JPH0917571A - アーク加熱風洞用ヒータ - Google Patents

アーク加熱風洞用ヒータ

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Publication number
JPH0917571A
JPH0917571A JP16232795A JP16232795A JPH0917571A JP H0917571 A JPH0917571 A JP H0917571A JP 16232795 A JP16232795 A JP 16232795A JP 16232795 A JP16232795 A JP 16232795A JP H0917571 A JPH0917571 A JP H0917571A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
working fluid
flow path
anode
nozzle
wind tunnel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16232795A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Yasuda
尚記 安田
Naoyuki Matsumoto
尚之 松本
Michio Nishida
迪雄 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
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Priority to JP16232795A priority Critical patent/JPH0917571A/ja
Publication of JPH0917571A publication Critical patent/JPH0917571A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)
  • Discharge Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却媒体による冷却によって失われていた熱
の一部を作動流体によって吸収し得、熱効率の向上を図
り得るアーク加熱風洞用ヒータを提供する。 【構成】 アノード2に形成された冷却流路9の内側
に、作動流体供給流路11が接続された円環状の小径空
間12を形成すると共に、ノズル6の先端内部に円環状
の大径空間13を形成し、前記小径空間12と大径空間
13との間を、ノズル6の周方向へ所要ピッチで配設さ
れた連結流路14によって接続してなる構成を有した熱
交換用流路10を具備せしめ、前記大径空間13は、管
路15を介して作動流体導入流路4に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アーク加熱風洞用ヒー
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、風洞内の所要位置に配置した
供試体に対し高温のプラズマ気流を吹き付けて、前記供
試体の熱試験(耐熱試験や焼蝕試験等)を行うようにし
たアーク加熱風洞が知られているが、前記プラズマ気流
を発生させる加熱装置としてアーク加熱風洞用ヒータが
使用される。
【0003】図3は従来のアーク加熱風洞用ヒータの一
例を表わすものであり、基本的には、カソード(陰極)
1とアノード(陽極)2との間に形成された放電路3に
外部から作動流体導入流路4を介して空気等の作動流体
を供給し、該作動流体を前記カソード1とアノード2と
の間に発生させたアーク放電により高温のプラズマ気流
5としてノズル6から噴出するようになっている。
【0004】又、前記アーク加熱風洞用ヒータのカソー
ド1並びにアノード2は、きわめて高温に晒されるた
め、カソード1の基端側に、水等の冷却媒体が供給され
る冷却流路7を形成すると共に、アノード2の所要箇所
にも、水等の冷却媒体が供給される冷却流路8,9を形
成し、カソード1並びにアノード2が溶損することを防
止するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如き従来のアーク加熱風洞用ヒータでは、放電路3を通
過する間に作動流体が得る熱量は、アーク放電の陽光柱
の長さや作動流体の流量によって決まっており、それ以
外の残りの熱に関しては、冷却媒体による冷却によって
失われているのが現状であり、熱効率の低下につながっ
ていた。
【0006】本発明は、斯かる実情に鑑み、冷却媒体に
よる冷却によって失われていた熱の一部を作動流体によ
って吸収し得、熱効率の向上を図り得るアーク加熱風洞
用ヒータを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、カソードとア
ノードとの間に形成された放電路に作動流体導入流路を
介して作動流体を供給し、該作動流体を前記カソードと
アノードとの間に発生させたアーク放電により高温のプ
ラズマ気流としてノズルから噴出するよう構成したアー
ク加熱風洞用ヒータにおいて、アノード内部とノズル内
部に、外部から供給される作動流体をアノード内部とノ
ズル内部へ導入してアノードとノズルを冷却した後、作
動流体導入流路へ導く熱交換用流路を形成したことを特
徴とするものである。
【0008】
【作用】従って、カソードとアノードとの間に形成され
た放電路にアーク放電を発生させた状態で、作動流体
は、外部からアノード内部とノズル内部の熱交換用流路
へ導入され、アノードとノズルを冷却しつつ、アーク放
電による熱の一部を吸収して昇温し、該昇温した作動流
体は、作動流体導入流路へ導入され、該作動流体導入流
路から放電路に供給され、前記カソードとアノードとの
間に発生させたアーク放電により高温のプラズマ気流と
してノズルから噴出される。
【0009】この結果、放電路を通過する間に作動流体
が得る熱以外の残りの熱は、冷却媒体による冷却によっ
て単に失われるだけでなく、予め作動流体に吸収される
形となり、高温(高解離度)の作動流体が得られると共
に、熱効率も向上する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0011】図1は本発明の一実施例であって、図中、
図3と同一の符号を付した部分は同一物を表わしてお
り、基本的な構成は図3に示す従来のものと同様である
が、本実施例の特徴とするところは、図1に示す如く、
アノード2内部とノズル6内部に、外部から供給される
作動流体をアノード2内部とノズル6内部へ導入してア
ノード2とノズル6を冷却した後、作動流体導入流路4
へ導く熱交換用流路10を形成した点にある。
【0012】本実施例において、前記熱交換用流路10
は、アノード2に形成された冷却流路9の内側に、作動
流体供給流路11が接続された円環状の小径空間12を
形成すると共に、ノズル6の先端内部に円環状の大径空
間13を形成し、前記小径空間12と大径空間13との
間を、図2に示す如くノズル6の周方向へ所要ピッチで
配設された連結流路14によって接続してなる構成を有
しており、前記大径空間13は、管路15を介して作動
流体導入流路4に接続してある。
【0013】尚、前記連結流路14は、ノズル6の基端
側から先端側へ向け略真っ直ぐに延びるようにする代り
に、ノズル6の基端側から先端側へ向けスパイラル状に
延びるようにしてもよいことは言うまでもない。
【0014】次に、上記実施例の作動を説明する。
【0015】カソード1とアノード2との間に形成され
た放電路3にアーク放電を発生させた状態で、作動流体
は、外部から作動流体供給流路11を介して小径空間1
2に導入され、該小径空間12から連結流路14を経由
し大径空間13へ流入する間に、アノード2とノズル6
を冷却しつつ、アーク放電による熱の一部を吸収して昇
温し、該昇温した作動流体が前記大径空間13から管路
15を経て作動流体導入流路4へ導入され、該作動流体
導入流路4から放電路3に供給された作動流体は、前記
カソード1とアノード2との間に発生させたアーク放電
により高温のプラズマ気流5としてノズル6から噴出さ
れる。
【0016】この結果、放電路3を通過する間に作動流
体が得る熱以外の残りの熱は、冷却媒体による冷却によ
って単に失われるだけでなく、予め作動流体に吸収され
る形となり、高温(高解離度)の作動流体が得られると
共に、熱効率も向上する。
【0017】こうして、冷却媒体による冷却によって失
われていた熱の一部を作動流体によって吸収し得、熱効
率の向上を図り得る。
【0018】尚、本発明のアーク加熱風洞用ヒータは、
上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るこ
とは勿論である。
【0019】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のアーク加
熱風洞用ヒータによれば、冷却媒体による冷却によって
失われていた熱の一部を作動流体によって吸収し得、熱
効率の向上を図り得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】図1のII−II断面相当図である。
【図3】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 カソード 2 アノード 3 放電路 4 作動流体導入流路 5 プラズマ気流 6 ノズル 10 熱交換用流路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カソードとアノードとの間に形成された
    放電路に作動流体導入流路を介して作動流体を供給し、
    該作動流体を前記カソードとアノードとの間に発生させ
    たアーク放電により高温のプラズマ気流としてノズルか
    ら噴出するよう構成したアーク加熱風洞用ヒータにおい
    て、 アノード内部とノズル内部に、外部から供給される作動
    流体をアノード内部とノズル内部へ導入してアノードと
    ノズルを冷却した後、作動流体導入流路へ導く熱交換用
    流路を形成したことを特徴とするアーク加熱風洞用ヒー
    タ。
JP16232795A 1995-06-28 1995-06-28 アーク加熱風洞用ヒータ Pending JPH0917571A (ja)

Priority Applications (1)

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JP16232795A JPH0917571A (ja) 1995-06-28 1995-06-28 アーク加熱風洞用ヒータ

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JP16232795A JPH0917571A (ja) 1995-06-28 1995-06-28 アーク加熱風洞用ヒータ

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JPH0917571A true JPH0917571A (ja) 1997-01-17

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ID=15752437

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JP16232795A Pending JPH0917571A (ja) 1995-06-28 1995-06-28 アーク加熱風洞用ヒータ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100446335B1 (ko) * 2002-09-11 2004-09-01 주식회사 로템 풍동용 히터
CN104406763A (zh) * 2014-10-17 2015-03-11 北京航天益森风洞工程技术有限公司 喷管喉道段水冷结构
CN111220340A (zh) * 2020-01-09 2020-06-02 中国空气动力研究与发展中心超高速空气动力研究所 一种风洞加热段的壳体冷却结构及其制造方法

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