JPH10213671A - 熱線超音波複合型検知センサ - Google Patents

熱線超音波複合型検知センサ

Info

Publication number
JPH10213671A
JPH10213671A JP9016939A JP1693997A JPH10213671A JP H10213671 A JPH10213671 A JP H10213671A JP 9016939 A JP9016939 A JP 9016939A JP 1693997 A JP1693997 A JP 1693997A JP H10213671 A JPH10213671 A JP H10213671A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
area
sensor unit
human body
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9016939A
Other languages
English (en)
Inventor
Goro Oda
悟朗 小田
Toshimasa Takagi
俊昌 高木
Masatake Uno
真武 宇野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP9016939A priority Critical patent/JPH10213671A/ja
Publication of JPH10213671A publication Critical patent/JPH10213671A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)
  • Toilet Supplies (AREA)
  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤判断を低減できる熱線超音波複合型検知セ
ンサを提供する。 【解決手段】 第一のエリアAにおける赤外線の変化量
により物体の存在を判断する第一のセンサ部1と、第二
のエリアBに送波した超音波の反射波パターンにより物
体の存在を判断する第二のセンサ部2と、第一のセンサ
部と第二のセンサ部とから物体の存在を判断する総合判
断部3とを有するものにおいて、第一のセンサ部及び第
二のセンサ部が物体の存在を検出しており、その後第一
のセンサ部は物体を検知しており第二のセンサ部が物体
の存在を検出しなくなった場合に第一のセンサ部の出力
するパルス数を計数するパルス数計数部4aと、パルス
数と所定のしきい値とを比較する比較部4bと、パルス
数が所定のしきい値より小さいときには、一定期間第一
のエリア内に物体が存在すると判断する保持設定部4c
とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人体検知センサに関
わり、更に詳しくは人体と背景の温度差を検出すること
により人体の移動を検出する熱線センサと、超音波を送
波しその反射波を検出して物体や人体を検知する超音波
センサと、を有して人体の存在を検知する熱線超音波複
合型検知センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図4乃至図13を用いて説
明する。図4は熱線超音波複合型検知センサの構成を示
すブロック図である。図5は第一のエリアと第二のエリ
アとを説明する側面図である。図6は熱線超音波複合型
検知センサの第一のエリアを説明する側面図である。図
7は第一のセンサの出力信号の説明図である。図8は第
一のセンサの出力信号の説明図である。図9は第一のセ
ンサ部の出力と、第二のセンサ部の出力と、熱線超音波
複合型検知センサの出力とを説明するタイムチャート図
である。図10乃至図13は人体がトイレに入室して着
座する様子を説明する側面図である。
【0003】図4において、熱線超音波複合型検知セン
サは、第一のセンサ部1、第二のセンサ部2、総合判断
部3とを有して構成されている。
【0004】第一のセンサ部1は、熱線センサであっ
て、第一のエリアA内における熱の変化量を検出して第
一のエリアA内の人体Dなどの物体の存在を検知するも
のである。詳しくは、第一のエリアA内における熱の変
化量に応じた数のパルスを出力する出力部1aと、パル
スが出力された場合に人体Dが存在すると判断する第一
の判断部1bと、を有して構成されている。
【0005】第一のエリアAは、図5に示すように人体
D等がある程度移動できる程度の大きさの円錐体状の領
域であり、図6に示すように、複数の検知ビームCより
成るものである。
【0006】出力部1aは、焦電素子、増幅部、比較器
とから構成されており、赤外線変化が激しい(即ち物体
の移動量が大きい)程、多くのパルスを出力する。焦電
素子は、第一のエリアA内において移動する物体Dが図
6に示す検知ビームCを横切る毎に出力する電圧を変化
させる。増幅部は該電圧の変化を増幅して図7に示すよ
うな出力信号S1,S2を出力する。比較器は、該増幅
された電圧と所定のしきい値電圧とを比較してしきい値
電圧を超えた場合にコンパレータ出力信号S3,S4と
してパルスを出力する。従って、一定期間内で物体が大
きく移動し赤外線変化が大きいと、出力部11aの出力
するパルスS3は多く、物体がさほど移動しなくて赤外
線変化が小さいと、出力部1aの出力するパルスS4は
少ないものとなる。
【0007】第一の判断部1bは、出力部1aの出力す
るパルスがオンの場合には、物体が第一のエリアに存在
すると判断して、人体検知信号S5を出力し、パルスが
オフの場合には人体検知信号S5を出力しない。その
際、パルスのオン・オフに即座に応じて人体検知信号S
5の出力をオン・オフしたのでは、人体検知信号S5の
出力が激しく変動する場合があるので、図8に示すよう
に、第一の判断部1bは、出力部1aの出力するパルス
がオンからオフに変化した後一定期間の遅延出力信号S
5’を付加して、人体検知信号S5を出力する。
【0008】第二のセンサ部2は、超音波センサであっ
て、第二のエリアB内に超音波を送波し、反射波を受波
して第二のエリアB内の人体Dなどの物体の存在を検知
するものである。第二のエリアBは、図5に示すよう
に、第一のエリアA内に含まれる円錐体状の領域であ
る。第二のセンサ部2は、第二のエリアB内に超音波を
送波し、反射波を受波する送受波部2aと、該送受波部
2aの受波した超音波のパターンにより、送受波部2a
と物体との距離を判断し、第二のエリアB内の物体の存
在を判断する第二の判断部2bとを有している。第二の
判断部2bは物体の存在を検出すると、人体検知信号S
6を出力する。
【0009】総合判断部3は、論理和部3aと、感知判
断保持部3bとを有している。論理和部3aは、第一の
センサ部1の第一の判断部1b又は第二のセンサ部2の
第二の判断部2aから、人体検知信号S5又はS6が入
力されると、第一のエリアA内に物体が存在すると判断
して、人体存在信号S7を感知判断保持部3bに出力す
る。
【0010】感知判断保持部3bは、論理和部3aから
人体存在信号S7を受け取り人体存在信号S9として外
部に出力するとともに、人体存在信号S7を受け取らな
くなってから遅延時間Tの期間は感知保持信号S8を発
生させて、該感知保持信号S8を人体存在信号S9とし
て出力を行う。総合判断部3の出力する人体存在信号S
9は例えば機器のオンオフ等の制御に用いられる。従っ
て、熱線超音波複合型検知センサにあっては、第一エリ
アA内であれば、移動や動作などを行っている物体の存
在を検出することができ、更に第二のエリアB内におい
ては、移動や動作などを行っていない物体の存在の検出
もすることができる。
【0011】この熱線超音波複合型検知センサを例え
ば、トイレの人体検知に応用して、便座を含んで第二の
エリアBが位置するように設置すると、トイレ内に入っ
てくる人体Dは第一のセンサ部1で検出でき、また、便
座に着座して動きがない人体Dは第二のセンサ部2によ
り検出でき、更にトイレ内から出ていく人体Dは第一の
センサ部1により検出することができる。従って、熱線
超音波複合型検知センサの出力する人体存在信号S9に
基づいて照明器具のオンオフを制御すれば、人体Dがト
イレ内に入ると、照明がオンされ、人体Dがトイレから
退室すると遅延時間T経過後に照明がオフされる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
図4乃至図13に示す熱線超音波複合型検知センサにあ
っては、次のような問題点があった。
【0013】即ち、超音波の反射物体であるところの人
体Dの姿勢や服装等の材質形状は様々であり、姿勢や服
装の材質によっては超音波の反射率が低下して、第二の
エリアB内に人体Dが存在するにも関わらず、第二のセ
ンサ部2が人体Dを検出できない場合がある。この場合
に、人体Dが動いていなければ、第一のセンサ部1によ
っても人体Dを検出できないので、第二のセンサ部2が
人体Dを検出できなくなってから遅延時間T後には総合
判断部3が人体存在信号S9を出力しなくなる。
【0014】図9のタイムチャートを用いて詳しく説明
する。まず、時刻t1において、人体Dが図10に示す
トイレの外から図11に示すようにトイレ内に入った場
合、第一のセンサ部1が人体Dの存在を検出する。その
際、人体Dはまだ第二のエリアBに入っていないので第
二のセンサ部2は人体Dを検出しない。
【0015】次に、時刻t2乃至t3の間において、図
12に示すように、人体Dが便座付近に移動することに
より、第一のセンサ部1が人体Dの存在を検出して人体
検知信号S5を出力するともに、第二のセンサ部2も人
体Dを検出して人体検知信号S6を出力する。
【0016】そして、時刻t3乃至t4の間において、
図13に示すように、人体Dが便座に着座して、動きが
無くなると、第一のセンサ部1は人体Dの存在を検知で
きず、第二のセンサ部2のみが人体Dを検出する。
【0017】この後、時刻t4から時刻t6にかけて、
人体Dが着座をしたまま姿勢を変化させ、該姿勢の変化
により、人体Dが第二のエリアB内に存在するにも関わ
らず、第二のセンサ部2が人体Dを検出できなくなる場
合がある。図9においては、時刻t5において、第二の
センサ部2は人体Dの検出をできなくなっている。
【0018】この場合、第一のセンサ部1は人体Dが動
作中は人体Dの存在を検知できるが、人体Dが姿勢を変
える動作を終了する時刻t6の後は第一のセンサ部1も
人体Dを検出しなくなる。従って、時刻t6からの所定
の遅延時間T経過後の時刻t7には、現実には人体Dが
トイレ内に存在するにもかかわらず、熱線超音波複合型
検知センサは人体存在信号S9の出力をしなくなる。
【0019】その後、時刻t8において、再び人体Dが
動作を行うと、熱線超音波複合型検知センサは人体存在
信号を出力するようになる。時刻t9以降も同様に動作
を行う。
【0020】従って、従来の技術の熱線超音波複合型検
知センサにあっては、人体Dの姿勢などによっては、人
体Dが存在するにも関わらず人体Dを検出できない場合
があるという問題点があった。
【0021】本発明は、上記問題点を改善するために成
されたもので、その目的とするところは、第二のエリア
内に人体が存在する場合において、第二のセンサ部が人
体を検出できなくなった場合であっても、人体が存在し
ないとは判断せず、よって人体が存在するにも関わらず
存在しないと判断される誤判断を低減することのできる
熱線超音波複合型検知センサを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するために、請求項1記載の発明にあっては、第一の
エリア内における熱の変化量に応じた数のパルスを出力
する出力部と、パルスが出力された場合に人体が存在す
ると判断する第一の判断部と、を有し、第一のエリア内
の物体の存在を検出する第一のセンサ部と、第一のエリ
アよりも小さく第一のエリアに含まれる第二のエリアに
超音波を送波し、該第二のエリア内に存在する物体から
の反射波を受波する送受波部と、送受波部から送波され
物体に反射して送受波部により受波された超音波のパタ
ーンにより第二のエリア内の物体の存在を判断する第二
の判断部と、を有し、第二のエリア内の物体の存在を検
出する第二のセンサ部と、前記第一の判断部が物体の存
在を検出している期間、又は第二の判断部が物体の存在
を検出している期間、又は第一の判断部及び第二の判断
部が物体を検出しなくなってから所定期間は、第一のエ
リア内に物体が存在すると判断し人体存在信号を出力す
る総合判断部と、を有する熱線超音波複合型検知センサ
において、第一のセンサ部及び第二のセンサ部が物体の
存在を検出している場合であって、その後第一のセンサ
部は物体を検知しており第二のセンサ部が物体の存在を
検出しなくなった場合に、該第二のセンサ部が物体の存
在を検出しなくなった時点から第一のセンサ部及び第二
のセンサ部が物体の存在を検出しなくなる時点までの間
に第一のセンサ部の出力するパルス数を計数するパルス
数計数部と、該パルス数と所定のしきい値とを比較する
比較部と、該パルス数が所定のしきい値より小さいとき
には、該第一のセンサ部及び第二のセンサ部が物体を検
出しなくなった時点からその後に第一のセンサ部又は第
二のセンサ部が物体を検出する時点までの期間は、第一
のエリア内に物体が存在すると判断して人体存在信号を
出力する保持設定部と、を有することを特徴とするもの
である。
【0023】請求項2記載の発明にあっては、第一のエ
リア内における熱の変化量に応じた数のパルスを出力す
る出力部と、パルスが出力された場合に人体が存在する
と判断する第一の判断部と、を有し、第一のエリア内の
物体の存在を検出する第一のセンサ部と、第一のエリア
よりも小さく第一のエリアに含まれる第二のエリアに超
音波を送波し、該第二のエリア内に存在する物体からの
反射波を受波する送受波部と、送受波部から送波され物
体に反射して送受波部により受波された超音波のパター
ンにより第二のエリア内の物体の存在を判断する第二の
判断部と、を有し、第二のエリア内の物体の存在を検出
する第二のセンサ部と、前記第一の判断部が物体の存在
を検出している期間、又は第二の判断部が物体の存在を
検出している期間、又は第一の判断部及び第二の判断部
が物体を検出しなくなってから所定期間は、第一のエリ
ア内に物体が存在すると判断し人体存在信号を出力する
総合判断部と、を有する熱線超音波複合型検知センサに
おいて、第一のセンサ部及び第二のセンサ部が物体の存
在を検出している場合であって、その後第一のセンサ部
は物体を検知しており第二のセンサ部が物体の存在を検
出しなくなった場合に、該第二のセンサ部が物体の存在
を検出しなくなった時点から第一のセンサ部及び第二の
センサ部が物体の存在を検出しなくなる時点までの間に
第一のセンサ部の出力するパルス数を計数するパルス数
計数部と、該パルス数と所定のしきい値とを比較する比
較部と、該パルス数が所定のしきい値より小さいときに
は、該第一のセンサ部及び第二のセンサ部が物体を検出
しなくなった時点から一定期間は、第一のエリア内に物
体が存在すると判断して人体存在信号を出力する保持設
定部と、を有することを特徴とするものである。
【0024】請求項3記載の発明にあっては、前記保持
設定部は、予め定めた長さの時間を一定期間として有し
ていることを特徴とする請求項2記載の熱線超音波複合
型検知センサ。
【0025】請求項4記載の発明にあっては、前記保持
設定部は、計数されたパルス数が少ないほど一定期間を
長くし、計数されたパルス数が多いほど一定期間を短く
設定することを特徴とするものである。方法である。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明にかかる熱線超音波複合型
検知センサの第一実施の形態を図1乃至図2、図10乃
至図13に基づいて、第二実施の形態を図3に基づいて
説明する。
【0027】〔第一実施の形態〕図1は熱線超音波複合
型検知センサの構成を示すブロック図である。図2は第
一のセンサ部の出力と、第二のセンサ部の出力と、熱線
超音波複合型検知センサの出力とを説明するタイムチャ
ート図である。図10乃至図13は人体がトイレに入室
して着座する様子を説明する側面図である。なお、図1
においては前述の従来の技術で説明したところの熱線超
音波複合型検知センサと同等の箇所には同じ符号を付し
てあるので、同等の箇所の詳細な説明は省略する。
【0028】図1に示す本実施の形態の熱線超音波複合
型検知センサが、前述の従来の技術で説明したところの
熱線超音波複合型検知センサと異なり特徴となるのは次
の構成である。
【0029】即ち、パルス数計数部4a、比較部4b、
保持設定部4cとを有する検知保持判断部4を設けた構
成である。
【0030】パルス数計数部4aは、第一の判断部1b
及び第二の判断部2bの出力する人体検知信号S5,S
6を監視しており、第一のセンサ部1及び第二のセンサ
部2が物体の存在を検出している場合であって、その後
第一のセンサ部1は物体を検知しており第二のセンサ部
2が物体の存在を検出しなくなった場合に、出力部1a
の出力するパルス数の計数を開始する。パルス数計数部
4aは、該計数動作を第一のセンサ部1及び第二のセン
サ部2が物体の存在を検出しなくなる時点まで行う。
【0031】ここで、「第一のセンサ部1は物体を検知
しており第二のセンサ部2が物体の存在を検出しなくな
った場合」には、第二のエリアBに存在する物体が第二
のエリアBから出て、更に第一のエリアAからも出るよ
うに動作している場合と、第二のエリアBに物体が存在
するにも関わらず、物体が姿勢を変化させたので第二の
センサ部2によっては存在を検出できなくなった場合と
がある。いずれの場合にあっても、このような状態とな
るためには、物体が動く必要があるが、前者の場合に
は、物体が大きく動くことが必要であり、後者の場合に
は物体はさほど動く必要がない。従って、計数されるパ
ルス数は、前者の場合には多く、後者の場合には少ない
ものとなる。なお、「第一のセンサ部1及び第二のセン
サ部2が物体の存在を検出しなくなる」とは、前者の場
合、第一のエリアA外に物体が移動してしまったことを
意味し、後者の場合、姿勢を変化させる動作を終了した
ことを意味する。
【0032】比較部4bは、パルス数計数部4cが出力
するパルス数を所定のしきい値と比較する。比較部4b
は、パルス数がしきい値より小さい場合には、上述の例
の後者、即ち物体が姿勢を変化させたので第二のセンサ
部2によっては存在を検出できなくなった場合であると
判断して、保持要信号S10を保持設定部4cに出力す
る。比較部4bは、パルス数がしきい値より大きい場合
には、上述の例の前者、即ち第一のエリアA外に物体が
移動してしまった場合であると判断して、保持不要信号
S11を保持設定部4cに出力する。、保持設定部4c
は、論理和部3aの出力を監視しており、人体存在信号
S7が出力されていない場合であって、比較部4bから
保持要信号S10を入力されていると、感知判断保持部
3bの代わりに人体存在信号S9と同等の人体存在信号
S12を外部に出力する。
【0033】次に、以上のようにして構成した熱線超音
波複合型検知センサの動作を、図10乃至図13に示す
トイレ入室時の人体Dの動作に基づく図2のタイムチャ
ート図を用いて説明する。
【0034】まず、時刻t1において、人体Dが図10
に示すトイレの外から図11に示すようにトイレ内に入
った場合、第一のセンサ部1が人体Dの存在を検出して
人体検知信号S5がオンとなる。その際、人体Dはまだ
第二のエリアBに入っていないので第二のセンサ部2は
人体Dを検出せず、人体検出信号S6はオフである。従
って、人体存在信号S7,S9はオンとなる。
【0035】次に、時刻t2乃至t3の間において、図
12に示すように、人体Dが便座付近に移動することに
より、第一のセンサ部1が人体Dの存在を検出して人体
検知信号S5をオンに維持するともに、第二のセンサ部
2も人体Dを検出して人体検知信号S6をオンとする。
従って、人体存在信号S7,S9はオンとなる。
【0036】そして、時刻t3乃至t4の間において、
図13に示すように、人体Dが便座に着座して、動きが
無くなると、第一のセンサ部1は人体Dの存在を検知で
きず人体検知信号S5はオフとなるが、第二のセンサ部
2が人体Dを検出しているので人体検知信号S6はオン
である。従って、人体存在信号S7,S9はオンとな
る。
【0037】この後、時刻t4から時刻t6にかけて、
人体Dが着座をしたまま姿勢を変化させ、該姿勢の変化
により、人体Dが第二のエリアB内に存在するにも関わ
らず、第二のセンサ部2が人体Dを検出できなくなり人
体検知信号S6がオフとなる場合がある。図9において
は、時刻t5において、第二のセンサ部2は人体Dの検
出をできなくなっている。
【0038】パルス数計数部4aは、時刻t5からパル
ス数の計数を開始する。そして、パルス数計数部4a
は、人体Dが姿勢を変える動作を終了して第一のセンサ
部1が人体Dを検知できなくなる時刻t6まで計数を行
う。図2中Eは出力部1aの出力するパルスを表し、F
は該パルスの内で計数されたパルスを表している。時刻
t6になると、比較部4bは所定のしきい値と、該計数
したパルス数とを比較する。そして、計数したパルス数
がしきい値より小さいとすると、比較部4bは保持要信
号S10を保持設定部4cに出力し、保持設定部4cは
該保持要信号S10を受け取ると、人体存在信号S12
を出力する。保持設定部4cは該人体存在信号S12の
出力を、その後第一のセンサ部1により人体Dが検知さ
れる時刻t8まで継続する。
【0039】従って、熱線超音波複合型検知センサから
は、人体検知信号S9又は人体検知信号S12が出力さ
れることとなり、従来の技術のように時刻t7乃至時刻
t8の間に人体存在信号の出力が途切れるといったこと
がない。
【0040】〔第二実施の形態〕図3は熱線超音波複合
型検知センサの構成を示すブロック図である。なお、図
3においては前述の第一実施の形態で説明したところの
熱線超音波複合型検知センサと同等の箇所には同じ符号
を付してあるので、同等の箇所の詳細な説明は省略す
る。
【0041】図3に示す本実施の形態の熱線超音波複合
型検知センサが、前述の第一実施の形態で説明したとこ
ろの熱線超音波複合型検知センサと異なり特徴となるの
は次の構成である。
【0042】即ち、保持設定部4dは、論理和部3aの
出力を監視しており、人体存在信号S7が出力されてい
ない場合であって、比較部4bから保持要信号S10を
入力されていると、感知判断保持部3bの代わりに人体
存在信号S9と同等の人体存在信号S12を、一定期間
T2だけ外部に出力する。保持設定部4dは、パルス数
計数部4aの計数するパルス数に応じて一定期間T2を
決定する。詳しくは、保持設定部4dは、パルス数計数
部4aの計数したパルス数が多いほど一定期間T2を短
くし、パルス数が少ない程一定期間T2を長く設定す
る。
【0043】従って、仮にパルス数がしきい値より小さ
い場合において、比較部4bが第二のエリアB内に物体
が存在すると判断して保持要信号S10を保持設定部4
dに出力したところ、この判断が現実とは異なってお
り、実際には第二のエリアB内には既に物体が存在しな
いといった場合であっても、保持設定部4dはいつまで
も人体存在信号S12を出力するといったことがなく、
一定期間T2経過後は人体存在信号S12を出力しなく
なる。よって、例えば熱線超音波複合型検知センサをト
イレの照明制御に用いた場合には、比較部4bの誤判断
によっていつまでも照明が点灯しているといった状態を
回避することができる。
【0044】また、一定期間T2は計数されたパルス数
が多いほど短くされ、パルス数が少ないほど長くされる
ので、しきい値近傍の値のパルス数の場合には、人体D
が第一のエリアA外に移動した可能性がパルス数が少な
い場合に較べると高いので、一定期間T2が短く設定さ
れる。従って、物体が第二のエリアB内に存在する可能
性が高いほど、一定期間T2を長くし、物体が第二のエ
リアB内に存在する可能性が低いほど、一定期間T2を
短くしているので、必要以上に長期間人体存在信号S1
2を出さずしてより的確に人体存在信号S12を出力す
ることができる。
【0045】なお、一定期間T2は、例えば人体Dが姿
勢を変えて第二のセンサ部2によっては検知できなくな
ってから、少なくとも人体Dが再度動作するであろうと
考えられる迄の時間、具体的には5分程度等の予め定め
た時間であってもよい。
【0046】
【発明の効果】本発明の熱線超音波複合型検知センサは
上述のように構成してあるから、請求項1記載の発明に
あっては、パルス数計数部が、第一のセンサ部及び第二
のセンサ部が物体の存在を検出している場合であって、
その後第一のセンサ部は物体を検知しており第二のセン
サ部が物体の存在を検出しなくなった場合に、該第二の
センサ部が物体の存在を検出しなくなった時点から第一
のセンサ部及び第二のセンサ部が物体の存在を検出しな
くなる時点までの間に第一のセンサ部の出力するパルス
数を計数し、比較部が、該パルス数と所定のしきい値と
を比較し、保持設定部が、該パルス数が所定のしきい値
より小さいときには、該第一のセンサ部及び第二のセン
サ部が物体を検出しなくなった時点からその後に第一の
センサ部又は第二のセンサ部が物体を検出する時点まで
の期間は、第一のエリア内に物体が存在すると判断して
人体存在信号を出力するので、第二のエリア内に人体が
存在する場合において、第二のセンサ部が人体を検出で
きなくなった場合であっても、人体が存在しないとは判
断せず、よって人体が存在するにも関わらず存在しない
と判断される誤判断を低減することのできる熱線超音波
複合型検知センサを提供できるという効果を奏する。
【0047】請求項2記載の発明にあっては、パルス数
計数部が、第一のセンサ部及び第二のセンサ部が物体の
存在を検出している場合であって、その後第一のセンサ
部は物体を検知しており第二のセンサ部が物体の存在を
検出しなくなった場合に、該第二のセンサ部が物体の存
在を検出しなくなった時点から第一のセンサ部及び第二
のセンサ部が物体の存在を検出しなくなる時点までの間
に第一のセンサ部の出力するパルス数を計数し、比較部
が、該パルス数と所定のしきい値とを比較し、保持設定
部が、該パルス数が所定のしきい値より小さいときに
は、該第一のセンサ部及び第二のセンサ部が物体を検出
しなくなった時点から一定期間は、第一のエリア内に物
体が存在すると判断して人体存在信号を出力するので、
第二のエリア内に人体が存在する場合において、第二の
センサ部が人体を検出できなくなった場合であっても、
人体が存在しないとは判断せず、よって人体が存在する
にも関わらず存在しないと判断される誤判断を低減する
ことができ、また、実際には第二のエリアには既に物体
が存在しないといった場合であっても、保持設定部はい
つまでも人体存在信号を出力することのない熱線超音波
複合型検知センサを提供できるという効果を奏する。
【0048】請求項3記載の発明にあっては、請求項2
記載の発明の効果に加えて、前記保持設定部が、予め定
めた長さの時間を一定期間として有しているので、構成
が簡易である熱線超音波複合型検知センサを提供できる
という効果を奏する。
【0049】請求項4記載の発明にあっては、前記保持
設定部が、計数されたパルス数が少ないほど一定期間を
長くし、計数されたパルス数が多いほど一定期間を短く
設定するので、必要以上に長期間人体存在信号を出さず
してより的確に人体存在信号を出力することができる熱
線超音波複合型検知センサを提供できるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱線超音波複合型検知センサの一構成
例を示すブロック図である。
【図2】第一のセンサ部の出力と、第二のセンサ部の出
力と、熱線超音波複合型検知センサの出力とを説明する
タイムチャート図である。
【図3】本発明の熱線超音波複合型検知センサの他の構
成例を示すブロック図である。
【図4】従来の技術の熱線超音波複合型検知センサの一
構成例を示すブロック図である。
【図5】第一のエリアと第二のエリアとを説明する側面
図である。
【図6】熱線超音波複合型検知センサの第一のエリアを
説明する側面図である。
【図7】第一のセンサの出力信号の説明図である。
【図8】第一のセンサの出力信号の説明図である。
【図9】第一のセンサ部の出力と、第二のセンサ部の出
力と、熱線超音波複合型検知センサの出力とを説明する
タイムチャート図である。
【図10】人体がトイレに入室して着座する様子を説明
する側面図である。
【図11】人体がトイレに入室して着座する様子を説明
する側面図である。
【図12】人体がトイレに入室して着座する様子を説明
する側面図である。
【図13】人体がトイレに入室して着座する様子を説明
する側面図である。
【符号の説明】
1 第一のセンサ部 1a 出力部 1b 第一の判断部 2 第二のセンサ部 2a 送受波部 2b 第二の判断部 3 総合判断部 4a パルス数計数部 4b 比較部 4c 保持設定部 4d 保持設定部 A 第一のエリア B 第二のエリア D 人体
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01V 11/00 G01V 11/00 G08B 13/191 G08B 13/191

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一のエリア内における熱の変化量に応
    じた数のパルスを出力する出力部と、パルスが出力され
    た場合に人体が存在すると判断する第一の判断部と、を
    有し、第一のエリア内の物体の存在を検出する第一のセ
    ンサ部と、 第一のエリアよりも小さく第一のエリアに含まれる第二
    のエリアに超音波を送波し、該第二のエリア内に存在す
    る物体からの反射波を受波する送受波部と、送受波部か
    ら送波され物体に反射して送受波部により受波された超
    音波のパターンにより第二のエリア内の物体の存在を判
    断する第二の判断部と、を有し、第二のエリア内の物体
    の存在を検出する第二のセンサ部と、 前記第一の判断部が物体の存在を検出している期間、又
    は第二の判断部が物体の存在を検出している期間、又は
    第一の判断部及び第二の判断部が物体を検出しなくなっ
    てから所定期間は、第一のエリア内に物体が存在すると
    判断し人体存在信号を出力する総合判断部と、 を有する熱線超音波複合型検知センサにおいて、 第一のセンサ部及び第二のセンサ部が物体の存在を検出
    している場合であって、その後第一のセンサ部は物体を
    検知しており第二のセンサ部が物体の存在を検出しなく
    なった場合に、該第二のセンサ部が物体の存在を検出し
    なくなった時点から第一のセンサ部及び第二のセンサ部
    が物体の存在を検出しなくなる時点までの間に第一のセ
    ンサ部の出力するパルス数を計数するパルス数計数部
    と、 該パルス数と所定のしきい値とを比較する比較部と、 該パルス数が所定のしきい値より小さいときには、該第
    一のセンサ部及び第二のセンサ部が物体を検出しなくな
    った時点からその後に第一のセンサ部又は第二のセンサ
    部が物体を検出する時点までの期間は、第一のエリア内
    に物体が存在すると判断して人体存在信号を出力する保
    持設定部と、を有することを特徴とする熱線超音波複合
    型検知センサ。
  2. 【請求項2】 第一のエリア内における熱の変化量に応
    じた数のパルスを出力する出力部と、パルスが出力され
    た場合に人体が存在すると判断する第一の判断部と、を
    有し、第一のエリア内の物体の存在を検出する第一のセ
    ンサ部と、 第一のエリアよりも小さく第一のエリアに含まれる第二
    のエリアに超音波を送波し、該第二のエリア内に存在す
    る物体からの反射波を受波する送受波部と、送受波部か
    ら送波され物体に反射して送受波部により受波された超
    音波のパターンにより第二のエリア内の物体の存在を判
    断する第二の判断部と、を有し、第二のエリア内の物体
    の存在を検出する第二のセンサ部と、 前記第一の判断部が物体の存在を検出している期間、又
    は第二の判断部が物体の存在を検出している期間、又は
    第一の判断部及び第二の判断部が物体を検出しなくなっ
    てから所定期間は、第一のエリア内に物体が存在すると
    判断し人体存在信号を出力する総合判断部と、 を有する熱線超音波複合型検知センサにおいて、 第一のセンサ部及び第二のセンサ部が物体の存在を検出
    している場合であって、その後第一のセンサ部は物体を
    検知しており第二のセンサ部が物体の存在を検出しなく
    なった場合に、該第二のセンサ部が物体の存在を検出し
    なくなった時点から第一のセンサ部及び第二のセンサ部
    が物体の存在を検出しなくなる時点までの間に第一のセ
    ンサ部の出力するパルス数を計数するパルス数計数部
    と、 該パルス数と所定のしきい値とを比較する比較部と、 該パルス数が所定のしきい値より小さいときには、該第
    一のセンサ部及び第二のセンサ部が物体を検出しなくな
    った時点から一定期間は、第一のエリア内に物体が存在
    すると判断して人体存在信号を出力する保持設定部と、
    を有することを特徴とする熱線超音波複合型検知セン
    サ。
  3. 【請求項3】 前記保持設定部は、予め定めた長さの時
    間を一定期間として有していることを特徴とする請求項
    2記載の熱線超音波複合型検知センサ。
  4. 【請求項4】 前記保持設定部は、計数されたパルス数
    が少ないほど一定期間を長くし、計数されたパルス数が
    多いほど一定期間を短く設定することを特徴とする請求
    項2記載の熱線超音波複合型検知センサ。
JP9016939A 1997-01-30 1997-01-30 熱線超音波複合型検知センサ Pending JPH10213671A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9016939A JPH10213671A (ja) 1997-01-30 1997-01-30 熱線超音波複合型検知センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9016939A JPH10213671A (ja) 1997-01-30 1997-01-30 熱線超音波複合型検知センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10213671A true JPH10213671A (ja) 1998-08-11

Family

ID=11930102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9016939A Pending JPH10213671A (ja) 1997-01-30 1997-01-30 熱線超音波複合型検知センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10213671A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007256057A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Mitsubishi Electric Corp 検知装置及び検知システム及び照明制御システム
US20120253739A1 (en) * 2009-12-18 2012-10-04 Nec Corporation Presence deciding apparatus, system, method and program

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007256057A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Mitsubishi Electric Corp 検知装置及び検知システム及び照明制御システム
JP4651564B2 (ja) * 2006-03-23 2011-03-16 三菱電機株式会社 検知装置及び検知システム及び照明制御システム
US20120253739A1 (en) * 2009-12-18 2012-10-04 Nec Corporation Presence deciding apparatus, system, method and program
US9129511B2 (en) * 2009-12-18 2015-09-08 Nec Corporation Presence deciding apparatus, system, method and program

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4242743A (en) Intrusion detection method and apparatus
US5671190A (en) Method and device for measuring the distance of an object from an ultrasonic transmission/reception unit
JPH10213671A (ja) 熱線超音波複合型検知センサ
JP2766820B2 (ja) 人体移動方向判別装置
JPH04250388A (ja) 超音波式物体検知器
JPH08184666A (ja) レーダ距離計測装置
JP2797725B2 (ja) 超音波式物体検知器
US6649903B2 (en) Self-configurable optical proximity detector
JPH11183639A (ja) 熱線・超音波式複合型検知センサ
JPH10186051A (ja) 熱線超音波複合型検知センサ
JPH10153656A (ja) 複合型人体感知装置
JP3144584B2 (ja) 給水制御装置
JPH09127250A (ja) 侵入体検出装置および人体検出装置
JP2002070119A (ja) 多機能トイレ装置
JPH06148341A (ja) 人体検知装置
JPH05232242A (ja) 超音波センサー
JPH08292257A (ja) 超音波センサ
JP2003098264A (ja) 人体検知器
JP3118594B2 (ja) 超音波を利用した対象物の検出制御方法及びこの検出制御方法を用いた超音波検知器
JPH0714940Y2 (ja) 路面状況検出装置
JPH04250390A (ja) 超音波式物体検知器
JP2953182B2 (ja) 超音波センサ
JP3141279B2 (ja) パルス式超音波センサ装置
JP2001033313A (ja) パルス光検出装置
JPH06187578A (ja) 赤外線検出装置