JPH09126427A - 可燃性廃材の連続熱分解処理方法とその装置 - Google Patents

可燃性廃材の連続熱分解処理方法とその装置

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JPH09126427A
JPH09126427A JP7305073A JP30507395A JPH09126427A JP H09126427 A JPH09126427 A JP H09126427A JP 7305073 A JP7305073 A JP 7305073A JP 30507395 A JP30507395 A JP 30507395A JP H09126427 A JPH09126427 A JP H09126427A
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JP
Japan
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thermal decomposition
furnace
container
processing
treatment
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JP7305073A
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English (en)
Inventor
Kenro Motoda
田 謙 郎 元
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Motoda Electronics Co Ltd
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Motoda Electronics Co Ltd
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 比較的小型の装置によって処理物を連続
的に熱分解炉に供給し逐次それらを熱分解処理をすると
共に、各処理において生じる残渣の排出も連続的に行う
ようにすることにより、上記のような問題の生じない連
続的な熱分解処理方法とこの方法を実施するための装置
を提供すること。 【解決手段】 可燃性処理物Fを密閉された炉内におい
て水平姿勢で回転させている篭形の処理容器2内で加熱
分解するとき、前記処理容器2の回転軸上において、前
記炉内の密閉度を損うことなく、次の処理物Fを前記処
理容器2に搬入すると共に前記処理物の残渣Sを排出で
きるようにしておき、定形又は定量の処理物Fの搬入
と、搬入処理物Fの加熱分解と、その処理残渣S等の排
出とを、前記熱分解炉の密閉度を保持したまま繰返して
連続的に行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は塩化ビニル樹脂製品
等を始めとする燃焼可能な廃棄物を、工業的規模により
連続的かつ大量に熱分解処理するための方法、並びに、
この方法を実施するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、可燃性の合成樹脂材等の廃棄
物の処理を、埋立てや燃焼処理によらず、熱分解処理す
る方法が提案され、この処理方法は一部で実用化されて
いる。
【0003】しかし、実用化されている装置は、いわば
バッチ方式による処理であるため1回の熱分解処理が済
む度に、炉内の冷却を待って熱分解炉内の残渣を排出し
たり、新たな処理物を熱分解炉内にセットする作業を行
うため処理効率が上がらないという問題がある。
【0004】上記問題に対処するため、処理装置を大型
化することも考えられるが、装置が大型化しても、単に
1回の処理量を増すことができるだけで、処理のつどに
残渣を排出したり、新たな処理物を収容する作業が省略
できる訳ではないから、処理効率の上昇にも自づから限
度があり、その一方で装置を大型化することによる設備
コストの問題,運転コストの問題が新たに発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような点
に鑑み、比較的小型の装置によって処理物を連続的に熱
分解炉に供給し逐次それらを熱分解処理をすると共に、
各処理において生じる残渣の排出も連続的に行うように
することにより、上記のような問題の生じない連続的な
熱分解処理方法とこの方法を実施するための装置を提供
することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明熱分解処理方法の構成は、
可燃性処理物Fを密閉された炉内において水平姿勢で回
転させている篭形の処理容器2内で加熱分解するとき、
前記処理容器2の回転軸上において、前記炉内の密閉度
を損うことなく、次の処理物Fを前記処理容器2に搬入
すると共に前記処理物の残渣Sを排出できるようにして
おき、定形又は定量の処理物Fの搬入と、搬入処理物F
の加熱分解と、その処理残渣S等の排出とを、前記熱分
解炉の密閉度を保持したまま繰返して連続的に行うこと
を特徴とするものである。
【0007】上記方法の構成においては、可燃性処理物
Fを、密閉された熱分解炉内において水平姿勢で回転さ
せている処理容器2内で加熱分解するとき、前記処理容
器2の回転軸上において、前記処理物を前記炉内の密閉
度を損うことなく、処理容器に搬入すると共に処理残渣
を排出できるようにしておき、前記熱分解炉の密閉度を
保持して熱分解処理の途中で処理物を処理容器内へ追加
搬入しつつ熱分解処理を進め、その熱分解処理中に処理
残渣の排出をすることもある。
【0008】また、上記課題を解決することを目的とし
てなされた本発明熱分解処理装置の構成は、断熱かつ気
密に形成した熱分解炉1の内部に、水平な姿勢で回転可
能に形成した篭形の処理容器2を配設すると共に、該処
理容器2の回転軸3b上において、前記炉1に対して開閉
自在のシャッタ4と蓋52とを、通路の前後に設けた処理
物搬入,残渣排出兼用の通路5を形成する一方、前記処
理容器2の下方において前記炉1に対して前後で2枚の
シャッタ6を有する処理残渣の貯留部を端部に設けた搬
出手段7を配設したことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に図に拠り本発明の実施の形態
例について説明する。図1は本発明方法を実施する装置
の一例として形成した熱分解炉を断面にした正面図、図
2は図1の装置の側断面図、図3は篭形容器を一部断面
にした正面図、図4は樋状体の一例の斜視図である。
【0010】図において、1は断熱性の外壁で囲まれた
熱分解炉の外側容器、1aは外側容器1の内部に、全周囲
に空間1bを保持して配置された内側容器で、図の例では
内側容器2の底部側に上下幅の大きな空間1cが形成さ
れ、ここに内側容器1aをその外面から加熱するための加
熱源、例えば、後述するガスバ−ナ8などを設置する。
【0011】2は、上記内側容器1aの内部に、水平な回
転軸3a,3bにより回転可能に支持された篭状をなす処理
容器で、該容器2の左,右の側面板2a,2bの外面に突設
した回転軸3a,3bのうち、一方の軸3aは回転駆動源3cに
チェ−ン等の伝動機構3dを介して連結されており、他方
の回転軸3bは、ここでは比較大径の内部が中空のパイプ
状部材により形成されている。パイプ状の回転軸3bは処
理容器2の内部への処理物Fの搬入と、処理後の残渣乃
至は熱分解されない不純物S(以下、単に残渣Sとい
う)の搬出のための通路5として機能するように外側容
器1の外部へ大きく突出させて設けられている。前記通
路5を形成するパイプ状の回転軸3bは、通路5として外
側容器1の外部に長目に突出させられた部分に、昇降又
は進退式のシャッタ板4を設け、該シャッタ板4を挟ん
で回転しない接続通路51に連結されている。前記シャッ
タ板4は、シリンダ4aによってここでは上下動させられ
ることにより前記回転軸3bの開口端を開閉するように設
けられている。
【0012】前記処理容器2は、左右の側面板2a,2bの
内側にリブ状の支骨2c,2dを放射状に具備し、この支骨
2c,2dに回転軸3a,3bが取付けられている。3eはパイプ
状回転軸3bの支持ロ−ラである。
【0013】篭状をなす処理容器2は、ここでは外周を
なす胴部2eの全体が凹凸のある網又は格子体により形成
されており、胴部2eの隙間に翼体2fを、図示した例では
3枚を放射状に設けている。処理容器2は熱効率と処理
残渣を隙間から落下させるために、全体を網又は格子に
より形成しているが、網又は格子の部分は胴部外周上の
一部、例えば、四隅にのみ設けたものであってもよい。
また、翼体2fは、処理容器2に供給される処理物Fを、
当該容器2の回転に伴って撹拌する作用と、後述する処
理残渣Sを取出す際の当該残渣Sを、搬出手段(後述す
る)に案内する役割を持たせたものである。
【0014】上記処理容器2のパイプ状の回転軸3bは、
その内部の通路5に上面を開口した樋状体52が処理残渣
Sを取出すための搬出手段として、接続通路51の開口端
から処理容器2の内部に対し、出入れ自在に配置され
る。接続通路51の開口端には、シリンダ53aによって当
該通路51内を進退させる蓋53が設けられている。54は、
蓋53をシリンダ53aと一体に通路51に沿って進退させる
ためのガイドブラケットで、ここでは、樋状体52を通路
5へ挿脱させるとき、その樋状体52との干渉を避けるた
め、通路51にヒンジ54aを介して旋回可能に取付けられ
ている。従って、干渉を避けるためには、前記ブラケッ
ト54を炉の壁面に沿ってスライド可能に設けてもよい。
【0015】パイプ状の回転軸3bには、前記シャッタ板
4を介して回転しない接続通路51が接続されているが、
接続通路51には、その中心軸上に処理物Fを処理容器2
内に挿入するシリンダ53a等を駆動源とする進退可能な
搬入部材として作用する蓋53が設けられていることは、
前述の通りである。ここで、処理物Fの搬入部材となる
蓋53は、接続通路51内を密に遊挿させて進退するので、
接続通路51の外端部(図1の左側)を密閉する蓋として
も機能する。この機構により、接続通路51の外端部にお
いて、前記蓋53を閉じた状態に位置付けることも、その
蓋53を通路51内をスライドさせることも可能になるので
ある。前記蓋53は、通路51の外端(開口端)から後退さ
せた位置において、ブラケット54のヒンジ54aの作用に
より当該通路51に対し離接自在にし、前記樋状体52の出
入操作と前記蓋53とが干渉しないようにされている。
【0016】前記通路51は、前述のシャッタ4と蓋53に
よって、通路51の前後で内側容器1aと外部との間を遮断
できるから、蓋53の開け操作とシャッタ4の開け操作を
時間差を付けて行うことにより、内側容器1aの内部の密
閉度を殆んど損なうことなく、新たな処理物Fを熱分解
処理中の処理容器2の内部に供給することが可能になる
のである。一方、処理容器2の内部に対しては、図4に
例示した形態の樋状体52が、接続通路51からパイプ状の
回転軸3bを通って進退可能に配置できるように形成され
ており、この樋状体52は処理容器2の中で熱分解処理さ
れない不燃性の固形物等の残渣Sを収容して取出すとき
に使用する。
【0017】一方、外側容器1の内側において内側容器
1a内の下部の空間には、スクリュコンベア6が、前記処
理容器2の軸3a,3bと平行な向きで処理残渣Sを排出す
るための搬送手段として設けられている。即ち、熱分解
される処理物Fの残渣Sは、処理中に処理容器2が回転
するので、該容器2の綱目や格子の隙間から下方へ落下
するが、落下した残渣Sは前記コンベア6により外側容
器1の外部に搬出されるのである。
【0018】処理残渣Sを処理容器2の網目や格子から
その容器2の外、つまり、内側容器1aの底部へ落下させ
る目的は、例えば、処理物Fが塩化ビニル系の物の塊状
であると、その外表面に近い側は比較的短時間で熱処理
されて炭化するが、中心に近い側は、処理されて炭化し
た残渣Sが熱絶縁体とし未処理部分を覆った状態となる
ため、炭化(熱処理)が進行し難いという問題を解消す
るためである。即ち、処理容器2がゆっくり回転すると
外表面が炭化された処理物Fの外表面が当該容器2の内
面の格子や網目、或は、翼体2fに衝突乃至は衝当するこ
とにより崩落し、未処理部分を露出させてこの部分の熱
分解を促進するので、この処理物F全体の熱処理を効率
よく行うことができるのである。
【0019】上記スクリュコンベア6において、外側容
器1の外部に露出した部分は、コンベアカバ−6aにより
断熱的に囲むと共に該カバ−6aの下面側にシリンダ6cに
より進退開閉されるシャッタ6bを設けることにより、熱
分解処理中に内側容器1aの内部と外部との遮断ができる
ように形成されている。7はシャッタ6bの下に配設した
搬出される残渣Sの収容部であり、この収容部7にもシ
リンダ7bにより進退開閉されるシャッタ7aを設け、該シ
ャッタ7aと前記シャッタ6bとの協働作用で残渣Sをスク
リュコンベア6によって外部に搬出する時、内側容器1a
の気密度を維持することができる。ここで、残渣搬出用
のスクリュコンベア6は、処理容器2から内側容器1aの
底に落下する残渣Sを集めて搬出するものであるから、
内側容器1aは、一例として船底状に形成し、コンベア6
はこの底の谷部に配置することが望ましい。
【0020】8は外側容器1の内部であって内側容器1a
の底部外面近くに配置した加熱源の一例として設けたメ
インバ−ナで、このバ−ナ8の燃焼作動によって外側容
器1の内部と内側容器1aの間の空間1b内を加熱し、処理
容器2内の処理物Fを熱分解するのである。9は内側容
器1aの内部に連通させて外側容器1に設けた熱分解ガス
の排出通路である。ガス排出通路9は、図示しないが、
熱分解によって熱側容器内に生成される熱分解ガスを、
例えば、冷却,中和,燃焼(焼却)等による無害化をす
るための熱分解ガス処理部(図示せず)に導出するため
のものである。
【0021】上記外側容器1からガス排出通路9までの
各構成により、本発明方法を適用する熱分解炉の一例を
構成するので、次に上記熱分解炉による本発明の連続的
熱分解処理について説明する。
【0022】本発明において、処理物Fは、パイプ状回
転軸3bの内側の通路5を通過できる外径で、搬入部材と
なる蓋53のストロ−ク長と同程度の長さに、予め大きさ
と形が整えられている。そして、この処理物Fが接続通
路51の搬入部材となる蓋53を後退させた状態で、当該通
路51の開口端部からその通路51に入れられると、その開
口端部は蓋53が進出することによって閉じられる一方で
シャッタ4が上動して開けられるので、搬入部材として
機能する蓋53がそのシリンダ53aの作用で更に進出し、
その処理物Fをパイプ状の回転軸3b内を通して処理容器
2内に押込む。
【0023】処理物Fが処理容器2内へ投入されるとシ
ャッタ4を閉じ、主バ−ナ8が点火,動作開始させられ
て外側容器1の内部を加熱する。この主バ−ナ8の動作
によって内側容器1aの内部側も徐々に昇温し、やがて処
理物Fの熱分解温度に到達する。この温度に達したら温
度コントロ−ルをして、所要の熱分解温度に内側容器1a
の内部温度を制御する。このとき、内側容器1aの内部温
度は適宜の温度センサ(図示せず)により常時検出さ
れ、この検出温度に基づいて前記バ−ナ8の出力が制御
されているものとする。
【0024】一方、内側容器1aの内部では、処理容器2
の回転軸3aに伝達される回転力により、この処理容器2
が、この例では反時計方向に比較的ゆるやかに、例え
ば、毎分数回程度回転する。このとき、処理物Fは、回
転する処理容器2内の内壁面上を転がるが、処理容器2
の内部には図の例では3枚の翼板2fが設けられているか
ら、容器2の底にあった処理物Fは、容器2の回転によ
って上方に運ばれて翼板2fの上から容器2の下方に落下
し、これによって炭化された処理物Fの外表面の炭化残
渣Sが崩落されるのである。
【0025】ここで、3枚の翼板2fの上に分散された処
理物Fのうち、熱分解されずにもとの形態のままの金属
等は、処理容器2の回転に伴って翼板2fと一緒に処理容
器2の上方に位置付けられたとき、前述の樋状体52に落
下供給されて、容器外へ搬出される。この点について
は、後に述べる。同時に、熱分解されて灰状になった処
理物Fは処理容器2の網目又は格子の隙間から内側容器
1aの底側に自然落下してスクリュコンベア6によって、
容器外へ搬出される。
【0026】上記態様での加熱による処理物Fの熱分解
が進むと、熱分解された灰状等の残渣Sは処理容器2の
網目から脱落して内側容器1aの底に溜り、また、熱分解
されない金属等は処理容器2の内部に溜ることになる。
本発明では、この段階で主バ−ナ8の動作を休止し、コ
ンベア6を動作させて内側容器1aの底に溜っている処理
槽の残渣Sを搬出すると共に、シャッタ4,7bを開けて
樋状体52を炉内へ入れて、熱分解されない残渣Sを受入
れてから炉外へ引出す。なお、内側容器1aの下側に溜ま
る処理残渣Sは、図2に示すように、処理容器2の断面
形状が略正方形であること、並びに、翼板2eが処理容器
2の下方において自重により外部に突出することによ
り、コンベア6側に自動的に掻き寄せられることにな
る。また、熱分解により内側容器1a内に生成する熱分解
ガスは、その排出通路9から炉外に導出され、例えば、
冷却,中和液フィルタを通して無害化したり、燃焼ガス
として利用したり、或は、油分やタ−ル分を分離抽出す
るなどの処理を施して無害化処理される。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上の通りであって、上述の処
理態様をとることにより、処理物Fを気密に保持された
内側容器内の処理容器に、内側容器内の気密性を保持し
た状態において処理物を搬入供給できると共に、熱分解
処理中に内側容器の気密性を保持したまま、処理残渣を
逐次外部に搬出することができるので、大量の処理物で
あっても、熱分解炉の運転を休止せず、連続運転し乍ら
処理を進めることができ、従って、効率のよい熱分解処
理を実現できる。
【0028】特に、処理物が塊状で外表面乃至はそれに
近い部分の熱処理(炭化)が進んでも、その塊の中心や
中心に近い部分は、熱処理された部分が熱絶縁体として
作用するため、なかなか熱処理が進行せず、熱効率,処
理効率とも低くかったが、本発明では処理容器を回転さ
せて炭化した部分を容器外へ崩落させるので、処理物の
塊の中心部でも比較的短時間のうちに熱処理され、結
局、全体として熱効率,処理効率の高い処理を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する装置の一例として形成し
た熱分解炉を断面にした正面図。
【図2】図1の装置の側断面図。
【図3】篭形容器を一部断面にした正面図。
【図4】樋状体の一例の斜視図。
【符号の説明】
1 外側容器 1a 内側容器 2 処理容器 3a,3b 回転軸 4 シャッタ 5 処理物搬入,残渣搬出用の通路 51 接続通路 52 樋状体 53 蓋 6 コンベア 7 残渣の収容部 6b,7a シャッタ 8 主バ−ナ 9 ガス排出路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F23G 5/00 119 B09B 3/00 ZAB 5/44 ZAB 302F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可燃性処理物Fを密閉炉内で熱分解処理
    するとき、前記処理物を、網部分又は格子部分を有する
    篭形容器に収容すると共に、熱分解処理中に前記篭形容
    器を連続又は間欠に回転させることにより、前記処理物
    Fの熱分解した外面側を当該処理物から離脱させつつ処
    理することを特徴とする可燃性廃材の連続熱分解処理方
    法。
  2. 【請求項2】 可燃性処理物Fを、密閉された炉内にお
    いて水平姿勢で回転させている篭形の処理容器2内で加
    熱分解するとき、前記処理容器2の回転軸上において、
    前記炉内の密閉度を損うことなく、次の処理物Fを前記
    処理容器2に搬入すると共に前記処理物の残渣Sを排出
    できるようにしておき、定形又は定量の処理物Fの搬入
    と、搬入処理物Fの加熱分解と、その処理残渣S等の排
    出とを、前記熱分解炉の密閉度を保持したまま繰返して
    連続的に行うことを特徴とする可燃性廃材の連続熱分解
    処理方法。
  3. 【請求項3】 可燃性処理物Fを、密閉された熱分解炉
    内において水平姿勢で回転させている処理容器2内で加
    熱分解するとき、前記処理容器2の回転軸上において、
    前記処理物を前記炉内の密閉度を損うことなく、処理容
    器に搬入すると共に処理残渣を排出できるようにしてお
    き、前記熱分解炉の密閉度を保持して熱分解処理の途中
    で処理物を処理容器内へ追加搬入しつつ熱分解処理を進
    め、その熱分解処理中に処理残渣の排出をする請求項2
    の可燃性廃材の連続熱分解処理方法。
  4. 【請求項4】 断熱かつ気密に形成した熱分解炉1の内
    部に、水平な姿勢で回転可能に形成した篭形の処理容器
    2を配設すると共に、該処理容器2の回転軸3b上におい
    て、前記炉1に対して開閉自在のシャッタ4と蓋52と
    を、通路の前後に設けた処理物搬入,残渣排出兼用の通
    路5を形成する一方、前記処理容器2の下方において前
    記炉1に対して前後で2枚のシャッタ6を有する処理残
    渣の貯留部を端部に設けた搬出手段7を配設したことを
    特徴とする可燃性廃材の連続熱分解処理装置。
JP7305073A 1995-10-30 1995-10-30 可燃性廃材の連続熱分解処理方法とその装置 Pending JPH09126427A (ja)

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