa信号は、常に第1HD信号と位相同期し
た信号となる。なお、AFC回路の動作を乱すことのな
い合成映像信号(例えばTV信号)が入力端子12に入
力した場合には、ロック・アンロック検出回路11の出
力が常にロック検出信号となっているので、切替回路5
4cが点線で示した接続状態となり、常に第2HD信号
が水平同期信号として出力端子68から出力する。
【0063】図9に示した実施形態例では、分周・切替
回路を、カウンタ、Xカウントデコーダ、Yカウントデ
コーダ、エッジ検出回路、切替回路及びRSフリップフ
ロップで構成したが、本発明はこれに限るものでなく、
VCOの出力クロックの周波数を分周して第2の水平同
期信号を作成するとともに、切替信号で第1、第2水平
同期信号を切り替えて出力するものであればよい。
【0064】図6及び図9に示した実施形態例では、ゲ
ートパルス生成部とロック・アンロック判定部の構成を
簡単にするために、ゲートパルス生成部を第2エッジ検
出回路、カウンタ、a、bカウントデコーダ及びRSフ
リップフロップで構成し、ロック・アンロック判定部を
第1エッジ検出回路及びDフリップフロップで構成した
が、本発明はこれに限るものでなく、ゲートパルス生成
部は、第2HD信号の立上りエッジ(又は立下りエッ
ジ)を含む設定期間Thだけ導通期間のゲートパルスを
出力し、ロック・アンロック判定部は、ゲートパルス生
成部で生成したゲートパルスを第1HD信号の立上りエ
ッジ(又は立下りエッジ)でラッチしロック、アンロッ
クの検出信号として出力するものであればよい。
【0065】図6及び図9に示した実施形態例では、ロ
ック・アンロック検出回路の構成を簡単にするために、
ロック・アンロック検出回路をゲートパルス生成部とロ
ック・アンロック判定部で構成した場合について説明し
たが、本発明はこれに限るものでなく、マスキング回路
から出力する第1HD信号と分周器(又は分周・切替回
路)から出力する比較信号(例えば第2HD信号)との
位相差が設定値以下か否かに基づいて、ロック、アンロ
ックの検出信号を出力するものであればよい。
【0066】例えば、図10に示すように、ゲートパル
ス生成部13とロック・アンロック判定部15と判定結
果積算部41とでロック・アンロック検出回路11aを
構成した場合についても本発明を利用することができ
る。このような構成とした場合、過敏なロック、アンロ
ックの判定に基づく誤判断が生じる可能性を少なくでき
る。例えば、アンロック検出については、第1HDがG
Pの設定期間Th(Hレベル期間)から1回でも外れた
ら比較信号(例えば第2HD信号)との位相差が設定値
を超えたと判断するのでなく、予め設定した複数回ロッ
ク外れが生じたときに始めてアンロック検出信号を出力
するように構成する。以下、詳述する。
【0067】前記判定結果積算部41は、第1、第2ゲ
ート回路43、45,第1、第2積算カウンタ47、4
9,c、dカウントデコーダ51、53,第1、第2反
転回路61、63及びRSフリップフロップ65で構成
されている。
【0068】前記第1ゲート回路43は、Dフリップフ
ロップ31の反転Q出力をゲート信号として、エッジ検
出回路27のエッジ検出信号(第1HD信号の立上り
エッジを検出した信号)を通すか否かを決め、前記第2
ゲート回路45は、前記Dフリップフロップ31のQ出
力をゲート信号として、エッジ検出回路27のエッジ検
出信号を通すか否かを決めるように構成されている。
このため、第1、第2ゲート回路43、45の一方が第
1HD信号のエッジ検出信号を通しているときには、
他方が第1HD信号のエッジ検出信号を遮断している
ことになる。
【0069】前記第1、第2積算カウンタ47、49
は、第2、第1反転回路63、61の出力信号でクリア
されるとともに、前記第1、第2ゲート回路43、45
の出力パルスを計数し、前記c、dカウントデコーダ5
1、53は、前記第1、第2積算カウンタ47、49の
計数値が設定値c、d(c、dは2以上の整数、c=d
の場合を含む)になったことをデコードして信号を出力
し、前記第1、第2反転回路61、63は、前記c、d
カウントデコーダ51、53の出力信号を反転した信号
をクリア信号として前記第2、第1積算カウンタ49、
47へ出力するように構成されている。前記RSフリッ
プフロップ65は、前記cカウントデコーダ51の出力
信号をセット信号とし、前記dカウントデコーダ53の
出力信号をリセット信号とし、反転Q信号をロック、ア
ンロックの検出信号として出力するように構成されてい
る。
【0070】つぎに、図10のロック・アンロック検出
回路11aの作用を図11を用いて説明する。説明の便
宜上、図11(a)(d)に示すように、t1時に第1
HD信号と比較信号(例えば第2HD信号)の位相が一
致し、t1時の直前に第1反転回路61の出力信号で第
2積算カウンタ49がクリアされたものとする。 (イ)図7の場合と同様にして、エッジ検出回路27、
17から図11(b)(e)に示すようなエッジ検出信
号、が出力するとともに、ゲートパルス生成部13
のRSフリップフロップ25の反転Q出力側から同図
(c)に示すようなGPが出力する。t1時において
は、エッジ検出信号の出力時がGPの導通期間Th
(Hレベル期間)内にあるので、ロック・アンロック判
定部15のDフリップフロップ31のQ出力側から同図
(f)に示すようなHレベル信号(ロック判定信号)が
出力する。図7の場合には、このHレベル信号(ロック
判定信号)がロック検出信号として切替回路へ出力する
が、図10の場合には判定結果積算部41を介して切替
回路へ出力する。Dフリップフロップ31のQ出力側か
らHレベル信号(ロック判定信号)が出力すると、第2
ゲート回路45が導通状態となってのエッジ検出信号
を通過させるので、t1時の第2積算カウンタ49の計
数値が1となる。
【0071】(ロ)第1HD信号と比較信号の位相差が
設定値以下の状態が継続し、t2時に第2積算カウンタ
49の計数値が設定値dに達したものとすると、dカウ
ントデコーダ53の出力側が図11(j)に示すように
LレベルからHレベルに変化し、RSフリップフロップ
65の反転Q出力側から同図(k)に示すようなロック
検出信号(Hレベル信号)が出力する。
【0072】(ハ)AFC回路の動作が乱れる原因(例
えばVTR信号中の水平同期信号のスキュー)により、
t3時の直前に第1HD信号と比較信号の位相差が設定
値を超えたものとすると、図11(b)(c)に示すよ
うにエッジ検出信号の出力時がGPの導通期間Th
(Hレベル期間)から外れるので、t3時にDフリップ
フロップ31のQ出力がHレベルからLレベルに変化し
て第2ゲート回路45を非導通状態とする。一方、Dフ
リップフロップ31の反転Q出力側からHレベル信号
(ロック判定信号)が出力して第1ゲート回路43を導
通状態としエッジ検出信号を通過させる。t3時にd
カウントデコーダの出力が図10(j)に示すようにL
レベルに変化して第1積算カウンタ47をリセットする
ので、第1積算カウンタ47が、第1ゲート回路43を
導通したエッジ検出信号の計数を開始する。
【0073】(ニ)第1HD信号と比較信号の位相差が
設定値を超えた状態が継続し、t4時に第1積算カウン
タ47の計数値が設定値cに達したものとすると、cカ
ウントデコーダ51の出力側が図11(i)に示すよう
にLレベルからHレベルに変化し、RSフリップフロッ
プ65の反転Q出力側から同図(k)に示すようなアン
ロック検出信号(Lレベル信号)が出力する。
【0074】(ホ)t4時から第1HD信号の1水平走
査期間(1H)経過したt5時に、cカウントデコーダ
51の出力側がLレベルに変化しRSフリップフロップ
65のセット側をLレベルとするが、RSフリップフロ
ップ65のリセット側にHレベル信号が入力するまでア
ンロック状態が継続する。また、t5時にcカウントデ
コーダ51の出力側がLレベルに変化すると、このLレ
ベル信号が第1反転回路61を介して第2積算カウンタ
49をクリアし、ロック判定信号の入力に待機せしめ
る。
【0075】
【発明の効果】請求項1の発明による水平同期分離回路
は、同期スライス回路、マスキング回路、AFC回路、
切替信号作成回路及び切替回路を具備し、切替信号作成
回路で作成した切替信号によって切替回路を設定期間T
a、Tb毎に切り替え、切替回路から出力する水平同期
信号を、設定期間Ta、Tb毎に、マスキング回路から
出力する第1水平同期信号とAFC回路から出力する第
2水平同期信号とに切り替えるように構成した。このた
め、設定期間TaとTbを、AFC回路の動作が乱れて
いる期間と安定している期間とに対応して設定すること
によって、AFC回路の動作が乱れている期間(例え
ば、第1、第2水平同期信号の位相差が設定値を超えて
いる期間)には、マスキング回路から出力する第1水平
同期信号を水平同期信号として出力し、AFC回路の動
作が安定している期間(例えば、第1、第2水平同期信
号の位相差が設定値以下の期間)には、AFC回路から
出力する第2水平同期信号を水平同期信号として出力す
ることができる。したがって、本発明による水平同期分
離回路を図12の映像信号処理回路に組込んだ場合にお
いて、AFC回路の動作が乱れる成分(例えばスキュ
ー)を含む合成映像信号(例えばVTR信号)が入力し
たときに、AFC回路の動作不安定による悪影響(表示
画面の上部が曲がる現象)の発生を防止できる。
【0076】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、AFC回路を位相比較器、LPF、VCO及び分周
器で構成したので、AFC回路として汎用回路を利用す
ることができる。
【0077】請求項3の発明による水平同期分離回路
は、同期スライス回路、マスキング回路、位相比較器、
LPF、VCO、切替信号作成回路及び分周・切替回路
を具備し、分周・切替回路で、VCOの出力クロックの
周波数を分周して第2の水平同期信号を作成するととも
に、切替信号作成回路で作成した切替信号によって第
1、第2水平同期信号を設定期間Ta、Tb毎に切り替
えて出力するように構成した。このため、設定期間Ta
とTbを、AFC回路(位相比較器、LPF、VCO及
び分周・切替回路の分周回路部からなる)の動作が乱れ
ている期間と安定している期間とに対応して設定するこ
とによって、AFC回路の動作が乱れている期間(例え
ば、第1、第2水平同期信号の位相差が設定値を超えて
いる期間)には、第1水平同期信号を水平同期信号とし
て出力し、AFC回路の動作が安定している期間には、
第2水平同期信号を水平同期信号として出力できる。し
たがって、映像信号処理回路に組込んだ場合において、
AFC回路の動作を乱す成分(例えばスキュー)を含む
合成映像信号(例えばVTR信号)が入力したときに、
AFC回路の動作不安定による悪影響(表示画面の上部
が曲がる現象)の発生を防止できる。
【0078】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、分周・切替回路を、カウンタ、Xカウントデコー
ダ、Yカウントデコーダ、エッジ検出回路、切替回路及
びRSフリップフロップで構成し、このRSフリップフ
ロップの出力信号を水平同期信号として出力するととも
に位相比較器へ比較信号として出力するようにしたの
で、分周・切替回路の回路構成を簡単にすることができ
る。
【0079】請求項5の発明は、請求項1、2、3又は
4の発明において、同期スライス回路から出力する合成
同期信号から垂直同期信号を分離する垂直同期分離回路
を設け、切替信号作成回路を、垂直同期信号と第1水平
同期信号とに基づいて、和が1フィールド期間となる設
定期間Ta、Tb毎に切り替えるための切替信号を作成
するように構成したので、切替信号作成回路の構成を簡
単にできる。
【0080】請求項6の発明による水平同期分離回路
は、同期スライス回路、マスキング回路、AFC回路、
ロック・アンロック検出回路及び切替回路を具備し、第
1、第2水平同期信号の位相差が設定値以下か否かに対
応したロック、アンロック検出信号によって、マスキン
グ回路から出力する第1水平同期信号と分周器から出力
する第2水平同期信号とを切り替えて出力するように構
成した。このため、第1、第2水平同期信号の位相差が
設定値を超えている期間(例えば、AFC回路の動作が
乱れている期間)には、マスキング回路から出力する第
1水平同期信号が水平同期信号として出力し、第1、第
2水平同期信号の位相差が設定値以下の期間(例えば、
AFC回路の動作が安定している期間)には、AFC回
路から出力する第2水平同期信号が水平同期信号として
出力する。したがって、映像信号処理回路に組込んだ場
合、AFC回路の動作を乱す成分(例えばスキュー)を
含む合成映像信号(例えばVTR信号)が入力したとき
に、AFC回路の動作不安定による悪影響の発生を防止
できる。
【0081】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、AFC回路を位相比較器、LPF、VCO及び分周
器で構成したので、AFC回路として汎用回路を利用す
ることができる。
【0082】請求項8の発明による水平同期分離回路
は、同期スライス回路、マスキング回路、位相比較器、
LPF、VCO、分周・切替回路及びロック・アンロッ
ク検出回路を具備し、分周・切替回路が、VCOの出力
クロックの周波数を分周して第2の水平同期信号を作成
するとともに、ロック・アンロック検出回路のロック、
アンロック検出信号によって第1、第2水平同期信号を
切り替えて出力するように構成した。このため、第1、
第2水平同期信号の位相差が設定値を超えている期間
(例えば、AFC回路の動作が乱れている期間)には、
第1水平同期信号が水平同期信号として出力し、第1、
第2水平同期信号の位相差が設定値以下の期間(例え
ば、AFC回路の動作が安定している期間)には、第2
水平同期信号が水平同期信号として出力する。したがっ
て、映像信号処理回路に組込んだ場合、AFC回路の動
作を乱す成分(例えばスキュー)を含む合成映像信号
(例えばVTR信号)が入力したときに、AFC回路の
動作不安定による悪影響の発生を防止できる。
【0083】請求項9の発明は、請求項8の発明におい
て、分周・切替回路を、カウンタ、Xカウントデコー
ダ、Yカウントデコーダ、エッジ検出回路、切替回路及
びRSフリップフロップで構成し、このRSフリップフ
ロップの出力信号を水平同期信号として出力するととも
に位相比較器へ比較信号として出力するように構成した
ので、分周・切替回路の構成を簡単にすることができ
る。
【0084】請求項10の発明は、請求項6、7、8又
は9の発明において、ロック・アンロック検出回路を、
第2水平同期信号の立上りエッジ(又は立下りエッジ)
を含む設定期間Thだけ導通期間としたゲートパルスを
生成するゲートパルス生成部と、このゲートパルスを第
1水平同期信号の立上りエッジ(又は立下りエッジ)で
ラッチしロック、アンロックの検出信号として出力する
ロック・アンロック判定部とで構成したので、ロック・
アンロック検出回路の構成を簡単にすることができる。
【0085】請求項11の発明は、請求項10の発明に
おいて、ゲートパルス生成部を第2エッジ検出回路、カ
ウンタ、aカウントデコーダ、bカウントデコーダ及び
RSフリップフロップで構成し、ロック・アンロック判
定部を第1エッジ検出回路及びDフリップフロップで構
成したので、ゲートパルス生成部とロック・アンロック
判定部の構成を簡単にすることができる。
【0086】請求項12の発明は、請求項6、7、8又
は9の発明において、ロック・アンロック検出回路を、
ゲートパルス生成部と、ロック・アンロック判定部と、
このロック・アンロック判定部のロック判定信号が複数
回継続したときにロックの検出信号を、アンロック判定
信号が複数回継続したときにアンロックの検出信号を出
力する判定結果積算部とで構成したので、第1HD信号
と比較信号(例えば第2HD信号)の位相差が設定値を
超えたら直ちにアンロックと判断するような過敏な判断
を避けることができる。
【0087】請求項13の発明は、請求項12の発明に
おいて、ゲートパルス生成部を、第2エッジ検出回路、
カウンタ、aカウントデコーダ、bカウントデコーダ及
びRSフリップフロップで構成し、ロック・アンロック
判定部を、第1エッジ検出回路及びDフリップフロップ
で構成し、判定結果積算部を第1、第2ゲート回路、第
1、第2積算回路、cカウントデコーダ、dカウントデ
コーダ及びRSフリップフロップで構成し、この判定結
果積算部のRSフリップフロップの出力信号をロック、
アンロックの検出信号とするようにしたので、ゲートパ
ルス生成部、ロック・アンロック判定部及び判定結果積
算部の構成を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による水平同期分離回路の第1実施形態
例を示すブロック図である。
【図2】図1中の切替信号生成回路の具体例を示すブロ
ック図である。
【図3】図1及び図2の作用を説明するタイミングチャ
ートである。
【図4】本発明による水平同期分離回路の第2実施形態
例を示すブロック図である。
【図5】図4の作用を説明するタイミングチャートであ
る。
【図6】本発明による水平同期分離回路の第3実施形態
例を示すブロック図である。
【図7】図6中のロック・アンロック検出回路の具体例
を示すブロック図である。
【図8】図7の作用を説明するタイミングチャートであ
る。
【図9】本発明による水平同期分離回路の第4実施形態
例を示すブロック図である。
【図10】図6又は図7中のロック・アンロック検出回
路の他の具体例を示すブロック図である。
【図11】図10の作用を説明するタイミングチャート
である。
【図12】合成映像信号を入力とし、PDP表示装置や
LCD表示装置などの表示装置を出力装置とする映像信
号処理回路を示すブロック図である。
【図13】図12中の同期分離回路内に設けられた水平
同期分離回路の従来例を示すブロック図である。
【図14】図13の作用を説明する波形図である。
【図15】図12中の同期分離回路内に設けられた水平
同期分離回路の他の従来例を示すブロック図である。
【図16】図15中の分周器の一例を示すブロック図で
ある。
【図17】図16の作用を説明するタイミングチャート
である。
【符号の説明】
10…アナログ映像処理回路、 11、11a…ロック
・アンロック検出回路、 12…入力端子、 13…ゲ
ートパルス生成部、 14…A/D(アナログ/ディジ
タル)変換回路、 15…ロック・アンロック判定部、
16…ディジタル映像処理回路、 17、27、57
…エッジ検出回路、 18…同期分離回路、 19…カ
ウンタ、 20…PLL回路、 21、23、44、4
6、51、53…カウントデコーダ、 22…表示装
置、 24、30…水平同期分離回路、 25、48、
65…RS(リセット・セット)フリッピフロップ、
26…クランプ・同期スライス回路、 28…マスキン
グ回路、 29、39、68…出力端子、 32…AF
C(自動周波数制御)回路、 34…位相比較器、36
…LPF(ローパスフィルタ)、 38…VCO(電圧
制御発振器)、 40…分周器、 42…カウンタ、
43…第1ゲート回路、 45…第2ゲート回路、 4
7、49…積算カウンタ、 61、63…反転回路、
第1HD信号…第1水平同期信号。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力した合成映像信号の同期部分をスライ
    スして合成同期信号を出力する同期スライス回路と、前
    記合成同期信号のうちの水平同期信号以外をマスキング
    処理し第1の水平同期信号として出力するマスキング回
    路と、発信周波数制御によって前記第1水平同期信号と
    位相同期した信号を作成し第2の水平同期信号として出
    力するAFC回路と、設定期間Ta、Tb毎に切り替え
    るための切替信号を作成する切替信号作成回路と、前記
    切替信号によって前記第1、第2水平同期信号を切り替
    えて出力する切替回路とを具備することを特徴とする水
    平同期分離回路。
  2. 【請求項2】AFC回路は、マスキング回路から出力す
    る第1水平同期信号を基準信号として比較信号と位相を
    比較し、位相差に応じた信号を出力する位相比較器と、
    この位相比較器の出力信号を平滑化して出力するLPF
    と、このLPFの出力電圧に応じてクロックの発振周波
    数を変えて出力するVCOと、このVCOの出力クロッ
    クの周波数を分周して前記位相比較器へ比較信号として
    出力するとともに、この比較信号を第2水平同期信号と
    して出力する分周器とからなる請求項1記載の水平同期
    分離回路。
  3. 【請求項3】入力した合成映像信号の同期部分をスライ
    スして合成同期信号を出力する同期スライス回路と、前
    記合成同期信号のうちの水平同期信号以外をマスキング
    処理し第1の水平同期信号として出力するマスキング回
    路と、前記第1水平同期信号を基準信号として比較信号
    と位相を比較し、位相差に応じた信号を出力する位相比
    較器と、この位相比較器の出力信号を平滑化して出力す
    るLPFと、このLPFの出力電圧に応じてクロックの
    発振周波数を変えて出力するVCOと、設定期間Ta、
    Tb毎に切り替えるための切替信号を作成する切替信号
    作成回路と、前記VCOの出力クロックの周波数を分周
    して第2の水平同期信号を作成するとともに、前記切替
    信号で前記第1、第2水平同期信号を切り替えて出力す
    る分周・切替回路とを具備してなることを特徴とする水
    平同期分離回路。
  4. 【請求項4】分周・切替回路は、VCOの出力するクロ
    ックを計数するカウンタと、このカウンタの計数値が分
    周比に対応したXになったことをデコードして信号を出
    力するXカウントデコーダと、前記カウンタの計数値が
    Y(Y<X)になったことをデコードして信号を出力す
    るYカウントデコーダと、第1水平同期信号の立下り又
    立上りのエッジを検出するエッジ検出回路と、このエッ
    ジ検出回路の検出信号と前記Xカウントデコーダの出力
    信号とを切替信号で切り替えて前記カウンタのリセット
    側へ出力する切替回路と、この切替回路の出力信号をセ
    ット信号、前記Yカウントデコーダの出力信号をリセッ
    ト信号とするRSフリップフロップとを具備し、このR
    Sフリップフロップの出力信号を水平同期信号として出
    力するとともに位相比較器へ比較信号として出力してな
    る請求項3記載の水平同期分離回路。
  5. 【請求項5】同期スライス回路から出力する合成同期信
    号から垂直同期信号を分離する垂直同期分離回路を設
    け、切替信号作成回路は、前記垂直同期信号と第1水平
    同期信号とに基づいて、和が1フィールド期間となる設
    定期間Ta、Tb毎に切り替えるための切替信号を作成
    してなる請求項1、2、3又は4記載の水平同期分離回
    路。
  6. 【請求項6】入力した合成映像信号の同期部分をスライ
    スして合成同期信号を出力する同期スライス回路と、前
    記合成同期信号のうちの水平同期信号以外をマスキング
    処理し第1の水平同期信号として出力するマスキング回
    路と、発信周波数制御によって前記第1水平同期信号と
    位相同期した信号を作成し第2の水平同期信号として出
    力するAFC回路と、前記第1、第2水平同期信号の位
    相差が設定値以下か否かに基づいてロック、アンロック
    の検出信号を出力するロック・アンロック検出回路と、
    このロック、アンロックの検出信号で前記第1、第2水
    平同期信号を切り替えて出力する切替回路とを具備して
    なることを特徴とする水平同期分離回路。
  7. 【請求項7】AFC回路は、マスキング回路から出力す
    る第1水平同期信号を基準信号として比較信号と位相を
    比較し、位相差に応じた信号を出力する位相比較器と、
    この位相比較器の出力信号を平滑化して出力するLPF
    と、このLPFの出力電圧に応じてクロックの発振周波
    数を変えて出力するVCOと、このVCOの出力クロッ
    クの周波数を分周して前記位相比較器へ比較信号として
    出力するとともに、この比較信号を第2の水平同期信号
    として出力する分周器とからなる請求項6記載の水平同
    期分離回路。
  8. 【請求項8】入力した合成映像信号の同期部分をスライ
    スして合成同期信号を出力する同期スライス回路と、前
    記合成同期信号のうちの水平同期信号以外をマスキング
    処理し第1の水平同期信号として出力するマスキング回
    路と、前記第1水平同期信号を基準信号として比較信号
    と位相を比較し、位相差に応じた信号を出力する位相比
    較器と、この位相比較器の出力信号を平滑化して出力す
    るLPFと、このLPFの出力電圧に応じてクロックの
    発振周波数を変えて出力するVCOと、このVCOの出
    力クロックの周波数を分周して第2の水平同期信号を作
    成するとともに、前記第1、第2水平同期信号を切り替
    えて出力する分周・切替回路と、前記第1、第2水平同
    期信号の位相差が設定値以下か否かに基づいてロック、
    アンロックの検出信号を出力するロック・アンロック検
    出回路とを具備し、前記分周・切替回路は、前記ロッ
    ク、アンロックの検出信号で前記第1、第2水平同期信
    号を切り替えて出力してなることを特徴とする水平同期
    分離回路。
  9. 【請求項9】分周・切替回路は、VCOの出力するクロ
    ックを計数するカウンタと、このカウンタの計数値が分
    周比に対応したXになったことをデコードして信号を出
    力するXカウントデコーダと、前記カウンタの計数値が
    Y(Y<X)になったことをデコードして信号を出力す
    るYカウントデコーダと、第1水平同期信号の立下り又
    立上りのエッジを検出するエッジ検出回路と、このエッ
    ジ検出回路の検出信号と前記Xカウントデコーダの出力
    信号と切り替えて前記カウンタのリセット側へ出力する
    切替回路と、この切替回路の出力信号をセット信号、前
    記Yカウントデコーダの出力信号をリセット信号とする
    RSフリップフロップとを具備し、このRSフリップフ
    ロップの出力信号を水平同期信号として出力するととも
    に位相比較器へ比較信号として出力してなる請求項8記
    載の水平同期分離回路。
  10. 【請求項10】ロック・アンロック検出回路は、第2水
    平同期信号の立上りエッジ(又は立下りエッジ)を含む
    設定期間Thだけ導通期間としたゲートパルスを生成す
    るゲートパルス生成部と、このゲートパルスを第1水平
    同期信号の立上りエッジ(又は立下りエッジ)でラッチ
    しロック、アンロックの検出信号として出力するロック
    ・アンロック判定部とからなる請求項6、7、8又は9
    記載の水平同期分離回路。
  11. 【請求項11】ゲートパルス生成部は、第2水平同期信
    号の立上りエッジ(又は立下りエッジ)を検出する第2
    エッジ検出回路と、VCOの出力するクロックを計数
    し、計数値が前記第2エッジ検出回路の検出信号でクリ
    アされるカウンタと、このカウンタの計数値が設定期間
    Thの始期と終期の一方に対応したaになったことをデ
    コードして信号を出力するaカウントデコーダと、前記
    カウンタの計数値が設定期間Thの始期と終期の他方に
    対応したbになったことをデコードして信号を出力する
    bカウントデコーダと、前記a、bカウントデコーダの
    一方の出力信号をセット信号、他方の出力信号をリセッ
    ト信号としてゲートパルスを出力するRSフリップフロ
    ップとからなり、ロック・アンロック判定部は、第1水
    平同期信号の立上りエッジ(又は立下りエッジ)を検出
    する第1エッジ検出回路と、前記RSフリップフロップ
    の出力するゲートパルスを第1エッジ検出回路の検出信
    号でラッチしロック、アンロックの検出信号として出力
    するDフリップフロップとからなる請求項10記載の水
    平同期分離回路。
  12. 【請求項12】ロック・アンロック検出回路は、第2水
    平同期信号の立上りエッジ(又は立下りエッジ)を含む
    設定期間Thだけ導通期間としたゲートパルスを生成す
    るゲートパルス生成部と、このゲートパルスを第1水平
    同期信号の立上りエッジ(又は立下りエッジ)でラッチ
    しロック、アンロックの判定信号を出力するロック・ア
    ンロック判定部と、このロック・アンロック判定部のロ
    ック判定信号が複数回継続したときにロックの検出信号
    を、アンロック判定信号が複数回継続したときにアンロ
    ックの検出信号を出力する判定結果積算部とからなる請
    求項6、7、8又は9記載の水平同期分離回路。
  13. 【請求項13】ゲートパルス生成部は、第2水平同期信
    号の立上りエッジ(又は立下りエッジ)を検出する第2
    エッジ検出回路と、VCOの出力するクロックを計数
    し、計数値が前記第2エッジ検出回路の検出信号でクリ
    アされるカウンタと、このカウンタの計数値が設定期間
    Thの始期と終期の一方に対応したaになったことをデ
    コードして信号を出力するaカウントデコーダと、前記
    カウンタの計数値が設定期間Thの始期と終期の他方に
    対応したbになったことをデコードして信号を出力する
    bカウントデコーダと、前記a、bカウントデコーダの
    一方の出力信号をセット信号、他方の出力信号をリセッ
    ト信号としてゲートパルスを出力するRSフリップフロ
    ップとからなり、ロック・アンロック判定部は、第1水
    平同期信号の立上りエッジ(又は立下りエッジ)を検出
    する第1エッジ検出回路と、前記RSフリップフロップ
    の出力するゲートパルスを前記第1エッジ検出回路の検
    出信号でラッチするDフリップフロップとからなり、判
    定結果積算部は、前記Dフリップフロップの反転Q出力
    をゲート信号として第1水平同期信号の通過を制御する
    第1ゲート回路と、前記DフリップフロップのQ出力を
    ゲート信号として第1水平同期信号の通過を制御する第
    2ゲート回路と、前記第1、第2ゲート回路を通過した
    第1水平同期信号を計数する第1、第2積算回路と、前
    記第1積算回路の計数値がc(cは2以上の整数)にな
    ったことをデコードして信号を出力するとともに、この
    出力信号を前記第2積算回路へのクリア信号とするcカ
    ウントデコーダと、前記第2積算回路の計数値がd(d
    は2以上の整数)になったことをデコードして信号を出
    力するとともに、この出力信号を前記第1積算回路への
    クリア信号とするdカウントデコーダと、前記c、dカ
    ウントデコーダの一方の出力信号をセット信号、他方の
    出力信号をリセット信号とするRSフリップフロップと
    からなり、このRSフリップフロップの出力信号をロッ
    ク、アンロックの検出信号としてなる請求項12記載の
    水平同期分離回路。
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JPH11112833A true JPH11112833A (ja) 1999-04-23

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6382350B1 (en) 2001-04-02 2002-05-07 Collins & Aikman Products Corp. Molded acoustic and decorative mats and methods for forming the same
US7199834B2 (en) 2001-06-29 2007-04-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Vertical synchronizing signal generation apparatus and video signal processing apparatus

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