JPH09320209A - ディスク記憶装置及びそのアクセス方法 - Google Patents

ディスク記憶装置及びそのアクセス方法

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JPH09320209A
JPH09320209A JP8136487A JP13648796A JPH09320209A JP H09320209 A JPH09320209 A JP H09320209A JP 8136487 A JP8136487 A JP 8136487A JP 13648796 A JP13648796 A JP 13648796A JP H09320209 A JPH09320209 A JP H09320209A
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JP8136487A
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Chikashi Igari
史 猪狩
Masahito Fujii
雅人 藤井
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Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アクセス処理時にアクセスエラーの発生に従っ
てリトライ処理を実行する方式において、ディスク回転
待ち時間を短縮化して、結果的にアクセス処理に要する
時間を短縮化して、データのアクセス速度の低下を防止
することにある。 【解決手段】回転するディスク1上の目標トラックN内
において、一連のセクタを順次リードアクセスまたはラ
イトアクセスのアクセス処理を実行するときに、アクセ
スエラーが発生時にはリトライ処理を実行する機能を備
えたHDDである。HDC11は、アクセスエラーの発
生時にアクセスエラーが発生したエラーセクタに関する
情報を内部レジスタ11aに保存し、次のセクタから通
常のアクセス処理を続行する。アクセス処理の完了後
に、内部レジスタ11aに保存した情報を使用して、エ
ラーセクタに対するリトライ処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば磁気ディス
ク装置に適用し、アクセスエラーが発生したときに、再
度のアクセス処理を行なうリトライ機能を備えたディス
ク記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ハードディスク装置(HDD)等
の磁気ディスク装置では、記録媒体であるディスク上に
構成されたセクタ単位に、リードアクセス(データ読出
し動作)またはライトアクセス(データ書込み動作)が
行なわれる。セクタは、ディスク上に構成された同心円
状の多数のトラックをそれぞれ分割したときの記録エリ
アである。
【0003】HDDには、リードアクセスまたはライト
アクセス(以下総称してアクセス処理とする)時に、ア
クセスエラー(リードエラーまたはライトエラー)が発
生したときに、いわゆるリトライ処理を実行する機能が
設けられている。このリトライ処理は、エラーが発生し
たセクタ(エラーセクタとする)に対して、アクセス処
理を再実行する処理である。通常では、一定回数だけ繰
り返し実行しても、正常にアクセスできないときには、
ディスクコントローラ(HDC)がホストコンピュータ
にアクセスエラーが発生して、アクセス処理が不可であ
ることを通知する。
【0004】通常では、エラーセクタが傷等の回復不可
能な欠陥セクタの場合には、リトライ処理を一定回数繰
り返しても、正常にアクセスできない。また、エラーセ
クタの位置に塵等が存在したことが要因となるような一
時的なアクセスエラーの場合には、リトライ処理により
正常なアクセスが可能となる確率が高い。
【0005】ここで、HDCは、シーケンサと称するア
クセス処理を順次自動的に実行する機能を備えており、
アクセス対象の開始セクタのアドレス(セクタ番号)が
セットされると、最終セクタまで自動的にアクセス処理
を実行する。
【0006】具体例として、図5に示すように、ディス
ク上の目標トラックNのセクタ1からセクタ5までを順
次アクセスする場合を想定する。HDCは、セクタ1か
ら開始して順次セクタ3までアクセスしたときに、セク
タ3でアクセスエラーを検出すると、前述したように、
リトライ処理に移行する。即ち、エラーセクタ3に対し
て、再度のアクセス処理を実行する。
【0007】リトライ処理では、予め設定された回数だ
けアクセス処理を繰り返して行なうため、リトライ処理
を実行する毎に、ディスク1回転分の待ち時間が発生す
る。図5に示す具体例では、便宜的に、ディスクの2回
転目で、エラーセクタ3に対するリトライ処理が成功し
て、アクセス対象の残りのセクタ4,5に対するアクセ
ス処理に移行した場合を想定している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
のHDDでは、アクセス処理時にアクセスエラーが発生
すると、そのエラーセクタに対してアクセス処理を繰り
返すリトライ処理が実行される。このリトライ処理を実
行した後に、エラーセクタ以降のセクタに対するアクセ
ス処理が実行される。リトライ処理では、アクセス処理
を行なう毎にディスク1回転分の待ち時間が発生する。
このため、一連のセクタに対するアクセス処理におい
て、リトライ処理が途中に実行されると、ディスクの回
転待ち時間に相当する処理時間が増大し、結果的にアク
セス処理に要する時間が増大することになる。特に、リ
トライ処理の回数が多くなると、アクセス処理が大幅に
遅くなり、システム全体のデータ処理速度の低下を招く
ことになる。
【0009】本発明の目的は、アクセス処理時にアクセ
スエラーの発生に従ってリトライ処理を実行する方式に
おいて、ディスク回転待ち時間を短縮化して、結果的に
アクセス処理に要する時間を短縮化して、データのアク
セス速度の低下を防止することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転するディ
スクに対して、所定のアクセス単位であるセクタ等の記
録エリアを設定された順序でリードアクセスまたはライ
トアクセスのアクセス処理を実行するディスク記憶装置
に適用し、アクセスエラーの発生時にリトライ処理を実
行する機能を備えた装置である。本装置は、アクセスエ
ラーの発生時にアクセスエラーが発生した記録エリア
(エラーセクタ)を特定するための情報を保存し、次の
セクタから通常のアクセス処理を続行する。アクセス処
理の完了後に、エラーセクタに対するリトライ処理を実
行する。
【0011】このような構成により、アクセス処理時に
アクセスエラーが発生したときに、エラーセクタを特定
する情報を保存するなどのエラー処理後に、次のセクタ
から通常のアクセス処理を続行する。即ち、リトライ処
理を実行する前に、エラーセクタ以外のアクセス処理を
完了させる。従って、リトライ処理に伴うディスク回転
待ち時間を要することなく、アクセス処理を完了させる
ことができる。このアクセス処理の完了後に、リトライ
処理を実行することになるため、ディスク回転待ち時間
を最小限にすることが可能となる。換言すれば、エラー
セクタを一時的に保留にして、正常なアクセス処理を完
了した後に、そのエラーセクタをアクセス対象の最後の
セクタとしてアクセス処理にする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は本実施形態に関係するシステ
ム構成を示すブロック図であり、図2は本実施形態の動
作を説明するためのタイミングチャートであり、図3は
本実施形態に関係するエラーセクタの情報を説明するた
めの概念図であり、図4は本実施形態の動作を説明する
ためのフローチャートである。 (システム構成)本実施形態は、図1に示すように、記
録媒体としてスピンドルモータ2により高速回転してい
るディスク1を使用したハードディスク装置(HDD)
を想定している。HDDは、ヘッド4がディスク1の半
径方向に移動して、ディスク1上の目標トラック(アク
セス対象のセクタを含むトラック)に位置決めされて、
データの読出し動作(リードアクセス)またはデータの
書込み動作(ライトアクセス)を実行する。
【0013】ヘッド4はヘッドアクチュエータ5により
保持されて、ボイスコイルモータ(VCM)6の駆動力
により、ディスク1の半径方向にシークされる。VCM
6はVCMドライバ7により駆動される。また、スピン
ドルモータ2はスピンドルモータドライバ(SPMドラ
イバ)3により駆動される。VCMドライバ7とSPM
ドライバ3はCPU8により制御される。
【0014】ヘッドアンプ9は、データの読出し時には
ヘッド4から読出したリード信号を増幅して、リード/
ライト(R/W)信号処理回路10に出力する。データ
の書込み時には、R/W信号処理回路10から出力され
るライト信号を増幅して、ヘッド4に出力する。R/W
信号処理回路10は、リード/ライト信号の信号処理を
行なうリード/ライトチャネルであり、ヘッド4からの
リード信号から再生データに変換し、また書込みデータ
からライト信号に変換する機能を有する。
【0015】さらに、R/W信号処理回路10は、ヘッ
ド1により読出されたサーボ情報(位置情報)を再生処
理してCPU8に出力する。サーボ情報は、シーク制御
時(目標位置までの移動制御)のトラックアドレスおよ
び位置制御時(トラック追従制御)の位置誤差情報から
なる。CPU8はサーボ情報に基づいて、ヘッド4をデ
ィスク1上の目標トラックに位置決め制御する。CPU
8はROMやRAMからなるメモリ14を使用して、H
DDの駆動制御を行なうメイン制御装置である。
【0016】ディスクコントローラ(HDC)11は、
ホストインターフェース12を介してHDDとホストコ
ンピュータとのデータ転送制御、およびデータの記録再
生制御を行なう。バッファメモリ13は、HDC11に
よりアクセス制御されて、ディスク1に書込むためのラ
イトデータやディスク1から再生した再生データを一時
的に保存するためのセクタバッファ機能や、ディスク1
上の欠陥(欠陥セクタ)に関する欠陥情報(ディフェク
ト情報)を保持する機能を有するバッファRAMであ
る。
【0017】さらに、本実施形態のHDC11は、アク
セス処理時にアクセスエラーを検出する機能、およびそ
のアクセスエラーが発生したエラーセクタを特定し、リ
トライ処理を行なう機能を有する。HDC11は、図3
に示すように、エラーセクタを特定するためのアドレス
情報(セクタ番号SN)、このエラーセクタのデータを
格納するためのバッファアドレスBA(バッファメモリ
13に確保した記憶エリア)、およびリトライ処理の実
行を制御するためのリトライフラグ情報RFを内部レジ
スタ11aにセットする。リトライフラグ情報RFは、
“1”がリトライ処理が必要であることを指示するフラ
グであり、“0”がリトライ処理が不要であることを指
示するフラグを意味する。 (本実施形態のアクセス処理)以下図2と図3を参照し
て、本実施形態のアクセス処理を説明する。
【0018】本実施形態のHDC11は、図2に示すよ
うに、ホストコンピュータから与えられたアクセスコマ
ンド(リードコマンド又はライトコマンド)により、目
標トラックNを設定し、アクセス対象のセクタ番号(こ
こでは1〜5とする)の各セクタを順次、自動的にアク
セスするシーケンサ機能を有する。
【0019】具体的には、図4のフローチャートに示す
ように、ホストコンピュータからのアクセスコマンドに
応じて、CPU8はヘッド4をディスク1上の目標トラ
ックNまでシークして位置決めする(ステップS1,S
2)。HDC11は、シーケンサ機能により、目標トラ
ックN内の指定セクタ(セクタ1)からアクセス処理
(リードアクセスまたはライトアクセス)を開始する
(ステップS3)。
【0020】ここで、図2に示すように、セクタ2まで
アクセスした後に、次のセクタ3でアクセスエラー(リ
ードエラーまたはライトエラー)が発生したと想定す
る。HDC11は、アクセスエラーを検出すると、その
エラーセクタ(セクタ3)のアドレス情報(セクタ番号
SN)、およびエラーセクタのデータを格納するための
バッファメモリ13のバッファアドレスBAを内部レジ
スタ11aにセットする(ステップS4のYES,S
5)。さらに、内部レジスタ11aに、そのエラーセク
タに対して、リトライ処理を行なうことを指示するため
のリトライフラグ情報RF(“1”)をセットする。
【0021】このようなエラー処理(エラーセクタの情
報を保存する処理)を実行した後に、HDC11は、現
在の目標トラックN内に、アクセス対象のセクタが存在
するか否かをチェックする(ステップS10)。即ち、
エラーセクタ3がそのトラックN内の最後のセクタ(ア
クセス対象の最終セクタ)であるか否かをチェックす
る。
【0022】ここで、エラーセクタ3が最後のセクタ、
即ちそのセクタ以降のセクタが存在しない場合には、H
DC11は内部レジスタ11aのリトライフラグ情報R
Fをクリアし(“0”をセット)、エラーセクタに対す
るリトライ処理を実行する(ステップS10のNO,S
7,S8)。即ち、内部レジスタ11aのセクタ番号3
とバッファアドレスBAを設定し、エラーセクタに対す
るアクセス処理を実行する。リードアクセスであれば、
エラーセクタ3に対してヘッド4によりデータの読出し
動作を実行させて、R/W信号処理回路10により得ら
れる再生データをバッファメモリ13のバッファアドレ
スBAに格納する。このバッファメモリ13から、ホス
トインターフェース12を介してホストコンピュータに
転送する。また、ライトアクセスであれば、ホストコン
ピュータからのライトデータをバッファメモリ13のバ
ッファアドレスBAに格納した後に、R/W信号処理回
路10を介してヘッド4にライト信号を出力し、エラー
セクタ3にデータを書込む。
【0023】このようなエラーセクタが最後のセクタの
場合には、リトライ処理を正常にアクセスされるまでに
一定回数だけ繰り返すため、従来と同様にディスク回転
待ち時間が発生することになるが、同一トラック内で常
に最後のセクタがエラーセクタになる確率は極めて少な
い。
【0024】一方、エラーセクタ以降のアクセス対象の
セクタ(4,5)が存在する場合には、HDC11は、
エラーセクタ3に対するリトライ処理を保留して、アク
セス対象のセクタ(4,5)に対するアクセス処理を続
行する(ステップS10のYES,S11)。このと
き、HDC11は、バッファメモリ13のエラーセクタ
3のデータを格納すべき記憶領域(保存したバッファア
ドレスBA)を確保し、これ以外の記憶領域にアクセス
処理により得られたデータを格納する。即ち、HDC1
1は、リードアクセスの場合には、エラーセクタ3以外
のセクタ1,2,4,5の各再生データをバッファメモ
リ13に順次格納し、ホストインターフェース12を介
してホストコンピュータに転送する。従って、エラーセ
クタ3に対するデータ転送は一時的に掘り優にされるこ
とになる。ライトアクセスの場合も同様であり、エラー
セクタ3以外のセクタ1,2,4,5にはライトデータ
が書込まれて、エラーセクタ3に対するデータ書込みは
保留となる。
【0025】目標トラックN内で、アクセス対象のセク
タがエラーセクタ3のみになると、即ちエラーセクタ3
以外のアクセス処理が完了すると、HDC11は内部レ
ジスタ11aから保存したエラーセクタ3に関する情報
(SN,BA,RF)を読出す。HDC11は、次のア
クセス処理の対象としてエラーセクタ3のセクタ番号S
NとバッファアドレスBAをセットし、エラーセクタ3
に対するアクセス処理、即ちリトライ処理を実行する
(ステップS7,S8)。このとき、HDC11は、リ
トライフラグ情報RFをクリアする。即ち、リトライフ
ラグ情報RFが“0”にクリアされている場合には、リ
トライ処理は終了または不要を意味している。
【0026】以上のようにして本実施形態によれば、図
2に示すように、アクセス処理時にアクセスエラーが発
生したときに、そのエラーセクタに関する情報(SN,
BA,RF)を保存して、エラーセクタ以降のセクタに
対するアクセス処理を続行する。即ち、エラーセクタに
対するリトライ処理を保留して、目標トラックN内のエ
ラーセクタ以外でアクセス対象の全セクタに対するアク
セス処理を連続的に実行する。従って、アクセス対象の
最後のセクタに対するアクセス処理が完了するまで、デ
ィスク回転待ち時間は生ずることはない。
【0027】アクセス処理の完了後に、エラーセクタに
対するリトライ処理を実行するため、図2に示すよう
に、ディスク回転待ち時間が発生することになる。従っ
て、従来の方式と比較して、ディスクの1回転中にエラ
ーセクタ以外のセクタに対するアクセス処理を実行する
ため、結果的に全セクタのアクセス処理(リトライ処理
を含む)が終了するまでのディスク回転待ち時間を短縮
することが可能となる(図5を参照)。
【0028】換言すれば、本実施形態は、一連の各セク
タを順次アクセス処理する場合に、エラーセクタが発生
したときには、そのエラーセクタをアクセス処理の最後
のセクタとして一時的にアクセス処理を保留にする。そ
して、通常のアクセス処理の最後のセクタ(ここではセ
クタ番号5)の処理が終了すると、エラーセクタに対す
るアクセス処理(即ち、リトライ処理)を実行する。こ
のリトライ処理を保留にして、最後に実行するために、
内部レジスタ11aにエラーセクタに関する情報(S
N,BA,RF)を保存する。
【0029】なお、本実施形態では、HDC11がエラ
ーセクタに関する情報(SN,BA,RF)を内部レジ
スタ11aに保存する場合について説明したが、これに
限ること無く、CPU8がメモリ14にレジスタを確保
して保存してもよい。CPU8が保存する方式は、前述
したように、HDC11のシーケンサ機能によるアクセ
ス処理の自動モードではなく、非自動モードの場合に適
用される。 (本実施形態の効果)以下のような条件に基づいて、本
実施形態は、同一トラックNにおいてヘッド4により複
数セクタをアクセスした場合に、従来方式と比較して、
Aセクタ数分のヘッド通過時間分だけディスク回転待ち
時間を短縮することが可能である。
【0030】第1の条件設定として、非最小回転待ち時
間モード時(No Minimumlatency時)
を想定する。ここで、アクセス対象の全セクタの中で、
開始セクタ番号をS、アクセス対象の全セクタ数をB、
エラーセクタ番号(エラーセクタの位置)をEとした場
合に、S>0の場合には、「A=(S+B−1)−E」
の式が成立する。但し、(S+B−1)>Eである。即
ち、従来とでは、アクセス終了時点でAセクタ数分のデ
ィスク回転待ち時間の差がある。S=0の場合には、
「A=(S+B)−E」の式が成立する。但し、(S+
B)>Eである。
【0031】第2の条件設定として、最小回転待ち時間
モード時(Minimumlatency時)を想定す
る。ここで、アクセス開始ヘッド位置をGとした場合
に、S>0の場合には、「A=(S+B−1)−(G+
1)」の式が成立する。但し、G+1=(S+B−1)
である。S=0の場合の場合には、「A=(S+B)−
(G+1)」の式が成立する。但し、(G+1)=(S
+B−1)である。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ア
クセスエラーが発生したときにリトライ処理を実行する
機能を有するディスク記憶装置において、アクセス処理
時にアクセスエラーが発生したときに、リトライ処理を
後処理として実行する方式により、リトライ処理に伴う
ディスク回転待ち時間の短縮化を図ることができる。従
って、結果的にアクセス処理に要する時間を短縮化でき
るため、データのアクセス速度の低下を抑制することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に関係するHDDのシステム
構成を示すブロック図。
【図2】本実施形態の動作を説明するためのタイミング
チャート。
【図3】本実施形態に関係するエラーセクタの情報を説
明するための概念図。
【図4】本実施形態の動作を説明するためのフローチャ
ート。
【図5】従来の方式を説明するためのタイミングチャー
ト。
【符号の説明】
1…ディスク 2…スピンドルモータ 3…スピンドルモータドライバ 4…ヘッド 5…ヘッドアクチュエータ 6…ボイスコイルモータ(VCM) 7…VCMドライバ 8…CPU 9…ヘッドアンプ 10…リード/ライト信号処理回路 11…ディスクコントローラ(HDC) 11a…内部レジスタ 12…ホストインターフェース 13…バッファメモリ 14…メモリ(ROM,RAM)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するディスクに対して、所定のアク
    セス単位の記録エリアを設定された順序でリードアクセ
    スまたはライトアクセスのアクセス処理を実行するディ
    スク記憶装置であって、 前記アクセス処理時にアクセスエラーの発生を検出し、
    このアクセスエラーが発生した記録エリアを特定するエ
    ラー処理を行なう手段と、 前記エラー処理の終了後に、前記アクセス処理の対象で
    ある記録エリアが存在しているときにアクセス処理を続
    行し、このアクセス処理の完了後に前記アクセスエラー
    が発生した記録エリアに対するリトライ処理を実行する
    手段とを具備したことを特徴とするディスク記憶装置。
  2. 【請求項2】 回転するディスクに対して、所定のアク
    セス単位の記録エリアを設定された順序でリードアクセ
    スまたはライトアクセスのアクセス処理を実行するディ
    スク記憶装置であって、 前記アクセス処理時にアクセスエラーの発生を検出し、
    このアクセスエラーが発生した記録エリアを特定するア
    ドレス情報及びリトライ処理を指示するフラグ情報を保
    存するエラー処理を行なう手段と、 前記エラー処理の終了後に、前記アクセス処理の対象で
    ある記録エリアが存在するか否かを判定する手段と、 前記アクセス処理の対象である記録エリアが存在すると
    きに、前記アクセス処理を続行し、このアクセス処理の
    完了後に前記フラグ情報及び前記アドレス情報を読出し
    て、前記フラグ情報に基づいて前記アドレス情報により
    指定された記録エリアに対するリトライ処理を実行する
    手段とを具備したことを特徴とするディスク記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記エラー処理の終了後に、前記アクセ
    ス処理の対象である記録エリアが存在せずにアクセス処
    理が完了している場合に、前記リトライ処理を実行する
    手段を備えていることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載のディスク記憶装置。
  4. 【請求項4】 回転するディスクに対して、設定された
    順序でセクタ単位のリードアクセスまたはライトアクセ
    スのアクセス処理を実行するディスク記憶装置であっ
    て、 前記アクセス処理時にアクセスエラーが発生したエラー
    セクタを検出し、このエラーセクタのアドレス情報及び
    リトライ処理を指示するフラグ情報を保存する手段と、 前記エラーセクタ以降のアクセス対象のセクタが存在す
    るか否かを判定する手段と、 前記判定結果により前記アクセス対象のセクタが存在す
    るときに、アクセス対象の全セクタに対するアクセス処
    理が完了するまでアクセス処理を続行する手段と、 アクセス処理の完了後に、前記フラグ情報及び前記アド
    レス情報を読出して、前記フラグ情報に基づいて前記ア
    ドレス情報のエラーセクタに対するリトライ処理を実行
    するか否かを判定する手段と、 前記フラグ情報によりリトライ処理が指示されている場
    合または前記エラーセクタ以降のアクセス対象のセクタ
    が存在しない場合に、前記アドレス情報のエラーセクタ
    に対するリトライ処理を実行する手段とを具備したこと
    を特徴とするディスク記憶装置。
  5. 【請求項5】 同心円状の多数のトラックが設けられ
    て、各トラックは複数のセクタから構成されているディ
    スクを使用し、 同一トラック内において指定セクタから開始して、アク
    セス対象の最終のセクタまで順次、リードアクセスまた
    はライトアクセスのアクセス処理を実行するディスク記
    憶装置であって、 前記フラグ情報によりリトライ処理が指示されている場
    合に、前記アドレス情報により指定されたエラーセクタ
    を同一トラック内のアクセス対象の最後のセクタとして
    リトライ処理を実行することを特徴とする請求項4記載
    のディスク記憶装置。
  6. 【請求項6】 回転するディスクに対して、所定のアク
    セス単位の記録エリアを設定された順序でリードアクセ
    スまたはライトアクセスのアクセス処理を実行するディ
    スク記憶装置に適用するアクセス方法であって、 アクセス対象の先頭の記録エリアからアクセス処理を開
    始するステップと、 前記アクセス処理時にアクセスエラーの発生を検出する
    ステップと、 前記アクセスエラーが発生した記録エリアを特定するア
    ドレス情報及びリトライ処理を指示するフラグ情報を保
    存するステップと、 前記アクセスエラーが発生した記録エリアの以降にアク
    セス対象の記録エリアが存在するか否かを判定するステ
    ップと、 前記判定結果によりアクセス対象である記録エリアが存
    在するときに、最後の記録エリアのアクセス処理が完了
    するまでアクセス処理を続行するステップと、 前記アクセス処理の完了後に、前記フラグ情報及び前記
    アドレス情報を読出して、前記フラグ情報に基づいて前
    記アドレス情報により指定された記録エリアに対するリ
    トライ処理を実行するステップとからなることを特徴と
    するアクセス方法。
  7. 【請求項7】 同心円状の多数のトラックが設けられ
    て、各トラックは複数のセクタから構成されているディ
    スクを使用し、前記回転するディスクに対して、設定さ
    れた順序でセクタ単位のリードアクセスまたはライトア
    クセスのアクセス処理を実行するディスク記憶装置に適
    用するアクセス方法であって、 アクセス対象のトラック内の指定セクタからアクセス処
    理を開始するステップと、 前記アクセス処理時にアクセスエラーが発生したエラー
    セクタを検出するステップと、 前記エラーセクタを特定するアドレス情報及びリトライ
    処理を指示するフラグ情報を保存するステップと、 前記エラーセクタの以降にアクセス対象のセクタが存在
    するか否かを判定するステップと、 前記判定結果によりアクセス対象のセクタが存在すると
    きに、最後のセクタに対するアクセス処理が完了するま
    でアクセス処理を続行するステップと、 アクセス処理の完了後に、前記フラグ情報及び前記アド
    レス情報を読出して、前記フラグ情報に基づいて前記ア
    ドレス情報のエラーセクタに対するリトライ処理を実行
    するか否かを判定するステップと、 前記フラグ情報によりリトライ処理が指示されている場
    合または前記エラーセクタ以降のアクセス対象のセクタ
    が存在しない場合に、前記アドレス情報のエラーセクタ
    に対するリトライ処理を実行するステップとからなるこ
    とを特徴とするアクセス方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG102715A1 (en) * 2002-06-28 2004-03-26 Toshiba Kk Method and apparatus for event management in a disk drive

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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SG102715A1 (en) * 2002-06-28 2004-03-26 Toshiba Kk Method and apparatus for event management in a disk drive
US6950255B2 (en) 2002-06-28 2005-09-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and apparatus for event management in a disk drive

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