JPH09254813A - 自動車の側部補強構造 - Google Patents

自動車の側部補強構造

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JPH09254813A
JPH09254813A JP7038496A JP7038496A JPH09254813A JP H09254813 A JPH09254813 A JP H09254813A JP 7038496 A JP7038496 A JP 7038496A JP 7038496 A JP7038496 A JP 7038496A JP H09254813 A JPH09254813 A JP H09254813A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でピラーに入力される各荷重を効
果的に支持することができる自動車の側部補強構造を提
供する。 【解決手段】 車体の側面後部に配設されたクォータピ
ラー3等を補強するピラーレインフォースメント26か
らなる補強パネルがピラーインナパネル25の壁面に沿
って車体の上下方向に伸びるように設置された自動車の
側部補強構造において、上記ピラーレインフォースメン
ト26からなる補強パネルの上端部に設けられたフラン
ジ部27を、ルーフ部5の左右両側辺部に配設されたル
ーフサイドレール11の設置部に延長してレールインナ
パネル10の壁面に接合した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体の側面後部に
配設されたピラーを補強する補強パネルがピラーインナ
パネルの壁面に沿って車体の上下方向に伸びるように設
置された自動車の側部補強構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実開平7−31573号公
報に示されるように、車体の側辺部後方にホイールハウ
スが設されるとともに、上記ホイールハウスのアウタパ
ネルの上縁から上方に伸びるようにリヤピラーインナパ
ネルが設置され、かつ、その上方にルーフサイドレール
のインナパネルが一体に連設されてなる自動車の後部車
体構造において、上記ホイールハウスパネルの上部を補
強するブレースと、上記リヤピラインナの外側面に設け
られたベルトアンカの取付部を補強するベルトアンカ補
強板とを別体に形成することにより、上記ブレースおよ
びベルトアンカ補強板を原材から切り出すときの歩留ま
りを向上させることが行われている。また、上記後部車
体構造は、ブレースおよびベルトアンカ補強板の板厚を
それぞれ適切な板厚に設定することにより、車体重量を
増大させることなく各部を適正に補強できるように構成
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成によれば、ブ
レースとベルトアンカ補強板とを別体に形成したために
部品点数が多くなって車体側部の構造が複雑になるとい
う問題がある。また、サスペンションタワーおよびベル
トアンカ等から入力された荷重を、リヤピラーの設置部
以外の部分に対して効果的に伝達することができないの
で、上記荷重の支持作用が不十分になり易いという問題
がある。
【0004】本発明は、上記事情に鑑み、簡単な構成で
ピラーに入力される各荷重を効果的に支持することがで
きる自動車の側部補強構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
車体の側面後部に配設されたピラーを補強する補強パネ
ルを、ピラーインナパネルの壁面に沿って車体の上下方
向に伸びるように設置してなる自動車の側部補強構造で
あって、上記補強パネルの上端部を、ルーフ部の左右両
側辺部に配設されたルーフサイドレールの設置部に延長
してレールインナパネルの壁面に接合したものである。
【0006】上記構成によれば、ピラーインナパネルに
取り付けられたシートバックのキャッチャまたはベルト
アンカ等から車体の後部に位置するピラーに入力された
各荷重が、このピラーの補強パネルからルーフサイドレ
ールを介して車体の全体に伝達されて効果的に支持され
ることになる。
【0007】請求項2に係る発明は、ルーフ部の左右両
側辺部に沿って設置されたガイドレールと、このガイド
レールに沿ってスライド自在に支持されたスライディン
グパネルとを有し、このスライディングパネルを車体の
前後方向にスライド変位させることによって上記ルーフ
部に形成された開口部を開閉するように構成された可動
ルーフ装置が設けられた自動車において、車体の側面後
部に配設されたピラーを補強する補強パネルを、ピラー
インナパネルの壁面に沿って車体の上下方向に伸びるよ
うに設置し、かつ上記補強パネルの上端部を、ルーフ部
の左右両側辺部に位置するルーフサイドレールの設置部
に延長してその壁面に重合させるとともに、このルーフ
サイドレールと、上記補強パネルの上端部との重合部
に、可動レール装置の支持ブラケットを取り付けたもの
である。
【0008】上記構成によれば、ピラーインナパネルに
取り付けられたシートバックのキャッチャまたはベルト
アンカ等から車体の後部に位置するピラーに入力された
荷重が、上記ピラーの補強パネルからルーフサイドレー
ルを介して車体の全体に伝達されて効果的に支持される
とともに、上記可動ルーフ装置からルーフサイドレール
に入力された荷重が上記補強パネルを介してピラーの下
方に伝達されて効果的に支持されることになる。
【0009】請求項3に係る発明は、上記請求項1また
は2記載の自動車の側部補強構造において、車体の側面
後部に配設されたピラーを補強する補強パネルの下部
を、サスペンションタワーの上方に設置されたサスペン
ションレインフォースメントの上部とオーバラップさせ
るように構成したものである。
【0010】上記構成によれば、サスペンションタワー
から車体の後部に位置するピラーに入力された荷重が、
このピラーの補強パネルからルーフサイドレールを介し
て車体の全体に伝達されて効果的に支持されるととも
に、ピラーインナパネルに取り付けられたシートバック
のキャッチャまたはベルトアンカ等から上記ピラーに入
力された各荷重が上記サスペンションタワーの設置部に
伝達されて効果的に支持されることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明に係る
自動車の側部補強構造の実施形態を示している。上記自
動車の側面前部には、フロントピラー1が配設されると
ともに、その後方にセンタピラー2、クォータピラー3
およびリヤピラー4が所定間隔を置いて順次配設されて
いる。また、上記自動車のルーフ部5には、スライディ
ングパネル6によって開閉される開口部7が形成される
とともに、上記スライディングパネル6をスライド自在
に支持するガイドレール8と、スライディングパネル6
を駆動する駆動手段とを有する可動ルーフ装置が設けら
れている。
【0012】そして、上記スライディングパネル6が前
方に駆動されて開口部7が閉止された状態では、車体の
側辺部中央に配設されたセンタピラー2の設置部の近傍
G1に可動ルーフ装置の重心が位置し、かつ上記スライ
ディングパネル6が後方に駆動されて上記開口部7が開
放された状態では、上記センタピラー2の後方に配設さ
れたクォータピラー3の設置部の近傍G2に可動ルーフ
装置の重心が位置するように構成されている。
【0013】すなわち、上記ルーフ部5の前部からセン
タピラー2の設置部よりも後方側に至る範囲に開口部7
を形成し、この開口部7の開口面積を、通常の可動ルー
フ装置よりも大きな値に設定するとともに、上記開口部
7の開口面積に対応した大きさを有するスライディング
パネル6を可動ルーフ装置に設けることにより、上記ス
ライディングパネル6のスライド変位に応じて可動ルー
フ装置の重心が、車体の前後方向に大きく移動し、上記
センタピラー2の設置部の近傍G1からクォータピラー
3の設置部の近傍G2に変位するように構成されてい
る。
【0014】また、上記ルーフ部5の左右両側辺部に
は、閉断面を形成するレールアウタパネル9とレールイ
ンナパネル10とからなるルーフサイドレール11が設
置されている。このルーフサイドレール11の内側面、
つまり車内側に位置する壁面には、上記可動ルーフ装置
のガイドレール8を支持する支持ブラケット12,13
が、上記センタピラー2の設置位置およびクォータピラ
ー3の設置部に対応した位置に取り付けられている。
【0015】上記センタピラー2は、図3および図4に
示すように、上記レールアウタパネル9と一体に形成さ
れたピラーアウタパネル14と、その内方に配設された
ピラーインナパネル15と、このピラーアウタパネル1
4およびピラーインナパネル15によって形成された閉
断面内に配設されたピラーレインフォースメント16と
を有している。
【0016】上記ピラーインナパネル15の上端部に
は、上記ルーフサイドレール11内に導入されるように
延長されるとともに、車体の前後方向に突設されたフラ
ンジ部17が形成され、このフランジ部17が上記レー
ルインナパネル10の外側面、つまり車外側に位置する
壁面に重合されてスポット溶接等の手段で接合されてい
る。そして、上記ピラーインナパネル15のフランジ部
17と、レールインナパネル10との重合部に、車体の
前方側に位置する上記支持ブラケット12の内端部が取
付ボルト18によって取り付けられている。
【0017】また、上記支持ブラケット12の内端部
と、上記ガイドレール8の外端部とが、ルーフ部5の開
口フランジ部19またはルーフ部5の下面等に固定され
た固定板20に、取付ボルト21によって取り付けられ
ている。上記取付ボルト18の設置位置の外側方部に
は、上記レールインナパネル10とピラーインナパネル
15のフランジ部17とが互いに離間した状態で設置さ
れることにより、このレールインナパネル10とフラン
ジ部17とによって閉断面22が形成されている。
【0018】さらに、上記ピラーレインフォースメント
16の上端部には、ルーフサイドレール7内に導入され
るように延長されるとともに、車体の前後方向に突設さ
れたフランジ部23が形成されている。そして、上記フ
ランジ部23の内側端部が、上記レールアウタパネル9
およびルーフインナパネル10の内側辺部に設けられた
フランジ部の間に挟持された状態で一体に接合されてい
る。
【0019】上記クォータピラー3は、図5および図6
に示すように、上記レールアウタパネル9と一体に形成
されたピラーアウタパネル24と、その内方側に配設さ
れるとともに、上記レールインナパネル10と一体に形
成されたピラーインナパネル25と、このピラーアウタ
パネル24およびピラーインナパネル25によって形成
された閉断面内に配設されるとともに、上記ピラーイン
ナパネル25の外側面、つまり車外側に位置する壁面に
沿って配設されたピラーレインフォースメント26から
なる補強パネルとを有している。
【0020】上記ピラーレインフォースメント26の上
端部には、ルーフサイドレール11内に導入されるよう
に延長されるとともに、車体の前後方向に突設されたフ
ランジ部27が形成され、このフランジ部27が上記レ
ールインナパネル10の内壁面に重合されている。そし
て、上記フランジ部27と、レールインナパネル10と
の重合部に、車体の後側に位置する支持ブラケット13
の内端部が取付ボルト18によって取り付けられてい
る。
【0021】また、上記取付ボルト18の設置位置の外
側方部には、上記レールインナパネル10とピラーレイ
ンフォースメント26のフランジ部27とが互いに離間
した状態で設置されることにより、このレールインナパ
ネル10とフランジ部27とによって閉断面22が形成
されている。
【0022】上記ピラーレインフォースメント26は、
図示を省略したベルトアンカの取付部28およびリヤシ
ートのシートバックを係止するキャッチャの設置部29
を覆うように設置されるとともに、ピラーレインフォー
スメント26の下部と、サスペンションタワー30の設
置部から上方に伸びるように上記ピラーインナパネルの
外側面に沿って配設されたサスペンションレインフォー
スメント31の上部前方部分とがオーバラップするよう
に構成されている。
【0023】上記のように車体の側面後部に配設された
クォータピラー3のピラーインナパネル25の外側面に
沿って上下方向に伸びるように設置されたピラーレイン
フォースメント26からなる補強パネルの上端部を、車
体の上部側辺部に位置するルーフサイドレール11の設
置部に延長してルーフサイドレール11の外側面に接合
したため、上記クォータピラー3のピラーインナパネル
25に取り付けられたベルトアンカおよびシートバック
のキャッチャー等からクォータピラー3に入力された荷
重を上記ピラーレインフォースメント26からルーフサ
イドレール11を介して車体の全域に伝達することによ
り、効果的に支持することができる。
【0024】したがって、上記ベルトアンカの取付部2
8を補強する別体のベルトアンカ補強板等を設けた場合
のように部品点数を増大させることなく、簡単な構成で
上記ベルトアンカの取付部28またはシートキャッチャ
の設置部29等を効果的に補強し、上記ベルトアンカま
たはシートキャッチャ等から入力された荷重を安定して
支持することができる。
【0025】また、上記実施形態では、クォータピラー
3のピラーレインフォースメント26の上端部を、ルー
フ部5の左右両側辺部に設置されたルーフサイドレール
11内に導入してレールインナパネル10の内壁面に重
合させるとともに、このピラーレインフォースメント2
6の上端部(フランジ部)17と、上記レールインナパ
ネル10との重合部に、上記可動レール装置の支持ブラ
ケット13を取り付けたため、可動ルーフ装置から入力
された荷重を上記支持ブラケット13からピラーレイン
フォースメント26からクォータピラー3の下方に伝達
して効果的に支持することができる。
【0026】このため、上記支持ブラケット13の取付
部を補強する別体の補強メンバ等を設けることなく、簡
単な構成で上記可動ルーフ装置を安定して支持すること
ができるとともに、上記補強メンバを設けた場合のよう
に車室内スペースが狭くなるのを防止することができ
る。また、ルーフ部5に形成された開口部7の開口面積
を大きくして可動ルーフ装置の重量が重くなった場合に
おいても、多数の支持ブラケットを配設することなく、
少ない個数の支持ブラケットによって上記可動ルーフ装
置を安定して支持することができる。
【0027】また、上記実施形態では、スライディング
パネル6のスライド変位に応じて可動ルーフ装置の重心
が、センタピラー2の設置位置の近傍G1からこのセン
タピラー2の後方に配設されたクォータピラー3の設置
位置の近傍G2に移動するように可動ルーフ装置の重心
位置を設定するとともに、上記センタピラー2の設置部
およびクォータピラー3の設置部に対応した位置にそれ
ぞれ上記支持ブラケット12,13を配設したため、上
記スライディングパネル6が開口部7を閉止する前端位
置あるいはこの開口部7を開放した後端位置のいずれの
位置にある場合においても、上記可動ルーフ装置を安定
して支持することができる。
【0028】特に、上記実施形態に示すように、センタ
ピラー2のピラーインナパネル15およびクォータピラ
ー3のピラーレインフォースメント26からなるピラー
インナ部材の上端部に、車体の前後方向に伸びるフラン
ジ部17,27を設け、このフランジ部17,27と、
上記レールインナパネル10とを重合させるように構成
した場合には、上記支持ブラケット12,13の取付部
を広範囲に亘って支持することができるため、上記可動
ルーフ装置の支持状態を効果的に安定化させることがで
きるという利点がある。
【0029】さらに、上記実施形態では、センタピラー
2のピラーインナパネル15およびクォータピラー3の
ピラーレインフォースメント26からなるピラーインナ
部材の上端部に設けられたフランジ部17,27と、上
記レールインナパネル10とによって形成された閉断面
22を取付ボルト18の設置位置の外側方部に配設した
ため、上記支持ブラケット12,13の取付部を補強し
て上記可動ルーフ装置の支持状態を効果的に安定化させ
ることができるとともに、車体の振動に応じて上記フラ
ンジ部17,27とレールインナパネル10との接合部
が互いに接離することに起因した騒音の発生を防止でき
るという利点がある。
【0030】また、上記実施形態では、クォータピラー
3を補強するピラーレインフォースメント26からなる
補強パネルの下部を、サスペンションタワー30の上方
に設置されたサスペンションレインフォースメント31
の上部とオーバラップする位置に配設したため、上記サ
スペンションタワー30からクォータピラー3に入力さ
れた荷重を、このクォータピラー3のピラーレインフォ
ースメント26からルーフサイドレール11を介して車
体の全体に伝達して効果的に支持できるとともに、上記
可動ルーフ装置等からクォータピラー3に入力された荷
重をサスペンションタワー30の設置部に伝達して効果
的に支持できるという利点がある。
【0031】なお、可動ルーフ装置の支持強度を効果的
に向上させるためには、上記ピラーインナ部材となるセ
ンタピラー2のピラーインナパネル15およびクォータ
ピラー3のピラーレインフォースメント26の板厚をピ
ラーアウタパネル14,24よりも大きな値に設定する
ことが望ましい。このように構成した場合には、いわゆ
るワンボックスカー等の箱型に形成された車体の剛性を
効果的に向上させることができるとともに、上記センタ
ピラー2に取り付けられる前部席用のシートベルトのベ
ルトアンカー等の支持強度を効果的に増大させることが
でき、かつ上記クォータピラー3に取り付けられる後部
席用のシートベルトのベルトアンカーおよび後部席のシ
ードバック用キャッチャ等の支持強度を、より効果的に
増大させることができる。
【0032】また、上記実施形態では、開口部7の大き
さを通常の可動ルーフ装置よりも大きな値に設定した例
について説明したが、上記開口部5の後端位置をセンタ
ピラー2の設置部の前方側に位置させることにより、上
記開口部7の大きさを通常の大きさに設定してもよい。
この場合には、上記センタピラー2の設置部に対応した
位置のみに支持ブラケット12を配設し、クォータピラ
ー3の設置部に配設された支持ブラケット13を省略し
た構造とすることができる。
【0033】さらに、センタピラーの後方側にリヤピラ
ーが配設されてなるセダンタイプの車両において、この
リヤピラーのピラーインナパネルの壁面に沿って車体の
上下方向に伸びるように、ピラーレインフォースメント
からなる補強パネルを設置し、その上端部をルーフ部の
左右両側辺部に配設されたルーフサイドレールの設置部
に延長してルーフサイドレールの壁面に接合した構造と
してもよい。
【0034】また、上記実施形態では、ルーフサイドレ
ール11を構成するレールインナパネル10と、クォー
タピラー3を構成するピラーインナパネル25とを一体
に形成した例について説明したが、上記レールインナパ
ネル10と、ピラーインナパネル25とを別体に形成し
た構造としてもよく、この場合には、上記レールインナ
パネル10の内側面、つまり車内側に位置する壁面に上
記ピラーレインフォースメント26の上部を接合した構
成とすることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、車体の
側面後部に配設されたピラーを補強する補強パネルがピ
ラーインナパネルの壁面に沿って車体の上下方向に伸び
るように設置された自動車の側部補強構造において、上
記補強パネルの上端部を、ルーフ部の左右両側辺部に配
設されたルーフサイドレールの設置部に延長してルーフ
サイドレールの壁面に接合したため、上記ピラーを構成
するピラーインナパネルに設けられたベルトアンカの取
付部またはシートキャッチャの設置部等を、簡単な構成
で効果的に補強し、上記ベルトアンカの取付部またはシ
ートキャッチャの設置部等から入力された荷重をルーフ
サイドレールから車体の全体に伝達して効果的に支持で
きるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る側部補強構造を有する
自動車の平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】センタピラーとルーフサイドレールとの接続部
の構成を示す説明図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】クォータピラーとルーフサイドレールとの接続
部の構成を示す説明図である。
【図6】図5のC−C線断面図である。
【符号の説明】
3 クォータピラー 5 ルーフ部 6 スライディングパネル 7 開口部 8 ガイドレール 10 レールインナパネル 11 ルーフサイドレール 13 支持ブラケット 26 ピラーレインフォースメント(補強パネル) 30 サスペンションタワー 31 サスペンションレインフォースメント

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の側面後部に配設されたピラーを補
    強する補強パネルを、ピラーインナパネルの壁面に沿っ
    て車体の上下方向に伸びるように設置してなる自動車の
    側部補強構造であって、上記補強パネルの上端部を、ル
    ーフ部の左右両側辺部に配設されたルーフサイドレール
    の設置部に延長してルーフサイドレールの壁面に接合し
    たことを特徴とする自動車の側部補強構造。
  2. 【請求項2】 ルーフ部の左右両側辺部に沿って設置さ
    れたガイドレールと、このガイドレールに沿ってスライ
    ド自在に支持されたスライディングパネルとを有し、こ
    のスライディングパネルを車体の前後方向にスライド変
    位させることによって上記ルーフ部に形成された開口部
    を開閉するように構成された可動ルーフ装置が設けられ
    た自動車において、車体の側面後部に配設されたピラー
    を補強する補強パネルを、ピラーインナパネルの壁面に
    沿って車体の上下方向に伸びるように設置し、かつ上記
    補強パネルの上端部を、ルーフ部の左右両側辺部に位置
    するルーフサイドレールの設置部に延長してその壁面に
    重合させるとともに、このルーフサイドレールと、上記
    補強パネルの上端部との重合部に、可動レール装置の支
    持ブラケットを取り付けたことを特徴とする自動車の側
    部補強構造。
  3. 【請求項3】 車体の側面後部に配設されたピラーを補
    強する補強パネルの下部を、サスペンションタワーの上
    方に設置されたサスペンションレインフォースメントの
    上部とオーバラップさせるように構成したことを特徴と
    する請求項1または2記載の自動車の側部補強構造。
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