JPH0869366A - メニュー表示方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ポインティングデバイスを操作し
ている場合に、ファンクション機能キーを操作し易いウ
インドウ形式メニューに表示するメニュー表示方法を提
供することである。 【構成】 制御部２は、メニューウインドウ表示処理プ
ログラムに従ってファンクションキーウインドウの作成
表示処理を実行し、自己のレジスタ及び記憶部３内の表
示用ファンクションワーク３ｂを利用して記憶部３内の
ファンクションキーテーブル３ａに格納されたファンク
ションキーデータを展開してファンクションキーウイン
ドウを作成して表示装置４に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、メニュー表示方法に係
り、詳細には、ファンクション機能キーを画面に表示す
るためのメニュー表示方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】近時、コンピュータシステムやワードプ
ロセッサー等の情報処理装置においては、アプリケーシ
ョンプログラムの各種処理機能やコマンド処理機能の操
作を容易にするため、キーボードのファンクションキー
に、その各種処理機能やコマンド処理機能に関する操作
を割り当てて利用するようになっている。

【０００３】そして、各種処理機能やコマンド処理機能
が割り当てられたファンクション機能キーの表示は、例
えば、ディスプレイ画面の最下行部分にキーボードのフ
ァンクションキーと対応するように表示される。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファンクション機能キーの表示にあっては、
例えば、ディスプレイ画面の最下行部分にキーボードの
ファンクションキーと対応するように表示されていたた
め、キーボード以外の入力デバイスとしてマウスやペン
等のポインティングデバイスを操作している場合は、マ
ウスのボタンクリック操作あるいはペン入力操作から一
旦離れてキーボードのファンクションキー操作に移らな
ければならず、連続的な入力操作を妨げるという問題点
があった。また、マウスやペン等のポインティングデバ
イスによる操作を意識して特化した処理をプログラムで
提供するために、キーボードとポインティングデバイス
の両者を使うようにする場合は、プログラムが複雑にな
るとともに、その処理も複雑になるという問題点があっ
た。

【０００５】本発明の課題は、ポインティングデバイス
を操作している場合に、ファンクション機能キーを操作
し易いウインドウ形式メニューに表示するメニュー表示
方法を提供することである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
ポインティングデバイスにより画面上で指定操作される
特定機能の機能指定用メニューを画面に表示する際のメ
ニュー表示方法において、前記特定機能の指定操作に必
要なキー情報をメモリに格納し、前記ポインティングデ
バイスによる画面上の指定操作により前記機能指定用メ
ニューを表示する場合は、前記メモリに格納されるキー
情報に基づいて前記機能指定用メニューの表示データを
作成して表示するようにしたことを特徴としている。

【０００７】また、この場合、請求項２に記載するよう
に、前記メモリには、ファンクションキーに対応して設
定された前記機能指定用キー情報を格納し、前記入力デ
バイスあるいは前記ポインティングデバイスによる画面
上の指定操作により前記機能指定用メニューを表示する
場合は、当該メモリに格納したファンクションキーに対
応するキー情報に基づいて前記機能指定用メニューの表
示データを作成して表示することが有効である。

【０００８】

【作用】請求項１記載の発明によれば、ポインティング
デバイスにより画面上で指定操作される特定機能の機能
指定用メニューを画面に表示する際のメニュー表示方法
において、前記特定機能の指定操作に必要なキー情報を
メモリに格納し、前記ポインティングデバイスによる画
面上の指定操作により前記機能指定用メニューを表示す
る場合は、前記メモリに格納されるキー情報に基づいて
前記機能指定用メニューの表示データを作成して表示す
る。

【０００９】したがって、ポインティングデバイスによ
り特定機能の指定操作を必要とするシステムが自動的に
機能指定用メニューを表示することができ、分かり易い
ポインティングデバイスの操作環境を提供することがで
きる。

【００１０】請求項２記載の発明によれば、前記メモリ
には、ファンクションキーに対応して設定された前記機
能指定用キー情報を格納し、前記入力デバイスあるいは
前記ポインティングデバイスによる画面上の指定操作に
より前記機能指定用メニューを表示する場合は、当該メ
モリに格納したファンクションキーに対応するキー情報
に基づいて前記機能指定用メニューの表示データを作成
して表示することにより、ファンクションキーに設定さ
れる特定機能の指定操作を必要とするシステムが自動的
にファンクションキーメニューを表示することができ、
分かり易いファンクションキーの操作環境を提供するこ
とができる。

【００１１】

【実施例】以下、図１〜図４を参照して実施例を詳細に
説明する。図１〜図４は、本発明を適用したコンピュー
タシステムの一実施例を示す図である。まず、構成を説
明する。図１は、コンピュータシステム１の要部ブロッ
ク構成図である。この図において、コンピュータシステ
ム１は、制御部２、記憶部３、表示装置４、キーボード
５及びマウス６により構成されている。

【００１２】制御部２は、ＣＰＵ（Central Processing
Unit ）、ＲＯＭ（Read Only Mem-ory ）及びレジスタ
等により構成され、ＲＯＭ内に格納される各種制御プロ
グラムに従ってコンピュータシステム１内の各部を制御
し、各種情報処理を実行し、その処理過程及び処理結果
を表示装置４に表示させる。また、制御部２は、後述す
るメニューウインドウ表示処理プログラムに従ってファ
ンクションキーウインドウの作成表示処理を実行し、自
己のレジスタ及び記憶部３内の表示用ファンクションワ
ーク３ｂを利用して記憶部３内のファンクションキーテ
ーブル３ａに格納されたファンクションキーデータを展
開してファンクションキーウインドウを作成して表示装
置４に表示する。なお、制御部２内のレジスタは、レジ
スタＡ〜Ｄのメモリエリアを形成し、レジスタＡ〜Ｃに
は、ファンクションキーデータを解析して格納する領域
（ファンクションキーテーブル３ａ、表示用ファンクシ
ョンワーク３ｂ及びファンクション管理ワークテーブル
３ｃ）の各先頭番地を格納し、レジスタＤは、ファンク
ションキーの数を管理するためのカウンターとして利用
する。

【００１３】記憶部３は、図１に示すように、ファンク
ションキーテーブル３ａ、表示用ファンクションワーク
３ｂ、ファンクション管理ワークテーブル３ｃの各メモ
リエリアを形成し、ファンクションキーテーブル３ａに
は、ファンクションキーデータ（ファンクションキーＦ
１〜Ｆｎと機能名称（“作成”，“訂正”，“複写”
等）を対応つけるデータ）を格納し、表示用ファンクシ
ョンワーク３ｂには、ファンクションキーテーブル３ａ
に格納されたファンクションキーデータに基づいてファ
ンクションキーウインドウ内に表示するキー表示データ
を展開し、ファンクション管理ワークテーブル３ｃに
は、ファンクションキーウインドウ内のキー表示データ
に対応するファンクションキーコード（ファンクション
キー番号Ｆ１〜Ｆｎ）を格納する。

【００１４】表示装置４は、制御部２から入力される各
種情報処理経過及び処理結果を表示するとともに、ファ
ンクションキーウインドウを表示する。キーボード５
は、カーソルキー、数字入力キー、文字入力キー及びフ
ァンクションキー等を備え、押下されたキーの押下信号
を制御部２に出力する。マウス６は、キーボード５の入
力補助を行うポインティングデバイスであり、操作信号
を制御部２に出力する。

【００１５】次に、動作を説明する。まず、上記制御部
２により実行されるメニューウインドウ表示処理につい
て図２に示すフローチャートに基づいて説明する。本実
施例のコンピュータシステム１では、ユーザーのマウス
６の所定操作、例えば、マウス６の右ボタンがクリック
された場合にメニューウインドウ表示処理が開始され
る。

【００１６】ユーザーによりマウス６の右ボタンがクリ
ックされると、メニューウインドウ表示処理を開始し、
図２おいて、まず、記憶部３内のファンクションキーテ
ーブル３ａに格納されたファンクションキーデータを解
析して格納する領域の先頭番地、すなわち、ファンクシ
ョンキーテーブル３ａの先頭アドレスをレジスタＡにセ
ットし（ステップＳ１）、表示用ファンクションワーク
３ｂの先頭アドレスをレジスタＢにセットし（ステップ
Ｓ２）、ファンクション管理テーブルワーク３ｃの先頭
アドレスをレジスタＣにセットする（ステップＳ３）。

【００１７】次いで、ファンクションキーデータを解析
する際のキーの数を管理するためのカウンターとしてレ
ジスタＤを“０”にセットする（ステップＳ４）。次い
で、レジスタＡにセットした先頭アドレスのファンクシ
ョンキーテーブル３ａからファンクションキーデータを
読み出し（ステップＳ５）、そのアドレスにデータが存
在するか否かをチェックする（ステップＳ６）。

【００１８】データが存在しない場合は、ステップＳ１
０に進み、データが存在する場合は、読み出したファン
クションキーデータをレジスタＢにセットした先頭アド
レスの表示用ファンクションワーク３ｂのメモリエリア
に書き出し（ステップＳ７）、レジスタＣにセットした
先頭アドレスのファンクション管理テーブルワーク３ｃ
にファンクションキー番号（Ｆ１）を書込む（ステップ
Ｓ８）。

【００１９】次いで、レジスタＢ、Ｃに次の番地をセッ
トし（ステップＳ９）、レジスタＡに次の番地をセット
し、カウンターとして利用するレジスタＤの値を＋１ア
ップカウントして（ステップＳ１０）、全てのファンク
ションについて終了したか否かを判別する（ステップＳ
１１）。全てのファンクションが終了していないと判別
した場合は、ステップＳ５に戻ってレジスタＡにセット
した次の番地のファンクションキーテーブル３ａからフ
ァンクションキーデータを読み出し、ステップＳ６〜Ｓ
１１の処理を繰り返し実行し、全てのファンクションが
終了するまでファンクションキーデータの表示用ファン
クションワーク３ｂへの書き出し処理、ファンクション
管理テーブルワーク３ｃへのファンクションキー番号
（Ｆ１）の書込み処理を繰り返し実行する。

【００２０】全てのファンクションについて終了したと
判別した場合は、レジスタＢ、Ｃに作成終了マークとし
てのターミネーターコードを書込み（ステップＳ１
２）、以上の処理により表示用ファンクションワーク３
ｂに書き出したファンクションキーデータに基づいて表
示モジュールに実行・解除のキーを追加してファンクシ
ョンキーデータを表示装置４にウインドウ表示して（ス
テップＳ１３）、本処理を終了する。

【００２１】以上のメニューウインドウ表示処理の結
果、表示装置４に表示されるファンクションキーウイン
ドウの一例を図３に示す。すなわち、図３においては、
同図（ａ）に示すように通常のファンクションキーＦ１
〜Ｆ１０のうちＦ１〜Ｆ３，Ｆ７，Ｆ８，Ｆ１０に設定
された各機能（“作成”，“訂正”，“外部記憶”，
“印刷”，“消去”）を、同図（ｂ）に示すようにファ
ンクションキーウインドウ内に配置してキー表示するこ
とができる。

【００２２】したがって、システム側の処理で自動的に
ファンクションキーのデータをウインドウ表示すること
により、アプリケーションの設計者はマウスの存在を意
識することなく、また、ユーザーに対しては直感的で分
かり易いマウスの操作環境を提供することができ、ユー
ザーのマウス等のポインティングデバイスによる操作性
を改善することができる。

【００２３】次に、表示したファンクションキーウイン
ドウの中でファンクションキーが指定された場合の処理
について図４に示すフローチャートに基づいて説明す
る。図４において、まず、マウス６により指示されたフ
ァンクションキーウインドウ内の位置をコードに変換し
（ステップＳ２１）、その指示位置がウインドウ枠外か
否かをチェックする（ステップＳ２２）。ウインドウ枠
外の場合は、エラーとしてキー入力無しとして処理を終
了し（ステップＳ２３）、ウインドウ枠内の場合は、実
行キー／解除キーが指示されたか否かを判別する（ステ
ップＳ２４）。実行キー／解除キーが指示された場合
は、そのまま実行キー／解除キー指示を出力して処理を
終了する（ステップＳ２５）。

【００２４】また、実行キー／解除キーが指示されなか
った場合は、レジスタＡにファンクション管理テーブル
ワーク３ｃの先頭アドレスをセットし（ステップＳ２
６）、レジスタＡに実際に選ばれたファンクションキー
の番号（例えば、Ｆ１）を読み出し（ステップＳ２
７）、その読み出したファンクションキー番号を出力し
て（ステップＳ２８）、本処理を終了する。

【００２５】以上の処理によりファンクションウインド
ウに表示したファンクションキーを通常のファンクショ
ンキーと同様にシステム内で認識することができる。な
お、上記実施例では、コンピュータシステム１に本発明
のメニュー表示方法を適用した場合を示したが、その他
のポインティングデバイスを利用するワードプロセッサ
ー等にも適用可能であることは勿論である。

【００２６】

【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、ポインテ
ィングデバイスにより特定機能の指定操作を必要とする
システムが自動的に機能指定用メニューを表示すること
ができ、分かり易いポインティングデバイスの操作環境
を提供することができる。

【００２７】請求項２記載の発明によれば、ファンクシ
ョンキーに設定される特定機能の指定操作を必要とする
システムが自動的にファンクションキーメニューを表示
することができ、分かり易いファンクションキーの操作
環境を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を適用したコンピュータシステムの要部
ブロック構成図。

【図２】図１の制御部により実行されるメニューウイン
ドウ表示処理のフローチャート。

【図３】図２のメニューウインドウ表示処理により表示
されるファンクションキーウインドウの一例を示す図。

【図４】図３に表示したファンクションキーウインドウ
内のファンクションキーが指示された場合の処理を説明
するためのフローチャート。

【符号の説明】

１ コンピュータシステム ２ 制御部 ３ 記憶部 ３ａ ファンクションキーテーブル ３ｂ 表示用ファンクションワーク ３ｃ ファンクション管理ワークテーブル ４ 表示装置 ５ キーボード ６ マウス

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ポインティングデバイスにより画面上で指
   定操作される特定機能の機能指定用メニューを画面に表
   示する際のメニュー表示方法において、 前記特定機能の指定操作に必要なキー情報をメモリに格
   納し、 前記ポインティングデバイスによる画面上の指定操作に
   より前記機能指定用メニューを表示する場合は、前記メ
   モリに格納されるキー情報に基づいて前記機能指定用メ
   ニューの表示データを作成して表示するようにしたこと
   を特徴とするメニュー表示方法。
2. 【請求項２】前記メモリには、ファンクションキーに対
   応して設定された前記機能指定用キー情報を格納し、前
   記入力デバイスあるいは前記ポインティングデバイスに
   よる画面上の指定操作により前記機能指定用メニューを
   表示する場合は、当該メモリに格納したファンクション
   キーに対応するキー情報に基づいて前記機能指定用メニ
   ューの表示データを作成して表示するようにしたことを
   特徴とする請求項１記載のメニュー表示方法。