JPH1063558A - サーバ装置 - Google Patents

サーバ装置

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JPH1063558A
JPH1063558A JP8214497A JP21449796A JPH1063558A JP H1063558 A JPH1063558 A JP H1063558A JP 8214497 A JP8214497 A JP 8214497A JP 21449796 A JP21449796 A JP 21449796A JP H1063558 A JPH1063558 A JP H1063558A
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JP8214497A
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Kunio Ikuto
邦夫 生藤
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 主記憶装置としてアクセス速度の遅い記憶装
置(例えば、チェンジャー機構付きの記憶装置)を用い
たとしても、画像出力の効率を低下させることのないよ
うにする。 【解決手段】 OPIクライアント/サーバシステムで
は、各クライアントからアクセス要求が送られてきた時
点で、作業に関連する画像ファイル、すなわち出力機7
へ出力する画像ファイルが判明する。また、クライアン
トがサーバに対してアクセス要求を送る時刻と、出力要
求を送る時刻との間には、時間差がある。そこで、クラ
イアントからアクセス要求が到着したとき、画像ファイ
ルをチェンジャー装置43から読み出してハードディス
ク装置42に転送しておき、クライアントから出力要求
が到着したときは、ハードディスク装置42から対応す
る画像ファイルを高速に読み出して出力機7に出力する
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーバ装置に関
し、より特定的には、複数のクライアントと通信可能に
接続され、各クライアントから送られてくる作業要求に
従って、当該クライアントに作業に必要なデータを送信
し、当該クライアントでの作業終了後に当該クライアン
トから送られてくる出力指示に従って、対応する画像フ
ァイルを出力機に出力するようなサーバ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの急速な発展に伴
い、製版業界では、サーバ(ワークステーション等)に
複数のクライアント(パーソナルコンピュータ等)を接
続した処理システム(以下、「クライアント/サーバシ
ステム」と称す)を採用することが多い。一般的に、従
来のサーバ/クライアントシステムでは、サーバ内に複
数の実画像データが格納されている。この実画像データ
は、画素密度が高くデータ量が多いため、処理能力が低
いクライアント側で実画像データをそのまま取り扱う
と、処理効率が著しく低下する。また、クライアント側
においてレイアウト処理などを行う際には、各クライア
ントに設けられたディスプレイ上で画像を確認できれば
良く、画素密度の高い実画像を使用する必要はない。
【0003】そこで、従来のサーバ/クライアントシス
テムでは、サーバが実画像から画素を間引いた画素密度
の低い画像データ(以下、粗画像データと称す)を作成
し、クライアントではその粗画像データを使用してレイ
アウト処理などを行う。そして、粗画像データを使用し
たレイアウト処理が終了すると、サーバは、当該粗画像
データを元の実画像データと差し替えた後、イメージセ
ッタ等の出力機に転送し、出力(例えば、画像を記録し
たフィルムを作成)させる。このようにすれば、クライ
アントの負荷を軽減して処理効率を向上でき、出力時に
は高密度な画像を得ることができる。
【0004】なお、本明細書では、上記のごとく、粗画
像データを使用してクライアント側でレイアウト処理を
行い、サーバ側において処理後の粗画像データを実画像
データに差し替えて処理効率を向上させる一連の処理
を、OPI(Open Prepress Inter
face)処理と称する。
【0005】ところで、製版業界で利用するOPIクラ
イアント/サーバシステムでは、扱うデータ量が多いた
め、サーバ装置に大容量の記憶装置を設ける必要があ
る。記憶装置としてのハードディスク装置は、高速アク
セスが可能であるが、ビット当たりの単価が高く、また
データ保存に関する信頼性が低い(例えば、ヘッドクラ
ッシュ等のシステムトラブル時におけるデータ消失リス
クが高い)。そこで、従来では、複数の記憶媒体をチェ
ンジャー機構で切り替えて使用するようなチェンジャー
機構付き記憶装置が用いられることが多い。このような
チェンジャー機構付き記憶装置では、記憶媒体として、
オフラインメディアとしても使用可能な記憶媒体(光磁
気ディスク(MOD)、コンパクトディスク(CD)、
カセットテープ等のように装置から取り外して持ち運べ
る記憶媒体)が用いられる。このような記憶媒体は、ハ
ードディスク装置に比べて、ビット当たりの単価が安
く、かつデータ保存に対する信頼性も高い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなチェンジャー機構付き記憶装置は、チェンジャー
構造であるが故に、アクセススピードの点で、ハードデ
ィスク装置に比べて格段に遅いという問題点があった。
なお、前述したようなOPI処理を行うシステムのサー
バにチェンジャー機構付き記憶装置を適用した場合、レ
イアウト処理後の粗画像データを実画像データに差し替
えて出力機に転送する際の速度が特に問題となる。なぜ
ならば、出力機への転送速度が遅いと、いくらクライア
ント側で処理効率を上げても、出力段階での処理が遅れ
るため、システム全体としての生産性が低下することに
なるからである。
【0007】それ故に、本発明の目的は、主記憶装置と
してアクセス速度の遅い記憶装置(例えば、チェンジャ
ー機構付きの記憶装置)を用いたとしても、出力機の使
用効率を低下させることのないサーバ装置を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
【0009】第1の発明は、複数のクライアントと通信
可能に接続され、各クライアントから送られてくる作業
要求に従って、当該クライアントに作業に必要なデータ
を送信し、当該クライアントでの作業終了後に当該クラ
イアントから送られてくる出力指示に従って、対応する
画像ファイルを出力機に出力するようなサーバ装置であ
って、複数の画像ファイルを予め格納している主記憶装
置と、主記憶装置よりもアクセス速度が速い副記憶装置
と、クライアントから作業要求が到着したとき、当該ク
ライアントで行われる作業に関連する画像ファイルを、
主記憶装置から読み出して副記憶装置に転送する転送手
段と、クライアントから出力要求が到着したとき、副記
憶装置から対応する画像ファイルを読み出して出力機に
出力する出力手段とを備えている。
【0010】本発明が適用されるクライアント/サーバ
システムでは、各クライアントから作業要求が送られて
きた時点で、作業に関連する画像ファイル、すなわち出
力機へ出力する画像ファイルが判明する。また、クライ
アントがサーバに対して作業要求を送る時刻と、出力要
求を送る時刻との間には、クライアントでの作業に要す
る時間に相当する分の時間差がある。そこで、第1の発
明では、クライアントから作業要求が到着したとき、当
該クライアントで行われる作業に関連する画像ファイル
を、主記憶装置から読み出して副記憶装置に転送し、ク
ライアントから出力要求が到着したときは、副記憶装置
から対応する画像ファイルを読み出して出力機に出力す
るようにしている。副記憶装置は、主記憶装置よりもア
クセス速度が速いので、出力要求を受け取った後に主記
憶装置から画像ファイルを読み出して出力機へ出力する
よりも高速な出力処理が行える。
【0011】第2の発明は、第1の発明において、クラ
イアントから作業要求が到着したとき、当該クライアン
トで行われる作業に関連する画像ファイルを、主記憶装
置から直接出力機へ出力する第1の出力態様と、副記憶
装置を介して間接的に出力機へ出力する第2の出力態様
とでは、いずれの方が処理効率上有利であるかを判断す
る判断手段をさらに備え、転送手段は、判断手段が第2
の出力態様の方が処理効率上有利であると判断した場合
のみ、当該画像ファイルを副記憶装置に転送し、出力手
段は、判断手段が第1の出力態様の方が処理効率上有利
であると判断した場合は、主記憶装置から対応する画像
ファイルを読み出して出力機に出力し、判断手段が第2
の出力態様の方が処理効率上有利であると判断した場合
は、副記憶装置から対応する画像ファイルを読み出して
出力機に出力することを特徴とする。
【0012】クライアントでの作業時間が極めて短い場
合は、主記憶装置から直接出力機へ出力する方が処理効
率上有利な場合もある。そこで、第2の発明では、画像
ファイルを、主記憶装置から直接出力機へ出力する第1
の出力態様と、副記憶装置を介して間接的に出力機へ出
力する第2の出力態様との内、いずれの方が処理効率上
有利であるかを判断し、第2の出力態様の方が処理効率
上有利である場合のみ、画像ファイルを副記憶装置に転
送するようにしている。これによって、より一層処理効
率を上げることができる。
【0013】第3の発明は、第1または第2の発明にお
いて、出力手段が出力機に画像ファイルを出力した後
に、副記憶装置から不必要な画像ファイルを消去する消
去手段をさらに備えている。
【0014】上記のように、第3の発明では、出力手段
が出力機に画像ファイルを出力した後、副記憶装置から
不必要な画像ファイルを消去するようにしているので、
小容量の副記憶装置を用いても副記憶装置が溢れること
がない。
【0015】第4の発明は、第3の発明において、消去
手段は、出力機への出力の終了した画像ファイルの内、
現在待機中の作業要求のいずれにも関連していない画像
ファイルを消去することを特徴とする。
【0016】上記のように、第4の発明では、出力機へ
の出力の終了した画像ファイルであっても、現在待機中
の作業要求のいずれかに関連している画像ファイルは、
近い将来出力することが分かっているので、副記憶装置
から消去しないようにしている。これによって、近接す
る作業要求間で重複した画像ファイルを繰り返し転送す
る必要が無くなり、処理効率が一層向上する。
【0017】第5の発明は、第1または第2の発明にお
いて、転送手段は、転送すべき画像ファイルが格納され
ている主記憶装置内のマウントポイントを副記憶装置内
に移動させた後、主記憶装置内の画像ファイルを、副記
憶装置内の移動後のマウントポイントに転送することを
特徴とする。
【0018】上記のように、第5の発明では、転送すべ
き画像ファイルが格納されている主記憶装置内のマウン
トポイントを副記憶装置内に移動させた後、主記憶装置
内の画像ファイルを、副記憶装置内の移動後のマウント
ポイントに転送するようにしているので、クライアント
側では、出力要求の対象となる画像ファイルが主記憶装
置内に存在するか副記憶装置内に存在するかを意識する
必要がない。
【0019】
【発明の他の態様】この発明は、以下のような他の態様
も含んでいる。すなわち、第1の態様は、複数のクライ
アントと通信可能に接続され、複数の画像ファイルを予
め格納している主記憶装置と、主記憶装置よりもアクセ
ス速度が速い副記憶装置とを備えるサーバ装置において
用いられ、各クライアントから送られてくる作業要求に
従って、当該クライアントに作業に必要なデータを送信
し、当該クライアントでの作業終了後に当該クライアン
トから送られてくる出力指示に従って、対応する画像フ
ァイルを出力機に出力するためのプログラムであって、
クライアントから作業要求が到着したとき、当該クライ
アントで行われる作業に関連する画像ファイルを、主記
憶装置から読み出して副記憶装置に転送する第1のプロ
グラムステップと、クライアントから出力要求が到着し
たとき、副記憶装置から対応する画像ファイルを読み出
して出力機に出力する第2のプログラムステップとを備
える、ソフトウェアプログラムである。
【0020】第2の態様は、上記のソフトウェアプログ
ラムが格納された携帯型記憶媒体に関する。
【0021】第3の態様は、上記のソフトウェアプログ
ラムを通信回線を介して供給する方法に関する。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
るサーバ装置の構成を示すブロック図である。本実施形
態のサーバ装置は、製版用のOPI処理を行うサーバ装
置として構成されている。図1において、本実施形態の
サーバ装置は、CPU1と、ワークメモリ2と、プログ
ラムメモリ3と、データベース保存部4と、通信装置5
と、システムバス6とを備えている。CPU1、ワーク
メモリ2、プログラムメモリ3、データベース保存部
4、通信装置5は、システムバス6を介して相互に接続
されている。なお、システムバス6には、イメージセッ
タ等の出力機7も接続されている。
【0023】プログラムメモリ3は、CPU1のための
動作プログラムデータを格納している。CPU1は、プ
ログラムメモリ3に格納されたプログラムデータに従っ
て、装置全体の制御を行う。ワークメモリ3は、CPU
1の動作上に必要な種々の作業データを格納する。デー
タベース保存部4は、2つのハードディスク装置41お
よび42と、1つのチェンジャー機構付き記憶装置(以
下、チェンジャー装置と称する)43とを含む。ハード
ディスク装置41は、粗画像データを記憶しており、粗
画像保存部401を構成している。ハードディスク装置
42およびチェンジャー装置43は、実画像データを記
憶しており、実画像保存部402を構成している。通信
装置5は、CPU1と図示しない複数のクライアント
(パーソナルコンピュータ等)との間でデータの通信を
行う。
【0024】なお、サーバ装置の出荷時において、プロ
グラムデータをプログラムメモリ3へ不揮発的に格納す
るようにしても良いし、サーバ装置の起動時に、図示し
ないドライブ装置を用いてCD−ROMやフレキシブル
ディスクやMOD(光磁気ディスク)等の可搬形記録媒
体からプログラムデータを読み出し、この読み出したた
プログラムデータをプログラムメモリ3に格納するよう
にしても良いし、通信装置5を介して他のシステムから
オンラインで送信されてくるプログラムデータをプログ
ラムメモリ3に格納するようにしても良い。
【0025】次に、本実施形態のサーバ装置の概略的な
動作について説明する。CPU1は、ハードディスク装
置41、42およびチェンジャー装置43におけるデー
タの保存位置(以下、マウントポイントと称す)を一元
的に管理している。マウントポイントは、いわゆるディ
レクトリと同様の概念であり、ツリー構造を有してい
る。レイアウト処理に使用する粗画像データは、ハード
ディスク装置41内に保存される。この粗画像データと
一対一の関係で対応する出力用の実画像データは、チェ
ンジャー装置43内に存在する。
【0026】図2は、実画像保存部402内のマウント
構造を示している。図2に示すように、チェンジャー装
置43は、マウントポイントとして、デフォルトマウン
トポイント(cdroms)とセカンドマウントポイン
ト(2ndROMS)の2つを取り得る。チェンジャー
装置43内において、これら2つのマウントポイントが
同時に有効になることはなく、CPU1からの指令によ
って2つのマウントポイントが選択的に有効にされる。
なお、チェンジャー装置43が扱う各メディア(記憶媒
体)それぞれについて、2つのマウントポイントが存在
するが、実際にデータを格納し得るマウントポイント
は、デフォルトマウントポイントのみである。これに対
し、セカンドマウントポイントは、単にマウントポイン
トのみが存在するだけの仮想的なマウントポイントであ
る。従って、マウントポイントの数が増えたからといっ
て、チェンジャー装置43内に蓄積される情報量が増加
することはない。
【0027】一方、ハードディスク装置42は、チェン
ジャー装置43が有するデフォルトマウントポイントと
同一名のマウントポイント(cdroms)によってデ
ータの格納位置が管理されている。なお、1つのサーバ
装置内において、同一名の複数のマウントポイントが同
時に存在することは、データ管理上の混乱を招くことに
なるので、禁止されなければならない。従って、実画像
格納部43において、チェンジャー装置43のデフォル
トマウントポイントと、ハードディスク装置42内の対
応するマウントポイントとが同時に有効化されることは
ない。すなわち、チェンジャー装置43内においてある
デフォルトマウントポイントが有効になっている場合
は、ハードディスク装置42内の対応するマウントポイ
ントが無効化(アンマウント)されている。一方、チェ
ンジャー装置43内においてあるデフォルトマウントポ
イントが無効化されている場合(すなわち、対応するセ
カンドマウントポイントが有効になっている場合)は、
ハードディスク装置42内の対応するマウントポイント
が有効になっている。
【0028】上記のように、実画像データのファイル格
納位置を示すマウントポイントは、チェンジャー装置4
3とハードディスク装置42との間で、ダイナミックに
切り替えられる。このようなマウントポイントの切り替
えは、実画像データの移動に連動して実行される。すな
わち、チェンジャー装置43内のあるメディアから実画
像ファイルが読み出されてハードディスク装置42へと
コピーされたときに、チェンジャー装置43内の対応す
るマウントポイントは、デフォルトマウントポイントか
らセカンドマウントポイントへと待避される。このと
き、ハードディスク装置43内の対応するマウントポイ
ントが有効化される。従って、ハードディスク装置42
から当該実画像ファイルを読み出すことが可能となる。
【0029】図3は、メディアCD1,CD3,CD4
に含まれる実画像ファイルが、ハードディスク装置42
中にコピーされたときの実画像保存部402のデータ構
成を示している。図3に示すように、メディアCD1,
CD3,CD4に含まれる目的の実画像ファイルは、ハ
ードディスク装置42中において所定のマウントポイン
ト(すなわち、元々格納されていたデフォルトマウント
ポイントと同一名のマウントポイント)にコピーされて
いる。
【0030】前述したように、OPIクライアント/サ
ーバシステムでは、クライアント側は、粗画像データを
使用してレイアウト処理を行う。従って、クライアント
側でのレイアウト処理の実行時には、必ずレイアウトに
必要な粗画像データの取り出し(アクセス)をサーバ装
置に対して要求することになる。サーバ装置では、クラ
イアントからのアクセス要求を受け取ることによって、
確実に、内部のどの画像データをレイアウトで使用する
かを判断できる。ここでは、あるレイアウト処理に関わ
る必要画像を、レイアウト毎に一括的にクライアント側
からサーバ装置に要求し、同時にそのレイアウト処理結
果の出力予定時刻もその要求時にサーバ装置に通知する
形態を考えるものとする。図4は、クライアントからサ
ーバ装置に送られるアクセス要求の一例を示している。
【0031】サーバ装置は、クライアント側からのレイ
アウト毎の一括的なアクセス要求を、レイアウト毎にリ
ストアップ情報として保存する。以下、このリストアッ
プ情報をLiと表記する。これにより、サーバ装置は、
少なくともレイアウトが終了する以前に、そのレイアウ
ト出力時に必要となる出力データファイルを正確に確認
することができる。
【0032】上記リストアップ情報Liの中に、チェン
ジャー装置43内のデータが含まれている場合、サーバ
装置は、必要な出力画像情報を含むチェンジャー装置内
のメディアのリストアップを行う。次に、サーバ装置
は、リストアップされたメディアの中でデフォルトマウ
ント状態にあるメディアを一旦アンマウントし、即座に
セカンドマウントポイントに再マウントする。これらの
処理は、図5に示すマウント管理テーブルを参照するこ
とにより行われる。再マウント後は、この管理テーブル
も適切に更新される。
【0033】図5において、スイッチパラメータは、チ
ェンジャー装置内の各メディアが、現在どちらのポイン
ト(デフォルトマウントポイントまたはセカンドマウン
トポイント)にマウントされているかを示すフラグであ
り、このフラグが“1”に設定されているときは、該当
するメディアがセカンドマウントポイントにマウントさ
れているものとする。ただし、マウントポイントを更新
するか否かの判断は、後述する転送効率パラメータを算
出することによって行われる。ここで、転送効率パラメ
ータとは、マウントポイントを変更して目的とする情報
をアクセスする場合と、マウントポイントを変更せずに
目的とする情報をアクセスする場合とでは、どちらが処
理時間として有利であるかを示すパラメータである。こ
の転送効率パラメータを算出した結果、セカンドマウン
トポイントに注目のメディアが存在した方が、出力機7
への転送効率が高くなると判断された場合にのみ、マウ
ントポイントが更新される。
【0034】サーバ装置は、更新が必要と判断したチェ
ンジャー装置内のメディアのみをアンマウントし、直ち
にセカンドポイントに再マウントする。その後、サーバ
装置は、リストアップ情報Liに挙げられているファイ
ルの中でセカンドマウントポイントに存在するファイル
情報を、デフォルトポイントと同一のパス名で、ハード
ディスク装置42にそのままコピーする。
【0035】リストアップ情報Liに挙げられたファイ
ルの中で、一連のファイルコピー操作の対象となるファ
イルは、上記のセカンドマウントポイントへ再マウント
されたファイルも含まれるし、今回のレイアウト出力以
前に、既にセカンドマウントポイントに再マウントされ
ているチェンジャーメディア上に存在するファイルも含
まれる。これらファイルの全てを、今回のレイアウト出
力に先だってデフォルトマウントポイントと同一のパス
名で、ハードディスク装置42にコピーする必要があ
る。この時点でのこのレイアウト出力に関わる実画像保
存部402内のデータ構成は、例えば図3に示すような
構成になる。図3の例では、メディアCD1,CD3,
CD4に含まれる目的のファイルが、全てハードディス
ク装置42内にコピーされている。これらメディアCD
1,CD3,CD4に含まれるファイルがハードディス
ク装置42内に存在できるのは、各メディアを図5のマ
ウント管理テーブルに基づいてセカンドマウントポイン
トに移動させたからである。すなわち、メディア内の情
報と、ハードディスク装置42内の情報とは、互いに排
他的な関係にあり、同時に同一パス上に存在することは
できない。
【0036】転送効率パラメータを算出した結果、直接
チェンジャー装置43内のメディアから出力した方が効
率的であるときで、かつ以前のレイアウト出力でセカン
ドマウントポイントにマウントされていないファイル
は、今回のレイアウト出力において、直接、チェンジャ
ー装置内のメディアから出力されることになる。
【0037】あるレイアウト出力が終了すると、そのレ
イアウト出力に関わるリストアップ情報Liは消去され
る。サーバ装置は、現在進行中の全てのレイアウト処理
に関わるリストアップ情報をモニタしており、もし、ど
のリストアップ情報にも記述されていないチェンジャー
内メディアがセカンドマウントポイントにマウントされ
ている場合は、そのメディアのマウントポイントをデフ
ォルトポイントに戻して、以後のレイアウトおよび保存
情報の更新に備える。
【0038】図6は、クライアント側の処理手順を示す
フローチャートである。図7は、サーバ装置におけるマ
ウントポイントの更新制御の処理手順を示すフローチャ
ートである。図8は、サーバ装置におけるレイアウト出
力の処理手順を示すフローチャートである。以下、これ
ら図6〜図8を参照して、本実施形態の動作をより詳細
に説明する。
【0039】まず、図6を参照して、サーバ装置に接続
されたクライアント(図1には示されていない)は、レ
イアウト処理要求が発生すると(ステップS101)、
レイアウト処理で使用する画像のアクセス要求情報Li
を、サーバ装置に送信する(ステップS102)。図4
は、クライアントが送信するアクセス要求情報Liの一
例を示している。図4に示すように、アクセス要求情報
Liは、出力レイアウト名と、出力予定時間(クライア
ントでレイアウト処理が終了する予定時間)と、レイア
ウト処理で必要となる画像ファイルのファイル名とを含
んでいる。
【0040】サーバ装置では、クライアントからアクセ
ス要求情報Liを受け取ると、CPU1が対応する粗画
像ファイルをハードディスク装置41から読み出して、
アクセス要求を発したクライアントに送信する。
【0041】サーバ装置から粗画像ファイルを受け取っ
たクライアントは、所定のレイアウト処理を実行する
(ステップS103)。レイアウト処理が終了すると、
クライアントは、サーバ装置に対して、レイアウト出力
要求を送信する(ステップS104)。このとき、レイ
アウト出力要求には、レイアウト処理結果も含められ
る。なお、クライアントにおいて再出力要求がある場合
(ステップS105)は、レイアウト出力要求が繰り返
しサーバ装置に送信される。次に、クライアントは、ア
クセス要求情報Liの消去要求をサーバ装置に送信する
(ステップS106)。その後、クライアントは、動作
を終了する。
【0042】図7を参照して、サーバ装置がクライアン
トからのアクセス要求情報Liを受け取ると、サーバ装
置内のCPU1は、アクセス要求情報Liの追加要求が
有ると判断し(ステップS201)、受け取ったアクセ
ス要求情報Liの追加処理を実行する(ステップS20
2)。次に、CPU1は、受け取ったアクセス要求情報
Liについての転送効率パラメータPiを算出する(ス
テップS203)。次に、CPU1は、算出された転送
効率パラメータPiが“1”か否かを判断する(ステッ
プS204)。後述するように、転送効率パラメータP
iが“1”であることは、レイアウト処理に関わる実画
像データを、チェンジャー装置43内のメディアから出
力機7に直接出力するよりも、一旦、ハードディスク装
置42にコピーして出力機7に出力する(すなわち、ハ
ードディスク装置42をバッファとして使用する)方
が、転送効率上有利であることを示している。
【0043】転送効率パラメータPiが“1”の場合、
CPU1は、アクセス要求情報Li中の使用画像が存在
するボリュームであって、かつデフォルトマウントポイ
ント上に存在しているボリュームを調べる(ステップS
205)。次に、図5に示すマウントポイント管理テー
ブルにおいて、対応するボリュームのスイッチパラメー
タを“1”に設定する(ステップS206)。これによ
って、対応するボリュームがセカンドマウントポイント
に待避されたことになる。次に、CPU1は、アクセス
要求情報Liに含まれる使用画像ファイルを、ハードデ
ィスク装置42内において、元のデフォルトマウントポ
イントと同一のホルダにコピーする(ステップS20
7)。その後、CPU1は、マウントポイントの更新制
御動作を終了する。一方、転送効率パラメータPiが
“1”でない場合、CPU1は、使用画像ファイルをハ
ードディスク装置42にコピーすることなく、マウント
ポイントの更新制御動作を終了する。
【0044】図8を参照して、サーバ装置がクライアン
トからのレイアウト出力要求を受け取ると(ステップS
301)、CPU1は、レイアウト出力処理を実行する
(ステップS302)。このとき、出力要求に対応する
画像ファイルのスイッチパラメータが“1”の場合、C
PU1は、当該画像ファイルをハードディスク装置42
から読み出して出力機7に転送することになる。一方、
出力要求に対応する画像ファイルのスイッチパラメータ
が“1”でない場合、CPU1は、当該画像ファイルを
チェンジャー装置43から読み出して出力機7に転送す
ることになる。いずれの場合であっても、CPU1は、
読み出した画像ファイルに対し、レイアウト出力要求に
含まれるレイアウト処理結果に従うレイアウト処理を施
した後に、出力機7に転送する。
【0045】再び図7を参照して、サーバ装置がクライ
アントからアクセス要求情報Liの消去要求を受け取る
と(ステップS208)、CPU1は、チェンジャー装
置43内において、現在、セカンドマウントポイントに
マウントされている全てのボリュームをリストアップす
る(ステップS209)。すなわち、CPU1は、消去
要求の対象となっているアクセス要求情報Liおよび現
在処理中の状態にある他のアクセス要求情報を全て参照
して、スイッチパラメータが“1”に設定されているボ
リュームを全てリストアップする。次に、CPU1は、
リストアップしたボリュームの内、消去要求の対象とな
っているアクセス要求情報Liのみに記述されているボ
リュームをさらにリストアップする(ステップS21
0)。次に、CPU1は、ハードディスク装置42にコ
ピーされている実画像ファイルの内、上記ステップS2
10でリストアップされたボリュームのデフォルトマウ
ントポイントと同一のホルダに格納されている実画像フ
ァイルを削除する(ステップS211)。次に、CPU
1は、ステップS210でリストアップしたボリューム
のスイッチパラメータを“0”に設定する(ステップS
212)。これによって、ステップS210でリストア
ップしたボリュームがデフォルトマウントポイントに再
マウントされる。次に、CPU1は、モニタしているア
クセス要求情報の中から、消去要求の対象となっている
アクセス要求情報Liを消去する(ステップS21
3)。その後、CPU1は、マウントポイントの更新制
御動作を終了する。
【0046】上記のように、アクセス要求情報の消去要
求が出されたとき、当該消去要求の対象となっているア
クセス要求情報に含まれている画像ファイルであって
も、現在待機中の他のアクセス要求情報にも含まれてい
る画像ファイルのコピー情報は、ハードディスク装置4
2から消さないようにしているので、当該待機中の他の
アクセス要求情報を処理する際に、当該画像ファイルを
チェンジャー装置43からハードディスク装置42にコ
ピーする必要が無くなる。従って、処理の効率化が図れ
ることになる。
【0047】次に、転送効率パラメータPiの算出方法
の一例を説明する。ここでは、一例として、以下に示す
3種類の時間変数T1,T2,T3を用いることとす
る。
【0048】時間変数T1は、(1)出力要求された画
像ファイルAの存在するメディアのマウントポイントを
変更する処理に要する時間と、(2)変更したメディア
から画像ファイルAを変更前のマウントポイントと同パ
ス名のハードディスク装置42内の記憶領域にコピーす
る処理に要する時間と、(3)ハードディスク装置42
から画像ファイルAを出力する処理に要する時間との合
計として算出される。時間変数T2は、画像ファイルA
を現在のマウントポイントのメディアから直接出力機7
に出力するのに要する時間として算出される。時間変数
T3は、クライアントがレイアウト処理のために粗画像
データを必要とする時刻と、レイアウトされた実画像デ
ータを実際にチェンジャー装置43から出力機7に出力
する時刻との時間差として算出される。
【0049】T3>T1の場合、転送効率パラメータ
は、常に“1”に設定される。T3≦T1の場合、T1
−T3≦T2の条件が成立するときに限って、転送効率
パラメータは、“1”に設定される。
【0050】本実施形態が適用されるOPIクライアン
ト/サーバシステム環境において、サーバ装置でのデー
タ出力を考えた場合、クライアントからのアクセス要求
の発生時刻と、出力機に対する出力処理時刻との間に
は、時間的にずれがある。また、クライアントからアク
セス要求を受け取った時点で、サーバ装置は、出力機に
対して将来出力すべきデータを把握している。そして、
上記時間変数T3は、少なくともクライアントであるレ
イアウトオペレーションの所要時間よりは大きい値であ
るので、殆どの場合、 T3>T1 の関係が成立することになる。
【0051】本実施形態では、転送効率パラメータが
“1”の場合には、ダイナミックなマウントポイントの
変更の結果として、出力要求された画像ファイルAが実
際に出力機7に転送されるときには、出力対象となる画
像ファイルAは、ハードディスク装置42内に存在して
いることになる。チェンジャー装置43内の同一画像フ
ァイルAは、既に別名のマウントポイントの配下に位置
づけられているので、このチェンジャー装置43から画
像ファイルAが出力されることはない。従って、この場
合、ハードディスク装置42から出力機7に対して画像
ファイルAが出力される。
【0052】上記一連の操作により、チェンジャー装置
43内に存在していた画像ファイルと同一パスを有する
ハードディスク装置42内に画像ファイルを作成するこ
とが可能となり、結果的にデータ出力時のパフォーマン
スは、ハードディスク装置43と等価とすることが可能
となる。
【0053】以下には、転送効率パラメータのより具体
的な算出例を説明する。ここでは、簡単のために、レイ
アウト処理で使用する画像の要求情報Li中の全ての画
像ファイルが“0”であるとして話を進める。
【0054】今、諸量M,N,Ci,tCD,tHD
CH,tA ,tM を、 M:Liに含まれるメディアの全数 N:Liに含まれるファイルの全数 Ci:各ファイルiの容量 tCD:チェンジャー装置43における各メディアのデー
タ転送スピード tHD:ハードディスク装置42のデータ転送スピード tCH:チェンジャー装置43におけるメディアの入れ替
え時間 tA :メディアのドライブのアクセス時間 tM :メディアのマウントポイント変更時間 と定義すると、前述の時間変数T1,T2,T3は、次
のようになる。
【0055】まず、時間変数T1は、次式(1)で表さ
れる。 T1=ta+tb+tc …(1) 上式(1)において、taは、出力要求されたレイアウ
トに関わるデータの存在するメディアのマウントポイン
トを変更する処理に要する時間であり、次式(2)で表
される。
【数1】 また、tbは、変更したメディアからレイアウトに必要
なファイルのみをマウントポイントと同名のパスにコピ
ーする処理に要する時間であり、次式(3)で表され
る。
【数2】 また、tcは、ハードディスク装置42からコピーデー
タを出力する処理に要する時間であり、次式(4)で表
される。
【数3】
【0056】前述したように、時間変数T2は、出力要
求されたレイアウトに関わるメディアのマウントポイン
トを現在のまま変更せず、そのまま出力するときに要す
る処理時間である。この処理時間は、上記tbとほぼ等
価であると考えても良いので、時間変数T2は、次式
(5)で表される。 T2=tb …(5)
【0057】また、時間変数T3は、出力機7に対する
レイアウト出力の予定時刻と、現在時刻との時間差であ
る。
【0058】次式(6)または(7)の条件が成立する
とき、転送効率パラメータを“1”とするものとする。 T3>T1 …(6) T3<T1かつT3>T1−T2 …(7)
【0059】ところで、 T1=ta+tb+tc であり、かつ T2=tb であるので、上式(6)は、次式(8)となり、上式
(7)は、次式(9)となる。 T3>ta+tb+tc …(8) T3>ta+tc …(9)
【0060】結局、次式(10)が成立すれば、マウン
トポイントをセカンドマウントポイントに変更した方が
処理時間上有利となる。
【数4】
【0061】このことは、レイアウトに関わるメディア
をセカンドマウントポイントに変更する時間と、変更
後、ハードディスク装置42から出力する時間の合計時
間が、レイアウト出力の待ち時間より短ければ、転送効
率パラメータは“1”にした方が有利であることを示し
ている。
【0062】例えば、50点の絵柄をレイアウト出力す
るときに、その絵柄が10枚のメディアに散らばってお
り、絵柄の総容量が300メガバイト(MB)である
と、チェンジャー装置43のドライブの転送レートを
0.6MB、ハードディスク装置42の転送レートを
3.0MB、マウントポイント変更所要時間をメディア
1枚当たり40秒とすれば、 N=50 M=10 Σ(Ci)=300MB tM =40sec tCH:30sec tCD:0.6MB/sec tHD:3.0MB/sec となり、前述の式(10)の右辺は、次式(11)のよ
うに計算される。
【数5】
【0063】通常、レイアウト処理に要する時間は、1
時間以上は要するので、この場合T3は、3600se
c以上となり、殆どの場合、転送効率はセカンドマウン
トポイントに移動した方が有利であることが分かる。
【0064】ここで、セカンドマウントポイントへの移
動を実施した場合の効果を検証するために、移動実施後
の転送パフォーマンスと、移動しない場合の転送パフォ
ーマンスとを比較することとする。まず、セカンドマウ
ントポイントを設定し、目的のデータをハードディスク
装置42から出力する場合の転送所要時間は、次式(1
2)で表される。
【数6】 次に、セカンドマウントポイントを設定せず、直接、チ
ェンジャー装置43から出力する場合の所要時間は、次
式(13)で表される。
【数7】
【0065】結局、このレイアウト出力の場合は、セカ
ンドマウントポイントへの移動によってハードディスク
装置42からのレイアウト出力を可能とすることは、従
来であれば2000秒(約33分)を要する処理を、1
00秒程度に短縮できていることが分かる。この例で
は、出力パフォーマンスを約20倍程度高めていること
になるが、他の条件の出力も、おおよそ、この程度の効
果は期待できる。
【0066】なお、上記実施形態では、転送効率パラメ
ータを、転送時間のみを考慮して算出したが、その他
に、ハードディスク装置43の空き容量や、レイアウト
出力などの出力処理に必要な情報の出力回数などを考慮
に入れて算出するようにしても良い。
【0067】また、上記実施形態では、主記憶装置とし
てチェンジャー装置43を用いるようにしたが、ビット
当たりの単価が安く、保存するデータの信頼性の高い記
憶装置であれば、他の記憶装置を用いるようにしても良
い。また、上記実施形態では、副憶装置としてハードデ
ィスク装置42を用いるようにしたが、高速アクセスが
可能な記憶装置であれば、他の記憶装置(例えば、大容
量の半導体メモリ)を用いるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るサーバ装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】図1における実画像保存部402内のマウント
構造を示す図である。
【図3】メディアCD1,CD3,CD4に含まれる実
画像ファイルが、ハードディスク装置42中にコピーさ
れたときの実画像保存部402のデータ構成を示す図で
ある。
【図4】クライアントからサーバ装置に送られるアクセ
ス要求の一例を示す図である。
【図5】本実施形態で用いられるマウント管理テーブル
の一例を示す図である。
【図6】本実施形態において、クライアント側の処理手
順を示すフローチャートである。
【図7】本実施形態のサーバ装置におけるマウントポイ
ントの更新制御の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図8】本実施形態のサーバ装置におけるレイアウト出
力の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の簡単な説明】
1…CPU 2…ワークメモリ 3…プログラムメモリ 4…データベース保存部 401…粗画像保存部 402…実画像保存部 41,42…ハードディスク装置 43…チェンジャー装置 5…通信装置 6…システムバス 7…出力機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 17/30 G06F 15/40 370B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のクライアントと通信可能に接続さ
    れ、各クライアントから送られてくる作業要求に従っ
    て、当該クライアントに作業に必要なデータを送信し、
    当該クライアントでの作業終了後に当該クライアントか
    ら送られてくる出力指示に従って、対応する画像ファイ
    ルを出力機に出力するようなサーバ装置であって、 前記複数の画像ファイルを予め格納している主記憶装置
    と、 前記主記憶装置よりもアクセス速度が速い副記憶装置
    と、 前記クライアントから前記作業要求が到着したとき、当
    該クライアントで行われる作業に関連する画像ファイル
    を、前記主記憶装置から読み出して前記副記憶装置に転
    送する転送手段と、 前記クライアントから前記出力要求が到着したとき、前
    記副記憶装置から対応する画像ファイルを読み出して前
    記出力機に出力する出力手段とを備える、サーバ装置。
  2. 【請求項2】 前記クライアントから前記作業要求が到
    着したとき、当該クライアントで行われる作業に関連す
    る画像ファイルを、前記主記憶装置から直接前記出力機
    へ出力する第1の出力態様と、前記副記憶装置を介して
    間接的に出力機へ出力する第2の出力態様とでは、いず
    れの方が処理効率上有利であるかを判断する判断手段を
    さらに備え、 前記転送手段は、前記判断手段が前記第2の出力態様の
    方が処理効率上有利であると判断した場合のみ、当該画
    像ファイルを副記憶装置に転送し、 前記出力手段は、前記判断手段が前記第1の出力態様の
    方が処理効率上有利であると判断した場合は、主記憶装
    置から対応する画像ファイルを読み出して出力機に出力
    し、前記判断手段が前記第2の出力態様の方が処理効率
    上有利であると判断した場合は、副記憶装置から対応す
    る画像ファイルを読み出して出力機に出力することを特
    徴とする、請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 【請求項3】 前記出力手段が前記出力機に画像ファイ
    ルを出力した後に、前記副記憶装置から不必要な画像フ
    ァイルを消去する消去手段をさらに備える、請求項1ま
    たは2に記載のサーバ装置。
  4. 【請求項4】 前記消去手段は、出力機への出力の終了
    した画像ファイルの内、現在待機中の作業要求のいずれ
    にも関連していない画像ファイルを消去することを特徴
    とする、請求項3に記載のサーバ装置。
  5. 【請求項5】 前記転送手段は、転送すべき画像ファイ
    ルが格納されている前記主記憶装置内のマウントポイン
    トを前記副記憶装置内に移動させた後、主記憶装置内の
    画像ファイルを、前記副記憶装置内の移動後のマウント
    ポイントに転送することを特徴とする、請求項1または
    2に記載のサーバ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104239435A (zh) * 2014-08-29 2014-12-24 四川长虹电器股份有限公司 一种基于图片缩略处理的分布式图片缓存方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07175825A (ja) * 1993-11-05 1995-07-14 Hitachi Ltd 文書の検索および表示方法
JPH08101908A (ja) * 1994-09-30 1996-04-16 Canon Inc 画像出力システム

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