JPH087547Y2 - リ−ル台移動装置 - Google Patents

リ−ル台移動装置

Info

Publication number
JPH087547Y2
JPH087547Y2 JP1986054343U JP5434386U JPH087547Y2 JP H087547 Y2 JPH087547 Y2 JP H087547Y2 JP 1986054343 U JP1986054343 U JP 1986054343U JP 5434386 U JP5434386 U JP 5434386U JP H087547 Y2 JPH087547 Y2 JP H087547Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
worm
crank
arms
bases
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986054343U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62168130U (ja
Inventor
卓 佐々尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP1986054343U priority Critical patent/JPH087547Y2/ja
Publication of JPS62168130U publication Critical patent/JPS62168130U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH087547Y2 publication Critical patent/JPH087547Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばカセット式ビデオテープレコーダに
適用するのに最適なリール台移動装置であって、大きさ
の異なるテープカセットを使い分けることができるよう
に、一対のリール台の中心間隔を調整することができる
ようにしたリール台移動装置に関する。
〔考案の概要〕
本考案は、一対のリール台が取り付けられた一対の移
動台を連結アームを介して一対のクランクアームに連結
し、前記一対のクランクアームの回転により前記一対の
移動台をスライドさせるように構成したリール台移動装
置において、前記一対の移動台間の略中央部に配置され
ている一つのウォームと、このウォームの両側に配置さ
れており、前記クランクアームを回転させるための一対
のウォームホイールとを備え、前記連結アームに対する
前記クランクアームの連結部を、このクランクアームの
回転中心を通りその延在方向へ延びる中心線に対して、
前記ウォームの1/4ピッチ分に相当する回転角度だけ偏
位した位置に設け、前記一対のクランクアームを、前記
連結部が前記中心線からそれぞれの回転方向に対して互
いに反対方向側へ偏位するように取付け、その駆動機構
における部品の共通化を図るようにしたものである。
〔従来の技術〕
従来のリール台移動装置としては、例えば本出願人の
出願に係る実願昭60-159782号明細書および実願昭60-19
1453号明細書に記載されたような先願例が存在す
る。前記先願例(実願昭60-159782号)は、一対のリ
ール台が取り付けられた一対の移動台をガイドに沿って
スライド自在に設け、この一対の移動台を一対の連結ア
ームを介して一対のクランクアームにそれぞれ連結させ
ている。この一対のクランクアームはそれぞれ、一対の
ウォームホイールと同一軸に設けられており、ウォーム
ホイールの回転に伴って回転するように構成されてい
る。前記一対のウォームホイールは、前記一対の移動台
の移動スペースの外側に配置されているスパンの長い駆
動軸の両側に設けられたねじれ方向の異なる一対のウォ
ームに噛合されており、駆動軸の回転によって回転する
ようになされている。
そして、前記駆動軸がモータにより回転させられる
と、一対のウォームホイールは一対のウォームによりそ
れぞれ逆方向に回転させられ、それに伴って一対のクラ
ンクアームも回転させられる。一対のクランクアームの
回転により一対の移動台は連結アームを介してガイドに
沿ってスライドさせられ、一対のリール台の中心間隔が
調整される。
また、先願例(実願昭60-191453号)は、一対のク
ランクアームに、互いに噛合する一対の平歯車をそれぞ
れ設け、その一対の平歯車の一方にウォームホイールを
同軸状態で設け、このウォームホイールを一つのウォー
ムで回転駆動することにより一対のクランクアームを回
転させるように構成している。そして一対のクランクア
ームが互いに接近して配置されたことに伴って、その一
対のクランクアームが回転する際に各部品が互いに干渉
するのを防止するため、一方の連結アームをU字状に形
成したり、一方のクランクアームに段部を設ける等の工
夫がなされている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記の先願例にあっては、クランク
アームと同一軸の設けられた一対のウォームホイールを
回転させるのに、各ウォームホイールに対応する2つの
ウォームが必要であり、しかもこの2つのウォームを同
時に駆動するためにスパンの長い駆動軸を必要とする。
そしてこの駆動軸は、装置の機構上移動台の移動スペー
スの外側に配置させざるを得ない。従ってかなりのスペ
ースが必要となり、装置のコンパクト化を図ることがで
きない。特にサイズの大きいテープカセット用のものに
あっては、一対のリール台の移動距離が大きくなる関係
で、駆動軸が非常に長くなり、装置が非常に大型化して
しまう。
また、先願例では、一対のクランクアームを回転さ
せるのに先願例のようなスパンの長い駆動軸を必要と
せず、装置のコンパクト化を図ることができるが、一対
のクランクアームおよび一対の連結アーム等はその機構
上、他の部品との干渉を防止するために上述のようにそ
れぞれ異なる形状に構成せざるを得ず、部品の共通化を
図ることができないという欠点を有する。
そこで本考案は、一対のクランクアームを回転させる
のに、2つのウォームとその2つのウォームを同時に駆
動するためのスパンの長い駆動軸とを必要とせず、しか
も一対の各部品の共通化を図ることができるリール台移
動装置を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上述のリール台移動装置において、一対の
移動台間の略中央部に配置されている一つのウォーム
と、このウォームの両側に配置されており、クランクア
ームを回転させるための一対のウォームホイールとを備
え、連結アームに対する前記クランクアームの連結部
は、このクランクアームの回転中心を通りその延在方向
へ延びる中心線に対して、前記ウォームの1/4ピッチ分
に相当する回転角度だけ偏位した位置に設けられてお
り、前記一対のクランクアームは、前記連結部が前記中
心線からそれぞれの回転方向に対して互いに反対方向側
へ偏位するように取付けられているものである。
〔作用〕
本考案によれば、一つのウォームの両側に配置されて
いる一対のウォームホイールによって、一対の移動台を
連結アームを介して移動させる一対のクランクアームを
回転駆動する際に、前記連結アームに対する前記クラク
アームの連結部は、このクランクアームの回転中心を通
りその延在方向へ延びる中心線に対して、前記ウォーム
の1/4ピッチ分に相当する回転角度だけ偏位した位置に
設けられており、前記一対のクランクアームは、前記連
結部が前記中心線からそれぞれの回転方向に対して互い
に反対方向側へ偏位するように取付けられている。従っ
て、ウォームを中心に左右対称に同一のウォームホイー
ルやクランクアーム等を配置し、これらの部品を共通化
することができる。
〔実施例〕
以下、本考案をカセット式ビデオテープレコーダのリ
ール台移動装置に適用した一実施例を第1図〜第5B図に
基づいて説明する。
第1図、第2図に示すように、ビデオテープレコーダ
本体のシャーシ1上に左右一対の移動台2が配置されて
いる。これら両移動台2の下部には一対のリールモータ
3が固着され、これら両リールモータ3から上方に突出
する両モータ軸(図示せず)の上端に一対のリール台4
が取り付けられている。そしてシャーシ1上には支柱5
a、5bによって左右各一対のガイド軸8、9が支持さ
れ、両移動台2はこれら各一対のガイド軸8、9に沿っ
て矢印a及びa′方向にスライド自在に構成されてい
る。なお両ガイド軸8の両側の支柱5a、5bの互いに対向
する端面が一対の位置決め用ストッパ10、11に構成され
ている。そして、第1図に示すように両移動台2が一方
の位置決め用ストッパ10に選択的に当接された時に、両
リール台4が選択的に装着される小カセットの左右一対
のリールの中心位置と一致するようになされている。ま
た第2図に示すように両移動台2が他方の位置決め用ス
トッパ1に選択的に当接された時に、両リール台4が選
択的に装着される大カセットの左右一対のリールの中心
位置と一致するようになされている。
左右一対の移動台2間の略中央部には、一つのウォー
ム16がその軸16aをシャーシ1上に固定されている一対
の取付板6a、6bに枢支されることにより回動自在に設け
られている。ウォーム16の軸16aの一方端は取付板6aを
貫通し、その先端部にはプーリ30が取付けられている。
プーリ30には第3図に示すように、ウォーム16の下部に
配置されているモータ50のモータベルト50aが巻き掛け
られており、モータ50によりプーリ30を介してウォーム
16が回転駆動されるように構成されている。
ウォーム16と取付板6a、6bとの間には、第1図、第2
図に示すように、各々圧縮コイルばねからなるリミッタ
ばね49が配置されており、後述するクランクアーム19
a、19bのリミッタ機構が構成されている。
第1図〜第4図に示すように、ウォーム16の両側に
は、一対のウォームホイール17a、17bが配置されてお
り、その一対のウォームホイール17a、17bの下部には、
第3図に示すように一対の中間歯車18a、18bがそれぞれ
一体に設けられている。この一対のウォームホイール17
a、17bと中間歯車18a、18bは、軸44によりシャーシ1に
回動自在に取付けられており、一対の中間歯車18a、18b
はそれぞれ一対のクランクアーム駆動歯車15a、15bに噛
合している。
クランクアーム駆動歯車15a、15bは、軸48によりシャ
ーシ1に回動自在に取付けられている。そして、クラン
クアーム駆動歯車15a、15bの下面には、第3図,第5B図
に示すように略半円状の溝部45が形成されており、その
溝部45内をシャーシ1に固定されたストッパ46の例えば
ローラから成る先端部46aが相対的に移動するように構
成されている。そしてその先端部46aが溝部45のいずれ
かの端部に到ると前述のウォーム16のリミッタばね49が
働き、リミッタ機構により溝部45の端部がストッパ46の
先端部46aに弾性的に圧着される。
またクランクアーム駆動歯車15a、15bの下部には、第
5A図に示すように、略半円形の被検出部47が一体成形さ
れており、その被検出部47の移動を第1図、第2図に示
すセンサ43が検出することによりモータ50の駆動および
停止がなされる。
クランクアーム駆動歯車15a、15bの上部には、第5A図
に示すように、筒形でかつ内部に加締め部材37が圧入さ
れているクランクアーム取付部38が一体成形されてお
り、その上縁にはクランクアーム19a、19bを係止する一
対の凹部39a、39bが形成されている。
クランクアーム19a、19bは、第5A図、第5B図に示すよ
うに、軸嵌合孔32をクランクアーム駆動歯車15a、15bの
加締め部材37の上端の円筒部37aの外周に嵌合させ、そ
の軸嵌合孔32の周囲の円形部33をクランクアーム取付部
38内上端の円形孔40内に嵌合させ、更に本体35の付根部
分と円形部33の外周の凸部36とを一対の凹部39a、39bに
嵌合させた状態で円筒部37aを加締めることによりクラ
ンクアーム駆動歯車15a、15bに取付けられている。そし
てクランクアーム駆動歯車15a、15bはシャーシ1上の軸
48の外周に回転自在に挿入され、抜け止め用ワッシャー
41によって係止される。
なお、第5B図に実線と点線とで示すように、クランク
アーム19a、19bは同一の部品で構成されているが、但
し、クランクアーム駆動歯車15a、15bの上端上に取付け
られる際に、これらクランクアーム19a、19bは表裏(上
下)を互いにひっくり返すようにして左右対称状に取付
けられる。この際、クランクアーム19a、19bの連結ピン
挿入孔34の中心点P3がクランクアーム19a、19bの中心線
lに対して後述する1/4ピッチに相当する角度θだけ偏
位されていて、クランクアーム19a、19bの表裏をひっく
り返した時に、実線と1点鎖線とで示すように、前記中
心点P3が中心線lに対して同じ角度θに左右対称状に振
り分けられるように構成されている。
次に、第4図において、ウォーム16の両側に噛合した
ウォームホイール17a、17bの中心点P1を結ぶ直線を第1
の基準線l1とし、中間歯車18a、18bに噛合されたクラン
クアーム駆動歯車15a、15bの中心点P2と前記中心点P1
をそれぞれ結ぶ直線を第2の基準線l2とし、第2の基準
線l2に対して左右対称状に振り分けられた所定の角度θ
の設定位置を第3の基準線l3とした場合、クランクア
ーム19a、19bの左右対称状の回動により連結アーム21
a、21bを左右対称状に駆動するための、そのクランクア
ーム19a、19bの回動量を互いに等しくさせるためには、
クランクアーム19a、19bの中心点P3をそれぞれ第3の基
準線l3上に、正しく設定しなければならない。
なお、クランクアーム19a、19bの回動量が互いに等し
くないと、連結アーム21a、21bによって駆動される左右
の移動台2の移動量および前述のリミッタ機構による圧
着強さに誤差を生じ、装置の信頼性を損なう結果とな
る。
しかしながら、ウォーム16の歯のねじれ(通常ウォー
ムは1条ねじである)により、例えば、一方のウォーム
ホイール17aに対して、他方のウォームホイール17bが1/
2ピッチのずれα(第1の基準線l1に対するずれ)を生
じ、この1/2ピッチのずれαはそのまま中間歯車18b及び
クランクアーム駆動歯車15bを介してクランクアーム19b
の位置ずれに表われてしまう。この結果、一方のクラン
クアーム19aの中心点P3を第3の基準線l3上に設定した
としても、他方のクランクアーム19bの中心点P3は、第
3の基準線l3に対して1/2ピッチのずれαに相当する角
度θだけずれた位置l4上に設定されてしまい、クラン
クアーム19a、19bの中心点P3を左右対称状に配置するこ
とはできなくなる。
そこで、この実施例では、第5B図で示したクランクア
ーム19a、19bの中心線lに対する中心点P3の偏位を前記
1/2ピッチのずれαの半分である1/4ピッチに相当する角
度θに設定し、クランクアーム19a、19bの表裏を互いに
反転させてクランクアーム駆動歯車15a、15bに取付ける
ことにより、一方のウォームホイール17aに対する他方
のウォームホイール17bの1/2ピッチのずれαが、1/4ピ
ッチずつ両方のクランクアーム19a、19bの回転方向前方
側と後方側(回転方向に対して互いに反対方向側であ
る)とに振り分けられ、両クランクアーム19a、19bの中
心点P3がウォーム16を中心にして左右で全く対称に配置
される。この結果、左右一対の移動台2の移動を左右で
全く対称にすることができると共に、前述のリミッタ機
構による圧着強さも一定にすることができ、装置の信頼
性を高めることができる。
第1図、第2図に示すように、一対のクランクアーム
19a、19bは一対の連結アーム21a、21bを介して一対の移
動台2に連結されている。連結アーム21a、21bはその両
端をそれぞれクランクアーム19a、19bの連結ピン挿入孔
34および移動台2に設けられた移動台圧着用リミッタ機
構24の摺動軸25に連結ピン23を介して連結されており、
クランクアーム19a、19bおよび連結アーム21a、21bによ
ってクランク機構が構成されている。
移動台圧着用リミッタ機構24は、両移動台2の側部に
固着された取付板26内で摺動軸25により圧縮コイルばね
からなるリミッタばね27が両方向に押圧される、いわゆ
る両方向リミッタにて構成されている。
次に、上述のように構成されたリール台移動装置の動
作を説明する。
第2図に示すように、一対の移動台2が位置決め用ス
トッパ11に当接されて、大カセットが装着される状態に
なっているリール台4を、小カセットが装着される状態
に移動するには、モータ50を回転させてウォーム16を第
2図の矢印b方向に回転させる。ウォーム16の矢印b方
向の回転に伴ってウォームホイール17aおよび中間歯車1
8aは時計方向に回転し、ウォームホイール17bおよび中
間歯車18bは反時計方向に回転する。中間歯車18a、18b
の反時計方向、反時計方向の回転によりクランクアーム
駆動歯車15a、15bはそれぞれ反時計方向、時計方向に回
転しそれに伴ってクランクアーム19a、19bもそれぞれ反
時計方向、時計方向に回転され、連結アーム21a、21bを
介して一対の移動台2はそれぞれ矢印a方向にスライド
させられる。
そして第1図に示すように、一対の移動台2が位置決
め用ストッパ10に当接されると移動台圧着用リミッタ機
構24のリミッタばね27が働き、移動台2が位置決め用ス
トッパ10に弾性的に圧着されると共に、クランクアーム
駆動歯車15a、15bの下面の溝部45の一方の端部がストッ
パ46の先端部46aにリミッタばね49の働きにより弾性的
に圧着される。その状態で被検出部47をセンサ43が検出
し、モータ50の回転が停止される。
次に第1図に示す小カセットが装着される状態から第
2図に示す大カセットが装着される状態にリール台4を
移動するには、モータ50を逆回転させ、ウォーム16、ウ
ォームホイール17a、17b、中間歯車18a、18b、クランク
アーム駆動歯車15a、15b、およびクランクアーム21a、2
1bをそれぞれ上述の動作と逆の動作で回転させ、移動台
2を第1図の矢印a′方向にスライドさせる。そして、
第2図に示すように移動台2が位置決め用ストッパ11に
当接されるとリミッタ機構24が働き、移動台2が位置決
め用ストッパに弾性的に圧着されると共に、クランクア
ーム駆動歯車15a、15bの下面の溝部45の他方の端部がス
トッパ46の先端部46aにリミッタばね49により弾性的に
圧着される。そして位置検出センサ43により移動台2の
位置が検出され、モータ50の回転が停止させられる。
上述の実施例によれば、中間歯車18a、18bが設けられ
た一対のウォームホイール17a、17b、一対のクランクア
ーム駆動歯車15a、15b、一対のクランクアーム19a、19
b、一対の連結アーム21a、21bをそれぞれ同一部品で構
成することができる。そしてこれらの部品の共通化によ
り組立能率の向上、部品の低廉化を図ることができる。
また、一対のクランクアーム19a、19bを駆動するウォ
ーム16等から成る駆動系を、略90°の角度をもって対向
させられている左右一対のガイド軸8が形成する移動台
2間の三角スペース内に収めることができ、装置の小型
化、コンパクト化を図ることができる。
以上、本考案の一実施例に付き述べたが、本考案は実
施例に限定されることなく、本考案の技術的思想に基づ
いて各種の有効な変更が可能である。
また、本考案は、カセット式ビデオテープレコーダの
リール台移動装置に限定されることなく、その他の各種
の記録再生装置や情報処理装置のリール台移動装置に適
用可能である。
〔考案の効果〕
本考案は、一つのウォームで一対のクランクアームを
回転させて一対の移動台をスライドさせる構成であるの
で、従来のリール台移動装置のように2つのウォームと
その2つのウォームを同時に駆動するためのスパンの長
い駆動軸を必要とせず、従ってこれらの駆動系を一対の
移動台間の移動スペースの内側部分に収めることが可能
となり、装置全体の小型化を図ることができる。特にテ
ープカセットのサイズが大型化しても、移動台間の内側
スペースを有効に利用することにより装置全体を大型化
しないで済むという効果がある。
また本考案によれば、一つのウォームを中心にして、
左右で同一の部品を対称的に配置して用いることがで
き、部品の種類を少なくして、組立作業の容易化を図る
ことができると共に、部品製造費用の低廉化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本校案をカセット式ビデオテープレコーダのリー
ル台移動装置に適用した一実施例を示すものであって、
第1図、第2図はリール台移動装置の平面図、第3図、
第4図は同装置の駆動機構を示した図、第5A図、第5B図
はクランクアーム駆動歯車へのクランクアームの取付状
態を示した図である。 なお図面に用いた符号において、 2……移動台 4……リール台 8,9……ガイド軸 15a,15b……クランクアーム駆動歯車 16……ウォーム 17a,17b……ウォームホイール 18a,18b……中間歯車 19a,19b……クランクアーム 21a,21b……連結アーム である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のリール台が取り付けられかつガイド
    に沿ってスライド自在に構成されている一対の移動台
    と、 回転自在の一対のクランクアームと、 前記クランクアームと前記移動台とを連結する一対の連
    結アームとを有し、 前記一対のクランクアームの回転により前記連結アーム
    を介して前記一対の移動台をスライドさせるように構成
    したリール台移動装置において、 前記一対の移動台間の略中央部に配置されている一つの
    ウォームと、 このウォームの両側に配置されており、前記クランクア
    ームを回転させるための一対のウォームホイールとを備
    え、 前記連結アームに対する前記クランクアームの連結部
    は、このクランクアームの回転中心を通りその延在方向
    へ延びる中心線に対して、前記ウォームの1/4ピッチ分
    に相当する回転角度だけ偏位した位置に設けられてお
    り、 前記一対のクランクアームは、前記連結部が前記中心線
    からそれぞれの回転方向に対して互いに反対方向側へ偏
    位するように取付けられていることを特徴とするリール
    台移動装置。
JP1986054343U 1986-04-11 1986-04-11 リ−ル台移動装置 Expired - Lifetime JPH087547Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986054343U JPH087547Y2 (ja) 1986-04-11 1986-04-11 リ−ル台移動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986054343U JPH087547Y2 (ja) 1986-04-11 1986-04-11 リ−ル台移動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62168130U JPS62168130U (ja) 1987-10-24
JPH087547Y2 true JPH087547Y2 (ja) 1996-03-04

Family

ID=30881248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986054343U Expired - Lifetime JPH087547Y2 (ja) 1986-04-11 1986-04-11 リ−ル台移動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH087547Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2566291B2 (ja) * 1988-06-15 1996-12-25 株式会社日立製作所 リール台移動装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5534363A (en) * 1978-09-04 1980-03-10 Hitachi Ltd Loading circuit for video tape recorder
JPS5750354A (en) * 1980-09-10 1982-03-24 Hitachi Ltd Magnetic recorder and reproducer
JPS6040545A (ja) * 1983-08-12 1985-03-02 Sony Corp カセツト式記録再生装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5534363A (en) * 1978-09-04 1980-03-10 Hitachi Ltd Loading circuit for video tape recorder
JPS5750354A (en) * 1980-09-10 1982-03-24 Hitachi Ltd Magnetic recorder and reproducer
JPS6040545A (ja) * 1983-08-12 1985-03-02 Sony Corp カセツト式記録再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62168130U (ja) 1987-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH087547Y2 (ja) リ−ル台移動装置
JPH0325357Y2 (ja)
JPH0718030Y2 (ja) リ−ル台移動装置
JP3049076B2 (ja) 駆動伝達装置
JP3399039B2 (ja) レンズ駆動機構
JPH0713067Y2 (ja) リ−ル台移動装置
JPS62283464A (ja) フロツピ−デイスク装置のキヤリツジ機構
JPH048501Y2 (ja)
JPS6341657Y2 (ja)
JPH0419620Y2 (ja)
JP3643209B2 (ja) 回転台
KR910000143Y1 (ko) 핀치 로울러 밀착 구동장치
JPH0210600Y2 (ja)
JP3128483B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP3089648B2 (ja) リール台間隔調整装置
JPH0248991Y2 (ja)
JPS63106964A (ja) 記録又は再生装置およびそのような装置に用いられる駆動機構
JP3643207B2 (ja) 回転台
JP2566957Y2 (ja) 前後輪操舵車の後輪操舵装置
JPH02281451A (ja) リール台装置
JPS631580Y2 (ja)
JPH0348755Y2 (ja)
JPH0624021Y2 (ja) 変位吸収機構
JPH073469Y2 (ja) 回転伝達装置
JPH0413779Y2 (ja)