JPH09135465A - 電子交換機 - Google Patents

電子交換機

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JPH09135465A
JPH09135465A JP29156695A JP29156695A JPH09135465A JP H09135465 A JPH09135465 A JP H09135465A JP 29156695 A JP29156695 A JP 29156695A JP 29156695 A JP29156695 A JP 29156695A JP H09135465 A JPH09135465 A JP H09135465A
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fixed
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JP29156695A
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Tsutomu Tanaka
田中  勉
Eiji Otsuka
英治 大塚
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Toshiba Corp
Toshiba Telecommunication System Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Telecommunication System Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子交換機において、固定コマンドプログラム
情報の変更,追加に係わる作業を効率的に行えるように
する。 【解決手段】制御部4のメインメモリ43には、固定コ
マンドプログラム情報が記憶されている。変更ROM4
7には、変更コマンドプログラム情報が記憶されてい
る。主制御部41は、プログラム判断手段で固定コマン
ドプログラム情報の内容と、変更コマンドプログラム情
報の内容とを比較処理し、一致しないと判断した場合、
プログラム変更手段により固定コマンドプログラム情報
に対し、変更コマンドプログラム情報を置きかえて実行
コマンドプログラム情報を形成し、記憶させる処理を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子交換機のメイ
ンメモリに記憶された固定コマンドプログラム情報の内
容について、変更処理を行う電子交換機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の電子交換機について、図12を参
照して説明する。電子交換機1は、制御部4により交換
回路11を制御しトランク回路12a〜12nや、ライ
ン回路13a〜13n間の接続制御及び、オンフック,
オフフック,ベル信号送出等の呼処理を行うものであ
る。
【0003】かかる従来の電子交換機1では、装置の立
ち上げ時あるいは障害からの復旧時等に、まず記憶装置
100から制御部4内部のメインメモリ43に各種コマ
ンドプログラム情報をダウンロードする。そして、サー
ビス機能を追加する場合は追加サービス機能に関する各
種コマンドプログラム情報が記憶されたFDDユニット
110を利用することにより可能であった。
【0004】これに対し、中・大容量の電子交換機で
は、サービス機能の増加のため、記憶装置100として
ハ−ドディスクドライブHDDを利用し、内容の書替え
を可能としていた。これは、サービス機能や電子交換機
のOSプログラムが膨大となり、各種プログラム情報に
万一障害が発生した場合に備えて、コマンドプログラム
の変更を容易に行えるようにしリスクを極力減らすため
でもあった。
【0005】しかし、このようなハ−ドディスクドライ
ブHDDを利用した場合は、記憶装置100を立ち上げ
るのに時間がかかり、また小型化できない、回転するた
めに寿命が短い等の問題点があった。
【0006】また、これに対し、近年開発されているフ
ラッシュメモリ(不揮発性メモリ)を使用することも考
えられるが、フラッシュメモリはメモリの信頼性に問題
があった。また、フラッシュメモリは、メモリの不良箇
所で使用できなくなったデータ領域を使わないようにす
る制御(ガベッジコレクション)等を行わなければなら
ない等、複雑なソフト制御が必要であり、信頼性の面で
電子交換機への利用に適さなかった。
【0007】更に、これに対し、従来の特定の小容量の
電子交換機あるいはボタン電話装置等では、記憶手段と
してROMを利用し、長期の寿命,高信頼性を得るため
や、コストダウン及び小型化をするべくシステムの各種
コマンドプログラム情報を記憶させていた。
【0008】しかし、このようにROMを利用した場合
は、記憶された各種コマンドプログラム情報が固定的で
あり、ソフトウェアに障害が発見された場合やサービス
機能の追加を行う場合等、各種コマンドプログラム情報
(以下固定コマンドプログラム情報と称す)の記憶内容
を変更することはできないため、全てのROMを交換し
なければならなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、電子交
換機では、電子交換機の小型化,高信頼化にはROMの
使用が不可欠であるが、固定コマンドプログラム情報の
ソフトウェアに障害が発生された場合あるいは、サービ
ス機能追加等の場合に柔軟に対応することができないと
いう問題点があった。
【0010】また、多種のサービス機能を電子交換機に
持たせている場合には、プログラム情報量が膨大になる
ためROM数が増加し、これによってプログラム変更に
おいてはROMの交換作業が煩雑となるという問題点が
あった。
【0011】そこで、本発明はこれらの問題点を除去
し、固定コマンドプログラム情報を変更する場合でも、
ROMを交換することなく容易に短時間に行えるように
し、これによって固定コマンドプログラム情報の変更処
理に係わる作業効率を向上させることが可能な電子交換
機を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定コマンド
プログラム情報を記憶する固定情報記憶手段と、固定コ
マンドプログラム情報の変更に利用される変更コマンド
プログラム情報を記憶する変更情報記憶手段と、固定コ
マンドプログラム情報及び変更コマンドプログラム情報
を記憶するための領域を有するメインメモリと、メイン
メモリに対して固定コマンドプログラム情報及び変更コ
マンドプログラム情報を転送するプログラム転送手段
と、転送された固定コマンドプログラム情報が変更コマ
ンドプログラム情報に対して一致するか否かを判断する
プログラム判断手段と、プログラム判断手段で判断した
結果に基づき、不一致の部分に対応する固定コマンドプ
ログラム情報を変更コマンドプログラム情報に置きかえ
て実行コマンドプログラム情報を形成し、メインメモリ
に記憶するプログラム変更手段と、実行コマンドプログ
ラム情報に従ってプログラムを実行するプログラム実行
手段とで構成される。
【0013】このような構成によると、電子交換機の立
上げ時に、プログラム判断手段で固定コマンドプログラ
ム情報に対して、変更コマンドプログラム情報が一致し
ていないと判断した場合、固定コマンドプログラム情報
に変えて実行コマンドプログラム情報を形成し、その実
行コマンドプログラム情報をメインメモリに記憶させて
いる。そのため固定コマンドプログラム情報の変更処理
時における、作業効率を向上させることが可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例について、
図面を参照して説明する。図1は、本発明における電子
交換機の構成を示すブロック図である。図1において、
電子交換機1には、内線電話機等の電話端末2a〜2n
が接続されている。
【0015】電子交換機1は、交換回路11、外線3a
〜3nが接続されたトランク回路12a〜12n、電話
端末2a〜2nが接続されたライン回路13a〜13
n、制御部4で構成されている。
【0016】交換回路11は、内線相互あるいは内線か
ら外線、外線から内線への交換接続動作を行うものであ
る。また制御部4は、電子交換機における制御の中枢を
担うものであって、交換回路11の交換処理をはじめ、
電子交換機全体の各種制御を行う。
【0017】保守用ターミナル20は、電子交換機1の
制御部4に接続されている。そして、保守用ターミナル
20のキーボード装置(図示せず)を操作することで形
成された情報が電子交換機1に供給される。
【0018】ライン回路13a〜13nは、各内線毎に
設けられた接続インタフェースであり、交換回路11と
各電話端末2a〜2nとの接続インタフェースとなる。
トランク回路12a〜12nは、外線3a〜3nとのイ
ンタフェースをとり、着信検出,回線捕捉のための直流
ループ閉結等を行う回路である。
【0019】図2は、電子交換機1の制御部4の内部構
成を示したものである。この制御部4内に有する主制御
部41には、CPUバス42を介して、メインメモリ4
3、固定情報記憶部であるROM44,ROM45,R
OM46、変更情報記憶部である変更ROM47、デー
タハイウェイインタフェース(DHW I/F)48、
スピーチハイウェイインタフェース(PHW I/F)
49が接続されている。
【0020】ROM44,ROM45,ROM46に
は、固定コマンドプログラム情報が記憶されている。こ
れらROM44,ROM45,ROM46について、図
2では3個示したが、この3個に限らず電子交換機の固
定コマンドプログラム情報量に応じて、そのROM数は
増減可能である。
【0021】またメインメモリ43の記憶領域は、一例
として図3に示すように呼処理プログラム情報51と、
実行制御プログラム情報52と、固定コマンドプログラ
ム情報の記憶領域A,B,C,…,nとで形成されてい
る。
【0022】一方変更ROM47は、一例として図4に
示すように保守管理用の変更プログラム情報や、サービ
ス機能等の追加あるいは変更時にプログラミングされ
た、固定コマンドプログラム情報とは異なる変更コマン
ドプログラム情報が記憶されている。
【0023】ROM44,45,46には、メインメモ
リ43に対応する内容の呼処理プログラム記憶領域と、
実行制御プログラム記憶領域とが形成され、更にこれら
の記憶領域に電子交換機の各種サービス機能を運用する
ための固定コマンドプログラム情報が記憶されている。
【0024】また制御部4は、例えばマイクロコンピュ
ータが用いられ、発着呼に係わる交換制御などの交換制
御手段に加えて、コマンドプログラム情報に従って制御
するための、プログラム実行制御手段(図示せず)を有
している。
【0025】プログラム実行制御手段は、主制御部41
の制御により、一例として図5に示すように保守用ター
ミナルから送出されたコマンドプログラム読込み要求を
示す情報に従って、ROM44,45,46内に記憶さ
れた固定コマンドプログラム情報を、それぞれ読出すた
めの処理を行う。
【0026】更にROM44,45,46内から読出さ
れた固定コマンドプログラム情報は、メインメモリ43
の記憶領域A,B,C,…nに記憶処理される。次に図
6のフローチャート図を用いて、固定コマンドプログラ
ム情報内に異常が発生したり、固定コマンドプログラム
情報の内容を変更した場合あるいは、電子交換機のサー
ビス機能を追加したことにより、固定コマンドプログラ
ム情報に対して変更コマンドプログラム情報が一致しな
い場合等について説明する。
【0027】先ず、電子交換機を立上げた場合(ステッ
プ601)、主制御部41は、メインメモリ43を呼出
し、ROM44,45,46に予め記憶された呼処理プ
ログラム情報51,実行制御プログラム情報52と同様
の呼処理プログラム情報,実行制御プログラム情報を読
出す(ステップ602)。
【0028】次に主制御部41は、変更ROM47から
実行制御プログラム情報のプログラム転送手段で、変更
コマンドプログラム情報をメインメモリ43の記憶領域
A,B,C,…,nに転送処理する(ステップ60
3)。
【0029】主制御部41は、変更コマンドプログラム
情報をメインメモリ43に転送処理した後、実行制御プ
ログラム情報52のプログラム判別手段により、メイン
メモリ43に記憶された固定コマンドプログラム情報の
内容に対し、変更コマンドプログラム情報の内容が一致
するか否かを比較処理する(ステップ604)。
【0030】プログラム判別手段で、メインメモリ43
に記憶された固定コマンドプログラム情報の内容に対
し、変更コマンドプログラム情報の内容が一致している
と判断した場合(ステップ605)、そのメインメモリ
43に記憶された固定コマンドプログラム情報の内容に
従い、プログラム実行処理が行われる(ステップ60
8)。
【0031】一方ステップ605で、メインメモリ43
に記憶された固定コマンドプログラム情報の内容に対
し、変更コマンドプログラム情報の内容が一致しないと
判断した場合、主制御部41は、実行制御プログラム情
報52のプログラム変更手段により、メインメモリ43
の記憶領域Aに記憶されている固定コマンドプログラム
情報の内容を消去する(ステップ606)。
【0032】ステップ606にて、固定コマンドプログ
ラム情報の消去処理が終了すると、主制御部41は、変
更ROM47から変更コマンドプログラム情報を、メイ
ンメモリ43の記憶領域Aに記憶させる処理を行う(ス
テップ607)。
【0033】そして変更コマンドプログラム情報を記憶
領域Aに記憶処理した後、主制御部41は、変更コマン
ドプログラム情報の内容に従い、プログラム実行処理を
行う(ステップ608)。
【0034】なお図7は、メインメモリ43に記憶され
た固定コマンドプログラム情報に変えて、変更ROM4
7の変更コマンドプログラム情報を記憶する際の一例を
示すものである。
【0035】メインメモリ43に記憶された固定コマン
ドプログラム情報には、アドレス情報が付加されてい
る。一方変更ROM47には、固定コマンドプログラム
情報に付加されたアドレス情報に対応する変更アドレス
情報と、変更コマンドプログラム情報のバイト数情報
と、変更コマンドプログラム情報と、終了コード情報と
が記憶されている。
【0036】例えば、固定コマンドプログラム情報内の
不良部50に対応するアドレス情報が、X〜XXの範囲
であるとする。すると、変更ROM47の変更アドレス
情報には、変更コマンドプログラム情報の始まりを示す
変更アドレスXと、その終りを示す変更アドレスXXが
記憶されている。
【0037】アドレス情報に対し、変更アドレス情報が
対応しているために、固定コマンドプログラム情報内の
不良部50である領域に、変更ROM47から変更コマ
ンドプログラム情報を転送処理し、記憶させることが可
能である。
【0038】次に、図8の動作フローチャート図を用い
て、本発明の第2の実施例について説明する。第2の実
施例は、メインメモリ43に記憶された固定コマンドプ
ログラム情報と、変更ROM47の変更コマンドプログ
ラム情報とで、相違アドレス情報に基づき、この相違ア
ドレス情報に対応する範囲の固定コマンドプログラム情
報に対し、変更コマンドプログラム情報の一部を追加あ
るいは、固定コマンドプログラム情報の内容を変更する
ようにしている。
【0039】この図8の動作フローチャート図におい
て、ステップ801乃至804は、図6の動作フローチ
ャート図におけるステップ601乃至604までの処理
と同様であるため、その説明を省略する。
【0040】主制御部41は、メインメモリ43から実
行制御プログラム情報52のプログラム判別手段による
処理で、固定コマンドプログラム情報の内容と変更コマ
ンドプログラム情報の内容とを比較処理し、両者のコマ
ンドプログラム情報間で、不一致であるコマンドプログ
ラム情報の有無を判断する。
【0041】ステップ805で、メインメモリ43に記
憶された固定コマンドプログラム情報の内容に対し、変
更コマンドプログラム情報の内容が一致していると判断
すると、固定コマンドプログラム情報の内容に従い、プ
ログラム実行処理が行われる(ステップ814)。
【0042】なお変更コマンドプログラム情報は、主制
御部41の制御によりメインメモリ43の記憶領域から
消去される。一方ステップ805で主制御部41は、実
行制御プログラム情報52のプログラム判断手段による
処理で、固定コマンドプログラム情報の内容に対し、変
更コマンドプログラム情報の内容が一致しないと判断す
ると、実行制御プログラム情報52のプログラム変更手
段により、不一致である固定コマンドプログラム情報の
相違アドレス情報を検索処理する(ステップ806)。
【0043】主制御部41は、プログラム変更手段の処
理で検索処理を終了し(ステップ807)、相違アドレ
ス情報を読出す(ステップ808)。そして主制御部4
1は、メインメモリ43から相違アドレス情報に対応す
る固定コマンドプログラム情報の一部をメインメモリ4
3から消去するための処理を行う(ステップ809)。
【0044】また主制御部41は、変更ROM47から
相違アドレス情報を読出す(ステップ810)。主制御
部41は、相違アドレス情報に基づき変更ROM47か
ら読出した変更コマンドプログラム情報を、固定コマン
ドプログラム情報に対し置き換えて実行コマンドプログ
ラム情報を形成する(ステップ811)。
【0045】ステップ811で、実行コマンドプログラ
ム情報を形成する処理は、固定コマンドプログラム情報
と、変更コマンドプログラム情報とで相違する初めのア
ドレス情報と、終りのアドレス情報とに基づいて、固定
コマンドプログラム情報への置き換え範囲領域を指定し
て行う。
【0046】その指定した置き換え範囲領域には、変更
コマンドプログラム情報が転送される。ステップ811
で、実行コマンドプログラム情報を形成する処理が終了
すると(ステップ812)、それを監視している主制御
部41は、変更ROM47を呼出し変更コマンドプログ
ラム情報の内容を消去するための処理を行う(ステップ
813)。
【0047】ステップ813により、変更コマンドプロ
グラム情報の内容が変更ROM47から消去され、主制
御部41で消去処理を終了したと判断すると、メインメ
モリ43に記憶された実行コマンドプログラム情報の内
容に従い、プログラム実行処理が行われる(ステップ8
14)。
【0048】次に図9の動作フローチャート図を用い
て、本発明の第3の実施例について説明する。第3の実
施例は、主制御部41がコマンドプログラム情報の内容
と、変更コマンドプログラム情報の内容とが一致してい
るか否かを比較処理し、一致しないと判断した場合、変
更ROM47を呼出し変更コマンドプログラム情報を、
メインメモリ43に転送処理するようにしている。
【0049】電子交換機を立上げた場合(ステップ90
1)、主制御部41は、メインメモリ43から呼処理プ
ログラム51,実行制御プログラム52を読出す(ステ
ップ902)。
【0050】主制御部41は、実行制御プログラム情報
52を読出すことにより、メインメモリ43の記憶領域
Aに記憶された固定コマンドプログラム情報を読出す
(ステップ903)。
【0051】更に主制御部41は、変更ROM47から
変更コマンドプログラム情報を読出す(ステップ90
4)。そしてステップ903及び、ステップ904で読
出した固定コマンドプログラム情報の内容と、変更コマ
ンドプログラム情報の内容とが異なっているか否かを比
較処理する(ステップ905)。
【0052】ステップ905において主制御部41は、
両者のコマンドプログラム情報が一致していると判断す
ると(ステップ906)、メインメモリ43に記憶され
た固定コマンドプログラム情報の内容に従い、プログラ
ム実行処理を行う(ステップ909)。
【0053】一方ステップ905において主制御部41
は、固定コマンドプログラム情報に対して、変更コマン
ドプログラム情報が一致しないと判断すると(ステップ
906)、実行制御プログラム情報52のプログラム変
更手段により、メインメモリ43から固定コマンドプロ
グラム情報の内容を消去するための処理を行う(ステッ
プ907)。
【0054】このステップ907にて主制御部41は、
固定コマンドプログラム情報の消去処理が終了すると、
変更ROM47から変更コマンドプログラム情報をメイ
ンメモリ43の記憶領域Aに転送するための処理を行う
(ステップ908)。
【0055】主制御部41は、変更コマンドプログラム
情報が記憶領域Aに転送処理されたか否かを監視してい
る。転送処理が終了したと判断すると、記憶領域Aに記
憶された変更コマンドプログラム情報に従いプログラム
実行処理を行う(ステップ909)。
【0056】次に図10の動作フローチャート図を用い
て、本発明の第4の実施例について説明する。第4の実
施例は、主制御部41で固定コマンドプログラム情報の
内容と、変更コマンドプログラム情報の内容とを比較処
理し、一致しないと判断した場合に、変更ROM47か
ら変更コマンドプログラム情報を読出し、メインメモリ
43に転送処理するようにしている。
【0057】図10に示す動作フローチャート図におい
て、ステップ1001乃至1005は、図9の動作フロ
ーチャート図におけるステップ901乃至905までの
処理と同様であるため、その説明を省略する。
【0058】ステップ1006にて主制御部41は、メ
インメモリ43から固定コマンドプログラム情報を読出
した後、変更ROM47を呼出す。変更ROM47から
読出された変更コマンドプログラム情報は、メインメモ
リ43に記憶される。
【0059】主制御部41は、固定コマンドプログラム
情報の内容と変更コマンドプログラム情報の内容とを比
較処理し、不一致の部分があるか否かを判断する。ステ
ップ1006で、固定コマンドプログラム情報の内容に
対し、変更コマンドプログラム情報の内容が一致してい
ると判断すると、メインメモリ43に記憶された固定コ
マンドプログラム情報の内容に従い、プログラム実行処
理を行う(ステップ1013)。
【0060】一方ステップ1006で、固定コマンドプ
ログラム情報の内容に対し、変更コマンドプログラム情
報の内容が一致しないと判断すると、主制御部41は、
実行制御プログラム情報52のプログラム変更手段によ
り、両者のコマンドプログラム情報の相違アドレス情報
を検索する(ステップ1007)。
【0061】主制御部41は、ステップ1007の検索
処理で相違アドレス情報が検索されたと判断すると(ス
テップ1008)、相違アドレス情報をプログラム変更
情報として、変更コマンドプログラム情報内に付加する
ための処理を行う(ステップ1009)。
【0062】プログラム変更情報が付加された変更コマ
ンドプログラム情報は、主制御部41の制御により、変
更ROM47からメインメモリ43の記憶領域Bに対し
て転送される(ステップ1010)。
【0063】主制御部41は、記憶領域Bに変更コマン
ドプログラム情報が転送されたと判断すると、変更コマ
ンドプログラム情報からプログラム変更情報を読出す
(ステップ1011)。
【0064】また主制御部41は、ステップ1011で
読出されたプログラム変更情報に基づき、メインメモリ
43に記憶された固定コマンドプログラム情報の変更処
理を行う(ステップ1012)。
【0065】ステップ1012における固定コマンドプ
ログラム情報の変更処理は、プログラム変更情報に対応
する固定コマンドプログラム情報の一部を、メインメモ
リ43から消去するための処理を行うとともに、変更コ
マンドプログラム情報内からプログラム変更情報に対応
する固定マンドプログラム情報を読出す。
【0066】主制御部41は、プログラム変更情報に基
づいて、メインメモリ43に記憶された固定コマンドプ
ログラム情報内に置き換える領域を指定し、その指定さ
れた領域に変更コマンドプログラム情報を置き換えるた
めの処理が行われ、実行コマンドプログラム情報が形成
される。
【0067】主制御部41は、実行コマンドプログラム
情報の形成処理が終了したと判断すると、変更コマンド
プログラム情報の内容をメインメモリ43から消去する
ための処理を行う。
【0068】主制御部41は、変更コマンドプログラム
情報がメインメモリ43から消去されたと判断すると、
実行コマンドプログラム情報の内容に従い、プログラム
実行処理が行われる(ステップ1013)。
【0069】ここで第4の実施例と、第3の実施例とで
相違する点について説明するに、第3の実施例では、固
定コマンドプログラム情報の内容と変更コマンドプログ
ラム情報の内容とを比較処理した結果、一致しないと判
断した際、固定コマンドプログラム情報全体をメインメ
モリ43から消去して、変更コマンドプログラム情報を
メインメモリ43の所定の記憶領域に記憶させている。
【0070】これに対し第4の実施例では、比較処理の
結果一致しない場合、その一致しない固定コマンドプロ
グラム情報に対応する相違アドレス情報を読出す。そし
て相違アドレス情報に対応する固定コマンドプログラム
情報に対して、変更コマンドプログラム情報を置き換え
る処理を行っている。
【0071】また図11は、図2における変更ROM4
7の代わりに、外部記憶装置の一例であるメモリカード
60を用いて、電子交換機が運用中に変更コマンドプロ
グラム情報を転送する際について示したものである。
【0072】なお制御部4内には、バッファ42Aが設
けられており、CPUバス42に接続されている。バッ
ファ42Aにはメモリカード60が接続される。メモリ
カード60の変更データ用メモリ61は、CPUバス4
2を介して主制御部41に接続され、メモリカード60
のスイッチSWは、主制御部41に接続されている。
【0073】このように制御部4に対してメモリカード
60が接続された状態において、スイッチSWをON操
作すると、INT信号がメモリカード60内から主制御
部41に対して送出される。
【0074】主制御部41は、INT信号が供給される
と、CPUバス42を介して変更データ用メモリ61の
呼出し処理を行う。この呼出し処理により、変更データ
用メモリ61に記憶されている変更コマンドプログラム
情報のアドレス情報における内容検索処理を行う。
【0075】この検索処理で、変更データ用メモリ61
に記憶された変更コマンドプログラムのアドレス情報
が、電子交換機における現在実行中の固定コマンドプロ
グラム情報のアドレス情報に対応するか否かの判断処理
を行う。
【0076】判断処理の結果、両者のアドレス情報が一
致しない場合、主制御部41は、変更データ用メモリ6
1の変更コマンドプログラム情報をメインメモリ43に
対して転送処理する。
【0077】一方、両者のアドレス情報が一致する場
合、メモリカード60内からINT信号が主制御部41
に対して定期的に送出される。変更コマンドプログラム
情報は、メインメモリ43に対して転送処理されない。
【0078】両者のアドレス情報が一致すると判断した
場合であっても、INT信号が定期的に送出されること
により、両者のアドレス情報が一致しない場合が生じた
ときに、変更コマンドプログラム情報がメインメモリ4
3に対して転送処理される。
【0079】なお変更コマンドプログラム情報が、メイ
ンメモリ43に対して転送処理されると、メモリカード
60内から定期的に送出されていたINT信号は、その
送出が停止処理されて終了する。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、電子交換機のメイ
ンメモリに記憶された固定コマンドプログラム情報の内
容に対し、変更ROMあるいはメモリカード等の変更記
憶部に記憶された変更コマンドプログラム情報の内容
が、一致するか否かを判断し、両者のコマンドプログラ
ム情報が一致しない場合、変更記憶部内に記憶された変
更コマンドプログラム情報を、メインメモリに記憶され
た固定コマンドプログラム情報に変えて記憶させるよう
にしている。
【0081】そのため固定コマンドプログラム情報の変
更あるいは追加について、従来ではその都度ROMの交
換作業を必要としていたが、その交換作業を行わずに固
定コマンドプログラム情報の変更あるいは追加を実施で
き、作業効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わり、電子交換機の全体
構成図。
【図2】本発明の一実施例に係わり、制御部の構成図。
【図3】本発明の一実施例に係わり、メインメモリの記
憶領域を示す図。
【図4】本発明の一実施例に係わり、変更ROMの記憶
領域を示す図。
【図5】本発明の一実施例に係わり、メインメモリへの
記憶方法を示す図。
【図6】本発明の一実施例に係わり、電子交換機の動作
フローチャート図。
【図7】本発明の一実施例に係わり、メインメモリへの
記憶方法を示す図。
【図8】本発明の一実施例に係わり、電子交換機の動作
フローチャート図。
【図9】本発明の一実施例に係わり、電子交換機の動作
フローチャート図。
【図10】本発明の一実施例に係わり、電子交換機の動
作フローチャート図。
【図11】本発明の他の実施例に係わり、メモリカード
を使用した場合の構成図。
【図12】従来の一例に係わる電子交換機の全体構成
図。
【符号の説明】
1…電子交換機,2a(2n)…電話端末,4…制御
部、41…主制御部、43…メインメモリ、44,4
5,46…ROM、47…変更ROM。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 英治 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定コマンドプログラム情報を記憶する
    固定情報記憶手段と、 前記固定コマンドプログラム情報の変更に利用される変
    更コマンドプログラム情報を記憶する変更情報記憶手段
    と、 前記固定コマンドプログラム情報及び前記変更コマンド
    プログラム情報を記憶するための領域を有するメインメ
    モリと、 前記メインメモリに対して前記固定コマンドプログラム
    情報及び前記変更コマンドプログラム情報を転送するプ
    ログラム転送手段と、 転送された前記固定コマンドプログラム情報が前記変更
    コマンドプログラム情報に対して一致するか否かを判断
    するプログラム判断手段と、 前記プログラム判断手段で判断した結果に基づき、不一
    致の部分に対応する前記固定コマンドプログラム情報を
    前記変更コマンドプログラム情報に置きかえて実行コマ
    ンドプログラム情報を形成し、前記メインメモリに記憶
    するプログラム変更手段と、 前記実行コマンドプログラム情報に従ってプログラムを
    実行するプログラム実行手段とを具備したことを特徴と
    する電子交換機。
  2. 【請求項2】 前記プログラム転送手段で前記変更コマ
    ンドプログラム情報の前記メインメモリに対する転送を
    前記電子交換機を立上げたときに行うことを特徴とする
    請求項1記載の電子交換機。
  3. 【請求項3】 前記プログラム変更手段で前記実行コマ
    ンドプログラム情報を形成する場合、前記変更コマンド
    プログラム情報及び前記固定コマンドプログラム情報が
    有するアドレス情報に基づいて行うことを特徴とする請
    求項1記載の電子交換機。
  4. 【請求項4】 前記変更コマンドプログラム情報は、前
    記電子交換機の外部記憶装置に記憶されていることを特
    徴とする請求項1記載の電子交換機。
  5. 【請求項5】 前記外部記憶装置は、メモリカードであ
    ることを特徴とする請求項4記載の電子交換機。
JP29156695A 1995-11-10 1995-11-10 電子交換機 Pending JPH09135465A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6748552B2 (en) 2000-01-02 2004-06-08 Nec Corporation Stored program controlled switching system
JP2008135919A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Oki Electric Ind Co Ltd 構内交換機および設定情報更新方法

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