JPH0834291A - 自動車用ドアミラー装置 - Google Patents

自動車用ドアミラー装置

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JPH0834291A
JPH0834291A JP6172630A JP17263094A JPH0834291A JP H0834291 A JPH0834291 A JP H0834291A JP 6172630 A JP6172630 A JP 6172630A JP 17263094 A JP17263094 A JP 17263094A JP H0834291 A JPH0834291 A JP H0834291A
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door mirror
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Katsuhiko Nonome
克彦 野々目
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御回路の汎用性を向上させることにより、
ドアミラー装置の製造工程の複雑化を防止すると共に、
基本的機能のみを有するドアミラー装置に容易に自動格
納復帰機能や自動復帰機能を付加することができるドア
ミラー装置を提供する。 【構成】 ドライバの操作に基づいてドアミラーの格
納、復帰を制御する基本制御手段10とイグニッション
キーの抜差しに基づいて自動的にドアミラーの格納、復
帰を制御する拡張制御手段20とによって構成されてお
り、前記拡張制御手段20は、接続部としてのコネクタ
50によって切り放し自在に前記基本制御手段10に接
続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車のドアミラー装
置、特にイグニッションキーの抜差し又は車速に応じて
自動的に格納又は復帰するようにした自動車のドアミラ
ー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に示すように、一般の自動車のドア
ミラー70は、ベースとなる取付部71がドア80の外
側に固定され、この取付部71に支軸73を介してドア
ミラーハウジング72が回動可能に取り付けられてお
り、前記ドアミラーハウジング72内に設けられたアク
チュエータ及び動力伝達機構からなる駆動手段74によ
って、実線で示す外側に張り出した使用状態から一点鎖
線で示す格納状態まで移動できるようになっている。
【0003】前記駆動手段74は、車内に設けられたス
イッチにより操作することができ、走行前には、ドライ
バーが前記スイッチを操作して前記使用状態にし、駐車
時等ドアミラーを使用しないときにはドアミラー自体の
保護及び歩行者等の邪魔にならないようにドアミラーを
格納する。
【0004】しかし、不注意によりドライバーがドアミ
ラーの格納操作や復帰操作を行わなかった為、駐車中で
あるにも拘らずドアミラーが使用状態のままであった
り、ドアミラーを格納したまま走行し始めたりすること
がある。このようなドライバーの不注意を防止するため
に、イグニッションキーを挿入すると自動的にドアミラ
ーが使用状態に復帰し、イグニッションキーが抜かれる
とドアミラーが自動的に格納される自動格納復帰機能を
備えたドアミラー装置(実開昭61−73448号公報
参照)や、自動車の車速を検出して、車速が設定値以上
になると自動的にドアミラーが使用状態に復帰するよう
な自動復帰機能を備えたドアミラー装置(実開昭61−
80139号公報参照)が開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車はそ
の車種や仕向地等によって仕様が異なっており、ある車
種ではドライバーの操作によってドアミラーの格納、復
帰を行う基本的機能に加えて上述したような自動格納復
帰機能や自動復帰機能といった拡張機能を備えたドアミ
ラー装置が搭載されるが、別の車種では前記基本的機能
しか持たないドアミラー装置が搭載される。
【0006】従って、(1)基本的機能に自動格納復帰
機能を付加した制御回路を持つドアミラー装置、(2)
基本的機能に自動復帰機能を付加した制御回路を持つド
アミラー装置、(3)基本的機能のみを実現するための
制御回路を持つドアミラー装置の三種類のドアミラー装
置が別々に必要となり、それに対応して制御回路も個別
に製造しなければならず、制御回路の製造工程が複雑化
するといった問題点があった。
【0007】また、基本的機能のみを備えたドアミラー
装置に自動格納復帰機能や自動復帰機能を付加する場合
は、制御回路そのものを交換しなければならず、制御回
路の汎用性に欠けるといった欠点もある。
【0008】そこで、この発明の課題は、制御回路の汎
用性を向上させることにより、ドアミラー装置の製造工
程の複雑化を防止すると共に、基本的機能のみを有する
ドアミラー装置に容易に自動格納復帰機能や自動復帰機
能を付加することができるドアミラー装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、車体に固定された取付部に対しミラー
ハウジングが使用状態から格納状態まで移動可能に軸支
されたドアミラーと、前記ミラーハウジングを駆動する
駆動手段と、前記駆動手段を作動させるための操作スイ
ッチ及び前記操作スイッチの操作に応じて、前記ドアミ
ラーを使用状態から格納状態にするための格納信号又は
前記ドアミラーを格納状態から使用状態にするための復
帰信号を前記駆動手段に出力して前記駆動手段の駆動を
制御する制御回路を有する基本制御手段とを備えた自動
車用ドアミラー装置において、前記制御回路に自動動作
信号を出力する自動動作信号出力手段と、イグニッショ
ンキースイッチのオン、オフに応じてイグニッションキ
ーが差し込まれたこと及びイグニッションキーが抜かれ
たことを判別するイグニッションキー判別部、前記格納
信号又は復帰信号が入力され、その格納信号又は復帰信
号を保持する保持部及び前記イグニッションキースイッ
チの差し込み時に前記保持部により前記格納信号が保持
されているとき、又は前記イグニッションキーの抜き取
り時に前記保持部により前記復帰信号が保持されている
ときに前記制御回路に自動動作信号を出力すべく、自動
動作信号出力手段を駆動する駆動部を有する制御回路と
を備えた拡張制御手段を設け、前記基本制御手段と前記
拡張制御手段とを、接続部を介して切り放し自在に接続
したのである。
【0010】また、前記制御回路に自動動作信号を出力
する自動動作信号出力手段と、車速を検出する車速検出
手段と、前記車速検出手段によって検出された車速が予
め定められた設定値以上であるか否かを判別する車速判
別部、前記格納信号又は復帰信号が入力され、その格納
信号又は復帰信号を保持する保持部及び車速が前記設定
値以上になった時点で前記保持部により前記格納信号が
保持されているときに前記基本制御手段に自動動作信号
を出力すべく、自動動作信号出力手段を駆動する駆動部
を有する制御回路とを備えた拡張制御手段を設け、前記
基本制御手段と前記拡張制御手段とを、接続部を介して
切り放し自在に接続したのである。
【0011】
【作用】以上のように構成されたドアミラー装置は、基
本制御手段と拡張制御手段とを別個に製造しておき、組
立段階において両制御手段を接続部を介して接続すれば
よく、基本的制御手段と拡張制御手段と予め一体化した
状態で製造する必要がない。
【0012】また、基本的制御手段のみを有するドアミ
ラー装置に拡張制御手段を接続することで、予め搭載さ
れている基本的制御手段を交換することなく拡張機能が
付加される。
【0013】
【実施例】以下、実施例について図面を参照して説明す
る。なお、ドアミラーの構造自体については従来例と変
わるところがないので、その説明を省略し、ドアミラー
の駆動を制御する制御手段について詳細に説明する。
【0014】図1に示すように、このドアミラー装置の
制御手段は、基本制御手段10と拡張制御手段20とに
よって構成されており、前記拡張制御手段20は、接続
部としてのコネクタ50によって切り放し自在に前記基
本制御手段10に接続されている。
【0015】前記操作スイッチ11は、自動車のエンジ
ンが動いている時にONし、エンジンを停止したときに
OFFするイグニッションスイッチ16に接続されてお
り、このイグニッションスイッチ16がOFFの時は、
操作スイッチ11をONにしても前記基本制御回路12
に信号が入力されないようになっている。
【0016】前記基本制御手段10は、同図に示すよう
に、車内に設けられたドアミラーの操作スイッチ11の
ON、OFF信号が入力される基本制御回路12と、こ
の基本制御回路12が出力するドアミラーの復帰信号に
従ってアクチュエータ60を駆動する常開C接点タイプ
の復帰用リレー13及び前記基本制御回路12が出力す
るドアミラーの格納信号に従ってアクチュエータ60を
駆動する常開C接点タイプの復帰用リレー14とを備え
ている。
【0017】前記基本制御回路12はバッテリ15に接
続されており、前記復帰用リレー13及び格納リレー1
4のコイル13d、14dは一端が前記基本制御回路1
2に他端が前記バッテリ15の正端子側に接続されてい
る。前記復帰用リレー13及び格納用リレー14の常開
端子13a、14aは前記バッテリ15の正端子側に、
常閉端子13b、14bは前記バッテリ15の負端子側
にそれぞれ接続されており、前記アクチュエータ60は
コモン端子13c,14cに接続されている。
【0018】前記拡張制御手段20は、イグニッション
キーの抜き差しに応じてON、OFF信号を出力するイ
グニッションキースイッチ21と、前記バッテリ15に
接続されると共に前記イグニッションキースイッチ21
のON、OFF信号が入力される拡張制御回路22と、
この拡張制御回路22が出力する自動動作指令に従って
前記操作スイッチ11のON、OFF信号の入力ライン
に自動動作信号を出力する自動動作信号出力手段23と
を備えている。
【0019】前記拡張制御回路22は、前記コネクタ5
0を介して前記復帰用リレー13及び格納用リレー14
のコモン端子13c、14cに接続され、前記基本制御
回路12の復帰信号及び格納信号を保持する保持部22
aと、前記イグニッションキースイッチ21のON、O
FF信号に基づきイグニッションキーの抜差し状態を判
別するイグニッションキー判別部22bと、前記保持部
22aにおける復帰信号、格納信号の保持状態及び前記
イグニッションキー判別部22bにおけるイグニッショ
ンキーの抜差し状態の判別情報が入力され、イグニッシ
ョンキーの差し込み時に前記保持部22bにより格納信
号が保持されているとき、即ちドアミラーが格納状態に
あるとき、及びイグニッションキーの抜き取り時に前記
保持部22bにより復帰信号が保持されているとき、即
ちドアミラーが使用状態にあるときに前記自動動作信号
出力手段23に自動動作指令を出力する駆動部22cと
を備えている。
【0020】前記自動動作信号出力手段23は、トラン
ジスタ23aによって構成されており、ベースが前記駆
動部22cに接続されると共にエミッタが前記バッテリ
15に接続されている。またコレクタにはダイオード2
3bのアノード側が接続されており、このダイオード2
3bのカソード側が前記コネクタ50を介して前記操作
スイッチ11のON、OFF信号の入力ラインに接続さ
れている。
【0021】以上のように構成されたドアミラー装置の
動作説明について図2に示すタイムチャートに基づいて
詳細に説明する。まず、イグニッションスイッチ16が
ON状態(同図(a))であり、かつドアミラーが使用
状態において前記操作スイッチ11が押されると、この
基本制御回路12にON信号が入力され(同図
(b))、前記基本制御回路12から前記格納用リレー
14のコイル14dに格納信号が出力される(同図
(c))。この格納信号の出力は、前記基本制御回路1
2に組み込まれたタイマーリレーによって一定時間保持
される。ここにいう一定時間とは、ドアミラーが使用状
態から格納状態まで移動するのに必要な時間より若干長
い時間である。
【0022】すると、前記前記格納用リレー14が励磁
されて前記常開端子14aとコモン端子14cとが接続
され、前記バッテリ15から、常開端子14a、コモン
端子14c、アクチュエータ60、コモン端子13c及
び常閉端子13bを介してグランドに至る格納電流が流
れるので、前記アクチュエータ60が駆動してドアミラ
ーが格納状態となる。この時、前記格納電流が前記コネ
クタ50を介して前記拡張制御回路22の保持部22a
に入力されるので、保持部22aによってこの状態が保
持される(同図(e))。
【0023】次に、再度前記操作スイッチ11が押され
ると、前記基本制御回路12に0N信号が入力され、こ
の基本制御回路12から前記復帰用リレー13のコイル
13dに復帰信号が出力される(同図(d))。この復
帰信号の出力は、前記格納信号と同様に前記基本制御回
路12に組み込まれたタイマーリレーによって一定時間
保持される。このように、前記基本制御回路12は、操
作スイッチ11のON信号が入力される度に、格納信
号、復帰信号、格納信号といった具合に格納信号と復帰
信号を交互に出力する。
【0024】すると、前記復帰用リレー13が励磁され
て前記常開端子13aとコモン端子13cとが接続さ
れ、前記アクチュエータ60に先ほどの格納電流とは逆
向きに復帰電流が流れるので、前記アクチュエータ60
が逆転駆動してドアミラーが使用状態となる。この時、
前記復帰電流が前記コネクタ50を介して前記拡張制御
回路22の保持部22aに入力されるので、保持部22
aによってこの状態が保持される(同図(f))。
【0025】その後、イグニッションキーが抜かれる
と、前記イグニッションキースイッチ21のOFF信号
が前記イグニッションキー判別部22bに入力される
(同図(g))。この時、前記保持部22aには復帰信
号が保持されており、ドアミラーが使用状態であること
が分かるので、前記駆動部22cがドアミラーを格納す
べきであると判断して前記自動動作信号出力手段23の
トランジスタ23aのベースに格納指令信号を出力す
る。すると、このトランジスタ23aが一定時間(例え
ば、0.5秒)ON動作し、前記操作スイッチ11のO
N、OFF信号の入力ラインに自動動作信号が出力され
る(同図(h))。
【0026】この自動動作信号は、前記操作スイッチ1
1のON信号としてそのまま前記基本制御回路12に入
力されるので、前記基本制御回路12は格納信号を前記
格納用リレー14に出力し、ドアミラーの使用状態にお
いて前記操作スイッチが押されたときと同様に格納動作
が行われる(同図(c))。
【0027】この状態で、イグニッションキーが差し込
まれると、前記イグニッションキースイッチ21のON
信号が前記イグニッションキー判別部22bに入力され
る(同図(g))。この時、前記保持部22aには格納
信号が保持されており、ドアミラーが格納状態であるこ
とが分かるので、前記駆動部22cがドアミラーを復帰
すべきであると判断して前記自動動作信号出力手段23
のトランジスタ23aのベースに復帰指令信号を出力す
る。すると、このトランジスタ23aが一定時間ON動
作し、前記操作スイッチ11のON、OFF信号の入力
ラインに自動動作信号が出力される(同図(h))。そ
して、ドアミラーの格納状態において前記操作スイッチ
が押されたときと同様に復帰動作が行われる。
【0028】なお、その後に再度前記操作スイッチ11
が押されてドアミラーが格納された後、イグニッション
キーが抜かれた場合は、前記保持部22aが格納信号を
保持しており、ドアミラーが格納状態であることが認識
できるので、前記駆動部22cは前記自動動作信号出力
手段23に格納指令信号を出力することはなく、無駄に
バッテリ15の電力を消費することもない。
【0029】以上のように、このドアミラー装置では、
ドアミラーが格納状態においてイグニッションキーが差
し込まれた場合は、前記拡張制御回路22から自動動作
信号が出力されて自動的にドアミラーが復帰して使用状
態になるので、ドライバーの不注意によってドアミラー
を格納したまま走行するといった事態は防止できる。逆
に、ドアミラーが使用状態においてイグニッションキー
が抜かれた場合は、前記拡張制御回路22から自動動作
信号が出力されて自動的にドアミラーが格納されるの
で、駐車中のドアミラーの保護等の面で非常に有効であ
る。
【0030】図3及び図4は他の実施例を示している。
このドアミラー装置は前記ドアミラー装置と同様に基本
制御手段及び拡張制御手段を備えており、前記基本制御
手段については前記実施例の場合と同一構成故、その説
明は省略し、拡張制御手段について説明する。なお、拡
張制御手段についても大きく構成が異なるわけではない
ので、同一構成要素には同一符号を付してその説明を省
略する。
【0031】このドアミラー装置の拡張制御手段30
は、前記実施例の拡張制御手段20がイグニッションキ
ーの抜き差しに基づいて拡張制御回路22の駆動部22
cが自動動作信号を出力していたのに対し、拡張制御回
路32の駆動部32cが自動車の車速に基づいて自動動
作信号を出力する点において前記実施例の拡張制御手段
20と相違する。
【0032】具体的には、図3に示すように、自動車の
車速を検出する車速センサ31を設けると共に拡張制御
回路30には前記イグニッションキー判別部22bに代
えて前記車速センサ31によって検出された車速データ
が入力される車速判別部32bが設けられている。
【0033】この車速判別部32bは、前記車速センサ
31から入力された車速が、予め設定された車速より大
きいか否かを判別してその情報を前記駆動部32cに出
力する。この駆動部32cは保持部22aから入力され
たドアミラーの状態に関する情報と車速判別部32bか
らの車速に関する情報とに基づき、ドアミラーが格納状
態であるにも拘らず、実際の車速が設定値よりも大きい
場合にのみ前記自動動作信号出力手段に復帰指令を出力
するようになっている。
【0034】従って、ドアミラーが格納された状態でド
ライバが自動車を走行させた場合でも自動車の車速が所
定の速度以上なると、前記自動動作信号に基づき上記の
場合と同様に前記基本制御手段が作動して自動的にドア
ミラーが使用状態になる。
【0035】図4に示すように、このドアミラー装置で
は、ドアミラーの使用状態で自動車を走行させた場合に
はたとえ車速が設定値以上になっても前記駆動部32c
が前記自動動作信号出力手段に復帰指令を出力すること
はなく、前記実施例と同様に無駄にバッテリ15の電力
を消費することもない。なお、図4においては、イグニ
ッションスイッチ16のON、OFFのタイムチャート
を記載していないが、イグニッションスイッチはON状
態にある。
【0036】図5及び図6はさらに他の実施例を示して
いる。このドアミラー装置は前記ドアミラー装置と同様
に基本制御手段及び拡張制御手段を備えており、前記基
本制御手段については前記実施例の場合と同一構成故、
その説明は省略し、拡張制御手段について説明する。な
お、拡張制御手段についても大きく構成が異なるわけで
はないので、同一構成要素には同一符号を付してその説
明を省略する。
【0037】このドアミラー装置の拡張制御手段40
は、前記実施例の拡張制御手段20、30がイグニッシ
ョンキーの抜き差し又は自動車の車速に基づいて拡張制
御回路22、32の動作部22c、32cが自動動作信
号を出力していたのに対し、イグニッションキーの抜き
差し及び自動車の車速の双方に基づいて自動動作信号を
出力する点ににおいて前記実施例の拡張制御手段20、
30と相違する。
【0038】具体的には、図5に示すように、自動車の
車速を検出する車速センサ31を設けると共に拡張制御
回路40には前記イグニッションキースイッチ21のO
N、OFF信号が入力されると共に前記車速センサ31
によって検出された車速データが入力されるイグニッシ
ョンキー・車速判別部42bが設けられている。
【0039】このイグニッションキー・車速判別部42
bは、前記イグニッションキースイッチ21のON、O
FF信号に基づきイグニッションキーの抜差し状態を判
別すると共に前記車速センサ31から入力された車速
が、予め設定された車速より大きいか否かを判別してそ
れらの情報を駆動部42cに出力する。この駆動部42
cは保持部22aから入力されたドアミラーの状態に関
する情報とイグニッションキー及び車速に関する情報と
に基づき、ドアミラーが使用状態でイグニッションキー
が抜かれた場合は、前記自動動作信号出力手段23に格
納指令を出力すると共に、ドアミラーが格納状態で実際
の車速が設定値よりも大きい場合にのみ前記自動動作信
号出力手段23に復帰指令信号を出力するようになって
いる。
【0040】従って、図6に示すように、ドアミラーが
使用状態においてイグニッションキーが抜かれた場合
は、前記自動動作信号出力手段23が出力する自動動作
信号に基づき前記第1の実施例の場合と同様に前記基本
制御手段10が作動して自動的にドアミラーが格納さ
れ、また、ドアミラーが格納された状態でドライバが自
動車を走行させた場合でも自動車の車速が所定の速度以
上なると、前記自動動作信号出力手段23が出力する自
動動作信号に基づき前記第2の実施例の場合と同様に前
記基本制御手段10が作動して自動的にドアミラーが使
用状態になる。このため、非常に狭い車庫から自動車を
低速度出庫させる場合、イグニッションキーを差し込ん
だ状態でもドアミラーが使用状態に復帰することがな
く、出庫時におけるドアミラーの破損を防止することが
できる。
【0041】上記実施例は、いずれも基本制御手段10
と拡張制御手段20とがコネクタ50を介して切り放し
自在に接続されているので、前記拡張制御手段20を切
り放すことにより、図7に示すように、ドライバーの操
作に基づいてドアミラーを格納、復帰する基本的機能の
みを備えたドアミラー装置として使用できる。この場
合、図8に示すように、イグニッションスイッチ16が
ON状態であり、かつドアミラーが使用状態において、
前記操作スイッチ11が押されると、上述したように、
前記基本制御回路12から前記格納用リレー14に格納
信号が出力されてドアミラーが格納される。その後、再
度操作スイッチ11が押されると、前記基本制御回路1
2から前記復帰用リレー13に復帰信号が出力されてド
アミラーが使用状態に復帰する。なお、イグニッション
スイッチ16がOFF状態では、操作スイッチ11が押
されても前記基本制御回路12に操作スイッチ11のO
N信号が出力されないので、ドアミラーの格納又は復帰
動作は行われない。
【0042】また、逆に、前記基本的機能のみを備えた
ドアミラー装置に上述したようなイグニッションキーや
車速に基づいてドアミラーを格納、復帰させるような拡
張機能を付加する場合は、前記コネクタ50を介して必
要な拡張制御手段20,30,40を接続するだけで容
易に実現させることができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、この発明のドアミラー装
置は、基本制御手段と拡張制御手段とを接続部を介して
切り放し自在に接続する構成を採用したため、基本制御
手段と拡張制御手段と予め一体化した状態で製造する必
要がなく、ドアミラー装置の製造工程の複雑化を防止で
きると共に、基本制御手段のみを有するドアミラー装置
に対して拡張制御手段を接続するだけで、基本的制御手
段自体を取り替えることなく容易に自動格納復帰機能や
自動復帰機能を付加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる一実施例を示す回路図であ
る。
【図2】同上の回路動作を示すタイムチャートである。
【図3】他の実施例を示す回路図である。
【図4】同上の回路動作を示すタイムチャートである。
【図5】さらに他の実施例を示す回路図である。
【図6】同上の回路動作を示すタイムチャートである。
【図7】基本制御手段のみを備えたドアミラー装置を示
す回路図である。
【図8】同上の回路動作を示すタイムチャートである。
【図9】従来のドアミラー装置の取付け構造を示す概略
図である。
【符号の説明】
10 基本制御手段 11 操作スイッチ 12 基本制御回路 13 復帰用リレー 14 格納用リレー 15 バッテリ 20、30、40 拡張制御手段 21 イグニッションキースイッチ 22、32、42 拡張制御回路 22a 保持部 22b イグニッションキー判別部 22c、32c、42c 駆動部 23 自動動作信号出力手段 32b 車速判別部 42b イグニッションキー・車速判別部 50 コネクタ 60 アクチュエータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に固定された取付部に対しミラーハ
    ウジングが使用状態から格納状態まで移動可能に軸支さ
    れたドアミラーと、 前記ミラーハウジングを駆動する駆動手段と、 前記駆動手段を作動させるための操作スイッチ及び前記
    操作スイッチの操作に応じて、前記ドアミラーを使用状
    態から格納状態にするための格納信号又は前記ドアミラ
    ーを格納状態から使用状態にするための復帰信号を前記
    駆動手段に出力して前記駆動手段の駆動を制御する制御
    回路を有する基本制御手段とを備えた自動車用ドアミラ
    ー装置において、 前記制御回路に自動動作信号を出力する自動動作信号出
    力手段と、 イグニッションキースイッチのオン、オフに応じてイグ
    ニッションキーが差し込まれたこと及びイグニッション
    キーが抜かれたことを判別するイグニッションキー判別
    部、前記格納信号又は復帰信号が入力され、その格納信
    号又は復帰信号を保持する保持部及び前記イグニッショ
    ンキースイッチの差し込み時に前記保持部により前記格
    納信号が保持されているとき、又は前記イグニッション
    キーの抜き取り時に前記保持部により前記復帰信号が保
    持されているときに前記制御回路に自動動作信号を出力
    すべく、自動動作信号出力手段を駆動する駆動部を有す
    る制御回路とを備えた拡張制御手段を設け、 前記基本制御手段と前記拡張制御手段とを、接続部を介
    して切り放し自在に接続したことを特徴とする自動車用
    ドアミラー装置。
  2. 【請求項2】 車体に固定された取付部に対しミラーハ
    ウジングが使用状態から格納状態まで移動可能に軸支さ
    れたドアミラーと、 前記ミラーハウジングを駆動する駆動手段と、 前記駆動手段を作動させるための操作スイッチ及び前記
    操作スイッチの操作に応じて、前記ドアミラーを使用状
    態から格納状態にするための格納信号又は前記ドアミラ
    ーを格納状態から使用状態にするための復帰信号を前記
    駆動手段に出力して前記駆動手段の駆動を制御する制御
    回路を有する基本制御手段とを備えた自動車用ドアミラ
    ー装置において、 前記制御回路に自動動作信号を出力する自動動作信号出
    力手段と、 車速を検出する車速検出手段と、 前記車速検出手段によって検出された車速が予め定めら
    れた設定値以上であるか否かを判別する車速判別部、前
    記格納信号又は復帰信号が入力され、その格納信号又は
    復帰信号を保持する保持部及び車速が前記設定値以上に
    なった時点で前記保持部により前記格納信号が保持され
    ているときに前記基本制御手段に自動動作信号を出力す
    べく、自動動作信号出力手段を駆動する駆動部を有する
    制御回路とを備えた拡張制御手段を設け、 前記基本制御手段と前記拡張制御手段とを、接続部を介
    して切り放し自在に接続したことを特徴とする自動車用
    ドアミラー装置。
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