JPH1033098A - 魚釣用リ−ルの釣糸案内装置 - Google Patents
魚釣用リ−ルの釣糸案内装置Info
- Publication number
- JPH1033098A JPH1033098A JP23477696A JP23477696A JPH1033098A JP H1033098 A JPH1033098 A JP H1033098A JP 23477696 A JP23477696 A JP 23477696A JP 23477696 A JP23477696 A JP 23477696A JP H1033098 A JPH1033098 A JP H1033098A
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- Japan
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- fishing line
- spool
- reel
- fishing
- line guide
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 往復動駆動体とスプ−ルに釣糸を案内す
る釣糸案内体を前後に分離し、両者の動作を連結する作
動体をスプ−ルの下側に糸絡み等しないように設けたこ
と。 【解決手段】 スプ−ル2に釣糸12を平行に巻回する釣
糸案内装置はトラバ−ス軸42と案内筒43と案内筒43の外
周を左右に摺動する往復動駆動体Bと作動体6と釣糸案
内体Cとで構成され、作動体6の一側後端に往復動駆動
体Bが連結され、他側前端に釣糸案内体Cが連結されて
いる。作動体6の中央には透孔6aが穿設されて袋ナット
状の支持部材7の筒部7aが挿入された後、頭部7bとカシ
メ部7cでカシメ固定されている。固定板1cには透孔1gが
穿設され、筒部7aが挿入されて下側からビス45が螺合さ
れて抜け止め係止されている。
る釣糸案内体を前後に分離し、両者の動作を連結する作
動体をスプ−ルの下側に糸絡み等しないように設けたこ
と。 【解決手段】 スプ−ル2に釣糸12を平行に巻回する釣
糸案内装置はトラバ−ス軸42と案内筒43と案内筒43の外
周を左右に摺動する往復動駆動体Bと作動体6と釣糸案
内体Cとで構成され、作動体6の一側後端に往復動駆動
体Bが連結され、他側前端に釣糸案内体Cが連結されて
いる。作動体6の中央には透孔6aが穿設されて袋ナット
状の支持部材7の筒部7aが挿入された後、頭部7bとカシ
メ部7cでカシメ固定されている。固定板1cには透孔1gが
穿設され、筒部7aが挿入されて下側からビス45が螺合さ
れて抜け止め係止されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スプ−ルに釣糸
を案内する釣糸案内体を備えた魚釣用リ−ルの釣糸案内
装置の改良に関する。
を案内する釣糸案内体を備えた魚釣用リ−ルの釣糸案内
装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リ−ル本体の側板間に回転自在に
支持したスプ−ルに釣糸を平行に巻回するレベルワイン
ド装置を備えた魚釣用リ−ルは、例えば、実公平1−44
062 号公報や実開平3−61873 号公報等で、従来より一
般的に知られている。前記公報のレベルワインド装置
は、釣糸が繰り出されるスプ−ルより前方のリ−ル本体
に配置されると共に、釣糸案内孔を有する釣糸案内体を
ハンドルで連動回転するトラバ−スカム溝を有するトラ
バ−ス軸に嵌挿し、釣糸案内体に設けた係合子をトラバ
−ス軸のトラバ−スカム溝に係合させて釣糸案内体を往
復動するように構成されている。
支持したスプ−ルに釣糸を平行に巻回するレベルワイン
ド装置を備えた魚釣用リ−ルは、例えば、実公平1−44
062 号公報や実開平3−61873 号公報等で、従来より一
般的に知られている。前記公報のレベルワインド装置
は、釣糸が繰り出されるスプ−ルより前方のリ−ル本体
に配置されると共に、釣糸案内孔を有する釣糸案内体を
ハンドルで連動回転するトラバ−スカム溝を有するトラ
バ−ス軸に嵌挿し、釣糸案内体に設けた係合子をトラバ
−ス軸のトラバ−スカム溝に係合させて釣糸案内体を往
復動するように構成されている。
【0003】従って、使用環境の厳しい魚釣用リ−ルの
場合、釣糸案内孔を介してスプ−ルへ案内される釣糸は
多くの海水を含み、多くの砂やゴミ等が付着しているの
で、釣糸が釣糸案内孔を通過する時にこれら付着物が離
脱してトラバ−ス軸や釣糸案内体の摺動部等に付着し易
く、そのため、釣糸案内体を円滑に往復動出来なかった
り、トラバ−スカム溝と係合子との係合具合いが安定せ
ず、耐久性、強度の面で劣ったり、腐食が促進されて摺
動しなくなったり等の問題がある。又、釣糸案内部、摺
動駆動部等から成るレベルワインド装置がスプ−ル前方
の側板間に集約することで、前方に大きなスペ−スが必
要となって、リ−ル本体及びレベルワインド装置が大型
化すると共に、バランスも悪くなる等の課題が残されて
いる。
場合、釣糸案内孔を介してスプ−ルへ案内される釣糸は
多くの海水を含み、多くの砂やゴミ等が付着しているの
で、釣糸が釣糸案内孔を通過する時にこれら付着物が離
脱してトラバ−ス軸や釣糸案内体の摺動部等に付着し易
く、そのため、釣糸案内体を円滑に往復動出来なかった
り、トラバ−スカム溝と係合子との係合具合いが安定せ
ず、耐久性、強度の面で劣ったり、腐食が促進されて摺
動しなくなったり等の問題がある。又、釣糸案内部、摺
動駆動部等から成るレベルワインド装置がスプ−ル前方
の側板間に集約することで、前方に大きなスペ−スが必
要となって、リ−ル本体及びレベルワインド装置が大型
化すると共に、バランスも悪くなる等の課題が残されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、釣糸が繰り出されるスプ−ルより前方のリ−ル本
体に釣糸案内孔を有する釣糸案内体が配置されているの
で、釣糸に付着した海水や砂やゴミ等が釣糸が釣糸案内
孔を通過する時に離脱してトラバ−ス軸や釣糸案内体の
摺動部等に付着し易く、そのため、釣糸案内体を円滑に
往復動出来なかったり、トラバ−スカム溝と係合子との
係合具合いが安定せず、耐久性、強度の面で劣ったり、
腐食が促進されて摺動しなくなったりすることである。
更に釣糸案内部、摺動駆動部等から成るレベルワインド
装置がスプ−ル前方の側板間に集約することで、バラン
スが悪いことである。
点は、釣糸が繰り出されるスプ−ルより前方のリ−ル本
体に釣糸案内孔を有する釣糸案内体が配置されているの
で、釣糸に付着した海水や砂やゴミ等が釣糸が釣糸案内
孔を通過する時に離脱してトラバ−ス軸や釣糸案内体の
摺動部等に付着し易く、そのため、釣糸案内体を円滑に
往復動出来なかったり、トラバ−スカム溝と係合子との
係合具合いが安定せず、耐久性、強度の面で劣ったり、
腐食が促進されて摺動しなくなったりすることである。
更に釣糸案内部、摺動駆動部等から成るレベルワインド
装置がスプ−ル前方の側板間に集約することで、バラン
スが悪いことである。
【0005】本発明の目的は前記欠点に鑑み、往復動駆
動体とスプ−ルに釣糸を案内する釣糸案内体を前後に分
離し、両者を連結する作動体をスプ−ルの下側に糸絡み
等しないように設けた魚釣用リ−ルの釣糸案内装置を提
供することである。
動体とスプ−ルに釣糸を案内する釣糸案内体を前後に分
離し、両者を連結する作動体をスプ−ルの下側に糸絡み
等しないように設けた魚釣用リ−ルの釣糸案内装置を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、リ−ル本体の側板間に回転自在に支持し
たスプ−ルに釣糸を平行に巻回する平行巻き装置を備え
た魚釣用リ−ルにおいて、ハンドルの回転に連動して往
復動する往復動駆動体を前記スプ−ルの釣糸繰り出し側
と反対側の後方における側板間に配置し、前記往復動駆
動体に一側が連結された作動体の他側に前記スプ−ルに
釣糸を案内する釣糸案内体を設けて、該作動体を前記ス
プ−ル下方のリ−ル本体下部に回動可能に支持すると共
に該リ−ル本体下部の釣竿装着側の下側より抜け止め係
止したことを要旨とするものである。
に、本発明は、リ−ル本体の側板間に回転自在に支持し
たスプ−ルに釣糸を平行に巻回する平行巻き装置を備え
た魚釣用リ−ルにおいて、ハンドルの回転に連動して往
復動する往復動駆動体を前記スプ−ルの釣糸繰り出し側
と反対側の後方における側板間に配置し、前記往復動駆
動体に一側が連結された作動体の他側に前記スプ−ルに
釣糸を案内する釣糸案内体を設けて、該作動体を前記ス
プ−ル下方のリ−ル本体下部に回動可能に支持すると共
に該リ−ル本体下部の釣竿装着側の下側より抜け止め係
止したことを要旨とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、釣糸案内装置の往復動
駆動体と釣糸案内体をスプ−ルの前後に分離して作動体
で連結することにより、前側に設けた釣糸案内体の硬質
釣糸ガイドを海水や砂やゴミ等が付着した釣糸が通過す
る時に海水や砂やゴミ等が離脱しても、釣糸案内体の往
復動作の障害にならず、後側の往復動駆動体への付着を
防止できるので、往復動駆動体を円滑に往復動できて常
時安定した作動が得られる。
駆動体と釣糸案内体をスプ−ルの前後に分離して作動体
で連結することにより、前側に設けた釣糸案内体の硬質
釣糸ガイドを海水や砂やゴミ等が付着した釣糸が通過す
る時に海水や砂やゴミ等が離脱しても、釣糸案内体の往
復動作の障害にならず、後側の往復動駆動体への付着を
防止できるので、往復動駆動体を円滑に往復動できて常
時安定した作動が得られる。
【0008】往復動駆動体と釣糸案内体をスプ−ルの前
後に分離して設けることにより、スペ−スの有効活用が
図られてリ−ル前方の小スペ−ス、小型化が可能となる
と共にリ−ル全体のバランスもよく、リ−ル重心も安定
して魚釣り操作性が向上する。
後に分離して設けることにより、スペ−スの有効活用が
図られてリ−ル前方の小スペ−ス、小型化が可能となる
と共にリ−ル全体のバランスもよく、リ−ル重心も安定
して魚釣り操作性が向上する。
【0009】更に、作動体はスプ−ルの下方のリ−ル本
体下部に回動可能に支持するように、リ−ル本体下部の
釣竿を装着するリ−ル脚を一体形成した固定板の上面に
載せ、かつ上面を緩やかな曲面または平面の支持部材に
して固定板の下側からビス等で抜け止め係止したので、
スプ−ルの外周側への突出量が少なくなり、糸絡みせず
に作動体を回動自在にすることが出来て釣糸の放出操作
性が向上すると共に、支持部分への異物付着等の影響も
極力防止できる。
体下部に回動可能に支持するように、リ−ル本体下部の
釣竿を装着するリ−ル脚を一体形成した固定板の上面に
載せ、かつ上面を緩やかな曲面または平面の支持部材に
して固定板の下側からビス等で抜け止め係止したので、
スプ−ルの外周側への突出量が少なくなり、糸絡みせず
に作動体を回動自在にすることが出来て釣糸の放出操作
性が向上すると共に、支持部分への異物付着等の影響も
極力防止できる。
【0010】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
ると、図1から図8は第1実施例で、図1は魚釣用リ−
ルの一部断面底面図、図2はハンドル側の側枠内側の釣
糸案内装置の断面側面図と要部拡大断面側面図、図3は
魚釣用リ−ルの拡大一部断面底面図、図4は腐食防止カ
バ−の斜視図、図5はハンドル側の側板内の駆動機構の
クラッチオン状態を示す側面図、図6はハンドル側の側
板内の駆動機構のクラッチオフ状態を示す側面図、図7
はハンドルとハンドル軸の結合構造を示す拡大断面側面
図、図8は絶縁体の斜視図である。
ると、図1から図8は第1実施例で、図1は魚釣用リ−
ルの一部断面底面図、図2はハンドル側の側枠内側の釣
糸案内装置の断面側面図と要部拡大断面側面図、図3は
魚釣用リ−ルの拡大一部断面底面図、図4は腐食防止カ
バ−の斜視図、図5はハンドル側の側板内の駆動機構の
クラッチオン状態を示す側面図、図6はハンドル側の側
板内の駆動機構のクラッチオフ状態を示す側面図、図7
はハンドルとハンドル軸の結合構造を示す拡大断面側面
図、図8は絶縁体の斜視図である。
【0011】魚釣用リ−ルは図1から図3で、リ−ル本
体Aの左右両側枠1、1′がスプ−ル2より上部の支持
板1aと後側支持板1bとリ−ル脚を一体形成した固定板1c
で平行に一体的に保持されている。左側枠1の外側には
リ−ル本体Aの側板10が取り付けられている。右側枠
1′の外側にはリ−ル本体Aの側板11が取り付けられて
いる。左右両側枠1、1′間には図1、図2のようにス
プ−ル2に釣糸12を平行に巻回する釣糸案内装置が設け
られている。図3のように左側枠1の筒部1d内の軸受13
と右側枠1′の図示しない軸受でスプ−ル軸3が回転自
在に軸承され、スプ−ル軸3に固定されたスプ−ル2が
左右両側枠1、1′間に配置されている。スプ−ル2は
両側のフランジ部2a、2bと、中央の釣糸12が巻回される
釣糸巻回胴部2cとで一体に形成されている。
体Aの左右両側枠1、1′がスプ−ル2より上部の支持
板1aと後側支持板1bとリ−ル脚を一体形成した固定板1c
で平行に一体的に保持されている。左側枠1の外側には
リ−ル本体Aの側板10が取り付けられている。右側枠
1′の外側にはリ−ル本体Aの側板11が取り付けられて
いる。左右両側枠1、1′間には図1、図2のようにス
プ−ル2に釣糸12を平行に巻回する釣糸案内装置が設け
られている。図3のように左側枠1の筒部1d内の軸受13
と右側枠1′の図示しない軸受でスプ−ル軸3が回転自
在に軸承され、スプ−ル軸3に固定されたスプ−ル2が
左右両側枠1、1′間に配置されている。スプ−ル2は
両側のフランジ部2a、2bと、中央の釣糸12が巻回される
釣糸巻回胴部2cとで一体に形成されている。
【0012】スプ−ル軸3はスプ−ル2が固定されると
共に軸受13に軸承される大径軸部3aと、係合部3bが形成
される小径部3cとで形成されている。小径部3cの外周に
は小判形の係合部3bが形成されると共に、端面に凹部3d
が形成されてスラスト軸受板14が挿入固定されている。
左側枠1の筒部1e内にはピニオン4の一側が挿入されて
軸受15で軸方向に移動自在に軸承されている。ピニオン
4の一側には小判形の凹部で係合部4aが形成されてスプ
−ル軸3の係合部3bとでクラッチ機構の係合部が構成さ
れている。ピニオン4には外周溝4bが形成されてクラッ
チ板16の円弧状の凹部が係合され、クラッチ板16は左側
枠1の透孔1fに挿入されてカシメ固定された支柱17、17
に移動自在に嵌合されて発条18でクラッチ機構の係合部
が係合する方向に付勢されている。ピニオン4の中心透
孔4cには調整ピン軸19の一側が挿入され、他側は側板10
に支持されて側板10の外側の調整ツマミ20で進退自在に
調整される。
共に軸受13に軸承される大径軸部3aと、係合部3bが形成
される小径部3cとで形成されている。小径部3cの外周に
は小判形の係合部3bが形成されると共に、端面に凹部3d
が形成されてスラスト軸受板14が挿入固定されている。
左側枠1の筒部1e内にはピニオン4の一側が挿入されて
軸受15で軸方向に移動自在に軸承されている。ピニオン
4の一側には小判形の凹部で係合部4aが形成されてスプ
−ル軸3の係合部3bとでクラッチ機構の係合部が構成さ
れている。ピニオン4には外周溝4bが形成されてクラッ
チ板16の円弧状の凹部が係合され、クラッチ板16は左側
枠1の透孔1fに挿入されてカシメ固定された支柱17、17
に移動自在に嵌合されて発条18でクラッチ機構の係合部
が係合する方向に付勢されている。ピニオン4の中心透
孔4cには調整ピン軸19の一側が挿入され、他側は側板10
に支持されて側板10の外側の調整ツマミ20で進退自在に
調整される。
【0013】ピニオン4にはハンドル軸21に摩擦結合さ
れた駆動歯車22が噛合されている。スプ−ル2はクラッ
チ機構の係合部と駆動歯車22とハンドル軸21に取り付け
られたハンドル23を介して回転されるように構成されて
いる。筒部1eの外周には図3、図5のように、クラッチ
機構を構成するクラッチ操作体5の筒状の環状部5aが回
動自在に嵌合されている。クラッチ操作体5の端面には
2つのクラッチカム5bが突出形成され、外周には突出部
5c、5dが形成されて突出部5c、5dに夫々大小のピン24、
25が固定されている。ピン24にはキックレバ−26の一端
が回動自在に嵌合されている。キックレバ−26の他端に
はピン27が固定され、他端の両側には案内金具28と度当
りピン29が左側枠1に取り付けられてキックレバ−26の
ピン27はキック歯車30に臨まされている。
れた駆動歯車22が噛合されている。スプ−ル2はクラッ
チ機構の係合部と駆動歯車22とハンドル軸21に取り付け
られたハンドル23を介して回転されるように構成されて
いる。筒部1eの外周には図3、図5のように、クラッチ
機構を構成するクラッチ操作体5の筒状の環状部5aが回
動自在に嵌合されている。クラッチ操作体5の端面には
2つのクラッチカム5bが突出形成され、外周には突出部
5c、5dが形成されて突出部5c、5dに夫々大小のピン24、
25が固定されている。ピン24にはキックレバ−26の一端
が回動自在に嵌合されている。キックレバ−26の他端に
はピン27が固定され、他端の両側には案内金具28と度当
りピン29が左側枠1に取り付けられてキックレバ−26の
ピン27はキック歯車30に臨まされている。
【0014】ピン25は連結部材31の長孔31a に挿入され
ている。連結部材31は扇形の連結部31b と長孔31a が穿
設された腕部31c とで形成されて左側枠1に固定された
軸部32に回動自在に支承されている。連結部31a にはピ
ン33が固定されてピン33はクラッチレバ−34の長孔34a
に挿入されている。クラッチレバ−34はL字形の板で左
側枠1から外部に突出して屈曲された指当て操作部34b
と長孔34a が穿設された連結部34c とで形成されてい
る。クラッチレバ−34は左側枠1に固定された軸部35に
回動自在に支承され、左側枠1の間にデットポイントバ
ネ36が設けられている。
ている。連結部材31は扇形の連結部31b と長孔31a が穿
設された腕部31c とで形成されて左側枠1に固定された
軸部32に回動自在に支承されている。連結部31a にはピ
ン33が固定されてピン33はクラッチレバ−34の長孔34a
に挿入されている。クラッチレバ−34はL字形の板で左
側枠1から外部に突出して屈曲された指当て操作部34b
と長孔34a が穿設された連結部34c とで形成されてい
る。クラッチレバ−34は左側枠1に固定された軸部35に
回動自在に支承され、左側枠1の間にデットポイントバ
ネ36が設けられている。
【0015】ハンドル軸21には駆動歯車22が摩擦結合さ
れ、キック歯車30と逆転防止の爪車37が回り止め嵌合さ
れている。キック歯車30の外周には複数個のキック突起
が突出形成されている。逆転防止の爪車37の外側にはバ
ネ板38、38で挟まれた逆転防止爪39が軸40で回動自在に
軸承され、バネ板38、38は爪車37の両側面を挾み込み、
逆転防止爪39の先端は爪車37の外周に形成された係止歯
に係合自在に臨まされている。駆動歯車22には歯車41が
噛合されている。歯車41はトラバ−ス軸42の一端に固定
され、トラバ−ス軸42は左右両側枠1、1′の図示しな
い軸受で軸承されている。
れ、キック歯車30と逆転防止の爪車37が回り止め嵌合さ
れている。キック歯車30の外周には複数個のキック突起
が突出形成されている。逆転防止の爪車37の外側にはバ
ネ板38、38で挟まれた逆転防止爪39が軸40で回動自在に
軸承され、バネ板38、38は爪車37の両側面を挾み込み、
逆転防止爪39の先端は爪車37の外周に形成された係止歯
に係合自在に臨まされている。駆動歯車22には歯車41が
噛合されている。歯車41はトラバ−ス軸42の一端に固定
され、トラバ−ス軸42は左右両側枠1、1′の図示しな
い軸受で軸承されている。
【0016】魚釣用リ−ルの釣糸案内装置は図1、図2
で、トラバ−ス軸42と案内筒43と案内筒43の外周を左右
に摺動する往復動駆動体Bと作動体6と釣糸案内体Cと
で構成されている。往復動駆動体Bはスプ−ル2の釣糸
繰り出し側と反対側の後方の側板10、11間に配置され、
ハンドル23の回転に連動して往復動される。案内筒43の
図1の下側で図2で左側には回り止め部43a が突出形成
されている。作動体6は板状に形成されてリ−ル脚を一
体形成した固定板1cの上面に袋ナット状の支持部材7と
スペ−サ44とビス45で回動自在に支持されている。作動
体6の中央には透孔6aが穿設されて袋ナット状の支持部
材7の筒部7aが挿入された後、頭部7bとカシメ部7cでカ
シメ固定されている。固定板1cには透孔1gが穿設され、
筒部7aが挿入されて下側からビス45が螺合されて抜け止
め係止されている。作動体6の一側後端には長孔6bが、
他側前端には長孔6cが形成されている。
で、トラバ−ス軸42と案内筒43と案内筒43の外周を左右
に摺動する往復動駆動体Bと作動体6と釣糸案内体Cと
で構成されている。往復動駆動体Bはスプ−ル2の釣糸
繰り出し側と反対側の後方の側板10、11間に配置され、
ハンドル23の回転に連動して往復動される。案内筒43の
図1の下側で図2で左側には回り止め部43a が突出形成
されている。作動体6は板状に形成されてリ−ル脚を一
体形成した固定板1cの上面に袋ナット状の支持部材7と
スペ−サ44とビス45で回動自在に支持されている。作動
体6の中央には透孔6aが穿設されて袋ナット状の支持部
材7の筒部7aが挿入された後、頭部7bとカシメ部7cでカ
シメ固定されている。固定板1cには透孔1gが穿設され、
筒部7aが挿入されて下側からビス45が螺合されて抜け止
め係止されている。作動体6の一側後端には長孔6bが、
他側前端には長孔6cが形成されている。
【0017】往復動駆動体Bは往復動駆動部8とキャッ
プ9と往復動駆動部8内に挿入された係合子46で構成さ
れている。往復動駆動部8は中央に案内筒43の外周が嵌
合される貫通孔8aと、後方に突出した突出部8bと、下方
に突出した突出部8cとで形成されている。突出部8b内に
貫通孔8aに連接する案内筒43の回り止め部43a が嵌合さ
れる溝8dが形成されている。突出部8c内には透孔8eが形
成されて係合子46が挿入されている。突出部8cの外周に
はネジ部8fが形成されてキャップ9が螺合され、キャッ
プ9にはネジ部8fと螺合するネジ部と下側にピン軸部9a
が形成されている。係合子46はトラバ−ス軸42のトラバ
−スカム溝42a に係合されている。作動体6の後端の長
孔6bにピン軸部9aが挿入されて周溝9bに係止されたEリ
ング46で抜け止めされて往復動駆動体Bは作動体6に連
結されている。往復動駆動体Bの上方の左右両側枠1、
1′間にカバ−47が固定されている。
プ9と往復動駆動部8内に挿入された係合子46で構成さ
れている。往復動駆動部8は中央に案内筒43の外周が嵌
合される貫通孔8aと、後方に突出した突出部8bと、下方
に突出した突出部8cとで形成されている。突出部8b内に
貫通孔8aに連接する案内筒43の回り止め部43a が嵌合さ
れる溝8dが形成されている。突出部8c内には透孔8eが形
成されて係合子46が挿入されている。突出部8cの外周に
はネジ部8fが形成されてキャップ9が螺合され、キャッ
プ9にはネジ部8fと螺合するネジ部と下側にピン軸部9a
が形成されている。係合子46はトラバ−ス軸42のトラバ
−スカム溝42a に係合されている。作動体6の後端の長
孔6bにピン軸部9aが挿入されて周溝9bに係止されたEリ
ング46で抜け止めされて往復動駆動体Bは作動体6に連
結されている。往復動駆動体Bの上方の左右両側枠1、
1′間にカバ−47が固定されている。
【0018】釣糸案内体Cは硬質釣糸ガイド48が固定さ
れる案内部49で構成されている。案内部49には貫通孔49
a とピン軸部49b が形成され、案内杆50に貫通孔49a が
左右に往復動自在に緩やかに嵌合されている。ピン軸部
49b は作動体6の前端の長孔6cに挿入されてEリング51
で抜け止めされて連結されている。案内杆50の両端は左
右両側枠1、1′に固定されている。
れる案内部49で構成されている。案内部49には貫通孔49
a とピン軸部49b が形成され、案内杆50に貫通孔49a が
左右に往復動自在に緩やかに嵌合されている。ピン軸部
49b は作動体6の前端の長孔6cに挿入されてEリング51
で抜け止めされて連結されている。案内杆50の両端は左
右両側枠1、1′に固定されている。
【0019】図1、図3で左側枠1の透孔1fに挿入され
てカシメ固定されたクラッチ板16の支柱17、17の外側の
左側枠1には透孔1hが穿設されて図4の腐食防止カバ−
52の脚部52a が挿入されている。腐食防止カバ−52を設
けることにより、支柱17とスプ−ル2の一方のフランジ
部2aが隔離されて支柱17が真鍮材でスプ−ル2がアルミ
材であっても、電食による腐食が防止される。
てカシメ固定されたクラッチ板16の支柱17、17の外側の
左側枠1には透孔1hが穿設されて図4の腐食防止カバ−
52の脚部52a が挿入されている。腐食防止カバ−52を設
けることにより、支柱17とスプ−ル2の一方のフランジ
部2aが隔離されて支柱17が真鍮材でスプ−ル2がアルミ
材であっても、電食による腐食が防止される。
【0020】図1、図7でハンドル23とハンドル軸21の
結合構造は、ハンドル23の例えば小判形の透孔23a に絶
縁体53とハンドル軸21の小径部21a とネジ部21b が挿入
されてナット54の螺合で固定され、ナット54はハンドル
23に取り付けたカバ−55で覆われている。ハンドル軸21
の小径部21a の外周には回り止め部21c が形成されて段
面にハンドル23が当接される時、間にスペ−サ56が挾み
込まれる。絶縁体53は図8のように断面小判形の筒部53
a と鍔部53b と筒部53a 内の回り止め透孔53c とで形成
されている。カバ−55には脚部55a が形成されてハンド
ル23の透孔23b に挿入して取り付けられている。
結合構造は、ハンドル23の例えば小判形の透孔23a に絶
縁体53とハンドル軸21の小径部21a とネジ部21b が挿入
されてナット54の螺合で固定され、ナット54はハンドル
23に取り付けたカバ−55で覆われている。ハンドル軸21
の小径部21a の外周には回り止め部21c が形成されて段
面にハンドル23が当接される時、間にスペ−サ56が挾み
込まれる。絶縁体53は図8のように断面小判形の筒部53
a と鍔部53b と筒部53a 内の回り止め透孔53c とで形成
されている。カバ−55には脚部55a が形成されてハンド
ル23の透孔23b に挿入して取り付けられている。
【0021】ハンドル23とハンドル軸21の結合構造は、
ハンドル23がアルミ材でハンドル軸21やナット54が真鍮
材であっても、電食による腐食が防止される。スペ−サ
56は真鍮材の表面にメッキ処理を施して電食による腐食
が防止されている。
ハンドル23がアルミ材でハンドル軸21やナット54が真鍮
材であっても、電食による腐食が防止される。スペ−サ
56は真鍮材の表面にメッキ処理を施して電食による腐食
が防止されている。
【0022】魚釣用リ−ルの動作は、クラッチ機構がオ
ン状態でハンドル23が回転されると、駆動歯車22とピニ
オン4とスプ−ル軸3を介してスプ−ル2が回転されて
スプ−ル2に釣糸12が巻回される。この時駆動歯車22は
図示しないドラグ制動機構で設定された制動力で図5で
時計方向に回転されると共にキック歯車30と爪車37が時
計方向に回転される。爪車37が時計方向に回転される
と、爪車37とバネ板38、38の摩擦でバネ板38、38と逆転
係止爪39は反時計方向に回動されて逆転係止爪39の先端
は爪車37の係止歯から離間され、爪車37が駆動歯車22と
一体的に回転される。スプ−ル2が回転されると、釣糸
案内装置はトラバ−ス軸42が回転されて往復動駆動体B
の往復動駆動部8は案内筒43に沿って往復動される。往
復動駆動体Bが往復動されると、作動体6が回動されて
釣糸案内体Cが左右に往復動され、スプ−ル2に釣糸12
が平行巻きされる。
ン状態でハンドル23が回転されると、駆動歯車22とピニ
オン4とスプ−ル軸3を介してスプ−ル2が回転されて
スプ−ル2に釣糸12が巻回される。この時駆動歯車22は
図示しないドラグ制動機構で設定された制動力で図5で
時計方向に回転されると共にキック歯車30と爪車37が時
計方向に回転される。爪車37が時計方向に回転される
と、爪車37とバネ板38、38の摩擦でバネ板38、38と逆転
係止爪39は反時計方向に回動されて逆転係止爪39の先端
は爪車37の係止歯から離間され、爪車37が駆動歯車22と
一体的に回転される。スプ−ル2が回転されると、釣糸
案内装置はトラバ−ス軸42が回転されて往復動駆動体B
の往復動駆動部8は案内筒43に沿って往復動される。往
復動駆動体Bが往復動されると、作動体6が回動されて
釣糸案内体Cが左右に往復動され、スプ−ル2に釣糸12
が平行巻きされる。
【0023】クラッチ機構がオン状態でスプ−ル2が釣
糸12の繰出しで逆回転されると、駆動歯車22と爪車37は
反時計方向に回転され、バネ板38、38と逆転係止爪39は
時計方向に回動されて逆転係止爪39の先端は爪車37の係
止歯に係止される。この係止でハンドル軸21は回転が停
止されるので、駆動歯車22は設定された制動力に抗して
回動される。スプ−ル2に巻回された釣糸12が繰り出さ
れる時は、スプ−ル2の回転に連動してトラバ−ス軸42
が回転されて往復動駆動体Bの往復動駆動部8は案内筒
43に沿って往復動される。
糸12の繰出しで逆回転されると、駆動歯車22と爪車37は
反時計方向に回転され、バネ板38、38と逆転係止爪39は
時計方向に回動されて逆転係止爪39の先端は爪車37の係
止歯に係止される。この係止でハンドル軸21は回転が停
止されるので、駆動歯車22は設定された制動力に抗して
回動される。スプ−ル2に巻回された釣糸12が繰り出さ
れる時は、スプ−ル2の回転に連動してトラバ−ス軸42
が回転されて往復動駆動体Bの往復動駆動部8は案内筒
43に沿って往復動される。
【0024】クラッチ機構がオフ状態にされる時は、ク
ラッチレバ−34が回動される。クラッチレバ−34の回動
で連結部材31を介してクラッチ操作体5が回動され、2
つのクラッチカム5bでクラッチ板16が移動されてピニオ
ン4の係合部4aとスプ−ル軸3の係合部3bの係合が離脱
されてクラッチオフ状態となり、スプ−ル2はフリ−回
転状態となる。この時、キックレバ−26が図6で左方向
に前進され、キックレバ−26のピン27はキック歯車30の
キック突起に当接可能位置に臨まされている。
ラッチレバ−34が回動される。クラッチレバ−34の回動
で連結部材31を介してクラッチ操作体5が回動され、2
つのクラッチカム5bでクラッチ板16が移動されてピニオ
ン4の係合部4aとスプ−ル軸3の係合部3bの係合が離脱
されてクラッチオフ状態となり、スプ−ル2はフリ−回
転状態となる。この時、キックレバ−26が図6で左方向
に前進され、キックレバ−26のピン27はキック歯車30の
キック突起に当接可能位置に臨まされている。
【0025】次にスプ−ル2に釣糸12が巻回される方向
にハンドル23が回転されると、爪車37と駆動歯車22が図
6で時計方向に回転され、キック歯車30のキック突起が
キックレバ−26のピン27に当接されてキックレバ−26が
右方向に押し戻され、クラッチ操作体5が時計方向に回
動後退され、クラッチカム5bとクラッチ板16の係合が解
除されてピニオン4の係合部4aとスプ−ル軸3の係合部
3bが係合されて図3のクラッチオン状態となる。クラッ
チオン状態でハンドル23が時計方向に回転されると、ピ
ニオン4とスプ−ル軸3とスプ−ル2が回転されてスプ
−ル2に釣糸12が巻回される。
にハンドル23が回転されると、爪車37と駆動歯車22が図
6で時計方向に回転され、キック歯車30のキック突起が
キックレバ−26のピン27に当接されてキックレバ−26が
右方向に押し戻され、クラッチ操作体5が時計方向に回
動後退され、クラッチカム5bとクラッチ板16の係合が解
除されてピニオン4の係合部4aとスプ−ル軸3の係合部
3bが係合されて図3のクラッチオン状態となる。クラッ
チオン状態でハンドル23が時計方向に回転されると、ピ
ニオン4とスプ−ル軸3とスプ−ル2が回転されてスプ
−ル2に釣糸12が巻回される。
【0026】釣糸案内装置の往復動駆動体Bと釣糸案内
体Cをスプ−ル2の前後に分離して作動体6で連結し、
作動体6はスプ−ル2の下方のリ−ル本体A下部に回動
可能に支持するように、リ−ル本体A下部の釣竿を装着
するリ−ル脚を一体形成した固定板1cの上面に載せ、か
つ上面を緩やかな曲面の袋ナット状の支持部材7の頭部
7bにして固定板1cの下側からビス45を螺合することで抜
け止め係止したので、スプ−ル2の外周側への突出量が
少なくなり、糸絡みせずに作動体6を回動自在にするこ
とが出来て釣糸の放出操作性が向上すると共に、支持部
分への異物付着等の影響も極力防止できる。
体Cをスプ−ル2の前後に分離して作動体6で連結し、
作動体6はスプ−ル2の下方のリ−ル本体A下部に回動
可能に支持するように、リ−ル本体A下部の釣竿を装着
するリ−ル脚を一体形成した固定板1cの上面に載せ、か
つ上面を緩やかな曲面の袋ナット状の支持部材7の頭部
7bにして固定板1cの下側からビス45を螺合することで抜
け止め係止したので、スプ−ル2の外周側への突出量が
少なくなり、糸絡みせずに作動体6を回動自在にするこ
とが出来て釣糸の放出操作性が向上すると共に、支持部
分への異物付着等の影響も極力防止できる。
【0027】前記のように魚釣用リ−ルの釣糸案内装置
が構成されると、釣糸案内装置の往復動駆動体Bと釣糸
案内体Cをスプ−ル2の前後に分離して作動体6で連結
することにより、前側に設けた釣糸案内体Cの硬質釣糸
ガイド48を海水や砂やゴミ等が付着した釣糸12が通過す
る時に海水や砂やゴミ等が離脱しても、釣糸案内体Cの
往復動作の障害にならず、後側の往復動駆動体Bへの付
着を防止できるので、往復動駆動体Bを円滑に往復動で
きて常時安定した作動が得られる。
が構成されると、釣糸案内装置の往復動駆動体Bと釣糸
案内体Cをスプ−ル2の前後に分離して作動体6で連結
することにより、前側に設けた釣糸案内体Cの硬質釣糸
ガイド48を海水や砂やゴミ等が付着した釣糸12が通過す
る時に海水や砂やゴミ等が離脱しても、釣糸案内体Cの
往復動作の障害にならず、後側の往復動駆動体Bへの付
着を防止できるので、往復動駆動体Bを円滑に往復動で
きて常時安定した作動が得られる。
【0028】往復動駆動体Bと釣糸案内体Cをスプ−ル
2の前後に分離して設けることにより、スペ−スの有効
活用が図られてリ−ル前方の小スペ−ス、小型化が可能
となると共にリ−ル全体のバランスもよく、リ−ル重心
も安定して魚釣り操作性が向上する。
2の前後に分離して設けることにより、スペ−スの有効
活用が図られてリ−ル前方の小スペ−ス、小型化が可能
となると共にリ−ル全体のバランスもよく、リ−ル重心
も安定して魚釣り操作性が向上する。
【0029】更に、作動体6はスプ−ル2の下方のリ−
ル本体A下部に回動可能に支持するように、リ−ル本体
A下部の釣竿を装着するリ−ル脚を一体形成した固定板
1cの上面に載せ、かつ上面を緩やかな曲面の袋ナット状
の支持部材7の頭部7bにして固定板1cの下側からビス45
を螺合することで抜け止め係止したので、スプ−ル2の
外周側への突出量が少なくなり、糸絡みせずに作動体6
を回動自在にすることが出来て釣糸の放出操作性が向上
すると共に、支持部分への異物付着等の影響も極力防止
できる。
ル本体A下部に回動可能に支持するように、リ−ル本体
A下部の釣竿を装着するリ−ル脚を一体形成した固定板
1cの上面に載せ、かつ上面を緩やかな曲面の袋ナット状
の支持部材7の頭部7bにして固定板1cの下側からビス45
を螺合することで抜け止め係止したので、スプ−ル2の
外周側への突出量が少なくなり、糸絡みせずに作動体6
を回動自在にすることが出来て釣糸の放出操作性が向上
すると共に、支持部分への異物付着等の影響も極力防止
できる。
【0030】図9は作動体支持構造の第2実施例で、図
9は作動体支持構造の拡大断面側面図である。
9は作動体支持構造の拡大断面側面図である。
【0031】第2実施例では、鋲状の支持部材7′で作
動体6がリ−ル脚を一体形成した固定板1cの上面に支持
されている。支持部材7′は頭部7bと段付軸部7d、7eと
周溝7fで形成されている。軸部7dは作動体6の中央の透
孔6aに挿入され、軸部7eの外周にスペ−サ57が嵌合され
てスペ−サ57は固定板1cの透孔1iに挿入されている。固
定板1cから下方に突出した軸部7eの周溝7fにEリング58
が係止されて抜け止め係止されている。他の構成は前記
第1実施例と略同一である。
動体6がリ−ル脚を一体形成した固定板1cの上面に支持
されている。支持部材7′は頭部7bと段付軸部7d、7eと
周溝7fで形成されている。軸部7dは作動体6の中央の透
孔6aに挿入され、軸部7eの外周にスペ−サ57が嵌合され
てスペ−サ57は固定板1cの透孔1iに挿入されている。固
定板1cから下方に突出した軸部7eの周溝7fにEリング58
が係止されて抜け止め係止されている。他の構成は前記
第1実施例と略同一である。
【0032】図10は作動体支持構造の第3実施例で、図
10は作動体支持構造の拡大断面側面図である。
10は作動体支持構造の拡大断面側面図である。
【0033】第3実施例では、作動体6の中央にネジ孔
6dと浅い凹部6eと裏面にボス部6fが形成されている。ネ
ジ孔6dには大型ビス状の支持部材7″のネジ部7gがリ−
ル脚を一体形成した固定板1cの下側から螺合され、支持
部材7″の軸部7hが固定板1cの透孔1jに嵌合されてい
る。浅い凹部6eには閉塞板59が固定されている。他の構
成は前記第1実施例と略同一である。
6dと浅い凹部6eと裏面にボス部6fが形成されている。ネ
ジ孔6dには大型ビス状の支持部材7″のネジ部7gがリ−
ル脚を一体形成した固定板1cの下側から螺合され、支持
部材7″の軸部7hが固定板1cの透孔1jに嵌合されてい
る。浅い凹部6eには閉塞板59が固定されている。他の構
成は前記第1実施例と略同一である。
【0034】図11は作動体支持構造の第4実施例で、図
11は作動体支持構造の拡大断面側面図である。
11は作動体支持構造の拡大断面側面図である。
【0035】第4実施例では、作動体6の中央の透孔6a
に袋ナット状の支持部材7の筒部7aが挿入された後、頭
部7bとカシメ部7cでカシメ固定されている。筒部7aには
段付で小径部7iが形成されてボ−ルベアリング60が嵌合
されている。固定板1cには段付の透孔1kが穿設され、ボ
−ルベアリング60が挿入されて下側からスペ−サ61を挾
んでビス45が螺合されて抜け止め係止されている。他の
構成は前記第1実施例と略同一である。
に袋ナット状の支持部材7の筒部7aが挿入された後、頭
部7bとカシメ部7cでカシメ固定されている。筒部7aには
段付で小径部7iが形成されてボ−ルベアリング60が嵌合
されている。固定板1cには段付の透孔1kが穿設され、ボ
−ルベアリング60が挿入されて下側からスペ−サ61を挾
んでビス45が螺合されて抜け止め係止されている。他の
構成は前記第1実施例と略同一である。
【0036】図12、図13は釣糸案内装置の他の実施例
で、図12は魚釣用リ−ルの一部断面底面図、図13はハン
ドル側の側枠内側の釣糸案内装置の断面側面図である。
で、図12は魚釣用リ−ルの一部断面底面図、図13はハン
ドル側の側枠内側の釣糸案内装置の断面側面図である。
【0037】釣糸案内装置の他の実施例では、作動体6
の他側前端に上方に向けて屈曲部6gが形成されると共に
屈曲部6gに長孔が形成され、長孔に硬質釣糸ガイド48が
直接固定されて釣糸案内体Cが構成されている。他の構
成は前記第1実施例と略同一である。
の他側前端に上方に向けて屈曲部6gが形成されると共に
屈曲部6gに長孔が形成され、長孔に硬質釣糸ガイド48が
直接固定されて釣糸案内体Cが構成されている。他の構
成は前記第1実施例と略同一である。
【0038】前記説明では本発明を右ハンドルリ−ルで
述べたが、左ハンドルリ−ルに実施しても同様の作用効
果が得られる。前記説明ではリ−ル本体Aの左右両側枠
1、1′がスプ−ル2より上部の支持板1aと後側支持板
1bとリ−ル脚を一体形成した固定板1cで平行に一体的に
保持されているが、夫々別体に形成して左右両側枠を平
行に保持してもよい。前記説明では、魚釣用リ−ルをス
プ−ルがハンドルの回転で回転されるリ−ルで述べた
が、電動リ−ルに実施してもよい。
述べたが、左ハンドルリ−ルに実施しても同様の作用効
果が得られる。前記説明ではリ−ル本体Aの左右両側枠
1、1′がスプ−ル2より上部の支持板1aと後側支持板
1bとリ−ル脚を一体形成した固定板1cで平行に一体的に
保持されているが、夫々別体に形成して左右両側枠を平
行に保持してもよい。前記説明では、魚釣用リ−ルをス
プ−ルがハンドルの回転で回転されるリ−ルで述べた
が、電動リ−ルに実施してもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0040】釣糸案内装置の往復動駆動体と釣糸案内体
をスプ−ルの前後に分離して作動体で連結することによ
り、前側に設けた釣糸案内体の硬質釣糸ガイドを海水や
砂やゴミ等が付着した釣糸が通過する時に海水や砂やゴ
ミ等が離脱しても、釣糸案内体の往復動作の障害になら
ず、後側の往復動駆動体への付着を防止できるので、往
復動駆動体を円滑に往復動できて常時安定した作動が得
られる。
をスプ−ルの前後に分離して作動体で連結することによ
り、前側に設けた釣糸案内体の硬質釣糸ガイドを海水や
砂やゴミ等が付着した釣糸が通過する時に海水や砂やゴ
ミ等が離脱しても、釣糸案内体の往復動作の障害になら
ず、後側の往復動駆動体への付着を防止できるので、往
復動駆動体を円滑に往復動できて常時安定した作動が得
られる。
【0041】往復動駆動体と釣糸案内体をスプ−ルの前
後に分離して設けることにより、スペ−スの有効活用が
図られてリ−ル前方の小スペ−ス、小型化が可能となる
と共にリ−ル全体のバランスもよく、リ−ル重心も安定
して魚釣り操作性が向上する。
後に分離して設けることにより、スペ−スの有効活用が
図られてリ−ル前方の小スペ−ス、小型化が可能となる
と共にリ−ル全体のバランスもよく、リ−ル重心も安定
して魚釣り操作性が向上する。
【0042】更に、作動体はスプ−ルの下方のリ−ル本
体下部に回動可能に支持するように、リ−ル本体下部の
釣竿を装着するリ−ル脚を一体形成した固定板の上面に
載せ、かつ上面を緩やかな曲面または平面の支持部材に
して固定板の下側からビス等で抜け止め係止したので、
スプ−ルの外周側への突出量が少なくなり、糸絡みせず
に作動体を回動自在にすることが出来て釣糸の放出操作
性が向上すると共に、支持部分への異物付着等の影響も
極力防止できる。
体下部に回動可能に支持するように、リ−ル本体下部の
釣竿を装着するリ−ル脚を一体形成した固定板の上面に
載せ、かつ上面を緩やかな曲面または平面の支持部材に
して固定板の下側からビス等で抜け止め係止したので、
スプ−ルの外周側への突出量が少なくなり、糸絡みせず
に作動体を回動自在にすることが出来て釣糸の放出操作
性が向上すると共に、支持部分への異物付着等の影響も
極力防止できる。
【図1】第1実施例で、魚釣用リ−ルの一部断面底面図
である。
である。
【図2】同ハンドル側の側枠内側の釣糸案内装置の断面
側面図と要部拡大断面側面図である。
側面図と要部拡大断面側面図である。
【図3】同魚釣用リ−ルの拡大一部断面底面図である。
【図4】同腐食防止カバ−の斜視図である。
【図5】同ハンドル側の側板内の駆動機構のクラッチオ
ン状態を示す側面図である。
ン状態を示す側面図である。
【図6】同ハンドル側の側板内の駆動機構のクラッチオ
フ状態を示す側面図である。
フ状態を示す側面図である。
【図7】ハンドルとハンドル軸の結合構造を示す拡大断
面側面図である。
面側面図である。
【図8】絶縁体の斜視図である。
【図9】作動体支持構造の第2実施例で、作動体支持構
造の拡大断面側面図である。
造の拡大断面側面図である。
【図10】作動体支持構造の第3実施例で、作動体支持構
造の拡大断面側面図である。
造の拡大断面側面図である。
【図11】作動体支持構造の第4実施例で、作動体支持構
造の拡大断面側面図である。
造の拡大断面側面図である。
【図12】釣糸案内装置の他の実施例で、魚釣用リ−ルの
一部断面底面図である。
一部断面底面図である。
【図13】同ハンドル側の側枠内側の釣糸案内装置の断面
側面図である。
側面図である。
A リ−ル本体 B 往復動駆動体 C 釣糸案内体 2 スプ−ル 6 作動体 10、11 側板 12 釣糸 23 ハンドル
Claims (1)
- 【請求項1】リ−ル本体の側板間に回転自在に支持した
スプ−ルに釣糸を平行に巻回する平行巻き装置を備えた
魚釣用リ−ルにおいて、ハンドルの回転に連動して往復
動する往復動駆動体を前記スプ−ルの釣糸繰り出し側と
反対側の後方における側板間に配置し、前記往復動駆動
体に一側が連結された作動体の他側に前記スプ−ルに釣
糸を案内する釣糸案内体を設けて、該作動体を前記スプ
−ル下方のリ−ル本体下部に回動可能に支持すると共に
該リ−ル本体下部の釣竿装着側の下側より抜け止め係止
したことを特徴とする魚釣用リ−ルの釣糸案内装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23477696A JPH1033098A (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 魚釣用リ−ルの釣糸案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23477696A JPH1033098A (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 魚釣用リ−ルの釣糸案内装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1033098A true JPH1033098A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16976199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23477696A Pending JPH1033098A (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | 魚釣用リ−ルの釣糸案内装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1033098A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000120730A (ja) * | 1998-10-19 | 2000-04-25 | Ntn Corp | 一方向クラッチ |
JP2002218871A (ja) * | 2001-01-24 | 2002-08-06 | Shimano Inc | 釣り用部品の締結構造 |
-
1996
- 1996-07-19 JP JP23477696A patent/JPH1033098A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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