JPH0871775A - レーザ加工方法 - Google Patents

レーザ加工方法

Info

Publication number
JPH0871775A
JPH0871775A JP6212883A JP21288394A JPH0871775A JP H0871775 A JPH0871775 A JP H0871775A JP 6212883 A JP6212883 A JP 6212883A JP 21288394 A JP21288394 A JP 21288394A JP H0871775 A JPH0871775 A JP H0871775A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser beam
excimer laser
shape
nozzle
lubricant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6212883A
Other languages
English (en)
Inventor
Hikoharu Aoki
彦治 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP6212883A priority Critical patent/JPH0871775A/ja
Publication of JPH0871775A publication Critical patent/JPH0871775A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エキシマレーザビームを用いて良好な形状に
加工を行うこと。 【構成】 表面を滑る易くするための滑剤であるSiO
2粒子を含まないポリミドのシートにエキシマレーザビ
ームを照射して加工したノズルの形状は、非常にスムー
ズな円形状をなしている。従って、ノズルの寸法精度が
良く、インク滴の飛翔方向のばらつきを生じさせない。
このノズルを使用したインク噴射装置では、印字品質が
良好である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エキシマレーザビーム
を照射して加工を行うレーザ加工方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、エキシマレーザビームを使って加
工することは、特開平4ー9291号公報に開示されて
おり、その公報には、ポリイミドやポリサルフォン等の
ポリマー材料からなるシートに、エキシマレーザビーム
を照射して加工することが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たポリマー材料には、一般的に表面の滑りを良くするた
めに、滑剤としてSiO2が添加されていた。エキシマ
レーザビームの波長域である紫外線領域では、Siはエ
キシマレーザビームの反射率が高い(レーザ熱加工研究
会資料、平成2年、第23回)。このため、加工しよう
とする箇所にSiO2の粒子が存在すると図3に示すよ
うに加工形状が悪くなる問題点があった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、良好な形状に加工できるレーザ
加工方法を提示することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1では、エキシマレーザビームを照射
して加工を行うレーザ加工方法において、エキシマレー
ザビームを吸収するポリマー材料で形成され、且つ表面
を滑り易くする滑剤を含まない被加工物に、エキシマレ
ーザビームを照射して加工を行うことを特徴とする。
【0006】請求項2では、前記滑剤は、シリコン酸化
物を含むことを特徴とする。
【0007】請求項3では、前記被加工物は、ノズルか
らインクを噴射して画像を形成するインク噴射装置のノ
ズルプレートであることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の構成を有する本発明のレーザ加工方法で
は、エキシマレーザビームを吸収するポリマー材料で形
成され、且つ表面を滑り易くする滑剤を含まない被加工
物に、エキシマレーザビームを照射することによって、
被加工物が良好な形状に加工される。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0010】図1はレーザ加工装置の全体の構成を示す
構成図である。本実施例のレーザ加工装置では、発振器
1より出たエキシマレーザビーム2は、ミラー3a、3
b、3cによって、加工テーブル8にいたる光路が形成
される。ミラー3aとミラー3bの間の光路には、エキ
シマレーザビーム2を所望のサイズに拡大するビームエ
キスパンダー4が設けられ、そのレーザビーム入射側に
は余分なビームをカットするアパーチャ部材(図示せ
ず)が設けられている。ミラー3bとミラー3cとの間
の光路には、エキシマレーザビーム2を開けようとする
穴に対応した形状にするためのマスク5が設けられてお
り、また、マスク5の下流には、マスク5を通過したマ
スク像を結像光学系7に導くためのフィールドレンズ6
が設けられている。前記結像光学系7は、ミラー3cと
加工テーブル8との間に設けられ、加工テーブル8に置
かれた被加工物9にマスク5を透過したエキシマレーザ
ビーム2を所定の大きさに絞り込むためのものである。
【0011】前記被加工物9は、表面を滑る易くするた
めの滑剤であるSiO2粒子を含まないポリミドのシー
トである。そのシートの厚さは100μmである。本実
施例では、被加工物9に、インクが噴射されるノズルを
1列の線上に60個明けるものとする。ノズルの入射径
は80μmで出射径は40μmである。マスク5のパタ
ーン径は400μmで加工縮小率は5分の1である。本
実施例に用いたエキシマレーザビーム2は、波長が24
8nmであるKrFエキシマレーザビームである。
【0012】図2に、SiO2粒子を含まないポリミド
シートにエキシマレーザビームで加工したノズルの形状
を示す。図2から明らかなように、ノズルの形状は非常
にスムーズな円形状をなしている。従って、ノズルの寸
法精度が良く、インク滴の飛翔方向のばらつきを生じさ
せない。このノズルを使用したインク噴射装置では、印
字品質が良好である。
【0013】尚、本発明は上述した実施例にのみ限定さ
れるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲において
種々の変更を加えることができる。例えば、本実施例に
おいては、被加工物9にポリイミドを使用していたが、
ポリマー材料であるポリサルフォン、ポリエーテルサル
フォンなどの材料でもよい。また、被加工物9の厚さも
100μmに限らない。更に、ノズルの形状も円形に限
らず、楕円形や矩形であってもよい。
【0014】また、本実施例においては、エキシマレー
ザビーム2はKrFエキシマレーザビームであったが、
ArFエキシマレーザビーム、XeClエキシマレーザ
ビーム等であってもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のレーザ加工方法によれば、エキシマレーザビーム
を吸収するポリマー材料で形成され、且つ表面を滑り易
くする滑剤を含まない被加工物に、エキシマレーザビー
ムを照射するので、エキシマレーザビームが反射するこ
となく被加工物に良好に吸収されて、良好な形状に加工
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のレーザ加工装置を示す概略
図である。
【図2】前記実施例で加工されたノズルの加工形状の写
真を示す図である。
【図3】従来例で加工されたノズルの加工形状の写真を
示す図である。
【符号の説明】
1 発振器 2 エキシマレーザビーム 9 被加工物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エキシマレーザビームを照射して加工を
    行うレーザ加工方法において、 エキシマレーザビームを吸収するポリマー材料で形成さ
    れ、且つ表面を滑り易くする滑剤を含まない被加工物
    に、エキシマレーザビームを照射して加工を行うことを
    特徴とするレーザ加工方法。
  2. 【請求項2】 前記滑剤は、シリコン酸化物を含むこと
    を特徴とする請求項1記載のレーザ加工方法。
  3. 【請求項3】 前記被加工物は、ノズルからインクを噴
    射して画像を形成するインク噴射装置のノズルプレート
    であることを特徴とする請求項1記載のレーザ加工方
    法。
JP6212883A 1994-09-06 1994-09-06 レーザ加工方法 Pending JPH0871775A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6212883A JPH0871775A (ja) 1994-09-06 1994-09-06 レーザ加工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6212883A JPH0871775A (ja) 1994-09-06 1994-09-06 レーザ加工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0871775A true JPH0871775A (ja) 1996-03-19

Family

ID=16629844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6212883A Pending JPH0871775A (ja) 1994-09-06 1994-09-06 レーザ加工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0871775A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE38710E1 (en) Laser process for making a filter for an ink jet
US8703410B2 (en) Substrate having a mark formed on a surface thereof by a CO2 laser beam
JPH0679486A (ja) インクジェットヘッドの加工方法
KR100340271B1 (ko) 레이저 가공 방법, 그 방법을 이용하는 잉크 제트 기록헤드의 제조 방법, 및 그 방법에 의해 제조된 잉크 제트기록 헤드
JP3183033B2 (ja) インク噴射装置のノズルプレートの製造方法
JPH0871776A (ja) レーザ加工方法
JP2008254327A (ja) レーザー加工方法、およびそれを用いたノズルプレート製造方法ならびにインクジェットヘッド
JPH0871775A (ja) レーザ加工方法
JP2706350B2 (ja) レーザによる孔明け加工機
JP3116690B2 (ja) インク噴射装置のノズルプレート製造方法
JPH0752392A (ja) ノズル形成方法
JP2000218802A (ja) プリンタヘッドの製造方法とその装置及び孔加工装置
JP2914146B2 (ja) ノズルプレートの製造方法
JP3086146B2 (ja) インクジェット記録ヘッドおよびその製造方法、レーザ加工装置ならびにインクジェット記録装置
JPH0890273A (ja) レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JP2001219282A (ja) レーザ加工方法、該レーザ加工方法を用いたインクジェット記録ヘッドの製造方法、該製造方法で製造されたインクジェット記録ヘッド
JPH05338186A (ja) インクジェットヘッドの製造方法
JP2708593B2 (ja) インクジェット記録ヘッド及び該記録ヘッドの製造方法
JPH05330064A (ja) ノズル板の成形方法
JPH05124196A (ja) インクジエツト記録ヘツドの製造方法
JPH08127125A (ja) レーザ加工方法およびレーザ加工装置並びに該方法および装置により形成されたインクジェット記録ヘッド
JPH07164175A (ja) レーザ加工装置
JPH11188882A (ja) 液体噴射記録ヘッドおよびその製造方法
JP2008188618A (ja) レーザ加工方法及びレーザ加工装置、インクジェットノズル及びインクジェット記録ヘッド
JPH11248928A (ja) カラーフィルターの製造方法