JPH1013973A - 遠方監視制御方法及びシステム - Google Patents

遠方監視制御方法及びシステム

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JPH1013973A
JPH1013973A JP15992896A JP15992896A JPH1013973A JP H1013973 A JPH1013973 A JP H1013973A JP 15992896 A JP15992896 A JP 15992896A JP 15992896 A JP15992896 A JP 15992896A JP H1013973 A JPH1013973 A JP H1013973A
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JP
Japan
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slave station
station device
remote monitoring
monitoring control
slave
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Application number
JP15992896A
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English (en)
Inventor
Jiyuichi Kosakatani
壽一 小坂谷
Hideyuki Tadokoro
秀之 田所
Kimio Nemoto
公夫 根本
Akira Takahashi
陽 高橋
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Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の子局装置の運転状態、設備の運用状態
を効率良く監視制御し、高い信頼性を提供する遠方監視
制御システム及びその通信制御方法を提供する。 【解決手段】 親局装置1と複数の子局装置12を電話
回線15で接続し、親局装置1から、バルブやポンプを
含む主機、主盤(被制御対象機器)13を監視制御する
遠方監視制御システムにおいて、親局装置1には、ポジ
ション情報の特異性、重要度、優先度、関連性を登録す
るパラメータ部8を設け、さらに、子局状態識別処理部
7により、子局装置12からのポジション情報の特異
性、重要度、優先度、関連性に基づいて子局状態を判断
し、即応性を要する異常を検出した場合には、当該子局
に対する緊急指令を自動的にアンサーバックし、アンサ
ーバック送出時間の短縮を図り高い信頼性を得る。ま
た、ポジション情報の特異性、重要度、優先度、関連性
に基づいてポーリングやサーチの順番あるいは周期を変
更し、子局装置間に閉ループを形成することにより、高
効率でかつ最適化制御を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、親局装置と被制御
対象機器である子局装置を有する遠方監視制御システム
に係り、特に、子局装置の運転状態や設備の運用状態を
効率良く監視制御可能な高い信頼性を備えた遠方監視制
御方法及びシステムに係わる。
【0002】
【従来の技術】例えば、上下水設備、あるいは、利水・
農水設備又は電力用変電所や発電所などの制御において
は、親局装置と子局装置を持ち、子局装置に接続される
制御対象機器を、親局装置が監視し、制御する遠方監視
制御システムが採用されている。かかる従来の遠方監視
制御システムは、子局から電話線などの通信回線を介し
て伝送される情報、例えばある子局につながる機器の流
量等に基づいて、対応するバルブ弁を親局である計算機
が自動的に計算して制御し、又は、運転員が人為的な操
作により適量に調整するのが一般的であった。
【0003】かかる従来技術の一例として、例えば、特
開昭59−122151号公報には、複数のステーショ
ンがバスに接続された通信システムにおいて、全てのノ
ードステーションを予め定められた順序で巡回し、もっ
て、通信を確実に行う技術が開示されている。
【0004】また、「遠方監視方式」と題する特開昭6
3−279693号公報によれば、いわゆる、子局自体
での監視方式に関して、子局の重要監視項目に状態変化
が発生した場合において、かかる項目を含むワードを短
い周期で親局へ送出するようにし、もって、親局におけ
る処理能力負荷を軽減し、監視効率を向上するものが知
られている。
【0005】さらに、従来、例えば、特開平3−119
895号公報によれば、子局自体での制御に関し、子局
では、親局から送られた監視対象データの重み付け(パ
ラメータ)に対応した順番で子局から親局へ送出するも
のが、あるいは、特開平1−296833号公報によれ
ば、親局の子局に対するポーリングの順番を、子局情報
の異常発生の度合いに応じて動的に変えるものが、既に
知られている。
【0006】そして、遠方監視装置、特に、その子局装
置に関するものとしては、例えば特開昭61−3219
9号公報によれば、子局自体での制御に関し、やはり、
伝送効率の向上のため、子局が入力する計測値の偏差
(前回値−今回値)と重要度(重み)に応じて、子局か
ら親局へ情報を送出する順番を、子局が決定する方式が
知られている。
【0007】また、従来のシステムでは、親局装置から
子局装置をポーリング方式で呼出しする場合、一定周期
で問合せて情報を収集している為、全ての情報を一定周
期でしか得る事が出来ないという不都合があった。そし
て、かかる従来技術における問題点を解決する方法とし
て、例えば、特開平4−35249号公報によれば、子
局伝達解析部により、子局送受信部で受信された信号が
通報伝文の場合、データ記憶部のポーリングデータを更
新し、一方、通報伝文を伝送した子局の通報許可アドレ
スとして記憶されている時には、通報伝送生成部によ
り、更新したポーリングデータに関する通報伝送を生成
して親局に伝送することにより、システム全体の処理負
担を軽くして処理の迅速化を図る技術が開示されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
これらの方式では、例えば監視対象の流量(その他に圧
力、電圧、電流等)の変化率が一定以上になった場合や
緊急遮断弁指令など、緊急性を要する機器制御では、前
出の様な計算機に伝送する時間、及び、そのための処理
時間、又は、人為に因る判断を経由する為の時間遅れを
伴うといった、いわゆる、タイムラグが発生する問題点
があった。
【0009】特に、上記4−35249号公報に記載さ
れた技術では、第1に、親局から子局を順次呼び出して
親局と子局間の通信対向を行うため、通信効率が低く、
子局に異常等が発生した場合、即応性に欠ける。
【0010】また、上記特開昭59−122151号公
報に記載されている技術では、親局(クロックステーシ
ョン)から子局(ノードステーション)に対する対向送
信権が固定順序であるため、子局に異常が発生したり、
あるいは、親局と子局間に通信不能が発生した場合に
も、送信権の順序変更が行われず、親局と子局との間の
通信終了認識のため、送出終了検出パルスのカウント数
を変更せざる得なかった。このため、送信権の順番を任
意に変更する際、あるいは、前記子局に異常が発生して
送信権を放棄する際、異常子局Noの排除等の時定数変
更が必要となり、この結果、変更改造のため装置停止等
が伴うなどの不都合が生じ易い。
【0011】更に、上記特開昭63−279693、特
開平3−119895、特開昭61−32199は、い
ずれも子局自体での制御であり、親局から制御情報が子
局に送られるといったものではない。特開平1−296
833は、親局が子局のポーリングを行う際に、親局が
ポーリングの順序を変更するようにしたものである。従
って、親局自体での制御であり、親局から子局へ制御情
報を送る如きやり方はとっていない。
【0012】本発明は、上記の従来技術における問題点
を解決し、高効率で柔軟性のある遠方監視制御方法及び
システムを提供することを目的とする。本発明では、特
に、子局装置の運転状態、設備の運用状態を親局にて効
率良く監視し、バルブの開度、流量の変化率、異常信号
の有無等に対応して子局の効率的な制御をはかり、高い
信頼性を提供する遠方監視制御方法及びシステムを提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、親局装置と複
数の子局装置を伝送路で接続し、前記親局装置から、前
記子局装置に接続された機器を監視制御する遠方監視制
御システムにおいて、前記親局装置では、前記子局装置
から収集されるデータ又はポジション情報に基づいて子
局状態を判断し、子局装置への制御を必要とする場合、
当該子局装置及び又は他の子局装置に対する制御情報
を、子局装置へ送出する遠方監視制御方法を開示する。
【0014】更に本発明は親局装置と複数の子局装置を
伝送路で接続し、前記親局装置から、前記子局装置に接
続された機器を監視制御する遠方監視制御システムにお
いて、前記親局装置では、前記子局装置から収集される
データ又はポジション情報に基づいて子局状態を判断
し、子局装置での通信方法の変更を必要とする場合、子
局装置から親局装置へ送るべき通信方法を示す情報を、
当該子局装置及び又は他子局装置へ送出する遠方監視制
御方法を開示する。
【0015】更に本発明は、親局装置と複数の子局装置
を伝送路で接続し、前記親局装置から、前記子局装置に
接続された機器を監視制御する遠方監視制御システムに
おいて、前記親局装置では、前記子局装置から収集され
るポジション情報の注目パラメータに基づいて子局状態
を判断し、子局装置への制御変更又は通信方法の変更を
必要とする場合、当該子局装置及び又は他子局装置にそ
の旨を示す情報を送出し、子局装置ではこの情報に基づ
いて制御の変更又は通信方法の変更を行うものとした遠
方監視制御方法を開示する。
【0016】更に本発明は、親局装置と複数の子局装置
を伝送路で接続し、前記親局装置から、前記子局装置に
接続された機器を監視制御する遠方監視制御システムに
おいて、前記親局装置には、前記子局装置から収集され
るデータ又はポジション情報に基づいて子局状態を判断
する手段と、子局装置に制御を必要とする場合その制御
情報を該当子局装置又は他子局装置へ送出する手段と、
を設けた遠方監視制御システムを開示する。
【0017】更に本発明は、親局装置と複数の子局装置
を伝送路で接続し、前記親局装置から、前記子局装置に
接続された機器を監視制御する遠方監視制御システムに
おいて、前記親局装置には、前記子局装置から収集され
るデータ又はポジション情報に基づいて子局状態を判断
する手段と、子局装置に通信方法を必要とする場合その
通信方法を示す情報を該当子局装置又は他子局装置へ送
出する手段と、を設けた遠方監視制御システムを開示す
る。
【0018】更に本発明は、親局装置と複数の子局装置
を伝送路で接続し、前記親局装置から、前記子局装置に
接続された機器を監視制御する遠方監視制御システムに
おいて、前記親局装置には、前記子局装置から収集され
るポジション情報の注目パラメータに基づいて子局状態
を判断する手段と、子局装置への制御変更又は通信方法
の変更を必要とする場合、当該子局装置及び又は他子局
装置にその旨を示す情報を送出する手段を設け、子局装
置にはこの情報に基づいて制御の変更又は通信方法の変
更を行う手段を設けた遠方監視制御システムを開示す
る。
【0019】上記の目的を達成するため、本発明によっ
て提案される遠方監視制御システムによれば、親局装置
と複数の子局装置を伝送路で接続し、前記親局装置か
ら、前記子局装置に接続された機器を監視制御する遠方
監視制御システムにおいて、前記親局装置には、前記子
局装置から収集されるポジション情報の特異性、重要
度、優先度、関連性の少なくとも一つに基づいて子局状
態を判断し、かつ、ある子局装置において即応性を要す
る異常を検出した場合、当該子局装置に対する緊急指令
を自動的に送出する子局状態識別処理部を設ける。
【0020】また、やはり上記の目的を達成するため、
本発明によって提案される遠方監視制御システムのため
の通信制御方法では、親局装置と複数の子局装置を伝送
路で接続し、前記親局装置から、前記子局装置に接続さ
れた機器を監視制御する遠方監視制御システムの通信方
法であって、前記子局装置から伝送されるポジション情
報から、当該子局装置において即応性を要する異常を判
定し、当該子局装置において即応性を要する異常を検出
した場合には、当該子局装置に対する緊急指令を前記親
局装置から自動的に送出する。
【0021】上記に記載したように、本発明による遠方
監視制御システム及びその通信制御方法では、子局装置
において即応性を要する異常を判定した場合、計算機な
どの上位制御装置に因る判断、あるいは、人為に因る判
定などを経ずに、自動的に関係子局装置へ緊急遮断弁動
作指令等のアンサーバック信号として送出することによ
り、アンサーバック送出時間の短縮あるいは削減が可能
で、かつ、信頼性の高い装置を提供する。
【0022】また、以下にも詳述される本発明の実施の
態様によれば、更に、判定基準となるポジション情報と
その特異性(流量の変化率、緊急度、優先度等)と重要
度及び他子局と閉ループを形成する上で参照する他ポジ
ション情報との関連性をパラメータ部として常駐させ変
更・改造の都度、修正可能としている。また、前記親局
装置がポーリング方式(子局呼出し方式)又は特定の順
番に添って子局を呼出す順次サーチ方式の場合、前出判
定の他にポジション情報の特異性、重要度、優先度、関
連性に応じてポーリング順番又はポーリング周期を変化
させる事で、子局間の閉ループを柔軟にかつ迅速に形成
する事を可能としている。更に、前記パラメータをPC
等ローディングツールより任意に変更可能とさせる事に
より装置の汎用性を高めている。そして、本システムが
親局装置から子局装置をポーリング(呼出し)方式又は
特定の順番に添って子局を呼出す順次サーチ方式の場
合、ポーリング順番/周期変更装置を付加しポジション
情報の特異性に従ってポーリング(サーチ)順番又はポ
ーリング周期を変化させ子局間の閉ループを自在にする
ことにより、通信効率が高く柔軟性の高い通信制御を行
う事を可能としている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の発明の実施の形態
について、添付の図面を参照しながら、詳細に説明す
る。まず、図1は、本発明になる遠方監視制御システム
を、例えば上下水設備や変電所設備等に適用した場合の
システム構成の一例を示したものであり、図にも示すよ
うに、本システムでは、システムバス3を介して、上位
の計算機2に対して複数の親局装置1(但し、この図で
は、ただ一つの親局装置1だけが示されている)が接続
されている。また、本遠方監視制御システムの被制御対
象である複数の子局装置12、12…及びそれにつなが
る本来の制御対象機器であるポンプやバルブや貯水池等
或いは遮断器、断路器、開閉器、リレー等の主機装置1
3、13…は、子局装置12、12…を介して上記親局
装置1に対して、情報の伝送回線である通信回線(例え
ば、NTT回線)15を介して接続されている。
【0024】かかる遠方監視制御システムのシステム構
成において、まず、子局装置12に対しては、上記の親
局装置1で、操作員からの指令による動作開始命令や動
作停止命令が、監視制御卓10のキーボードから入力さ
れ、この入力されたデータは親局装置1内の監視制御部
5にて編集され、さらに、送受信部6において子局伝送
用プロトコルに変換され、その後、モデム9を経由して
各子局装置12に送出される。
【0025】一方、複数の子局装置12、12…から送
られてくる主機装置13、13…の動作状態のデータ
(又はポジション情報)は、やはり、上記親局装置1の
モデム9より、送受信処理部6に入力され、監視制御部
6より上記の監視制御卓10やそのグラフィックパネル
上に表示される。そして、この表示された内容により、
操作員は、例えば、ある子局装置12が管括する主機装
置13における流量を見て(例えば、子局2のポン
プ)、その上流にある子局12が管括する主機装置13
を制御し(例えば、子局1の流量関連のバルブの開閉を
行う)、もって、人為による最適化制御を実施してい
た。なお、これら複数の子局装置12、12…から送ら
れてくる主機装置13、13…の動作状態のデータとし
ては、例えば、ポンプの起動/停止、配水池の流量、バ
ルブの動作状態、あるいは、子局装置12内の異常(具
体的には、プログラム異常やハード異常等)、さらに
は、通信(NTT)回線15の異常(渋滞、回線断)等
のデータが含まれる。
【0026】また、上記の一連の動作において、前記し
た監視制御卓10や監視制御部5が無い場合には、前記
計算機2による計算機自動運転方式となる。すなわち、
上記と同様にして送受信部6から入力された子局12か
らの情報は、上位系インタフェース部4及びシステムバ
ス3を経由して、上記計算機2に入力され、これによ
り、流量調整等の閉ループを形成する。
【0027】そして、本発明における親局装置1と子局
装置12の制御方式では、上記親局装置1内に、子局装
置12、12…から伝送されてくるポジション情報又は
ワード情報の特異性、重要性、優先度、関連性を判断す
る子局状態識別処理部7と、さらに、これに接続された
パラメータ部8とを設ける。
【0028】ここで、各子局装置12、12…から収集
するポジション情報とは、例えば、ポンプの起動/停止
状態、配水池の流量、回路の状態等に関する情報であ
る。また、本発明においては、ポジション情報の特異性
とは、子局装置12、12…から伝送される情報が単な
る状態信号や軽徴な故障信号である状態ではなく、例え
ば、著しくシステムや子局、主機・主盤等に影響を与え
る度合いの状態を言う。また、ポジション情報の重要度
とは、子局装置12、12…から伝送される情報が、そ
の緊急性において著しく高く、そのため、即応性を要求
される度合を意味している。さらに、本発明におけるポ
ジション情報の優先度とは、上記の子局装置12、12
…から伝送される複数の情報において、その信号の内容
により処理の優先順番をつける事であり、ポジション情
報の関連性とは、上記複数の子局装置12、12…から
の特定情報が関連し合い、目的とする貯水池又は配水池
等の最適化制御を、子局装置が単独ではなく、複数の子
局装置が有機的につながり、システム全体で実施する事
を意味している。
【0029】そして、この子局状態識別処理部7では、
ある子局装置12から送られてくる情報が、上記パラメ
ータ部8内に登録してあるデータから、流量変化率異常
又はポンプの緊急停止等の、即応性を要する異常か否か
自動的に判断し、その結果、ある子局の流量変化率異常
又はポンプの停止等の即応性を要する異常を検出した場
合、その対応として当該チャンネルの子局へ、緊急遮断
弁動作指令等の制御情報を、計算機2などの上位制御装
置や操作員などの人為に因る判定を経由せずに、自動的
にアンサーバックとして送出する。すなわち、当該チャ
ンネルの単数又は複数の子局12、12…に対し、順次
に、又は、一斉に、緊急遮断弁動作指令等の制御情報
を、上記送受信部6及びモデム9を経由して送出する。
なお、この緊急遮断弁動作指令等のアンサーバック送出
先、即ち、送出該当チャンネル子局はパラメータ化され
ている。
【0030】なお、上記パラメータ部8では、上記のポ
ジション情報の特異性、重要度、優先度、関連性をパラ
メータ化し、これらのパラメータは、親局装置1に接続
されるローディングツールであるPC(パーソナルコン
ピュータ)部16を介して、パソコン等よりローディン
グすることにより任意に変更可能とする。すなわち、判
定基準となるポジション情報とその特異性(流量の変化
率、緊急度、優先度等)、及び、その重要度、さらに
は、後に詳述する他の子局装置と閉ループを形成する上
で参照する他のポジション情報との関連性等を、このパ
ラメータ部8にパラメータとして常駐させ、これを、変
更・改造の都度、パソコン等により、修正可能とする事
とした。また、このパラメータ部8のパラメータの分解
能としては、前出以外にも、例えば通信(NTT)回線
15の異常、子局装置に本体の異常、排水流量の変化率
などが有り、このパラメータ部8は、登録されたパラメ
ータに該当するポジション情報又はワードにより前記異
常等を検出した場合、子局12、12…間の閉ループを
自在に形成する制御機能を持つ。
【0031】また、本発明では、上記の子局状態識別処
理部7では、やはり、上記パラメータ部8により、例え
ば、ある子局装置12からの情報のON/OFFの条
件、又は、データ量の変化率が一定以上であるなどの条
件で、特定子局装置12、12…に親局装置から閉ルー
プの形成指示を示す制御情報を送り、この子局装置1
2、12…はこの制御情報を受けて子局間の閉ループを
自在に形成する。これには、子局装置12、12…は閉
ループ形成可能な構成になっていることが必要である。
すなわち、関連する子局装置12、12…の主機・主盤
13、13…に対して、フィードバック又はフィードフ
ォワード等の子局間の閉ループを親局の指示で自在に形
成することにより、親局を介することなく、子局間で最
適化制御を行なうことを可能にしている。
【0032】更に、本発明では、上記送受信部6は各種
の通信方法を子局に指示できるようになっている。通信
方法とは、データの送出の仕方、送出の順番、送出のデ
ータ形式、送出周期や周波数、等であって、子局から親
局に送るべきあらゆる可能な通信方法を含む。子局間で
の閉ループ形成時の通信方法を含むこともある。通信方
法の具体例としては、ポーリング方式(子局呼出し方
式)、又は、特定の順番に沿って子局を呼出す順次サー
チ方式、CDT方式、HDLC方式等、及びこれらの周
波数の変更等がある。ポーリング方式や順次サーチ方式
の場合、前出の判定(即応性を要する異常か否かの判
定)の他に、上記の子局状態識別処理部7と上記パラメ
ータ部8に加えて親局装置1内に備えられたポーリング
周期変更装置であるポーリング順番/周期変更装置17
の働きにより、ポジション情報の特異性、重要度、優先
度、関連性に応じてポーリング(サーチ)順番又はポー
リング周期を変化させる。すなわち、ポーリング方式時
の特異性、言い換えれば、ポーリングされた子局12か
ら上がってくるポジション情報等の上記パラメータ部8
に登録されている特異性に従い、子局12のポーリング
順番を任意に変化させたり、あるいは、ポーリング周期
を変化させる事により、子局間の閉ループを柔軟にかつ
迅速に形成する事を可能とし、通信効率が高くかつ柔軟
性の高い通信制御を行う事を可能としている。
【0033】なお、このポーリング方式時の特異性と
は、上記パラメータ部8に子局No、ポジション情報、
計測値の変化率を予め登録しておき、ある子局12に異
常が発生した場合、上記子局状態識別処理部7で、前記
パラメータ部8の登録に従い、ポーリング順番を変化さ
せたり、あるいは、その子局又は関連該当子局のポーリ
ング周期をパラメータ周期に従い早めたり又は遅くした
りし、もって、システムの必要情報を自在に収集可能と
する目的として設けられている。
【0034】次に、上記のその詳細な構成を説明した遠
方監視制御システムにおいて、システムにおける通常の
データ伝送であるサイクリック伝送又はHDLC伝送手
順による、上記子局状態識別処理部7とパラメータ部8
の処理を含む親局装置1の動作を、図2に示すフローチ
ャートにより、詳細に説明する。
【0035】まず、処理が開始(START)すると、
図2のステップA10では、親局と子局間の通信(NT
T)回線上で渋滞/回線断が発生しているか否かのチェ
ックを行ない、その結果、正常であれば(「N」の場
合)、ステップA20で子局の受信データ判別処理に移
る。
【0036】一方、上記のステップA10で渋滞/回線
断が発生した場合(「Y」の場合)、処理はステップA
110に飛び、ここで、全子局の検索を終了したことを
チェックし、さらに、ステップA115で子局NOを歩
進し、再び、上記ステップA10に戻り、次の子局のデ
ータを受信する。
【0037】上記ステップA20の後、ステップA30
では、受信データが上記パラメータ部8のパラメータに
登録してあるポジション又はワードか否かをチェック
し、登録してあるパラメータに該当していれば(「Y」
の場合)、上位系計算機2や監視制御部5へ転送せず、
当該設定パラメータの内容により、次のステップに分岐
する。
【0038】このステップの分岐では、まず、受信した
ポジションがパラメータに登録してある緊急遮断弁に該
当するものであれば、ステップA40に移り、ここでパ
ラメータで指定するチャンネル(CH)の子局へアンサ
ーバックとして緊急停止指令等を送出する。
【0039】一方、受信データが計測値変化率以上検出
に該当する場合、例えば、前回値と今回値の差(前回値
−今回値)が一定以上の時には、ステップA50では、
このアンサーバックとして上流系にある貯水池のバルブ
の制御を調整する指令を送出する。
【0040】更に、関連ポジションに状態に変化が有
る、すなわち、閉ループ該当パラメータポジションに状
態変化が発生した場合には、ステップA60では受信デ
ータそのものをパラメータ該当チャンネルへ逆送し、あ
るいは、ステップA70ではパラメータの該当する複数
のチャンネルへ制御出力指令を出す。あるいは、ステッ
プA80において、その他のパラメータ該当処理を行
う。
【0041】また、上記ステップA30において、受信
データが前記パラメータ該当外の場合、すなわち、登録
してあるパラメータに該当していない(「N」)場合、
処理はステップA80に移り、受信データをそのまま上
位系計算機2又は監視制御部5へ転送する。
【0042】その後、上記の一連の手順が終了した場
合、処理はステップA100に移り、ここで全ワードの
検索が終了か否かをチェックする。その結果、全ワード
未終了(「N」)の場合には、ステップA105でワー
ドアドレスを歩進し、再び、上記ステップA10の初期
動作に戻る。
【0043】一方、上記ステップA100において全ワ
ードの検索が終了(「Y」)と判定された場合、さら
に、ステップA110で全子局についての検索が終了か
否かをチェックし、その結果、未終了の場合(「N」)
には上記ステップA115に移り、子局Noを歩進し、
その後、上記の初期動作ステップA10に戻る。これに
対し、終了の場合(「Y」)には、全ての受信データ処
理は完了(END)し、新たな受信割込み待ちとなる。
【0044】また、ポーリング方式又は順次サーチ方式
による上記子局状態識別処理部7とパラメータ部8の処
理を含む親局装置1の動作を、図3に示すフローチャー
トにより、詳細に説明する。まず、処理が開始(STA
RT)すると、図3のステップB10では、親局と子局
間の通信(NTT)回線上で渋滞/回線断が発生してい
るか否かのチェックを行ない、その結果、正常であれば
(「N」の場合)、ステップB20で、パラメータの順
番に従って子局をポーリングし、データを収集する。そ
の後、ステップB30で子局の受信データ判別処理に移
る。
【0045】一方、上記のステップB10で渋滞/回線
断が発生した場合(「Y」の場合)、処理はステップB
120に飛び、ここで、全子局の検索を終了したことを
チェックし、さらに、ステップB130で子局対向順番
を歩進し、再び、上記ステップB10に戻り、次の子局
のデータを受信する。
【0046】次に、上記ステップB30の後、ステップ
B40では、受信データが上記パラメータ部8のパラメ
ータに登録してあるポジション又はワードか否かをチェ
ックし、登録してあるパラメータに該当していれば
(「Y」の場合)、上位系計算機2や監視制御部5へ転
送せず、当該設定パラメータの内容により、次のステッ
プに分岐する。
【0047】すなわち、ステップの分岐では、まず、
(1)受信したポジションがパラメータに登録してある
緊急遮断弁に該当する場合、(2)受信データが計測値
変化率以上検出に該当する、例えば、前回値と今回値の
差(前回値−今回値)が一定以上の場合、さらには、
(3)関連ポジションに状態に変化が有る、すなわち、
閉ループ該当パラメータポジションに状態変化が発生し
た場合には、ステップB70に移り、該当するパラメー
タはポーリング順番の変更であるか、又は、周期の変更
かを判定する。その結果、ポーリングの周期の変更
(「周期変更」)であると判定された場合には、ステッ
プB80に移り、ポーリング周期を該当するパラメータ
に変更する。一方、ポーリングの順番の変更(「順番変
更」)であると判定された場合には、ステップB90に
移り、ポーリング順番を該当するパラメータに変更す
る。
【0048】また、上記ステップB40において、受信
データが前記パラメータ該当外の場合、すなわち、登録
してあるパラメータに該当していない(「N」)場合、
処理はステップB50に移り、受信データをそのまま上
位系計算機2又は監視制御部5へ転送する。
【0049】その後、上記の一連の手順が終了した場
合、処理はステップB100に移り、ここで全ワードの
検索が終了か否かをチェックする。その結果、全ワード
未終了(「N」)の場合には、ステップB110でワー
ドアドレスを歩進し、再び、上記ステップB10の初期
動作に戻る。
【0050】一方、上記ステップB100において全ワ
ードの検索が終了(「Y」)と判定された場合、さら
に、ステップB120で子局の対向が終了か否かをチェ
ックし、その結果、未終了の場合(「N」)には上記ス
テップB130に移り、子局対向順番を歩進し、その
後、上記の初期動作ステップB10に戻る。これに対
し、終了の場合(「Y」)には、子局対向順番を初期値
に戻し、全ての受信データ処理を完了(END)し、新
たな受信割込み待ちとなる。
【0051】続いて、上記図2及び図3に示した種々の
動作パターン、すなわち、上記図2のステップA30及
び上記図3のステップB40に示した処理手順の後に実
行されるステップの分岐における動作パターン、特に、
緊急停止指令等送出パターン(「緊急遮断弁該当」)、
変化率異常検出対応送出パターン(「計測値変化率異常
検出」)、閉ループ該当送出パターン(「関連ポジショ
ンに状態変化有り」)、さらには、上記図3に示したポ
ーリング順番変更パターン、そして、ポーリング周期変
更パターン(SS共通ポーリング周期)1とポーリング
周期変更パターン(SS個別ポーリング周期)2につい
て、その受信データパラメータ及び送信データパラメー
タ又はポーリング順番パラメータを例にとり、その詳細
な内容について説明する。
【0052】図4は、緊急停止指令等送出パターン例の
場合であり、この場合、親局装置1では、その送受信部
6においてデータを受信し、このデータが子局状態判別
処理部7及びパラメータ部8において登録した緊急停止
指令パラメータに該当するか否か判別する。受信データ
が緊急停止パラメータ該当の場合、例えば、図のNo.
=1では、SS1、W2、P3がONでかつSS3、W
1、P5がONの場合、送信チャンネル(CH)1を利
用して送信データ1のSS2、W5、P1をONにして
子局へ送る。ここで、SS1、SS3とは子局(番号)
1、3を示し、W2、W1とはワード2、1を示し、P
3、P5とはポジション3、5を示す。かくしてS2
2、W5のポジションP1を緊急停止する旨の指令を、
子局S22へ送出することとなる。その他、No.=2
〜No.=Nまでのパターン例が登録されており、同様
に該当すれば対応SSへ緊急停止する旨の指令を送出す
る。
【0053】また、図5の変化率異常検出対応送出パタ
ーン例の場合には、受信計測データにおける変化率(今
回値−前回値)の最大差分値を予めパラメータ((A)
〜(E))としてパラメータ部8内に格納しておく。例
えば、図の受信データパラメータ側において、「N
o.」「1」の「受信データ1」では、「SS1」(子
局No.1)、「W3」(ワード3)で、かつ、前記受
信計測データにおける変化率(=今回値−前回値)がこ
の予め格納した変化率の最大差分値(=(A))を超え
た時(すなわち、今回値−前回値≧(A)の時)、送信
データパラメータ側の「送信データ1」〜「送信データ
3」(送信CH1〜3)に該当する子局(ここでは、
「SS2」(子局No.2)〜「SS4」(子局No.
4))へ送出する。
【0054】次に、図6の閉ループ該当送出パターン例
の場合、例えば「No.」「1」では、受信データパラ
メータ側の「受信データ2」(受信CH2)の「SS
2」(子局No.2)、「W3」(ワード3)さらに、
予めパラメータ((1)〜(5))としてパラメータ部
8内に格納しておいた「(1)」のデータが、「受信デ
ータ1」(受信CH1)の「SS1」(子局No.
1)、「W2」(ワード2)、「P3」(ポジション
3)がONとなる条件により、送信データパラメータ側
の「送信データ2」(送信CH2)の「SS5」(子局
No.5)、「W6」(ワード6)、パラメータ
「(1)」に送出し、同時に、「送信データ1」(送信
CH1)のSS4(子局No.4)、W5(ワード
5)、P2(ポジション2)をONにして子局へ送出す
る。
【0055】さらに、図7に示すポーリング順番変更パ
ターン例の場合、図のNo.1では、受信データパラメ
ータ側の「受信ポジション1」のSS1(子局No.
1)、W2(ワード2)、P3(ポジション3)がON
で、かつ、「受信ポジション2」のSS2(子局No.
2)、W3(ワード3)、P4(ポジション4)がON
の時、送信データパラメータ側に示す「変更前ポーリン
グ順番」の子局ポーリングの順番(1→2→3→4→
5)を、「変更後ポーリング順番」の順番(1→3→4
→5→2)に変更する。
【0056】図8のポーリング周期変更パターン(SS
共通ポーリング周期)1の場合には、「No.1」に示
す例では、受信データパラメータ側の「受信ポジション
1」のSS1(子局No.1)、W2(ワード2)、P
3(ポジション3)と、「受信ポジション2」のSS2
(子局No.2)、W3(ワード3)、P4(ポジショ
ン4)がONであり、かつ、「受信データ3」の変化率
が予め格納した最大差分値「(A)」以上になった場
合、全SS共通ポーリング周期を、「変更前ポーリング
周期」である「500ms」から「変更後ポーリング周
期」である「300ms」に変更する。
【0057】最後に、図9のポーリング周期変更パター
ン(SS個別ポーリング周期)2の場合には、「No.
1」に示す例において、受信データパラメータ側の「受
信ポジション1」のSS1(子局No.1)、W2(ワ
ード2)、P3(ポジション3)がONであり、かつ、
「受信データ2」の変化率が予め格納した最大差分値
「(A)」以上になった場合、「SS1」〜「SS5」
に示すように、個々の子局No.1〜子局No.5のポ
ーリング周期をそれぞれ変更する。具体的には、SS1
とSS5では、「50ms」から「30ms」へ変更
し、SS2とSS3では変更せず、そして、SS4で
は、「50ms」から「40ms」へ変更する。
【0058】以上に述べた詳細な説明からも明らかな様
に、本遠方監視制御システム及びその通信制御方法によ
れば、緊急遮断弁動作指令等の対応制御出力を、該当子
局へパラメータに従い自動的に送出する亊により、アン
サーバック送出時間の削減と信頼性の高い装置を提供す
ることが可能になる。
【0059】また、上記の詳細な説明からも明らかな様
に、本遠方監視制御システム及びその通信制御方法によ
れば、更に、前記パラメータをPC等ローディングツー
ルより任意に変更可能とさせる事により装置の汎用性を
高めることが可能であり、また、システムが親局装置か
ら子局装置をポーリング(呼出し)方式又は特定の順番
にそって子局を呼出す順次サーチ方式の場合、ポーリン
グ順番/周期変更装置を付加しポジション情報の特異性
に従ってポーリング(サーチ)順番又はポーリング周期
を変化させ、子局間の閉ループを自在にすることによ
り、通信効率が高く柔軟性の高い通信制御を行う事が出
来る。
【0060】以上の制御情報として種々の例を挙げた
が、上記以外にも子局制御のための各種の態様がある。 (1)、例えば子局での機器からのデータの取り込みの
変更制御(数や取り込みの周期の変更)。 (2)、子局内でのデータ処理内容の変更制御(統計処
理、特徴抽出モード変更、編集処理の変更)。 (3)、子局から親局へのデータ出力の仕方の制御(デ
ータ数の変更、送出周期の変更、他)。 (4)、閉ループの場合、子局相互の閉ループ化の他に
親局を含めてのグローバルな閉ループ系の形成例もあ
る。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、親局が、子局からのデ
ータ、ポジション情報をもとにして、子局制御を行うか
否かを判断し、これに従って子局へ制御情報を送るよう
にした。これによって、システムとしての通信効率、柔
軟性の高い通信制御が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による遠方監視制御システ
ムの全体システム構成を示すブロック図である。
【図2】上記遠方監視制御システムの親局におけるサイ
クリック伝送又はHDLC伝送による送出動作を説明す
るフローチャートである。
【図3】上記遠方監視制御システムの親局におけるポー
リング方式又は順次サーチ方式による送出動作を説明す
るフローチャートである。
【図4】上記遠方監視制御システムの親局における緊急
停止指令送出パターンの一例を示す図である。
【図5】上記遠方監視制御システムの親局における変化
率異常検出対応送出パターンの一例を示す図である。
【図6】上記遠方監視制御システムの親局における閉ル
ープ該当送出パターンの一例を示す図である。
【図7】上記遠方監視制御システムの親局におけるポー
リング順番変更パターンの一例を示す図である。
【図8】上記遠方監視制御システムの親局におけるポー
リング周期変更パターンの一例を示す図である。
【図9】上記遠方監視制御システムの親局におけるポー
リング周期変更パターンの他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 親局装置 2 計算機 3 システムバス 4 上位系インタフェース部 5 監視制御部 6 送受信部 7 子局状態識別処理部 8 パラメータ部 9 モデム 10 監視制御卓 12 子局 13 主機、主盤(被制御対象機器) 15 NTT回線 16 PC(パーソナルコンピュータ) 17 ポーリング順番/周期変更装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根本 公夫 茨城県日立市幸町3丁目2番1号 日立エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 高橋 陽 茨城県日立市大みか町三丁目18番1号 茨 城日立情報サービス株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親局装置と複数の子局装置を伝送路で接
    続し、前記親局装置から、前記子局装置に接続された機
    器を監視制御する遠方監視制御システムにおいて、前記
    親局装置では、前記子局装置から収集されるデータ又は
    ポジション情報に基づいて子局状態を判断し、子局装置
    への制御を必要とする場合、当該子局装置及び又は他の
    子局装置に対する制御情報を、子局装置へ送出すること
    とした遠方監視制御方法。
  2. 【請求項2】 上記制御情報を受信した子局装置は、そ
    の制御情報に基づいた機器からのデータ入力制御及び又
    は親局装置へのデータ出力制御、及び又は子局装置内の
    データ処理内容の変更制御を、行うものとした請求項1
    の遠方監視制御方法。
  3. 【請求項3】 親局装置と複数の子局装置を伝送路で接
    続し、前記親局装置から、前記子局装置に接続された機
    器を監視制御する遠方監視制御システムにおいて、前記
    親局装置では、前記子局装置から収集されるデータ又は
    ポジション情報に基づいて子局状態を判断し、子局装置
    での通信方法の変更を必要とする場合、子局装置から親
    局装置へ送るべき通信方法を示す情報を、当該子局装置
    及び又は他子局装置へ送出する遠方監視制御方法。
  4. 【請求項4】 上記通信方法を受信した子局装置は、そ
    の通信方法に従って親局装置へデータ送出を行うものと
    した請求項3の遠方監視制御方法。
  5. 【請求項5】 親局装置と複数の子局装置を伝送路で接
    続し、前記親局装置から、前記子局装置に接続された機
    器を監視制御する遠方監視制御システムにおいて、前記
    親局装置では、前記子局装置から収集されるポジション
    情報の注目パラメータに基づいて子局状態を判断し、子
    局装置への制御変更又は通信方法の変更を必要とする場
    合、当該子局装置及び又は他子局装置にその旨を示す情
    報を送出し、子局装置ではこの情報に基づいて制御の変
    更又は通信方法の変更を行うものとした遠方監視制御方
    法。
  6. 【請求項6】 上記注目パラメータとは、前記ポジショ
    ン情報の特異性、重要度、優先度、関連性の少なくとも
    いずれか一つとする請求項5の遠方監視制御方法。
  7. 【請求項7】 上記通信方法とは、ポーリング、順次サ
    ーチ、CDT、HDLC、等のデータの送出の仕方、送
    出の順番、データ形式を規定するものとした請求項3、
    4、5のいずれかの遠方監視制御方法。
  8. 【請求項8】 上記通信方法は、データ送出の周波数、
    周期を含むものとした請求項7の遠方監視制御方法。
  9. 【請求項9】 親局装置と複数の子局装置を伝送路で接
    続し、前記親局装置から、前記子局装置に接続された機
    器を監視制御する遠方監視制御システムにおいて、前記
    親局装置には、前記子局装置から収集されるデータ又は
    ポジション情報に基づいて子局状態を判断する手段と、
    子局装置に制御を必要とする場合その制御情報を、該当
    子局装置又は他子局装置へ送出する手段と、を設けた遠
    方監視制御システム。
  10. 【請求項10】 親局装置と複数の子局装置を伝送路で
    接続し、前記親局装置から、前記子局装置に接続された
    機器を監視制御する遠方監視制御システムにおいて、前
    記親局装置には、前記子局装置から収集されるデータ又
    はポジション情報に基づいて子局状態を判断する手段
    と、子局装置に通信方法を必要とする場合その通信方法
    を示す情報を該当子局装置又は他子局装置へ送出する手
    段と、を設けた遠方監視制御システム。
  11. 【請求項11】 親局装置と複数の子局装置を伝送路で
    接続し、前記親局装置から、前記子局装置に接続された
    機器を監視制御する遠方監視制御システムにおいて、前
    記親局装置には、前記子局装置から収集されるポジショ
    ン情報の注目パラメータに基づいて子局状態を判断する
    手段と、子局装置への制御変更又は通信方法の変更を必
    要とする場合、当該子局装置及び又は他子局装置にその
    旨を示す情報を送出する手段とを設け、子局装置にはこ
    の情報に基づいて制御の変更又は通信方法の変更を行う
    手段を設けた遠方監視制御システム。
  12. 【請求項12】 子局装置には、上記通信方法を示す情
    報を受信してその通信方法に従って親局装置へデータ送
    出を行う手段を設けてなる請求項10又は11の遠方監
    視制御システム。
  13. 【請求項13】 上記注目パラメータとは、前記ポジシ
    ョニング情報の特異性、重要度、優先度、関連性の少な
    くともいずれか一つとする請求項11の遠方監視制御方
    法。
  14. 【請求項14】 親局装置と複数の子局装置を伝送路で
    接続し、前記親局装置から、前記子局装置に接続された
    機器を監視制御する遠方監視制御システムにおいて、前
    記親局装置には、前記子局装置から収集されるポジショ
    ン情報の特異性、重要度、優先度、関連性の少なくとも
    一つに基づいて子局状態を判断し、かつ、ある子局装置
    において即応性を要する異常を検出した場合、当該子局
    装置に対する緊急指令を自動的に送出する子局状態識別
    処理部を設けたことを特徴とする遠方監視制御方法。
  15. 【請求項15】 前記親局装置には、さらに、前記ポジ
    ション情報の特異性、重要度、優先度、関連性をパラメ
    ータとして登録するためのパラメータ部を、前記子局状
    態識別処理部に接続して設けたことを特徴とする請求項
    14の遠方監視制御システム。
  16. 【請求項16】 前記親局装置のパラメータ部は、外部
    からその内容を任意に変更可能とした請求項15の遠方
    監視制御システム。
  17. 【請求項17】 前記親局装置は、さらに、前記子局装
    置からのポジション情報の特異性、重要度、優先度、関
    連性の少なくとも一つに基づき、前記子局状態識別処理
    部により行われる子局状態の判断に応じて、前記親局装
    置から前記複数の子局装置を呼び出すポーリングあるい
    はサーチの順番又は周期を変更するポーリング順番/周
    期変更装置を設けた請求項14の遠方監視制御システ
    ム。
  18. 【請求項18】 前記緊急指令の送出先を含む子局装置
    間に閉ループを形成することを特徴とする請求項14の
    遠方監視制御システム。
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