JPH1063531A - 演算異常検知装置 - Google Patents

演算異常検知装置

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JPH1063531A
JPH1063531A JP8218681A JP21868196A JPH1063531A JP H1063531 A JPH1063531 A JP H1063531A JP 8218681 A JP8218681 A JP 8218681A JP 21868196 A JP21868196 A JP 21868196A JP H1063531 A JPH1063531 A JP H1063531A
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JP
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arithmetic
data
test execution
test
task
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JP8218681A
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English (en)
Inventor
Seiji Arai
誠二 新井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトウェアを用いてオンラインで演算
器の異常を検知し、異常時に演算器を含む演算制御装置
を不使用とし、適切な演算制御を実行する。 【解決手段】 実行時間間隔データ,動作モードを規定
するテスト実施関連データ記憶手段5と、テスト実行タ
スクを生成し、この生成テスト実行タスクとともに前記
実行時間間隔データを前記演算機構に送出し、実行時間
間隔ごとに演算機構に演算させ、この演算結果と予め設
定する期待値とから演算機構の異常を判断するテスト手
段6a,6b,…と、演算機構の異常と判断されたと
き、動作モードに従って演算制御装置の切り離しまたは
適用システムの強制停止を実行する異常処理手段44
を設けた演算異常検知装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、演算制御装置の演
算機構に対してソフトウェアによるテストを実行し、演
算機構の異常を検知する演算異常検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、演算制御装置の演算機構(ハード
ウェア)の異常の検知するに際し、幾つかの演算異常検
知装置が用いられている。図5はその1つの演算異常検
知装置の構成を示す図である。
【0003】この演算異常検知装置は、実際に演算を行
うための演算データを記憶する演算データ記憶部51
と、この演算データ記憶部51の演算データを用いてそ
れぞれ同じ演算を実行する演算制御装置の演算機構であ
るマスター演算器52aおよびスレーブ演算器52bと
が設けられている。このマスター演算器52aは、演算
制御装置53の演算機構に相当するものであり、よって
当該マスター演算器52aの演算結果54は演算制御装
置53の演算結果であるとも言える。一方、スレーブ演
算器52bは、演算制御装置53その他の演算制御装置
(図示せず)の演算機構として用いられる。
【0004】さらに、この演算異常検知装置には、マス
ター演算器52aの演算結果54aとスレーブ演算器5
2bの演算結果54bとを比較し、これら両演算結果5
4a,54bが等しいとき両演算器52a,52bが正
常であると判断し、逆に演算結果52a,52bが異な
っているとき両演算器52a,52bのうち何れか一方
の演算器が異常であると判断されたとき演算異常検知信
号55を出力する比較器56と、この演算異常検知信号
55を受けたとき、演算制御装置53その他の演算制御
装置或いは外部に対して演算異常を検知したことを知ら
せる信号を出力する演算異常処理器57とが設けられて
いる。
【0005】図6は従来の別の演算異常検知装置の構成
を示す図である。この演算異常検知装置は、例えば3つ
以上の演算器が用いられ、多数決原理を用いて演算器の
異常を検知するものである。具体的には、実際に演算を
行うための演算データを記憶する演算データ記憶部61
と、この演算データ記憶部61の演算データを用いてそ
れぞれ同じ演算を実行する演算制御装置の演算機構であ
る3つの演算器62a,62b,62cと、これら演算
器62a,62b,62cの演算によって得られる演算
結果63a,63b,63cを取り込んで多数決原理を
用いて演算器の異常を決定する多数決比較器64とによ
って構成されている。
【0006】この多数決比較器64は、例えば3つの演
算結果63a,63b,63cのうち同時に2つ以上の
演算結果が同一と判断されたとき、この同一と判断され
た演算結果が正しいと判断する。これは、同時に2つ以
上の演算器が故障するとは考えにくいためである。よっ
て、多数決比較器64は、3つの演算器62a,62
b,62cの演算結果63a,63b,63cが等しい
とき、それが演算制御装置65の演算結果66となり、
また3つの演算器62a,62b,62cが故障した場
合を除き、何れかの演算器で故障が発生したとき、演算
異常検知信号67を出力する。68は演算制御装置65
または外部に演算異常を検知したことを知らせる信号を
出力する演算異常処理器である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な演算異常検知装置は、演算器の大雑把な異常状態を検
知できるものの、例えば演算器やレジスタで生じるデー
タ化け等についてはパリティチェック回路等が存在しな
いために、何れの演算器が異常であるかを正確に検知で
きない。
【0008】請求項1,2に記載される発明は、上記実
情に鑑みてなされたもので、ソフトウェア的に演算機構
の異常を検知可能とし、かつ、異常時にオンライン状態
のままで演算機構を含む演算制御装置を使用不可状態に
設定する演算異常検知装置を提供することにある。請求
項3,4に記載される発明は、ハードウェアでチェック
されない演算機構の異常をも容易にチェック可能とする
演算異常検知装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1,2に対応する
発明は、演算制御装置の演算機構をテストする演算異常
検知装置において、テスト実行時間間隔データおよび前
記演算機構異常時の動作モードを規定するテスト実施関
連データ記憶手段と、予め定めるタスク生成プログラム
に基づいてテスト実行タスクを生成するとともに、この
生成されたテスト実行タスクを用いて前記テスト実行時
間間隔データごとに前記演算機構に演算させ、この演算
結果から前記演算機構が異常であると判断されたとき、
前記動作モードに従って前記演算制御装置に所要の処理
を実施する管理タスクとを設けた演算異常検知装置であ
る。
【0010】なお、前記管理タスクとしては、予め定め
るタスク生成プログラムに基づいてテスト実行タスクを
生成するタスク生成手段と、このタスク生成手段で生成
されるテスト実行タスクとともに前記テスト実行時間間
隔データを前記演算制御装置に通知する通知手段と、こ
の通知手段によって通知されたテスト実行タスクを用い
て前記テスト実行時間間隔データごとに前記演算機構に
演算させ、この演算結果から得られる演算異常検知信号
を受けたとき、前記動作モードに従って前記演算制御装
置の切り離しまたは計算機システムの強制停止を実行す
る異常処理手段とを備えたものである。
【0011】請求項1,2に対応する発明は、以上のよ
うな手段を講じたことにより、管理タスクでは、テスト
実行タスクを生成した後、この生成されたテスト実行タ
スクを用いて自動的にテスト実行時間間隔データごとに
演算機構に演算させ、この演算によって得られた演算結
果から演算機構が異常であると判断されたとき、この演
算機構をもつ演算制御装置から送られてくる演算異常検
知信号に基づき、動作モードに従って当該演算制御装置
の切り離しまたは適用する計算機システムの強制停止を
実行するので、ソフトウェア的に所定時間間隔ごとに演
算機構の異常の有無を検知でき、演算機構の異常時に他
の演算制御装置を稼動させた状態で異常のある演算機構
をもつ演算制御装置だけを使用不能状態にするので、異
常な演算結果を用いて制御対象を制御するようなことが
なく、演算制御装置をもつシステムの安定化および信頼
性を確保できる。
【0012】次に、請求項3,4に対応する発明は、演
算制御装置の演算機構をテストする演算異常検知装置に
おいて、テスト実行時間間隔データおよび前記演算機構
の異常時の動作モードを規定するテスト実施関連データ
記憶手段と、予め定めるタスク生成プログラムに基づい
てテスト実行タスクを生成し、この生成されたテスト実
行タスクとともに前記テスト実行時間間隔データを、テ
スト対象演算器およびテスト対象外演算器をもつ前記演
算制御装置に送出する第1のタスク管理手段と、予め論
理演算用データおよび当該論理演算用データを用いて得
られる計算済みの第1の期待値を格納する固定データ領
域と前記演算制御装置内蔵CPUのクロック,時刻デー
タから生成される前記論理演算用データとは異なる数値
(算術)演算用データおよび当該数値演算用データを用
いて前記テスト対象外演算器により得られる演算結果を
第2の期待値として格納する可変データ領域とをもつ演
算データ記憶手段と、前記論理演算用データを用いて前
記テスト対象およびテスト対象外の演算器に演算させ、
これら演算器の演算結果と前記第1の期待値とを比較す
る第1の比較手段と、前記数値演算用データを用いて前
記テスト対象演算器に演算させ、このテスト対象演算器
の演算結果と前記第2の期待値とを比較する第2の比較
手段と、これら第1および第2の比較手段によって前記
テスト対象演算器およびテスト対象外演算器の何れか一
方の演算器が異常であると判断されたとき、演算異常検
知信号を出力する演算異常出力手段と、この演算異常出
力手段から演算異常検知信号を受けたとき、前記動作モ
ードに基づいて前記演算制御装置の切り離しまたは適用
システムの強制停止を実施する第2のタスク管理手段と
を設けた演算異常検知装置である。
【0013】なお、第1の演算用データには論理演算用
データが用いられ、第2の演算用データには算術演算用
データが用いられる。この請求項3,4に対応する発明
は、以上のような手段を講じたことにより、各演算制御
装置にテスト対象演算器およびテスト対象外演算器を設
け、また予め演算データ記憶手段の固定データ可変領域
に例えば論理演算用データおよび当該論理演算用データ
の確かな演算結果となる期待値を格納し、一方、可変デ
ータ領域にCPUクロックおよび時刻データを用いて生
成した例えば数値演算用データおよびこの数値演算用デ
ータを用いて前記テスト対象外演算器の演算によって得
られる演算結果の期待値を格納する。
【0014】以上の状態において第1の比較手段では、
論理演算用データを用いてテスト対象およびテスト対象
外の演算器に演算させ、これら演算器の演算結果と固定
データ領域の期待値とを比較し、各演算器の異常の有無
を判断する。一方、第2の比較手段では、数値演算用デ
ータを用いてテスト対象演算器に演算させ、このテスト
対象演算器の演算結果と第2の期待値とを比較し、テス
ト対象演算器の異常の有無をチェックする。このとき、
第1の比較手段によって何れか1つの演算結果不一致と
なれば、その不一致となった演算結果を出した演算器が
異常であると判断し、また第1の比較手段にて何れの演
算結果も一致するが、第2の比較手段で不一致となった
とき、テスト対象演算器として論理演算の場合には異常
ではないが、数値演算に対して異常であると判断し演算
異常検知信号を出力するので、従来のようなハードウェ
アでチェックできない演算制御装置の演算機構の異常も
確実に検出できる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係わる演算異常検
知装置を適用した計算機システム1の機能構成図であ
る。この計算機システム1は、マイクロプロセッサシス
テムその他所要とする制御動作を実行する制御機器等に
よって構成され、それぞれ演算器2をもつ1つ以上の演
算制御装置3a,3b,…と、これら演算制御装置3
a,3b,…内の演算器2のテストを実行し異常時に必
要な処理を実行する管理タスク4と、演算器2をテスト
する実行時間間隔データ51 および動作モードデータ5
2 など,テストの実施およびその実施後の取扱いを規定
するテスト実施関連データ記憶手段5とによって構成さ
れている。
【0016】前記管理タスク4は、予め定めたタスク生
成プログラムに基づいて、動作中の各演算制御装置3
a,3b,…の演算器2をテストするためのテスト実行
タスク6a,6b,…を生成するタスク生成機能41
このタスク生成機能41 によって生成される実行タスク
6a,6b,…とともにテスト実行時間間隔データ51
を通知するテストデータ通知機能42 、テスト実行タス
ク6a,6b,…を用いて各演算制御装置3a,3b,
…内の演算器2による演算結果から得られる演算異常検
知を受信する演算異常受信機能43 、演算器2の異常時
に前記テスト実施関連データ記憶手段5に記憶される動
作モード52 に従って異常と判断された演算器または当
該異常演算器を含む演算制御装置を切り離したり、或い
は強制的に停止させる異常処理機能44 等が設けられて
いる。なお、計算機システム1における唯一の演算制御
装置の切り離しは計算機システム1の強制停止となる。
【0017】前記テスト実行タスク11(6a,6b,
…)を用いて各演算制御装置の演算器をテストするテス
ト実行手段は、図2に示すような構成となっている。す
なわち、テスト実行手段は、テスト実行タスク11(6
a,6b,…)と、テスト実行タスク11を用いて演算
器12a,12bをテストする各演算制御装置13(3
a,3b,…)と、通常,計算機システムのCPUなど
で使用されているクロック発生源14およびタイマー装
置14と、演算用データをもつ演算データ記憶部16と
によって構成されている。
【0018】前記各演算制御装置13には例えば2つの
演算器12a,12bが設けられ、そのうち一方の演算
器例えば12aはテスト対象の演算器であり、他のもう
1つの演算器例えば12bはテスト対象外の演算器であ
る。なお、テスト対象外の演算器12bは、必ず各演算
制御装置13ごとに設ける必要がなく、複数の演算制御
装置13で共用してもよい。
【0019】前記演算データ記憶部16は、固定データ
領域と可変データ領域とからなり、固定データ領域には
AND,OR,NAND等の論理演算を行なう演算用デ
ータ17aおよびこの演算用データ17aを用いた演算
器12a,12bの正確な演算結果である期待値17b
が格納されている。一方、可変データ領域にはテスト実
行タスク11が生成する演算用データ18aおよびこの
演算用データ18aを用いて前記テスト対象外の演算器
12bに演算させてえられる演算結果である期待値18
bが格納されている。
【0020】従って、テスト実行タスク11は、具体的
には、予め定めたプログラムに基づき、クロック発生源
14のクロックやタイマー14の時刻データを用いて数
値演算を行なうための演算用データ18aを生成して可
変データ領域に格納するとともに、この演算用データ1
8aをテスト対象外の演算器例えば12bに与えて演算
をさせた後、その演算結果を可変データ領域に期待値1
8bとして格納する期待値生成手段と、固定データ領域
に格納される演算用データ17aを用いて複数の演算器
12a,12bに演算を行なわせ、これら演算器12
a,12bの演算結果と固定データ領域の期待値17b
とを比較する第1の比較手段と、前記クロックや時刻デ
ータを用いて生成された演算用データ18aを用いてテ
スト対象の演算器例えば12aに演算させ、そのテスト
対象演算器12aの演算結果と前記テスト対象外の演算
器12bの演算結果である期待値18bとを比較する第
2の比較手段と、これら第1および第2の比較手段の何
れか一方または両方で不一致となったとき、演算器12
aまたは12bが異常である旨の演算異常検知信号を管
理タスク4に通知する演算異常通知手段とからなってい
る。
【0021】次に、以上のような演算異常検知装置を適
用した計算機システム1の動作について図3および図4
を参照して説明する。管理タスク4は、テスト動作を開
始すると(ST1)、計算機システム1内で管理する例
えば動作フラグなどから動作中の演算制御装置13,…
の実装数を取得した後(ST2)、予め定めたタスク生
成プログラムに従って各動作中演算制御装置13,…の
演算器12a,12bをテストするためのテスト実行タ
スク6a,6b,…を生成し(ST3)、このテスト実
行タスク6a,6b,…とともに実行時間間隔データ1
1 を各演算制御装置13,…に通知する。ここで、テ
スト実行タスク6a,6b,…は、図4に示すような処
理手順に従って演算器のテストを実行する(ST4)。
【0022】このテスト実行処理は、テスト実行タスク
の動作開始に基づき(ST21)、CPU利用のクロッ
ク発生源14のクロックおよびタイマー15の時刻デー
タを用いて予め定めたプログラムに従って数値演算を行
なうための演算用データ18aを生成し(ST22)、
演算データ記憶部16の可変データ領域に格納するとと
もに、この演算用データ18aをテスト対象外の演算器
例えば12bに与えて演算をさせた後、その演算器12
bの演算結果を受け取り、同様に演算データ用記憶部1
5の可変データ領域に期待値18bとして格納する(S
T23)。
【0023】次に、テスト実行タスク11は、演算デー
タ用記憶部16の固定データ領域から演算用データ17
aを取り出し、2つの演算器12a,12bに演算をさ
せて演算結果を求める(ST24)。しかる後、これら
2つの演算器12a,12bの演算結果と固定データ領
域の期待値17bとを比較する(ST26)。
【0024】引き続き、前記クロックや時刻データを用
いて生成された可変データ領域の演算用データ18aを
用いてテスト対象の演算器例えば12aに送出する。こ
こで、演算制御装置13の演算器12aは、演算用デー
タ18aを用いて演算を実行し、演算結果を求める(S
T25)。そして、この演算結果とテスト対象外の演算
器12bの演算結果である可変データ領域の期待値18
bとを比較する(ST26)。
【0025】このステップST26において演算結果に
異常がなければ、テスト実行タスク11は、管理タスク
4から通知されたテスト実行時間間隔データ51 のタイ
マーディレィの後(ST27)、再びステップST22
に戻り、クロックおよび時刻データを用いて可変データ
領域の演算用データ18aを生成し、同様の処理を繰り
返し行なう。
【0026】しかし、ステップST24およびST25
による比較処理によって不一致があれば、該当する演算
器が異常であると判断する。例えば演算器12aの演算
結果と固定データ領域の期待値17bとが一致し、演算
器12bの演算結果と固定データ領域の期待値17bと
が不一致であれば、演算器12bが異常であると判断す
る。また、演算器12aの演算結果と固定データ領域の
期待値17bとが不一致であり、演算器12bの演算結
果と固定データ領域の期待値17bとが一致すれば、演
算器12aが異常であると判断する。さらに、演算器1
2a,12bの演算結果と期待値17bとがそれぞれ一
致するが、演算器12aの演算結果と花弁データ領域の
期待値18bとが不一致の場合には演算器12aが例え
ば論理演算において正常であるが、数値演算において異
常であると判断する一方、演算器12bは正常であると
判断する。
【0027】以上のようにしてステップST26におい
て演算器が異常があると判断されたとき、テスト実行タ
スク11は、演算制御装置の演算器が異常である旨の演
算異常検知信号を管理タスク4に通知する(ST2
8)。
【0028】ここで、管理タスク4は、図3に示すよう
にステップST5において演算異常検出通知があるか否
かを判断し、演算制御装置13側から演算異常検知信号
があったとき、テスト実施関連データ記憶手段5の動作
モード52 を読み取り、演算制御装置の13の切り離し
かシステムの強制停止かを判断する(ST6)。切り離
しの場合にはシステム唯一の演算制御装置か否かを判断
し(ST7)、唯一の演算制御装置の場合にはシステム
を強制停止する(ST8)。ステップST7において強
制停止と判断したときもシステムを強制停止する。ステ
ップST7において他に演算制御装置がある場合には、
異常となった演算器をもつ演算制御装置だけを切り離す
(ST9)。
【0029】しかる後、ステップST9の装置切り離し
のとき、他にテスト実行タスクがあれば(ST10)、
ステップST5に戻って演算異常検出の通知があるか否
かの判断を繰り返す。
【0030】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、テスト実行タスクを生成し、予め定めた実行時間間
隔データごとにテスト実行タスク6a,6b,…を用い
て各演算制御装置3a,3b,…の演算器2に対して演
算をさせ、その演算結果から演算器2の異常のときに動
作モードに従って演算制御装置を切り離し、またはシス
テムを強制停止させるので、ソフトウェアによって自動
的に演算器2の異常をチェックでき、異常時に確実に異
常演算器を排除でき、誤って異常の演算器を用いて演算
するといった問題がなくなり、この演算器の演算結果を
用いて所要の処理を行う場合でも常に適切な処理を行な
うことができる。
【0031】また、管理タスク4は、テスト実行タスク
生成、生成タスクおよび実行時間間隔データの通知によ
る演算器2への演算実施、演算器異常時の異常処理等を
行なうことから、全てソフトウェア的に処理可能とな
り、かつ、オンライン状態で演算器をチェックできる。
【0032】また、論理演算用データを用いてテスト対
象およびテスト対象外の演算器に演算させ、これら演算
器の演算結果と固定データ領域の計算済み期待値とを比
較し、各演算器の異常の有無を判断し、また数値演算用
データを用いてテスト対象演算器に演算させ、当該テス
ト対象演算器の演算結果と予め取得した期待値とを比較
し、テスト対象演算器の異常の有無をチェックすること
により、種々の演算手法を用いて各演算制御装置の演算
器をチェックでき、従来のようなハードウェアでチェッ
クできない演算制御装置の演算器の異常も確実に検出で
きる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような種々の効果を奏する。請求項1,2の発明で
は、ソフトウェアを用いてオンラインの状態で各演算制
御装置の演算器の異常を検知でき、かつ、異常時に異常
演算器を含む演算制御装置を使用不可状態にできるの
で、システムダウンによる処理効率の低下がなく、常に
正常な演算器を用いて適切な演算制御を実行できる。請
求項3,4の発明では、ハードウェアでチェックでは検
出できない演算制御装置の演算器の異常も確実にチェッ
クでき、システムの信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる演算異常検知装置を適用した
計算機システムの構成を示す図。
【図2】 テスト実行タスクを用いて各演算制御装置の
演算器をテストする説明図。
【図3】 図1に示す管理タスクの処理動作を説明する
図。
【図4】 テスト実行タスクによる各演算制御装置の演
算のテスト動作を説明する図。
【図5】 従来の演算異常検知装置の構成図。
【図6】 従来の別の演算異常検知装置の構成図。
【符号の説明】
1…計算機システム 2…演算器 3a,3b,…,13 …演算制御装置 4…管理タスク 5…テスト実施関連データ記憶手段 6a,6b,…,11 …テスト実行タスク 12a…テスト対象演算器 12b…テスト対象外演算器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演算制御装置の演算機構をテストする演
    算異常検知装置において、 テスト実行時間間隔データおよび前記演算機構異常時の
    動作モードを規定するテスト実施関連データ記憶手段
    と、 予め定めるタスク生成プログラムに基づいてテスト実行
    タスクを生成するとともに、この生成されたテスト実行
    タスクを用いて前記テスト実行時間間隔データごとに前
    記演算機構に演算させ、この演算結果から前記演算機構
    が異常であると判断されたとき、前記動作モードに従っ
    て前記演算制御装置に所要の処理を実施する管理タスク
    と、 を備えたことを特徴とする演算異常検知装置。
  2. 【請求項2】 管理タスクは、予め定めるタスク生成プ
    ログラムに基づいてテスト実行タスクを生成するタスク
    生成手段と、このタスク生成手段で生成されるテスト実
    行タスクとともに前記テスト実行時間間隔データを前記
    演算制御装置に通知する通知手段と、この通知手段によ
    って通知されたテスト実行タスクを用いて前記テスト実
    行時間間隔データごとに前記演算機構に演算させ、この
    演算結果から得られる演算異常検知信号を受けたとき、
    前記動作モードに従って前記演算制御装置の切り離しま
    たは適用システムの強制停止を実行する異常処理手段と
    を有する請求項1記載の演算異常検知装置。
  3. 【請求項3】 演算制御装置の演算機構をテストする演
    算異常検知装置において、 テスト実行時間間隔データおよび前記演算機構の異常時
    の動作モードを規定するテスト実施関連データ記憶手段
    と、 予め定めるタスク生成プログラムに基づいてテスト実行
    タスクを生成し、この生成されたテスト実行タスクとと
    もに前記テスト実行時間間隔データを、テスト対象演算
    器およびテスト対象外演算器をもつ前記演算制御装置に
    送出する第1のタスク管理手段と、 予め第1の演算用データおよび当該第1の演算用データ
    を用いて得られる計算済みの第1の期待値を格納する固
    定データ領域と前記演算制御装置内蔵CPUのクロッ
    ク,時刻データから生成される前記第1の演算用データ
    とは演算手法を異にする第2の演算用データおよび当該
    第2の演算用データを用いて前記テスト対象外演算器に
    より得られる演算結果を第2の期待値として格納する可
    変データ領域とをもつ演算データ記憶手段と、 前記第1の演算用データを用いて前記テスト対象および
    テスト対象外の演算器に演算させ、これら演算器の演算
    結果と前記第1の期待値とを比較する第1の比較手段
    と、 前記第2の演算用データを用いて前記テスト対象演算器
    に演算させ、このテスト対象演算器の演算結果と前記第
    2の期待値とを比較する第2の比較手段と、 これら第1および第2の比較手段によって前記テスト対
    象演算器およびテスト対象外演算器の何れか一方の演算
    器が異常であると判断されたとき、演算異常検知信号を
    出力する演算異常出力手段と、 この演算異常出力手段から演算異常検知信号を受けたと
    き、前記動作モードに基づいて前記演算制御装置の切り
    離しまたは適用システムの強制停止を実施する第2のタ
    スク管理手段と、 を備えたことを特徴とする演算異常検知装置。
  4. 【請求項4】 第1の演算用データとしては論理演算用
    データを用い、第2の演算用データとしては数値演算用
    データを用いることを特徴とする請求項3記載の演算異
    常検知装置。
JP8218681A 1996-08-20 1996-08-20 演算異常検知装置 Pending JPH1063531A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017173942A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 Kyb株式会社 制御装置

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JP2017173942A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 Kyb株式会社 制御装置

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