JPH10282729A - キャリア組成物 - Google Patents

キャリア組成物

Info

Publication number
JPH10282729A
JPH10282729A JP7172898A JP7172898A JPH10282729A JP H10282729 A JPH10282729 A JP H10282729A JP 7172898 A JP7172898 A JP 7172898A JP 7172898 A JP7172898 A JP 7172898A JP H10282729 A JPH10282729 A JP H10282729A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier
weight
polymer
relative humidity
polymer mixture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7172898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3955377B2 (ja
Inventor
Michael J Duggan
ジェイ.ダガン マイケル
Thomas C Dombroski
シー.ドムブロスキー トーマス
Scott M Silence
エム.サイレンス スコット
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Xerox Corp
Original Assignee
Xerox Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Xerox Corp filed Critical Xerox Corp
Publication of JPH10282729A publication Critical patent/JPH10282729A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3955377B2 publication Critical patent/JP3955377B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/10Developers with toner particles characterised by carrier particles
    • G03G9/113Developers with toner particles characterised by carrier particles having coatings applied thereto
    • G03G9/1132Macromolecular components of coatings
    • G03G9/1137Macromolecular components of coatings being crosslinked
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/10Developers with toner particles characterised by carrier particles
    • G03G9/113Developers with toner particles characterised by carrier particles having coatings applied thereto
    • G03G9/1132Macromolecular components of coatings
    • G03G9/1135Macromolecular components of coatings obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/10Developers with toner particles characterised by carrier particles
    • G03G9/113Developers with toner particles characterised by carrier particles having coatings applied thereto
    • G03G9/1139Inorganic components of coatings

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ほぼ一定の導電率パラメータを有し、広範囲
な予め選択された摩擦帯電値を有する被覆されたャリア
粒子を生成するためのキャリア組成物を提供する。 【解決手段】 本発明のキャリア組成物はキャリアコア
と、第1ポリマーと第2ポリマーの混合物とを含み、第
1ポリマーは導電性成分を含み、第2ポリマーはポリ
(ウレタン)である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にキャリア組
成物に関し、さらに詳細には乾式粉末プロセスによって
被覆されたキャリア粒子を調製するためのキャリア組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の被覆されたキャリア粒子において
は、材料、製造方法等種々の理由から、導電率を一定に
保つことが難しく、摩擦帯電値を自由に制御することが
難しかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、ほぼ一定の導電率パラメータを有し、広範囲な
予め選択された摩擦帯電値を有する被覆されたキャリア
粒子を生成するためのキャリア組成物を提供することに
ある。
【0004】本発明の他の目的は、導電性成分を含む第
1ポリマー及び熱硬化性ポリマーであるポリ(ウレタ
ン)の二つのポリマーから成る被膜を有するキャリア粒
子を提供することにある。ここで、第1ポリマーは、例
えばカーボンブラックのような導電性成分を含むポリメ
チルメタクリレートである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の組成物から得ら
れたキャリア粒子はその上にポリマー混合物被覆材を有
している。さらに詳細には二つのポリマーの混合物を被
覆したキャリアコアから成り、一つのポリマーには導電
性成分、例えばカーボンブラックが分散されており、ポ
リマーのもう一つは熱硬化性ポリマーであるポリ(ウレ
タン)である。これにより、約20〜約90%の相対湿
度で現像剤摩擦電気応答が向上し、画質性能が向上し、
約10-10 〜約10-7(Ωcm)-1の範囲の優れた高導
電率が可能となり、キャリアの摩擦帯電は、約+5〜+
50マイクロクーロン/g、好ましくは約+15〜+4
0マイクロクーロン/g、より好ましくは約+25〜+
35マイクロクーロン/gの範囲とすることができる。
本発明の組成物から調製したキャリア粒子は、いくらか
の重要な量、例えば約0.05〜約3重量%、好ましく
は約0.1〜約0.3重量%のポリウレタンを含み、ポ
リマー/導電性成分被覆を組み合わせることによって広
いキャリアの導電率の範囲、広いキャリア摩擦帯電の範
囲を有することが可能となり、生成されるキャリアは、
ある特定な導電率及びある特定の摩擦帯電が要求される
多数の異なるゼログラフィク(電子写真)コピー機及び
プリンタのために選択される。本明細書中に例示され
る、例えば、乾式プロセスによって調製されたキャリア
粒子から成る現像剤組成物は、静電写真又は静電写真画
像形成システム、特にゼログラフィック画像形成及びプ
リントプロセス及びデジタルプロセスに有用である。さ
らに、実質的に導電性なキャリア粒子から成る現像剤組
成物は、比較的一定の導電率パラメータが所望される画
像形成方法において有用である。さらに、上に述べた画
像形成プロセスでは、キャリア粒子上の摩擦帯電はポリ
マー組成物及びキャリアコアに被覆される分散剤成分及
び選択された導電性成分の種類と量に応じて予め選択さ
れ得る。
【0006】例えば、本発明のキャリア組成物から得ら
れたキャリア粒子によれば、磁気ブラシ導電セルで決定
された約10-6(Ωcm)-1〜約10-17 (Ωc
m)-1、好ましくは約10-10 (Ωcm)-1〜約10-6
(Ωcm)-1、最も好ましくは約10-8(Ωcm)-1
約10-6(Ωcm)-1の導電率を有し、公知のファラデ
ーケージ技術によって決定されたキャリア粒子上の約+
5〜約+50マイクロクーロン/g、具体例では約+1
0〜約+40マイクロクーロン/gの広範囲なキャリア
摩擦帯電値を有する現像剤が調製される。したがって、
本発明のキャリア組成物から得られたキャリア粒子を有
する現像剤は、例えば、キャリア粒子上で同じ総被覆重
量を維持しつつ導電性成分を含む第1ポリマーの量と第
2ポリマーの量の比率を変化させることによって、異な
る摩擦帯電特性を有しつつ好ましい範囲の導電率を有す
る現像剤とすることができる。
【0007】従来技術のキャリアの幾つかと比較した本
発明の組成物から得られたキャリアの利点の一つとし
て、環境の相対湿度に対するキャリア摩擦帯電値の感度
が低減することが挙げられる。例えば、カーボンブラッ
クを含むポリメチルメタクリレート1重量%が被覆され
たスチールコアから成るキャリアは、80%の環境相対
湿度で標準参照トナーに対して測定された10.4マイ
クロクーロン/gの摩擦帯電値を有し、一方20%の環
境相対湿度で18.9マイクロクーロン/gの摩擦帯電
値を有し、摩擦帯電比は1.8となる。この摩擦帯電比
は20%の相対湿度の摩擦帯電値の80%の相対湿度の
摩擦帯電値に対する比である。カーボンブラックを含む
ポリメタクリレート0.8重量%とポリウレタンポリマ
ー(PPG社(PPG Inc.)から入手した「エンビロクロン
(Envirocron)」)0.2重量%とで被覆されたスチール
コアを有するキャリアは、80%の環境相対湿度で標準
参照トナーに対して測定された18.4マイクロクーロ
ン/gの摩擦帯電値を有し、20%の環境相対湿度で2
2.6マイクロクーロン/gの摩擦帯電値を有する。こ
の場合は、摩擦帯電比が1.2であり、改善が見られ
る。
【0008】キャリア粒子の調製は、粉末被覆プロセス
によって行われることが好ましい。さらに詳細には、選
択されるキャリア粒子は、低密度多孔質磁性金属キャリ
アコア粒子又は磁気的に誘引可能な金属キャリアコア粒
子に、被覆されたキャリア粒子に対して約0.05重量
%〜約3重量%の、カーボンブラック又は類似の導電性
成分をその中に分散した第1ポリマー、特にポリメチル
メタクリレートと、第2熱硬化性ポリマーとが、機械的
衝撃又は静電気的誘引によってこれらがキャリアコアに
付着するまで混合し、キャリアコア粒子とポリマーとの
混合物を例えば約93℃〜約288℃の温度で例えば約
10分〜約60分の有効時間加熱し、その結果ポリマー
が溶融してキャリアコア粒子に融合する。被覆されたキ
ャリア粒子を冷却し、その後得られたキャリア粒子を所
望の粒子サイズ、例えば直径でいうと約50〜約200
μmの粒子サイズに分級することによって調製すること
ができる。
【0009】本発明は、キャリアコアと、第1ポリマー
と第2ポリマーの混合物とを含むキャリア組成物であ
り、第1ポリマーは導電性成分を含み、第2ポリマーは
熱硬化性ポリ(ウレタン)である。熱硬化性ポリ(ウレ
タン)は、例えばPPG インダストリーズ社(PPG Industr
ies)から入手される「エンビロクロン(Envirocron)」で
ある。さらに好ましくはポリウレタンが第2ポリマーの
量に対して約1〜約99重量%、好ましくは約5〜約4
0重量%の量で存在するキャリア組成物であり、第1ポ
リマーは導電性成分を含んでいる。二つのポリマーを有
するキャリアにおいて、第1ポリマーの導電性成分は金
属酸化物又は好ましくはカーボンブラックのような顔料
であり、第1ポリマーの導電性成分は約15〜約50重
量%の量で選択されるカーボンブラックであり、本明細
書中に例示される第2ポリマーは熱硬化性ポリマーであ
り、ポリエステル又はスチレンベースのポリマーを含ん
でいる。第1ポリマーはポリメチルメタクリレートであ
り、ポリマー中第1ポリマーは約1〜約99重量%、又
は約5〜約50重量%の量で選択され、第2ポリマーは
約99〜約1重量%、約5〜約50重量%の量で選択さ
れ、キャリアコアは金属、フェライト、金属酸化物及び
公知のキャリアコア等である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の現像剤のためにさまざま
な適切なソリッドコアキャリア材料が選択され得る。キ
ャリアコアの重要な特性は、トナー粒子が正の電荷又は
負の電荷を獲得できることを含み、さらにゼログラフィ
ック画像形成装置に存在する現像剤リザーバにおいて所
望の流動特性を与えることを含む。また、キャリアコア
特性において重要なのは、例えば、磁気特性であり、こ
れによって磁気ブラシ現像プロセスにおける磁気ブラシ
の形成が可能となり、キャリアコアは所望の機械的経年
特性(mechanical aging characteristics)を有する。
選択され得るキャリアコアの例は、鉄、スチール、フェ
ライト、例えばSr(ストロンチウム)−フェライト、
Ba−フェライト、Cu/Zn−フェライト及びNi/
Zn−フェライト、マグネタイト、ニッケル、これらの
混合物等を含む。好ましいキャリアコアは、約30μm
〜約200μmの平均粒子径を有するフェライト及び海
綿鉄(還元鉄)又はスチールグリットを含む。
【0011】第1ポリマー被覆材は、例えば約1〜約7
0重量%、好ましくは約15重量%〜約60重量%の有
効量で分散された導電性成分、例えば酸化錫のような金
属酸化物、導電性カーボンブラック等を有する。導電性
成分の具体例として、コンダクテックス社(Conductex I
nc.)から入手可能な導電性カーボンブラック「SCウル
トラ(SC Ultra)」及びデュポン社(DuPont)によって製造
されたアンチモンドープ酸化錫「ゼレックECP300
5−XC(Zelec ECP3005-XC)」が挙げられる。
【0012】ポリマーをキャリアコアに組み込むための
プロセスは連続的であり、二つのポリマーのうちの一つ
が第1ステップで表面に融合し、第2ポリマーが引き続
く融合ステップで表面に融合する。或いは、組み込みの
ためのプロセスが単一の融合ステップであってもよく、
この場合、例えば融合プロセスに先立って互いに混合さ
れた二つのポリマーが単一の融合ステップでキャリアコ
アに組み込まれる。
【0013】キャリア被覆材は種々の公知の帯電促進添
加剤(charge enhancing additives)、例えば4級アンモ
ニウム塩及びさらに詳細にはジステアリルジメチルアン
モニウムメチルサルフェート(DDAMS)、ビス[1
−[3,5−二置換−2−ヒドロキシフェニル)アゾ]
−3−(モノ−置換)−2−ナフタレノラート(2
−)]クロム酸塩(1ー)、アンモニウムナトリウム及
び水素(TRH)、セチルピリジニウムクロリド(CP
C)、「ファナルピンク(FANAL PINK: 登録名)D48
30」等を添加することができ、この帯電促進添加剤は
本明細書中に特に例示されるもの、及び他の有効的な公
知の帯電剤又は添加剤を含む。帯電促進添加剤はさまざ
まな有効量、例えば約0.05〜約15重量%の量で選
択される。
【0014】選択される第1ポリマーの例としては、ポ
リメタクリレート、フルオロカーボンポリマー、ポリフ
ッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、ポリペンタフルオ
ロスチレン、ポリエチレン、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリエチレンビニルアセテート共重合体、ポリフッ
化ビニリデン−テトラフルオロエチレン共重合体、ポリ
エチレン等が挙げられる。本明細書中に特に示されない
が他の公知の関連するポリマー、例えば米国特許第4,
937,166号及び第4,935,326号に例示さ
れるようなポリマーも選択される。
【0015】第2ポリマーは熱硬化性ポリマーから成
り、より詳細には、ポリ(ウレタン)熱硬化性樹脂であ
り、この樹脂は、例えば、主にポリウレタンの架橋剤の
機能を果たすポリエステルポリマーを約20重量%含ん
でいる。ポリ(ウレタン)は、約93℃〜約127℃の
融点を有し、約166℃〜約216℃の架橋温度を有す
ることが好ましい。ポリウレタンの例としては、ポリ
(ウレタン)/ポリエステルポリマー又は「エンビロク
ロン(Envirocron)」(PPGインダストリー社(Industries,
Inc.) から入手可能な製品番号PCU10101) が挙げられ
る。このポリマーは約98℃〜約130℃の範囲の融点
を有し、約174℃の架橋温度を有する。この第2ポリ
マーは、通常、キャリアコアとの混合に先立って第1ポ
リマーと混合され、溶融されるとキャリア表面上に第1
ポリマーと第2ポリマーの均一な被膜を形成する。第2
ポリマーは、第1ポリマー、第2ポリマー及び第1ポリ
マー中の導電性成分の総重量に対して約1〜約99重量
%、好ましくは約5〜約40重量%の量で存在する。
【0016】本発明の組成物から得られるキャリアの利
点としては、具体例において、環境の相対湿度に対する
キャリア摩擦帯電値の感度が減少することが挙げられ
る。例えば、カーボンブラックを含むポリメチルメタク
リレート1重量%で被覆されたスチールキャリアコアを
有するキャリアは、80%の環境相対湿度で、ゼロック
スコーポレーション(Xerox Corporation) の5090ト
ナーのような標準参照トナーに対して測定された10.
4マイクロクーロン/gの摩擦帯電値を有し、同じキャ
リアは20%の環境相対湿度で18.9マイクロクーロ
ン/gの摩擦帯電値を有するため、摩擦帯電比が1.8
となり、これは20%の相対湿度の摩擦帯電値と80%
の相対湿度の摩擦帯電値との比である。ポリメチルメタ
クリレートを含むカーボンブラック0.8重量%とポリ
ウレタンポリマー(PPG インダストリー社から入手可能
な「エンビロクロン」)0.2重量%で被覆されるスチ
ールキャリアコアを有するキャリアは、80%の環境相
対湿度で、ゼロックスコーポレーションの5090トナ
ーのような標準参照トナーに対して18.4マイクロク
ーロン/gの摩擦帯電値を有し、20%の環境相対湿度
に対して22.6マイクロクーロン/g摩擦帯電値を有
する。これによって、改良された1.2の摩擦帯電比が
得られる。
【0017】ポリマー、或いはポリマー混合物をキャリ
ア粒子の表面に被覆するために、さまざまな有効且つ適
切なプロセスが選択され得る。この目的のための典型的
なプロセスの例としては、カスケードロール混合法又は
タンブリング法、粉砕法、ふりまぜ法、静電粉末クラウ
ド噴霧法、流動床法、静電ディスク処理法、及び静電カ
ーテン法によってキャリアコア材料、ポリマー、及び導
電性成分を組み合わせることが挙げられる。ポリマーの
塗布に引き続いて加熱が始まり、キャリアコアの表面に
わたった被覆材料のフローが可能となる。被覆材料粉末
粒子の濃度及び加熱工程のパラメータは、キャリアコア
の表面上に被覆ポリマーの連続フィルムの形成を可能と
するように選択されるか、キャリアコアの選択された領
域のみが被覆されるように選択される。金属キャリアコ
アの選択された領域が被覆されないか露出したままであ
る場合、キャリア粒子はキャリアコア材料が金属を含む
場合、電気伝導特性を有する。上に述べた導電性はさま
ざまな適当な値を含み得る。しかし、一般的に、この導
電性は、例えば、10ボルトの印加電位で、2.5mm
の磁気ブラシを介して約10-9〜約10-17 Scm-1
測定され、被覆率はキャリアコアの約10%〜約100
%にわたる。
【0018】キャリアと混合した場合に現像剤組成物を
生成するトナーのために選択されるトナー樹脂の例示的
な例としては、多くの熱可塑性樹脂、例えばポリアミド
類、エポキシ類、ポリウレタン類、ジオレフィン類、ビ
ニル樹脂類、ポリエステル類、例えばジカルボン酸とジ
フェノールを含むジオールのポリエステル化によって得
られた生成物が挙げられる。使用され得る具体的なビニ
ルモノマー類は、スチレン、p−クロロスチレンビニル
ナフタレン、不飽和モノオレフィン、例えば、エチレ
ン、プロピレン、ブチレン及びイソブチレン;ハロゲン
化ビニル、例えば塩化ビニル、臭化ビニル、フッ化ビニ
ル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニ
ル、及び酪酸ビニル;メチルアクリレート、エチルアク
リレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリ
レート、ドデシルアクリレート、n−オクチルアクリレ
ート、2−クロロエチルアクリレート、フェニルアクリ
レート、メチルアルファクロロアクリレート、メチルメ
タクリレート、エチルメタクリレート、及びブチルメタ
クリレートを含むモノカルボン酸のエステル類のような
ビニルエステル類;アクリロニトリル、メタクリロニト
リル、アクリルアミド、ビニルメチルエーテル、ビニル
イソブチルエーテル、及びビニルエチルエーテルを含む
ビニルエーテル類;ビニルメチルケトン、ビニルヘキシ
ルケトン、及びメチルイソプロペニルケトンを含むビニ
ルケトン類;塩化ビニリデン、及び塩化フッ化ビニリデ
ンのようなハロゲン化ビニリデン;N−ビニルインドー
ル、N−ビニルピロリデン;スチレンブタジエン共重合
体;これらの混合物及び他の類似の公知の樹脂を含む。
【0019】一つのトナー樹脂として、ジカルボン酸と
ジフェノールを含むジオールとのエステル化生成物が選
択され得る(米国特許第3,590,000号を参照の
こと)。トナー樹脂の他の具体例としては、スチレン/
メタクリレート共重合体類、スチレン/ブタジエン共重
合体類、ビスフェノールAとプロピレンオキシドとの反
応によって得られるポリエステル樹脂類、ジメチルテレ
フタレート、1,3−ブタンジオール、1,2−プロパ
ンジオール及びペンタエリスリトールとの反応から得ら
れる分枝ポリエステル樹脂類が挙げられる。
【0020】一般的に、約1〜約5重量部のトナー粒子
が約10〜約300重量部のキャリア粒子と混合され
る。
【0021】数々の公知の適当な顔料又は染料、好まし
くは顔料をトナー粒子の着色剤として選択することがで
きる。例えばカーボンブラック、ニグロシン染料、ラン
プブラック、酸化鉄、マグネタイト、及びこれらの混合
物が挙げられる。顔料は、カーボンブラックであること
が好ましく、トナー組成物が着色されるのに十分な量で
配合すべきである。したがって、顔料は、トナー組成物
の総重量に対して約1重量%〜約20重量%、好ましく
は約5〜約12重量%の量で配合されるが、これより多
い、又は少ない量の顔料も選択され得る。
【0022】顔料粒子が例えば「マピコブラック(MAPI
CO BLACK: 登録名)」として市販されているような酸化
鉄(FeO ・Fe2O3)の混合物であるマグネタイトから成る
場合、これらは約10〜約70重量%、好ましくは約2
0重量%〜約50重量%の量でトナー組成物中に配合さ
れる。
【0023】樹脂粒子は十分であるが有効的な量で配合
されるため、顔料又は着色剤、例えば「リーガル330
(REGL 330:登録名) 」のようなカーボンブラック10重
量%が含まれる場合、約90重量%の樹脂材料が選択さ
れる。しかし、一般的に、トナー組成物は約85重量%
〜約97重量%のトナー樹脂粒子及び約3重量%〜約1
5時重量%の例えばカーボンブラックのような顔料粒子
から成る。
【0024】また、トナー樹脂粒子、キャリア粒子、及
び顔料又は着色剤としてマゼンタ、シアン及び/又はイ
エロー粒子、及びこれらの混合物から成るカラートナー
組成物が選択され得る。
【0025】本明細書中に述べた現像剤組成物の正の帯
電特性をさらに向上させるために、また任意的な成分と
して、米国特許第4,298,672号によるアルキル
ピリジニウムハライド、米国特許第4,338,390
号による有機硫酸塩又はスルホン酸塩組成物、米国特許
第4,560,635号によるジメチルアンモニウムサ
ルフェート、及び他の類似の公知の帯電促進添加剤を含
み得る。これらの添加剤は、通常、約0.1重量%〜約
20重量%の量でトナーに含まれる。また、これらの帯
電促進添加剤は、本明細書中に示すようにキャリアポリ
マー被覆材中に分散されていてもよい。
【0026】本発明のキャリア組成物を用いて得られる
トナー組成物は、トナー樹脂粒子と、顔料粒子又は着色
剤の溶融混合、その後機械的磨砕、乳化/凝集等を含む
複数の公知の方法によって調製することができる。他の
方法としては、噴霧乾燥、溶融分散、分散重合及び懸濁
重合のような当業者に公知の方法が挙げられる。一つの
分散重合方法において、樹脂粒子と顔料粒子との溶媒分
散液は制御された状態下で噴霧乾燥されて所望の生成物
を得る。
【0027】本発明のキャリア組成物を用いて得られる
トナー及び現像剤組成物は、中に無機及び有機受光体
(例えば、感光体)画像形成部材を含む従来の受光体を
含む静電写真画像形成プロセスにおける使用のために選
択され得る。
【0028】
【実施例】
[実施例1]以下のキャリア被覆工程において、4〜7
μmの粒子径を有するポリウレタンポリマー(PPG イン
ダストリー社による「エンビロクロン」)54.5g
を、混合の前に化学プロセスで2μmの体積メジアン粒
子径に製造した「コンダクテックスSCウルトラ(Condu
ctex SC Ultra)」導電性カーボンブラック約20重量%
を有するカーボンブラック充填ポリ(メチルメタクリレ
ート)490.5gと混合した。これらの予め混合した
ポリマー545gを90μmの粉砕されたスチールショ
ット(ヘガネス社(Hoeganaes,Inc.)68.0kgと混合
した。この混合を、混合機の回転速度17回転/分、混
合時間20分、湿度(水蒸気分圧)4.0×102 Pa
の処理条件で、「マンソンミニミキサー(Munson Minimi
xer)」混合機中で行った。予め混合したポリマーは均一
に分散し、キャリアコアに静電気的に付着しているのが
目視観測で分かった。その後、得られたキャリア粒子を
回転管状炉に35分間入れた。この炉を193℃の温度
で維持し、これによりポリマーが溶融してキャリアコア
に融合した。
【0029】最終生成物は表面上に合計0.8重量%の
ポリマー混合物を有するキャリアコアから成り、ポリマ
ーは10重量%のポリウレタンと90重量%のカーボン
ブラック充填ポリ(メチルメタクリレート)の組み合わ
せであった。
【0030】上記のように調製したキャリア194g
と、トナー組成物6gとを混合することによって、現像
剤組成物を調製した。トナー組成物は、線状ポリエステ
ルの反応押出によって得られた30重量%のゲルを含有
した部分的に架橋されたポリエステル樹脂(米国特許第
5,376,494号を参照のこと。この開示文献は全
て本明細書中に参照として援用される)87重量%、カ
ーボンブラック5重量%、サンヨウケミカル社(Sanyo C
hemicals) から入手可能な660P低分子量ワックスで
あるポリプロピレンワックス4重量%、シェルケミカル
社(Shell Chemicals) から得られるグラフト共重合体
「クラトン(KRATON: 商標名)」から成る相溶化剤4重
量%から成る。
【0031】27℃/80%の相対湿度環境及び21℃
/20%の相対湿度環境で磁気ロール上で60分間攪拌
/混合(churing/mixing)した後、キャリア粒子の摩擦帯
電量を公知のファラデーケージ方法で決定した。27℃
/80%の相対湿度環境でキャリア上の電荷は14.6
マイクロクーロン/gであり、21℃/20%の相対湿
度環境では22.6マイクロクーロン/gであると測定
された。さらに、キャリア粒子から成る2.5mmの長
い磁気ブラシを形成し、ブラシを介して10ボルトの電
位を印加して測定することによって決定したキャリアの
導電率は、1.9×10-7Scm-1であった。したがっ
て、これらのキャリア粒子は導電性であった。
【0032】全ての実施例において、摩擦帯電値及び導
電率の値は上に述べた手順によって測定した。
【0033】[実施例2]1.0重量%のキャリアはポ
リマー混合物から成り、これは27回転/分で30分
間、且つ9.3×102 Paの湿度でマンソン混合機中
で混合したことを除いて、実施例1のプロセスを繰り返
した。その後、キャリア粒子を回転管状炉に35分間入
れた。この炉を204℃の温度で維持し、これによりポ
リマーが溶融し、キャリアコアに融合した。最終生成物
は、表面上に合計1.0重量%のポリマー混合物を有す
るキャリアコアから成り、このポリマー混合物は10重
量%のポリウレタンと90重量%のカーボンブラック充
填ポリ(メチルメタクリレート)との組み合わせであっ
た。
【0034】現像剤組成物を実施例1で述べたように調
製し、特性を調べた。キャリア上の電荷は27℃/80
%の相対湿度環境で15.7マイクロクーロン/gであ
り、21℃/20%の相対湿度環境で22.2マイクロ
クーロン/gであると測定された。さらに、キャリアの
導電率は6.7×10-8Scm-1であった。したがっ
て、これらのキャリア粒子は導電性であった。
【0035】[実施例3]1.2重量%のキャリアはポ
リマー混合物から成り、このポリマー混合物は37回転
/分で40分間、16.0×102 Paの湿度でマンソ
ン混合機中で混合されたことを除いて、実施例1のプロ
セスを繰り返した。その後、キャリア粒子を回転管状炉
に35分間入れた。この炉を216℃の温度で維持し、
これによりポリマーが溶融してキャリアコアに融合し
た。最終生成物は、表面上に合計1.2重量%のポリマ
ー混合物を有するキャリアコアから成り、ポリマー混合
物は10重量%のポリウレタンと90重量%のカーボン
ブラック充填ポリ(メチルメタクリレート)との組み合
わせであった。
【0036】現像剤組成物を実施例1で述べたように調
製し、特性を調べた。キャリア上の電荷は27℃/80
%の相対湿度環境で13.4マイクロクーロン/gと測
定され、21℃/20%の相対湿度環境で19.3マイ
クロクーロン/gと測定された。さらに、キャリアの導
電率は3.7×10-8Scm-1であった。したがって、
これらのキャリア粒子は導電性であった。
【0037】[実施例4]1.2重量%のキャリアはポ
リマー混合物から成り、このポリマー混合物は37回転
/分で30分間、9.3×102 Paの湿度でマンソン
混合機中で混合されたことを除いて、実施例1のプロセ
スを繰り返した。その後、キャリア粒子を回転管状炉に
32分間入れた。この炉を193℃の温度で維持し、こ
れによりポリマーが溶融してキャリアコアに融合した。
最終生成物は表面上に合計1.2重量%のポリマー混合
物を有するキャリアコアから成り、ポリマー混合物は1
5重量%のポリウレタンと85重量%のカーボンブラッ
ク充填ポリ(メチルメタクリレート)との組み合わせで
あった。
【0038】現像剤組成物を実施例1に述べたように調
製し、特性を調べた。キャリア上の電荷は27℃/80
%の相対湿度環境で18.7マイクロクーロン/gであ
り、21℃/20%の相対湿度環境で25.4マイクロ
クーロン/gであると測定された。さらに、キャリアの
導電率は4.7×10-8Scm-1であった。したがっ
て、これらのキャリアは導電性であった。
【0039】[実施例5]0.8重量%のキャリアはポ
リマー混合物から成り、このポリマー混合物は17回転
/分で40分間、16.0×102 Paの湿度でマンソ
ン混合機中で混合されたことを除いて、実施例1のプロ
セスを繰り返した。その後、キャリア粒子を回転管状炉
に34分間入れた。この炉を204℃の温度で維持し、
これによりポリマーが溶融してキャリアコアに融合し
た。最終生成物は表面上に合計0.8重量%のポリマー
混合物を有するキャリアコアから成り、ポリマー混合物
は15重量%のポリウレタンと85重量%のカーボンブ
ラック充填ポリ(メチルメタクリレート)との組み合わ
せであった。
【0040】実施例1のプロセスを繰り返すことによっ
て現像剤組成物を調製し、実施例1で述べたように特性
を調べた。キャリア上の電荷は、27℃/80%の相対
湿度環境で16.2マイクロクーロン/gであり、21
℃/20%の相対湿度環境で21.5マイクロクーロン
/gであると測定された。さらに、キャリアの導電率は
8.1×10-8Scm-1であった。したがって、これら
のキャリアは導電性であった。
【0041】[実施例6]1.0重量%のキャリアはポ
リマー混合物から成り、このポリマー混合物は27回転
/分で20分間、4.0×102 Paの湿度でマンソン
混合機中で混合されたことを除いて、実施例1のプロセ
スを繰り返した。その後、キャリア粒子を回転管状炉に
37分間入れた。この炉を216℃の温度で維持し、こ
れによりポリマーが溶融し、キャリアコアに融合した。
最終生成物は表面上に合計1.0重量%のポリマー混合
物を有するキャリアコアから成り、ポリマー混合物は1
5重量%のポリウレタンと85重量%のカーボンブラッ
ク充填ポリ(メチルメタクリレート)との組み合わせで
あった。
【0042】現像剤組成物を実施例1に述べたように調
製し、特性を調べた。キャリア上の電荷は、27℃/8
0%の相対湿度環境で15.9マイクロクーロン/gで
あり、21℃/20%の相対湿度環境で21.9マイク
ロクーロン/gであると測定された。さらに、キャリア
の導電率は2.3×10-8Scm-1であった。したがっ
て、これらのキャリアは導電性であった。
【0043】[実施例7]1.0重量%のキャリアはポ
リマー混合物から成り、このポリマー混合物は37回転
/分で40分間、4.0×102 Paの湿度でマンソン
混合機中で混合されたことを除いて、実施例1のプロセ
スを繰り返した。その後、キャリア粒子を回転管状炉に
32分間入れた。この炉を193℃の温度で維持し、こ
れによりポリマーが溶融してキャリアコアに融合した。
最終生成物は表面上に合計1.0重量%のポリマー混合
物を有するキャリアコアから成り、ポリマー混合物は2
0重量%のポリウレタンと80重量%のカーボンブラッ
ク充填ポリ(メチルメタクリレート)との組み合わせで
あった。
【0044】現像剤組成物を実施例1に例示されるよう
に調製し、特性を調べた。キャリア上の電荷は、27℃
/80%の相対湿度環境で18.4マイクロクーロン/
gであり、21℃/20%の相対湿度環境で25.9マ
イクロクーロン/gであると測定された。さらに、キャ
リアの導電率は2.6×10-8Scm-1であった。した
がって、これらのキャリアは導電性であった。
【0045】[実施例8]1.2重量%のキャリアはポ
リマー混合物から成り、このポリマー混合物は17回転
/分で20分間、9.3×102 Paの湿度でマンソン
混合機中で混合されたことを除いて、実施例1のプロセ
スを繰り返した。その後、キャリア粒子を回転管状炉に
34分間入れた。この炉を204℃の温度で維持し、こ
れによりポリマーが溶融し、キャリアコアに融合した。
最終生成物は表面上に合計1.2重量%のポリマー混合
物を有するキャリアコアから成り、ポリマー混合物は2
0重量%のポリウレタンと80重量%のカーボンブラッ
ク充填ポリ(メチルメタクリレート)との組み合わせで
あった。
【0046】現像剤組成物を実施例1で述べたように調
製し、特性を調べた。キャリア上の電荷は27℃/80
%の相対湿度環境で21.5マイクロクーロン/gであ
り、21℃/20%の相対湿度環境で28.2マイクロ
クーロン/gであると測定された。さらに、キャリアの
導電率は2.3×10-8Scm-1であった。したがっ
て、これらのキャリアは導電性であった。
【0047】[実施例9]0.8重量%のキャリアはポ
リマー混合物から成り、このポリマー混合物は27回転
/分で30分間、16.0×102 Paの湿度でマンソ
ン混合機中で混合されたものであることを除いて、実施
例1のプロセスを繰り返した。その後、キャリア粒子を
回転管状炉に35分間入れた。この炉を216℃の温度
で維持し、これによりポリマーが溶融してキャリアコア
に融合した。最終生成物は表面上に合計0.8重量%の
ポリマー混合物を有するキャリアコアから成り、ポリマ
ー混合物は20重量%のポリウレタンと80重量%のカ
ーボンブラック充填ポリ(メチルメタクリレート)との
組み合わせであった。
【0048】現像剤組成物を実施例1で述べたように調
製し、特性を調べた。キャリア上の電荷は27℃/80
%の相対湿度環境で15.3マイクロクーロン/gであ
り、21℃/20%の相対湿度環境で24.3マイクロ
クーロン/gであると測定された。さらに、キャリアの
導電率は1.4×10-8Scm-1であった。したがっ
て、これらのキャリアは導電性であった。
【0049】[実施例10]1.0重量%のキャリアは
ポリマー混合物から成り、このポリマー混合物は17回
転/分で30分間、16.0×102 Paの湿度でマン
ソン混合機中で混合されたものであることを除いて、実
施例1のプロセスを繰り返した。その後、キャリア粒子
を回転管状炉に33分間入れた。この炉を193℃の温
度で維持し、これによりポリマーが溶融し、キャリアコ
アに融合した。最終生成物は表面上に1.0重量%のポ
リマー混合物から成り、ポリマー混合物は25重量%の
ポリウレタンと75重量%のカーボンブラック充填ポリ
(メチルメタクリレート)との組み合わせであった。
【0050】現像剤組成物を実施例1で述べたように調
製し、特性を調べた。キャリア上の電荷は27℃/80
%の相対湿度環境で23.0マイクロクーロン/gであ
り、21℃/20%の相対湿度環境で30.5マイクロ
クーロン/gであると測定された。さらに、キャリアの
導電率は1.1×10-8Scm-1であった。したがっ
て、これらのキャリアは導電性であった。
【0051】[実施例11]1.2重量%のキャリアは
ポリマー混合物から成り、このポリマー混合物は27回
転/分で40分間、4.0×102 Paの湿度でマンソ
ン混合機中で混合されたことを除いて、実施例1のプロ
セスを繰り返した。その後、キャリア粒子を回転管状炉
に36分間入れた。この炉を204℃の温度で維持し、
これによりポリマーが溶融してキャリアコアに融合し
た。最終生成物は表面上に合計1.2重量%のポリマー
混合物を有するキャリアコアから成り、ポリマー混合物
は25重量%のポリウレタンと75重量%のカーボンブ
ラック充填ポリ(メチルメクリレート)との組み合わせ
であった。
【0052】現像剤組成物を実施例1で述べたように調
製し、特性を調べた。キャリア上の電荷は27℃/80
%の相対湿度環境で19.1マイクロクーロン/gであ
り、21℃/20%の相対湿度環境で26.0マイクロ
クーロン/gであると測定された。さらに、キャリアの
導電率は3.8×10-9Scm-1であった。したがっ
て、これらのキャリアは半導電性であった。
【0053】[実施例12]0.8重量%のキャリアは
ポリマー混合物から成り、このポリマー混合物は37回
転/分で20分間、9.3×102 Paの湿度でマンソ
ン混合機中で混合されたことを除いて、実施例1のプロ
セスを繰り返した。その後、キャリア粒子を回転管状炉
に33分間入れた。この炉を216℃の温度で維持し、
これによりポリマーが溶融し、キャリアコアに融合し
た。最終生成物は表面上に合計0.8重量%のポリマー
混合物を有するキャリアコアから成り、ポリマー混合物
は25重量%のポリウレタンと75重量%のカーボンブ
ラック充填ポリ(メチルメタクリレート)との組み合わ
せであった。
【0054】現像剤組成物を実施例1で述べたように調
製し、特性を調べた。キャリア上の電荷は27℃/80
%の相対湿度環境で16.4マイクロクーロン/gであ
り、21℃/20%の相対湿度環境で21.7マイクロ
クーロン/gであると測定された。さらに、キャリアの
導電率は8.1×10-9Scm-1であった。したがっ
て、これらのキャリアは半導電性であった。
【0055】[実施例13]1.2重量%のキャリアは
ポリマー混合物から成り、このポリマー混合物は27回
転/分で20分間、16.0×102 Paの湿度でマン
ソン混合機中で混合されたことを除いて、実施例1のプ
ロセスを繰り返した。その後、キャリア粒子を回転管状
炉に31分間入れた。この炉を193℃の温度で維持
し、これによりポリマーが溶融してキャリアコアに融合
した。最終生成物は表面上に合計1.2重量%のポリマ
ー混合物を有するキャリアコアから成り、ポリマー混合
物は30重量%のポリウレタンと70重量%のカーボン
ブラック充填ポリ(メチルメタクリレート)との組み合
わせであった。
【0056】現像剤組成物を実施例1で述べたように調
製し、特性を調べた。キャリア上の電荷は27℃/80
%の相対湿度環境で24.8マイクロクーロン/gであ
り、21℃/20%の相対湿度環境で31.7マイクロ
クーロン/gであると測定された。さらに、キャリアの
導電率は3.9×10-9Scm-1であった。したがっ
て、これらのキャリアは半導電性であった。
【0057】[実施例14]0.8重量%のキャリアは
ポリマー混合物から成り、このポリマー混合物は37回
転/分で30分間、4.0×102 Paの湿度でマンソ
ン混合機中で混合されたことを除いて、実施例1のプロ
セスを繰り返した。その後、キャリア粒子を回転管状炉
に36分間入れた。この炉を204℃の温度で維持し、
これによりポリマーが溶融し、キャリアコアに融合し
た。最終生成物は表面上に合計0.8重量%のポリマー
混合物を有するキャリアコアから成り、ポリマー混合物
は30重量%のポリウレタンと70重量%のカーボンブ
ラック充填ポリ(メチルメタクリレート)との組み合わ
せであった。
【0058】現像剤組成物を実施例1に述べるように調
製し、特性を調べた。キャリア上の電荷は27℃/80
%の相対湿度環境で20.0マイクロクーロン/gであ
り、21℃/20%の相対湿度環境で25.6マイクロ
クーロン/gであると測定された。さらに、キャリアの
導電率は6.4×10-11 Scm-1であった。したがっ
て、これらのキャリアは半導電性であった。
【0059】[実施例15]1.0重量%のキャリアは
ポリマー混合物から成り、このポリマー混合物は17回
転/分で40分間、9.3×102 Paの湿度でマンソ
ン混合機中で混合されたことを除いて、実施例1のプロ
セスを繰り返した。その後、キャリア粒子を回転管状炉
に35分間入れた。この炉を216℃の温度で維持し、
これによりポリマーが溶融してキャリアコアに融合し
た。最終生成物は表面上に合計1.0重量%のポリマー
混合物を有するキャリアコアから成り、ポリマー混合物
は30重量%のポリウレタンと70重量%のカーボンブ
ラック充填ポリ(メチルメタクリレート)との組み合わ
せであった。
【0060】現像剤組成物を実施例1に述べたように調
製し、特性を調べた。キャリア上の電荷は27℃/80
%の相対湿度環境で17.1マイクロクーロン/gであ
り、21℃/20%の相対湿度環境で24.5マイクロ
クーロン/gであると測定された。さらに、キャリアの
導電率は9.6×10-10 Scm-1であった。したがっ
て、これらのキャリアは半導電性であった。
【0061】[実施例16]0.8重量%のキャリアは
ポリマー混合物から成り、このポリマー混合物は27回
転/分で40分間、9.3×102 Paの湿度でマンソ
ン混合機中で混合されたことを除いて、実施例1のプロ
セスを繰り返した。その後、キャリア粒子を回転管状炉
に34分間入れた。この炉を193℃の温度で維持し、
これによりポリマー溶融し、キャリアコアに融合した。
最終生成物は表面上に合計0.8重量%のポリマー混合
物を有するキャリアコアから成り、ポリマー混合物は3
5重量%のポリウレタンと65重量%のカーボンブラッ
ク充填ポリ(メチルメタクリレート)との組み合わせで
あった。
【0062】現像剤組成物を実施例1で述べたように調
製し、特性を調べた。キャリア上の電荷は27℃/80
%の相対湿度環境で21.1マイクロクーロン/gであ
り、21℃/20%の相対湿度環境で31.9マイクロ
クーロン/gであると測定された。さらに、キャリアの
導電率は4.0×10-11 Scm-1であった。したがっ
て、これらのキャリアは半導電性であった。
【0063】[実施例17]1.0重量%のキャリアは
ポリマー混合物から成り、このポリマー混合物は37回
転/分で20分間、16.0×102 Paの湿度でマン
ソン混合機中で混合されたことを除いて、実施例1のプ
ロセスを繰り返した。その後、キャリア粒子を回転管状
炉に35分間入れた。この炉を204℃の温度で維持
し、これによりポリマーが溶融し、キャリアコアに融合
した。最終生成物は表面上に合計1.0重量%のポリマ
ー混合物を有するキャリアコアから成り、ポリマー混合
物は35重量%のポリウレタンと65重量%のカーボン
ブラック充填ポリ(メチルメタクリレート)との組み合
わせであった。
【0064】現像剤組成物を実施例1で述べたように調
製し、特性を調べた。キャリア上の電荷は27℃/80
%の相対湿度環境で20.6マイクロクーロン/gであ
り、21℃/20%の相対湿度環境で28.8マイクロ
クーロン/gであると測定された。さらに、キャリアの
導電率は1.8×10-11 Scm-1であった。したがっ
て、これらのキャリア粒子は絶縁性であった。
【0065】[実施例18]1.2重量%のキャリアは
ポリマー混合物から成り、このポリマー混合物は17回
転/分で30分間、4.0×102 Paの湿度でマンソ
ン混合機中で混合されたことを除いて、実施例1のプロ
セスを繰り返した。その後、キャリア粒子を回転管状炉
に35分間入れた。この炉を216℃の温度で維持し、
これによりポリマーが溶融し、キャリアコアに融合し
た。最終生成物は表面上に合計1.2重量%のポリマー
混合物を有するキャリアコアから成り、ポリマー混合物
は35重量%のポリウレタンと65重量%のカーボンブ
ラック充填ポリ(メチルメタクリレート)との組み合わ
せであった。
【0066】現像剤組成物を実施例1で述べたように調
製し、特性を調べた。キャリア上の電荷は27℃/80
%の相対湿度環境で21.9マイクロクーロン/gであ
り、21℃/20%の相対湿度環境で26.9マイクロ
クーロン/gであると測定された。さらに、キャリアの
導電率は9.2×10-12 Scm-1であった。したがっ
て、これらのキャリア粒子は絶縁性であった。
【0067】[実施例19]1.0重量%のキャリアは
ポリマー混合物から成り、このポリマー混合物は27回
転/分で30分間、9.3×102 Paの湿度でマンソ
ン混合機中で混合されたことを除いて、実施例1のプロ
セスを繰り返した。その後、キャリア粒子を回転管状炉
に41分間入れた。この炉を193℃の温度で維持し、
これによりポリマーが溶融し、キャリアコアに融合し
た。最終生成物は表面上に合計1.0重量%のポリマー
混合物を有するキャリアコアから成り、ポリマー混合物
は25重量%のポリウレタンと75重量%のカーボンブ
ラック充填ポリ(メチルメタクリレート)との組み合わ
せであった。
【0068】現像剤組成物を実施例1で述べたように調
製し、特性を調べた。キャリア上の電荷は27℃/80
%の相対湿度環境で20.7マイクロクーロン/gであ
り、21℃/20%の相対湿度環境で26.7マイクロ
クーロン/gであると測定された。さらに、キャリアの
導電率は1.1×10-9Scm-1であった。したがっ
て、これらのキャリア粒子は半導電性であった。
【0069】[実施例20]1.0重量%のキャリアは
ポリマー混合物から成り、このポリマー混合物は27回
転/分で30分間、9.3×102 Paの湿度でマンソ
ン混合機中で混合されたことを除いて、実施例1のプロ
セスを繰り返した。その後、キャリア粒子を回転管状炉
に42分間入れた。この炉を182℃の温度で維持し、
これによりポリマーが溶融し、キャリアコアに融合し
た。最終生成物は表面上に合計1.0重量%のポリマー
混合物を有するキャリアコアから成り、ポリマー混合物
は20重量%のポリウレタンと80重量%のカーボンブ
ラック充填ポリ(メチルメタクリレート)との組み合わ
せであった。
【0070】現像剤組成物を実施例1で述べたように調
製し、特性を調べた。キャリア上の電荷は27℃/80
%の相対湿度環境で21.1マイクロクーロン/gであ
り、21℃/20%の相対湿度環境で24.5マイクロ
クーロン/gであると測定された。さらに、キャリアの
導電率は1.5×10-7Scm-1であった。したがっ
て、これらのキャリア粒子は導電性であった。
【0071】[実施例21]1.0重量%のキャリアは
ポリマー混合物から成り、このポリマー混合物は27回
転/分で30分間、9.3×102 Paの湿度でマンソ
ン混合機中で混合されたことを除いて、実施例1のプロ
セスを繰り返した。その後、キャリア粒子を回転管状炉
に27分間入れた。この炉を216℃の温度で維持し、
これによりポリマーが溶融し、キャリアコアに融合し
た。最終生成物は表面上に合計1.0重量%のポリマー
混合物を有するキャリアコアから成り、ポリマー混合物
は20重量%のポリウレタンと80重量%のカーボンブ
ラック充填ポリ(メチルメタクリレート)との組み合わ
せであった。
【0072】現像剤組成物を実施例1に述べたように調
製し、特性を調べた。キャリア上の電荷は27℃/80
%の相対湿度環境で15.7マイクロクーロン/gであ
り、21℃/20%の相対湿度環境で20.7マイクロ
クーロン/gであると測定された。さらに、キャリアの
導電率は1.4×10-7Scm-1であった。したがっ
て、これらのキャリア粒子は導電性であった。
【0073】[実施例22]1.0重量%のキャリアは
ポリマー混合物から成り、このポリマー混合物は27回
転/分で30分間、9.3×102 Paの湿度でマンソ
ン混合機中で混合されたことを除いて、実施例1のプロ
セスを繰り返した。その後、キャリア粒子を回転管状炉
に44分間入れた。この炉を216℃の温度で維持し、
これによりポリマーが溶融し、キャリアコアに融合し
た。最終生成物は表面上に合計1.0重量%のポリマー
混合物を有するキャリアコアから成り、ポリマー混合物
は80重量%のポリウレタンと20重量%のカーボンブ
ラック充填ポリ(メチルメタクリレート)との組み合わ
せであった。
【0074】現像剤組成物を実施例1で述べたように調
製し、特性を調べた。キャリア上の電荷は27℃/80
%の相対湿度環境で25.3マイクロクーロン/gであ
り、21℃/20%の相対湿度環境で30.7マイクロ
クーロン/gであると測定された。さらに、キャリアの
導電率は2.1×10-11 Scm-1であった。したがっ
て、これらのキャリア粒子は絶縁性であった。
【0075】[実施例23]1.0重量%のキャリアは
ポリマー混合物から成り、このポリマー混合物は27回
転/分で30分間、9.3×102 Paの湿度でマンソ
ン混合機中で混合されたことを除いて、実施例1のプロ
セスを繰り返した。その後、キャリア粒子を回転管状炉
に28分間入れた。この炉を182℃の温度で維持し、
これによりポリマーが溶融し、キャリアコアに融合し
た。最終生成物は表面上に合計1.0重量%のポリマー
混合物を有するキャリアコアから成り、ポリマー混合物
は80重量%のポリウレタンと20重量%のカーボンブ
ラック充填ポリ(メチルメタクリレート)との組み合わ
せであった。
【0076】現像剤組成物を実施例1で述べたように調
製し、特性を調べた。キャリア上の電荷は27℃/80
%の相対湿度環境で26.3マイクロクーロン/gであ
り、21℃/20%の相対湿度環境で31.2マイクロ
クーロン/gであると測定された。さらに、キャリアの
導電率は3.0×10-11 Scm-1であった。したがっ
て、これらのキャリア粒子は絶縁性であった。
【0077】[実施例24]1.0重量%のキャリアは
ポリマー混合物から成り、このポリマー混合物は27回
転/分で30分間、9.3×102 Paの湿度でマンソ
ン混合機中で混合されたことを除いて、実施例1のプロ
セスを繰り返した。その後、キャリア粒子を回転管状炉
に28分間入れた。この炉を193℃の温度で維持し、
これによりポリマーが溶融し、キャリアコアに融合し
た。最終生成物は表面上に合計1.0重量%のポリマー
混合物を有するキャリアコアから成り、ポリマー混合物
は40重量%のポリウレタンと60重量%のカーボンブ
ラック充填ポリ(メチルメタクリレート)との組み合わ
せであった。
【0078】現像剤組成物を実施例1で述べたように調
製し、特性を調べた。その後、キャリア粒子上の摩擦帯
電を公知のファラデーケージプロセスで決定し、キャリ
ア上の電荷は21℃/50%の相対湿度環境で33.7
マイクロクーロン/gと測定された。さらに、キャリア
の導電率は1.3×10-11 Scm-1であった。したが
って、これらのキャリアは絶縁性であった。
【0079】[実施例25]1.0重量%のキャリアは
ポリマー混合物から成り、このポリマー混合物は27回
転/分で30分間、9.3×102 Paの湿度でマンソ
ン混合機中で混合されたことを除いて、実施例1のプロ
セスを繰り返した。その後、キャリア粒子を回転管状炉
に42分間入れた。この炉を204℃の温度で維持し、
これによりポリマーが溶融し、キャリアコアに融合し
た。最終生成物は表面上に合計1.0重量%のポリマー
混合物を有するキャリアコアから成り、ポリマー混合物
は40重量%のポリウレタンと60重量%のカーボンブ
ラック充填ポリ(メチルメタクリレート)との組み合わ
せであった。
【0080】現像剤組成物を実施例1で述べたように調
製し、特性を調べた。その後、キャリア粒子上の摩擦帯
電を公知のファラデーケージプロセスで決定し、キャリ
ア上の電荷は21℃/50%の相対湿度環境で34マイ
クロクーロン/gと測定された。さらに、キャリアの導
電率は2.0×10-11 Scm-1であった。したがっ
て、これらのキャリアは絶縁性であった。
【0081】[実施例26]1.0重量%のキャリアは
ポリマー混合物から成り、このポリマー混合物は27回
転/分で30分間、9.3×102 Paの湿度でマンソ
ン混合機中で混合されたことを除いて、実施例1のプロ
セスを繰り返した。その後、キャリア粒子を回転管状炉
に35分間入れた。この炉を204℃の温度で維持し、
これによりポリマーが溶融し、キャリアコアに融合し
た。最終生成物は表面上に合計1.0重量%のポリマー
混合物を有するキャリアコアから成り、ポリマー混合物
は60重量%のポリウレタンと40重量%のカーボンブ
ラック充填ポリ(メチルメタクリレート)との組み合わ
せであった。
【0082】現像剤組成物を実施例1で述べたように調
製し、特性を調べた。その後、キャリア粒子上の摩擦帯
電を公知のファラデーケージプロセスで決定し、キャリ
ア上の電荷は21℃/50%の相対湿度環境で33.5
マイクロクーロン/gと測定された。さらに、キャリア
の導電率は1.0×10-11 Scm-1であった。したが
って、これらのキャリアは絶縁性であった。
【0083】[実施例27]1.0重量%のキャリアは
ポリマー混合物から成り、このポリマー混合物は27回
転/分で30分間、9.3×102 Paの湿度でマンソ
ン混合機中で混合されたことを除いて、実施例1のプロ
セスを繰り返した。その後、キャリア粒子を回転管状炉
に43分間入れた。この炉を193℃の温度で維持し、
これによりポリマーが溶融し、キャリアコアに融合し
た。最終生成物は表面上に合計1.0重量%のポリマー
混合物を有するキャリアコアから成り、ポリマー混合物
は60重量%のポリウレタンと40重量%のカーボンブ
ラック充填ポリ(メチルメタクリレート)との組み合わ
せであった。
【0084】現像剤組成物を実施例1で述べたように調
製し、特性を調べた。その後、キャリア粒子上の摩擦帯
電を公知のファラデーケージプロセスで決定し、キャリ
ア上の電荷は21℃/50%の相対湿度環境で35.5
マイクロクーロン/gと測定された。さらに、キャリア
の導電率は1.6×10-11 Scm-1であった。したが
って、これらのキャリアは絶縁性であった。
【0085】[実施例28]二つのポリマーを予め混合
せずに実施例1のプロセスを繰り返した。代わりに、ポ
リマーを直接マンソン混合機に入れてキャリアコアと混
合した。この混合物を27回転/分で60分間、9.3
×102 Paの湿度でマンソン混合機中で混合した。そ
の後、キャリア粒子を回転管状炉に41分間入れた。こ
の炉を193℃の温度で維持し、これによりポリマーが
溶融し、キャリアコアに融合した。最終生成物は表面上
に合計1.0重量%のポリマー混合物を有するキャリア
コアから成り、ポリマー混合物は25重量%のポリウレ
タンと75重量%のカーボンブラック充填ポリ(メチル
メタクリレート)との組み合わせであった。
【0086】現像剤組成物を実施例1で述べたように調
製し、特性を調べた。その後、キャリア粒子上の摩擦帯
電を公知のファラデーケージプロセスで決定し、キャリ
ア上の電荷は21℃/50%の相対湿度環境で23.0
マイクロクーロン/gと測定された。さらに、キャリア
の導電率は7.4×10-9Scm-1であった。したがっ
て、これらのキャリアは半導電性であった。
【0087】上記実施例のために選択したトナーカーボ
ンブラックは、特に指定されない限り、「リーガル33
0(REGAL 330: 登録名)」であり、ポリプロピレンは約
7000の低分子量を有するものと思われ、日本のサン
ヨウケミカル社から入手されるビスコル660P(VISC
OL 660P:登録名)であり、相溶化剤である「クラトン
(KRATON: 商標名)」はスチレン−エチレン−ブチレン
スチレンブロック共重合体(「シェルクラトンG172
6X(Shell KRATON G1726X: 登録名」)(米国特許第
5,229,242号を参照のこと)であった。
【0088】
【発明の効果】本発明のキャリア組成物によれば、画像
形成方法に応じキャリア粒子の導電率、摩擦帯電値を広
範囲にわたり変化させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス シー.ドムブロスキー アメリカ合衆国 14622 ニューヨーク州 ロチェスター ヒルビュー ドライブ 216 (72)発明者 スコット エム.サイレンス アメリカ合衆国 14450 ニューヨーク州 フェアポート ネルソン ストリート 42

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリアコアと、第1ポリマーと第2ポ
    リマーの混合物とを含むキャリア組成物であって、前記
    第1ポリマーは導電性成分を含み、前記第2ポリマーは
    ポリ(ウレタン)である、キャリア組成物。
  2. 【請求項2】 前記ポリ(ウレタン)が約93℃〜約1
    27℃の融点を有し、約166℃〜約216℃の架橋温
    度を有する、請求項1記載のキャリア組成物。
JP07172898A 1997-03-28 1998-03-20 キャリア組成物 Expired - Fee Related JP3955377B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US829552 1997-03-28
US08/829,552 US5744275A (en) 1997-03-28 1997-03-28 Coated carrier particles

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10282729A true JPH10282729A (ja) 1998-10-23
JP3955377B2 JP3955377B2 (ja) 2007-08-08

Family

ID=25254837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07172898A Expired - Fee Related JP3955377B2 (ja) 1997-03-28 1998-03-20 キャリア組成物

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5744275A (ja)
EP (1) EP0867780B1 (ja)
JP (1) JP3955377B2 (ja)
CA (1) CA2229505C (ja)
DE (1) DE69830939T2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5929136A (en) * 1997-06-13 1999-07-27 Xerox Corporation Coated carriers
US5998076A (en) * 1998-03-09 1999-12-07 Xerox Corporation Carrier
US6010812A (en) * 1998-08-26 2000-01-04 Xerox Corporation Coated carrier
US6004712A (en) * 1998-08-26 1999-12-21 Xerox Corporation Coated carrier
US6083652A (en) * 1999-03-01 2000-07-04 Xerox Corporation Coated carriers
US6242145B1 (en) * 2000-03-07 2001-06-05 Xerox Corporation Toner and developer providing offset lithography print quality
US20040115554A1 (en) * 2002-12-16 2004-06-17 Xerox Corporation. Coated carrier particles
KR20040062065A (ko) * 2002-12-31 2004-07-07 엘지.필립스 엘시디 주식회사 능동행렬 유기전기발광소자
JP4246121B2 (ja) * 2004-07-29 2009-04-02 株式会社リコー 静電潜像現像用カラーキャリア及び現像剤
US7378211B2 (en) * 2005-08-15 2008-05-27 Xerox Corporation Carrier and developer compositions

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3590000A (en) * 1967-06-05 1971-06-29 Xerox Corp Solid developer for latent electrostatic images
US4007293A (en) * 1976-03-01 1977-02-08 Xerox Corporation Mechanically viable developer materials
US4233387A (en) * 1979-03-05 1980-11-11 Xerox Corporation Electrophotographic carrier powder coated by resin dry-mixing process
JPS56126843A (en) * 1980-03-10 1981-10-05 Tomoegawa Paper Co Ltd Carrier for electrophotographic dry toner
US4374192A (en) * 1980-11-04 1983-02-15 Ricoh Company, Ltd. Carrier coating compositions of butadiene-acrylonitrile rubber and polyurethane
JPS5946654A (ja) * 1982-07-30 1984-03-16 Ricoh Co Ltd 静電写真現像剤
US4937166A (en) * 1985-10-30 1990-06-26 Xerox Corporation Polymer coated carrier particles for electrophotographic developers
US4935326A (en) * 1985-10-30 1990-06-19 Xerox Corporation Electrophotographic carrier particles coated with polymer mixture
US4810611A (en) * 1987-11-02 1989-03-07 Xerox Corporation Developer compositions with coated carrier particles having incorporated therein colorless additives
US5332638A (en) * 1993-03-29 1994-07-26 Xerox Corporation Developer compositions with thermoset polymer coated carrier particles
JPH086306A (ja) * 1994-06-15 1996-01-12 Dainippon Ink & Chem Inc 電子写真用磁性キャリヤ及びその製造方法
JPH086305A (ja) * 1994-06-22 1996-01-12 Hitachi Metals Ltd 現像剤用磁性キャリア
US5595851A (en) * 1995-06-21 1997-01-21 Xerox Corporation Conductive developer compositions with coated carrier particles

Also Published As

Publication number Publication date
CA2229505A1 (en) 1998-09-28
EP0867780B1 (en) 2005-07-27
EP0867780A3 (en) 1998-12-16
EP0867780A2 (en) 1998-09-30
DE69830939T2 (de) 2006-01-12
US5744275A (en) 1998-04-28
CA2229505C (en) 2002-09-24
JP3955377B2 (ja) 2007-08-08
DE69830939D1 (de) 2005-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5683844A (en) Fibrillated carrier compositions and processes for making and using
JP3703550B2 (ja) 導電性キャリア粒子の製造方法及びキャリア組成物
US5102769A (en) Solution coated carrier particles
US5945244A (en) Coated carrier
EP0854391B1 (en) Process for the preparation of coated carrier particles
JP3955377B2 (ja) キャリア組成物
EP0226310B1 (en) Xerographic developer compositions
US6057409A (en) Supercritical polymerization processes
US5514512A (en) Method of making coated carrier particles
US5230980A (en) Treating carrier particles with coatings containing charge enhancing additives
US6245474B1 (en) Polymer coated carrier particles for electrophotographic developers
JP3131910B2 (ja) コーティングキャリヤー粒子を含む現像剤組成物
US5516618A (en) Method of making carriers having coatings with fillers
US6083652A (en) Coated carriers
US6051354A (en) Coated carrier
US5071726A (en) Developer compositions with treated carrier particles
US5514513A (en) Method of making coated carrier particles
US5100753A (en) Processes for coated carrier particles
US5514514A (en) Method of making coated carrier particles
US5688623A (en) Carrier for developing electrostatic latent image
US5929136A (en) Coated carriers
US4286038A (en) Positive toners containing alkyl picolinium compounds
JPH096058A (ja) 導電性キャリヤ組成物及びキャリヤ粒子の製造方法
GB2245376A (en) Toner compositions
MXPA06000886A (es) Portador recubierto.

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060808

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20061108

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20061113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070424

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees