JPH087764B2 - 車輛の運転状況記録方法及びその装置 - Google Patents

車輛の運転状況記録方法及びその装置

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JPH087764B2
JPH087764B2 JP27050886A JP27050886A JPH087764B2 JP H087764 B2 JPH087764 B2 JP H087764B2 JP 27050886 A JP27050886 A JP 27050886A JP 27050886 A JP27050886 A JP 27050886A JP H087764 B2 JPH087764 B2 JP H087764B2
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traveling
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time
date
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照男 清野
孝 野尻
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電子ブロック機器製造株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〈発明の利用分野〉 本発明は自動車等の車輌に装備して、車輌の運転状況
を記録する方法及びその装置に関する。
〈従来技術とその問題点〉 従来、この種記録方法及び装置としては、義務用のト
ラックへの取付けが義務づけられているタコグラフと呼
ばれているものがある。
これは、自動車の速度を例えば車の回転軸と連動する
ガバナ等の変換器を介して、振幅の変化としてとらえ、
これを時計と連結して回動する円板に重合させて取付け
た円板状の記録紙にペン書きして、速度情報を時間的に
記録するようにしたもの、あるいは、自動車の回転軸の
回転に比例した駆動機構により磁気テープにデジタル記
録するようにしたものが提案されている。しかしなが
ら、前者にあっては、記録紙が円板状となっているの
で、1〜数日の記録が限度であり、後者にあっては、時
間的に連続して記録するので記録できる時間は1巻のテ
ープの長さに制限され、間欠的に記録したとしてもその
情報量はきわめて少ないものであった。
このことは、運行管理上、日々の管理は可能である
が、長期に亘った運転状況が把握できないため、運転手
に対する指導も十分に行えないという問題があり、加え
て、上記タコグラフは対象が業務用でこれを一般の自動
車に取付けたとしても管理者が運転者自体となって運行
管理を行うことができないという問題がある。
一方、近時、無謀運転等による交通事故は増加の一途
をたどり、これの対策が大きな社会問題としてクローズ
アップされている。この交通事故防止の一手段として、
従来よりスピード測定器を用いた交通取締も行われてい
るが、これは周知のように、測定点における瞬間的な速
度を検出するため、取締時点において、たまたま制限速
度を超過して運転した者が処罰の対象となることもあっ
て、行政指導の立場からも十分とはいえず長期的な運転
状況を把握して運転手に対する指導を十分に行うことが
できるものが行政側からも要望されている。
〈発明の目的〉 本発明は、上述した点にかんがみてなされたもので、
その目的とするところは、少なくとも1ケ月以上の長期
に亘って、運転状況を継続して記録することができるよ
うにした方法及びその装置を提供することにある。
〈発明の概要〉 本発明は、上記目的を達成するため、車輌の速度を一
定時間間隔でサンプリングし、このサンプリングした速
度データを複数に区分した走行スピード帯のいずれの帯
域に入るかを検出し、上記サンプリングと同期して走行
時間が複数に区分した走行時間帯のいずれの帯域に入る
かを検出して、1日分の記憶エリアに、走行年月日、走
行時間帯、走行スピード帯毎に記録させるとともに、所
定速度を超えて所定時間継続して走行した場合は高速道
路走行であるとして、その記録を走行時間帯毎に行うよ
うにしたものである。
〈発明の実施例〉 以下、本発明の実施例を図によって説明する。
本発明の記録方法では、ランダム・アクセス・メモリ
(以下RAMという)の記録エリアを少なくとも1ケ月以
上の長期に亘る日数分に分割し、その1日分の記録エリ
アを複数の走行時間帯(例えば早朝、昼間、夜間、深
夜)に分割し、この走行時間帯の記録エリアをさらに複
数の走行スピード帯(例えば0〜60km/h、60〜80km/h、
80〜100km/h、100km/h以上)にそれぞれ分割し、車両例
えば自動車の運転状況が、上記の走行時間帯(例えば昼
間)において第9図の走行曲線で示され、時間t0で自動
車が走行開始し、その速度を一定時間間隔(例えば1秒
間隔)で一定時間(例えば0.1秒)サンプリングした速
度データが、今a点で示される速度データであったとす
ると、このa点の速度データは、第9図からも明らかな
ように走行スピード帯Y1の帯域にあり、上記記録エリア
Y1に時間換算で記録する。即ち、走行速度がS0〜S1の間
にサンプリングした速度データは走行スピード帯Y1の記
録エリアにt0〜t1の間の走行時間が記録され、以降同様
に、S1〜S2の間にサンプリングした速度データはY2に、
S2〜S3の間にサンプリングした速度データはY3に、さら
に、サンプリングした速度データがS3〜はY4の記録エリ
アに記録する。そして、時間t4を経過後b点の速度デー
タがサンプリングされると、走行速度は、S2〜S3間即
ち、走行スピード帯Y3が検出されこのY3にb点速度デー
タを前回の記録に加算して累計時間を記録する。つま
り、第9図において走行速度S2〜S3間にサンプリングし
た速度データは、t2〜t3、t4〜t5の走行時間が加算され
て走行スピード帯Y3の記録エリアに記録されることにな
る。
又、第9図からも明らかなように、例えば時間t2を過
ぎると走行スピード帯はY2からY3に遷移する。そこで本
発明は、加速、減速によって走行スピード帯が遷移した
回数、即ち、当該スピード帯から他の走行スピード帯
へ、あるいは他の走行スピード帯から当該走行スピード
帯へ遷移した回数を検出して当該走行スピード帯の記録
エリアに記録する。
さらに、本発明の記録方法では、第9図に示すように
所定の高速速度SH(例えば70km/h)をあらかじめ設定
し、この速度SHを超えて継続走行した時間(t7〜t8)が
所定の走行時間を(例えば5分)を超えたとき、高速道
路走行であると検出して、走行時間帯毎に記録するよう
にしたものである。
このように、RAMに記憶させるようにすれば、メモリ
容量に応じて少なくとも1ケ月以上継続した運転状況を
記録することができる。そしてこれを必要に応じてディ
スプレイ表示して出力させれば、年月日別に、走行時間
帯別に、かつ、走行スピード帯別に、並びに高速道路走
行を数値で読取りが可能となる。
第1図は、上記方法を実施するための装置のブロック
図を示したもので、同図において、1は自動車の速度を
検出する速度検出手段で、車輌に取付けた検出部材と近
接して設けた近接スイッチ等の速度センサ1aから車輌の
回転数に比例して増減するパルス信号(以下、速度パル
スという)を出力させ、これをカウンタ1bにより後述の
タイミング信号発生手段10の一定の時間間隔(例えば1
秒間隔)で出力する一定幅(例えば0.1秒)のパルス信
号(以下タイミング信号)の間カウントし、そのカウン
ト値を2進コードでシフトレジスタ1cにプリセットして
転送するようになっている。つまり、速度検出手段1は
自動車の速度を一定時間間隔でサンプリングし、これを
速度情報として出力することになる。2は、時計手段
で、秒単位のクロック信号により、分、時をカウント
し、これをレジスタ2bを介して出力する第1のカウンタ
2aと、このカウンタ2aのカウントアップ毎の出力信号に
より、日、月、年をカウントし、シフトレジスタ2dを介
して出力する第2のカウンタ2cとを有し、上記タイミン
グ信号により、上記レジスタ2b、2dから時分データと年
月日データの時間情報をそれぞれ転送するようになって
いる。3は、ランダム・アクセス・メモリ(以下RAMと
略称する)からなる記憶手段で、そのメモリー割付は、
第2図及び第3図に示すように、先ず記録エリアに第2
図に示すように、初期設定事項例えば車輌ナンバー、記
録済日数、記録最大日数、走行時間帯(X1、X2・・・X
n)、走行スピード帯(Y1、Y2・・・Yn)、高速指定
値、高速指定値以上の継続走行時間(例えば秒数)、高
速継続時間(例えば秒数)指定値等、運転状況を記録さ
せるに必要なデータがあらかじめ記録できるよう指定さ
れ、残りの記録エリアは少なくとも1ケ月以上の長期に
亘って記録できるよう年月日毎に分割し、分割された1
日の記録エリアはあらかじめ設定した複数の走行時間帯
X1、X2・・・Xn(例えばX1=0〜6時、X2=6〜18時、
X3=18〜22時、X4=22〜24時)に分割し、分割された一
走行時間帯(例えばX1)にはその先頭アドレスには、走
行開始時の時分データを1回のみ記録するようにし、残
りをあらかじめ設定した複数の走行スピード帯Y1、Y2
・・Yn(例えばY1=0〜60km/h、Y2=60〜80km/h、Y3
80〜100km/h、Y4=100〜km/h)と、高速道路走行データ
とに分割し、各走行スピード帯、高速道路走行データと
しては他のスピード帯から当該スピード帯に遷移した回
数と当該スピード帯における走行時間の累計時間(例え
ば秒数)を記録するよう指定されておる。4は、走行時
における年月日データを記録するに際し、上記記憶手段
3に記録された年月日と一致するか否を比較する年月日
比較手段で、マグニチュード・コンパレータ等からな
り、記憶手段3から読出した年月日データと上記時計手
段2から転送された年月日データとを比較し、一致すれ
ば、アドレス指定手段9を介してその年月日の記録エリ
アの該当するアドレスを指定し、不一致であれば、アド
レス指定手段9を介して新たな記録エリア(例えばn+
1日の記録エリア)が指定され、そこに年月日データを
記録する信号が送出されるようになっている。即ち、そ
の年月日の走行が2回目以降の場合は同じ年月日の記録
エリアに走行記録が記録され、走行開始の年月日が初め
ての走行であれば,新たな記録エリアの最初のエリアに
1回のみその年月日データが記録されるよう出力するよ
うになっている。5は、走行開始時刻があらかじめ複数
に区分した走行時間帯X1、X2・・・Xn(例えばX1=0〜
6時、X2=6〜18時、X3=18〜22時、X4=22〜24時)の
いずれの帯域に該当するかを比較し、該当する走行時間
帯のアドレスに最初の時分データをアドレス指定手段9
を介して記録させるようにした走行時間帯比較手段であ
る。これは、上記走行時間帯X1、X2・・・Xnを入力デー
タとそれぞれ比較する比較回路5a、5b・・・5nより形成
され、この比較回路5a、5b・・・5nは同様に構成されて
いるので、走行時間帯X1を比較して入力データを出力す
る比較回路5aについて説明すると、例えば入力する時分
データが8ビットの2進コードであれば、第4図に示す
ように、マグニチュード・コンパレータCOM1のA側入力
端に走行時間帯X1の上限値(例えば6時)のデータを入
力させ、マグニチュード・コンパレータCOM2のB側入力
端に走行時間帯X1の下限値(例えば0時)のデータを入
力させ、上記コンパレータCOM1のB側入力端と、COM2
A側入力端に時計手段2のレジスタ2bから時分データを
入力させ、コンパレータCOM1の出力端A>Bをアンド回
路AND12の入力端の一方に接続し、この入力端の他方に
コンパレータCOM2の出力端A>B,A=Bをオアー回路OR1
を介して接続し、上記アンド回路AND12の出力端を並列
に配設したアンド回路AND1〜AND8の一方の入力端に接続
し、このAND1〜AND8の他方の入力端にレジスタ2bの時分
データをそれぞれ入力させ、アンド回路AND1、AND2、AN
D3、AND4、AND5、AND6、AND7、AND8の出力端から、時分
データを送出するようになっている。6は、走行速度が
あらかじめ複数に区分した走行スピード帯Y1、Y2・・・
Yn(例えばY1=0〜60km/h、Y2=60〜80km/h、Y3=80〜
100km/h、Y4=100〜km/h)のいずれの帯域に該当するか
を比較して出力する走行スピード帯比較手段である。こ
れは、上記走行スピード帯Y1、Y2・・・Ynを入力データ
と比較する比較回路6a、6b、・・・6nより形成され、こ
の比較回路6a、6b、・・・6nは同様に構成されているの
で、走行スピード帯Y1を比較して出力する比較回路6aに
ついて説明すると、例えば入力する速度データが8ビッ
トの2進コードであれば、第5図に示すように、マグニ
チュード・コンパレータCOM3のA側入力端に走行スピー
ド帯Y1の上限値(例えば60km/h)のデータを入力させ、
マグニチュード・コンパレータCOM4のB側入力端に走行
スピード帯Y1の下限値(例えば0km/h)のデータを入力
させ、上記コンパレータCOM3のB側入力端と、COM4のA
側入力端に速度検出手段1のレジスタ1cから速度データ
を入力させ、コンパレータCOM3の出力端A>Bと、COM4
の出力端A>B、A=Bを接続したオアー回路OR2の出
力端とからアンド回路AND13を介して出力するようにな
っている。7は、上記走行スピード帯比較手段6の出力
信号により、該当する走行スピード帯のアドレスに走行
時間の累計時間(例えば秒数)と、当該走行スピード帯
に他の走行スピード帯から遷移した回数を加算して出力
する加算手段である。これは例えば第5図に示すように
上記比較手段6の比較回路6a、6b・・・6nと対応した加
算回路7a、7b・・・7nからなり、この加算回路7a、7b・
・・7nは同様に形成されているので走行スピード帯Y1
比較する比較回路6aと対応する加算回路7aについて説明
すると、上記比較回路6aのアンド回路AND13の出力端に
カウンタCU1の入力端CKを接続するとともにカウンタCU2
の入力端CKをアンド回路AND9を介して接続し、上記アン
ド回路AND9の他方の入力端に、タイミング信号発生手段
のタイミング信号CP2を入力させて、カウンタCU1の出力
端から走行スピード帯Y1の遷移回数を、カウンタCU2
出力端から累計時間(例えば秒数)をそれぞれ出力する
ようになっている。そして、上記カウンタCU1、CU2は上
記アンド回路AND13の出力信号の立下りによって(図示
せず)リセットするようになっている。8は、高速道路
走行と一般道路走行とを検出するための高速道路走行検
出手段である。これは、例えば第6図に示すように、速
度検出手段1の速度データをマグニチュード・コンパレ
ータCOM5のB側入力端に入力させ、A側入力端に、高速
指定値(例えば70km/h)を入力させ、出力端A<Bをア
ンド回路AND10を介してカウンタCU3の入力端CKに接続
し、上記アンド回路AND10の入力端の他方にタイミング
信号CP2を入力させ、カウンタCU3の出力端にマグニチュ
ード・コンパレータCOM6のB側入力端を接続し、このコ
ンパレータCOM6のA側入力端に高速継続時間指定値(例
えば5分)を入力させ、出力端A<Bを一方は、カウン
タCU4の入力端CKに、他方はアンド回路AND11を介してカ
ウンタCU5の入力端CKに接続し、上記アンド回路AND11
入力端の他方にタイミング信号を入力させて、速度デー
タが高速指定値を超え、かつ、高速継続時間指定値を超
えて継続したとき、高速道路走行と検出してカウンタCU
4から高速道路走行の回数のデータを、カウンタCU5から
継続走行時間の累計時間(例えば秒数)データをそれぞ
れ出力するようになっている。そして、上記カウンタCU
3は、コンパレータCOM5の出力信号の立下りにより(図
示せず)、カウンタCU4、CU5はコンパレータCOM6の出力
信号の立下りにより(図示せず)それぞれリセットする
ようになっている。9は、デコーダ等からなるアドレス
指定手段で、上記年月日、走行時間帯の各比較手段、
4、5及び加算手段7、高速走行検出手段8からの入力
データをそれぞれ記憶手段3に書込むアドレス位置を指
定し、その指定されたアドレス位置にデータを書込むよ
うになっている。10は、上記各手段にタイミング信号を
送出するタイミング信号発生回路で、パルス発生器によ
り一定時間間隔(例えば1秒間隔)で一定幅(例えば0.
1秒)のパルス信号をクロック信号CP1として上記時計手
段2のカウンタ2aに送出するとともに、自動車のエンジ
ンキーによるスイッチオンにより、上記クロック信号CP
1をタイミング信号CP2として送出するようになってい
る。11は、記憶手段3の各データを外部データ処理用の
電算装置に接続するための入出力手段である。
次に、その動作を第7図及び第8図とともに説明す
る。自動車のエンジンキーをオンし(100)、記憶手段
3から記録開始のための年月日データを読み出す(10
1)。そして、エンジンキーのオンによりタイミング信
号発生手段10から送出するタイミング信号CP2によって
時計手段2の年月日データをラッチし、シフトレジスタ
2dへプリセットし、上記年月日データを年月日比較手段
4に転送する(102)。これをうけた比較手段4は、記
憶手段3から読出した年月日データと、時計手段2から
入力した年月日データとを比較し(103)、両データが
不一致であれば、記憶手段3から記録済日数のデータ
(第2図アドレスn5)と、記録最大日数のデータ(第2
図アドレスn6)とを読出して(104)、(記録済日数+
1)が(記録最大日数)より小さいか同じかを確認し
(105)、上記記録済日数から新たな年月日の走行を記
録する先頭アドレスを、アドレス指定手段9により算定
し(106)、この算定したアドレスより1日分の記録エ
リアをクリアし、その先頭に比較手段4からの年月日デ
ータを記録する(107)。
次いで、上記タイミング信号CP2により、時計手段2
の時分データをラッチし、シフトレジスタ2bへプリセッ
トし、上記時分データを走行時間帯比較手段5に転送
し、これをうけた比較手段5は、比較回路5a、5b・・・
5nにより記憶手段3から読出した各走行時間帯X1、X2
・・Xnとそれぞれ比較して、該当する走行時間帯例えば
X1の比較回路5aから時分データをアドレス指定手段9を
介して指定されたアドレスの先頭アドレス(第3図アド
レスm3、m4)に記録する(108〜115)。
この際、上記時計手段2から読込んだ年月日データが
記憶手段3から読出した年月日データと一致した場合は
その一致した年月日の記録エリアに記録されることにな
るので、時計手段2から読込んだ時分データが走行時間
帯X1、X2・・・Xnのいずれに該当するかの上記比較処理
が行われる(108〜115)。また、上記(記録済日数+
1)が(記録最大日数)より大きいときは、記録済日数
のデータを0にして(131)上記106の処理を行う。
次に、速度検出手段1から読込んだ速度データが走行
スピード帯Y1、Y2・・・Ynのいずれに該当するかの比較
処理(116)が行われる。これは、比較手段6の比較回
路6a、6b・・・6nにより行われ、比較回路6a、6b・・・
6nは同様に動作するので、比較回路6aについて説明する
と、コンパレータCOM3のB側入力端とコンパレータCOM4
のA側入力端に、速度検出手段1が一定時間間隔(例え
ば1秒間隔)毎に一定時間(例えば0.1秒)サンプリン
グした速度データを入力させ、この速度データをコンパ
レータCOM3によりそのA側入力端に入力させた走行スピ
ード帯Y1の上限値(例えば60km/h)より小さいかを比較
し、かつ、コンパレータCOM4によりそのB側入力端に入
力させた走行スピード帯Y1の下限値(例えば0km/h)と
等しいかあるいは大きいかを比較して、上記速度データ
がこの帯域に該当すれば、コンパレータCOM3の出力端A
>BとCOM4の出力端例えばA>Bから“H"レベル出力信
号がアンド回路AND13を介して加算手段7に送出される
(117〜119)。上記該当する走行スピード帯例えばY1
比較回路6aから出力信号をうけた加算手段7の加算回路
7aは入力の立上りでカウントするカウンタCU1の出力端
から遷移回数データを、また、入力をアンド回路AND9
介してうけたカウンタCU2は、アンド回路AND9の入力端
の他方に入力する上記タイミング信号CP2の立上り毎に
アップカウントして、この帯域にあった走行時間を加算
し、その累計時間を例えば秒数データでカウンタCU2
出力端からそれぞれ送出し、アドレス指定手段9を介し
て指定されたアドレスに書込む(120〜123)。
次いで、自動車の走行が一般道路か、高速道路かを検
出して記録する。これは、記憶手段3から高速指定値
(例えば70km/h)を読出して(124)、高速走行検出手
段8のコンパレータCOM5のA側入力端に入力させ、B側
入力端に速度検出手段1から速度データを読込んで入力
させ、両入力を比較し(125)、速度データが高速指定
値を超えたとき(126)、出力端A<Bから“H"レベル
の出力信号をアンド回路AND10に送出し、これをうけた
アンド回路AND10は、他方の入力端に上記タイミング信
号CP2が入力させているので、タイミング信号CP2と同じ
出力信号を送出し、カウンタCU3は、入力の立上りでカ
ウントしてそのカウント値をコンパレータCOM6のB側入
力端に送出する。これをうけたコンパレータCOM6は、そ
のA側入力端に記憶手段3から高速継続時間指定値(例
えば5分)を読出して(127)、両入力を比較し(12
8)、継続走行時間が指定値を超えたとき(129)、高速
道路走行と検出して、出力端A<Bから“H"レベルの出
力信号を、一方は直接カウンタCU4に、他方はタイミン
グ信号CP2を入力させたアンド回路AND11を介してカウン
タCU5に送出する。カウンタCU4は立上りでカウントし
て、その出力端から高速道路走行回数のデータを、カウ
ンタCU5はタイミング信号CP2と同じ入力信号の立上りを
カウントして、その出力端から、高速継続走行累計時間
(例えば秒数)データをアドレス指定手段9を介して該
当する走行時間帯例えばX1の指定されたアドレスに書込
む(130)。
これらの動作は、車輌の走行中、上記速度検出手段1
がタイミング信号をうけて一定の時間間隔で一定時間、
自動車の速度をサンプリングする毎に逐次行われて記憶
手段3にそのデータが書込まれる。
このようにして1ケ月以上の長期に亘って記録された
諸データは、必要に応じて入出力手段11にデータ処理用
の電算装置(図示せず)を接続することにより、運転状
況をディスプレイ表示させることができる。
なお、実施例において、記憶手段3に車輌ナンバーを
あらかじめ記録するようにして車輌を特定するよう説明
したが、車輌の走行に際し、入出力手段11を介して、運
転者の免許証ナンバーを記憶手段3に書込んで、特定さ
れた運転者が特定の車輌でどのように運転したかの状況
をみるようにしてもよい。また、実施例において、車輌
を自動車として説明したがこれに限定されるものではな
く、他の車輌にも適用できることは勿論である。
〈発明の効果〉 本発明の記録方法によれば、複数の走行スピード帯毎
の走行距離と走行時間の両データを走行時間の加算によ
って記録すると共に、走行スピード帯毎の遷移回数を加
算して記録するようにしてあるので、データ項目が多い
のにもかかわらず、メモリ容量を増大させることなく記
録することができ、少なくとも1ヵ月以上の長期に亘っ
た運転状況を継続して記録することができる。
しかも、走行スピード帯毎に遷移回数を加算して記録
するようにしてあるので、走行スピード帯毎の加速、減
速の状況を的確に把握することができ、遷移回数が走行
速度の高いところで異常に多ければ、暴走運転のおそれ
があり、走行速度の低い走行スピード帯で異常に多けれ
ば、道路の渋滞等が走行時間帯別に把握することがで
き、安全管理者にとって、運転者個々に対する指導は勿
論、行政側にとっても交通取締や交差点信号の系統化等
のデータに資する運転状況を記録することができる。
また、車輌走行の年月日データと不一致の時のみ、1
日分の運転状況の記録に先立って年月日データを記録す
るようにしてあるので、走行開始毎に年月日データを記
録する必要もなく、1日分毎に記録するものであって
も、メモリ容量はその増大を抑制して有効活用化を図る
ことができる。
更に、高速道路走行と一般道路走行とを区別して記録
するようにしてあるので、各道路走行の運転状況が個別
にかつ的確に把握することができる。
しかも、それぞれの道路走行毎に、走行スピード帯毎
にかつ走行時間帯毎に記録されるので、特定の走行時間
帯(例えば深夜、早朝)における一般道路での高速走行
(即ち、暴走運転)を的確に把握することができ、安全
管理者の安全運転の指導や行政側における事故防止対策
としてデータを記録することができる。
更にまた、第2の発明によれば、速度検出手段が出力
する速度データを、複数の走行スピード帯と比較して該
当する走行スピード帯毎に加算手段を介して走行時間を
加算して記録するようになっているので、走行距離デー
タを別に記録させることなく、記録させることができ、
しかも、加算手段を介して走行スピード帯毎の遷移回数
を加算するようになっているので、各走行スピード帯毎
の加速、減速の運転状況を記録することができる。ま
た、速度データが所定の速度を超えて所定の時間継続し
たとき、高速道路走行と検出して記録するようになって
いるので、切替手段を設けることなく一般道路走行と高
速道路走行とを区分して記録させることができる。更
に、装置はマイクロコンピュータを用いて構成すること
ができるので、瞬時的なサンプリングにより高精度な速
度データを得ることができ、運転状況を的確に記録させ
ることができ、装置の小形・コンパクト化を図ることが
でき、既存の車輌にも簡単に装備できるものとすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例を示すブロック図、第2図及
び第3図は、第1図の記憶手段のメモリ割付図、第4図
は、第1図の走行時間帯比較手段のブロック図、第5図
は、第1図の走行スピード帯比較手段及び加算手段のブ
ロック図、第6図は、第1図の高速道路走行検出手段の
ブロック図、第7図、第8図は、動作のフローチャート
図、第9図は、第1図の記録方法を説明する走行曲線図
である。 1:速度検出手段、2:時計手段、3:記憶手段 4:年月日比較手段、5:走行時間帯比較手段 6:走行スピード帯比較手段、7:加算手段 8:高速道路走行検出手段 10:タイミング信号発生手段 11:入出力手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輌走行の速度を、一定の時間間隔でサン
    プリングし、このサンプリングした速度データをあらか
    じめ設定した複数の走行スピード帯とそれぞれ比較して
    該当する走行スピード帯を検出するとともに、当該走行
    スピード帯の走行時間と遷移回数をそれぞれ加算検出
    し、時計の時分データをあらかじめ設定した複数の走行
    時間帯とそれぞれ比較して該当する走行時間帯を検出
    し、かつ上記車輌走行の年月日データを前回記録させた
    年月日データと比較し、不一致の時、1日分の運転状況
    の記録に先立って年月日データを記録し、次いで走行時
    間帯と走行スピード帯毎に区分して記録し、上記サンプ
    リングした速度データが所定の速度を超えて所定の走行
    時間継続したとき、高速道路走行と検出し、この高速道
    路走行と一般道路走行の各走行データを上記複数の走行
    時間帯毎に区分して記録させるようにしたことを特徴と
    する車輌の運転状況記録方法。
  2. 【請求項2】車輌走行の速度を一定の時間間隔でサンプ
    リングして出力する速度検出手段と、クロック信号によ
    りカウントして年月日データと時分データを出力する時
    計手段と、上記速度検出手段から接続されてサンプリン
    グした速度データをあらかじめ設定した複数の走行スピ
    ード帯とそれぞれ比較して出力する走行スピード帯比較
    手段と、この比較手段から接続されて該当する走行スピ
    ード帯の走行時間と遷移回数をそれぞれ加算して出力す
    る加算手段と、上記速度検出手段のサンプリングと同期
    して上記時計手段から出力する時分データをあらかじめ
    設定した複数の走行時間帯と比較して出力する走行時間
    帯比較手段と、上記速度検出手段のサンプリングと同期
    して時計手段から出力する年月日データを、前回記憶し
    た年月日データと比較する年月日比較手段と、上記速度
    検出手段から接続されてサンプリングした速度データが
    所定の速度を超えて所定の時間継続したとき、高速道路
    走行と検出する高速道路走行検出手段と、上記年月日比
    較手段、走行スピード帯比較手段、走行時間帯比較手
    段、高速道路走行検出手段、加算手段の各出力によりア
    ドレス指定手段を介して記録する記憶手段と、上記速度
    検出手段、時計手段、高速道路走行検出手段及び加算手
    段にタイミング信号を出力するタイミング信号発生手段
    とを具備して成る車輌の運転状況記録装置。
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