JPH10329543A - サイドドアのインパクトビーム構造 - Google Patents

サイドドアのインパクトビーム構造

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Publication number
JPH10329543A
JPH10329543A JP16186097A JP16186097A JPH10329543A JP H10329543 A JPH10329543 A JP H10329543A JP 16186097 A JP16186097 A JP 16186097A JP 16186097 A JP16186097 A JP 16186097A JP H10329543 A JPH10329543 A JP H10329543A
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JP
Japan
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door
panel
impact beam
impact
reinforce
Prior art date
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Pending
Application number
JP16186097A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Sakurakouji
美紀 桜糀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイドドアの複数本のインパクトビームの構
成部品を節約する。 【解決手段】 サイドドアのドアパネルの後端面に取付
けられてドアロック機構を備えるドアロック用リインフ
ォースパネル20に、ドアアウタパネル2に対面するリ
インフォース側面を形成する。このリインフォース側面
におけるドアロック機構の上側及び下側に、断面円形の
インパクトビーム4の後端部を係合させて溶接するよう
に、インパクトビーム4の周面に対応して半円筒状に車
室内方向へ膨らんだ係合溝27bを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のサイドド
ア内にドアパネルに沿って複数本のインパクトビームが
配置されてそれぞれの前後の両端部がドアパネルに取付
けられたサイドドアのインパクトビーム構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】実開平5−80835号公報により、サ
イドドアの側面衝突に対抗する複数本のサイドインパク
トビームの前後両端部をサイドドアのヒンジ位置及びロ
ック機構近辺に取付けるようになったインパクトビーム
構造が周知となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな複数本のビームを採用する際に、構成部品数を低減
させる等のコスト面での配慮は未だ不充分である。
【0004】本発明は、このような点に鑑みて、複数本
のインパクトビームの構成部品を節約できるサイドドア
のインパクトビーム構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項1により、自動車のサイドドア内
にドアパネルに沿って複数本のインパクトビームが配置
されてそれぞれの前後両端部がドアパネルに取付けられ
たサイドドアのインパクトビーム構造において、サイド
ドアのドアパネルの後端面に取付けられてドアロック機
構を備えるドアロック用リインフォースパネルに、ドア
アウタパネルに対面するリインフォース側面を形成し、
このリインフォース側面におけるドアロック機構の上側
及び下側に、断面円形のインパクトビームの後端部を係
合させて溶接するように、インパクトビームの周面に対
応して半円筒状に車室内方向へ膨らんだ係合溝を形成し
たことを特徴とする。
【0006】インパクトビームの後端部は、ドアロック
用リインフォースパネルに直接溶接される。サイドドア
への衝撃は、インパクトビームの後端部ではドアロック
用リインフォースパネルの全域に拡散される。
【0007】請求項2により、さらに自動車のサイドド
アを上下2個のヒンジにねじ止めするために、ウエルド
ナットが設けられてドアパネルの前端面にセットされる
それぞれのヒンジリテーナに、ドアアウタパネルに対面
するリテーナ側面を形成すると共に、このリテーナ側面
に、断面円形のインパクトビームの前端部を係合させて
溶接するように、インパクトビームの周面に対応して半
円筒状に車室内方向へ膨らんだ係合溝を形成することに
より、インパクトビームの前端部はヒンジリテーナに直
接溶接され、またサイドドアへの衝撃はヒンジリテーナ
及びヒンジを介して直接ピラーへ伝播される。
【0008】
【発明の実施の形態】図1乃至図6を基に本発明の実施
の形態によるインパクトビーム構造を説明する。図1に
おいて、1は自動車のフロントピラー9及びセンタピラ
ー9a間の開口部に取付けられるフロントサイドドアで
ある。そのドアインナパネル3の前端面3aは、ドアイ
ンナパネル3に溶接されたヒンジサイドパネル3bが重
ねられ、後述するように、上下のヒンジ19によりフロ
ントピラー9に支持される。
【0009】4は下側のヒンジ19からドアアウタパネ
ル2に沿って車幅方向へ水平よりも僅かに下降して配置
された断面円形のパイプ状のインパクトビームである。
5は、上側のヒンジ19からドアアウタパネル2に沿っ
て車幅方向へ水平に配置された断面円形のパイプ状のイ
ンパクトビームである。それぞれの後端部は、後述する
ようにドアロック用リインフォースパネル20に溶接さ
れている。
【0010】図3において、10は下側のインパクトビ
ーム4の前端部及び前端面3aを下側のヒンジ19に取
付けるためのヒンジリテーナであり、前端面3aにセッ
トされ、かつ上下にウエルドナット11が設けられ、図
2に示すように、ヒンジリテーナ10の基部面10aの
車室内側の側縁には、直交方向へ曲げられてドアアウタ
パネル2に対面するリテーナ側面15が形成されてい
る。このリテーナ側面の中間部分は、上下の側面部分1
5a、15bから***して横幅が広くなり、インパクト
ビーム4の周面に対応して半円筒状に車室内方向へ膨ら
み、かつ僅かに下方へ傾斜した係合溝16が形成されて
いる。
【0011】10Aは、上側のインパクトビーム5の前
端部及び前端面3aを上側のヒンジ19に取付けるため
のヒンジリテーナである。このヒンジリテーナは、前述
のヒンジリテーナ10と同様な構造を備えているが、係
合溝16Aはインパクトビーム5に対応して水平に形成
されている。
【0012】リインフォースパネル20は、図4乃至図
6に示すように、ロック機構として周知のようにロック
穴21の内側にセンタピラー9aに突設された係合片に
係合するストライカが設けられ、さらに通常の高さ形状
よりも下側のヒンジ19に対応して延長された延長部2
3が形成されている。リインフォースパネル20は、上
端部分22及び延長部23でドアインナパネル3に溶接
されている。
【0013】フロントサイドドア1の後端面になるリイ
ンフォースパネル20の基部面20aの車室外側の側縁
には、直交方向へ曲げられてドアアウタパネル2に対面
するリインフォース側面27が中間領域から下端にわた
り形成されている。このリインフォース側面のロック穴
21に対して上下の両側には、断面円形のインパクトビ
ーム4、5の後端部を係合させて溶接するように、その
周面に対応して半円筒状に車室内方向へ膨らんだ係合溝
27a、27bが形成されている。
【0014】インパクトビーム4、5の取付に際して
は、ヒンジリテーナ10、10Aの係合溝16、16A
にそれぞれの前端部を係合させて溶接する。さらに、イ
ンパクトビーム4、5の後端部をドアインナパネル3の
所定位置に溶接されたリインフォースパネル20の所属
の係合溝27a、27bに係合させて溶接してヒンジリ
テーナ10、10Aを前端面3aのヒンジ位置にセット
し、上下のヒンジ19のそれぞれ2本のボルト(そのヘ
ッドを19aで示す)をウエルドナット11にねじ込ん
でフロントサイドドア1をフロントピラー9に取付け
る。
【0015】この状態で、ドアアウタパネル2をインパ
クトビーム4、5に対して緩衝体2aを介して取付ける
ことにより、インパクトビーム4、5はドアアウタパネ
ル2に沿って近接位置を占め、側面衝突に対する剛性を
向上させる。衝撃力は、インパクトビーム4、5の前端
部ではヒンジリテーナ10及びヒンジ19を介してフロ
ントピラー9に伝達されて分散し、後端部では下方へ向
けて縦幅が拡大されたリインフォースパネル20の全域
に分散する。特に、センタピラー9aに後方から加わっ
た衝撃力は、ヒンジリテーナ10及びヒンジ19を介し
てフロントピラー9に伝達される。
【0016】尚、インパクトビーム4、5の前端部は、
前述のように敢えてヒンジリテーナ10に直結すること
なく、ヒンジ又はその近辺のドアインナパネルにブラケ
ットを介して固定することも考えられる。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、インパクトビ
ームの後端部をドアロック用リインフォースパネルに直
結できることにより部品数を低減でき、その高さ形状が
下側のインパクトビーム用に延長されることにより、衝
突時のエネルギをより有効に分散させ、サイドドアフレ
ームの剛性を向上させる。
【0018】請求項2の発明によれば、インパクトビー
ムの前端部がヒンジリテーナに直接固定されることによ
り、前後の端部を共に簡単な構造で取付け可能になる。
サイドドアもしくはセンタピラーに後方から加わった衝
撃力は、インパクトビーム及びヒンジリテーナを介して
フロントピラーに直接伝達させることができる。したが
って、ヒンジサイドパネルがゲージダウンされ、質量軽
減につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるインパクトビーム構
造を示す図3のA−A線断面図である。
【図2】同インパクトビーム構造のビーム前端部を係合
させるヒンジリテーナの斜視図である。
【図3】同インパクトビーム構造をインナパネルの内側
から見た側面図である。
【図4】同インパクトビーム構造のビーム後端部を係合
させるリインフォースパネルの斜視図である。
【図5】同リインフォースパネルを反対側から見た部分
斜視図である。
【図6】図3のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 フロントサイドドア 2 ドアアウタパネル 3 ドアインナパネル 3a 前端面 4、5 インパクトビーム 10、10A ヒンジリテーナ 11 ウエルドナット 15 リテーナ側面 16、16A 係合溝 19 ヒンジ 20 ドアロック用リインフォースパネル 27 リインフォース側面 27a、27b 係合溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のサイドドア内にドアパネルに沿
    って複数本のインパクトビームが配置されてそれぞれの
    前後両端部がドアパネルに取付けられたサイドドアのイ
    ンパクトビーム構造において、 サイドドアのドアパネルの後端面に取付けられてドアロ
    ック機構を備えるドアロック用リインフォースパネル
    に、ドアアウタパネルに対面するリインフォース側面を
    形成し、 このリインフォース側面におけるドアロック機構の上側
    及び下側に、断面円形のインパクトビームの後端部を係
    合させて溶接するように、前記インパクトビームの周面
    に対応して半円筒状に車室内方向へ膨らんだ係合溝を形
    成したことを特徴とするサイドドアのインパクトビーム
    構造。
  2. 【請求項2】 自動車のサイドドア内にドアパネルに沿
    って複数本のインパクトビームが配置されてそれぞれの
    前後の両端部がドアパネルに取付けられたサイドドアの
    インパクトビーム構造において、 サイドドアを上下2個のヒンジにねじ止めするために、
    ウエルドナットが設けられてドアパネルの前端面にセッ
    トされるそれぞれのヒンジリテーナに、ドアアウタパネ
    ルに対面するリテーナ側面を形成すると共に、このリテ
    ーナ側面に、断面円形のインパクトビームの前端部を係
    合させて溶接するように、前記インパクトビームの周面
    に対応して半円筒状に車室内方向へ膨らんだ係合溝を形
    成し、 前記ドアパネルの後端面に取付けられてドアロック機構
    を備えるドアロック用リインフォースパネルに、前記ド
    アアウタパネルに対面するリインフォース側面を形成す
    ると共に、このリインフォース側面における前記ドアロ
    ック機構の上側及び下側に、断面円形の前記インパクト
    ビームの後端部を係合させて溶接するように、前記イン
    パクトビームの周面に対応して半円筒状に車室内方向へ
    膨らんだ係合溝を形成したことを特徴とするサイドドア
    のインパクトビーム構造。
JP16186097A 1997-06-04 1997-06-04 サイドドアのインパクトビーム構造 Pending JPH10329543A (ja)

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JP16186097A JPH10329543A (ja) 1997-06-04 1997-06-04 サイドドアのインパクトビーム構造

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JPH10329543A true JPH10329543A (ja) 1998-12-15

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ID=15743343

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JP16186097A Pending JPH10329543A (ja) 1997-06-04 1997-06-04 サイドドアのインパクトビーム構造

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JP (1) JPH10329543A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008037401A (ja) * 2006-08-10 2008-02-21 Toyota Motor Corp 車両用ドアの補強構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008037401A (ja) * 2006-08-10 2008-02-21 Toyota Motor Corp 車両用ドアの補強構造

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