JPH0949885A - 同期電動機 - Google Patents

同期電動機

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Publication number
JPH0949885A
JPH0949885A JP20068295A JP20068295A JPH0949885A JP H0949885 A JPH0949885 A JP H0949885A JP 20068295 A JP20068295 A JP 20068295A JP 20068295 A JP20068295 A JP 20068295A JP H0949885 A JPH0949885 A JP H0949885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
stator
gear
box
synchronous motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP20068295A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Koseki
隆亮 小関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamura Electric Works Ltd
Original Assignee
Tamura Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamura Electric Works Ltd filed Critical Tamura Electric Works Ltd
Priority to JP20068295A priority Critical patent/JPH0949885A/ja
Publication of JPH0949885A publication Critical patent/JPH0949885A/ja
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  • Measurement Of Predetermined Time Intervals (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を増加することなく、ノイズの発生
を防止する。 【解決手段】 ステータボックス2には、ステータ7が
立設され、ステータ7の周りにコイルボビン3が嵌装さ
れ、中央の圧入孔6には回転軸15が垂設されている。
ステータボックス2の開口を閉塞するステータ蓋5に
は、ステータ7の間に位置するステータ21が下方に向
かって立設されている。ロータ4はロータ本体16とロ
ータ本体16に固着された周面にN極、S極が着磁され
たマグネット17とで構成されている。そして、ロータ
本体16にはロータギア18が一体に形成され、このロ
ータギア18とこれに噛合う第1のギア30とがはすば
歯車で形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扇風機、炊飯器等
に使われるタイマ等の駆動源として採用される小型の同
期電動機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の同期電動機は、周面にN
極とS極とが交互に着磁されたロータと、このロータの
周囲を囲むようにステータが立設された有底円筒状のス
テータボックスと、このステータボックスの開口を閉塞
し前記ステータ間に別のステータが立設されたステータ
蓋と、前記ステータボックスの外周壁とロータとの間に
収納され胴部にコイルが巻回されたコイルボビンとが備
えられている。そして、コイルに通電すると、ステータ
とロータとの磁気的作用によってロータが回転して駆動
力が得られる。このように構成された同期電動機におい
ては、ロータの回転を円滑に行えるように、ロータを回
転自在に支持している上下の軸受部とロータとの間にわ
ずかなクリアランスを設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の小型の同期電動機では、大量生産に適しかつ軽量とす
るために、構成部品がプラスチックで形成されており、
このためひけ等によって製造誤差が発生し易く、ロータ
軸と軸受部との間に設けたクリアランスにばらつきが発
生する。このようにロータと軸受部との間のクリアラン
スにばらつきが発生するため、ロータが回転する際にロ
ータが軸線方向に上下動して軸受部に対して当接と離間
を繰り返す、いわゆる波打ち回転を起こしてノイズを発
生させる。これを防止しようとして、ロータと軸受部と
の間にばね圧の弱いスプリングを介装してロータを軸受
部側に軽く押し付け、軸受部に対してロータが回転中に
当接と離間を繰り返すことがないようにすることも提案
されているが、部品点数が増加するとともに、組立が煩
雑となるといった問題があった。また、クリアランスを
適正なものとしても、長期間の使用による摺接に起因す
る摩耗が発生するために、ノイズの発生が免れ得ないも
のとなっていた。
【0004】したがって、本発明は上記した従来の問題
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、部品点数を増加することなく、ノイズの発生を防止
した同期電動機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る同期電動機は、周面にN極とS極とが
交互に着磁されたロータと、このロータの周囲を囲むス
テータが立設された有底円筒状のステータボックスと、
このステータボックスの開口を閉塞し前記ステータ間に
別のステータが立設されたステータ蓋と、前記ステータ
ボックスの外周壁とロータとの間に収納され胴部にコイ
ルが巻回されたコイルボビンとを備えた同期電動機であ
って、前記ロータに一体にロータギアを形成するととも
に、このロータギアとこのロータギアに噛合うギアとを
はすば歯車とし、ロータの回転中に発生するはすば歯車
によるスラスト方向へ作用する分力によって、ロータが
一方の軸受部側に常に軽く押し付けられる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。図1は本発明に係る同期電動機の断
面図、図2は同じく要部の側面図、図3は同じく分解斜
視図である。これらの図において、全体を符号1で示す
同期電動機の本体は、有底円筒状のステータボックス2
と、コイル13が巻回されたコイルボビン3と、ロータ
4と、ステータ蓋5とから構成されている。ステータボ
ックス2の底部の中央には、軸圧入孔6が穿設され、こ
の軸圧入孔6の周りには6個のステータ7が切り起こさ
れて上方に折り曲げ形成されている。円環状の側部に
は、円周方向に等角度に配置された3個の矩形状の窓8
が穿設され、側部上端縁には、円周方向に等角度に配置
された4個の凹部9が設けられている。
【0007】コイルボビン3は全体が合成樹脂で形成さ
れ、コイル13が巻回された円筒状の胴部11と、この
胴部11の上端に一体に形成された一対の鍔部12とか
ら構成されている。ロータ4は回転軸15と、この回転
軸15に回転自在に支持され合成樹脂で形成された円柱
状のロータ本体16と、このロータ本体16に固着され
た円環状のマグネット17と、ロータ本体16の中央部
に一体に突出形成されたはすば歯車が形成されたロータ
ギア18とから構成されている。ステータ蓋5は平板状
に形成されており、中央に貫通孔20が穿設され、この
貫通孔20の周りには、6個のステータ21が切り起こ
されて下方に折り曲げ形成され、円周端縁には4個の突
出部22が設けられている。
【0008】23は底部中央部に貫通孔23aが穿設さ
れた有底角筒状のベースで、底部下面には弾性変形可能
なフック部24が下方に突出形成され、このベース23
の底部上面の中央部には、前記貫通孔23aの上方に位
置するように軸支持部25がベース23の底部から立ち
上げ形成されている。この軸支持部25の下端面25a
は前記ロータ4のロータギア18の上方への移動を規制
する係止面として機能し、この係止面25aの中央部に
は軸支持穴25bが凹設されている。また、軸支持部2
5に隣接して段部26aが形成された支承部26がベー
ス23の底部上面に突設されている。28は前記ベース
の開口部を覆うカバーで、前記支承部26が圧入される
圧入孔28aが穿設されている。30は支承部26に嵌
挿されるボス30aが一体に形成され支承部26に回転
自在に支持された図示を省略した周知の減速歯車群の第
1のギアであって、はすば歯車で形成されて前記ロータ
ギア18に噛合っており、平歯車で形成された小径の伝
達ギア31が一体に形成されている。この伝達ギア31
には後続の減速歯車群の第2のギアが噛合っている。
【0009】次に、このように構成された同期電動機の
組立方法を説明する。まず、同期電動機の本体1の組立
方法を説明すると、ステータボックス2の軸圧入孔6に
ロータ4の回転軸15の下端部を圧入して回転軸15を
ステータボックス2の底部に垂設し、この回転軸15に
ロータ4を嵌挿して回転自在に支持する。しかるのち、
コイルボビン3をステータボックス2内に嵌装してコイ
ルボビン3の胴部11をステータボックス2のステータ
7の周りに位置させる。最後にステータ蓋5の突出部2
2をステータボックス2の凹部9に圧入して、ステータ
蓋5によってステータボックス2の開口を閉塞する。こ
のとき、ステータ蓋5のステータ21が前記ステータボ
ックス2のステータ7の間に位置付けられるとともに、
ロータ4のロータギア18がスタータ蓋5の貫通孔20
から突出する。
【0010】このように組み立てられた同期電動機の本
体1のロータギア18をベース23の貫通孔23aから
ベース23内に挿入し、回転軸15の上端部を軸支持部
25の軸支持穴25bに嵌入させることにより、回転軸
15をこの軸支持穴25bと軸圧入孔6とで支持する。
このとき、ロータギア18の上端面と軸支持部25の係
止面25aとの間には長さδなる隙間27が形成されて
いる。同時に、ステータボックス2の窓8にベース23
のフック部24を弾性変形させながら係合させることに
より、ステータボックス2をベース23の底部の下面に
取り付ける。しかるのち、第1のギア30のボス部30
aをベース23の軸支承部26に嵌挿して、第1のギア
30を軸支承部26に回転自在に支持し、前記ロータギ
ア18に噛合わせる。後続の図示を省略した減速歯車群
を組み付けた後に、カバー28によってベース23の開
口を閉塞する。このとき、第1のギア30のボス部30
aの上端とカバー28との下面との間にはほとんど隙間
が形成されず、第1のギア30は上下方向の移動が規制
されている。
【0011】次に、このように組み立てられた同期電動
機の動作を説明する。コイルボビン3のコイル13の図
示を省略した端子から交流の電圧を印加すると、ステー
タボックス2のステータ7とステータ蓋5のステータ2
1にN極とS極とが交互に励磁され、周面にN極とS極
とが交互に着磁されたロータ4が回転軸15を回転中心
として回転する。ロータ4の回転は図2に示すように、
ロータギア18からこれと噛合う第1のギア30に伝達
され、伝達ギア31を介して後続の減速歯車群に伝達さ
れる。このとき、ロータギア18とこれと噛合う第1の
ギア30とがはすば歯車で形成されているので、互いに
回転軸方向に沿って相反するスラスト力が発生する。
【0012】本発明の実施の形態においては、ロータ4
が正転方向、すなわち図2においてA方向に回転する
と、ロータギア18には、下方すなわちB方向へのスラ
スト力が発生し、第1のギア30には、上方すなわちC
方向へのスラスト力が発生する。第1のギア30は回転
軸方向の移動が規制された構造となっているので、C方
向への移動が規制され、このためロータギア18はB方
向に移動習性が付与され、ロータ4の回転中にロータギ
ア18の上端面と軸支持部25の係止面25aとの間の
隙間27が保持される。したがって、ロータ4の回転中
にロータギア18の上端面が係止面25aに当接するこ
とがないので、当接と離間とを繰り返すことにより発生
していたノイズが防止される。また、ロータギア18と
第1のギア30とをはすば歯車としたことによって、従
来の平歯車どうしの噛合いよりも、噛合いが円滑で、か
つ振動、騒音が少ない。
【0013】なお、本発明の実施の形態では、ロータギ
ア18がB方向に移動する移動習性を付与するようにロ
ータギア18と第1ギア30とのはすば歯車の歯の傾き
方向を選択したが、これに限定されず、ロータギア18
がC方向に移動するようにして、ロータギア18の上端
面が係止面25aに常に当接するようしてもよく、要
は、当接と離間とを繰り返すことがないようにすればよ
い。また、本発明の実施の形態では、ロータ4を回転軸
15に回転自在に支持したが、ロータ4を回転軸15に
軸着して一体化し、回転軸15を軸受部に回転自在に支
持しても同様な作用効果が得られることは勿論である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
同期電動機において、ロータに一体にロータギアを形成
するとともに、このロータギアとこのロータギアに噛合
うギアとをはすば歯車としたことにより、ロータの回転
中にロータギアに回転軸に沿ってスラスト力が加わり、
このためロータが回転軸に沿って振動することがなくな
り、部品点数を増加することなく、ノイズの発生を防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る同期電動機の断面図である。
【図2】 本発明に係る同期電動機の要部を示す側面図
である。
【図3】 本発明に係る同期電動機の本体を分解した斜
視図である。
【符号の説明】
1…同期電動機の本体、2…ステータボックス、3…コ
イルボビン、4…ロータ、5…ステータ蓋、7,21…
ステータ、13…コイル、15…回転軸、18…ロータ
ギア、30…第1のギア。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面にN極とS極とが交互に着磁された
    ロータと、このロータの周囲を囲むステータが立設され
    た有底円筒状のステータボックスと、このステータボッ
    クスの開口を閉塞し前記ステータ間に別のステータが立
    設されたステータ蓋と、前記ステータボックスの外周壁
    とロータとの間に収納され胴部にコイルが巻回されたコ
    イルボビンとを備えた同期電動機において、前記ロータ
    に一体にロータギアを形成するとともに、このロータギ
    アとこのロータギアに噛合うギアとをはすば歯車とした
    ことを特徴とする同期電動機。
JP20068295A 1995-08-07 1995-08-07 同期電動機 Pending JPH0949885A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20068295A JPH0949885A (ja) 1995-08-07 1995-08-07 同期電動機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20068295A JPH0949885A (ja) 1995-08-07 1995-08-07 同期電動機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0949885A true JPH0949885A (ja) 1997-02-18

Family

ID=16428503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20068295A Pending JPH0949885A (ja) 1995-08-07 1995-08-07 同期電動機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0949885A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11341776A (ja) * 1998-03-26 1999-12-10 Asmo Co Ltd ブラシレスモ―タ、車両用空調装置の送風機用モ―タ、及びブラシレスモ―タの製造方法
JP2008079442A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Nidec Sankyo Corp ギアードモータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11341776A (ja) * 1998-03-26 1999-12-10 Asmo Co Ltd ブラシレスモ―タ、車両用空調装置の送風機用モ―タ、及びブラシレスモ―タの製造方法
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