JPH08306362A - 巻回電極構造体の挿入装置 - Google Patents

巻回電極構造体の挿入装置

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JPH08306362A
JPH08306362A JP7106063A JP10606395A JPH08306362A JP H08306362 A JPH08306362 A JP H08306362A JP 7106063 A JP7106063 A JP 7106063A JP 10606395 A JP10606395 A JP 10606395A JP H08306362 A JPH08306362 A JP H08306362A
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JP
Japan
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electrode structure
wound electrode
cylindrical
spirally wound
insertion device
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JP7106063A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Nishida
弘幸 西田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】極めて簡単な構成で寸法の異なる種々の電池の
組み立て作業全体を効率的に遂行することを可能にす
る。 【構成】巻回電極構造体14を載置する第1支持台16
と、缶部材20を載置する第2支持台22と、この巻回
電極構造体14をこの缶部材20内に挿入する押圧機構
24と、前記挿入時に前記巻回電極構造体14と前記缶
部材20を互いに同軸的に位置決めする案内機構26と
を備える。第1および第2支持台16、22は、巻回電
極構造体14および缶部材20の外周部を支持するとと
もに、この缶部材20の肉厚に応じて高さ位置の異なる
第1および第2V形溝部44、52を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直径の異なる種々の円
筒状缶部材内に、それぞれ対応する巻回電極構造体を挿
入可能な巻回電極構造体の挿入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電池の組立作業において、予
め巻回された巻回電極構造体を円筒状缶部材内に挿入す
る際、この巻回電極構造体の端面に突出形成されたリー
ド端子の存在により該巻回電極構造体の挿入作業を自動
化することが困難であった。
【0003】このため、上記挿入作業を自動的に行うべ
く、種々の装置が提案されており、例えば、特公平3−
22027号公報に開示されている組込装置が知られて
いる。この組込装置では、複数の保持治具が設けられた
インデックステーブルを間欠的に回転させ、各ステーシ
ョンで渦巻電極体(巻回電極構造体)の巻回作業、リー
ド端子の折り曲げ作業、前記渦巻電極体の外装缶(円筒
状缶部材)への押込工程が順次行われ、これによって該
渦巻電極体を前記外装缶に自動的に組み込むように構成
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、渦巻電極体がインデックステーブルに鉛
直方向に設けられた保持治具内に巻回支持されるため、
この渦巻電極体の外周直径は、前記保持治具の形状によ
って規制されてしまう。従って、上記組込装置により組
み込まれる電池は、単一のサイズに限定されてしまい、
異なるサイズの電池に対応するためには、保持治具を含
めた治具類を全て交換しなければならない。これによ
り、サイズの異なる電池毎に多数の治具類を用意しなけ
ればならず、部品点数が増加するとともに、各サイズの
電池に対応した治具交換作業に相当の時間がかかるとい
う問題が指摘されている。
【0005】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、極めて簡単な構成で、寸法の異なる種々の電池の
組み立て作業全体を効率的に遂行することが可能な巻回
電極構造体の挿入装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、直径の異なる種々の円筒状缶部材内
に、それぞれ対応する巻回電極構造体を挿入可能な挿入
装置であって、前記巻回電極構造体を載置する第1支持
台と、前記円筒状缶部材を載置する第2支持台と、前記
第1支持台上の前記巻回電極構造体を、前記第2支持台
上の前記円筒状缶部材内に挿入させる押圧機構と、前記
巻回電極構造体の挿入時に、該巻回電極構造体と前記円
筒状缶部材を互いに同軸的に位置決めする案内機構と、
を備え、前記第1および第2支持台は、前記巻回電極構
造体および前記円筒状缶部材の外周部を支持するととも
に、該円筒状缶部材の肉厚に応じて高さ位置の異なる第
1および第2V形溝部を有することを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明に係る巻回電極構造体の挿入装置では、
この巻回電極構造体が第1支持台の第1V形溝部に支持
されるとともに、円筒状缶部材が第2支持台の第2V形
溝部に支持され、押圧機構および案内機構の作用下に前
記巻回電極構造体が前記缶部材内に挿入される。ここ
で、電池のサイズ変更に伴って巻回電極構造体および缶
部材の直径が変更されても、この巻回電極構造体および
この缶部材は、第1および第2V形溝部に支持されて相
対的に位置決めされる。これにより、巻回電極構造体お
よび缶部材の直径が種々異なっても、同一構造の第1お
よび第2支持台を介して容易に対応することができ、治
具交換等の作業が不要になってサイズの異なる種々の電
池の組立作業が容易かつ効率的に遂行される。
【0008】
【実施例】本発明に係る巻回電極構造体の挿入装置につ
いて実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細
に説明する。
【0009】図1および図2において、参照数字10
は、第1の実施例に係る挿入装置を示す。この挿入装置
10は、比較的大径な第1インデックステーブル12上
に等角度間隔ずつ離間して設けられ巻回電極構造体14
を載置する複数の第1支持台16と、比較的小径な第2
インデックステーブル18に等角度間隔ずつ離間して設
けられ円筒状缶部材20を載置する複数の第2支持台2
2と、挿入位置ISでこの巻回電極構造体14を前記缶
部材20内に挿入させる押圧機構24と、この挿入作業
時に前記巻回電極構造体14と前記缶部材20を互いに
同軸的に位置決めする案内機構26とを備える。
【0010】図1に示すように、第1インデックステー
ブル12の周囲には、巻回電極構造体14を第1支持台
16に供給する供給位置28と、この第1支持台16上
の前記巻回電極構造体14に下部絶縁板30を供給する
供給位置32と、該巻回電極構造体14の負極リード1
5aを折り曲げるための折り曲げ位置34とが設けられ
る。
【0011】第2インデックステーブル18は、図2に
示すように、その軸線Oが鉛直軸Vに対し第1インデッ
クステーブル12の旋回軸側に角度θ(例えば、45
°)傾斜している。この第2インデックステーブル18
の周囲には、缶部材20を第2支持台22に供給する供
給位置36と、巻回電極構造体14が挿入された前記缶
部材20を払い出す搬出機構38とが設けられている。
【0012】図2に示すように、第1インデックステー
ブル12上にブロック体40が固定され、このブロック
体40の上面側には、水平方向に対し第2インデックス
テーブル18側に向かって上方に角度θ(例えば、45
°)傾斜してレール部材42が設けられる。このレール
部材42上には、第1支持台16が矢印X方向に所定の
範囲内で進退自在に載置される。
【0013】第1支持台16は、Vブロック形状を有し
ており、その上部側に巻回電極構造体14の外周部を支
持するための第1V形溝部44が形成される。この第1
V形溝部44を構成する傾斜面46a、46bは、互い
に所定の開口角度、例えば、90°の開口角度を有して
いる。第1支持台16上には、巻回電極構造体14の正
極リード15b側に位置して係止板48a、48bが設
けられるとともに、この第1支持台16の端面には、前
記第1支持台16を第1インデックステーブル12の中
心側に引張するための引張ばね50が係合する。
【0014】第2支持台22は、第2インデックステー
ブル18上に固定されており、その上部に缶部材20を
載置するための第2V形溝部52が形成される。この第
2V形溝部52を構成する傾斜面54a、54bは、互
いに所定開口角度、例えば、90°の開口角度を有して
いる。
【0015】図3および図4に示すように、第1支持台
16の第1V形溝部44は、第2支持台22の第2V形
溝部52より高さHだけ上方に位置している。この高さ
Hは、缶部材20の肉厚に対応して設定されるものであ
り、例えば、缶部材20の肉厚がtでかつ開口角度がφ
であれば、H=t/sinφとなる。
【0016】第2支持台22の上部には、第2V形溝部
52に載置された缶部材20の底部を支持する係止板5
6が設けられるとともに、この缶部材20を吸着保持す
るためのマグネット58が植設されている(図2参
照)。
【0017】押圧機構24は、図示しないシリンダやカ
ム機構によって第1支持台16を第2支持台22側に押
圧する第1押圧部材60と、図示しないシリンダやカム
機構によって巻回電極構造体14を缶部材20内に押圧
する第2押圧部材62とを備える。
【0018】案内機構26は、挿入位置ISに配置され
ており、第1および第2支持台16、22の間に配設さ
れるガイド部材64と、このガイド部材64を巻回電極
構造体14の押圧方向(矢印X方向)に進退自在に保持
する保持手段66とを備える。
【0019】保持手段66は、第1および第2インデッ
クステーブル12、18間に立設された支柱68を備
え、この支柱68上に矢印X方向に延在するレール部材
70が設けられ、このレール部材70上にスライド部材
72が所定の範囲内で進退自在に支持される。スライド
部材72は、引張ばね74を介して、常時、第1支持台
16側に引張されており、前記スライド部材72にガイ
ド部材64が取り外し自在にねじ止めされている。
【0020】ガイド部材64は、巻回電極構造体14の
外周直径に対応する貫通孔76を有する。この貫通孔7
6は、図3に示すように、巻回電極構造体14側に案内
用第1テーパ78が連通する一方、缶部材20側にこの
缶部材20に当接する段部80を介して案内用第2テー
パ82が連通する。
【0021】案内機構26と第2支持台22には、缶部
材20内に挿入された巻回電極構造体14がこの缶部材
20から離脱することを阻止するためのストッパ手段8
4が設けられる。ストッパ手段84は、図2および図5
に示すように、スライド部材72に形成されたカム部8
6と、第2支持台22に図示しないばねを介して昇降自
在に配設され缶部材20の開口部側に突出するストッパ
部88とを備え、このストッパ部88に前記カム部86
に係合するカムフロア90が設けられる。
【0022】このように構成される挿入装置10の動作
について以下に説明する。
【0023】先ず、図1に示すように、供給位置28に
巻回電極構造体14が整列されている。この巻回電極構
造体14は、図示しないが、予めセパレータを介して帯
状の正、負極両板を巻回して巻き止めテープにより固定
されており、両端面に正極リード15bと負極リード1
5aが突出形成されている。
【0024】そこで、各巻回電極構造体14は、負極リ
ード15aが上面に位置するように供給位置28に配設
され、この巻回電極構造体14が第1支持台16上に載
置されるとともに、第1インデックステーブル12が矢
印方向に間欠回転され、この第1支持台16上の前記巻
回電極構造体14が供給位置32に配置される。ここ
で、図示しないロボット等の作用下に、下部絶縁板30
が巻回電極構造体14の負極リード15a側に配置され
た後、折り曲げ位置34に移送されてこの負極リード1
5aが図示しないローラ等によって前記下部絶縁板30
を挟み込むように折り曲げられる。
【0025】一方、缶部材20は、供給位置36で第2
支持台22に載置された後、第2インデックステーブル
18が矢印方向に間欠回転されている。
【0026】次いで、巻回電極構造体14を載置した第
1支持台16および缶部材20を載置した第2支持台2
2が、挿入位置ISに配置されると(図2および図5参
照)、押圧機構24を構成する第1押圧部材60が駆動
される。このため、第1押圧部材60の押圧作用下に第
1支持台16がレール部材42に沿って案内機構26側
に移動し、この案内機構26を構成するスライド部材7
2が第2支持台22側に押圧される。
【0027】スライド部材72が第2支持台22側に移
動すると、このスライド部材72に設けられたカム部8
6がカムフロア90に係合し、ストッパ部88を図示し
ないばねに抗して下方に押圧する。このため、ストッパ
部88は、缶部材20の開口部側から下方に離脱する。
【0028】さらに、スライド部材72が第2支持台2
2側に移動すると、ガイド部材64の第2テーパ82に
缶部材20の開口端部が案内されてこの開口端部が段部
80に当接する(図6参照)。
【0029】次に、押圧機構24を構成する第2押圧部
材62が駆動され、この第2押圧部材62によって第1
支持台16上の巻回電極構造体14が案内機構26を構
成するガイド部材64の貫通孔76に第1テーパ78の
案内作用下に円滑に挿入される。これにより、巻回電極
構造体14と缶部材20は、挿入軸S上に正確に位置決
めされ、この巻回電極構造体14が前記缶部材20内に
正確に押し込まれる。その際、図7に示すように、巻回
電極構造体14の底部、すなわち、下部絶縁板30と缶
部材20の底部との間に所定の間隙Lが形成されてい
る。
【0030】そこで、第1押圧部材60が後退すると、
第1支持台16およびスライド部材72が引張ばね5
0、74を介して第2支持台22から後方に移動する。
このスライド部材72が後退すると、カム部86がカム
フロア90から離脱してストッパ部88が缶部材20の
開口部側に突出する。従って、缶部材20内に挿入され
た巻回電極構造体14は、この缶部材20から離脱する
ことを阻止される。
【0031】さらに、第2押圧部材62が後退し、缶部
材20への巻回電極構造体14の挿入作業が終了する
(図8参照)。その後、第2インデックステーブル18
の回転によって搬出機構38側に割り出された挿入後の
缶部材20は、図示しない移載機構を介して第2支持台
22からこの搬出機構38側に取り出され、その開口部
を上方に向けた状態で次なる工程へと移送される(図1
参照)。
【0032】ところで、挿入装置10では、サイズの異
なる種々の電池を組み立てる際に、容易に対応すること
ができる。例えば、巻回電極構造体14および缶部材2
0を含む電池よりも直径の小さな電池の組立を行う場合
には、この巻回電極構造体14およびこの缶部材20よ
りも相当に小径な巻回電極構造体14aおよび缶部材2
0aが用いられる(図9および図10参照)。
【0033】そこで、準備作業として、ガイド部材64
の交換作業が行われる。このガイド部材64は、比較的
大径な巻回電極構造体14に対応する貫通孔76を有し
ており、スライド部材72から取り外される。そして、
新たに組み立てられる比較的小径な巻回電極構造体14
aに対応する貫通孔76aが設けられたガイド部材64
aをスライド部材72にねじ止めする。
【0034】次いで、供給位置28で新たな巻回電極構
造体14aを第1支持台16に載置する作業が行われる
一方、供給位置36で新たな缶部材20aを第2支持台
22に載置する作業が行われる。さらに、巻回電極構造
体14aを缶部材20aに挿入する作業が、前述した巻
回電極構造体14および缶部材20と同様に自動的に遂
行される。
【0035】すなわち、第1の実施例では、第1支持台
16に巻回電極構造体14を載置する第1V形溝部44
が設けられるとともに、第2支持台22に缶部材20を
載置する第2V形溝部52が設けられている。そして、
第1V形溝部44は、第2V形溝部52から缶部材20
の厚さに対応して高さHだけ上方に離間して設定されて
いる。このため、第1および第2V形溝部44、52に
比較的大径な巻回電極構造体14と缶部材20を載置し
た場合と、比較的小径な巻回電極構造体14aと缶部材
20aを載置した場合では、それぞれの挿入軸Sの高さ
位置は異なるものの、相対的な位置関係は常に一致して
いる。
【0036】これにより、第1の実施例では、組み立て
られる電池のサイズが種々変更される際にも、この電池
のサイズに対応したガイド部材64をスライド部材72
に対し着脱する作業を行うだけでよく、第1および第2
支持台16、22を共通して使用することができる。従
って、電池のサイズ切り換えに伴う準備作業が一挙に容
易かつ迅速に遂行され、生産性の向上が可能になるとと
もに、それぞれのサイズに対応した専用治具類を用意す
る必要がなく、経済的であるという効果が得られる。
【0037】次に、図11には、第2の実施例に係る挿
入装置100の要部が示されている。この挿入装置10
0は、第1の実施例に係る挿入装置10と同様の構成を
採用する他、第1支持台16上に巻回電極構造体14お
よび下部絶縁板30を押圧保持するための保持手段10
2を備えている。この保持手段102は、所定の形状を
有するブロック体104を有し、このブロック体104
が図示しないアクチュエータを介して昇降自在に構成さ
れている。
【0038】この第2の実施例では、保持手段102を
構成するブロック体104が巻回電極構造体14および
下部絶縁板30を第1支持台16上に押圧保持する。こ
のため、特に第1インデックステーブル12の間欠回転
時の加速度や遠心力等の影響により、巻回電極構造体1
4や下部絶縁板30が第1支持台16から離脱すること
を一層確実に阻止することができるという利点がある。
【0039】さらに、図12には、第3の実施例に係る
挿入装置110の要部が示されている。この挿入装置1
10は、第1の実施例に係る挿入装置10を構成する案
内機構26に代替して案内機構112を備えている。こ
の案内機構112は、例えば、直径の異なる3つの貫通
孔114、116および118が形成されたガイド部材
120と、このガイド部材120を矢印X方向に進退自
在に保持する保持手段66と、前記ガイド部材120を
矢印X方向に交差する矢印Z方向に進退させる位置決め
手段122とを備える。
【0040】位置決め手段122は、矢印Z方向に延在
するレール部材124と、このレール部材124上に載
置され図示しないパルスモータやシリンダ等で矢印Z方
向に進退する可動支柱126とを有する。ガイド部材1
20は、板状を有しており、3つの貫通孔114、11
6および118がそれぞれ直径を小さくし、かつ高さ位
置を低くして形成されている。
【0041】第3の実施例では、巻回電極構造体14お
よび缶部材20の直径が種々変更される際、位置決め手
段122が駆動され、可動支柱126がレール部材12
4に沿って矢印Z方向に移動し、ガイド部材120の貫
通孔114、116または118が挿入軸Sに対応して
位置決めされる。これによって、ガイド部材120の位
置決め作業も自動化され、組み立てられる電池のサイズ
の変更に際し、準備作業がさらに自動的かつ迅速に遂行
されるという効果が得られる。
【0042】なお、缶部材20は、直径が大きくなるほ
ど電池充電時の内圧が高くなるために、この缶部材20
の直径が所定の値より大径になる場合に、その肉厚を厚
くすることがある。その際には、図13に示すように、
第1支持台16の第1V形溝部44の開口角度を多段階
に設定すればよい。
【0043】すなわち、缶部材20の肉厚が変更されな
い範囲では、角度φ1 =90°の開口角度を有する第1
傾斜面130a、130bを所定の高さDまで設けた
後、この缶部材20の肉厚の増加に対応して角度φ
2 (<φ1 )の開口角度を有する第2傾斜面132a、
132bを設ける。これにより、缶部材20の肉厚の変
更に応じて巻回電極構造体14を正確に位置決めするこ
とができる。
【0044】また、第1〜第3の実施例では、第2支持
台22上に係止板56を設けているが、図14に示すよ
うに、この第2支持台22の端部に、上方に突出する係
止部134を一体的に形成することができる。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る巻回電極構
造体の挿入装置では、以下の効果乃至利点が得られる。
【0046】巻回電極構造体が第1支持台の第1V形溝
部に支持されるとともに、円筒状缶部材が第2支持台の
第2V形溝部に支持されるため、この巻回電極構造体お
よび缶部材の直径が種々変更されても、前記巻回電極構
造体と前記缶部材が相対的に位置決めされる。これによ
り、巻回電極構造体および缶部材の直径が種々異なって
も、同一構造の第1および第2支持台を介して容易に対
応することができ、治具交換等の作業が不要となって、
サイズの異なる種々の電池の組立作業が容易かつ効率的
に遂行される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る挿入装置の概略構成を示す平面図
である。
【図2】第1の実施例に係る挿入装置の要部斜視図であ
る。
【図3】前記挿入装置の側面説明図である。
【図4】前記挿入装置を構成する支持台の正面説明図で
ある。
【図5】巻回電極構造体と缶部材が対向した状態の説明
図である。
【図6】押圧機構により第1支持台が押圧された状態の
説明図である。
【図7】押圧機構により巻回電極構造体が缶部材内に押
圧された状態の説明図である。
【図8】前記押圧終了後に押圧機構が後退した状態の説
明図である。
【図9】比較的小径な電極構造体および缶部材の縦断側
面説明図である。
【図10】図9の缶部材の正面説明図である。
【図11】第2の実施例に係る挿入装置の要部斜視説明
図である。
【図12】第3の実施例に係る挿入装置の要部斜視説明
図である。
【図13】第1支持台の変形例の説明図である。
【図14】第2支持台の別の構成を示す側面説明図であ
る。
【符号の説明】
10、100、110…挿入装置 12、18…イ
ンデックステーブル 14、14a…巻回電極構造体 16、22…支
持台 20、20a…缶部材 24…押圧機構 26、112…案内機構 40、104…
ブロック体 42、124…レール部材 44、52…V
形溝部 46a、46b、54a、54b…傾斜面 50、74…引張ばね 60、62…押
圧部材 64、64a、120…ガイド部材 66、102…
保持手段 72…スライド部材 76、76a、114、116、118…貫通孔 78、82…テーパ 80…段部 84…ストッパ手段 122…位置決
め手段 130a、130b、132a、132b…傾斜面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直径の異なる種々の円筒状缶部材内に、そ
    れぞれ対応する巻回電極構造体を挿入可能な挿入装置で
    あって、 前記巻回電極構造体を載置する第1支持台と、 前記円筒状缶部材を載置する第2支持台と、 前記第1支持台上の前記巻回電極構造体を、前記第2支
    持台上の前記円筒状缶部材内に挿入させる押圧機構と、 前記巻回電極構造体の挿入時に、該巻回電極構造体と前
    記円筒状缶部材を互いに同軸的に位置決めする案内機構
    と、 を備え、 前記第1および第2支持台は、前記巻回電極構造体およ
    び前記円筒状缶部材の外周部を支持するとともに、該円
    筒状缶部材の肉厚に応じて高さ位置の異なる第1および
    第2V形溝部を有することを特徴とする巻回電極構造体
    の挿入装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の挿入装置において、前記案
    内機構は、前記第1および第2支持台の間に配設され、
    前記巻回電極構造体の外周直径に対応する1以上の貫通
    孔が形成されたガイド部材と、 前記ガイド部材を、前記巻回電極構造体の押圧方向に進
    退自在に保持する保持手段と、 を備えることを特徴とする巻回電極構造体の挿入装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の挿入装置において、前記ガ
    イド部材の貫通孔は、前記巻回電極構造体側に案内用第
    1テーパが連通する一方、前記円筒状缶部材側に該円筒
    状缶部材の端部を支持する段部を介して案内用第2テー
    パが連通することを特徴とする巻回電極構造体の挿入装
    置。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載の挿入装置におい
    て、前記案内機構は、前記巻回電極構造体の外周直径に
    対応して所定の貫通孔を該巻回電極構造体の軸方向に位
    置決めするために、前記ガイド部材を、前記巻回電極構
    造体の押圧方向に交差する方向に進退させる位置決め手
    段を備えることを特徴とする巻回電極構造体の挿入装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の挿入装置において、前記第
    2支持台側には、前記円筒状缶部材内に挿入された前記
    巻回電極構造体が該円筒状缶部材から離脱することを阻
    止するためのストッパ手段が配設されることを特徴とす
    る巻回電極構造体の挿入装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の挿入装置において、前記第
    1支持台の第1V形溝部は、前記円筒状缶部材の外形直
    径および肉厚の変更に対応して前記巻回電極構造体の高
    さ位置を調整するために、その開口角度が多段階に設定
    されることを特徴とする巻回電極構造体の挿入装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の挿入装置において、前記第
    1および第2支持台は、それぞれ回転自在な第1および
    第2テーブルに複数設けられるとともに、 前記巻回電極構造体の挿入位置で、該巻回電極構造体の
    軸線が前記円筒状缶部材側に向かって上方に傾斜するこ
    とを特徴とする巻回電極構造体の挿入装置。
JP7106063A 1995-04-28 1995-04-28 巻回電極構造体の挿入装置 Pending JPH08306362A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001063685A1 (en) * 2000-02-25 2001-08-30 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Production method of wound electrodes for batteries
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