JPH1039517A - 感光性平版印刷版材料の処理方法 - Google Patents

感光性平版印刷版材料の処理方法

Info

Publication number
JPH1039517A
JPH1039517A JP19212896A JP19212896A JPH1039517A JP H1039517 A JPH1039517 A JP H1039517A JP 19212896 A JP19212896 A JP 19212896A JP 19212896 A JP19212896 A JP 19212896A JP H1039517 A JPH1039517 A JP H1039517A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developing
printing plate
tank
plate material
roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19212896A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhisa Sugi
泰久 杉
Yoko Hirai
葉子 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP19212896A priority Critical patent/JPH1039517A/ja
Publication of JPH1039517A publication Critical patent/JPH1039517A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光性平版印刷版材料を自動現像機を用いて
処理するにあたり、現像液の次の処理槽への混入を低減
する。 【解決手段】 感光性平版印刷版材料を自動現像機を用
いて処理するにあたり、現像槽のスクイーズローラの表
面温度を制御する感光性平版印刷版材料の処理方法、前
記温度を25℃以上に維持すること、及び感光性平版印
刷版材料を1500mm/分以上の速度で搬送するこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感光性平版印刷版材
料を自動現像機を用いて処理する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像露光された感光性平版印刷版
材料(以下、感光材料とも言う。)を処理して印刷版を
作成するための処理には一般に自動現像機が用いられ、
感光材料を搬送しながら、現像液を付与して現像し、次
いで水洗、リンス等の後処理が行われている。
【0003】ところで、自動現像機を用いて多数枚の感
光性平版印刷版材料の処理を行うと、印刷版に付着した
現像液が水洗槽等の次の処理槽に混入し、該槽に汚れや
スラッジを発生する、該槽の処理液が疲労して印刷版面
を洗浄したり親水化する効果が得られなくなる等の問題
がある。又これらの問題は冬や寒冷地で発生しやすい。
このため、現像工程の次工程の処理槽は複数の槽にせず
定期的に疲労した処理液を交換して汚れやスラッジの発
生を防止したり、処理槽内の処理液を抜いて槽内を清掃
して対応している。しかし、処理液の交換作業は作業者
の負担になるため、処理液の交換頻度の低減が望まれて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたものであり、その目的は、感光性平版印
刷版材料を自動現像機を用いて処理するにあたり、現像
液の次の処理槽への混入を低減することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、感
光性平版印刷版材料を自動現像機を用いて処理するにあ
たり、現像槽のスクイーズローラの表面温度を制御する
感光性平版印刷版材料の処理方法、前記温度を25℃以
上に維持すること、及び感光性平版印刷版材料を150
0mm/分以上の速度で搬送すること、によって達成さ
れる。
【0006】即ち本発明者は、スクイーズローラが温度
の低下等により硬化してスクイーズ性能が劣化し現像液
の持ち込み量が増えることに起因して前記問題が発生す
ると考え、スクイーズローラの温度を制御して硬化を防
止し、本発明に至ったものである。
【0007】以下、本発明を項目毎に詳述する。
【0008】《スクイーズローラ》本発明において温度
制御されるスクイーズローラは、現像液を貯留している
現像槽の液面より上部にて印刷版と接点を持ち、現像槽
の後部にあり、印刷版に付着した現像液をスクイーズし
て除去するローラである。該ローラは、スクイーズされ
た印刷版が、第2現像槽、水洗槽、リンス槽又はガム槽
等の現像槽の次の処理槽に送り込まれる位置にあること
が好ましい。スクイーズローラそのものは一般的に使用
されているものを使用することができる。スクイーズロ
ーラの材質としては、ブチル樹脂、EPPM、シリコ
ン、ネオプレンなどのゴムローラ等を用いることが耐薬
品性の面で好ましい。
【0009】スクイーズローラの温度はローラ表面の材
質にもよるが、概して25℃〜80℃が好ましく、更に
は30℃〜40℃が好ましい。25℃以下だとスクイー
ズローラが硬化してしまいスラッジが発生してしまうこ
とがある。又、80℃以上だと本発明の効果が有効に得
られない。
【0010】スクイーズローラの温度は、ローラの中心
部に電気ヒータを内蔵する、ローラに密着する様にヒー
タを設ける、ローラに温風を吹きかける等の方法で制御
できるが、好ましくはヒータを内蔵したローラを用い
る。更にサーモスタットを併用すると好ましい。
【0011】《自動現像機》図1は本発明の処理方法を
実施する装置の一例の概略構成を示す図である。同図に
示す自動現像機は、浸漬現像方式による現像部A1及び
それに続くリンス部B1を有しており、現像部A1は浸漬
現像を施す現像槽50及び現像槽50内の現像液中に感
光材料を搬送する手段を有し、現像部後部にはスクイー
ズローラ13aが配置されている。濃縮現像補充液タン
ク16内の濃縮現像補充液又は希釈水タンク18内の希
釈水をポンプ9aで現像槽50に供給するようになって
いる。濃縮現像補充液を送るか、希釈水を送るかの選択
はバルブ51a、51bの開閉により行う。
【0012】リンス部B1では、印刷版はリンス液タン
ク53内のリンス液である水がポンプ9bでノズルパイ
プ11aから供給された水洗水で水洗され、スクイーズ
ローラ13bでスクイーズされて自動現像機外へ搬出さ
れる。
【0013】以上の他に、自動現像機は、感光材料の挿
入、搬送長さ、及び面積を検出するためのセンサ及びそ
の検出によって搬送ローラ対等の搬送手段及び現像液タ
ンクの現像液の現像性能を維持するようにポンプの作動
を制御する手段並びに処理液の温度を所定の範囲に維持
する手段を少なくとも有している。
【0014】自動現像機の他の例の概略構成を図2に示
す。同図に示す自動現像機は、感光材料1を図上左端か
ら感光層面を上にして挿入し、現像部A2、リンス部B2
及びガム引き部Cを、搬送ローラ対5、搬送ローラ6等
の搬送手段で搬送路PSに沿って右方向へ水平状に搬送
されながら感光層に現像液その他の処理液が付与されて
処理されるものである。
【0015】現像部A2では、現像液タンク8内の現像
液がポンプ9cでノズルパイプ11bへ送られ、ノズル
パイプ11bから噴射されて感光材料1の感光層に付与
される。現像液を付与された感光層は回転ブラシ12a
で擦られて溶出現像され、スクイーズローラ13cでス
クイーズされてリンス部B2へ送られる。
【0016】現像部A2は、搬送路PSの下方に現像槽
14を有し、ノズルパイプ11bから噴射され現像槽1
4内に流下した現像液は現像液タンク8に戻り、循環し
て使用されるようになっている。この循環して使用され
る現像液の疲労回復のため、濃縮現像補充液タンク16
内の濃縮現像補充液をポンプ9dで現像槽14へ送って
補充するようになっている。さらにまた、循環使用によ
って疲労の限度に達した現像液タンク8内の現像液を廃
液タンク19へバルブ20を開いて排出できるようにな
っている。
【0017】スクイーズローラ13cでスクイーズされ
た印刷版は、リンス部B2において、リンス液タンク3
0内のリンス液(水洗液を包含する)がポンプ9fでノ
ズルパイプ11cから供給され、ブラシローラ12bで
擦られた後、スクイーズローラ13dでスクイーズされ
て次の処理工程であるガム引き部Cへ搬送される。ノズ
ルパイプ11cから噴射されリンス槽31内に流下した
リンス液はリンス液タンク30へ戻り循環使用される。
【0018】ガム引き部Cでは、ガム液タンク40内の
ガム液がポンプ9gで送られてノズルパイプ11dから
搬送されている印刷版の上面に付与された後、スクイー
ズローラ13eでスクイーズされて自動現像機外へ搬出
される。ノズルパイプ11dから噴射されガム引き槽4
1内に流下したガム液はガム液タンク40へ戻り循環使
用される。
【0019】本発明においては、枚数、長さ及び面積の
検出が可能である(以上、特開昭61−182041号
公報参照)、又は版面インピーダンス(特開昭61−1
17547号公報参照)、液電導度(特開昭61−16
2049号公報参照)、液pH(特開昭60−1423
39号公報)を測定し得る自動現像機を用い、上記検出
及び/又は測定結果を現像補充条件にフィードバックし
て補充することが好ましい。
【0020】又、本発明に用いる自動現像機は、空気接
触防止や蒸発防止等のために密閉構造にすることが好ま
しい。例えば、感光材料の通過に合わせて開閉し、かつ
感光材料に接触しない様にした外気との仕切板を自動現
像機の感光材料の出口及び/又は入口に設けたり、自動
現像機の感光材料の出口及び/又は入口にプラスチック
ブレード等の仕切板を設けたり、現像液面上に浮き蓋を
設けたり、現像部空間の空気から炭酸ガスを除去する炭
酸ガス除去装置を設けたり、現像部空間の空気を加湿す
る加湿器を設けることが好ましい。また、水洗廃液の少
なくとも一部を現像補充液の希釈水として再利用する構
造を有することも好ましい。
【0021】本発明に用いる自動現像機は浸漬現像方式
(特開昭57−64237号公報及び特開平6−236
041号公報参照)、新液塗布現像方式(特開昭62−
238564号公報参照)、シャワー現像方式(特開昭
58−95349号公報参照)及びスリット現像方式
(特開昭62−288845号公報参照)のいずれかの
現像方式であることが好ましく、これらの中でもシャワ
ー現像方式が特に好ましい。又、処理液の交換を自動で
できる様にすることが操作性の点から好ましい。
【0022】本発明においては、感光材料の搬送速度を
1500mm/分〜4000mm/分と高速で処理して
も、良好なスクイーズ性能を得ることができ、更に搬送
速度2500〜3500mm/分で本発明の効果を遺憾
なく発揮する。
【0023】《感光性平版印刷版材料》本発明の処理方
法を適用する感光性平版印刷版材料としては、例えば、
支持体上にジアゾ化合物を含有する感光層、又は光重合
型及び/又は光架橋型の感光性組成物を含有する感光層
を有するネガ型感光性平版印刷版材料及び支持体上にオ
ルトキノンジアジド化合物を含有する感光層を有するポ
ジ型感光性平版印刷版材料が挙げられる。
【0024】感光性平版印刷版材料は、通常の方法で露
光することができる。例えば、線画像、網点画像などを
有する透明原画を感光面に密着して露光し、次いで、適
当な現像液を用いて非画像部の感光性層を除去すること
によりレリーフ像が得られる。
【0025】本発明の処理方法が適用される感光材料
は、支持体がアルミニウムである場合、支持体裏面から
のアルミニウムの溶出を抑えるための裏面層を設けるこ
とが好ましい。該技術として特開平6−35174号公
報を参照することができる。
【0026】《処理液》支持体上に光重合型及び/又は
光架橋型の感光性材料を含有する感光層を有するネガ型
感光性平版印刷版及び支持体上にオルトキノンジアジド
化合物を感光性材料として含有する感光層を有するポジ
型感光性平版印刷版は共通の現像液及び現像補充液を用
いて現像処理することができる。
【0027】現像液としてアルカリ金属の珪酸塩を含む
水系アルカリ現像液を用い、該現像液中のSiO2濃度
及び〔SiO2〕/〔M〕(式中、〔SiO2〕は、Si
2のモル濃度を示し、〔M〕は、アルカリ金属のモル
濃度を示す。)が、SiO2=0.5〜6wt%、〔S
iO2〕/〔K〕=0.35〜1.0、特にSiO2=1
〜3、〔SiO2〕/〔K〕=0.4〜0.7の場合、
及び該現像液に対する現像補充液がSiO2=0.5〜
6wt%、〔SiO2〕/〔K〕=0.2〜0.8、特
にSiO2=1〜4wt%、〔SiO2〕/〔K〕=0.
3〜0.7の場合に本発明の効果がより顕著である。
【0028】上記アルカリ金属の珪酸塩を含む水系アル
カリ現像液とは、ケイ酸カリウム、ケイ酸ナトリウム、
メタケイ酸ナトリウム、メタケイ酸カリウム等を含むも
ので、これらには水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
第三リン酸ナトリウム、第二リン酸ナトリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム等の他のアルカリ剤を含有させ
ることができる。このときのアルカリ水溶液の濃度は、
感光性組成物及びアルカリの種類により異なるが、概し
て0.1〜10重量%の範囲が適当である。
【0029】現像液に含有させるケイ酸アルカリとして
は、ケイ酸カリウム、ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナ
トリウム、メタケイ酸カリウム等が挙げられ、好ましく
はカリウムのケイ酸塩である。
【0030】現像液にはノニオン界面活性剤を添加して
もよい。ノニオン界面活性剤の添加量は、0.01〜1
0重量%の範囲であり、好ましくは0.02〜2重量%
の範囲である。
【0031】現像補充液は2液以上で構成してもよい
が、補充装置の供給部、収容タンク等が複雑になり、装
置が大きくなる等の理由から、現像補充液は1液で構成
することが好ましい。
【0032】現像液のpH(25℃、以下同じ)は、1
2以上13.5以下が好ましく、現像補充液のpHは、
12.5以上14以下が好ましく、現像補充液のpHが
現像液のpHより0.3以上高いことが好ましい。
【0033】リンス液(水洗液)は、現像された印刷版
から現像液成分及び感光層溶出成分を除去し清浄にする
液であれば特に制限なく使用することができる。リンス
液として、例えば特開昭63−172270号公報記載
のようなものを好ましく使用することができる。ガム液
は、現像された印刷版に付着しているアルカリ現像液成
分を除去し、平版印刷版を水に対し親和しやすい性質に
変え、更に傷や汚れを防ぐ皮膜を形成するものを用いる
ことができ、例えば特開平4−314054号公報に記
載のようなフィニッシャーを使用することができる。
【0034】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0035】実施例1 《ポジ型感光性平版印刷版材料の作製》厚さ0.24m
mのJIS−1050アルミウム板を2%の水酸化ナト
リウム水溶液中に浸漬し、脱脂処理を行った後に、希硝
酸溶液中にて電気化学的に粗面化し、よく洗浄した後に
希硫酸溶液中で陽極酸化処理を行って2.0g/m2
酸化皮膜を上記アルミニウム板表面上に形成させた。こ
の様に処理されたアルミニウム板を水洗、乾燥後、下記
組成の感光液を乾燥重量2.0g/m2となる様に塗布
し、乾燥してポジ型感光性平版印刷版材料を得た。
【0036】 (感光性塗布液組成物) ナフトキノン−(1,2)−ジアジド−(2)−5−スルホン酸クロライドと ピロガロール・アセトン樹脂とのエステル化合物(特開昭60−143345号 公報合成例2に記載された化合物) 2.7重量部 フェノールとm−、p−混合クレゾールとホルムアルデヒドとの共重縮合樹脂 (合成時のフェノール、m−クレゾール及びp−クレゾールの各々の仕込みモル 比が10:54:36、重量平均分子量Mw=5500) 7.0重量部 p−tert−オクチルフェノールとホルムアルデヒドより合成されたノボラ ック樹脂とナフトキノン−(1,2)−ジアジド(2)−5−スルホン酸クロラ イドとのエステル化合物(縮合率:50モル%、Mw=1700) 0.1重量部 ポリエチレングリコール(日本油脂(株)製;PEG#2000) 0.1重量部 ナフトキノン−(1,2)−ジアジド−(2)−4−スルホン酸クロライド 0.05重量部 ビクトリア・ピュア・ブルーBOH(保土ヶ谷化学(株)製) 0.08重量部 エチルセロソルブ 80重量部 メチルセロソルブ 20重量部 《ネガ型感光性平版印刷版材料の作製》特開平3−59
666号公報に記載の実施例に従ってネガ型感光性平版
印刷版を作製した。感光液は該実施例中の感光液〔A〕
−1を用いた。
【0037】上記感光材料にそれぞれ対応する網点の絵
柄を有する原稿フィルム及び感度測定用ステップタブレ
ット(イーストマン・コダック社製、No2、濃度差
0.15ずつ21段階のグレースケール)を密着して、
2kWメタルハライドランプを光源として8.0mW/
cm2の条件で70cmの距離から60秒間露光した。
【0038】次に、下記の組成を有する現像液及び現像
補充液を図1に示す自動現像機に仕込み、上記画像露光
したポジ型感光性平版印刷版材料及びネガ型感光性平版
印刷版材料を、30℃で12秒間現像処理した。
【0039】処理はポジ型感光性平版印刷版材料及びネ
ガ型感光性平版印刷版材料を1日に菊全サイズで各々1
50版、及び50版の合計200版を2週間、総版数2
400版行った。処理順序はランダムにした。
【0040】 《現像開始液(pH:12.74)》 A珪酸カリウム(SiO2:26wt%、K2O:13wt%) 100重量部 水酸化カリウム 19重量部 水 1200重量部 《濃縮現像補充液》 A珪酸カリウム(SiO2:26wt%、K2O:13wt%) 100重量部 水酸化カリウム 22重量部 水 40重量部 上記濃縮現像補充液162部に対し、600部の希釈水
(pH:6.5)を加えて現像補充液(pH:13.3
1)とした。
【0041】現像補充液の補充量は、処理補充:70m
l/m2、経時補充:240ml/h、日間補充(自動
現像機の非稼働期間での補充で、自動現像機の稼働開始
時に補充した。):200ml/hとした。なお、上記
補充量は、濃縮された現像補充液を水で希釈した後の量
である。
【0042】リンス部B1のリンス液としては水を使用
した。また、搬送速度は2800mm/分とした。
【0043】処理するにあたり、以下の条件で行った。
【0044】(処理−1)スクイーズローラ13aの内
部に電気ヒータを付け、ローラ表面の温度が35℃にな
る様にサーモスタットで制御した。なお、スクイーズロ
ーラはブチル樹脂からなるゴムで形成した。
【0045】(処理−2)ローラ表面温度を50℃に制
御した以外は処理−1と同様に行った。
【0046】(比較処理−1)表面温度の制御は行わず
処理した。ローラ表面温度は20℃であった。
【0047】《評価》それぞれ処理を終了した後、処理
して作成した平版印刷版を用いて以下の評価をした。
【0048】(全面汚し回復性)得られた平版印刷版の
全面にインク(下記)を付けて汚した後、三菱重工業
(株)製印刷機;DAIYAIF−1を用いて、コート
紙に、東京インキ(株)製湿し水;エッチ液SG−51
(濃度1.5%),東洋インキ(株)製インク;ハイプ
ラスM紅を使用して印刷を行い、印刷開始からきれいで
完全な画像が得られるまでの枚数を評価した。
【0049】(微点状の汚れ)印刷を5000枚行って
一旦印刷機を停止し、1時間して印刷を再開したとき
の、発生した微点状の汚れを100cm2内の個数の平
均で評価した。
【0050】(印刷時の地汚れ)印刷物の汚れの有無を
目視で観察して下記の基準により評価した。
【0051】◎:汚れは全く無い ○:僅かに汚れが見られるが実用上は全く問題の無い程
度。
【0052】×:かなり汚れが見られる。
【0053】以上の結果を表1に示す。
【0054】
【表1】
【0055】
【発明の効果】実施例で実証した如く、本発明によれ
ば、現像槽のスクイーズローラが良好なスクイーズ性能
を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】感光性平版印刷版材料の自動現像機の1例を示
す概略構成図。
【図2】自動現像機の他の例を示す概略構成図。
【符号の説明】 1 感光性平版印刷版材料(感光材料) A1,A2 現像部 B1,B2 リンス部 C ガム引き部 PS 搬送路 5 搬送ローラ対 6 搬送ローラ 8 現像液タンク 9a〜9g ポンプ 11a〜11d ノズルパイプ 13a〜13e スクイーズローラ 50 現像槽 16 濃縮現像補充液タンク 18 希釈水タンク 30 リンス液タンク 31 リンス槽

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光性平版印刷版材料を自動現像機を用
    いて処理するにあたり、現像槽のスクイーズローラの表
    面温度を制御することを特徴とする感光性平版印刷版材
    料の処理方法。
  2. 【請求項2】 前記温度を25℃以上に維持することを
    特徴とする請求項1に記載の感光性平版印刷版材料の処
    理方法。
  3. 【請求項3】 感光性平版印刷版材料を1500mm/
    分以上の速度で搬送することを特徴とする請求項1又は
    2に記載の感光性平版印刷版材料の処理方法。
JP19212896A 1996-07-22 1996-07-22 感光性平版印刷版材料の処理方法 Pending JPH1039517A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19212896A JPH1039517A (ja) 1996-07-22 1996-07-22 感光性平版印刷版材料の処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19212896A JPH1039517A (ja) 1996-07-22 1996-07-22 感光性平版印刷版材料の処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1039517A true JPH1039517A (ja) 1998-02-13

Family

ID=16286150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19212896A Pending JPH1039517A (ja) 1996-07-22 1996-07-22 感光性平版印刷版材料の処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1039517A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115729058A (zh) * 2022-11-14 2023-03-03 上海图双精密装备有限公司 一种用于涂胶显影设备的全自动供液***

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115729058A (zh) * 2022-11-14 2023-03-03 上海图双精密装备有限公司 一种用于涂胶显影设备的全自动供液***

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5314787A (en) Process for treating lithographic printing forms and lithographic printing forms produced thereby
JP2639693B2 (ja) 感光性平版印刷版の現像処理方法
JPH1039517A (ja) 感光性平版印刷版材料の処理方法
JPH07102753B2 (ja) 平版印刷版の製版方法及びバーニング前処理液
JPH0568980A (ja) 感光材料の処理廃液の処理方法及び現像処理方法
JPH022570A (ja) 感光性平版印刷版現像処理装置
JPS648820B2 (ja)
JPH1039518A (ja) 現像処理機の洗浄方法
JP3561859B2 (ja) 感光性記録材料の処理方法
JP2627170B2 (ja) 印刷版現像装置
JPH0954439A (ja) Ps版自動現像機の使用方法
JPH1090911A (ja) 感光性平版印刷版の現像処理方法及び現像処理装置
JPH10319607A (ja) 感光性平版印刷版用処理剤及び感光性平版印刷版の処理方法
JPH02250056A (ja) 感光性平版印刷版の処理方法及び装置
JP3628369B2 (ja) 電子写真平版印刷版の処理方法及び溶出装置
JPH0950134A (ja) Ps版自動現像機
JPH0822117A (ja) 感光性平版印刷版の処理方法及び装置並びに清浄方法
JPH07319171A (ja) 平版印刷版用水洗水及び平版印刷版の製版方法
JP2003107731A (ja) 自動現像装置
JPH10133391A (ja) 感光性平版印刷版の現像処理方法
JPH041655A (ja) 感光性平版印刷版処理装置及び補充液補充方法
JPH1090912A (ja) 感光性平版印刷版の現像処理方法及び現像処理装置
JPS63204261A (ja) 製版方法
JPH06118730A (ja) 電子写真平版印刷版の処理方法
JPH086259A (ja) 感光材料処理装置