JPH10136423A - トラヒック制御方式 - Google Patents

トラヒック制御方式

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JPH10136423A
JPH10136423A JP28227296A JP28227296A JPH10136423A JP H10136423 A JPH10136423 A JP H10136423A JP 28227296 A JP28227296 A JP 28227296A JP 28227296 A JP28227296 A JP 28227296A JP H10136423 A JPH10136423 A JP H10136423A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、トラヒック制御方式に関し、優先
度が高い移動局の通信サービスの提供を可能としつつ輻
輳状態からの効率的に脱却することを目的とする。 【解決手段】 在圏する移動局に生起した呼について、
無線無線チャネル設定制御と連係しつつ呼処理を行い、
かつ入圏と出圏とを行った移動局と自局の輻輳状態とそ
の輻輳状態からの脱却とを検出する移動通信交換局11
と、発信元あるいは中継局として呼処理を行う交換局1
1〜12Nと、入圏した移動局の数と出圏した移動局と
の差分をとり、在圏する移動局の数を求める在圏移動局
監視手段13と、その数が下限値を上回り、かつ移動通
信交換局11が輻輳状態を検出しているか否かを判別
し、その判別の結果を全ての交換局に通知する状態通知
手段14とを備え、これらの交換局は、判別の結果が真
であるときに、移動通信交換局11を着信先とする呼の
呼処理を規制する手段を有して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信システム
に生起した呼の呼処理を行う移動通信交換局を含む網に
おいて、その移動通信交換局に輻輳状態で生起した呼の
呼処理を規制するトラヒック制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】移動通信システムのサービスエリアは単
一の無線ゾーンあるいは複数の無線ゾーンの集合として
形成され、これらの無線ゾーンを形成する無線基地局に
は予め算定されたトラヒックの分布に適応した数の無線
チャネルが割り付けられる。しかし、個々の無線ゾーン
に位置する移動局の数については、例えば、道路の渋
滞、事故の発生、催事に際して、局部的にかつ一時的に
トラヒックが特定の無線ゾーンに集中し得るにもかかわ
らず、一般には、無線周波数の資源としての有限性とシ
ステムの運用にかかわるコストの制約の下で設定され
る。
【0003】したがって、このような移動通信システム
に接続された網には、サービス品質の低下を可能な限り
抑制しつつ輻輳状態において生起した呼の呼処理を規制
するトラヒック制御方式が適用される。図9は、従来の
トラヒック制御方式の一例を示す図である。図におい
て、図示されない複数の無線基地局に個別に接続された
移動通信交換局811 は、公衆網82を介して他の移動
通信交換局812〜814に接続される。
【0004】このような構成の従来例では、例えば、移
動通信交換局811 は、輻輳状態(例えば、呼処理を行
うプロセッサの過負荷状態、局間伝送路の呼損の増加、
共通線信号リンクの輻輳、新たに生起した呼に割り付け
られるべきトランクその他の資源の不足として検出され
る。)に陥ったり、その輻輳状態から脱却した場合に
は、図示されない局間信号線(通信リンク)を介して移
動通信交換局812 〜814 にその旨の通知を与える
(図10(l)、(2))。
【0005】移動通信交換局812〜814は、上述した
通知に基づいて移動通信交換局81 1 が輻輳状態に陥っ
たことを認識すると、その輻輳状態からの脱却が通知さ
れない限り、自局に生起した発信呼および中継呼の内、
移動通信交換局811 を着信先とする呼の呼処理を予め
決められた割合(以下、「規制率」という。)で規制す
る(図10(3))。
【0006】なお、このような規制率については、移動
通信交換局812〜814は、それぞれ移動通信交換局8
1 との間について予め設定されたトラヒックの分布の
範囲において、その移動通信交換局811 との間の接続
に供され得る出方路、トランクその他の資源の占有状況
に応じて動的に可変することも可能である。また、移動
通信交換局811 は、上述したように自局が輻輳状態に
陥った場合には、移動通信交換局812〜814を着信先
とする呼の呼処理を同様にして規制する(図10(4))。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例では、移動通信交換局811〜814において呼処
理の規制の対象となる呼が上述した規制率に基づいて一
律に決定されていたために、例えば、VlPクラスのよ
うに一般の加入者より優先度が高い加入者クラスを有す
る移動局については、その加入者クラスの如何にかかわ
らず生起した呼の数が増加するほど上述した資源が先行
して生起した呼に順次割り付けられるために、サービス
が提供されない可能性が高かった。
【0008】しかし、輻輳状態は、加入者が移動し得る
移動通信システムの特性として、上述したように道路が
渋滞状態となったときにはその道路の近傍に設置された
無線基地局に高い確率で発生し、かつ無線基地局あるい
は移動通信交換局に生じた障害が復旧したときにも同様
にして発生し得る。また、小ゾーン方式の移動通信シス
テムでは、個々の移動局は、発信呼や着信呼が生起した
場合に併せて、位置登録および通話中チャネル切り替え
に応じて無線基地局を介して移動通信交換局811〜8
4にアクセスする。
【0009】このような位置登録や通話中チャネル切り
替えは、無線基地局が行う無線チャネル設定制御との連
係の下で行われる呼処理の対象として移動通信交換局8
1〜814 の負荷となり、特に都市部では、その負荷
は無線ゾーンが密に多数形成されるために発信呼や着信
呼の呼処理にかかわる負荷に対して無視できる程度に少
なくはならない。
【0010】さらに、位置登録や通話中チャネル切り替
えにかかわる処理は、一般に、サービス品質と完了呼に
対する通話品質とを高く維持するために規制が許容され
ず、例えば、移動通信交換局の配下の無線ゾーンに在圏
する移動局(以下、単に「在圏移動局」という。)が多
い場合には、位置登録にかかわる処理は輻輳状態が長く
続く要因になっていた。
【0011】また、このような輻輳状態については、一
般に、一旦輻輳状態に陥った移動通信交換局に対して不
完了呼の発信者による再発信が多発するために、他の交
換機にも波及する可能性が高かった。本発明は、移動通
信交換局に生起した輻輳状態において、優先度が高い移
動局に対して通信サービスを提供可能な資源を確保しつ
つその輻輳状態からの速やかな脱却をはかるトラヒック
制御方式を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1〜7に
記載の発明の原理ブロック図である。請求項1に記載の
発明は、単数または複数の無線基地局が個別に形成する
無線ゾーンについて、在圏する移動局に生起した呼の呼
処理をこれらの無線基地局が行う無線チャネル設定制御
と連係しつつ行い、かつ入圏と出圏とを行った移動局と
自局の輻輳状態とその輻輳状態からの脱却とを検出する
移動通信交換局11と、移動通信交換局11に網または
局間伝送路を介して接続され、その移動通信交換局11
によって行われる呼処理と連係しつつ呼の発信元あるい
は中継局として呼処理を行う交換局121〜12Nと、移
動通信交換局11によって検出され、かつ入圏を行った
移動局の数と出圏を行った移動局との差分をとることに
より在圏する移動局の数を求める在圏移動局監視手段1
3と、在圏移動局監視手段13によって求められた数が
予め設定された下限値を上回り、かつ移動通信交換局1
1によって輻輳状態が検出されているか否かを判別し、
その判別の結果を交換局121〜12Nに通知する状態通
知手段14とを備え、交換局121〜12Nは状態通知手
段14によって通知された判別の結果が真であるとき
に、移動通信交換局11を着信先とする呼の呼処理を規
制する手段を有することを特徴とする。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のトラヒック制御方式において、交換局121〜12N
全てまたは一部は、移動通信交換局11と同様にして無
線チャネル設定制御と連係しつつ呼処理を行うと共に、
入圏と出圏とを行った移動局と自局の輻輳状態とその輻
輳状態からの脱却とを検出する手段を有し、在圏移動局
監視手段13は、移動通信交換局11と、交換局121
〜12Nの内、手段を有する交換局とに負荷分散された
ことを特徴とする。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
のトラヒック制御方式において、交換局121〜12N
全てまたは一部は、移動通信交換局11と同様にして無
線チャネル設定制御と連係して呼処理を行うと共に、入
圏と出圏とを行った移動局と自局の輻輳状態とその輻輳
状態からの脱却とを検出する手段を有し、在圏移動局監
視手段13は、移動通信交換局11と、交換局121
12Nの内、手段を有する交換局との上位の階梯の局に
備えられたことを特徴とする。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
請求項3の何れか1項に記載のトラヒック制御方式にお
いて、移動通信交換局11は、自局に在圏する移動局の
内、呼処理の優先度が高い加入者クラスを有する優先移
動局の数を求め、これらの優先移動局の全てあるいは予
め決められた比率の優先移動局に同時に生起する呼につ
いて呼処理に要する資源の有無を判別すると共に、その
判別の結果が偽である状態を輻輳状態として検出するこ
とを特徴とする。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
請求項4の何れか1項に記載のトラヒック制御方式にお
いて、移動通信交換局11は、輻輳状態を自局に在圏す
る移動局の数の昇順に対応する程度として識別し、かつ
呼処理の対象となる呼をその程度が高いほど大きな比率
で間引く手段を有することを特徴とする。請求項6に記
載の発明は、請求項5に記載のトラヒック制御方式にお
いて、移動通信交換局11は、呼が生起した移動局につ
いて、ホームエリアが自局のサービスエリアであるか否
かを無線チャネル設定制御との連係の下であるいは呼処
理の手順に基づいて判別し、その判別の結果が偽である
ときに呼処理の対象となる呼の間引きの比率を拡大する
手段を有することを特徴とする。
【0017】請求項7に記載の発明は、請求項5に記載
のトラヒック制御方式において、移動通信交換局11
は、呼が生起した移動局について、属する通信事業者が
自局の運用者であるか否かを無線チャネル設定制御との
連係の下であるいは呼処理の手順に基づいて判別し、そ
の判別の結果が偽であるときに呼処理の対象となる呼の
間引きの比率を拡大する手段を有することを特徴とす
る。
【0018】請求項1に記載の発明にかかわるトラヒッ
ク制御方式では、移動通信交換局11は単数または複数
の無線基地局が個別に形成する無線ゾーンについて、在
圏する移動局に生起した呼の呼処理をこれらの無線基地
局が行う無線チャネル設定制御と連係しつつ行い、かつ
入圏と出圏とを行った移動局、自局の輻輳状態およびそ
の輻輳状態からの脱却を検出する。在圏移動局監視手段
13は、このようにして検出され、かつ既述の入圏を行
った移動局の数と出圏を行った移動局との差分をとるこ
とにより、在圏する移動局の数を求める。状態通知手段
14はその数が予め設定された下限値を上回り、かつ移
動通信交換局11によって上述した輻輳状態が検出され
ているか否かを判別すると共に、その判別の結果を交換
局121〜12N に通知する。
【0019】交換局121〜12Nは、移動通信交換局1
1によって行われる呼処理と網または局間伝送路を介し
て連係しつつ上述した呼の発信元あるいは中継局として
呼処理を行うが、状態通知手段14によって通知された
判別の結果が真であるときには、移動通信交換局11を
着信先とする呼については呼処理を規制する。すなわ
ち、交換局121〜12Nは、着信先となる移動通信交換
局11が輻輳状態に陥り、かつその移動通信交換局11
の配下の無線ゾーンに在圏する移動局の総数が下限値を
上回る場合には、該当する呼の呼処理を規制する。した
がって、これらの移動局の移動に応じて生起する通話中
チャネル切り替えや位置登録に応じて在圏する移動局の
数が大幅に変動することはなく、かつその数が多いほど
トラヒックが増加すると見なされ得る限り、無線ゾーン
毎における入圏および出圏に適応した煩雑なトラヒック
の監視を行うことなく、移動通信交換局の単位に過度の
輻輳状態が防止される。
【0020】請求項2に記載の発明にかかわるトラヒッ
ク制御方式では、請求項1に記載のトラヒック制御方式
において、交換局121〜12Nの全てまたは一部は、移
動通信交換局11と同様にして無線チャネル設定制御と
連係しつつ呼処理を行うと共に、入圏と出圏とを行った
移動局、自局の輻輳状態およびその輻輳状態からの脱却
を検出する。また、在圏移動局監視手段13は、移動通
信交換局11と、交換局121〜12Nの内、上述した全
てまたは一部の交換局とに負荷分散される。
【0021】すなわち、移動通信交換局11と上述した
交換局121〜12Nの全てまたは一部とは個別に在圏す
る移動局の数を求めるので、既存のホームメモリ局や上
位階梯の局にこのような数を求める手段が付加されるこ
となく、請求項1に記載のトラヒック制御方式と同様に
して交換局の単位に過度の輻輳状態が防止される。
【0022】請求項3に記載の発明にかかわるトラヒッ
ク制御方式では、請求項1に記載のトラヒック制御方式
において、交換局121〜12Nの全てまたは一部は、移
動通信交換局11と同様にして無線チャネル設定制御と
連係しつつ呼処理を行うと共に、入圏と出圏とを行った
移動局、自局の輻輳状態およびその輻輳状態からの脱却
を検出する。さらに、在圏移動局監視手段13は、移動
通信交換局11と、前記交換局121〜12Nの内、上述
した全てまたは一部の交換局との上位の階梯の局に備え
られる。
【0023】すなわち、移動通信交換局11を含む個々
の交換局については、個別に在圏する移動局の数がこれ
らの移動局やトラヒックの管理を行う局によって一括し
て求められるので、局の階梯に適合した網の構成の下で
請求項1に記載のトラヒック制御方式と同様にして過度
の輻輳状態が防止される。請求項4に記載の発明にかか
わるトラヒック制御方式では、請求項1ないし請求項3
の何れか1項に記載のトラヒック制御方式において、移
動通信交換局11は、自局に在圏する移動局の内、呼処
理の優先度が高い加入者クラスを有する優先移動局の数
を求め、これらの優先移動局の全てあるいは予め決めら
れた比率の優先移動局に同時に生起する呼について呼処
理に要する資源の有無を判別すると共に、その判別の結
果が偽である状態を輻輳状態として検出する。
【0024】すなわち、上述した優先移動局より呼処理
の優先度が低い加入者クラスを有する移動局について
は、上述した優先移動局に生起した呼に優先的に割り付
けられるべき資源が確保されつつ呼処理の規制の対象と
なり、かつ請求項1ないし請求項3に記載のトラヒック
制御方式と同様にして交換局毎に過度の輻輳状態が防止
される。
【0025】請求項5に記載の発明にかかわるトラヒッ
ク制御方式では、移動通信交換局11は、輻輳状態を自
局に在圏する移動局の数の昇順に対応する程度として識
別しかつ呼処理の対象となる呼をその程度が高いほど大
きな比率で間引く。
【0026】すなわち、生起した呼に対して呼処理の過
程で割り付けられるべき資源がある場合であっても輻輳
状態の程度に応じた比率で呼処理の対象となる呼が間引
かれるので、呼量が急激に増大した場合には、輻輳状態
に陥るために要する時間の短縮とその輻輳状態からの脱
却の促進とがはかられる。請求項6に記載の発明にかか
わるトラヒック制御方式では、移動通信交換局11は、
呼が生起した移動局について、ホームエリアが自局のサ
ービスエリアであるか否かを無線チャネル設定制御との
連係の下であるいは呼処理の手順に基づいて判別し、そ
の判別の結果が偽であるときに呼処理の対象となる呼の
間引きの比率を拡大する。
【0027】すなわち、自局に在圏する移動局の内、ロ
ーミング移動局については、他の移動局に比べて生起し
た呼の呼処理が高い確率で規制されるので、このような
ローミング移動局の増大に起因したサービス品質の低下
が抑圧される。請求項7に記載の発明にかかわるトラヒ
ック制御方式では、移動通信交換局11は、呼が生起し
た移動局について、属する通信事業者が自局の運用者で
あるか否かを無線チャネル設定制御との連係の下である
いは呼処理の手順に基づいて判別し、その判別の結果が
偽であるときに呼処理の対象となる呼の間引きの比率を
拡大する。
【0028】すなわち、自局に在圏する移動局の内、そ
の局の運用者以外に属する移動局については、他の移動
局に比べて生起した呼の呼処理が高い確率で規制される
のでこのように他の通信事業者に属する移動局の増大に
起因したサービス品質の低下が抑圧される。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態について詳細に説明する。
【0030】図2は、請求項1〜7に記載の発明に対応
した実施形態を示す図である。図において、図9に示す
ものとハードウエアの構成が同じものについては、同じ
符号を付与して示し、ここではその説明を省略する。本
実施形態と図9に示す従来例との構成の相違点は、移動
通信交換局811 〜814 がそれぞれ通信リンク411
〜414を介してホームメモリ局42に接続され、かつ
これらの移動通信交換局811〜814がそれぞれ通信リ
ンク431 〜434 を介してネットワーク制御局44に
接続され、そのネットワーク制御局44と通信リンク4
2とが通信リンク45を介して相互に接続された点にあ
る。
【0031】なお、本実施形態と図1に示すブロック図
との対応関係については、移動通信交換局811 は移動
通信交換局11に対応し、移動通信交換局812〜814
は交換局121〜12Nに対応し、ホームメモリ局42お
よびネットワーク制御局44は在圏移動局監視手段13
に対応し、ネットワーク制御局44は状態通知手段14
に対応する。
【0032】図3は、本実施形態における移動通信交換
局の動作フローチャートである。図4は、本実施形態に
おけるホームメモリ局の動作フローチャートである。図
5は、本実施形態におけるネットワーク制御局の動作フ
ローチャートである。図6は、請求項1〜3に記載の発
明に対応した本実施形態の動作を説明する図である。
【0033】以下、図2〜図6を参照して請求項1〜3
に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明する。
移動通信交換局811〜814は、それぞれ図示されない
無線基地局が行う無線チャネル設定制御に連係しつつ通
話中チャネル切り替えや位置登録に応じた移動局の位置
(在圏ゾーン)を認識し、その位置を適宜通信リンク4
1〜414を介してホームメモリ局42に適宜通知する
(図3(1)、図6(l))。
【0034】ホームメモリ局42は、このようにして通
知された個々の移動局の位置をホームメモリに登録する
(図4(l)、図6(2))。さらに、ホームメモリ局42は、
その位置に対応する無線基地局に接続された移動通信交
換局の識別情報(ここでは、簡単のため、該当する位置
を与えるビット列の上位のビットの集合として与えられ
ると仮定する。)を予め決められた周期で参照すること
により、移動通信交換局811〜814の配下の無線ゾー
ンに位置する在圏移動局の数をこれらの移動通信交換局
について個別に計数し(図4(2))、その数をネットワー
ク制御局44に通知する(図4(3)、図6(3))。
【0035】ネットワーク制御局44は、このようにし
て通知された数を移動通信交換局811〜814に個別に
対応付けつつ図7に示す在圏者数テーブル61に格納す
る(図5(1)、図6(4))。一方、移動通信交換局811
814は、上述した無線チャネル設定制御と連係しつつ
自局の配下の無線ゾーンに位置する移動局に生起した呼
の呼処理を行い、かつ並行して例えば、過負荷状態の時
間率、局間の伝送路の呼損の増加、共通線信号リンクや
新たに生起した呼に割り付けられるべきトランク等の資
源の不足を所定の頻度で監視し、その監視の結果として
輻輳状態を認識したり輻輳状態から脱却すると、通信リ
ンク431〜434を介してネットワーク制御局44にそ
の旨を通知する(図3(2)、図6(5))。
【0036】ネットワーク制御局44は、このような通
知に応じて何れかの移動通信交換局(ここでは、簡単の
ため符号「811 」で示されると仮定する。)が輻輳状
態に陥ったことを認識すると、その移動通信交換局81
1 に対応して在圏者数テーブル61に格納された在圏移
動局の数を求め(図5(2)、図6(6))、その数が予め決め
られた上限値を上回っているか否かを判別する。さら
に、ネットワーク制御局44は、その判別の結果が真で
ある場合には、該当する移動通信交換局811 の識別番
号(ここでは、簡単のため符号に等しい「811 」であ
ると仮定する。)とその旨を示す「呼処理規制要求」を
生成すると共に、通信リンク432 〜43 4 を介して移
動通信交換局812〜814にその「呼処理規制要求」を
送出する(図5(3)、図6(7))。
【0037】しかし、ネットワーク制御局44は、上述
した判別の結果が偽である場合には同様にして識別番号
とその旨を示す「呼処理規制解除要求」を生成すると共
に、通信リンク432〜434を介して移動通信交換局8
2〜814にその「呼処理規制解除要求」を送出する
(図5(4)、図6(7))。移動通信交換局812〜814は、
そのようにしてネットワーク制御局44から与えられる
「呼処理規制要求」あるいは「呼処理規制解除要求」を
該当する移動通信交換局に対応付けつつ、図8に示す規
制制御レジスク62に保持する(図3(3)、(4)、図6
(8))。
【0038】また、移動通信交換局812〜814は、生
起した呼の着信先を呼処理の手順の下で行われる方路選
定の結果として求め、その着信先となる移動通信交換局
に対応して規制制御レジスク62に保持されている要求
が上述した「呼処理規制要求」であるか否かを判別する
(図3(5))。さらに、移動通信交換局812〜814は、
その判別の結果が真である場合には該当する呼の呼処理
を中断する(図3(6)、図6(9))が、反対に偽である場合
にはその呼処理を続行する。
【0039】このように本実施形態によれば、在圏移動
局の数が上限値を上回り、かつ輻輳状態に陥った移動通
信交換局を着信先とする呼の呼処理が確実に規制される
ので、その上限値と輻輳状態の判定基準とが予め適正に
設定された場合には、VlPサービスの対象者のように
他の加入者に比べて優先度が高い加入者クラスを有する
移動局に対して、サービスの提供の可能性を担保しつつ
過度の輻輳状態が防止される。
【0040】なお、本実施形態では、移動通信交換局8
1〜814の在圏移動局の数が既存のホームメモリ局4
2によって一括して求められているが、本発明はこのよ
うな構成に限定されず、例えば、同様に在圏移動局の数
を求める処理がこれらの移動通信交換局811〜814
負荷分散方式の下で行われてもよい。以下、図2を参照
して請求項4に記載の発明に対応した本実施形態の動作
を説明する。
【0041】本実施形態と既述の請求項1〜3に記載の
発明に対応した実施形態との相違点は、移動通信交換局
811〜814が行う処理の手順にある。移動通信交換局
811〜814は、個別に後述する優先移動局カウンク
(図示されない。)を有し、かつ既述の無線基地局が行
う無線チャネル設定制御との連係の下で位置登録および
通話中チャネル切り替えに適応した処理を行う。
【0042】このようなの処理の過程では、例えば、移
動通信交換局811 は、自局の配下の無線ゾーンに何ら
かの移動局が入圏したことを認識した場合には、該当す
る移動局の加入者クラス(ここでは、簡単のため、自局
に局情報として予め登録されていると仮定する。)を参
照する。さらに、移動通信交換局811 は、その加入者
クラスが「呼処理が優先して行われるべきサービス(例
えば、VlP(Very Important Person) サービス)の対
象であること」を示すか否かを判別し、その判別の結果
が偽である場合には何ら処理を行わない。なお、以下で
は、このような加入者クラスについては、「優先加入者
クラス」という。
【0043】しかし、その判別の結果が真である場合に
は、移動通信交換局811 は、自局に備えられた優先移
動局カウンタをインクリメントする。また、移動通信交
換局811 は、上述した位置登録および通話中チャネル
切り替えに適応した処理の過程において、何らかの移動
局が自局の配下の無線ゾーンから出圏したことを認識し
た場合には、該当する移動局の加入者クラスを同様にし
て参照する。さらに、移動通信交換局811 は、その加
入者クラスが上述した優先加入者クラスに該当するか否
かを判別し、その判別の結果が偽である場合には何ら処
理を行わないが、反対にその結果が真である場合には優
先移動局カウンタをデクリメントする。
【0044】したがって、優先移動局カウンタには、各
移動通信交換局の配下の無線ゾーンに位置する移動局の
内、呼処理が優先して行われるべき移動局の数が格納さ
れる。ところで、移動通信交換局811 は、生起した呼
の呼処理の過程で捕捉されるべき資源について、何ら呼
に割り付けられていないものの数を監視する。さらに、
移動通信交換局811 は、その数について、上述した優
先移動局カウンタに格納された数の移動局の内、予め決
められた割合(例えば、運用時間帯、その運用時間帯に
おける呼の集中率、無線ゾーンや方路毎のトラヒックの
分布に基づいて予め求められる。)を占める移動局の優
先的なサービスに要する数を下回る可能性があるか否か
を判別する。
【0045】移動通信交換局811 は、その判別の結果
が真である場合には、該当する呼の呼処理を中断すると
共に、他の資源の余剰分があっても積極的に輻輳状態に
陥ったとの認識を行い、その旨をネットワーク制御局4
4に通知する(図3(2))。しかし、移動通信交換局81
1 は、同様の判別の結果が偽である場合には、該当する
呼の呼処理を続行すると共に、上述した輻輳状態の判別
については、請求項1〜3に記載の発明に対応した実施
形態と同様の基準に基づいて行う。
【0046】したがって、本実施形態によれば、移動通
信交換局811〜814は、優先加入者クラスを有する移
動局にかかわる呼の呼処理に要する資源を確保しつつ請
求項1〜3に記載の発明に対応した実施形態と同様にし
て、過度の輻輳状態が防止される。なお、本実施形態で
は、移動通信交換局811〜814が個別に有する局情報
として加入者クラスが与えられているが、本発明はこの
ような構成に限定されず、例えば、ホームメモリ局42
に問い合わせることにより同様にして加入者クラスを取
得することも可能である。
【0047】また、本実施形態では、優先加入者クラス
の一例としてVlPサービスの対象が示されているが、
本発明はこのようなVlPサービスの対象に限定され
ず、他の加入者に比べて優先的に呼処理や無線チャネル
の割り付けが行われるべきことを示すならば、如何なる
加入者クラスについても適用可能である。
【0048】以下、図2を参照して請求項5に記載の発
明に対応した本実施形態の動作を説明する。本実施形態
の特徴は、移動通信交換局811〜814が行う処理の手
順にある。移動通信交換局811〜814は、自局の在圏
移動局の数(ここでは、簡単のため、ホームメモリ局4
2によって通知されると仮定する。)を予め決められた
周期で取得する。さらに、移動通信交換局811〜814
は、複数の異なる閾値を予め有し、これらの閾値の内、
このようにして取得された数より下回る最大のものを求
める。
【0049】また、移動通信交換局811〜814は、既
述の複数の閾値に個別に対応して呼処理が規制されるべ
き呼の割合として規制率が予め設定され、これらの規制
率の内、上述したように求められた最大の閾値に対応し
た規制率(以下、単に「設定規制率」という。)を求め
る。さらに、移動通信交換局811〜814は、それぞれ
自局に生起する呼の種別の内、全てあるいは一部(例え
ば、移動局の発信呼)の呼処理をその設定規制率に等し
い割合で規制する。
【0050】このように本実施形態によれば、移動通信
交換局の単位に在圏移動局の数に対応して予め設定され
た規制率に基づく呼処理の間引きが実施されるので、移
動局の移動に応じて行われる位置登録や通話中チャネル
切り替えに適応して無線ゾーン(無線基地局)毎にトラ
ヒックの監視が行われることなく、輻輳状態の加速の抑
制およびその輻輳状態からの脱却が効率的にはかられ
る。
【0051】なお、本実施形態では、移動通信交換局8
1〜814は在圏移動局の数をホームメモリ局42から
取得しているが、本発明はこのような構成に限定され
ず、例えば、無線基地局が行う無線チャネル設定制御と
の連係の下で呼処理の手順に基づいて個別に在圏移動局
の数が積算されてもよい。以下、図2を参照して請求項
6、7に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明
する。
【0052】本実施形態の特徴は、移動通信交換局81
1〜814が行う処理の手順にある。移動通信交換局81
1〜814は、呼が生起した移動局(発信者あるいは着信
者に該当する。)の加入者クラスをホームメモリ局42
に問い合わせることにより取得し、その加入者クラスを
参照することにより、該当する移動局について、所属す
るホームエリアを示すホームエリア識別情報と契約して
いる通信事業者の識別情報とを求める。
【0053】また、移動通信交換局811〜814は、個
別に自局の配下の全ての無線基地局によって形成される
サービスエリアを示すサービスエリア識別情報に併せ
て、運用を行う通信事業者を示す事業者識別情報を有す
る。移動通信交換局811〜814は、これらのサービス
エリア識別情報と上述したように求められたホームエリ
ア識別情報との組み合わせと、事業者識別情報と同様に
して求められた識別情報との組み合わせとについて、何
れか一方が一致するか否かを判別する。さらに、移動通
信交換局811〜814は、その判別の結果が偽である場
合には請求項5に記載の発明に対応した実施形態と同様
の規制率を適用するが、反対に真である場合にはその規
制率より大きな規制率を適用する。
【0054】したがって、本実施形態によれば、移動通
信交換局は、自局のサービスエリアをホームエリアとす
る移動局をローミング移動局より確実に優先することに
より輻輳状態の加速を防止し、かつその輻輳奏状態から
の効率的な脱却をはかりつつ通信サービスを提供するこ
とができる。なお、本実施形態では、発信呼および着信
呼についてローミング移動局に対する規制率が高く設定
されているが、本発明はこのような呼に限定されず、サ
ービス品質の低下が許容されるならば、例えば、位置登
録や通話中チャネル切り替えに適応した呼処理について
も適用可能である。
【0055】また、本実施形態では、ローミング移動局
の識別が所属するホームエリアや通信事業者に基づいて
行われているが、本発明はこのような構成に限定され
ず、例えば、移動局が無線チャネル設定制御の手順に基
づいて無線基地局に向けて送出する制御信号に同様の識
別に供され得る情報が含まれる場合には、その情報が無
線基地局との連係の下で参照されてもよい。
【0056】さらに、上述した各実施形態では、全ての
交換局が移動通信交換局となっているが、少なくとも1
つの移動通信交換局に局間伝送路あるいは公衆網を介し
て接続された加入者線交換局や中継交換局についても、
その移動通信交換局に在圏移動局の数に適応した呼処理
規制要求や呼処理規制解除要求が確実に与えられるなら
ば、同様に適用可能である。
【0057】また、上述した各実施形態では、ホームメ
モリ局42が一定の周期で移動通信交換局811〜814
の個々の在圏移動局の数を計数してネットワーク制御局
44に通知しているが、本発明はこのような周期に限定
されず、例えば、非輻輳状態ではその周期が長く設定さ
れたり、ホームメモリ局42やネットワーク制御局44
の主導の下で行われるポーリングに応じてこれらの移動
通信交換局811 〜814 が同様の数を計数し、かつネ
ットワーク制御局44に通知することも可能である。
【0058】さらに、上述した各実施形態では、配下の
複数の無線ゾーンの在圏移動局の数に応じて呼処理の規
制の要否が一律に判別されているが、本発明はこのよう
な構成に限定されず、例えば、輻輳状態に陥っていない
無線ゾーンも規制の対象なり得る場合には、本発明にか
かわるトラヒック制御方式を適用せず、無線ゾーン単位
に規制が行われる方式が適宜併用されてもよい。
【0059】
【発明の効果】上述したように請求項1に記載の発明で
は、通話中チャネル切り替えや位置登録に応じて在圏す
る移動局の数が大幅に変動することはなく、かつこのよ
うな数が多いほどトラヒックが増加すると見なされ得る
限り、無線ゾーン毎に入圏および出圏に適応した煩雑な
トラヒックの監視を行うことなく、移動通信交換局の単
位に過度の輻輳状態が防止される。
【0060】請求項2に記載の発明では、既存のホーム
メモリ局や上位階梯の局に個々の交換局の配下の無線ゾ
ーンにおける在圏移動局の数の監視を行う手段が付加さ
れることなく、請求項1に記載のトラヒック制御方式と
同様にして交換局の単位に過度の輻輳状態が防止され
る。請求項3に記載の発明では、局の階梯に適合した網
の構成の下で請求項1に記載のトラヒック制御方式と同
様にして過度の輻輳状態が防止される。
【0061】請求項4に記載の発明では、優先移動局よ
り呼処理の優先度が低い加入者クラスを有する移動局に
ついては、上述した優先移動局に生起した呼に優先的に
割り付けられるべき資源が確保されつつ呼処理の規制が
なされ、かつ請求項1ないし請求項3に記載のトラヒッ
ク制御方式と同様にして交換局毎に過度の輻輳状態が防
止される。
【0062】請求項5に記載の発明では、呼量が急激に
増大した場合に輻輳状態に陥る所要時間の短縮と、その
輻輳状態からの脱却の促進とがはかられる。請求項6に
記載の発明では、自局に在圏する移動局にローミング移
動局が大きな割合で占めることに起因するサービス品質
の低下が抑圧される。請求項7に記載の発明では、自局
に在圏する移動局に他の通信事業者に所属する移動局が
大きな割合で占めることに起因するサービス品質の低下
が抑圧される。
【0063】したがって、これらの発明が適用され、か
つ移動通信システムに接続された網では、処理の複雑化
やハードウエアの規模の増大を来すことなく輻輳制御と
その輻輳制御に適応したトラヒック制御とが円滑に行わ
れ、さらに、このようなトラヒック制御の下におけるサ
ービス品質の著しい低下がコストの増加を来すことなく
回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜7に記載の発明の原理ブロック図で
ある。
【図2】請求項1〜7に記載の発明に対応した実施形態
を示す図である。
【図3】本実施形態における移動通信交換局の動作フロ
ーチャートである。
【図4】本実施形態におけるホームメモリ局の動作フロ
ーチャートである。
【図5】本実施形態におけるネットワーク制御局の動作
フローチャートである。
【図6】請求項1〜3に記載の発明に対応した本実施形
態の動作を説明する図である
【図7】在圏者数テーブルの構成を示す図である。
【図8】規制制御レジスタの構成を示す図である。
【図9】従来のトラヒック制御方式の一例を示す図であ
る。
【図10】従来例の動作を説明する図である。
【符号の説明】
11,81 移動通信交換局 12 交換局 13 在圏移動局監視手段 14 状態通知手段 41,43,45 通信リンク 42 ホームメモリ局 44 ネットワーク制御局 61 在圏者数テーブル 62 規制制御レジスク 82 公衆網

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単数または複数の無線基地局が個別に形
    成する無線ゾーンについて、在圏する移動局に生起した
    呼の呼処理をこれらの無線基地局が行う無線チャネル設
    定制御と連係しつつ行い、かつ入圏と出圏とを行った移
    動局と自局の輻輳状態とその輻輳状憩からの脱却とを検
    出する移動通信交換局と、 前記移動通信交換局に網または局間伝送路を介して接続
    され、その移動通信交換局によって行われる呼処理と連
    係しつつ前記呼の発信元あるいは中継局として呼処理を
    行う交換局と、 前記移動通信交換局によって検出され、かつ前記入圏を
    行った移動局の数と前記出圏を行った移動局との差分を
    とることにより前記在圏する移動局の数を求める在圏移
    動局監視手段と、 前記在圏移動局監視手段によって求められた数が予め設
    定された下限値を上回り、かつ前記移動通信交換局によ
    って前記輻輳状態が検出されているか否かを判別し、そ
    の判別の結果を前記交換局に通知する状態通知手段とを
    備え、 前記交換局は、 前記状態通知手段によって通知された判別の結果が真で
    あるときに、前記移動通信交換局を着信先とする呼の呼
    処理を規制する手段を有することを特徴とするトラヒッ
    ク制御方式。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のトラヒック制御方式に
    おいて、 交換局の全てまたは一部は、 移動通信交換局と同様にして無線チャネル設定制御と連
    係しつつ呼処理を行うと共に、入圏と出圏とを行った移
    動局と自局の輻輳状態とその輻輳状態からの脱却とを検
    出する手段を有し、 在圏移動局監視手段は、 前記移動通信交換局と、前記交換局の内、前記手段を有
    する交換局とに負荷分散されたことを特徴とするトラヒ
    ック制御方式。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のトラヒック制御方式に
    おいて、 交換局の全てまたは一部は、 移動通信交換局と同様にして無線チャネル設定制御と連
    係して呼処理を行うと共に、入圏と出圏とを行った移動
    局と自局の輻輳状態とその輻輳状態からの脱却とを検出
    する手段を有し、 在圏移動局監視手段は、 移動通信交換局と、前記交換局の内、前記手段を有する
    交換局との上位の階梯の局に備えられたことを特徴とす
    るトラヒック制御方式。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れか1項に
    記載のトラヒック制御方式において、 移動通信交換局は、 自局に在圏する移動局の内、呼処理の優先度が高い加入
    者クラスを有する優先移動局の数を求め、これらの優先
    移動局の全てあるいは予め決められた比率の優先移動局
    に同時に生起する呼について呼処理に要する資源の有無
    を判別すると共に、その判別の結果が偽である状態を輻
    輳状態として検出することを特徴とするトラヒック制御
    方式。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の何れか1項に
    記載のトラヒック制御方式において、 移動通信交換局は、 輻輳状態を自局に在圏する移動局の数の昇順に対応する
    程度として識別し、かつ呼処理の対象となる呼をその程
    度が高いほど大きな比率で間引く手段を有することを特
    徴とするトラヒック制御方式。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のトラヒック制御方式に
    おいて、 移動通信交換局は、 呼が生起した移動局について、ホームエリアが自局のサ
    ービスエリアであるか否かを無線チャネル設定制御との
    連係の下であるいは呼処理の手順に基づいて判別し、そ
    の判別の結果が偽であるときに呼処理の対象となる呼の
    間引きの比率を拡大する手段を有することを特徴とする
    トラヒック制御方式。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のトラヒック制御方式に
    おいて、 移動通信交換局は、 呼が生起した移動局について、属する通信事業者が自局
    の運用者であるか否かを無線チャネル設定制御との連係
    の下であるいは呼処理の手順に基づいて判別し、その判
    別の結果が偽であるときに呼処理の対象となる呼の間引
    きの比率を拡大する手段を有することを特徴とするトラ
    ヒック制御方式。
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