JPH0985188A - 金属粉除去装置 - Google Patents

金属粉除去装置

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JPH0985188A
JPH0985188A JP7249294A JP24929495A JPH0985188A JP H0985188 A JPH0985188 A JP H0985188A JP 7249294 A JP7249294 A JP 7249294A JP 24929495 A JP24929495 A JP 24929495A JP H0985188 A JPH0985188 A JP H0985188A
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JP
Japan
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metal powder
pair
conductor
rotary
rotary shafts
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Pending
Application number
JP7249294A
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English (en)
Inventor
Yoshiteru Akimoto
義輝 秋元
Satoshi Sato
智 佐藤
Katsushi Kondo
克司 近藤
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メンテナンスフリーで長期間にわたって使用
することができ、また撚線導体の場合でも、素線の隙間
に付着した金属粉を効率よく除去することができる金属
粉除去装置を提供する。 【解決手段】 一対の架台22に固定した中空軸23
と、これらの中空軸にそれぞれ軸受を介して取付けた一
対の回転軸25と、これらの回転軸の内端にそれぞれブ
ラシ取付台26を介して取付けた一対の回転ブラシ31
と、前記回転軸を駆動するモーター28と、前記中空軸
に導管34を介して連結した吸引機35およびフィルタ
ー36とからなり、前記回転ブラシは円盤32の一面に
多数本の線状体33を植設して構成され、通過する導体
Wを挟むようにして配置されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銅やアルミなどの
導体表面に付着している金属粉や汚れ等を効率よく除去
し得る金属粉除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電線・ケーブルの製造に当たっては、銅
線やアルミ線などの導体は、線引きダイス等により、所
定の外径になるよう伸線される。また、撚線導体の場合
には、銅線やアルミ線などの素線を多数本、撚合わせダ
イス等を通して撚合わせる。これらの伸線や撚線工程に
おいては、ガイドローラやプーリとの接触、あるいは素
線相互の接触などによる摩擦によって表面の一部が剥離
し、金属粉となって導体に付着する。これらの金属粉の
付着量は僅かではあるが、これをそのまま押出機に導入
すると、金属粉が被覆層へ混入することがあり、このよ
うな場合には、耐圧不良などの原因となる。そこで、導
体を心線ボビンから引出して伸線機へ供給する過程、あ
るいは撚線機から押出機へ供給する過程に金属粉除去装
置を設置し、金属粉を除去する試みが従来からなされて
いる。
【0003】図3は、従来の金属粉除去装置の一例を示
すもので、ハウジング1は導体Wを導入する入口開口部
2と、導体Wを送出す出口開口部3を備えており、上端
は開閉自在な蓋4により閉塞されている。また、ハウジ
ング1の底部はロート状に狭まり、その下端には導管5
を介して吸引機(図示せず)が接続されている。ハウジ
ング1内には、入口開口部2と出口開口部3にそれぞれ
近接してガイド部材6,7が取付けられており、これら
のガイド部材の間には、2個の払拭部材8,9が、導体
Wの進行方向に沿って配置されている。10〜13は、
それぞれガイド部材6,7および払拭部材8,9を、入
口開口部2と出口開口部3の間の直線上の位置に配置固
定する保持具を示す。また、14は払拭部材8,9の前
後にそれぞれ配置したエア噴射ノズルを示し、これらに
は、エア導入管15を介してコンプレッサー(図示せ
ず)から圧縮空気を供給される。
【0004】上記払拭部材8としては、通常「ナイロン
タワシ」と呼ばれる繊維状ナイロンを集合して板状に成
形したものが上下一対として使用され、また払拭部材9
としては、仕上げ用としてフェルト板が上下一対として
使用される。これらの払拭部材8,9は導体Wを上下か
ら挟むようにして保持具10,11内に配置され、これ
らの保持具を加圧するボルト・ナット等のクランプ手段
(図示せず)により、導体Wを所定の圧力で挟圧する。
【0005】このような構成の金属粉除去装置におい
て、入口開口部2からハウジング1内に導入された導体
Wは、払拭部材8,9を通過する際に、表面に付着した
金属粉を払拭され、また払拭部材8,9の前後において
エア噴射ノズル14から噴射される圧縮空気により表面
に付着した金属粉を吹き飛ばされる。なお、圧縮空気に
より吹き飛ばされ、ハウジング1内に浮遊する金属粉
は、導管5を介して吸引機に集められる。また、拭い取
られた金属粉の溜まった払拭部材8,9は定期的に保持
具10,11から取り外され、金属粉を除去された後、
再使用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
金属粉除去装置によれば、払拭部材8,9および圧縮空
気の作用により、通過する導体Wの表面から金属粉を除
去することができるが、払拭部材8,9は固定して配置
されており、導体Wと接触部位が固定されるため金属粉
が徐々に溜まり、時間と共に除去能力が減少し、その取
換えを頻繁に行なわねばならず、手数が掛かる。また、
撚線導体の場合には、素線の隙間に付着した金属粉を完
全に除去することは難しい。
【0007】本発明は、従来装置における上述の問題点
を解消すべくなされたもので、払拭部材の頻繁な取換え
が不要であり、また撚線導体の場合でも、素線の隙間に
付着した金属粉を効率よく除去できる金属粉除去装置を
提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の金属粉除去装置
は、一対の架台に固定した中空軸と、これらの中空軸に
それぞれ軸受を介して取付けた一対の回転軸と、前記回
転軸の内端にそれぞれブラシ取付台を介して取付けた一
対の回転ブラシと、前記一対の回転軸を逆方向または同
方向に駆動するモーターと、前記中空軸に導管を介して
連結した吸引機とフィルターとからなり、前記回転ブラ
シは円盤の一面に多数本の線状体を植設して構成され、
通過する導体を挟むようにして配置されていることを主
な特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施の形態を説明する。図1は、本発明の金属粉
除去装置の実施例を示すものであり、図2は図1のII−
II線に沿う一部切欠横断面図である。なお、これらの図
において、左右対象の同一部材には一方にのみ符号を付
し、他方は符号の記載を省略してある。図1および図2
において、基台21上に、対向して配置した一対の架台
22の上端近傍には、それぞれ中空軸23が取付けられ
ている。これらの中空軸の内端近傍には軸受24および
エアシール(図示せず)を介して中空の回転軸25が回
転自在に、かつ気密に嵌合されている。回転軸25の内
端には円環状のブラシ取付台26が固定されており、回
転軸25の外端近傍にはプーリー27が取付けられてい
る。これらのプーリー27とモーター28側のプーリー
29の間にはベルト30が掛け渡されている。
【0010】ブラシ取付台26の内端には、それぞれ回
転ブラシ31が取付けられている。これらの回転ブラシ
は中央に孔のあいた円盤32の一面に、ナイロン繊維の
ように腰が強く、しかも適度の弾力性のある針状または
細線状の線状体33を多数本密接して植設させた構造の
ものが使用される。これらの回転ブラシ31は、対向す
る線状体33の先端が、互いに接触するか、もしくは若
干入り込む状態で設置されている。中空軸23の外端に
は、それぞれ導管34を介して吸引機35が接続されて
いる。吸引機35の排気管にはフィルター36が取付け
られている。
【0011】このような構成の本発明装置において、単
線または撚線からなる導体Wは、導体案内機構(図示せ
ず)によって案内されて、対向する両回転ブラシ31の
線状体33の先端間を通過する。その際、両回転ブラシ
31はそれぞれモーター28によって駆動され、回転す
る。これによって、両回転ブラシ31の間を通過する導
体Wの表面は回転ブラシ31の線状体33に接触し、付
着している金属粉を払拭される。このようにして払拭さ
れた金属粉は、吸引機35によって形成される空気流に
乗って、回転ブラシ31の円盤32の中央孔、円環状の
ブラシ取付台26、中空の回転軸25、中空軸23およ
び導管34を通して吸引機35に導かれフィルター36
によって分離回収される。
【0012】上述のように、本発明の金属粉除去装置に
おいては、回転ブラシ31の線状体33の先端は回転し
ながら、通過する導体Wの表面を払拭するので、従来の
払拭部材のように、一か所に金属粉が集中して付着する
ことがない。また、回転ブラシ31の線状体33の先端
は、通過する導体Wの表面に接触した後、あるいは対向
する他方の回転ブラシ31の線状体33の先端に接触し
た後、その弾力によって反発するので、線状体33の先
端付近に付着した金属粉は弾き飛ばされ、空気流によっ
て回収される。したがって、回転ブラシ31の洗浄は殆
ど必要がなく、メンテナンスフリーの状態で長期間に亘
って使用することができる。また、導体Wが撚線の場合
であっても、回転ブラシ31の回転に伴って、線状体3
3の先端が、撚線を構成する素線の間に深く入り込み、
そこに付着した金属粉を掃き出すので、金属粉を効率よ
く除去することができる。
【0013】なお、両回転ブラシ31の回転の向きは、
同方向または逆方向のいずれでもよいが、同方向の場合
には、通過する導体WをS状に曲げようとする力が加わ
るので、導体Wが細線の場合には、逆方向に回転させる
のが望ましい。また、回転ブラシとして、スチールウー
ル等の硬質の線状体を備えたものを使用すれば、導体W
の表面の変色や汚れも除去することができ、また、導体
Wが挿入材入りの撚線の場合、その内部からはみ出した
不要の挿入材をはぎ取ることもできる。以上の説明にお
いては、回転軸25とモーター28の間を、プーリー2
7,29とベルト30で連結した例につき述べたが、こ
れはチェーンとスポロケット、あるいはギア機構等に置
き換えてもよい。また、モーター28も1台だけを使用
し、左右の回転ブラシに共用するようにしてもよい。
【0014】
【発明の効果】上述のように、本発明の金属粉除去装置
においては、払拭部材として回転ブラシを使用している
ので、メンテナンスフリーで長期間にわたって使用する
ことができ、また、導体が撚線導体の場合でも、素線の
隙間に付着した金属粉を効率よく除去することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の金属粉除去装置の実施例を示す一部
縦断正面図である。
【図2】 図1のII−II線に沿う一部切欠横断面図であ
る。
【図3】 従来の金属粉除去装置を例示する縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1……ハウジング 2……入口開口部 3……出口開口部 4……蓋 5,34……導管 6,7……ガイド部材 8,9……払拭部材 10〜13……保持具 14……エア噴射ノズル 15……エア導入管 21……基台 22……架台 23……中空軸 24……軸受 25……回転軸 26……ブラシ取付台 27,29……プーリー 28……モーター 30……ベルト 31……回転ブラシ 32……円盤 33……線状体 35……吸引機 36……フィルター W……導体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の架台に固定した中空軸と、これら
    の中空軸にそれぞれ軸受を介して取付けた一対の回転軸
    と、これらの回転軸の内端にそれぞれブラシ取付台を介
    して取付けた一対の回転ブラシと、前記一対の回転軸を
    逆方向または同方向に駆動するモーターと、前記中空軸
    に導管を介して連結した吸引機およびフィルターとから
    なり、前記回転ブラシは円盤の一面に多数本の線状体を
    植設して構成され、通過する導体を挟むようにして配置
    されていることを特徴とする金属粉除去装置。
  2. 【請求項2】 回転ブラシは、それらの線状体の先端同
    志が互いに接近して対向するか、互いに若干入り込みあ
    うようにして、通過する導体の両側に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の金属粉除去装置。
  3. 【請求項3】 通過する導体が撚線導体であることを特
    徴とする請求項1または2に記載の金属粉除去装置。
JP7249294A 1995-09-27 1995-09-27 金属粉除去装置 Pending JPH0985188A (ja)

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