JPH10220378A - 油冷式圧縮機の油分離回収器 - Google Patents

油冷式圧縮機の油分離回収器

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Publication number
JPH10220378A
JPH10220378A JP2641797A JP2641797A JPH10220378A JP H10220378 A JPH10220378 A JP H10220378A JP 2641797 A JP2641797 A JP 2641797A JP 2641797 A JP2641797 A JP 2641797A JP H10220378 A JPH10220378 A JP H10220378A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
separation
compressor
oil separation
cooled compressor
Prior art date
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Pending
Application number
JP2641797A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Yoshimura
省二 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
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Publication of JPH10220378A publication Critical patent/JPH10220378A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油冷却器をなくすことを可能とした油冷式圧
縮機の油分離回収器を提供する。 【解決手段】 圧縮機本体から油を伴って吐出された圧
縮ガスの流入口17と、上部に油と分離された圧縮ガス
が出てゆくガス流出口19と、下部に分離された油を溜
める油溜まり部20およびこの油溜まり部20の油を流
出させる油流出口17とを備えた油冷式圧縮機の油分離
回収器1Aであって、油溜まり部20の部分をその上方
の部分に比して、横方向に張り出した形状、即ち張り出
し部2を設けた形状に形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮機本体内のガ
ス圧縮空間に冷却油を導くようにした油冷式圧縮機の油
分離回収器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図5,6に示す油冷式圧縮機が公
知である。この圧縮機は、吸込流路11、これに接続し
た圧縮機本体12、圧縮機本体12の吐出側に延びると
ともに、油分離回収器13を介在させた吐出流路14
a,14bと、油分離回収器13の下部から油冷却器1
5を経て圧縮機本体12内のガス圧縮空間、軸受・軸封
部等の油注入部に至る油供給流路16とからなってい
る。油分離回収器13は、圧縮機本体12から油を伴っ
て吐出された圧縮ガスの流入口17と、上部に油と分離
された圧縮ガスが油分離エレメント18を介して出てゆ
くガス流出口19と、下部に分離された油を溜める油溜
まり部20およびこの油溜まり部20の油を流出させる
油流出口21とを備えている。
【0003】そして、吸込流路11から圧縮機本体12
に吸込まれたガスは、油供給流路16から油注入を受け
つつ圧縮され、油を伴った状態で吐出流路14aに吐出
される。さらにこの吐出された圧縮ガスは油とともに流
入口17より油分離回収器13に導かれ、油分離エレメ
ント18で油と圧縮ガスが分離され、クリーンな圧縮ガ
スはガス流出口19から吐出流路14bに送り出され
る。一方、油は一旦油溜まり部20に溜められ、油流出
口21より油供給流路16に出てゆく。そして、この油
は油冷却器15にて冷却されて、上述した油注入部に送
られた後、圧縮機本体12の吐出口に導かれ、以後上記
同様の循環を繰り返す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の油分離回収
器18は、図示するように単に容器として形成されたも
ので、外側が凹凸のない、平坦な面で形成されている。
このため、油分離回収器18内の油に対する冷却効率は
悪く、油冷却器15の負荷が大きくなり、大きな油冷却
器15が必要になるという問題が生じる。一方で圧縮機
全体の中で油冷却器15の占める容積は大きく、かつ接
続配管における油漏れが発生し易く、トラブルの原因と
なる場合が多く、油冷却器15のない構造が望まれてい
る。本発明は、斯る従来の問題をなくすこと、上記要望
に応えることを課題としてなされたもので、油冷却器を
なくすことを可能とした油冷式圧縮機の油分離回収器を
提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1発明は、圧縮機本体から油を伴って吐出された
圧縮ガスの流入口と、上部に油と分離された圧縮ガスが
出てゆくガス流出口と、下部に分離された油を溜める油
溜まり部およびこの油溜まり部の油を流出させる油流出
口とを備えた油冷式圧縮機の油分離回収器において、上
記油溜まり部の部分をその上方の部分に比して、横方向
に張り出した形状に形成した。
【0006】また、第2発明は、上記横方向に張り出し
た形状の油溜まり部の壁部の外側および/または内側に
放熱用のフィンを形成した。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の一形態を図
面にしたがって説明する。図1,2は、第1発明に係る
油分離回収器1Aを示し、図5,6に示す油分離回収器
13とは、油溜まり部20の部分をその上方の部分に比
して、横方向に張り出した形状に形成した点を除き、他
は実質的に同一であり、互いに対応する部分について
は、同一番号を付して説明を省略する。このように、こ
の油分離回収器1Aは、油溜まり部20の部分に張り出
し部2を形成することにより、同じ容積の油について比
較した場合、一層油溜まり部20の外側の表面積が増大
し、かつ油と油溜まり部20の壁面との接触面積も増大
する。したがって、この油分離回収器1Aの場合、単純
な構造で、油分離回収器13よりも放熱面積が広くな
り、油に対する冷却効率は向上する。このため、図1で
は、油冷却器15を設けてあるが、この油冷却器15を
省くことが可能になり、油冷却器15に対する接続配管
における油漏れによるトラブルの発生もなくなる。
【0008】図3は、第2発明の第1の実施形態に係る
油分離回収器1Bを示し、図2に示す油分離回収器1A
とは、張り出し部2の外側にフィン3を形成した点を除
き、他は実質的に同一であり、互いに対応する部分につ
いては、同一番号を付して説明を省略する。このよう
に、この油分離回収器1Bは、油溜まり部20の部分の
張り出し部2を設けるとともに、フィン3を形成するこ
とにより、油分離回収器1Aに比して、より一層油溜ま
り部20の外側の表面積が増大し、即ち放熱面積がより
広くなり、油に対する冷却効率はさらに向上する。この
ため、上述した油分離回収器1Aを設けた場合よりも油
冷却器15を設ける必要性はなくなり、油冷却器15に
対する接続配管における油漏れによるトラブルの発生も
なくなる。
【0009】図4は、第2発明の第2の実施形態に係る
油分離回収器1Cを示し、図3に示す油分離回収器1B
とは、張り出し部2の内側にもフィン4を形成した点を
除き、他は実質的に同一であり、互いに対応する部分に
ついては、同一番号を付して説明を省略する。このよう
に、張り出し部2の内側にフィン4を形成することによ
り、油から張り出し部2の壁部に熱が伝わり易くなり、
かつ外側のフィン3により壁部からの放熱が促進される
ため、油溜まり部20の油に対する冷却効率は、油分離
回収器1Bの場合よりも向上する。このため、さらに一
層油冷却器15を設ける必要性はなくなり、油冷却器1
5に対する接続配管における油漏れによるトラブルの発
生もなくなる。
【0010】なお、第2発明は、上述した実施形態に限
定するものではなく、張り出し部2の外側のフィン3を
設けずに、内側のフィン4のみを設けた油分離回収器を
も含むものである。この場合も、油溜まり部20の油に
対する冷却効率の向上、油冷却器の省略が可能になる。
また、上記各実施形態では、ガス流出口19を油分離回
収器1A,1B,1Cの上面に設け、油流出口21を油
分離回収器1A,1B,1Cの側面に設けたものを示し
たが、本発明はこれに限るものではなく、ガス流出口1
9を油分離回収器1A,1B,1Cの上部の側面に設
け、油流出口21を油分離回収器1A,1B,1Cの底
面に設けたものも含むものである。
【0011】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、第1発
明によれば、圧縮機本体から油を伴って吐出された圧縮
ガスの流入口と、上部に油と分離された圧縮ガスが出て
ゆくガス流出口と、下部に分離された油を溜める油溜ま
り部およびこの油溜まり部の油を流出させる油流出口と
を備えた油冷式圧縮機の油分離回収器において、上記油
溜まり部の部分をその上方の部分に比して、横方向に張
り出した形状に形成してある。
【0012】このため、油分離回収器、特に油溜まり部
の部分での放熱面積が大きくなり、内部の油に対する冷
却効率が向上し、油冷却器を省くことが可能になる結
果、油冷却器に対する接続配管における油漏れによるト
ラブルの発生もなくすことが可能になるという効果を奏
する。さらに、第3発明によれば、上記横方向に張り出
した形状の油溜まり部の壁部の外側および/または内側
に放熱用のフィンを形成してある。このため、上記油分
離回収器に比して、より一層油溜まり部の外側の表面積
が増大し、即ち放熱面積がより広くなり、油に対する冷
却効率はさらに向上し、油冷却器を設ける必要性はなく
なり、油冷却器に対する接続配管における油漏れによる
トラブルの発生もなくなる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1発明に係る油分離回収器を用いた油冷式
圧縮機の全体構成を示す図である。
【図2】 図1に示す圧縮機の油分離回収器の断面図で
ある。
【図3】 第2発明の第1の実施形態に係る油分離回収
器の断面図である。
【図4】 第2発明の第2の実施形態に係る油分離回収
器の断面図である。
【図5】 従来の油分離回収器を用いた油冷式圧縮機の
全体構成を示す図である。
【図6】 図5に示す圧縮機の油分離回収器の断面図で
ある。
【符号の説明】
1A,1B,1C 油分離回収器 2 張り出し部 3,4 フィン 11 圧縮機本体 17 流入口 19 ガス流入口 20 油溜まり部 21 油流出口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機本体から油を伴って吐出された圧
    縮ガスの流入口と、上部に油と分離された圧縮ガスが出
    てゆくガス流出口と、下部に分離された油を溜める油溜
    まり部およびこの油溜まり部の油を流出させる油流出口
    とを備えた油冷式圧縮機の油分離回収器において、上記
    油溜まり部の部分をその上方の部分に比して、横方向に
    張り出した形状に形成したことを特徴とする油冷式圧縮
    機の油分離回収器。
  2. 【請求項2】 上記横方向に張り出した形状の油溜まり
    部の壁部の外側および/または内側に放熱用のフィンを
    形成したことを特徴とする請求項1に記載の油冷式圧縮
    機の油分離回収器。
JP2641797A 1997-02-10 1997-02-10 油冷式圧縮機の油分離回収器 Pending JPH10220378A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2641797A JPH10220378A (ja) 1997-02-10 1997-02-10 油冷式圧縮機の油分離回収器

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JPH10220378A true JPH10220378A (ja) 1998-08-18

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