JPH0996033A - 耐火間仕切壁 - Google Patents
耐火間仕切壁Info
- Publication number
- JPH0996033A JPH0996033A JP25745295A JP25745295A JPH0996033A JP H0996033 A JPH0996033 A JP H0996033A JP 25745295 A JP25745295 A JP 25745295A JP 25745295 A JP25745295 A JP 25745295A JP H0996033 A JPH0996033 A JP H0996033A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pillar
- partition wall
- panel
- fire
- fireproof
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 一方の面から他方の面にかけて熱が伝わりに
くく、耐火性に優れ、また、音や振動も伝わりにくい耐
火間仕切壁を提供する。 【解決手段】 石膏ボード６が柱７の両側に配置され、
石膏ボード６と柱７との間に鋼製スプリング８が介在さ
れている。このスプリング８を通してタッピングビス９
が石膏ボード６から柱７にねじ込まれることにより石膏
ボード６が柱７に固定されている。この柱７は中空押出
セメント材よりなる。隣接する石膏ボード６，６間の目
地部分には耐火接着剤１０が充填されている。 【効果】 一方の面から他方の面にかけて熱が伝わりに
くく、耐火性に優れる。また、音や振動も伝わりにく
い。
くく、耐火性に優れ、また、音や振動も伝わりにくい耐
火間仕切壁を提供する。 【解決手段】 石膏ボード６が柱７の両側に配置され、
石膏ボード６と柱７との間に鋼製スプリング８が介在さ
れている。このスプリング８を通してタッピングビス９
が石膏ボード６から柱７にねじ込まれることにより石膏
ボード６が柱７に固定されている。この柱７は中空押出
セメント材よりなる。隣接する石膏ボード６，６間の目
地部分には耐火接着剤１０が充填されている。 【効果】 一方の面から他方の面にかけて熱が伝わりに
くく、耐火性に優れる。また、音や振動も伝わりにく
い。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は建物、特にビル、マ
ンション等の間仕切に使用される耐火間仕切壁に関す
る。
ンション等の間仕切に使用される耐火間仕切壁に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】この種の従来の耐火間仕切壁として、第
３，４図に示すように、床１と天井２との間に鋼材（Ｃ
チャンネル）３を立設し、このＣチャンネル３を挟んで
石膏ボード４，４を配置し、各石膏ボード４をタッピン
グビス５でＣチャンネル３に固定したものがある。この
耐火間仕切壁は、石膏ボード及び鋼材ともに安価である
ところから、きわめて経済的である。また、石膏ボード
４，４間に空間があるため、この空間に断熱材を入れる
ことも可能であり、この空間を配線、配管スペースとし
て利用することも可能である。さらに、鋼材の寸法を変
えることで自由に壁の厚みを変えることもできる。
３，４図に示すように、床１と天井２との間に鋼材（Ｃ
チャンネル）３を立設し、このＣチャンネル３を挟んで
石膏ボード４，４を配置し、各石膏ボード４をタッピン
グビス５でＣチャンネル３に固定したものがある。この
耐火間仕切壁は、石膏ボード及び鋼材ともに安価である
ところから、きわめて経済的である。また、石膏ボード
４，４間に空間があるため、この空間に断熱材を入れる
ことも可能であり、この空間を配線、配管スペースとし
て利用することも可能である。さらに、鋼材の寸法を変
えることで自由に壁の厚みを変えることもできる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の耐火間仕切
壁においては、火災時などにあっては、一方の部屋の熱
がタッピングビス５及びＣチャンネル（鋼材）３を介し
て他方の部屋に伝わり易く、他方の面の温度が上昇し易
いという解決すべき課題があった。また、一方の部屋の
音や振動も他方に伝わり易いという問題もあった。
壁においては、火災時などにあっては、一方の部屋の熱
がタッピングビス５及びＣチャンネル（鋼材）３を介し
て他方の部屋に伝わり易く、他方の面の温度が上昇し易
いという解決すべき課題があった。また、一方の部屋の
音や振動も他方に伝わり易いという問題もあった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の耐火間仕切壁
は、中空押出セラミックよりなる柱を立設し、該柱を挟
んだ一方の側に第１の耐火パネルを配置すると共に他方
の側に第２の耐火パネルを配置し、各耐火パネルと該柱
との間にクッション材を介在させ、各耐火パネルを該柱
にビスで固定してなり、第１の耐火パネルを柱に固定す
るビスと第２の耐火パネルを柱に固定するビスとを非接
触としてあることを特徴とするものである。
は、中空押出セラミックよりなる柱を立設し、該柱を挟
んだ一方の側に第１の耐火パネルを配置すると共に他方
の側に第２の耐火パネルを配置し、各耐火パネルと該柱
との間にクッション材を介在させ、各耐火パネルを該柱
にビスで固定してなり、第１の耐火パネルを柱に固定す
るビスと第２の耐火パネルを柱に固定するビスとを非接
触としてあることを特徴とするものである。
【０００５】かかる耐火間仕切壁にあっては、一方の部
屋から熱がビスを介して伝播しようとしても、このビス
が中空押出セラミックよりなる柱にねじ込まれており、
この中空押出セラミックが断熱材として機能するため、
他方の部屋に熱が伝わりにくい。
屋から熱がビスを介して伝播しようとしても、このビス
が中空押出セラミックよりなる柱にねじ込まれており、
この中空押出セラミックが断熱材として機能するため、
他方の部屋に熱が伝わりにくい。
【０００６】また、耐火パネルと柱との間にクッション
材が介在されているため、パネルから柱に音や振動が伝
わりにくい。
材が介在されているため、パネルから柱に音や振動が伝
わりにくい。
【０００７】この耐火パネルとしては石膏ボードが好適
であり、中空押出セラミック柱としては中空押出セメン
ト材よりなるものが好適である。また、クッション材と
しては鋼製スプリング又は耐火性のウールマット（例え
ばロックウールマット、スラグウールマットなど）が好
適である。
であり、中空押出セラミック柱としては中空押出セメン
ト材よりなるものが好適である。また、クッション材と
しては鋼製スプリング又は耐火性のウールマット（例え
ばロックウールマット、スラグウールマットなど）が好
適である。
【０００８】
【発明の実施の形態】第１図は本発明の耐火間仕切壁の
一例を示す水平断面図であり、第４図と同様部分の断面
を示している。
一例を示す水平断面図であり、第４図と同様部分の断面
を示している。
【０００９】この耐火間仕切壁にあっては、石膏ボード
６が柱７の両側に配置され、石膏ボード６と柱７との間
に鋼製スプリング８が介在されている。このスプリング
８を通してタッピングビス９が石膏ボード６から柱７に
ねじ込まれることにより石膏ボード６が柱７に固定され
ている。この柱７は中空押出セメント材よりなる「日」
字形断面形状のものである。
６が柱７の両側に配置され、石膏ボード６と柱７との間
に鋼製スプリング８が介在されている。このスプリング
８を通してタッピングビス９が石膏ボード６から柱７に
ねじ込まれることにより石膏ボード６が柱７に固定され
ている。この柱７は中空押出セメント材よりなる「日」
字形断面形状のものである。
【００１０】隣接する石膏ボード６，６間の目地部分に
は耐火接着剤１０が充填されている。なお、各ビス９は
互いに離反している。
は耐火接着剤１０が充填されている。なお、各ビス９は
互いに離反している。
【００１１】かかる耐火間仕切壁にあっては、タッピン
グビス９を伝わる熱の伝播が中空押出セメント材よりな
る柱８により阻止されるようになり、一方の面から他方
の面へ熱がきわめて伝わりにくく、耐火性に優れる。ま
た、石膏ボード６と柱７との間にスプリング８が介在さ
れているため、音や振動も伝わりにくい。
グビス９を伝わる熱の伝播が中空押出セメント材よりな
る柱８により阻止されるようになり、一方の面から他方
の面へ熱がきわめて伝わりにくく、耐火性に優れる。ま
た、石膏ボード６と柱７との間にスプリング８が介在さ
れているため、音や振動も伝わりにくい。
【００１２】なお、第１，２図では石膏ボード６が単層
で用いられているが、第４図のように２枚以上を重ねて
配設しても良い。
で用いられているが、第４図のように２枚以上を重ねて
配設しても良い。
【００１３】このスプリング８の代わりに、第２図のよ
うに、スラグウール、ロックウール等の耐火性のウール
マット１１を石膏ボード６と柱７との間に介在させても
良い。この場合、ウールマットを石膏ボード６又は柱７
に貼り付けておいても良い。
うに、スラグウール、ロックウール等の耐火性のウール
マット１１を石膏ボード６と柱７との間に介在させても
良い。この場合、ウールマットを石膏ボード６又は柱７
に貼り付けておいても良い。
【００１４】なお、石膏ボード６，６同士の間の空間１
２にグラスウール、ロックウール等を充填しても良い。
２にグラスウール、ロックウール等を充填しても良い。
【００１５】
【実施例】中空押出セメント材として断面１００ｍｍ×
４０ｍｍのものを用い、厚さ９ｍｍの石膏ボードを２枚
重ねにしたものを第１図のように柱７の両側に配置し、
スプリング８を介してタッピングビス９で固定した。ま
た、耐火接着剤１０を目地に充填した。
４０ｍｍのものを用い、厚さ９ｍｍの石膏ボードを２枚
重ねにしたものを第１図のように柱７の両側に配置し、
スプリング８を介してタッピングビス９で固定した。ま
た、耐火接着剤１０を目地に充填した。
【００１６】この耐火間仕切壁について第３，４図の従
来の耐火間仕切壁と共に熱伝導測定を行なったところ、
第３，４図の約２／３であることが認められた。
来の耐火間仕切壁と共に熱伝導測定を行なったところ、
第３，４図の約２／３であることが認められた。
【００１７】
【発明の効果】以上の通り、本発明の耐火間仕切壁は一
方の面から他方の面にかけて熱が伝わりにくく、耐火性
に優れる。また、音や振動も伝わりにくい。
方の面から他方の面にかけて熱が伝わりにくく、耐火性
に優れる。また、音や振動も伝わりにくい。
【図１】本発明の耐火間仕切壁を示す断面図である。
【図２】別の実施例を示す断面図である。
【図３】従来の耐火間仕切壁を示す縦断面図である。
【図４】図３のIV−IV線に沿う断面図である。
４，６ 石膏ボード ７ 柱 ８ スプリング ９ タッピングビス １０ 耐火接着剤 １１ ウールマット
Claims (3)
- 【請求項１】 中空押出セラミックよりなる柱を立設
し、該柱を挟んだ一方の側に第１の耐火パネルを配置す
ると共に他方の側に第２の耐火パネルを配置し、各耐火
パネルと該柱との間にクッション材を介在させ、 各耐火パネルを該柱にビスで固定してなり、 第１の耐火パネルを柱に固定するビスと第２の耐火パネ
ルを柱に固定するビスとを非接触としてあることを特徴
とする耐火間仕切壁。 - 【請求項２】 請求項１において、前記耐火パネルは石
膏ボードであり、前記柱は中空押出セメント材よりな
り、前記ビスはタッピングビスであることを特徴とする
耐火間仕切壁。 - 【請求項３】 請求項１又は２において、前記クッショ
ン材は鋼製スプリング又は耐火性のウールマットである
ことを特徴とする耐火間仕切壁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25745295A JPH0996033A (ja) | 1995-10-04 | 1995-10-04 | 耐火間仕切壁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25745295A JPH0996033A (ja) | 1995-10-04 | 1995-10-04 | 耐火間仕切壁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0996033A true JPH0996033A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17306544
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25745295A Withdrawn JPH0996033A (ja) | 1995-10-04 | 1995-10-04 | 耐火間仕切壁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0996033A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007002580A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-01-11 | Yoshino Gypsum Co Ltd | 有孔板継目部の補強構造 |
| JP2018076759A (ja) * | 2016-10-31 | 2018-05-17 | 旭化成ホームズ株式会社 | 集合住宅 |
| CN110468982A (zh) * | 2019-07-05 | 2019-11-19 | 安徽巨力节能科技有限公司 | 一种便于拼装连接的膨胀珍珠岩保温板 |
-
1995
- 1995-10-04 JP JP25745295A patent/JPH0996033A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007002580A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-01-11 | Yoshino Gypsum Co Ltd | 有孔板継目部の補強構造 |
| JP4535382B2 (ja) * | 2005-06-24 | 2010-09-01 | 吉野石膏株式会社 | 有孔板継目部の補強構造 |
| JP2018076759A (ja) * | 2016-10-31 | 2018-05-17 | 旭化成ホームズ株式会社 | 集合住宅 |
| CN110468982A (zh) * | 2019-07-05 | 2019-11-19 | 安徽巨力节能科技有限公司 | 一种便于拼装连接的膨胀珍珠岩保温板 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030107 |