JPH1028066A - 移動無線機 - Google Patents

移動無線機

Info

Publication number
JPH1028066A
JPH1028066A JP19850896A JP19850896A JPH1028066A JP H1028066 A JPH1028066 A JP H1028066A JP 19850896 A JP19850896 A JP 19850896A JP 19850896 A JP19850896 A JP 19850896A JP H1028066 A JPH1028066 A JP H1028066A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
signal strength
noise amplifier
received signal
threshold level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19850896A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Nakayama
啓一 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP19850896A priority Critical patent/JPH1028066A/ja
Publication of JPH1028066A publication Critical patent/JPH1028066A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 妨害波の多い環境で使用した場合でも妨害波
の影響を低減することができる移動無線機を提供する。 【解決手段】 受信信号を増幅する低雑音増幅器4と、
この低雑音増幅器4の前段に位置する減衰器6と、受信
信号の信号強度を検出する検出器16と、検出された信号
強度を判定して、受信信号の減衰量の切換え制御を行な
う判定器17とを備える移動無線機において、この減衰器
の動作を選択/非選択する第1スイッチ5と、低雑音増
幅器をバイパスする経路を選択/非選択する第2スイッ
チ3とを設け、判定器17が、受信信号の信号強度に応じ
て、第1及び第2スイッチの切換え制御を行なうように
構成している。減衰器の動作の選択と、低雑音増幅器の
バイパスの選択とにより、減衰量の多段切換えができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、妨害波の存在する
環境で使用される移動無線機に関し、特に、妨害波の影
響の低減を図るものである。
【0002】
【従来の技術】移動無線機は、妨害波が多数存在する環
境の下で使用することが多く、妨害波の混入が受信品質
の低下を招く。そのため、受信レベルが高く、妨害波の
レベルも高い場合には、高周波段の利得を調整して入力
信号レベルを減衰させ、妨害波のレベルを下げることが
行なわれる。
【0003】こうした機能を持つ従来の移動無線機は、
図7に示すように、無線信号を送受信するアンテナ1
と、アンテナ1を送受信に共用するための共用器2と、
受信信号を増幅する低雑音増幅器4と、低雑音増幅器4
の前段に位置する、受信信号レベルを減衰するための減
衰器6と、減衰器6を動作させるか否かを選択するスイ
ッチ5と、増幅された受信信号の帯域を制限する受信バ
ンドパスフィルタ7と、受信バンドパスフィルタ7を通
過した受信信号を中間周波数の信号に変換する受信ミキ
サ8と、ミキサ8に局部発振信号を出力する第1局部発
振器11と、ミキサ8の出力から不要成分を除去する受信
中間周波フィルタ9と、変換された中間周波の信号の利
得を調整する中間周波可変利得増幅器10と、第2局部発
振器15の発振する局部発振信号を用いて直交検波を行な
う直交復調器12と、復調されたI、Q出力の不要成分を
除く低域通過フィルタ13、14と、変換されたベースバン
ド信号の強度を検出する信号強度検出器16と、検出され
た信号強度に基づいて中間周波可変利得増幅器10の利得
を調整し、スイッチ5のON/OFFを制御する信号強
度判定器17とを備えている。
【0004】無線基地局から送信された受信信号は、ア
ンテナ1及び共用器2を通過して低雑音増幅器4で増幅
され、次いで受信バンドパスフィルタ7を通過した後、
受信ミキサ8によって受信中間周波数に変換される。そ
の後、受信中間周波フィルタ9を通過した後、中間周波
可変利得増幅器10で利得調整され、直交復調器12でI、
Q復調信号に変換される。I、Q信号はI、Q復調出力
用の低域通過フィルタ13、14を通過した後、信号強度検
出器16によって信号強度が検出される。信号強度の検出
結果は、信号強度判定器17に入力し、信号強度判定器17
は、信号強度があるスレシホールドレベルを超えたと判
定すると、低雑音増幅器4の前段にある減衰器6を動作
させ、受信信号の減衰量を切り換える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のこの構
成においては、受信信号の減衰量の切り換えは2段階し
かできず、大きな減衰量を確保することは難しい。その
ため、信号波のレベルが大きく妨害波のレベルも大きい
ような場合(中間周波(IM)成分を発生させるような
強い妨害波が存在する場合)に、受信ミキサ8に入力す
る妨害波のレベルが大きくなり、受信ミキサにおいて信
号対妨害波比(C/IM比)が極端に劣化する。
【0006】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、妨害波の多い環境で使用した場合でも、
信号強度に応じて、受信信号の減衰量をきめ細かく調整
することにより、妨害波の影響を適切に抑えることがで
きる移動無線機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の移動無
線機では、低雑音増幅器の前段に位置する減衰器の動作
を選択/非選択する第1のスイッチと、低雑音増幅器を
バイパスする経路を選択/非選択する第2のスイッチと
を設け、判定器が、受信信号の信号強度に応じて、これ
らの第1のスイッチ及び第2のスイッチの切換え制御を
行なうように構成している。
【0008】そのため、信号強度に応じて、低雑音増幅
器の前段にある減衰器を動作させたり、或いは低雑音増
幅器をバイパスして、共用器と次段とが直接接続するよ
うに切換えることにより、受信信号の減衰量の切換えを
多段階に行なうことができる。従って、信号波のレベル
が大きく妨害波のレベルも大きい場合に、そのレベルに
応じて、受信ミキサに入力する妨害波のレベルを適切に
下げることができ、妨害波の影響を適切に抑えることが
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、受信信号を増幅する低雑音増幅器と、この低雑音増
幅器の前段に位置する減衰器と、受信信号の信号強度を
検出する検出器と、検出された信号強度を判定して、受
信信号の減衰量の切換え制御を行なう判定器とを備える
移動無線機において、この減衰器の動作を選択/非選択
する第1のスイッチと、低雑音増幅器をバイパスする経
路を選択/非選択する第2のスイッチとを設け、判定器
が、受信信号の信号強度に応じて、第1のスイッチ及び
第2のスイッチの切換え制御を行なうように構成したも
のであり、低雑音増幅器の前段に位置する減衰器を動作
させるか否かによって受信信号の減衰量の切換えを行な
うだけでなく、低雑音増幅器をバイパスさせて、共用器
と次段とを直接接続する経路を選択することによって
も、減衰量の切換えを行なうことができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、判定器が、検出
された信号強度がスレシホールドレベルAより大なる時
に、第1のスイッチにより減衰器の動作を選択し、検出
された信号強度がスレシホールドレベルBより大なる時
に、第2のスイッチにより低雑音増幅器をバイパスする
経路を選択するように構成したものであり、減衰量を少
なくとも3段階以上に切換えることが可能となる。
【0011】請求項3に記載の発明は、スレシホールド
レベルAとスレシホールドレベルBとの関係を、A<B
に設定したものであり、受信信号の信号強度が上昇する
と、まず、第1のスイッチにより減衰器の動作が選択さ
れ、さらに受信信号の信号強度が上昇すると、第2のス
イッチにより低雑音増幅器をバイパスする経路が選択さ
れる。
【0012】請求項4に記載の発明は、スレシホールド
レベルAとスレシホールドレベルBとの関係を、A≧B
に設定したものであり、受信信号の信号強度が上昇する
と、まず、第2のスイッチにより低雑音増幅器をバイパ
スする経路が選択され、さらに受信信号の信号強度が上
昇すると、第1のスイッチにより減衰器の動作が選択さ
れる。
【0013】請求項5に記載の発明は、第2のスイッチ
を、低雑音増幅器の入力側及び出力側の両方を切換える
2回路構成のスイッチで形成したものであり、第2のス
イッチにより低雑音増幅器をバイパスする経路を選択し
たときに、低雑音増幅器が受信回路から電気的に切り離
される。
【0014】請求項6に記載の発明は、第2のスイッチ
を、単極スイッチで形成し、第2のスイッチが低雑音増
幅器をバイパスする経路を選択したときに、それに連動
して低雑音増幅器の電源をOFFにするスイッチを設け
たものであり、第2のスイッチとして、2回路構成のス
イッチを使用する場合に比べて、通過ロスを少なくする
ことができる。
【0015】請求項7に記載の発明は、2回路構成の第
2のスイッチにおいて、低雑音増幅器の入力側及び出力
側のスイッチの間に減衰器を設けたものであり、低雑音
増幅器をバイパスする経路を選択したときの減衰量を増
加させることができる。
【0016】請求項8に記載の発明は、この第2のスイ
ッチにおける、低雑音増幅器の入力側及び出力側のスイ
ッチの間に選択可能な複数の減衰器を設け、判定器が、
受信信号の信号強度に応じて、複数の減衰器の選択を制
御するように構成したものであり、受信信号の減衰量を
さらに多段階に切換えることができる。
【0017】請求項9に記載の発明は、第1のスイッチ
によって動作が選択される減衰器を複数設け、判定器
が、受信信号の信号強度に応じて、複数の減衰器の選択
を制御するように構成したものであり、受信信号の減衰
量をさらに多段階に切換えることができる。
【0018】請求項10に記載の発明は、判定器が、受
信信号の信号強度が増加傾向にある場合に、受信信号の
信号強度が減少傾向にある場合よりも大きい信号強度に
おいて、受信信号の減衰量の切換えを行なうように構成
したものであり、判定器における判定レベルにヒステリ
シス特性を持たせることができ、信号強度がスレシホー
ルドレベル付近で変動した場合でも、減衰量の切換えが
頻繁に発生する事態を防ぐことができる。
【0019】請求項11に記載の発明は、判定器が、受
信信号の信号強度が増加傾向にある場合に、検出された
信号強度がスレシホールドレベルA1を超えたときに第
1のスイッチにより減衰器の動作を選択し、受信信号の
信号強度が減少傾向にある場合に、信号強度がスレシホ
ールドレベルA2(A2<A1)以下に下がったときに
第1のスイッチにより減衰器の動作を非選択にし、ま
た、受信信号の信号強度が増加傾向にある場合に、検出
された信号強度がスレシホールドレベルB1を超えたと
きに第2のスイッチにより低雑音増幅器をバイパスする
経路を選択し、受信信号の信号強度が減少傾向にある場
合に、信号強度がスレシホールドレベルB2(B2<B
1)以下に下がったときに、第2のスイッチにより低雑
音増幅器をバイパスする経路を非選択にするように構成
したものであり、A2<A1、B2<B1の関係を設定
することにより、判定レベルにヒステリシス特性を持た
せることができる。
【0020】請求項12に記載の発明は、スレシホール
ドレベルA1とスレシホールドレベルB1との関係を、
A1<B1に設定したものであり、受信信号の信号強度
が低い段階で、第1のスイッチによる減衰器の動作の選
択/非選択が行なわれ、受信信号の信号強度の高い段階
で、第2のスイッチによる低雑音増幅器をバイパスする
経路の選択/非選択が行なわれる。
【0021】請求項13に記載の発明は、スレシホール
ドレベルA1とスレシホールドレベルB1との関係を、
A1≧B1に設定したものであり、受信信号の信号強度
が低い段階で、第2のスイッチによる低雑音増幅器をバ
イパスする経路の選択/非選択が行なわれ、受信信号の
信号強度の高い段階で、第1のスイッチによる減衰器の
動作の選択/非選択が行なわれる。
【0022】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0023】(第1の実施の形態)第1の実施形態の移
動無線機は、図1に示すように、アンテナ1と、共用器
2と、受信信号を増幅する低雑音増幅器4と、低雑音増
幅器4の前段に位置する減衰器6と、減衰器6を動作さ
せるか否かを選択するスイッチ5と、低雑音増幅器4の
バイパス経路を選択的に形成するために低雑音増幅器4
の入力側及び出力側の両方を切り換えるスイッチ3と、
受信バンドパスフィルタ7と、受信信号を中間周波数の
信号に変換する受信ミキサ8と、ミキサ8に局部発振信
号を出力する第1局部発振器11と、ミキサ8の出力から
不要成分を除去する受信中間周波フィルタ9と、中間周
波可変利得増幅器10と、第2局部発振器15と、これを用
いて直交検波を行なう直交復調器12と、復調されたI、
Q出力の不要成分を除く低域通過フィルタ13、14と、変
換されたベースバンド信号の強度を検出する信号強度検
出器16と、検出された信号強度に基づいて中間周波可変
利得増幅器10の利得を調整し、スイッチ5及びスイッチ
3のON/OFFを制御する信号強度判定器17とを備え
ている。
【0024】無線基地局から送信された受信信号は、ア
ンテナ1及び共用器2を通過した後、スイッチ3が低雑
音増幅器4を経由する経路を選択しているときは、低雑
音増幅器4で増幅され、増幅された受信信号は、受信バ
ンドパスフィルタ7を通過した後、受信ミキサ8によっ
て受信中間周波数に変換される。その後、受信中間周波
フィルタ9を通過した後、中間周波可変利得増幅器10で
利得調整され、直交復調器12でI、Q復調信号に変換さ
れる。I、Q信号はI、Q復調出力用の低域通過フィル
タ13、14を通過した後、その信号強度が信号強度検出器
16によって検出され、信号強度検出器16の検出信号が信
号強度判定器17に入力する。
【0025】信号強度判定器17は、信号レベルがスレシ
ホールドレベルAのレベルを超えるときには、低雑音増
幅器4の前段にある減衰器6を動作させる。また、さら
に強い信号波がアンテナ1より入力され、信号レベルが
スレシホールドレベルBを超えるときには、信号強度判
定器17は、低雑音増幅器4をバイパスさせるスイッチ3
を動作させて、さらに受信信号の減衰量を増やし、受信
ミキサ8に入力する信号波のレベルを下げる。
【0026】こうして信号波のレベルを下げることによ
り、受信ミキサに入力する妨害波のレベルも同じように
下がる。従って、このように設定することにより、信号
波のレベルが大きく、妨害波のレベルも大きい場合に、
受信ミキサの出力インターセプトポイントを上げること
なく、受信ミキサで発生するIM成分を小さくすること
ができ、信号対妨害波比を小さくすることができる。
【0027】このように、第1の実施形態の移動無線機
は、減衰量を切換えて、受信信号の高周波段の利得を3
段階に変化させることができる。
【0028】なお、スレシホールドレベルAとスレシホ
ールドレベルBとは、減衰器6の減衰量、低雑音増幅器
4の利得及び要求される受信IM特性を考慮して任意に
設定することができ、また、それらの関係は、A≦Bだ
けで無く、A≧B、つまり、受信レベルが上昇した場合
に、先にスイッチ3によるバイパスが実行され、さらに
受信レベルが上昇した場合に、スイッチ3が低雑音増幅
器4を経由する経路を選択し、スイッチ5が減衰器6を
動作させるように切り換わるように構成することもでき
る。
【0029】(第2の実施の形態)第2の実施形態の受
信機は、図2に示すように、低雑音増幅器4のバイパス
経路を選択的に形成する単極スイッチ19と、これと連動
して、低雑音増幅器4の電源をON/OFFするスイッ
チ18とを備えている。その他の構成は第1の実施形態
(図1)と変わりがない。
【0030】この受信機では、スイッチ19をONして低
雑音増幅器4をバイパスする経路を選択した時に、同時
にスイッチ18が低雑音増幅器4の電源をOFFにする。
これにより低雑音増幅器4の入出力インピーダンスがハ
イインピーダンスになるので、低雑音増幅器4をバイパ
スする経路を選択するスイッチ19を単極のON/OFF
スイッチにすることができる。これは第1の実施形態で
示した、低雑音増幅器4の入力側及び出力側の両方を切
り換える2回路構成のスイッチ3に比較して、通過ロス
が小さいという利点がある。これは、NF(noise fact
er)上、有利であるばかりでなく、低雑音増幅器4の利
得が若干少なくてよいため、ここでの消費電流を減らす
ことができる。
【0031】(第3の実施の形態)第3の実施形態の受
信機は、図3に示すように、低雑音増幅器4をバイパス
させるスイッチ20の経路内に減衰器26を具備している。
その他の構成は、第1の実施形態(図1)と変わりがな
い。
【0032】この減衰器26は、3つの抵抗でπ型に構成
され、各抵抗の抵抗値を適切に設定することによって適
切な減衰量を得ることができる。減衰器26はこの構成以
外の構成(例えばT型減衰器)であっても良い。
【0033】このように、低雑音増幅器4をバイパスさ
せる経路内に減衰器を挿入することによって、さらに強
い信号波及び妨害波が入力した時に、その減衰量をさら
に大きくすることができる。
【0034】(第4の実施の形態)第4の実施形態の受
信機は、図4に示すように、低雑音増幅器4の前段に複
数の減衰器24、25を配置して、それらを切換スイッチ23
で選択できるように構成し、また、低雑音増幅器4をバ
イパスさせるスイッチ22の経路内に、複数の減衰器26、
27を配置して、それらを選択できるように構成してい
る。その他の構成は第1の実施形態(図1)と変わりが
ない。
【0035】減衰器24、25を選択する切換スイッチ23、
及び減衰器26、27を選択する切換スイッチは、減衰器の
数だけ切換え端子を有し、受信信号強度に応じて適切な
減衰器を選択する。
【0036】このとき、切換スイッチ23で選択する減衰
器24、25のそれぞれが、スレシホールドレベルA1、A
2、‥、An(nは減衰器の数)に対応し、スイッチ22
で選択する減衰器26、27のそれぞれが、スレシホールド
レベルB1、B2、‥、Bn(nは減衰器の数)に対応
し、A1<A2<‥<An及びB1<B2<‥<Bnで
あって、An<B1の関係を持つように各減衰器24、25
及び減衰器26、27を設定した場合には、受信信号の信号
強度の上昇に伴って、スレシホールドレベルA1、A
2、‥、An、B1、B2、‥、Bnに対応する減衰器
が順次選択され、多段階の減衰量の切換えが可能とな
る。
【0037】また、この場合、A1≧Bnの関係を持つ
ように、減衰器24、25及び減衰器26、27を設定すること
もできる。
【0038】このように減衰器を複数具備することによ
って受信信号の減衰量をさらに多段階に切り換えること
ができ、さらに細かい減衰量の切換え制御が可能とな
る。
【0039】(第5の実施の形態)第5の実施形態の受
信機は、図5に示すように、信号強度判定回路21が、ス
イッチ5及びスイッチ3のON/OFF動作を状態変化
の方向に応じて違えるヒステリシス回路27を具備してい
る。その他の構成は第1の実施形態(図1)と変わりが
ない。
【0040】信号強度判定器21がヒステリシス特性を有
していることによって、信号強度がスレシホールドレベ
ル付近で変動していても、スイッチ切換えが頻繁に発生
しない。
【0041】図6は、信号強度判定器21の判定におい
て、ヒステリシス特性を持たせた時の一例を示してい
る。横軸は信号の入力レベルを示しており、右に行く
程、入力レベルが高くなる。また、縦軸は減衰量を示し
ており、下に行く程、減衰量が多くなる。
【0042】受信信号レベルが小なる方から大なる方へ
変化する場合には、信号強度判定器21は、信号強度がア
ンテナ端で−92.5dBmを超えたとき、スイッチ5
をONする第1段階の切換えを行なう。この切換えによ
って減衰量が5dBに増加する。次に、信号強度がアン
テナ端で−81dBmを超えたとき、低雑音増幅器4を
バイパスする第2段階の切換えを行なう。この切換えに
よって、減衰量が17dBに増加する。
【0043】一方、信号が大なる方から小なる方へ変化
する場合には、信号強度判定器21は、第1段階の切換え
を信号強度がアンテナ端で−96.5dBm以下になっ
たときに行ない、第2段階の切換えを、信号強度が−8
4dBm以下になったときに行なう。
【0044】この様に設定することによって、第1段階
で−96.5dBmから−92.5dBmの間の4d
B、第2段階で−84dBmから−81dBmの間の3
dBのヒステリシスを持つことができる。
【0045】このようにすることによって信号強度がス
レシホールドレベル付近(第1段階−96.5dBmか
ら−92.5dBm、第2段階で−84dBmから−8
1dBm)で変動しても、ゲイン切り換えは頻繁に発生
せず、良好な受信特性を保つことができる。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の移動無線機は、信号強度に応じて受信信号の減衰量を
多段階に切換えることにより、信号対妨害波比の劣化を
防ぎ、妨害波の影響を抑えることができる。
【0047】また、減衰量の切換えを、ヒステリシス特
性を持って行なうことにより、信号強度がスレシホール
ドレベル付近で変動した場合でも、減衰量の頻繁な切換
えの発生を回避することができる。従って、信号強度の
検出の制御が高速性を必要としないという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における移動無線機の
構成を示すブロック図、
【図2】本発明の第2の実施形態における移動無線機の
構成を示すブロック図、
【図3】本発明の第3の実施形態における移動無線機の
構成を示すブロック図、
【図4】本発明の第4の実施形態における移動無線機の
構成を示すブロック図、
【図5】本発明の第5の実施形態における移動無線機の
構成を示すブロック図、
【図6】第5の実施形態の移動無線機の信号強度判定器
のヒステリシス特性を示す図、
【図7】従来の移動無線機の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 共用器 3、20、22 低雑音増幅器のバイパス経路選択用スイッ
チ 4 低雑音増幅器 5、23 スイッチ 6、24、25、26、27 減衰器 7 受信バンドパスフィルタ 8 受信ミキサ 9 受信中間周波フィルタ 10 中間周波可変利得増幅器 11 第1局部発振器 12 直交復調器 13、14 低域通過フィルタ 15 第2局部発振器 16 信号強度検出器 17、21 信号強度判定器 18 低雑音増幅器の電源ON/OFFスイッチ 19 低雑音増幅器のバイパス経路選択用単極スイッチ 28 ヒステリシス回路

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号を増幅する低雑音増幅器と、こ
    の低雑音増幅器の前段に位置する減衰器と、受信信号の
    信号強度を検出する検出器と、検出された信号強度を判
    定して、受信信号の減衰量の切換え制御を行なう判定器
    とを備える移動無線機において、 前記減衰器の動作を選択/非選択する第1のスイッチ
    と、前記低雑音増幅器をバイパスする経路を選択/非選
    択する第2のスイッチとを具備し、前記判定器が、受信
    信号の信号強度に応じて、前記第1のスイッチ及び第2
    のスイッチの切換え制御を行なうことを特徴とする移動
    無線機。
  2. 【請求項2】 前記判定器が、検出された前記信号強度
    がスレシホールドレベルAより大なる時に、前記第1の
    スイッチにより前記減衰器の動作を選択し、検出された
    前記信号強度がスレシホールドレベルBより大なる時
    に、前記第2のスイッチにより前記低雑音増幅器をバイ
    パスする経路を選択することを特徴とする請求項1に記
    載の移動無線機。
  3. 【請求項3】 前記スレシホールドレベルAと前記スレ
    シホールドレベルBとの関係が、A<Bであることを特
    徴とする請求項2に記載の移動無線機。
  4. 【請求項4】 前記スレシホールドレベルAと前記スレ
    シホールドレベルBとの関係が、A≧Bであることを特
    徴とする請求項2に記載の移動無線機。
  5. 【請求項5】 前記第2のスイッチが、前記低雑音増幅
    器の入力側及び出力側の両方を切換える2回路構成のス
    イッチであることを特徴とする請求項1に記載の移動無
    線機。
  6. 【請求項6】 前記第2のスイッチが、単極スイッチで
    あり、前記第2のスイッチが前記低雑音増幅器をバイパ
    スする経路を選択したときに、それに連動して前記低雑
    音増幅器の電源をOFFにするスイッチを具備すること
    を特徴とする請求項1に記載の移動無線機。
  7. 【請求項7】 前記第2のスイッチが、前記低雑音増幅
    器の入力側及び出力側のスイッチの間に減衰器を具備す
    ることを特徴とする請求項5に記載の移動無線機。
  8. 【請求項8】 前記第2のスイッチが、前記低雑音増幅
    器の入力側及び出力側のスイッチの間に選択可能な複数
    の減衰器を具備し、前記判定器が、受信信号の信号強度
    に応じて、前記複数の減衰器の選択を制御することを特
    徴とする請求項7に記載の移動無線機。
  9. 【請求項9】 前記第1のスイッチによって動作が選択
    される減衰器が複数あり、前記判定器が、受信信号の信
    号強度に応じて、前記複数の減衰器の選択を制御するこ
    とを特徴とする請求項1乃至8に記載の移動無線機。
  10. 【請求項10】 前記判定器が、受信信号の信号強度が
    増加傾向にある場合に、受信信号の信号強度が減少傾向
    にある場合よりも大きい信号強度において、受信信号の
    減衰量の切換えを行なうことを特徴とする請求項1乃至
    9に記載の移動無線機。
  11. 【請求項11】 前記判定器が、受信信号の信号強度が
    増加傾向にある場合に、検出された前記信号強度がスレ
    シホールドレベルA1を超えたときに前記第1のスイッ
    チにより前記減衰器の動作を選択し、受信信号の信号強
    度が減少傾向にある場合に、前記信号強度がスレシホー
    ルドレベルA2(A2<A1)以下に下がったときに前
    記第1のスイッチにより前記減衰器の動作を非選択に
    し、また、受信信号の信号強度が増加傾向にある場合
    に、検出された前記信号強度がスレシホールドレベルB
    1を超えたときに前記第2のスイッチにより前記低雑音
    増幅器をバイパスする経路を選択し、受信信号の信号強
    度が減少傾向にある場合に、前記信号強度がスレシホー
    ルドレベルB2(B2<B1)以下に下がったときに、
    前記第2のスイッチにより前記低雑音増幅器をバイパス
    する経路を非選択にすることを特徴とする請求項10に
    記載の移動無線機。
  12. 【請求項12】 前記スレシホールドレベルA1と前記
    スレシホールドレベルB1との関係が、A1<B1であ
    ることを特徴とする請求項11に記載の移動無線機。
  13. 【請求項13】 前記スレシホールドレベルA1と前記
    スレシホールドレベルB1との関係が、A1≧B1であ
    ることを特徴とする請求項11に記載の移動無線機。
JP19850896A 1996-07-10 1996-07-10 移動無線機 Pending JPH1028066A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19850896A JPH1028066A (ja) 1996-07-10 1996-07-10 移動無線機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19850896A JPH1028066A (ja) 1996-07-10 1996-07-10 移動無線機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1028066A true JPH1028066A (ja) 1998-01-27

Family

ID=16392309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19850896A Pending JPH1028066A (ja) 1996-07-10 1996-07-10 移動無線機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1028066A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005516448A (ja) * 2002-01-18 2005-06-02 ソニー エレクトロニクス インク 低電力高線形直線性受信機の直接変換
JP2007251395A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Yagi Antenna Co Ltd 利得可変型高周波増幅装置
US7277684B2 (en) 2003-04-25 2007-10-02 Fujitsu Ten Limited Antenna amplifier and shared antenna amplifier
US7317903B2 (en) 2003-09-30 2008-01-08 Sharp Kabushiki Kaisha Wireless communication circuit, wireless communication apparatus, and wireless communication system
CN100388634C (zh) * 2003-09-30 2008-05-14 夏普株式会社 无线通信用电路、无线通信装置、无线通信***
WO2009078127A1 (ja) * 2007-12-17 2009-06-25 Panasonic Corporation バイパス回路付増幅回路とこれを用いた電子機器
JP2009164908A (ja) * 2008-01-07 2009-07-23 Mitsubishi Electric Corp 電力増幅器
JP2011229083A (ja) * 2010-04-22 2011-11-10 Renesas Electronics Corp 無線通信装置、無線受信方法及びプログラム
CN102820902A (zh) * 2011-06-08 2012-12-12 阿尔卑斯电气株式会社 信号切换装置
WO2013168665A1 (ja) * 2012-05-11 2013-11-14 シャープ株式会社 高周波回路およびそれを備えた高周波モジュール
US9088340B2 (en) 2011-12-21 2015-07-21 Mitsubishi Electric Corporation Wireless communication apparatus
CN107562042A (zh) * 2016-06-30 2018-01-09 苏州宝时得电动工具有限公司 信号发生装置、自移动机器人***及信号发生方法
EP3534541A4 (en) * 2016-10-28 2020-04-29 ZTE Corporation TERMINAL RECEIVER, METHOD FOR CONTROLLING THE TERMINAL RECEIVER AND STORAGE MEDIUM

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005516448A (ja) * 2002-01-18 2005-06-02 ソニー エレクトロニクス インク 低電力高線形直線性受信機の直接変換
US7277684B2 (en) 2003-04-25 2007-10-02 Fujitsu Ten Limited Antenna amplifier and shared antenna amplifier
US7317903B2 (en) 2003-09-30 2008-01-08 Sharp Kabushiki Kaisha Wireless communication circuit, wireless communication apparatus, and wireless communication system
CN100388634C (zh) * 2003-09-30 2008-05-14 夏普株式会社 无线通信用电路、无线通信装置、无线通信***
JP2007251395A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Yagi Antenna Co Ltd 利得可変型高周波増幅装置
JP5206689B2 (ja) * 2007-12-17 2013-06-12 パナソニック株式会社 バイパス回路付増幅回路とこれを用いた電子機器
WO2009078127A1 (ja) * 2007-12-17 2009-06-25 Panasonic Corporation バイパス回路付増幅回路とこれを用いた電子機器
CN101904104A (zh) * 2007-12-17 2010-12-01 松下电器产业株式会社 带旁路电路的放大电路和使用它的电子机器
US8089312B2 (en) 2007-12-17 2012-01-03 Panasonic Corporation Amplifying circuit with bypass circuit, and electronic device using the same
JP2009164908A (ja) * 2008-01-07 2009-07-23 Mitsubishi Electric Corp 電力増幅器
JP2011229083A (ja) * 2010-04-22 2011-11-10 Renesas Electronics Corp 無線通信装置、無線受信方法及びプログラム
CN102820902A (zh) * 2011-06-08 2012-12-12 阿尔卑斯电气株式会社 信号切换装置
CN102820902B (zh) * 2011-06-08 2014-07-30 阿尔卑斯电气株式会社 信号切换装置
US9088340B2 (en) 2011-12-21 2015-07-21 Mitsubishi Electric Corporation Wireless communication apparatus
DE112011106007B4 (de) * 2011-12-21 2016-03-10 Mitsubishi Electric Corporation Drahtlos-Kommunikationsvorrichtung mit einer Mehrzahl von frequenzbandteilenden Funkvorrichtungen und Abschwächerfunktionen zum Vermeiden von Funkfrequenz-Interferenz zwischen diesen
WO2013168665A1 (ja) * 2012-05-11 2013-11-14 シャープ株式会社 高周波回路およびそれを備えた高周波モジュール
US9083402B2 (en) 2012-05-11 2015-07-14 Sharp Kabushiki Kaisha High frequency circuit and high frequency module including the same
CN107562042A (zh) * 2016-06-30 2018-01-09 苏州宝时得电动工具有限公司 信号发生装置、自移动机器人***及信号发生方法
CN107562042B (zh) * 2016-06-30 2023-11-10 苏州宝时得电动工具有限公司 信号发生装置、自移动机器人***及信号发生方法
EP3534541A4 (en) * 2016-10-28 2020-04-29 ZTE Corporation TERMINAL RECEIVER, METHOD FOR CONTROLLING THE TERMINAL RECEIVER AND STORAGE MEDIUM

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4436387B2 (ja) 受信器の干渉イミュニティを向上させる方法および装置
US5722061A (en) Method and apparatus for increasing receiver immunity to interference
US6826418B2 (en) Radio circuit and control method of radio circuit
US20050147192A1 (en) High frequency signal receiver and semiconductor integrated circuit
JPH05335855A (ja) ラジオ受信機
EP1055294A1 (en) Apparatus and method for selecting between a plurality of antennas utilized by a microcellular communications terminal for reception
JPH1028066A (ja) 移動無線機
US6351504B1 (en) Reception circuit
JPH0715380A (ja) 復調方式選択受信ダイバーシチ回路
JP4463332B2 (ja) 干渉する受信機イミュニティを増大させる方法および装置
EP0795967A1 (en) Power saving method for radio receiver
JP5168971B2 (ja) Fm検波回路
JPH0865233A (ja) 携帯電話機
JPH1084294A (ja) 受信回路
JP3671902B2 (ja) ダイバーシティ受信装置、表示装置、音声出力装置、およびデータ出力装置
JP2000174650A (ja) 受信機の利得制御方式
JPH04354210A (ja) 通信装置の受信回路
JP2522432Y2 (ja) Fm受信装置
JPH0730449A (ja) 受信機
JPH10135887A (ja) 受信アッテネータ装置
JPH09238088A (ja) 受信装置
JPS6220408A (ja) 自動利得制御装置
JPH05335981A (ja) 受信機
KR20070031161A (ko) 수신신호 세기에 따른 수신경로 선택기능을 가진 무선통신단말기 및 그 방법
JPS62210742A (ja) スペ−スダイバ−シテイ受信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040406