JPH10129528A - 自動車用合成樹脂製パネル - Google Patents

自動車用合成樹脂製パネル

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Publication number
JPH10129528A
JPH10129528A JP28418796A JP28418796A JPH10129528A JP H10129528 A JPH10129528 A JP H10129528A JP 28418796 A JP28418796 A JP 28418796A JP 28418796 A JP28418796 A JP 28418796A JP H10129528 A JPH10129528 A JP H10129528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stiffener
vehicle body
impact force
synthetic resin
outer skin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28418796A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Ishibashi
正人 石橋
Toshiyuki Harada
俊幸 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP28418796A priority Critical patent/JPH10129528A/ja
Publication of JPH10129528A publication Critical patent/JPH10129528A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Superstructure Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝突時に折曲がることによって衝撃力を吸収
し得る自動車用合成樹脂製パネルを提供する。 【解決手段】 ボンネット1はアウタスキン2とスチフ
ナ3とを有し、後端部側を車体5に連結され、また前端
部側に下方に向かう湾曲部6を有する。湾曲部6を形成
するスチフナ3の一部に車体5に対するロック部材7を
備える。車体前方からの衝撃力でボンネット1を車体長
方向a中央部で折曲げるべく、その車体長方向中央部に
脆弱部8を設ける。スチフナ3に、そのロック部材取付
部15に連なって前記衝撃力による湾曲部6の折曲りを
抑制する補強リブ14を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用合成樹脂製
パネル、特に、ボンネットやトランクリッドとして用い
られるブロー成形品であって、アウタスキンと、そのア
ウタスキンと一体のスチフナとを有し、車体長方向一端
部側を車体に連結され、車体長方向他端部側に下方に向
かう湾曲部を有し、その湾曲部を形成するスチフナの一
部に車体に対するロック部材を備えたパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、この種のパネルとし
てボンネットを提案している(実開平4−120015
号、特開平6−8309号公報参照)。これらボンネッ
トは閉断面構造を有するので、実用上十分な剛性を備え
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車が他
物に衝突した場合、その衝撃力でボンネットをそれの剛
性に打勝って折曲げるようにすれば、衝撃力吸収を図る
上で有利である。
【0004】この場合、デザイン上の要請から、前記の
ようにボンネットの前端部側を下方に向かう湾曲部に形
成すると、前記衝撃力によりその湾曲部が先に折曲りを
生じるため、前記衝撃力をボンネットの車長方向中央部
まで十分に伝播することができなくなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、実用上十分な
剛性を備え、且つ衝突時等には車長方向中央部で容易に
折曲がるようにした前記自動車用合成樹脂製パネルを提
供することを目的とする。
【0006】前記目的を達成するため本発明によれば、
ボンネットやトランクリッドとして用いられるブロー成
形品であって、アウタスキンと、そのアウタスキンと一
体のスチフナとを有し、車体長方向一端部側を車体に連
結され、車体長方向他端部側に下方に向かう湾曲部を有
し、その湾曲部を形成するスチフナの一部に車体に対す
るロック部材を備えた自動車用合成樹脂製パネルにおい
て、車体前方または車体後方からの衝撃力で前記パネル
を車体長方向中央部で折曲げるべく、その車体長方向中
央部に脆弱部を設け、前記スチフナに、そのスチフナの
ロック部材取付部に連なり、且つ前記衝撃力による前記
湾曲部の折曲りを抑制する補強リブを設けた自動車用合
成樹脂製パネルが提供される。
【0007】前記パネルがボンネットである場合、それ
は閉断面構造を有するので、実用上十分な剛性を備えて
いる。特に、スチフナのロック部材取付部にはボンネッ
トの開閉に伴い応力が集中するが、前記のように補強リ
ブを設けると、前記応力をその補強リブを介してボンネ
ット全体に分散させることが可能となり、これによりロ
ック部材取付部の強度を向上させることができる。
【0008】一方、自動車が他物に衝突すると、湾曲部
の折曲りが補強リブにより抑制されるので、衝撃力が車
体長方向中央部に伝播されて、その衝撃力に伴う応力が
脆弱部に集中し、これによりボンネットはその脆弱部を
起点として容易に折曲がる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜3において、自動車用合成
樹脂製パネルとしてのボンネット1はブロー成形品であ
って、アウタスキン2と、そのアウタスキン2と一体の
スチフナ3とを有し、閉断面構造を備えている。アウタ
スキン2およびスチフナ3は、例えばナイロン系ポリマ
アロイ、ABS、ポリエチレン、ポリプロピレン等から
選択された合成樹脂より構成されている。
【0010】ボンネット1の車体長方向a一端部側、つ
まり後端部側の車体幅方向b両端部はヒンジ4を介して
車体5に連結される。一方、ボンネット1は、その車体
長方向a他端部側、つまり前端部側に、下方に向かう湾
曲部6を有し、図2,4に示すように、その湾曲部6を
形成するスチフナ3の一部に車体5に対するロック部材
7を備えている。
【0011】スチフナ3は、その車体長方向a中央部に
おいて、車体幅方向b略全長に亘って延び、且つアウタ
スキン2に向って突出する脆弱部としての、横断面山形
をなす1つの樋状成形部8を有し、その樋状成形部8の
稜線部分9はアウタスキン2から間隙cだけ離隔してい
る。
【0012】スチフナ3は、その略全体に亘って点在
し、且つアウタスキン2に向って突出する多数の半球殻
状補強ラグ10を有し、各補強ラグ10の頂部11はア
ウタスキン2に溶着されている。この場合、各補強ラグ
10と樋状成形部8とは相互に交わることはなく、これ
により各補強ラグ10による剛性向上作用が確保され
る。
【0013】またスチフナ3は、アウタスキン2に向っ
て突出する4つの断面略半円形をなす長い補強リブ12
を有し、各補強リブ12の稜線部分13はアウタスキン
2に溶着されている。2つの補強リブ12は、スチフナ
3の後縁部において車体幅方向bに延び、また他の2つ
の補強リブ12は、前記両補強リブ12の車体幅方向b
端部近傍から、図1,3,5に明示するように樋状成形
部8と交差するように斜めに延びている。
【0014】またスチフナ3に、衝撃力による湾曲部6
の折曲りを抑制する短い補強リブ14が設けられる。補
強リブ14は断面略半円形をなし、その前半部14aを
ロック部材取付部15に連ねて車体長方向aに延び、そ
の後半部14bの稜線部分16はアウタスキン2に溶着
されている。
【0015】各補強ラグ10および各補強リブ12,1
4とアウタスキン2との溶着はボンネット成形時に行わ
れる。
【0016】前記ボンネット1は閉断面構造を備え、ま
た複数の補強ラグ10および長い補強リブ12を有する
ので実用上十分な剛性を持つ。
【0017】特に、スチフナ3のロック部材取付部15
にはボンネット1の開閉に伴い応力が集中するが、前記
のように短い補強リブ14を設けると、前記応力をその
補強リブ14を介してボンネット1全体に分散させるこ
とが可能となり、これによりロック部材取付部15の強
度を向上させることができる。
【0018】一方、図2、実線示の状態において、自動
車が他物に衝突すると、湾曲部6の折曲りが補強リブ1
4により抑制されるので、衝撃力が車体長方向b中央部
に伝播されると共にスチフナ3の樋状成形部8がアウタ
スキン2から離隔していて、その樋状成形部8が脆弱に
なっていることから、衝撃力に伴う応力が樋状成形部8
に集中し、これにより、図2に鎖線で示すようにボンネ
ット1は樋状成形部8を起点として山形に容易に折曲が
る。これにより前記衝突に伴う衝撃力を吸収することが
できる。このようにボンネット1を確実に折曲げるため
には、樋状成形部8の頂角θはθ≦90°であることが
望ましい。
【0019】なお、本発明は自動車のトランクリッドに
も適用される。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、前記のように構成する
ことによって、ボンネットやトランクリッドに用いられ
て実用上十分な剛性を備えると共にスチフナのロック部
材取付部の強度が高く、その上、衝突したときおよび追
突されたときにその衝撃力を吸収することが可能な自動
車用合成樹脂製パネルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボンネットの平面図である。
【図2】図1の2−2線拡大断面図である。
【図3】ボンネットの背面図である。
【図4】ボンネットの要部拡大斜視図である。
【図5】図3の5矢示部の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 ボンネット(パネル) 2 アウタスキン 3 スチフナ 5 車体 7 ロック部材 8 樋状成形部(脆弱部) 14 補強リブ 15 ロック部材取付部 a 車体長方向

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボンネット(1)やトランクリッドとし
    て用いられるブロー成形品であって、アウタスキン
    (2)と、そのアウタスキン(2)と一体のスチフナ
    (3)とを有し、車体長方向(a)一端部側を車体
    (5)に連結され、車体長方向(a)他端部側に下方に
    向かう湾曲部(6)を有し、その湾曲部(6)を形成す
    るスチフナ(3)の一部に前記車体(5)に対するロッ
    ク部材(7)を備えた自動車用合成樹脂製パネルにおい
    て、車体(5)前方または車体(5)後方からの衝撃力
    で前記パネルを車体長方向(9)中央部で折曲げるべ
    く、その車体長方向(a)中央部に脆弱部(8)を設
    け、前記スチフナ(3)に、そのスチフナ(3)のロッ
    ク部材取付部(15)に連なり、且つ前記衝撃力による
    前記湾曲部(6)の折曲りを抑制する補強リブ(14)
    を設けたことを特徴とする自動車用合成樹脂製パネル。
JP28418796A 1996-10-25 1996-10-25 自動車用合成樹脂製パネル Pending JPH10129528A (ja)

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JP28418796A JPH10129528A (ja) 1996-10-25 1996-10-25 自動車用合成樹脂製パネル

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JPH10129528A true JPH10129528A (ja) 1998-05-19

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JP28418796A Pending JPH10129528A (ja) 1996-10-25 1996-10-25 自動車用合成樹脂製パネル

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002047961A1 (fr) * 2000-12-13 2002-06-20 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Structure de panneaux pour capot

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002047961A1 (fr) * 2000-12-13 2002-06-20 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Structure de panneaux pour capot
US7150496B2 (en) 2000-12-13 2006-12-19 Kobe Steel, Ltd. Panel structure for car body hood

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