JPH10218031A - キャビン前置型農耕用車輌 - Google Patents

キャビン前置型農耕用車輌

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JPH10218031A
JPH10218031A JP2544297A JP2544297A JPH10218031A JP H10218031 A JPH10218031 A JP H10218031A JP 2544297 A JP2544297 A JP 2544297A JP 2544297 A JP2544297 A JP 2544297A JP H10218031 A JPH10218031 A JP H10218031A
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荘吾 青木
Keiichi Hayashi
恵一 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体の前部にキャビンを、後部にボンネット
を配設し、車体前端及び後端に作業機連結装置を装備す
る農耕用車輌において、車体後部のボンネットの保護を
図るとともに、その周辺空間を利用して、補助燃料タン
クあるいは、防除タンク、施肥ホッパ等のタンク類を載
置できる構造とする。また、ボンネットの回動時に、車
体後端の作業機連結装置と干渉しないようにする。 【解決手段】 ボンネット1を囲むようにして、ワーク
フレーム2を一体状に取り付け、シャーシフレームCF
に対して、後部アーチフレーム2bの下端を枢支ピン9
にて枢支し、前部アーチフレーム2aの下端をロックピ
ン8にて係脱自在とする。ボンネット1及びワークフレ
ーム2の回動量は、ダンパー14にて規制し、ボンネッ
ト1後端の開口部内側に沿って、シャーシフレームCF
上に、防塵網11を張設するリアグリルフレーム10を
立設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体の前にも後に
も作業機を連結できるべく、車体の前部にキャビンを、
後部にエンジンルームとなるボンネットを配設し、車体
前端及び後端に作業機連結装置を具備する農耕用車輌の
ボンネット部分の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の農耕用トラクタは、主に、後方に
作業機を連結して作業する構造となっており、車体後端
に作業機連結装置を具備するとともに、車体前部にボン
ネットを、車体後部に運転席を配設している。従って、
例えば、実公平6−274511号に示すように、運転
席をキャビンにて覆う場合には、車体後部にキャビンを
配設することとなる。
【0003】この従来型の農耕用トラクタでは、運転席
に座る作業者から見れば、後方に作業機が配置されてい
るので、特公平7−22443号に示すように、作業状
態は一々後方を振り返って確認しなければならない。そ
こで、車体の前端にも作業機連結装置を設けるととも
に、車体の前部に運転席を配してキャビンで覆い、後部
にボンネットを配設するキャビン前置型農耕用車輌が開
発された。この場合、車体前端の作業機連結装置に作業
機を連結して作業を行うと、車体前部に配されるキャビ
ン内の運転席に座った作業者は、前方を見ながら作業状
態を確認できることとなる。
【0004】また、実開昭62−33914号に示すよ
うに、ボンネット内に空調装置を内設し、キャビン内に
空調済み空気を送り込む構造は公知となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、キャビン前置
型農耕用車輌では、後部のボンネット部分に関していく
つかの問題点がある。まず、従来のボンネット前置型の
トラクタでは、座席の後部に作業機昇降装置を内設する
フレームの上に防除タンク等の設置スペースがあり、後
部に連結する作業機を用いて防除作業も可能であった
が、キャビン前置型では、キャビンと後部の作業機連結
装置との間にあるボンネット上に防除タンクを載置する
こと等はできない。反面、ボンネット周囲の広いスペー
スを利用して物を載せることが可能な構造物を取り付け
れば、防除タンクや収穫物等の有効な載置スペースがで
きることとなり、更には、ボンネットの保護にも繋が
る。
【0006】また、ボンネットは、前部のキャビンに干
渉しないように、後端を支点しとて上下回動して開閉で
きる構造とする必要がある。しかし、車体後部にボンネ
ットを設ければ、エンジン冷却空気採入用の開口部は、
当然にボンネット後端面となり、この開口部には、防塵
網を設ける必要がある。すると、ボンネットを開けた
(上方回動した)時に、後端開口部の防塵網が、車体後
端の作業機連結装置と干渉するおそれがある。また、こ
のような防塵網がなくても、ボンネットの後端部分が干
渉するおそれがある。
【0007】更に、ボンネット内の空調装置への外気導
入管は、ボンネット側面に設ける外気導入口より延設
し、フィルターに対して水平向きに配管している。この
構造では、フィルターに次第に外気中の塵埃が溜まり、
目詰まりして、外気導入に対する抵抗が増大し、空調能
力が低下する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は以上のような課
題を解決すべく、次のような手段を用いる。まず第一
に、車体の前部にキャビンを、後部にボンネットを配設
し、車体前端及び後端に作業機連結装置を装備する農耕
用車輌において、車体に対して上下回動可能に枢支した
ワークフレームにて該ボンネットを覆う。
【0009】第二に、車体の前部にキャビンを、後部に
後端を支点に上下回動可能なボンネットを配設し、車体
前端及び後端に作業機連結装置を装備する農耕用車輌に
おいて、車輌本体上にて、防塵網を具備するリアグリル
フレームを、該ボンネット閉時に該ボンネットの後端開
口部の内側に配されるように立設し、該ボンネットに
は、該ボンネットの回動量を規制する規制部材を取り付
ける。
【0010】第三に、車体の前部にキャビンを、後部に
ボンネットを配設し、車体前端及び後端に作業機連結装
置を装備する農耕用車輌において、該ボンネット内に配
設する空調装置に対する外気導入管を、フィルターより
下方向きに配管する。
【0011】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を添付の図面を
もとに説明する。図1はキャビン前置型農耕用車輌の側
面図、図2は同じく正面図、図3は同じく後面図、図4
は同じくキャビンを除いた状態の平面図、図5はボンネ
ット1及びワークフレーム2部分の平面図、図6は同じ
く正面図、図7は同じく後面図、図8は同じく側面図、
図9は同じくボンネット開時の側面図、図10はワーク
フレーム2の前部アーチフレーム2a下端のシャーシフ
レームCFへのロック構造を示す側面図、図11は同じ
く平面図、図12は同じく正面図、図13はワークフレ
ーム2の後部アーチフレーム2b下端のシャーシフレー
ムCFへの枢支構造を示す側面図、図14は同じく平面
図、図15は同じく後面図、図16はボンネット1を囲
むワークフレーム2に載置棚フレーム15を取り付け、
補助燃料タンクあるいは、防除タンク、施肥ホッパ等の
タンク類Tを載置した状態の側面図、図17は同じく後
面図、図18は同じく平面図、図19はボンネット1内
の空調装置の配設及び配管構造を示す内部側面図、図2
0はボンネット1内の空調装置よりキャビン下部を通っ
てダッシュボードの空気吹出口に空気吹出管を配管する
実施例を示す側面図、図21はボンネット1内の空調装
置よりキャビンのフレーム内を通ってダッシュボードの
空気吹出口に空気吹出管を配管する実施例を示す側面
図、図22はシャーシフレームCFの平面図、図23は
同じく正面図、図24は同じく後面図、図25は同じく
側面断面図、図26はシャーシフレームCFへのキャビ
ンの搭載構造を示す側面図、図27は同じく後面図であ
る。
【0012】まず、シャーシフレームCFを中心に、本
発明に係るキャビン前置型農耕用車輌の各部レイアウト
について、図1乃至図4等より説明する。図22乃至図
25図示のシャーシフレームCFは、車体前後方向のメ
インフレーム5を左右一対に配設し、各メインフレーム
5の適宜箇所に各種部材取付用のブラケットを付設して
なる。メインフレーム5の前部は、側面視において、図
25の如く、上下傾斜部分を経て、後部に比して一段低
くなっており、このような形状の左右両メインフレーム
5・5を、図23及び図24の如く、両傾斜部分同士が
正面視(後面視)で八の字となるように配設すること
で、前部の一段低い部分同士の間隔が広くなる。この一
段低い前部分から、その後方の傾斜部分、更にその後方
の一段高い部分にかけて、キャビン23を搭載する。
【0013】ここで、シャーシフレームCFに対するキ
ャビンの搭載構造を、図26及び図27より説明してお
く。シャーシフレームCFの前部分にて、キャビン下部
フレーム25を防振ゴムGを介して取り付け、該キャビ
ン下部フレーム25の後半部の上部に、薄肉板材で成形
した座席フロア24を搭載する。そして、キャビン23
の前部下端は、キャビン下部フレーム25ごと防振ゴム
Gを介してシャーシフレームCFに取り付ける。この部
分は、キャビンの床部を形成し、メインフレーム5・5
の前部の一段低い部分同士の間隔が広くなっているの
で、キャビン室内の左右幅も広く取ることができる。一
方、キャビン23の後部下端は、座席フロア24の上に
搭載する。
【0014】キャビン23内においては、図1、図4の
如く、該座席フロア24の上に座席30を搭載してお
り、また前端部には、ハンドル32を突設するダッシュ
ボード31を配設している。
【0015】キャビン23の後方で、該シャーシフレー
ムCFにおけるメインフレーム5上の後半部分には、図
1、図3、及び図4等の如く、ボンネット1を搭載し、
その周囲は、ワークフレーム2にて囲っている。そし
て、該シャーシフレームCFの前端部には、前部作業機
連結装置FLを、後端には後部作業機連結装置RLを装
備している。そして、シャーシフレーム1の下方には、
前輪FW及び後輪RWが懸架されている。
【0016】ボンネット1及びワークフレーム2の配設
部分について、図5乃至図18より説明する。ワークフ
レーム2は、平面視左右方向で、ボンネット1外周面に
沿うように正面視アーチ状にしたアーチフレーム2a・
2bを前後に配し、前後のアーチフレーム2a・2b間
に、車体前後方向の直線フレーム2c・2c・・・を介
設してなる。ワークフレーム2は、ボンネット1を保護
する他、載置台として活用できる。例えば、図16乃至
図18の如く、ワークフレーム2の両側に載置棚フレー
ム15・15を連結して、該載置棚フレーム15に補助
燃料タンクあるいは、防除タンク、施肥ホッパ等のタン
ク類Tを搭載すること等が考えられる。載置棚フレーム
15は、該ワークフレーム2の直線フレーム2cに係止
して取り付けられる。
【0017】ボンネット1の両側には、台座部1a・1
aが一体成形にて形成されており、ボンネット閉時に
は、シャーシフレームCFの左右各メインフレーム5・
5上に該台座部1a・1aが載置され、これを覆うもの
である。そして、各台座部1aの前部及び後部に、ワー
クフレーム2前後端のアーチフレーム2a・2bの各下
端部が固設されている。そして図10乃至図15等の如
く、左右各台部座1aの下方にて、それぞれピン孔を有
するワークフレームステー3・4を配設して、各々アー
チフレーム2a・2bの各下端に螺止している。こうし
て、ワークフレーム2をボンネット1と一体状にしてい
る。
【0018】一方、シャーシフレームCFのメインフレ
ーム5上において、ピン止め用ブラケット6を立設し、
該メインフレーム5後端に枢支用ブラケット7を配設す
る。ピン止め用ブラケット6にはピン孔が穿設されてお
り、図10乃至図12の如く前部アーチフレーム2a下
端に固設するワークフレームステー3を該ピン止め用ブ
ラケット6の上に被せ、両ピン孔を合わせて、ロックピ
ン8を嵌入して係止するようにしている。一方、枢支用
ブラケット7にもピン孔が穿設されていて、図13乃至
図15の如く、後部アーチフレーム2b下端に固設する
ワークフレームステー4を該枢支用ブラケット7の上に
被せ、両ピン孔を合わせて、枢支ピン9を嵌入、枢支し
ている。ボンネット1の開放時には、ロックピン8を抜
き、枢支ピン9を回動支点軸として、図9の如く、ボン
ネット1の前端を上方回動させるのである。
【0019】ボンネット1の後端はエンジン冷却風を導
入できるように開口しており、シャーシフレームCFの
後端の上部には、ボンネット1の後端開口部の内周形状
に合わせてアーチ状に形成したリアグリルフレーム10
を立設し、該リアグリルフレーム10にて囲まれる部位
に防塵網11を張設している。この防塵網11は、ボン
ネット1内部にて、シャーシフレームCFに立設するラ
ジエーター(図示せず)に臨ませる。更に、リアグリル
フレーム10は、後部作業機連結装置RLのリフトアー
ム34やトップリンク35等を支持するのにも用いられ
る。
【0020】また、このリアグリルフレーム9へのボン
ネット1の当接部分には、図13及び図14の如く、ウ
ェザーストリップ12が取り付けられて、ボンネット1
を図8の如く閉じた時には、ボンネット1の後端開口部
とリアグリルフレーム10との間に隙間が生じないよう
にしている。更に、ボンネット1の前端にも、空調用配
管等のため、キャビン内と連通するよう開口しており、
該開口部の縁部にも、図10の如く、隙間を生じないよ
うにウェザーストリップ12を設けている。
【0021】図9の如く、ボンネット1の開放時には、
その前端が上方回動する分、その後端は後部下方に回動
する。リアグリルフレーム10は、ボンネット1の開放
時に干渉することはない(リアグリルフレーム10より
後方にてボンネット1の後端開口部が下方回動するの
で)が、シャーシフレームCFの後端及びリアグリルフ
レーム10より後方に後部作業機連結装置RLを突設し
ており、これと該ボンネット1の後端部が干渉するとい
う問題がある。特に、該後部作業機連結装置RLの中
で、リアグリルフレーム10にて支持されるリフトアー
ム34やトップリンク35との干渉が問題である。
【0022】この干渉を回避するため、ボンネット1の
回動量を規制する。即ち、各台座部1a内にて、シャー
シフレームCFにおける各メインフレーム5の側面に、
ダンパーブラケット13が外側向きに突設されており、
一方、後部のワークフレームステー4の外側には、ダン
パーアーム4aを固設しており、該ダンパーアーム4a
の先端と該ダンパーブラケット13との間に、エアシリ
ンダーであるダンパー14を枢結する。ダンパー14
は、ボンネット1の前端を上方回動させるに伴って伸長
するが、その伸長量に限りがある。即ち、ボンネット1
の回動量の規制部材として機能するものであって、該ダ
ンパー14の伸長限界にて、図9図示の位置でボンネッ
ト1の回動が停止し、その後端部と後部作業機連結装置
RLとの干渉が回避されるのである。
【0023】次に、ボンネット1内の空調装置に関して
図19乃至図21より説明する。ボンネット1内にて、
シャーシフレームCF上にエンジンEが立設されてお
り、該エンジンEに空調用ブラケット16を取り付け
て、上方に突設させ、該空調用ブラケット16の後面よ
り後方に、エンジン上方位置にて、空調ユニット17を
配設している。該空調用ブラケット16には、上部に空
気の吹出用窓を、下部に吸入用窓を開口しており、該吹
出用窓は、空調ユニット17の空気吹出ダクト17cに
連接している。また、該空調ユニット17の下部に吸入
ダクト17aを形成しており、該吸入ダクト17aの入
口端を該空調用ブラケット16の吸入用窓に連接し、ま
た、その出口端は、空調ユニット17の後部に配設する
ブロア17bに連接する。
【0024】該空調用ブラケット16の前面には、上部
に吹出室18b、下部に吸入室18aを形成する空気通
過用ボックス18を配設しており、該吹出室18bの後
端開口部を空調用ブラケット16の吹出用窓に、該吸入
室18aの後端開口部を空調用ブラケット16の吸入用
窓に、それぞれ臨ませている。図19中、矢印は、空気
の流れを示す。
【0025】吸入室18aからは、内気導入管21を前
方に突設している。内気導入管21は、ボンネット1の
前面を貫通してキャビン23内に嵌入し、その前端は、
座席フロア24の後部壁部分24a内に配設した内外気
切換用室26に臨んでおり、該内外気切換用室26内に
は、上下回動可能に内外気切換シャッター27が枢支さ
れている。また、該内外気切換シャッター27と一体状
に、内外気切換レバー28が取り付けられている。該内
外気切換用室26の前面は、キャビン23内における座
席30後方の座席フロア24の後部壁部分24a前面に
形成される内気排出窓24b(図4参照)に臨んでお
り、防塵用のスクリーン29を張設している。内外気切
換シャッター27を閉じる(内外気切換レバー28を下
方位置にする)と、内気が内外気切換室26内に導入さ
れず、キャビン室内に吸気ホース20から外気が導入さ
れる。内外気切換シャッター27を開く(内外気切換レ
バー28を上方位置にする)と、キャビン室内気が内外
気切換室26より空調ユニット17のブロア17bへと
排風され、キャビン内部へ循環される。
【0026】一方、吸入室18aの下方に、フィルター
19を配設しており、該フィルター19より下向きに外
気導入管20が配管されて、シャーシフレームCF下方
に外気導入管20の外端開口部を臨ませている。このよ
うな吸入室18a、フィルター19、及び外気導入管2
0の位置関係とすることで、外気導入管20より導入さ
れた外気中の塵埃は、フィルター19内に付着するが、
下方向きの外気導入管20内に自然落下し、フィルター
19内が目詰まりするほどの塵埃の付着が回避されて、
外気導入抵抗がさほど増加せず、効率よい空調が可能と
なる。
【0027】一方、吹出室18bより前方に空気吹出管
22を配管する。このままキャビン後部に空気吹出口を
設ければ、配管長を短縮できるが、キャビン後方から空
気が吹き出すのは、座席30に座る作業者にとって、あ
まり快適なものではなく、顔の前方から空気が吹き出す
のが望ましい。そこで、キャビン室内への空気吹出口3
3は、図20及び図21のように、ダッシュボード31
に設けている。このダッシュボード31の空気吹出口3
3までの、キャビン23後方のボンネット1内からの空
気吹出管22の配管をどのようにするかであるが、ま
ず、図20では、キャビン23及び座席フロア24下方
に配設する前記のキャビン下部フレーム25に沿って配
管している。図21では、キャビン23自体のフレーム
内に空気吹出管22を配管している。これらの場合、キ
ャビン下方のキャビン下部フレーム25に沿った場合
も、キャビン23自体のフレーム内も、断熱効果がある
ので、配管長が長くても保温性がある。また、見た目に
もこれらの配管が目立つことはない。
【0028】
【発明の効果】本発明は、キャビン前置型農耕用車輌に
おいて、以上のような構成とすることで、次のような効
果を奏する。まず、請求項1記載の如く構成することに
より、ボンネットがワークフレームにより保護され、ボ
ンネットを堅固な構造にしなくてもよく、コスト安に貢
献する。また、ボンネットの配設部分の周囲を利用して
ワークフレームを配設することで、この部位に、様々な
物、例えば燃料タンクや収穫した野菜等を載置するスペ
ースを確保できる。
【0029】次に、請求項2記載の如く構成すること
で、防塵網は、ボンネットではなく、車輌本体上に立設
するリアグリルフレームに取り付けることで、ボンネッ
トを開けるべく、上方回動した時にも、その防塵網がボ
ンネット後方に配設する作業機連結装置に干渉すること
はない。また、その回動量が、ダンパーにて規制される
ため、ボンネット後端が車体後端の作業機連結装置に干
渉しない。
【0030】そして、請求項3記載の如く、ボンネット
内に内設する空調装置に外気を導入する外気導入管は、
フィルターより下方向きに配管することで、フィルター
に付着した塵埃は、外気導入管を通じて下方に落下し、
フィルターの目詰まりが回避され、外気導入抵抗の増加
が軽減され、効率よい空調が長期間可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャビン前置型農耕用車輌の側面図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】同じく後面図である。
【図4】同じくキャビンを除いた状態の平面図である。
【図5】ボンネット1及びワークフレーム2部分の平面
図である。
【図6】同じく正面図である。
【図7】同じく後面図である。
【図8】同じく側面図である。
【図9】同じくボンネット開時の側面図である。
【図10】ワークフレーム2の前部アーチフレーム2a
下端のシャーシフレームCFへのロック構造を示す側面
図である。
【図11】同じく平面図である。
【図12】同じく正面図である。
【図13】ワークフレーム2の後部アーチフレーム2b
下端のシャーシフレームCFへの枢支構造を示す側面図
である。
【図14】同じく平面図である。
【図15】同じく後面図である。
【図16】ボンネット1を囲むワークフレーム2に載置
棚フレーム15を取り付け、補助燃料タンクあるいは、
防除タンク、施肥ホッパ等のタンク類Tを載置した状態
の側面図である。
【図17】同じく後面図である。
【図18】同じく平面図である。
【図19】ボンネット1内の空調装置の配設及び配管構
造を示す内部側面図である。
【図20】ボンネット1内の空調装置よりキャビン下部
を通ってダッシュボードの空気吹出口に空気吹出管を配
管する実施例を示す側面図である。
【図21】ボンネット1内の空調装置よりキャビンのフ
レーム内を通ってダッシュボードの空気吹出口に空気吹
出管を配管する実施例を示す側面図である。
【図22】シャーシフレームCFの平面図である。
【図23】同じく正面図である。
【図24】同じく後面図である。
【図25】同じく側面断面図である。
【図26】シャーシフレームCFへのキャビンの搭載構
造を示す側面図である。
【図27】同じく後面図である。
【符号の説明】
RL 後部作業機連結装置 1 ボンネット 1a 台座部 2 ワークフレーム 2a 前部アーチフレーム 2b 後部アーチフレーム 2c 直線フレーム 3 アーチフレームステー 4 アーチフレームステー 4a ダンパーアーム 5 メインフレーム 6 ピン止め用ブラケット 7 枢支用ブラケット 8 ロックピン 9 枢支ピン 10 リアグリルフレーム 11 防塵網 13 ダンパーブラケット 14 ダンパー 15 載置棚フレーム 16 空調用ブラケット 17 空調ユニット 18 空気通過用ボックス 18a 吸入室 18b 吹出室 19 フィルター 20 外気導入管 21 内気導入管 22 空気吹出管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の前部にキャビンを、後部にボンネ
    ットを配設し、車体前端及び後端に作業機連結装置を装
    備する農耕用車輌において、車体に対して上下回動可能
    に枢支したワークフレームにて該ボンネットを覆うこと
    を特徴とするキャビン前置型農耕用車輌。
  2. 【請求項2】 車体の前部にキャビンを、後部に後端を
    支点に上下回動可能なボンネットを配設し、車体前端及
    び後端に作業機連結装置を装備する農耕用車輌におい
    て、車輌本体上にて、防塵網を具備するリアグリルフレ
    ームを、該ボンネット閉時に該ボンネットの後端開口部
    の内側に配されるように立設し、該ボンネットには、該
    ボンネットの回動量を規制する規制部材を取り付けるこ
    とを特徴とするキャビン前置型農耕用車輌。
  3. 【請求項3】 車体の前部にキャビンを、後部にボンネ
    ットを配設し、車体前端及び後端に作業機連結装置を装
    備する農耕用車輌において、該ボンネット内に配設する
    空調装置に対する外気導入管を、フィルターより下方向
    きに配管することを特徴とするキャビン前置型農耕用車
    輌。
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