JPH09194567A - 液晶表示セル用シール剤およびそれを用いた液晶表示セル - Google Patents

液晶表示セル用シール剤およびそれを用いた液晶表示セル

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JPH09194567A
JPH09194567A JP8010573A JP1057396A JPH09194567A JP H09194567 A JPH09194567 A JP H09194567A JP 8010573 A JP8010573 A JP 8010573A JP 1057396 A JP1057396 A JP 1057396A JP H09194567 A JPH09194567 A JP H09194567A
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理 鈴木
Yasuo Shirai
恭夫 白井
Yoshinobu Tanaka
義宣 田中
Michinori Komagata
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温、短時間の加熱で硬化させることがで
き、基板に対する接着性が優れ、熱水蒸気に触れて劣化
しない液晶表示セル用シール剤、信頼性の高い液晶表示
セルおよびその製造方法を提供する。 【解決手段】 (A)エポキシ樹脂のエポキシ基の当量
の5〜90%を(メタ)アクリル化した部分エステル化
エポキシ(メタ)アクリレート樹脂;(B)有機過酸化
物;(C)フェノール樹脂;および(D)炭素官能性基
とケイ素官能性基とを有する有機ケイ素化合物を含む液
晶表示セル用シール剤、それによって基材を貼り合わせ
た液晶表示セル、および二段階加熱によるその製造方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示セル用シ
ール剤、それを用いた液晶表示セルおよびその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示セル用シール剤としては、熱硬
化型、紫外線硬化型および熱硬化・紫外線硬化併用型の
樹脂が知られている。
【0003】これらのうち、紫外線硬化型および熱硬化
・紫外線硬化併用型のシール剤は、その硬化性および信
頼性において、まだ満足できるレベルのものが得られて
いないうえに、硬化のために特別な装置が必要になるな
ど、その導入についての制約がある。したがって、液晶
表示セル用シール剤としては、熱硬化型のものが主とし
て用いられ、接着性、密封性、作業性および信頼性のバ
ランスのとれた特性が得られることから、エポキシ樹脂
系のものが主流となっている。
【0004】液晶表示セル用シール剤は、基板の間に液
晶をシールするための接着強度と密封性をはじめとし
て、使用環境、たとえば各種の温度、湿度などの条件か
ら液晶を保護し、液晶の動作性能に悪影響を与えないな
どの条件を満たさなければならない。
【0005】エポキシ樹脂系のシール剤は、上記の要求
条件を満たすには、一般に、硬化条件として、温度15
0〜160℃で60〜90分の加熱が必要である。近
年、液晶セルの製造工程の生産性を高めるために、要求
されている特性を維持しつつ、より低い温度と、より短
い時間で硬化するシール剤が必要とされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、低
温、短時間の加熱で硬化させることができるので、生産
効率の向上に寄与することができ、基板に対する接着強
度が優れ、熱水蒸気に触れても劣化せず、水分の透過性
が極めて低い液晶表示セル用シール剤を提供することで
ある。本発明のもう一つの目的は、液晶への影響がほと
んどないため、配向不良や電気抵抗の低下を生じること
がなく、高い信頼性を有する液晶表示セルおよびその製
造方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するために検討を重ねた結果、部分エステル化
エポキシ(メタ)アクリレート樹脂を、有機過酸化物と
フェノール樹脂によって硬化させる系に、炭素官能性基
とケイ素官能性基とを有する有機ケイ素化合物を配合し
たものをシール剤として用いること、および該シール剤
を二段階の加熱によって硬化させることによって、その
目的を達成しうることを見出して、本発明を完成するに
至った。
【0008】すなわち、本発明は、下記成分(A)、
(B)、(C)および(D)を含む液晶表示セル用シー
ル剤に関する。 (A)エポキシ樹脂のエポキシ基の当量の5〜90%を
(メタ)アクリル化した部分エステル化エポキシ(メ
タ)アクリレート樹脂; (B)有機過酸化物; (C)フェノール樹脂; (D)炭素官能性基とケイ素官能性基とを有する有機ケ
イ素化合物。
【0009】本発明は、また、少なくとも一方が透明で
ある一対の基板の間に液晶組成物を保持した液晶表示セ
ルにおいて、両基板を上記のシール剤で貼り合わせた液
晶表示セルに関する。
【0010】本発明は、さらに、上記のシール剤を一方
の基板に塗布し、60℃以上、100℃未満に加熱して
乾燥・一次硬化させて半硬化状態の塗膜を得、ついで他
方の基板と貼り合わせて100℃以上、180℃未満に
加熱し、二次硬化させることを特徴とする、上記の液晶
表示セルの製造方法に関する。
【0011】
【発明の実施の態様】本発明に用いられる(A)成分
は、エポキシ樹脂に存在するエポキシ基の当量の5〜9
0%、好ましくは10〜80%を、(メタ)アクリル化
した部分エステル化エポキシ(メタ)アクリレート樹脂
であり、エポキシ樹脂にアクリル酸および/またはメタ
クリル酸を所定の当量比でエステル化反応させて得るこ
とができる。得られた樹脂の(メタ)アクリロイル基の
当量の比率が、当初の全エポキシ基の当量の5%未満の
ときには、シール剤のラジカル重合による初期硬化が不
十分であり、基板を貼り合わせるときに位置ずれを防止
できない。また90%を越えると、シール剤の基板に対
する接着強度が低下する。
【0012】エポキシ樹脂は、分子中に少なくとも2個
のエポキシ基を有するものであれば特に限定されるもの
ではなく、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェ
ノールAD型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキ
シ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾ
ールノボラック型エポキシ樹脂などが例示される。ま
た、作業性が優れていることからは、常温で液状である
エポキシ樹脂を用いるか、脂環式エポキシ樹脂および/
または反応性希釈剤で希釈され、常温で液状を呈する硬
化性液状混合物を用いることが好ましい。このようなエ
ポキシ樹脂は、1種を用いても2種以上を併用してもよ
い。
【0013】本発明に用いられる(B)の成分の有機過
酸化物は、加熱によって活性化されて、上記(A)成分
を重合させる硬化触媒である。
【0014】有機過酸化物としては、オクタノイルペル
オキシド、3,5,5−トリメチルヘキサノイルペルオ
キシド、デカノイルペルオキシド、ラウロイルペルオキ
シド、コハク酸ペルオキシド、ベンゾイルペルオキシ
ド、2,4−ジクロロベンゾイルペルオキシド、m−ト
ルイルペルオキシドのようなジアシルペルオキシド;ジ
−n−プロピルペルオキシジカルボナート、ジイソプロ
ピルペルオキシジカルボナート、ジ−2−エチルヘキシ
ルペルオキシジカルボナート、ジ−(2−エトキシエチ
ル)ペルオキシジカルボナートのようなペルオキシジカ
ルボナート;tert−ブチルペルオキシイソブチラート、
tert−ブチルペルオキシピバラート、tert−ブチルペル
オキシオクタノアート、オクチルペルオキシオクタノア
ート、tert−ブチルペルオキシ−3,5,5−トリメチ
ルヘキサノアート、tert−ブチルペルオキシネオドデカ
ノアート、オクチルペルオキシネオドデカノアート、te
rt−ブチルペルオキシラウラート、tert−ブチルペルオ
キシベンゾアートのようなペルオキシエステル;ジ−te
rt−ブチルペルオキシド、tert−ブチルクミルペルオキ
シド、ジクミルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,
5−(tert−ブチルペルオキシ)ヘキサン、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(tert−ブチル)ヘキシン−3のよ
うなジアルキルペルオキシド;2,2−ビス(tert−ブ
チルペルオキシ)ブタン、1,1−ビス(tert−ブチル
ペルオキシ)シクロヘキサン、1,1−ビス(tert−ブ
チルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキ
サン、n−ブチル−4,4−ビス(tert−ブチルペルオ
キシ)バレラートのようなペルオキシケタール;メチル
エチルケトンペルオキシドのようなケトンペルオキシ
ド;p−メンタンヒドロペルオキシド、クメンヒドロペ
ルオキシドのようなヒドロペルオキシドなど、各種の過
酸化物が例示され、硬化条件に応じて選択されるが、半
減期10時間の分解温度が60〜130℃のものが好ま
しい。このような有機過酸化物は、1種を用いても2種
以上を併用してもよく、また溶媒で希釈したり、粉体に
吸着させて用いてもよい。
【0015】(B)成分の配合割合は、(A)成分10
0重量部に対して、通常0.1〜15重量部であり、好
ましくは0.5〜10重量部である。0.1重量部未満
では、低温における硬化性が不十分で、基板を貼り合わ
せるときに位置ずれを防止できないことがあり、これを
防止するためには、長時間または高温の加熱が必要であ
る。また15重量部を越えると、硬化後のシール剤の物
性が低下し、また基板に対する接着強度が不十分とな
り、さらに、硬化後に残留した有機過酸化物またはその
分解生成物が液晶に悪影響を及ぼし、特にその信頼性を
損ねることがある。
【0016】本発明に用いれらる(C)成分のフェノー
ル樹脂は、そのフェノール性水酸基やメチロール基が
(A)成分中のエポキシ基と反応することにより、硬化
剤として機能する。
【0017】フェノール樹脂としては、このような用途
に用いられるものであれば特に限定されるものではな
く、フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック
樹脂、ナフトール変性フェノール樹脂、p−キシレン変
性フェノール樹脂、ジシクロペンタジエン変性フェノー
ル樹脂などが例示され、1種を用いても2種以上を併用
してもよい。
【0018】(C)成分の配合割合は、(A)成分中の
エポキシ基1当量あたり、フェノール樹脂中のOH基が
0.2〜1.0当量となる量が好ましく、0.3〜0.
8当量になる量がさらに好ましい。0.2当量未満で
は、低温加熱で十分な硬化性が得られず、1.0当量を
越えて用いると、未硬化のシール剤の粘度が上昇し、ま
た硬化して得られる膜が脆くなる。
【0019】本発明で用いられる(D)成分は、炭素官
能性基が(A)成分のエポキシ基または(メタ)アクリ
ル基と反応するか、(B)成分または(C)成分の作用
によって(A)成分と共重合するとともに、ケイ素官能
性基がガラスのような基材の表面の水酸性と反応して、
シール剤の基材への密着性を向上させる成分である。
【0020】炭素官能性基としては、グリシジル基、エ
ポキシシクロヘキシル基、アミノ基、メルカプト基、ビ
ニル基、メタクリロキシ基、塩素原子などが例示され
る。ケイ素官能性基としては、メトキシ、エトキシ、イ
ソプロポキシのようなアルコキシ基;2−メトキシエト
キシ、2−エトキシエトキシのような置換アルコキシ
基;イソプロペニルオキシのようなエノール基;アセト
ンオキシマト、メチルエチルケトキシマトのようなオキ
シマト基;アセトキシのようなアシロキシ基などが例示
され、反応性に優れ、副生物による臭気や腐食を生じな
いことから、メトキシ、エトキシ、2−メトキシエトキ
シのような置換または非置換の低級アルコキシ基が好ま
しい。このような両方の官能性基を有する有機ケイ素化
合物は、シラン化合物でも、その部分加水分解物や、複
数のケイ素官能性基結合ケイ素原子を有するものでもよ
い。
【0021】このような有機ケイ素化合物としては、3
−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリ
シドキシプロピルトリエトキシシラン、3−グリシドキ
シプロピルメチルジメトキシシラン、3−グリシドキシ
プロピルメチルジエトキシシラン、N−グリシジル−3
−アミノプロピルトリメトキシシランのようなグリシジ
ル基含有シラン:2−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリメトキシシラン、2−(3,4−エポキ
シシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン、2−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルメチルジメ
トキシシランのようなエポキシシクロヘキシル基含有シ
ラン;3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−ア
ミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピル
メチルジエトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−
3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−ア
ミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシ
ランのようなアミノ基含有シラン;3−メルカプトプロ
ピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリ
エトキシシランのようなメルカプト基含有シラン;ビニ
ルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビ
ニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、ビニルト
リス(メチルエチルケトキシマト)シランのようなビニ
ル基含有シラン;3−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメト
キシシランのようなメタクリロキシ基含有シラン;3−
クロロプロピルトリメトキシシラン、3−クロロプロピ
ルトリエトキシシランのような炭素官能性塩素原子含有
シランなどのシラン化合物;ならびにそれらの部分加水
分解縮合物が例示され、1種を用いても、2種以上を併
用し、またはそれらを相互に反応させて得られた生成物
を用いてもよい。
【0022】これらのうち、シール剤の基材への密着性
に対する寄与が優れていることから、グリシジル基含有
シランが好ましく、密着性とその低温加熱による発現か
ら、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランおよ
び3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシランが
特に好ましい。
【0023】(D)成分の配合割合は、(A)成分と
(C)成分の合計量に対して通常1〜15重量%であ
り、好ましくは5〜12重量%である。1重量%未満で
は、密着性を向上させる効果が十分でなく、15重量%
を越して用いると、硬化後の物性が低下する。
【0024】本発明のシール剤に、(A)成分、(C)
成分および場合により(D)成分の反応を促進させるた
めに、硬化促進剤を用いてもよい。硬化促進剤は、
(A)成分および(D)成分(グリシジル基またはエポ
キシシクロヘキシル基のようなエポキシ基が存在する場
合)のエポキシ基と(C)成分との反応を促進させるも
のであれば、特に制限されるものではなく、イミダゾー
ル、2−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチル
イミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾールのような
イミダゾール類、およびそのイソシアヌル酸塩、トリメ
リト酸塩、1−シアノエチル体のような誘導体;ベンジ
ルジメチルアミン、2−(ジメチルアミノメチル)フェ
ノールのような第三級アミンおよびその塩;トリブチル
ホスフィン、トリフェニルホスフィン、トリス(ジメト
キシフェニル)ホスフィンのような有機ホスフィン類;
ヘキサフルオロアンチモン酸テトラフェニルホスホニウ
ムのような第四級ホスホニウム塩などが例示され、1種
でも、2種以上を併用してもよい。硬化促進剤の配合量
は、その種類および系によっても異なるが、一般に
(A)成分100重量部に対して0.1〜10重量部で
ある。
【0025】本発明のシール剤に、さらに、必要に応じ
て、有機溶媒;無機質またはゴム質の充填剤;ならびに
顔料、レベリング剤、揺変剤、分散剤、消泡剤などの添
加剤を配合することができる。
【0026】有機溶媒は、未硬化のシール剤の粘度を塗
布作業に適するように調整するためのもので、ソルベン
トナフタ、ケロシン、デカリン、トルエン、キシレン、
エチルベンゼン、イソプロピルベンゼン、p−シメン、
α−ピネン、p−メンタン、テレビン油のような炭化水
素類;ジクロロペンタンのようなハロゲン化炭化水素
類;n−ブタノール、イソブタノール、n−ヘキサノー
ル、2−メチルシクロヘキサノール、α−テルピネオー
ルのようなアルコール類;エチレングリコール、プロピ
レングリコールのような多価アルコール類;エチレング
リコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノ
エチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノブチルエーテルのようなエーテルアルコール
類;エチレングリコールモノメチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート
のようなエーテルエステル類;ジエチレングリコールジ
エチルエーテル、1,4−ジオキサンのようなエーテル
類;ジエチルアセタールのようなアセタール類;エトキ
シプロピオン酸エチル、マロン酸ジメチルのようなエス
テル類;メチルイソブチルケトン、メシチルオキシド、
ホロン、シクロヘキサノンのようなケトン類;ジアセト
ンアルコールのようなケトアルコール類;ジメチルホル
ムアミドのような含窒素溶媒;ジメチルスルホキシドの
ような含イオウ溶媒などが例示され、1種を用いても2
種以上を併用してもよい。
【0027】無機質充填剤は、本発明のシール剤に接着
強度およびスクリーン印刷性を向上させるもので、酸化
ケイ素、酸化チタン、酸化アルミニウム、炭酸マグネシ
ウム、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、タルク、カオリ
ンクレーなどが例示される。無機質充填剤の配合量は、
(A)成分と(C)成分の合計量に対して、100重量
%以下であることが好ましい。無機質充填剤を100重
量%を越えて配合すると、未硬化のシール剤の見掛粘度
が過度に上昇して脱泡しにくくなり、また乾燥・一次硬
化後のタック性や接着強さを低下させる。
【0028】本発明のシール剤は、(A)〜(D)成分
および必要に応じて配合される他の成分を、三本ロール
ミルのような混合手段により、均一に混合した後、脱泡
して調製することができる。
【0029】本発明の液晶表示セルは、本発明のシール
剤を用いて、一対の基板を貼り合わせたものである。さ
らに詳細には、本発明の液晶表示セルは、ガラス、石
英、プラスチックなどからなる少なくとも一方が透明で
ある一対の基板の間に、液晶組成物を保持させて、上記
のシール剤によって、両基板を貼り合わせたものであ
る。
【0030】この場合、本発明のシール剤に、両基板の
間の間隙に応じて、スペーサーを混合して封止に用いる
ことが好ましい。スペーサーとしては、ポリマービー
ズ、ガラスファイバーなど、公知のものを用いることが
できる。
【0031】本発明の液晶表示セルは、典型的には、次
のようにして製造することができる。すなわち、シール
剤、または必要に応じてスペーサーを混合したシール剤
を、スクリーン印刷、ディスペンサーのような塗布手段
によって所定の膜厚と幅が得られるように、一方の基板
に塗布し、加熱により乾燥・一次硬化させて、表面にタ
ックが残った半硬化状態の塗膜を得る。ついで、他方の
基板と貼り合わせ、セルがずれないように固定して加熱
により二次硬化させることにより、シール剤が完全に硬
化した液晶表示セルが得られる。
【0032】上記の乾燥・一次硬化工程においては、シ
ール剤に必要に応じて配合された溶媒などの揮発成分を
揮散させるとともに、(B)成分によって、(A)成分
中の(メタ)アクリロイル基の重合を行う。(D)成分
としてビニル基またはメタクリロキシ基を有する有機ケ
イ素化合物を用いる場合には、(D)成分中の上記の基
も重合にあずかる。乾燥・一次硬化条件は、60℃以
上、100℃未満で通常10〜60分であり、70℃以
上、100℃未満で20〜40分間が好ましい。この条
件で、表面にタック性の残った半硬化状態で基板の間に
保持されたシール剤が得られる。
【0033】シール剤を完全に硬化させる二次硬化工程
では、(C)成分によって(A)成分中のエポキシ基が
硬化反応を行う。(D)成分としてグリシジル基または
エポキシシクロヘキシル基を有する有機ケイ素化合物を
用いる場合には、(D)成分中の上記の基も硬化反応に
あずかる。また、(D)成分としてアミノ基、メルカプ
ト基または炭素官能性塩素原子を有する有機ケイ素化合
物を用いる場合は、これらの炭素官能性基が(A)成分
中のエポキシ基と反応する。二次硬化工程の硬化条件
は、100℃以上、180℃未満で通常5〜80分であ
り、好ましくは110℃以上、150℃未満で、さらに
好ましくは110℃以上、130℃未満で20〜60分
である。この条件で、シール剤は完全に硬化して、十分
な物性を有し、封止性能を発揮するに至る。100℃未
満の硬化温度では、液晶表示セル用シール剤として必要
な特性を得るまでに2時間以上の長時間の加熱が必要で
あり、生産性が低下する。また、180℃以上に加熱す
ると、液晶表示セルに使用する材料の間の熱膨張の差に
より、セルにひずみを生ずる場合がある。
【0034】
【発明の効果】本発明によって、低温で短時間の加熱に
より硬化して、基材に対する優れた接着性と密封性を示
し、液晶の動作性能に悪影響を与えない液晶表示セル用
シール剤が得られる。したがって、本発明のシール剤を
用いることにより、水分などの透過性が極めて低く、液
晶が水分などによって影響を受けることがなく、シール
剤から液晶への流出物もないので、信頼性に優れた液晶
表示セルを、生産性よく製造できる。
【0035】
【実施例】以下、実施例および比較例によって、本発明
をさらに具体的に説明する。本発明は、これらの実施例
によって限定されるものではない。これらの例におい
て、部はすべて重量部を表す。
【0036】実施例1〜4 平均分子量380の液状ビスフェノールA型エポキシ樹
脂のエポキシ基の25%を、アクリル酸によってアクリ
ルエステル化して、25%エステル化エポキシアクリレ
ート樹脂を得た。これに、オクチルペルオキシオクタノ
アート、フェノールノボラック樹脂、3−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン、2−メチルイミダゾール
・イソシアヌル酸付加物、炭酸カルシウムおよびジエチ
レングリコールジエチルエーテルを、表1に示す配合比
により、三本ロールミルで混練してシール剤を調製し
た。このシール剤組成物に、スチレン−ジビニルベンゼ
ン共重合体ビーズからなるスペーサーを5重量%添加し
てさらに混練して、処理剤を調製した。
【0037】このようにして調製した処理剤を用いて、
液晶表示セルを作成した。すなわち、有機高分子膜を有
するガラス基板の表面をラビングした後、上記の処理剤
をスクリーン印刷により、円環状にパターンを印刷し、
80℃に30分加熱して乾燥・一次硬化を行った後、他
方のガラス基板を貼り合わせて圧着した。この状態で1
20℃に60分加熱して二次硬化を行い、セルを形成し
た。ただし、実施例2の二次硬化は、120℃で30分
の加熱条件で行った。ついで、封入口よりビフェニル系
液晶を注入し、封入口を閉じて、液晶表示セルを完成し
た。このようにして製造された液晶表示セルは、設計ど
おりの特性を示し、硬化したシール剤は十分にその機能
を果たした。
【0038】上記のようにして調製したシール剤、なら
びにこれにスペーサーを混合した処理剤について、その
特性を、以下に示す方法によって評価した。その結果を
表1に示す。
【0039】比較例1、2 比較のために、フェノールノボラック樹脂を用いず、そ
の分、部分エステル化エポキシアクリレート樹脂の量を
増したほかは実施例1と同様にして比較例1、および部
分エステル化エポキシアクリレート樹脂の代わりに平均
分子量380の液状ビスフェノールA型エポキシ樹脂を
用い、オクチルペルオキシオクタノアートを用いないほ
かは実施例1と同様にして比較例2のシール剤を調製
し、同様にそれぞれ5重量%のスペーサーを添加して処
理剤を調製した。これらについて、実施例1〜4と同様
の評価を行った。シール剤の組成と評価結果を、同様に
表1に示す。
【0040】(a)印刷性 325メッシュのスクリーンを用いて、処理剤をスライ
ドガラスの表面に線幅200μm および400μm のパ
ターンにスクリーン印刷し、80℃で30分の加熱によ
り乾燥・一次硬化させ、ついで120℃で60分の加熱
により二次硬化させて、パターンのにじみの有無を観察
した。ただし、実施例2における二次硬化は、120℃
で30分の加熱によって行った。 ○:にじみなし; ×:にじみあり
【0041】(b)破泡性 脱泡したペースト状のシール剤を一定量とり、温度25
℃で、撹拌機により一定の条件で撹拌して、試料中に気
泡を分散させた。これを同一温度に保ちつつ真空脱泡器
により脱泡し、その破泡時の液面の上昇した高さを測定
し、破泡性の劣る標準試料の液面の上昇した高さを10
0%とした相対値を得て、3段階の評価を行った。 ◎:40%以下; ○:40%を越え、70%未満;
×:70%以上
【0042】(c)タック性 スライドガラスの表面に、スクリーン印刷により、処理
剤を10mm×10mmの面積に膜厚約80μm に印刷し、
80℃で30分加熱して乾燥・一次硬化させて、試料表
面のタック性を、指触によって評価した。 ◎:べとつく; ○:ややべとつく; ×:べとつかな
【0043】(d)ずり強さ (c)と同様の基材に、処理剤を(c)と同じ条件で印
刷し、乾燥・一次硬化させた後、L型金具の付いたスラ
イドガラスを約3kgf の荷重で圧着させた。ついでL型
金具に対し水平方向で約45度の角度に荷重をかけ、金
具が動き始めたときの荷重を測定した。
【0044】(e)接着強さ ガラス基板上に、直径4mmの処理剤の膜を形成させ、
(a)と同様の条件で乾燥・一次硬化および二次硬化を
行って、試験片を作製した。この試験片について面引張
接着強さを測定して、初期値とした。一方、同様に作成
した試験片を、プレッシャークッカー試験器により、1
21℃、2気圧の水蒸気中に20時間放置した後、同様
に面引張接着強さを測定して、PCT後の値を得た。
【0045】(f)屈曲性 150mm×50mm×0.3mmのステンレス基板の表面
に、処理剤を膜厚100μm に塗布した。これを(a)
と同じ条件で乾燥・一次硬化および二次硬化させて、試
験片を作製した。この試験片について、JIS K54
00の耐屈曲性の項に従い、直径10mmの心棒を用いて
折り曲げ、塗膜の状態を観察した。 ○:異常なし; ×:割れ・はがれがある
【0046】
【表1】
【0047】実施例1〜4のシール剤が、120℃とい
う硬化温度で優れた特性を示したのに対し、比較例1お
よび2のシール剤は、いずれもずり強さ、接着強さおよ
びその耐熱水蒸気性が劣り、特に比較例2のシール剤
は、PCTにかけた後に接着強さが失われていた。ま
た、比較例1のシール剤は、スクリーン印刷で形成され
るパターンににじみを生じていた。また、実施例1と実
施例2の評価結果を比較すると、この組成のシール剤の
二次硬化条件は、120℃、30分で十分なことがわか
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 駒形 道典 潟県新潟市濁川3993番地 北陸塗料株式会 社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記成分(A)、(B)、(C)および
    (D)を含む液晶表示セル用シール剤。 (A)エポキシ樹脂のエポキシ基の当量の5〜90%を
    (メタ)アクリル化した部分エステル化エポキシ(メ
    タ)アクリレート樹脂; (B)有機過酸化物; (C)フェノール樹脂; (D)炭素官能性基とケイ素官能性基とを有する有機ケ
    イ素化合物。
  2. 【請求項2】 少なくとも一方が透明である一対の基板
    の間に液晶組成物を保持した液晶表示セルにおいて、両
    基板を請求項1記載のシール剤で貼り合わせた液晶表示
    セル。
  3. 【請求項3】 上記のシール剤を一方の基板に塗布し、
    60℃以上、100℃未満に加熱して乾燥・一次硬化さ
    せて半硬化状態の塗膜を得、ついで他方の基板と貼り合
    わせて100℃以上、180℃未満に加熱し、二次硬化
    させることを特徴とする、請求項2記載の液晶表示セル
    の製造方法。
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