JPH09273073A - 生物抵抗性を有する繊維製品の加工方法 - Google Patents

生物抵抗性を有する繊維製品の加工方法

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JPH09273073A
JPH09273073A JP8104552A JP10455296A JPH09273073A JP H09273073 A JPH09273073 A JP H09273073A JP 8104552 A JP8104552 A JP 8104552A JP 10455296 A JP10455296 A JP 10455296A JP H09273073 A JPH09273073 A JP H09273073A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 かび、細菌、藻類、およびダニ類に対して十
分な抵抗性有し、かつ各生物類に対してスペクトルが広
い生物抵抗性を有する繊維の経済的で効率の良い製造方
法を提供する。 【解決手段】 生物抵抗性を有する下記薬剤(I)を繊
維の染色工程及び/又は仕上加工工程に染料や仕上剤と
共に付与し、加熱処理によって下記薬剤(I)を繊維に
対して0.01〜5.0重量%固着せしめる生物抵抗性
を有する繊維製品の加工方法。 薬剤(I):ニトリル系化合物、ピリジン系化合物、ハ
ロアルキルチオ系化合物、有機ヨード系化合物、チアゾ
ール系化合物およびベンズイミダゾール系化合物からな
る群より選択される少なくとも4種の化合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生物抵抗性を有する
繊維製品の加工方法に関し、さらに詳しくはかび、藻
類、細菌等の生物の付着、増殖に対して抵抗性があり、
さらにダニ類に忌避性を有する繊維製品の加工方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、かび、藻類、細菌、及びダニ
類に抵抗性を有する繊維製品が種々検討されており、例
えばチアゾベンズイミダゾール(以下、TBZと記す)
を含有する繊維製品が知られている。この薬剤は、25
〜30年前より繊維製品や建材用途、壁紙や壁土用途等
に多用されている。しかし、TBZはある種のかびや細
菌には抵抗性を示すが、元々抵抗性を示さないかびや細
菌があり、また耐性かびや耐性菌には抵抗性を示さず、
抗菌スペクトルが狭い。従って、このような薬剤を用い
た繊維製品は、居住環境に存在するかびや細菌に対し高
々50%程度の有効性しかなかった。さらにこのような
薬剤は、藻類、ダニ類に対して抵抗性を殆ど示さなかっ
た。
【0003】また第4級アンモニウム塩や銀含有セラミ
ックス等の抗菌剤が近年特に衣料用繊維製品に多く使用
されている。これらの抗菌剤は練り込みや繊維表面への
後加工が主で、相応の抗菌性能を有しているが、細菌に
対する抵抗性はあっても、かび、藻類、ダニ類に対して
は、ほとんど抵抗性のあるものはない。
【0004】一方、有機錫や微細な銅粉を繊維に付与
し、水中や海中の付着性生物に対して抵抗性を有する繊
維資材が開発されているが、有機錫の毒性や高濃度付与
のため製造技術やコストに問題を残している。
【0005】またダニ類の抵抗性(主として忌避性)を
付与した繊維も市場に多く上市されており、その薬剤は
ジエチルトルアミド(DEET)の加工品(マイクロカ
プセル化)やアミド系、チオシアネート系、カルボン酸
エステル類、ボルニルアルコール誘導体が主体である。
これらの薬剤は人体への安全性を考慮し、ダニの忌避効
果をうたうものが中心であり、一定以上の忌避率を示す
が、かび、細菌、藻類に関して抵抗性を示すものは、ほ
とんど見当らないのが現状である。
【0006】以上のように、かび、細菌、藻類、および
ダニ類に対して十分な抵抗性を有し、かつ各生物類に対
してスペクトルが広い繊維製品は未だ開発されておら
ず、複数の抵抗性が必要な用途や各抵抗性が従来の製品
では満足されていない用途では、このような製品の開発
が望まれている。
【0007】一方、これらの機能加工薬剤を繊維に付与
する手段として、大別すると原料段階で練り込む方法と
樹脂を併用した後加工処理がある。練り込み方法では、
耐熱性、変色性、製綿、製糸性、ロットサイズ等で制約
を受け、また後加工処理では耐久性や外観・風合い変化
等の問題点が残されており、より経済的で効率の良い付
与方法が望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の欠点を解決するために創案されたものであり、その目
的は、かび、細菌、藻類、およびダニ類に対して十分な
抵抗性を有し、かつ各生物類に対してスペクトルが広い
生物抵抗性を有する繊維製品の経済的で効率の良い加工
方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者はかかる目的を
達成するために、かび、藻類、細菌等の生物の付着、増
殖に対して抵抗性があり、さらにダニ類に忌避性を有す
る繊維製品の経済的で効率の良い加工方法について鋭意
検討した結果、本発明の完成に至った。
【0010】即ち、本発明は生物抵抗性を有する下記薬
剤(I)を繊維の染色工程及び/又は仕上加工工程に染
料や仕上剤と共に付与し、加熱処理によって下記薬剤
(I)を繊維に対して0.01〜5.0重量%固着せし
める生物抵抗性を有する繊維製品の加工方法である。 薬剤(I):ニトリル系化合物、ピリジン系化合物、ハ
ロアルキルチオ系化合物、有機ヨード系化合物、チアゾ
ール系化合物およびベンズイミダゾール系化合物からな
る群より選択される少なくとも4種の化合物。
【0011】本発明の好適な実施態様では、上記薬剤
(I)が、ハロイソフタロニトリル誘導体、ピリジンチ
オール−1−オキシド誘導体、スルフォニルハロピリジ
ン誘導体、ハロアルキルチオスルファミド誘導体、ヨー
ドスルフォニルベンゼン誘導体、イソチアゾリン−3−
オン誘導体、チアゾールベンズイミダゾール誘導体およ
びベンズイミダゾールカルバミン酸誘導体からなる群よ
り選択される少なくとも4種の化合物である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明で使用される生物抵抗性を
有する薬剤は、ニトリル系化合物、ピリジン系化合物、
ハロアルキルチオ系化合物、有機ヨード系化合物、チア
ゾール系化合物およびベンズイミダゾール系化合物から
なる群より選択される少なくとも4種の化合物であり、
好ましくは少なくとも6種の化合物であり、特に好まし
くは少なくとも7種の化合物である。薬剤の種類が4種
未満の場合、得られた繊維製品は生物に対する抵抗スペ
クトルが狭く、耐性の生物の発生を抑えることができな
い。これらの化合物は、いずれも分解温度が高く、水に
対する溶解性が低く、安全性の高い化合物である。
【0013】ニトリル系化合物としては、例えばハロイ
ソフタロニトリル誘導体等が挙げられ、ピリジン系化合
物としては、例えばピリジンチオール−1−オキシド誘
導体、スルフォニルハロピリジン誘導体等が挙げられ
る。ハロアルキルチオ系化合物としては、例えばハロア
ルキルチオスルファミド誘導体、テトラクロロエチルチ
オテトラヒドロフタルイミド誘導体等が挙げられる。有
機ヨード系化合物としては、例えばヨードスルフォニル
ベンゼン誘導体、プロパルギルブチルカルバミン酸誘導
体等が挙げられる。チアゾール系化合物としては、例え
ばイソチアゾリン−3−オン誘導体、チアゾールベンズ
イミダゾール誘導体等が挙げられる。ベンズイミダゾー
ル系化合物としては、例えばベンズイミダゾールカルバ
ミン酸誘導体等が挙げられる。
【0014】上記薬剤は、好ましくはハロイソフタロニ
トリル誘導体、ピリジンチオール−1−オキシド誘導
体、スルフォニルハロピリジン誘導体、ハロアルキルチ
オスルファミド誘導体、ヨードスルフォニルベンゼン誘
導体、イソチアゾリン−3−オン誘導体、チアゾールベ
ンズイミダゾール誘導体およびベンズイミダゾールカル
バミン酸誘導体からなる群より選択される少なくとも4
種の化合物、より好ましくは少なくとも6種の化合物、
特に好ましくは少なくとも7種の化合物であり、より好
ましくは、2,4,5,6−テトラクロロイソフタロニ
トリル、2−ピリジンチオール−1−オキシドナトリウ
ム、2,3,5,6−テトラクロロ−4−メチルスルフ
ォニルピリジン、N,N−ジメチル−N′−フェニル−
N′−ジクロロフルオロメチルチオスルファミド、ジヨ
ードメチル−p−トリルスルフォン、2−(n−オクチ
ル)−4−イソチアゾリン−3−オン、2−(4−チア
ゾリル)−1H−ベンゾイミダゾール、1H−2−ベン
ゾイミダゾールカルバミン酸メチルからなる群より選択
される少なくとも4種の化合物、特に好ましくは少なく
とも6種の化合物、最も好ましくは少なくとも7種の化
合物である。また、上記の生物に対する抵抗性が十分で
あり、スペクトルが狭くならず、耐性の生物の発生を抑
えることができれば、同系化合物より2種以上選択して
もよい。
【0015】上記薬剤の中で、特にかびに対して抵抗性
を有する化合物は、2,4,5,6−テトラクロロイソ
フタロニトリルであり、特に細菌に対して抵抗性を有す
る化合物は、2,3,5,6−テトラクロロ−4−メチ
ルスルフォニルピリジンであり、特に藻類に対して抵抗
性を有する化合物は、N,N−ジメチル−N′−フェニ
ル−N′−ジクロロフルオロメチルチオスルファミドで
あり、ダニ類に対してはこれらの化合物の併用による複
合作用であると考えられる。
【0016】全薬剤に対する各薬剤の含有量は、好まし
くは全薬剤中、1.0重量%〜90重量%、より好まし
くは3.0重量%〜70重量%である。この含有量が
1.0重量%未満の場合、各薬剤の効果が不十分とな
り、逆に90重量%を超える場合、他の薬剤の含有率が
低くなってそれらの効果が不十分となるので好ましくな
い。薬剤の合計の付与量および各含有量は、得られる製
品の使用環境等により、上記範囲内で適宜決定される。
【0017】繊維製品に対する薬剤の付与量は0.05
〜5重量%が好ましいが、練り込み法で付与する場合
は、薬効が繊維ポリマーに希釈されるため、0.5〜5
重量%の高率練り込みが必要となり、コストへの影響が
大きく経済性に劣る。また練り込む相手繊維により、ポ
リマーの溶解(溶融)時に輝散、変色等の危険性を持っ
ている。この傾向は、ポリエステルやナイロン等の紡糸
温度の高い繊維ほど大きい。当該薬剤をできるだけ繊維
表面へ固着させることが必要であり、アクリル系、酢ビ
系、ウレタン系等の樹脂バインダーと併用する後加工法
もあるが、風合いや外観及びテキスタイル化での加工性
への影響があり、より経済的で効率の良い加工方法が望
まれていた。かかる要請を考慮して本発明者は当該薬剤
を繊維の染色工程及び/又はその後の仕上加工工程時の
加熱プロセスを活用し、そのプロセスで繊維表面へ固着
させる経済的な加工法を見出し、本発明を完成した。繊
維の過半は染色、仕上げ工程を通るため、これらの熱処
理を有効に活用するものである。
【0018】本発明の薬剤を染色と同時に又はその後の
熱処理で熱固着させる方法は練り込み方式に比べて付与
量が0.05〜1.0%程度と少なくてすみ、経済的で
あると同時に、練り込みの溶融温度より低い熱処理温度
を利用するため、薬剤の安定性が向上する利点を持つ。
また紡糸以降の染色加工までのプロセスで当該薬剤を付
与したものは、染色の熱処理により脱落しやすいため、
本発明の染色工程及び/又は染色後の仕上加工工程の熱
を利用する方法は練り込み方式の繊維に比べて劣るもの
の、洗濯やドライクリーニング等での脱落が少なく充分
な耐久性を持つ。
【0019】本発明の加工方法は、木綿、羊毛、麻、絹
等の天然繊維、レーヨン、ポリノジック、アセテート等
の化学繊維、ポリエステル、アクリル、ナイロン、ポリ
プロピレン、モダアクリル、ポリウレタン等の合成繊維
等の全ての繊維に適用できる。また、加工の形態は、ス
テープル状、フィラメント状、編物状、織物状、及び不
織布状等、その形態に適した染色仕上加工に適用でき
る。
【0020】本発明の加工方法は染色加工及び仕上加工
の熱を利用するため、本発明で使用される薬剤は粒径の
小さいものほど均一付着と耐久性向上のために好まし
く、粒径は10μm以下、好ましくは1μm以下の微粉
体が好適である。
【0021】このようにして得られた繊維製品は生物抵
抗性を有する衣服類、生活用品、スポーツレジャー用
品、建築土木資材、農林水産資材、産業用資材等種々の
繊維製品に加工され、例えば製品を使用中又は保管中に
生物が発生し、これらが製品に付着寄生し繁殖する場所
において有効に使用される。
【0022】本発明の方法で得られた繊維製品は、生活
空間に存在する、かび、細菌、藻類、及びダニ類に対し
て広いスペクトルで抵抗性を有する。本発明の方法で得
られた繊維製品が抵抗性を有するかびとしては、例えば
グロスポラ オリゼー、クラドスポリウム レジネ、ク
ラドスポリウム ヘルバレム、クラドスポリウム クラ
ドスポリオイダス、クラドスポリウム サファエロスペ
ルマ、トリコデルマ コニンギ、トリコデルマ T−
1、トリコデルマ ビリディ、フォーマ グロメラー
タ、フォーマ テレスチアス、プルラリア プルラン
ス、グリオクラディウム ビレンス、ゲオトリカム ラ
クタス、ゲオトリカムカンディダム、ベスタロチア ア
ダスタ、ベスタロチア ネグレクタ、ミロテシウム フ
ェルカリア、アルテルナリア テナース、アルテルナリ
ア ブラッシコーラ、アルテルナリア アルテルナー
タ、アスペルギルス ニガー、アスペルギルス フレー
バス、アスペルギルス フェルシコール、アスペルギル
ス オリゼー、アスペルギルス テレウス、アスペルギ
ルス フュミガタス、オーレオバシディウム プルラン
ス、フザリウム モニリフォルメ、フザリウム セミテ
クタム、フザリウム プラリフェラタム、フザリウム
ロゼウム、フザリウム ソラニ、フザリウム オキシス
ボラム、リゾプス ニグリカンス、リゾプス ストロニ
フェル、ペニシリウム シトリナム、ペニシリウム イ
クパンサ、ペニシリウム フュニキュローザム、ペニシ
リウム リラシナム、ペニシリウム ニグリカンス、ペ
ニシリウム フレクエンタス、ペニシリウム シトレオ
ビリティ、ムコール ラセマサス、ユーロチウム トナ
フィラム、トリコフィートン メンタグロフィテス、モ
ニリア フルクチガーナ、ケトミウム グロボーサム、
エビコッカム パープラセンス、アクレモニウム チャ
ルティコーラ、ワレミア セビ、カンジタ アルビカン
ス、ストレプトフェテシリウム レティカレム、サッカ
ロミセス セレビシ、ボトリティス シネレア等が挙げ
られる。
【0023】藻類としては、例えばプロロコッカス ス
ピーシーズ、アナベーナ スピーシーズ、クラドフォー
ラ グロモラータ、アナシィスティ ニダランス、アン
キストロデマス アンガスタス、クラミディモーナス
ラインハーティ、ノストカレス スピーシーズ、ウロト
リカセー スピーシーズ、トレントポーリア オーダラ
ータ、トレントポーリア オーレ、アナシィスティ モ
ンタナ、アナシィスティ サマーリ、クロロコッカンマ
スピーシィーズ、サイトニマ ホフマネ、キャロスリ
ックス パルレティーナ、スキゾスリクス カルシコー
ラ、クロレラエゾマーニ、クロレラ ブルガーレス、ト
ライボニーマ スピーシーズ、スキゾスッリクス フリ
ーシー、スキゾスッリクス ルベーラ、オッセラトリア
ルーティーエー、ホーメディアム スピーシーズ、シ
リンドロキャプサ スピーシーズ、ナビキャーラ スピ
ーシーズ等が挙げられる。
【0024】細菌としては、例えば黄色ブドウ球菌、緑
膿菌、大腸菌、枯草菌、変形菌、ブタコレラ菌、チフス
菌、結核菌、ネズミチフス菌、肺炎桿菌等が挙げられ
る。ダニ類としては、例えばコナヒョウヒダニ、ヤケヒ
ョウダニ等が挙げられる。
【0025】
【実施例】次に本発明を実施例および比較例を挙げて説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例および比較例で得られた繊維製品に対して、防か
び試験、防藻試験、抗菌試験およびダニ忌避試験を実施
したが、これらの試験方法及び評価方法は次のとおりで
ある。
【0026】防かび試験 MIL STD 810D Method508・3変
法を採用し、以下に示す62種の混合かびを使用した。
湿式法による混合胞子懸濁液から直接接種し、ポテトデ
キストロースアガー培地(PDA、クロラムフェニコー
ル等の抗生物質無添加)で、温度30℃±5℃、湿度9
5%±5%RH、風速60cm/秒の条件で28日間培
養した。次の5段階によリ評価した。 0・・・かびの発育が全く見られない。 1・・・かびの発育が僅かにある。 2・・・かびの発育が少しある。 3・・・かびの発育がかなりある。 4・・・かびの発育が激しくある。
【0027】防かび試験で使用したかびは次に示すかび
であった:ニグロスポラ オリゼー、クラドスポリウム
レジネ、クラドスポリウム ヘルバレム、クラドスポ
リウム クラドスポリオイダス、クラドスポリウム サ
ファエロスペルマ、トリコデルマ コニンギ、トリコデ
ルマ T−1、トリコデルマ ビリディ、フォーマグロ
メラータ、フォーマ テレスチアス、プルラリア プル
ランス、グリオクラディウム ビレンス、ゲオトリカム
ラクタス、ゲオトリカム カンディダム、ペスタロチ
ア アダスタ、ペスタロチア ネグレクタ、ミロテシウ
ム フェルカリア、アルテルナリア テナース、アルテ
ルナリア ブラッシコーラ、アルテルナリア アルテル
ナータ、アスペルギルス ニガー、アスペルギルス フ
レーバス、アスペルギルス フェルシコール、アスペル
ギルス オリゼー、アスペルギルス テレウス、アスペ
ルギルス フュミガタス、オーレオバシディウム プル
ランス、フザリウム モニリフォルメ、フザリウム セ
ミテクタム、フザリウムプラリフェラタム、フザリウム
ロゼウム、フザリウム ソラニ、フザリウムオキシス
ポラム、リゾプス ニグリカンス、リゾプス ストロニ
フェル、ペニシリウム シトリナム、ペニシリウム イ
クパンサ、ペニシリウム フュニキュローザム、ペニシ
リウム リラシナム、ペニシリウム ニグリカンス、ペ
ニシリウム フレクエンタス、ペニシリウム シトレオ
ビリティ、ムコール ラセマサス、ユーロチウム トナ
フィラム、トリコフィートン メンタグロフィテス、モ
ニリア フルクチガーナ、ケトミウム グロボーサム、
エピコッカム パープラセンス、アクレモニウム チャ
ルティコーラ、ワレミア セビ、カンジタ アルビカン
ス、ストレプトフェテシリウム レティカレム、サッカ
ロミセス セレビシ、バシルス サブティリス、バシル
ス メガテリウム、スタフィロコッカスオーレ、シュー
ドモナス エルギノッサ、シュードモナス フルレッセ
ンス、サルモネラ タイフィマリアム、エスケリチア
コリ、ポトリティス シネレア、プロテウス バルガリ
ス。これらのかびは、それぞれ6℃±4℃で保存された
30日以内のストックカルチャー純培養菌、またはサブ
カルチャー菌であった。
【0028】防藻試験 以下に示す25種の混合藻を使用した。湿式法による混
合藻分散液から直接接種し、以下に示す培地で、温度2
5℃〜30℃、湿度90%RH〜100%RHの条件
で、フ卵器内で28日間培養した。培養中、1日4時間
以上は、シャーレの上ブタを取り、1500Lux(6
0W陽光蛍光灯)照射した、7日毎に次の5段階により
評価した。 0・・・藻の発育が全く見られない。 1・・・藻の発育が僅かにある。 2・・・藻の発育が少しある。 3・・・藻の発育がかなりある。 4・・・藻の発育が激しくある。
【0029】使用した培地は以下の成分より構成され
た。 KNO3 1.25g MgSO4 ・7H2 O 1.25g NaCl 1.25g FeSO4 ・H2 O 0.05g CaCl2 0.1g K3 HPO4 0.35g 寒天 15g 純水 1000ml,pH5.8
【0030】防藻試験で使用した藻類は次に示す藻であ
った:プロロコッカス スピーシーズ、アナベーナ ス
ピーシーズ、クラドフォーラ グロモラータ、アナシィ
スティ ニダランス、アンキストロデマス アンガスタ
ス、クラミディモーナス ラインハーティ、ノストカレ
ス スピーシーズ、ウロトリカセー スピーシーズ、ト
レントポーリア オーダラータ、トレントポーリア オ
ーレ、アナシィスティモンタナ、アナシィスティ サマ
ーリ、クロロコッカンマ スピーシィーズ、サイトニマ
ホフマネ、キャロスリックス パルレティーナ、スキ
ゾスリクスカルシコーラ、クロレラ エゾマーニ、クロ
レラ ブルガーレス、トライボニーマ スピーシーズ、
スキゾスッリクス フリーシー、スキゾスッリクス ル
ペーラ、オッセラトリア ルーティーエー、ホーメディ
アム スピーシーズ、シリンドロキャプサ スピーシー
ズ、ナビキャーラ スピーシーズ。
【0031】抗菌試験 黄色ぶどう状球菌を用いた繊維製品衛生加工協議会(略
称 SEK)の菌数測定法による菌増減値差を採用し
た。菌増減値差は標準白布(抗菌処理を行ってないも
の)の18時間培養後の菌数(対数)と供試材の18時
間培養後の菌数(対数)との差で示した。SEKでは、
1.6以上で抗菌防臭効果があるとし、1.6未満では
抗菌防臭効果がないとしている。 ダニ忌避試験 コナヒョウヒダニを用い、大阪府立公衆衛生研究所法で
試験した。
【0032】実施例 I 日本エクスラン工業(株)製のアクリルステープル(K
82d×51mm)を、オーバーマイヤー染色機を用
い、常法にてカチオン染料染色を実施した。染色熱処理
は70℃投入20分間で沸騰するまで昇温し、沸騰状態
で45分間の工程とし、染色処理と同時に表1に記載の
薬剤を添加し処理した(実施例1〜6、比較例1〜
3)。
【0033】
【表1】
【0034】このアクリルステープルを綿番手20番の
紡績糸とし、編機で丸編ニット生地を作成した。この生
地をJIS−L−0217 103法に準じた家庭洗濯
を10回繰り返し、未洗濯品を含めて、防かび、防藻、
抗菌、及びダニ忌避試験の評価を行なった。
【0035】その結果を表2に示す。
【表2】 表2の結果からわかるように、本発明の実施例1〜6の
生地は各評価において良好な結果を得ることができた。
【0036】実施例 II 東洋紡績(株)のポリエチレンテレフタレートフィラメ
ント150デニール/48フィラメントを用いて経65
本/吋、緯50本/吋打込みの平織物を作成した。この
織物を液流染色機を用いて60℃から130℃まで40
分間で昇温し、130℃で25分間の常法分散染料染色
を実施した。染色と同時に表1に記載の薬剤を添加し、
繊維表面へ熱固着させた(実施例1′〜6′、比較例
1′〜3′)。この加工生地について実施例Iと同様の
評価を行なった。
【0037】その結果を表3に示す。
【表3】 表3の結果からわかるように本発明の実施例1′〜6′
の生地は各評価において良好な結果を得ることができ
た。
【0038】実施例 III 綿番手30番の木綿コーマー糸を用い、18G丸編機で
丸編ニットを作成し、開反後、常法による精練、漂白、
反応染料染色を実施してニット生地を作成した。表1に
記載の薬剤とともに日華化学(株)製、柔軟仕上剤(サ
ンソフロンFD−304)を繊維に対して1%o.w.f.と
なるようにパッド処理し、120℃で20分間ピンテン
ターを用いて乾燥処理をした(実施例1″〜6″、比較
例1″〜3″)。この加工生地について実施例Iと同様
の評価を行なった。
【0039】その結果を表4に示す。
【表4】 表4の結果からわかるように本発明の実施例1″〜6″
の生地は各評価において良好な結果を得ることができ
た。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の加工方法に
よれば、かび、細菌、藻類およびダニ類に対して広く抵
抗性を有する繊維製品を経済的に効率良く提供すること
ができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 13/322 D06M 13/34

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生物抵抗性を有する下記薬剤(I)を繊
    維の染色工程及び/又は仕上加工工程に染料や仕上剤と
    共に付与し、加熱処理によって下記薬剤(I)を繊維に
    対して0.01〜5.0重量%固着せしめる生物抵抗性
    を有する繊維製品の加工方法。 薬剤(I):ニトリル系化合物、ピリジン系化合物、ハ
    ロアルキルチオ系化合物、有機ヨード系化合物、チアゾ
    ール系化合物、およびベンズイミダゾール系化合物から
    なる群より選択される少なくとも4種の化合物。
  2. 【請求項2】 薬剤(I)が、ハロイソフタロニトリル
    誘導体、ピリジンチオール−1−オキシド誘導体、スル
    フォニルハロピリジン誘導体、ハロアルキルチオスルフ
    ァミド誘導体、ヨードスルフォニルベンゼン誘導体、イ
    ソチアゾリン−3−オン誘導体、チアゾールベンズイミ
    ダゾール誘導体およびベンズイミダゾールカルバミン酸
    誘導体からなる群より選択される少なくとも4種の化合
    物であることを特徴とする請求項1に記載の生物抵抗性
    を有する繊維製品の加工方法。
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