JPH10202157A - スライド塗布装置及びそれを用いた感光材料の製造方法 - Google Patents

スライド塗布装置及びそれを用いた感光材料の製造方法

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JPH10202157A
JPH10202157A JP866597A JP866597A JPH10202157A JP H10202157 A JPH10202157 A JP H10202157A JP 866597 A JP866597 A JP 866597A JP 866597 A JP866597 A JP 866597A JP H10202157 A JPH10202157 A JP H10202157A
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克祐 長嶋
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/007Slide-hopper coaters, i.e. apparatus in which the liquid or other fluent material flows freely on an inclined surface before contacting the work

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  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低い粘度でも波立ち現象を生ぜず、更に、擬
塑性が大きくスリット通過時に粘度が低下する液でも、
波立ち現象が発生しない均一な塗布試料が得られるよう
にし、また、波立ちによる色ムラを無くすと共に筋故障
の発生もなくし、7層以上の多層塗布も1回の塗布で完
了できるようにした塗布装置及び方法の提供。 【解決手段】 連続的に走行する支持体に2層以上を同
時塗布するスライド塗布装置において、液出口に近づく
につれて滑らかに間隙が広くなるスリットを少なくとも
1つ有することを特徴とするスライド塗布装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の塗布液を同時
多層塗布するスライドビード塗布装置又はスライド面を
有するカーテン塗布装置並びにそれらの塗布装置を用い
た感光材料の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スライド塗布において、2層以上を同時
塗布しようとすると、液−液界面数、流下距離の増加に
伴いスライド面上で波立ち現象が生じ易くなる。この結
果、塗布方向各位置における各層間に層厚に差ができて
塗布試料に色ムラが生じてしまうことがある。これを解
決する手段として、従来、特開平3−219237号公
報に開示されているように塗布液の粘度を上げることで
対処してきたが、高粘度化により、送液、脱泡の為の最
大流量が制限され生産性が低下してくる。
【0003】また、前述の脱泡が不完全であると、スラ
イドホッパーのスリット出口に泡の停滞が生じ筋故障の
発生につながるので、米国特許第3474758号公報
に開示してあるように、スライドホッパーのスリットの
通路の間隙距離を一定にしスライド面に平行に近づけて
該スライド面に合するように工夫してあるが十分な効果
が得られてなかった。
【0004】更に、特開平4−328174号公報に
は、スライド面への出口に近いスリットの間隙距離を上
流のスリットの間隙距離よりも大きくして波立ち現象の
低減を図っているが、これも十分であるとは言えなかっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】最近の進歩したカラー
感光材料は塗布液の層数が15層にも及び多層塗布とは
いえ何回かに分けて塗布を行わざるを得ず、その度に静
電気やスリ傷の発生やローラとの間の摩擦によるプレッ
シャーかぶりがあり、それによる収率(良品率)の低下
が見られると共に生産効率が大きく低下していた。
【0006】本発明は低い粘度でも波立ち現象を生ぜ
ず、更に、擬塑性が大きくスリット通過時に粘度が低下
する液でも、波立ち現象が発生しない均一な塗布試料が
得られるようにし、また、波立ちによる色ムラや筋故障
の発生がなく、しかも少なくとも7層以上の同時多層塗
布が可能で、現状及び将来に亘って感光材料の多層塗布
でも1回の塗布で完了するようなスライド塗布装置及び
それを用いた感光材料の製造方法を提供し生産収率(良
品率)及び生産効率を向上させることを課題目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的は次の技術手段
(1)〜(6)項の何れか1項によって達成される。
【0008】(1) 連続的に走行する支持体に2層以
上を同時塗布するスライド塗布装置において、内部から
スライド面に近づくにつれて滑らかに間隙が広くなるス
リットを少なくとも1つ有することを特徴とするスライ
ド塗布装置。
【0009】(2) 前記スリットのスライド面液流方
向下流側がスライド面に接する曲率を有し、且つ上流側
がスライド面に略真直の形状を有することを特徴とする
(1)項に記載のスライド塗布装置。
【0010】(3) スリットの前記下流側の曲率形状
が一律の曲率半径を有することを特徴とする(2)項に
記載のスライド塗布装置。
【0011】(4) 上記(1)〜(3)項の何れか1
項に記載のスライド塗布装置を用いることを特徴とした
感光材料の製造方法。
【0012】(5) 7層以上を同時塗布することを特
徴とした(4)項に記載の感光材料の製造方法。
【0013】(6) 塗布液に擬塑性を持つ液を用いて
塗布することを特徴とする(4)項又は(5)項に記載
の感光材料の製造方法。
【0014】本発明者は、塗布液をスライドコータのス
ライド面上に導くためのスリットに拡大部を設け、その
スリットの間隙を滑らかに徐々に広げることで、液−液
界面形成時に波立ち現象が起こるのが抑えられることを
発見した。波立ち現象はスリット部で上層の液と液−液
界面を形成時の粘度が低いとき発生しやすく、その後支
持体に塗布されるまでの時間が長くなるほど増幅される
のであるが、上述のようにスリット拡大部を曲率形状に
することで、擬塑性が大きくスリット通過時に粘度が低
下する液でも波立ち現象が発生しない、従って色ムラの
無い均一な塗布試料が得られるようになった。また、従
来からスリット部に異物や泡が付着し、筋が発生し、重
大な塗布故障として問題となっていたが、この装置を使
用することにより異物、泡の付着による筋故障が解消さ
れた。
【0015】上述のスリットに拡大部を設け、滑らかに
間隙を広げると言うことは、スリット部より拡大部を経
てスライド面に至る間の距離xで液流路間隙gをg=f
(x)と表したとき、gの1回微分が連続であることを
意味している。
【0016】また、擬塑性を持つ液とは、せん断速度が
小さいとき大きな見かけ粘度を示し、せん断速度が増す
と粘度が減少する特性である。
【0017】以下、本発明について具体的に説明する。
【0018】図1(a)はスライドビード塗布装置の1
例を示す断面図であって、3層同時塗布可能の塗布装置
である。同図において、複数の塗布液13,14,15
は間隙方向に広がるスリット4を通ってスライド面5に
至り、塗布液はスライド面を流下して塗布機先端(リッ
プ)6に至りここでビード12と称する液溜まりを介し
てバックアップローラ1に抱かれて走行する支持体ウェ
ブ10上に塗布される。同図の3は減圧装置であって、
ビードを下方に引っ張ることによりビードの安定を図る
ものである。
【0019】図1(a)は3層の場合であるが、それよ
り多い例えば15層以上の同時塗布を行う場合は塗布ブ
ロックを増加すれば良い。従ってスリットも15以上と
なり、スライド面も増え、液の重なりも多くなる。
【0020】従って、スライド面における塗布液の重畳
層数は上流側より順次増加し、最下流(リップに近いス
ライド面)では15層以上の液層が重なることになり、
このため、液層間の乱れ、波立ちが発生し易くなる。
【0021】図1(b)はスリットより流出する塗布液
A,B,Cのスライド面での重なり状態を示している。
同図から明らかなように上流側の塗布液例えばAは下流
側の塗布液B、更にB,Cを乗り越えながら重層となっ
て流れるのである。
【0022】本発明者等は鋭意検討の結果、塗布液がス
リットよりスライド面へ出る状態を改善し、液層間の乱
れ、波立ちが大幅に改善されることを見いだした。
【0023】図2(a)は各スリットの出口側の形状を
示す拡大断面図である。下流側の形状は曲率半径Rが3
〜6mmであり、なだらかにスライド面5に接し、上流
側の形状はスライド面5に対して略直角で真直状態が保
たれている。
【0024】このような構造にすることにより、スリッ
ト出口における塗布液間の衝突による液の乱れを抑制す
ることができる。
【0025】尚、スリット間隙は50〜1000μmの
範囲で任意に設定することができる。
【0026】本発明においては塗布液をスライド面上に
導くために上述のようなスリットに間隙の拡大部を設け
る。
【0027】本発明ではスリット出口に上述のような拡
大部を設けることにより、塗布液がスリット出口からス
ライド面に流出する際の吐出圧力を軽減し、上流からの
塗布液に対する液乱れを抑制する。本発明者等の検討に
よればスリットの形状により、スリット出口近傍の圧力
分布に差があり、スリットに拡大部を設けることによ
り、圧力分布が一様になり、これにより波立ちが抑制さ
れることを見いだした。また具体的にRは3〜8mmが
良好で、特に、4〜6mmが、後述の実施例に示すよう
にその効果が顕著となる。
【0028】図2(b)は、傾斜面を有するスリットの
拡大部の出口形状の一例を示す断面図であり、図2
(c)は、矩形形状の拡大部の一例を示す断面図であ
る。
【0029】図2(a)の拡大部は各スリット同一の曲
率半径Rであっても異なっていてもよい。例えば、下流
ほど曲率半径Rを大きくする、或いは反対に、上流のス
リットほど曲率半径Rを大きくするなど必要に応じて設
定可能である。
【0030】またスライド面を流れる塗布液がビードを
介してウェブと接する際、スライド面の水平基準面に対
する傾斜角度αの影響も重要である。
【0031】波立ちの現象はスライド面上での塗布液膜
厚(流量)及び液−液界面の流下時間に主に支配され、
本発明においてはこの傾斜角度αとしては5〜30°が
好ましく、更に好ましくは5〜25°、最も好ましくは
10〜20°である。5°以下では流下時間が大きくな
り、30°以上では流下液膜厚が小さくなり波立ち現象
を生じ易くなる。
【0032】更に本発明においては、すべての塗布層に
おけるスリット出口の流量は、0.1cc/cm.se
c以上とすることが好ましい。
【0033】本発明における塗布速度は、30〜600
m/minの範囲で設定される。好ましくは、40〜4
00m/min、更に好ましくは60〜250m/mi
nの速度が採用される。
【0034】本発明で用いられる支持体は、ポリエチレ
ンテレフタレート,トリアセチルセルロース等の透明支
持体,ポリエチレンラミネート紙等の反射性支持体など
であり、特定の支持体に限定されない。
【0035】
【実施例】以下、本発明の効果について実施例により具
体的に例証する。
【0036】本発明における塗布層については下記の3
層、8層、15層の処方を使用した。
【0037】尚、組成物の添加量は特に記載のない限り
1m2当たりのグラム数を示す。またハロゲン化銀及び
コロイド銀は銀に換算して示した。増感色素はハロゲン
化銀1モル当たりのモル数で示した。
【0038】また粘度調整はスチレンとマレイン酸ナト
リウム塩共重合体を主成分とする水溶液増粘剤により行
った。
【0039】 (3層処方) 第1層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀 0.16 紫外線吸収剤(UV−1) 0.20 高沸点溶媒(Oil−1) 0.16 ゼラチン 1.23 第2層:中間層 化合物(SC−1) 0.15 高沸点溶媒(Oil−2) 0.17 ゼラチン 1.27 第3層:赤感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.38μm、沃化銀含有率8.0モル%) 0.50 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.27μm、沃化銀含有率2.0モル%) 0.21 増感色素(SD−1) 2.8×10-4 増感色素(SD−2) 1.9×10-4 増感色素(SD−3) 1.9×10-5 増感色素(SD−4) 1.0×10-4 シアンカプラー(C−1) 0.48 シアンカプラー(C−2) 0.14 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.021 DIR化合物(D−1) 0.020 高沸点溶媒(Oil−1) 0.53 ゼラチン 1.30 (8層処方) 第1層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀 0.16 紫外線吸収剤(UV−1) 0.20 高沸点溶媒(Oil−1) 0.16 ゼラチン 1.23 第2層:中間層 化合物(SC−1) 0.15 高沸点溶媒(Oil−2) 0.17 ゼラチン 1.27 第3層:赤感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.38μm、沃化銀含有率8.0モル%) 0.50 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.27μm、沃化銀含有率2.0モル%) 0.21 増感色素(SD−1) 2.8×10-4 増感色素(SD−2) 1.9×10-4 増感色素(SD−3) 1.9×10-5 増感色素(SD−4) 1.0×10-4 シアンカプラー(C−1) 0.48 シアンカプラー(C−2) 0.14 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.021 DIR化合物(D−1) 0.020 高沸点溶媒(Oil−1) 0.53 ゼラチン 1.30 第4層:中間層 化合物(SC−1) 0.09 高沸点溶媒(Oil−2) 0.11 ゼラチン 0.80 第5層:緑感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.38μm、沃化銀含有率8.0モル%) 0.61 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.27μm、沃化銀含有率2.0モル%) 0.20 増感色素(SD−4) 7.4×10-5 増感色素(SD−5) 6.6×10-4 マゼンタカプラー(M−1) 0.18 マゼンタカプラー(M−2) 0.44 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.12 高沸点溶媒(Oil−2) 0.75 ゼラチン 1.95 第6層:イエローフィルター層 黄色コロイド銀 0.08 色汚染防止剤(SC−2) 0.15 ホルマリンスカベンジャー(HS−1) 0.20 高沸点溶媒(Oil−2) 0.19 ゼラチン 1.10 第7層:青感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.38μm、沃化銀含有率8.0モル%) 0.22 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.27μm、沃化銀含有率2.0モル%) 0.03 増感色素(SD−9) 4.2×10-4 増感色素(SD−10) 6.8×10−5 イエローカプラー(Y−1) 0.75 DIR化合物(D−1) 0.010 高沸点溶媒(Oil−2) 0.30 ゼラチン 1.20 第8層:保護層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.08μm、沃化銀含有率1.0モル%) 0.40 紫外線吸収剤(UV−1) 0.026 紫外線吸収剤(UV−2) 0.013 高沸点溶媒(Oil−1) 0.07 高沸点溶媒(Oil−3) 0.07 ホルマリンスカベンジャー(HS−1) 0.40 ゼラチン 1.31 アルカリ可溶性マット剤(平均粒径2μm) 0.15 ポリメチルメタクリレート(平均粒径3μm) 0.04 滑り剤(WAX−1) 0.04 ゼラチン 0.55 Su−1 0.02 Su−2 0.03 H−1 0.024 H−5 0.046 H−9 0.010 (15層処方) 第1層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀 0.16 紫外線吸収剤(UV−1) 0.20 高沸点溶媒(Oil−1) 0.16 ゼラチン 1.23 第2層:中間層 化合物(SC−1) 0.15 高沸点溶媒(Oil−2) 0.17 ゼラチン 1.27 第3層:低感度(第1)赤感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.38μm、沃化銀含有率8.0モル%) 0.50 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.27μm、沃化銀含有率2.0モル%) 0.21 増感色素(SD−1) 2.8×10−4 増感色素(SD−2) 1.9×10-4 増感色素(SD−3) 1.9×10-5 増感色素(SD−4) 1.0×10-4 シアンカプラー(C−1) 0.48 シアンカプラー(C−2) 0.14 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.021 DIR化合物(D−1) 0.020 高沸点溶媒(Oil−1) 0.53 ゼラチン 1.30 第4層:中感度(第2)赤感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.52μm、沃化銀含有率8.0モル%) 0.62 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.38μm、沃化銀含有率8.0モル%) 0.27 増感色素(SD−1) 2.3×10-4 増感色素(SD−2) 1.2×10-4 増感色素(SD−3) 1.6×10-5 増感色素(SD−4) 1.2×10-4 シアンカプラー(C−1) 0.15 シアンカプラー(C−2) 0.18 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.030 DIR化合物 (D−1) 0.013 高沸点溶媒(Oil−1) 0.30 ゼラチン 0.93 第5層:高感度(第3)赤感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径1.00μm、沃化銀含有率8.0モル%) 1.27 シアンカプラー(C−2) 0.12 カラードシアンカプラー(CC−1) 0.013 高沸点溶媒(Oil−1) 0.14 ゼラチン 0.91 第6層:中間層 化合物(SC−1) 0.09 高沸点溶媒(Oil−2) 0.11 ゼラチン 0.80 第7層:低感度(第1)緑感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.38μm、沃化銀含有率8.0モル%) 0.61 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.27μm、沃化銀含有率2.0モル%) 0.20 増感色素(SD−4) 7.4×10-5 増感色素(SD−5) 6.6×10-4 マゼンタカプラー(M−1) 0.18 マゼンタカプラー(M−2) 0.44 カラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.12 高沸点溶媒(Oil−2) 0.75 ゼラチン 1.95 第8層:中感度(第2)緑感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.59μm、沃化銀含有率8.0モル%) 0.87 増感色素(SD−6) 1.6×10-4 増感色素(SD−7) 1.6×10-4 増感色素(SD−8) 1.6×10-4 マゼンタカプラー(M−1) 0.058 マゼンタカプラー(M−2) 0.13 カラードマゼンタカプラー(CM−2) 0.070 DIR化合物(D−2) 0.025 DIR化合物(D−3) 0.002 高沸点溶媒(Oil−2) 0.50 ゼラチン 1.00 第9層:高感度(第3)緑感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径1.00μm、沃化銀含有率8.0モル%) 1.27 増感色素(SD−6) 9.4×10-5 増感色素(SD−7) 9.4×10-5 増感色素(SD−8) 9.4×10-5 マゼンタカプラー(M−2) 0.084 マゼンタカプラー(M−3) 0.064 カラードマゼンタカプラー(CM−2) 0.012 高沸点溶媒(Oil−1) 0.27 高沸点溶媒(Oil−2) 0.012 ゼラチン 1.00 第10層:イエローフィルター層 黄色コロイド銀 0.08 色汚染防止剤(SC−2) 0.15 ホルマリンスカベンジャー(HS−1) 0.20 高沸点溶媒(Oil−2) 0.19 ゼラチン 1.10 第11層:低感度(第1)青感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.38μm、沃化銀含有率8.0モル%) 0.22 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.27μm、沃化銀含有率2.0モル%) 0.03 増感色素(SD−9) 4.2×10-4 増感色素(SD−10) 6.8×10-5 イエローカプラー(Y−1) 0.75 DIR化合物(D−1) 0.010 高沸点溶媒(Oil−2) 0.30 ゼラチン 1.20 第12層:中感度(第2)青感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.59μm、沃化銀含有率8.0モル%) 0.30 増感色素(SD−9) 1.6×10-4 増感色素(SD−11) 7.2×10-5 イエローカプラー(Y−1) 0.10 DIR化合物(D−1) 0.010 高沸点溶媒(Oil−2) 0.046 ゼラチン 0.47 第13層:高感度(第3)青感性層 沃臭化銀乳剤(平均粒径1.00μm、沃化銀含有率8.0モル%) 0.85 増感色素(SD−9) 7.3×10-5 増感色素(SD−11) 2.8×10-5 イエローカプラー(Y−1) 0.11 高沸点溶媒(Oil−2) 0.046 ゼラチン 0.80 第14層:第1保護層 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.08μm、沃化銀含有率1.0モル%) 0.40 紫外線吸収剤(UV−1) 0.026 紫外線吸収剤(UV−2) 0.013 高沸点溶媒(Oil−1) 0.07 高沸点溶媒(Oil−3) 0.07 ホルマリンスカベンジャー(HS−1) 0.40 ゼラチン 1.31 第15層:第2保護層 アルカリ可溶性マット剤(平均粒径2μm) 0.15 ポリメチルメタクリレート(平均粒径3μm) 0.04 滑り剤(WAX−1) 0.04 ゼラチン 0.55 Su−1 0.02 Su−2 0.03 H−1 0.024 H−5 0.046 H−9 0.010
【0040】
【化1】
【0041】
【化2】
【0042】
【化3】
【0043】
【化4】
【0044】
【化5】
【0045】
【化6】
【0046】
【化7】
【0047】
【化8】
【0048】
【化9】
【0049】
【化10】
【0050】このような処方の塗布液を用いて図1に示
した塗布装置により、厚さ120μmで材質がトリアセ
チルセルロースの支持体ウェブに塗布速度が100m/
minの塗布を行い、実施例1ではスリット拡大部とし
て、図2(a)に示すタイプ1(但しR=4mmに限
定)、図2(b)に示すタイプ2、図2(c)に示すタ
イプ3のものをそれぞれ比較の為に用い、スライド面の
波立ち及びスジの発生を評価し、実施例2ではスリット
拡大部の曲率半径Rを1〜8mmの範囲に変化させスラ
イド面での波立ち及びスジの発生状態を評価した。
【0051】波立ち発生評価基準 各層の粘度を一律20cpに調整し、スライドビード塗
布により塗布を行ったが、スライド面上では評価不可能
なため、塗布したサンプルを現像処理し、色ムラの発生
強度で評価した。
【0052】色ムラの評価基準 ○:発生なし △:僅かに発生 実用上問題なし ×:強く発生 スジの発生評価基準 スリットの拡大部に強制的に異物を付着させ、塗布した
サンプルのスジ強度を評価する。
【0053】異物は図2に示した各部に厚さ150μ
m,大きさ2mm×2mmのテープを貼り付けた。スジ
強度の発生強度基準は次のようにした。
【0054】 ○:発生なし △:ブロードなスジが発生 ×:シャープなスジが発生 実施例1の結果は表1のようになる。
【0055】
【表1】
【0056】タイプ1のようにスリット拡大部を曲率形
状化することで波立ち及びスジ共に極度に良好になっ
た。
【0057】実施例2の結果は表2のようになる。
【0058】
【表2】
【0059】スリット拡大部の曲率半径Rは4〜6mm
であることが非常に望ましいことが解る。
【0060】
【発明の効果】本発明により、多層塗布において、低い
粘度でも波立ち現象を生ぜず、更に、擬塑性が大きくス
リット通過時に粘度が低下する液でも、波立ち現象が発
生しない均一な塗布試料が得られるようになり、また、
波立ちによる色ムラが無くなると共に筋故障の発生もな
くすことが可能になった。
【0061】これにより、7層以上の同時塗布が可能に
なったため、従来2回以上に分けて所望層数を塗布して
いたところが1回で済むようになり、2回目以降再びガ
イドローラを通すことにより発生する摩擦帯電等による
かぶり故障の心配が全く無くなり生産効率や製品収率が
大きく向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスライド塗布装置による塗布状態を示
す断面図。
【図2】スライド塗布装置のスリット拡大部の各タイプ
を示す断面図。
【符号の説明】
1 バックアップローラ 2 スライド塗布装置 4 スリット 5 スライド面 6 リップ 10 支持体ウェブ 12 ビード 13,14,15 塗布液 R 拡大部曲率半径

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に走行する支持体に2層以上を同
    時塗布するスライド塗布装置において、内部からスライ
    ド面に近づくにつれて滑らかに間隙が広くなるスリット
    を少なくとも1つ有することを特徴とするスライド塗布
    装置。
  2. 【請求項2】 前記スリットのスライド面液流方向下流
    側がスライド面に接する曲率を有し、且つ上流側がスラ
    イド面に略真直の形状を有することを特徴とする請求項
    1に記載のスライド塗布装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のスリットの前記下流側
    の曲率形状が一律の曲率半径を有することを特徴とする
    請求項2に記載のスライド塗布装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜3の何れか1項に記載の
    スライド塗布装置を用いることを特徴とした感光材料の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 7層以上を同時塗布することを特徴とし
    た請求項4に記載の感光材料の製造方法。
  6. 【請求項6】 塗布液に擬塑性を持つ液を用いて塗布す
    ることを特徴とする請求項4又は5に記載の感光材料の
    製造方法。
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