JPH1099782A - 土質改良設備の前処理装置 - Google Patents

土質改良設備の前処理装置

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JPH1099782A
JPH1099782A JP25417596A JP25417596A JPH1099782A JP H1099782 A JPH1099782 A JP H1099782A JP 25417596 A JP25417596 A JP 25417596A JP 25417596 A JP25417596 A JP 25417596A JP H1099782 A JPH1099782 A JP H1099782A
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Kenichi Hamada
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 土質改良設備の前処理装置において、分別処
理能力の向上を図る。 【解決手段】 外周部にふるい目15を有する回転筒1
4を本体フレーム11上に駆動回転自在に支持し、この
回転筒14内に複数の攪拌翼14を駆動回転自在に支持
し、搬入コンベヤ30によって搬入された事前分別前の
土Aに回転筒14及び攪拌翼14の回転によって切断
力、回転力、摩擦力等を作用させ、前処理後の土Cをふ
るい目15から移送コンベヤ38に排出する一方、混入
物Bをシュート32から移送コンベヤ34に排出するこ
とで分別を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土質改良設備の前
処理装置に関し、採石場での石と土との分別作業や建築
現場での廃材やコンクリートガラ、鉄筋と土との分別作
業などに適用することができるものである。
【0002】
【従来の技術】従来の土質改良設備の前処理装置として
は、例えば、ロータリバケットを用いたもの、グリズリ
装置を用いたもの、回転ふるい装置を用いたものが知ら
れている。
【0003】図4にロータリバケットを用いた従来の土
質改良設備の前処理装置の概略、図5にロータリバケッ
トの上面視、図6に土質改良設備の概略、図7にグリズ
リ装置を用いた従来の土質改良設備の前処理装置の側面
視、図8にグリズリ装置の平面視、図9に回転ふるい装
置を用いた従来の土質改良設備の前処理装置の側面視、
図10に回転ふるい装置の上面視、図11に図9のXI−
XI断面を示す。
【0004】ロータリバケットを用いた従来の土質改良
設備の前処理装置において、図4乃至図6に示すよう
に、バックホーなどの重機101のアーム102の先端部には
アタッチメントとしてロータリバケット103が装着され
ており、このロータリバケット103はバケット103a内に
軸103bによって複数の羽根103cが取付けられてなる。ま
た、図示しない土質改良設備まで延設されたコンベヤ10
4の基端部にはホッパ105が設けられている。
【0005】従って、大塊や木片などの混入物Bが混入
した事前分別前の土Aは建築現場などからダンプトラッ
クによってプラントサイトに搬送されてストックされて
おり、重機101はアーム102を作動してロータリバケット
103によってこの土Sを取り込み、回転する羽根103cに
よってこの土Aから混入物Bを除去する。そして、混入
物Bが除去された前処理後の土Cをホッパ105に投入
し、コンベヤ104によって土質改良設備の本体ラインに
送り込む。
【0006】また、グリズリ装置を用いた従来の土質改
良設備の前処理装置において、図7及び図8に示すよう
に、図示しない土質改良設備まで延設されたコンベヤ20
1は基台202に支持されており、このコンベヤ201の基端
部にはホッパ203が設けられている。このホッパ203は内
部に多数のグリズリ204が装着され、下部が架台205にば
ね206を介して支持されると共に、この架台205にはホッ
パ203の加振機207が設けられている。そして、ホッパ20
3の搬出側にはコンベヤ201と交差する方向に移動するコ
ンベヤ208が設けられ、このコンベヤ208の側部にはカバ
ー209が取付けられている。
【0007】従って、大塊や木片などの混入物Bが混入
した事前分別前の土Aは建築現場などからダンプトラッ
クによってプラントサイトに搬送されてストックされて
おり、図示しない重機によってホッパ203に投入する
と、多数のグリズリ204によって分別される。即ち、多
数のグリズリ204を通過してコンベヤ201上に落下した前
処理後の土Cはこのコンベヤ201によって土質改良設備
の本体ラインに送り込まれる一方、混入物Bはグリズリ
204に沿って移動してコンベヤ201上に搬出され、このコ
ンベヤ201によって一時ストックする場所まで搬送され
る。
【0008】更に、回転ふるい装置を用いた従来の土質
改良設備の前処理装置において、図9乃至図11に示す
ように、架台301上にはブラケット302によって複数の支
持ローラ303が取付けられており、この複数の支持ロー
ラ303上には回転筒304が回転自在に支持されている。こ
の回転筒304は3つのリング部304a,304b,304cが多数
の連結ロッド304dによって連結され、外周部に格子状の
ふるい目305が取付けられて構成されている。そして、
回転筒304のリング部304cには従動スプロケット306が固
定される一方、架台301上には回転筒304に隣接して駆動
モータ307が装着され、駆動軸308に駆動スプロケット30
9が固結されており、この駆動スプロケット309と従動ス
プロケット306にはチェーン310が掛け回されている。
【0009】また、回転筒304のリング部304a側には搬
入コンベヤ311が装着されると共にホッパ312が設けられ
ている。一方、回転筒304のリング部304c側にはシュー
ト313が取付けられると共に、搬入コンベヤ311と交差す
る方向に移動する移送コンベヤ314が設けられ、この移
送コンベヤ314の側部にはカバー315が取付けられてい
る。そして、回転筒304のリング部304bの下方には一対
の補助コンベヤ316a,316bが取付けられると共に、搬入
コンベヤ311と交差する方向に移動する移送コンベヤ317
が設けられている。また、回転筒304の両側には架台301
にカバー318が取付けられている。
【0010】従って、大塊や木片などの混入物Bが混入
した事前分別前の土Aは建築現場などからダンプトラッ
クによってプラントサイトに搬送されてストックされて
おり、図示しない重機によってホッパ312に投入する
と、回転する回転筒304によって分別される。即ち、駆
動モータ307を駆動すると、駆動スプロケット309、チェ
ーン310、従動スプロケット306を介して回転筒304が回
転する。ホッパ312に投入された事前分別前の土Aは搬
入コンベヤ311によって回転する回転筒304内に搬入さ
れ、ここでふるい目305によって分別処理がなされる。
そして、前処理後の土Cはふるい目305を通過し、補助
コンベヤ316a,316bを介して移送コンベヤ317上に落下
し、この移送コンベヤ317によって土質改良設備の本体
ラインに送り込まれる。一方、混入物Bは回転筒304か
らシュート313を介して移送コンベヤ314上に搬出され、
このコンベヤ314によって一時ストックする場所まで搬
送される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の各土質改良設備の前処理装置にあっては、作業スペ
ースや人件費、処理能力などの面で種々の問題があっ
た。
【0012】即ち、図4乃至図6に示すロータリバケッ
トを用いた従来の土質改良設備の前処理装置にあって
は、重機101のロータリバケット103によって事前分別前
の土Aを混入物Bと前処理後の土Cとに分別している
が、ロータリバケット103では前処理する処理量に限界
がある。一方で、土質改良設備での処理能力はほぼ一定
であり、作業能力を上げるためにはこの土質改良設備で
の処理能力に対して十分な前処理の能力を確保する必要
がある。そのため、ロータリバケット103を装着した重
機101の台数を増加して処理能力を上げなければなら
ず、広い処理スペースが必要となって作業効率が良くな
く、この重機101を操作する操作要員も必要となって人
件費が嵩み、作業要員に対する作業環境も良くなかっ
た。また、重機101のロータリバケット103はバケット10
3a内を回転する羽根103cによって分別処理を行ってお
り、処理能力に対して羽根103cの損傷、摩耗頻度が高
く、交換費用が高くなるばかりか、交換時には分別作業
を行うことができず、作業能率が低下してしまうという
問題もある。
【0013】また、図7及び図8に示すグリズリ装置を
用いた従来の土質改良設備の前処理装置にあっては、ホ
ッパ203内の各グリズリ204によって事前分別前の土Aを
混入物Bと前処理後の土Cとに分別しているが、この各
グリズリ204がホッパ203内に固定されているため、分別
のために事前分別前の土Aに作用する力は、重機によっ
てホッパ203内に投入されるときに自由落下による作用
する力のみであり、例えば、高含水比の土や粘度質系の
土などは十分に分別処理することができないという問題
がある。そこで、この場合、加振機207によってホッパ2
03と共にグリズリ204を振動させて分別しているが、加
振機207ではホッパ203内の事前分別前の土Aに作用する
加振力の大きさや方向に限界があり、十分な処理能力を
確保することができないという問題がある。
【0014】更に、図9乃至図11に示す回転ふるい装
置を用いた従来の土質改良設備の前処理装置にあって
は、回転する回転筒304に事前分別前の土Aを搬入し、
ふるい目305によってこの事前分別前の土Aを混入物B
と前処理後の土Cとに分別しているが、分別のために事
前分別前の土Aに作用する力は、この回転筒304の回転
力による力のみであり、前述したように、高含水比の土
や粘度質系の土などは回転筒304内でほぐすことができ
ず、確実に分別処理することができないという問題があ
る。
【0015】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、分別処理能力の向上を図った土質改良設備の前
処理装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明の土質改良設備の前処理装置は、土質改良前
の土から混入物を事前に除去する土質改良設備の前処理
装置において、軸方向一方に土質改良前の土を搬入する
搬入部を有する一方、他方に混入物を搬出する搬出部を
有すると共に外周部にふるい目を有する回転筒を、本体
フレームに駆動回転自在に支持し、該回転筒内に攪拌翼
を駆動回転自在に支持したことを特徴とするものであ
る。
【0017】従って、本体フレームで駆動回転する回転
筒に対して搬入部から土質改良前の土を搬入すると、こ
の土質改良前の土は回転筒内で駆動回転する攪拌翼によ
って攪拌され、切断力、回転力、摩擦力等が作用し、前
処理後の土が外周部のふるい目から回転筒の外部に排出
される一方、混入物は搬出部から搬出されることとな
り、土質改良前の土は混入物が確実に除去されて分別が
完了する。
【0018】また、本発明の土質改良設備の前処理装置
において、前記攪拌翼は任意の回転数によって正逆回転
可能であることを特徴とするものである。
【0019】従って、回転筒の搬入部から搬入される土
の種類によって攪拌翼の回転数や回転方向を変えること
で、効率的な分別が可能となる。
【0020】また、本発明の土質改良設備の前処理装置
において、前記攪拌翼は複数設けられ、選択的に回転可
能であることを特徴とするものである。
【0021】従って、高含水比の土や粘度質系の土など
に対して確実に攪拌して分別することができる。
【0022】また、本発明の土質改良設備の前処理装置
において、前記回転筒は任意の回転数によって正逆回転
可能であることを特徴とするものである。
【0023】従って、回転筒の搬入部から搬入される土
の種類によって回転筒の回転数や回転方向を変えること
で、効率的な分別が可能となる。
【0024】また、本発明の土質改良設備の前処理装置
において、前記ふるい目は所望サイズの分別用スリット
形状あるいは格子形状をなすことを特徴とするものであ
る。
【0025】従って、土質改良前の土から混入物を除去
して前処理後の土のみをスリット形状あるいは格子形状
のふるい目から確実に搬出できる。
【0026】また、本発明の土質改良設備の前処理装置
において、前記回転筒を支持する本体フレームの該回転
筒の軸方向の傾斜角度を調整する傾斜支持機構が設けら
れたであることを特徴とするものである。
【0027】従って、傾斜支持機構によって回転筒の傾
斜角度を調整することで、回転筒内で分別された混合物
を搬出部から確実に搬出できる。
【0028】また、本発明の土質改良設備の前処理装置
において、前記回転筒の外周辺には前記ふるい目に接触
して付着物を除去する付着物除去機構が設けられたこと
を特徴とするものである。
【0029】従って、付着物除去機構が回転筒のふるい
目に接触して付着物を除去することで、ふるい目に土な
どを目詰まりすることはなく、常に、安定した処理能力
が確保される。
【0030】また、本発明の土質改良設備の前処理装置
において、前記回転筒の搬入部には土質改良前の土を投
入するホッパ及び該ホッパに投入された土を前記回転筒
内に搬入する搬入コンベヤが設けられる一方、前記回転
筒の搬出部には分別後の混入物を搬出するシュート及び
シュートから搬出された混入物を所定位置に搬送する移
送コンベヤが設けられると共に、前記回転筒のふるい目
の下方には分別後の土を搬送する移送コンベヤが設けら
れたことを特徴とするものである。
【0031】従って、土質改良前の土がホッパに投入さ
れると、搬入コンベヤによって回転筒の搬入部から内部
に搬入されて分別処理が行われ、分別後の混入物は搬出
部からシュートを介して移送コンベヤに搬出され、この
移送コンベヤによって所定位置に移送される一方、回転
筒のふるい目によって分別された土はこのふるい目を通
過して移送コンベヤ上に落下し、この移送コンベヤによ
って所定位置に移送される。
【0032】また、本発明の土質改良設備の前処理装置
において、前記各移送コンベヤの近傍には金属物を除去
する磁選機が設けられたことを特徴とするものである。
【0033】従って、各移送コンベヤ上で磁選機によっ
て金属物が除去されることとなり、より効果的な分別が
可能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0035】図1に本発明の一実施形態に係る土質改良
設備の前処理装置の側面視、図2に土質改良設備の前処
理装置の平面視、図3に図1のIII−III断面を示す。
【0036】本実施形態の土質改良設備の前処理装置に
おいて、図1乃至図3に示すように、板状の本体フレー
ム11上にはブラケット12によって複数の支持ローラ
13が回転自在に取付けられており、この複数の支持ロ
ーラ13上には回転筒14が回転自在に支持されてい
る。この回転筒14は3つのリング部14a,14b,
14cが多数の連結ロッド14dによって連結され、外
周部に格子状(あるいはスリット状)のふるい目15が
取付けられてロータースクリーンを構成している。そし
て、回転筒14のリング部14cには従動スプロケット
16が固定される一方、本体フレーム11上には回転筒
14に隣接して駆動モータ17が装着され、駆動軸18
に駆動スプロケット19が固結されており、この駆動ス
プロケット19と従動スプロケット16にはチェーン2
0が掛け回されている。
【0037】従って、駆動モータ17を駆動すると、駆
動力が駆動軸18の駆動スプロケット19及びチェーン
20を介して従動スプロケット16に伝達され、回転筒
14が回転することとなるが、駆動モータ17の駆動を
制御することで、回転筒14を任意の回転数によって正
逆回転可能となっている。
【0038】また、本体フレーム11にはリング部14
a,14cに対向して一対の支持フレーム21a,21
bが取付けられており、回転筒14内を貫通する回転軸
22の軸端部がこの支持フレーム21a,21bから垂
下するブラケット23a,23bによって回転自在に支
持され、この回転軸22に複数の攪拌翼24が固定され
ている。そして、回転軸22の一方の軸端部には従動ス
プロケット25が固定される一方、本体フレーム11上
には駆動モータ26が装着され、駆動軸27に駆動スプ
ロケット28が固結されており、この駆動スプロケット
28と従動スプロケット25にはチェーン29が掛け回
されている。
【0039】従って、駆動モータ26を駆動すると、駆
動力が駆動軸27の駆動スプロケット28及びチェーン
29を介して従動スプロケット25に伝達され、回転軸
22に固結された各攪拌翼24が回転することとなる
が、駆動モータ26の駆動を制御することで、各攪拌翼
24を任意の回転数によって正逆回転可能となってい
る。なお、駆動モータ26によって1つの回転軸22に
固結された複数の攪拌翼24を回転させるようにした
が、複数の攪拌翼24を独立して回転可能としてもよ
い。
【0040】そして、回転筒14のリング部14a側に
は搬入コンベヤ30が装着されると共にホッパ31が設
けられており、大塊や木片などの混入物Bが混入した事
前分別前の土Aの搬入部が構成されている。一方、回転
筒14のリング部14c側にはシュート32及び磁選機
33が設けられ、このシュート32の下方には搬入コン
ベヤ30と交差する方向に移動する移送コンベヤ34が
設けられ、この移送コンベヤ34の側部にはカバー35
が取付けられており、事前分別前の土Aから分別した混
入物Bの搬出部が構成されている。また、回転筒14の
リング部14bの下方には一対の補助コンベヤ36a,
36b及び磁選機37a,27bが取付けられると共
に、各補助コンベヤ36a,36bの下方には搬入コン
ベヤ30と交差する方向に移動する移送コンベヤ38が
設けられている。なお、回転筒14の両側には本体フレ
ーム11にカバー39が取付けられている。
【0041】また、支持フレーム21a,21bの上部
にはそれぞれブラケット40a,40bが固定され、こ
のブラケット40a,40bに架設して付着物除去機構
としてのブラシローラ41が設けられ、このブラシロー
ラ41は回転筒14のふるい目15に接触して連れ回り
することで、ふるい目15の付着物を除去することがで
きる。
【0042】ところで、前述した回転筒14を支持する
本体フレーム11は傾斜支持機構によって傾斜可能とな
っており、回転筒14の軸方向の傾斜角度を調整するこ
とができる。即ち、本体フレーム11における回転筒1
4のリング部14c側の下面には支持ブラケット42が
固定され、ピボット架台43の上部と支持ブラケット4
2とは連結軸44によって回動自在に連結されている。
また、本体フレーム11における回転筒14のリング部
14a側の下面にはねじ軸45が固定され、このねじ軸
45の下部は支持架台46の上部に回転自在に装着され
た回転ハンドル47の中心部に螺合している。従って、
この回転ハンドル47を回転すると、螺合関係によって
ねじ軸45が上下動することで、本体フレーム11を連
結軸44を支点として傾動させ、回転筒14の傾斜角度
を調整することができる。
【0043】従って、大塊や木片などの混入物Bが混入
した事前分別前の土Aは建築現場などからダンプトラッ
クによってプラントサイトに搬送されてストックされて
おり、図示しない重機によってホッパ31に投入する
と、回転する回転筒14によって混入物Bと前処理後の
土Cとが分別される。
【0044】即ち、駆動モータ17を駆動すると、駆動
スプロケット19、チェーン20、従動スプロケット1
6を介して回転筒14が回転し、また、駆動モータ26
を駆動すると、駆動スプロケット28、チェーン29、
従動スプロケット25を介して回転軸22及び各攪拌翼
24が回転する。この状態で、ホッパ31に事前分別前
の土Aを投入すると、搬入コンベヤ30によって回転す
る回転筒14内に搬入され、この事前分別前の土Aは回
転筒14と各攪拌翼24によって回転力を受けることと
なる。つまり、事前分別前の土Aは、ふるい目15との
間での摩擦力、事前分別前の土A同士相互の摩擦力、回
転筒14と各攪拌翼24との間での切断力などの外力を
受けることにより、事前分別前の土Aはおける物質間同
士の結合が解かれ、土と大塊、木片等が分離され、所望
の事前分別処理が行われる。
【0045】なお、回転筒14及び各攪拌翼24は図示
しないインバータ制御装置によって任意の回転数によっ
て正逆回転可能であり、回転筒14内に搬入される事前
分別前の土Aの種類によって設定すればよく、効果的な
事前分別処理を行うことができる。そして、回転筒14
及び各攪拌翼24の回転によって事前分別前の土Aの分
別処理を行うとき、ブラシローラ41が回転筒14のふ
るい目15に接触して連れ回りすることで、ふるい目1
5の付着物が除去され、事前分別処理能力を一定に維持
できる。
【0046】このようにして事前分別前の土Aの物質間
同士の結合が解かれて土と大塊、木片等が分離される
と、前処理後の土Cは回転筒22からふるい目15を通
過し、補助コンベヤ36a,36bを介して移送コンベ
ヤ38上に落下する。そして、この移送コンベヤ38に
よって図示しない土質改良設備の本体ラインに送り込ま
れる。一方、混入物Bは回転筒14からシュート32を
介して移送コンベヤ34上に搬出され、この移送コンベ
ヤ34によって一時ストックする場所まで搬送される。
このとき、前処理後の土Cは補助コンベヤ36a,36
b上で磁選機37a,37bによって鉄片などの金属物
が排除され、また、混入物Bはシュート32上で磁選機
35によって鉄片などの金属物が排除される。
【0047】なお、回転ハンドル47を回転してねじ軸
45を介して本体フレーム11の一端部を上下動し、回
転筒14の傾斜角度を適正な角度に調整することで、前
処理後の土Cや混入物Bを適正に各コンベヤ34,38
に搬出することができる。
【0048】
【発明の効果】以上、実施形態を挙げて詳細に説明した
ように本発明の土質改良設備の前処理装置によれば、軸
方向一方に土質改良前の土を搬入する搬入部を有する一
方、他方に混入物を搬出する搬出部を有すると共に外周
部にふるい目を有する回転筒を、本体フレームに駆動回
転自在に支持し、この回転筒内に攪拌翼を駆動回転自在
に支持したので、回転筒内に搬入された土質改良前の土
には、回転する回転筒及び攪拌翼によって切断力、回転
力、摩擦力等が作用して混入物と前処理後の土とが確実
に短時間で分別されることとなり、分別処理能力の向上
を図ることできる。
【0049】また、本発明の土質改良設備の前処理装置
によれば、攪拌翼を任意の回転数によって正逆回転可能
としたので、回転筒の搬入部から搬入される土の種類に
よって攪拌翼の回転数や回転方向を変えることで、効率
的な分別を可能とすることができる。
【0050】また、本発明の土質改良設備の前処理装置
によれば、攪拌翼を複数設けて選択的に回転可能とした
ので、高含水比の土や粘度質系の土などに対して確実に
攪拌して分別することができる。
【0051】また、本発明の土質改良設備の前処理装置
によれば、回転筒を任意の回転数によって正逆回転可能
としたので、回転筒の搬入部から搬入される土の種類に
よって回転筒の回転数や回転方向を変えることで、効率
的な分別が可能とすることができる。
【0052】また、本発明の土質改良設備の前処理装置
によれば、ふるい目を所望サイズの分別用スリット形状
あるいは格子形状としたので、土質改良前の土から混入
物を除去して前処理後の土のみをスリット形状あるいは
格子形状のふるい目から確実に搬出することができる。
【0053】また、本発明の土質改良設備の前処理装置
によれば、回転筒を支持する本体フレームの回転筒の軸
方向の傾斜角度を調整する傾斜支持機構を設けたので、
傾斜支持機構によって回転筒の傾斜角度を調整すること
で、回転筒内で分別された混合物を搬出部から確実に搬
出することができる。
【0054】また、本発明の土質改良設備の前処理装置
によれば、回転筒の外周辺にふるい目に接触して付着物
を除去する付着物除去機構を設けたので、付着物除去機
構が回転筒のふるい目に接触して付着物を除去すること
で、ふるい目に土などを目詰まりすることはなく、常
に、安定した処理能力を確保することができる。
【0055】また、本発明の土質改良設備の前処理装置
によれば、回転筒の搬入部に土質改良前の土を投入する
ホッパ及び搬入コンベヤを設ける一方、回転筒の搬出部
に分別後の混入物を搬出するシュート及び移送コンベヤ
を設けると共に、回転筒のふるい目の下方に分別後の土
を搬送する移送コンベヤを設けたので、土質改良前の土
の回転筒への搬入や分別後の混入物あるいは分別された
土の搬出を効率的に行うことができる。
【0056】また、本発明の土質改良設備の前処理装置
によれば、各移送コンベヤの近傍には金属物を除去する
磁選機を設けたので、磁選機によって移送コンベヤ上で
容易に金属物を除去してより効果的な分別を可能とする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る土質改良設備の前処
理装置の側面図である。
【図2】土質改良設備の前処理装置の平面図である。
【図3】図1のIII−III断面図である。
【図4】ロータリバケットを用いた従来の土質改良設備
の前処理装置の概略図である。
【図5】ロータリバケットの上面図である。
【図6】土質改良設備の概略図である。
【図7】グリズリ装置を用いた従来の土質改良設備の前
処理装置の側面図である。
【図8】グリズリ装置の平面図である。
【図9】回転ふるい装置を用いた従来の土質改良設備の
前処理装置の側面図である。
【図10】回転ふるい装置の上面図である。
【図11】図9のXI−XI断面図である。
【符号の説明】
11 本体フレーム 14 回転筒 15 ふるい目 17 駆動モータ 22 回転軸 24 攪拌翼 26 駆動モータ 30 搬入コンベヤ 31 ホッパ 32 シュート 33 磁選機 34 移送コンベヤ 36a,36b 補助コンベヤ 37a,37b 磁選機 38 移送コンベヤ 41 ブラシローラ 45 ねじ軸 47 回転ハンドル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土質改良前の土から混入物を事前に除去
    する土質改良設備の前処理装置において、軸方向一方に
    土質改良前の土を搬入する搬入部を有する一方、他方に
    混入物を搬出する搬出部を有すると共に外周部にふるい
    目を有する回転筒を、本体フレームに駆動回転自在に支
    持し、該回転筒内に攪拌翼を駆動回転自在に支持したこ
    とを特徴とする土質改良設備の前処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の土質改良設備の前処理装
    置において、前記攪拌翼は任意の回転数によって正逆回
    転可能であることを特徴とする土質改良設備の前処理装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の土質改良設備の前処理装
    置において、前記攪拌翼は複数設けられ、選択的に回転
    可能であることを特徴とする土質改良設備の前処理装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の土質改良設備の前処理装
    置において、前記回転筒は任意の回転数によって正逆回
    転可能であることを特徴とする土質改良設備の前処理装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の土質改良設備の前処理装
    置において、前記ふるい目は所望サイズの分別用スリッ
    ト形状あるいは格子形状をなすことを特徴とする土質改
    良設備の前処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の土質改良設備の前処理装
    置において、前記回転筒を支持する本体フレームの該回
    転筒の軸方向の傾斜角度を調整する傾斜支持機構が設け
    られたであることを特徴とする土質改良設備の前処理装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の土質改良設備の前処理装
    置において、前記回転筒の外周辺には前記ふるい目に接
    触して付着物を除去する付着物除去機構が設けられたこ
    とを特徴とする土質改良設備の前処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の土質改良設備の前処理装
    置において、前記回転筒の搬入部には土質改良前の土を
    投入するホッパ及び該ホッパに投入された土を前記回転
    筒内に搬入する搬入コンベヤが設けられる一方、前記回
    転筒の搬出部には分別後の混入物を搬出するシュート及
    びシュートから搬出された混入物を所定位置に搬送する
    移送コンベヤが設けられると共に、前記回転筒のふるい
    目の下方には分別後の土を搬送する移送コンベヤが設け
    られたことを特徴とする土質改良設備の前処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の土質改良設備の前処理装
    置において、前記各移送コンベヤの近傍には金属物を除
    去する磁選機が設けられたことを特徴とする土質改良設
    備の前処理装置。
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