JPH08257191A - ゴルフスイング診断装置及び診断方法 - Google Patents

ゴルフスイング診断装置及び診断方法

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JPH08257191A
JPH08257191A JP9166995A JP9166995A JPH08257191A JP H08257191 A JPH08257191 A JP H08257191A JP 9166995 A JP9166995 A JP 9166995A JP 9166995 A JP9166995 A JP 9166995A JP H08257191 A JPH08257191 A JP H08257191A
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JP
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timing
image
swing
golf
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JP9166995A
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Sadao Ito
貞雄 伊藤
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II S S KK
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II S S KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴルフクラブにより打球する際のスイング
を、専門家やオペレータ等の人手を介することなく自動
的に診断し得、診断に要するコストを大きく削減する。 【構成】 スイングの正面映像を正面ビデオカメラ14
で撮影し、正面VTR24により録画する。正面VTR
24を低速逆転再生させ、VRAM30上の映像信号か
ら、フレーム毎に、ゴルフ球18、両膝等の診断に必要
な部位の座標を検出し、座標データ記憶部38に出力。
ゴルフ球18の座標データを最終フレームから遡って読
み出し、所定範囲内に検出された時期をインパクトのタ
イミングと判別し、所定期間を遡った時期をアドレスの
タイミングと判別してタイミング記憶部40へ出力す
る。各タイミングにおける両膝等の座標データから移動
距離及び向き等を算出し、診断基準と比較して診断す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被診断者がゴルフクラ
ブにより打球する際のスイングを診断する装置及び方法
に関する。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】ゴルフクラブ
をスイングしたときのスイングフォームを診断する装置
としては、特公平5−55158号公報に、スイングフ
ォーム診断装置が開示されている。
【0003】この装置によるスイングフォームの診断の
一つの例は、スイングフォームを撮影した画像上に、ア
ドレスにおける頭や肩等の部位を、スーパーインポーズ
機能により、オペレータが点や線としてプロットし、ス
イング中の各部位の動きをアドレス時の位置と比較して
専門のアドバイザ或は本人自身が診断するものである。
【0004】また他の例は、スイングフォームを撮影し
た画像上に、アドレスやトップ等における頭や肩等の部
位を、それぞれスーパーインポーズ機能により、オペレ
ータが入力し、そのデータに基づいてゴルフスイングコ
ンサルト用評価パラメータを計算し、基準となるプロス
イング評価パラメータと比較してスイング診断結果を出
力するものである。
【0005】何れにせよ、このスイングフォーム診断装
置による診断には、専任のオペレータやアドバイザが必
要であるため、人件費が嵩むこととなり、低コストでフ
ォームの診断を行うことはできなかった。
【0006】本発明は、従来技術に存した上記のような
問題点に鑑み行われたものであって、その目的とすると
ころは、被診断者がゴルフクラブにより打球する際のス
イングを、専門家やオペレータ等の人手を介することな
く自動的に診断することができ、診断に要するコストを
大きく削減することができるゴルフスイング診断装置及
びゴルフスイング診断方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のゴルフスイング診断装置は、被診断者がゴルフクラ
ブにより打球する際のスイングを自動的に診断する装置
であって、被診断者がゴルフクラブをスイングして打球
する動作を撮影し、その映像信号を出力する撮影手段
と、スイングの診断に必要な部位の映像上での座標を、
前記映像信号に基づき、映像上の所定時間おきに検出す
る座標検出手段と、座標検出手段により検出された前記
部位の座標に基づき、スイング診断の基準となる1又は
2以上のタイミングを判別するタイミング判別手段と、
タイミング判別手段により判別されたタイミングにおけ
る座標データを処理して診断情報を出力する診断処理手
段とを備える。
【0008】また本発明のゴルフスイング診断装置は、
座標検出手段が、被診断者の輪郭の映像上での座標から
被診断者における必要な部位の座標を算出するものとす
ることができる。
【0009】また本発明のゴルフスイング診断装置は、
タイミング判別手段が、所定範囲内において球が検出さ
れなくなる時期をインパクトのタイミングと判別するも
のとすることができる。
【0010】更に本発明のゴルフスイング診断装置は、
タイミング判別手段が、インパクトのタイミングの一定
時間前をアドレスのタイミングと判別するものとするこ
とができる。
【0011】また更に、本発明のゴルフスイング診断装
置は、タイミング判別手段が、インパクトのタイミング
から遡って再びクラブヘッドが球に近接した時期をアド
レスのタイミングと判別するものとすることができる。
【0012】また本発明のゴルフスイング診断装置は、
タイミング判別手段が、インパクトのタイミングから遡
って、クラブヘッドがバックスイングの動きからフォワ
ードスイングの動きへ転じる時期をトップのタイミング
と判別するものとすることができる。
【0013】また本発明のゴルフスイング診断装置は、
アドレスのタイミングを被診断者が入力する入力手段を
備え、診断処理手段が、タイミング判別手段により判別
されたタイミング及び入力手段により入力されたアドレ
スのタイミングにおける座標データを処理して診断情報
を出力するものとすることができる。
【0014】また本発明のゴルフスイング診断装置は、
アドレスのタイミングを被診断者に表示する表示手段を
備え、診断処理手段が、タイミング判別手段により判別
されたタイミング及び表示手段により表示されたアドレ
スのタイミングにおける座標データを処理して診断情報
を出力するものとすることができる。
【0015】また本発明のゴルフスイング診断装置は、
撮影手段から出力された映像信号を記録して低速逆転再
生することができるアナログ映像記録手段を備え、座標
検出手段は、スイングの診断に必要な部位の映像上での
座標を、アナログ映像記録手段により低速逆転再生され
た映像信号に基づき、映像上の所定時間おきに検出する
ものとすることができる。
【0016】また本発明のゴルフスイング診断装置は、
座標検出手段による座標の検出を、映像信号が書き込ま
れたVRAM上のデータについて行うものとすることが
できる。
【0017】次に、上記目的を達成する本発明のゴルフ
スイング診断方法は、被診断者がゴルフクラブにより打
球する際のスイングを診断する方法であって、被診断者
がゴルフクラブをスイングして打球する動作を撮影し、
その映像信号を得ること、スイングの診断に必要な部位
の映像上での座標を、前記映像信号に基づき、映像上の
所定時間おきに検出すること、検出した前記部位の座標
に基づき、スイング診断の基準となる1又は2以上のタ
イミングを判別すること、判別したタイミングにおける
座標データを処理して診断情報を出力することを含むも
のである。
【0018】
【作用】請求項1の発明においては、撮影手段は、被診
断者がゴルフクラブをスイングして打球する動作を撮影
し、その映像信号を出力する。座標検出手段は、スイン
グの診断に必要な部位の映像上での座標を、前記映像信
号に基づき、映像上の所定時間おきに検出する。座標検
出手段により検出された前記部位の座標に基づき、スイ
ング診断の基準となる1又は2以上のタイミングを、タ
イミング判別手段が判別する。診断処理手段は、タイミ
ング判別手段により判別されたタイミングにおける座標
データを処理し、診断情報を出力する。このようにし
て、被診断者がゴルフクラブにより打球する際のスイン
グを自動的に診断する。
【0019】請求項2の発明においては、被診断者の輪
郭の映像上での座標から、被診断者の所定個所の映像上
での長さを求め、その長さに対し所定の関係にある位置
の座標を、被診断者における必要な部位の座標として算
出することができる。
【0020】請求項3の発明においてはインパクトのタ
イミングを確実に自動判別し得、診断処理手段は、イン
パクトのタイミングを利用して座標データを処理し、診
断情報を出力することができる。
【0021】請求項4の発明においては、アドレスのタ
イミングを容易に自動判別し得、診断処理手段は、アド
レスのタイミング及びインパクトのタイミングを利用し
て座標データを処理し、診断情報を出力することができ
る。
【0022】請求項5の発明においては、インパクトの
タイミングから遡って再びクラブヘッドが球に近接した
時期をアドレスのタイミングと判別することにより、ア
ドレスのタイミングを確実に自動判別し得、診断処理手
段は、アドレスのタイミング及びインパクトのタイミン
グを利用して座標データを処理し、診断情報を出力する
ことができる。
【0023】請求項6の発明においては、トップのタイ
ミングを確実に自動判別し得、診断処理手段は、インパ
クトのタイミング及びトップのタイミングを利用して座
標データを処理し、診断情報を出力することができる。
【0024】請求項7の発明においては、診断処理手段
は、タイミング判別手段により判別されたタイミング及
び入力手段により入力されたアドレスのタイミングにお
ける座標データを処理して診断情報を出力し、被診断者
がゴルフクラブにより打球する際のスイングを自動的に
診断する。
【0025】請求項8の発明においては、診断処理手段
は、タイミング判別手段により判別されたタイミング及
び表示手段により表示されたアドレスのタイミングにお
ける座標データを処理して診断情報を出力し、被診断者
がゴルフクラブにより打球する際のスイングを自動的に
診断する。
【0026】請求項9の発明においては、撮影手段から
出力された映像信号をアナログ映像記録手段により記録
して逆転再生することにより、直ちに再生を開始するこ
とができると共に、低速再生することにより、座標検出
手段によるスイングの診断に必要な部位の映像上での座
標の検出を、映像上の十分に短い所定時間おきに行うこ
とができる。
【0027】
【実施例】本発明の実施例を、図面を参照しつつ説明す
る。
【0028】図1は、本発明の実施例としてのゴルフス
イング診断装置のブロック図である。
【0029】この実施例は、右利きの被診断者がゴルフ
クラブにより打球する際のスイングを自動的に診断する
装置についてのものであるが、本発明は、左利きの被診
断者のスイングについても利用し得るものであることは
言うまでもない。
【0030】後方ビデオカメラ10(ビデオカメラは撮
影手段の一例)は、打席において構えた状態の被診断者
12の後方(右手側)から被診断者のスイングを撮影し
得るように設置され、撮影した後方映像信号をアナログ
信号で出力する。
【0031】正面ビデオカメラ14は、被診断者の正面
から被診断者のスイング(クラブヘッド16及び打球前
のゴルフ球18を含む。)を撮影し得るように設置さ
れ、撮影した正面映像信号をアナログ信号で出力する。
ゴルフ球18は、所定範囲内(例えば前後方向長さ及び
高さが何れも10cmの範囲内)にセットするものとす
る。
【0032】後方VTR20(ビデオテープレコーダ:
アナログ映像記録手段の一例)は、後方ビデオカメラ1
0からの後方映像信号をビデオテープに記録し、それを
通常速度又は低速(スロー)で再生してその後方再生映
像信号を出力することができる。この後方VTR20の
動作は、後方VTRコントローラ22からの制御信号に
より制御される。
【0033】正面VTR24は、正面ビデオカメラ14
からの正面映像信号をビデオテープに記録し、それを通
常速度又は低速(スロー)で再生してその正面再生映像
信号を出力することができる。また、低速で逆転再生し
てその正面逆転再生映像信号を出力することもできる。
この正面VTR24の動作は、正面VTRコントローラ
26からの制御信号により制御される。
【0034】正面VTR24からの正面逆転再生映像信
号は、ビデオキャプチャ等におけるA−Dコンバータ2
8によってディジタル映像信号に変換され、VRAM3
0(video random access memory)に取り込まれる。V
RAMは、CRT等の映像表示装置に映像を表示するた
めの映像信号が書き込まれるRAMであるが、本発明の
装置の場合、必ずしも映像表示装置を要しない。
【0035】中央処理部32は、後方VTRコントロー
ラ22、正面VTRコントローラ26、及び編集VTR
34を制御する編集VTRコントローラ36に対し、各
VTRの制御を指令する信号を出力する。
【0036】また、中央処理部32は、映像のフレーム
毎に(すなわち、映像上の所定時間おきに)、VRAM
30上のディジタル映像信号から、ゴルフ球18、被診
断者12の両膝、頭、両肩、腰、クラブヘッド16等の
スイング診断に必要な部位の映像上の座標を検出し、座
標データ記憶部38に出力する。更に、座標データ記憶
部38から所要の部位の座標データを読み出し、スイン
グ診断の基準となるアドレス、トップ、インパクト、フ
ォロースルー等のタイミングを判別してタイミング記憶
部40へ出力する。
【0037】更に中央処理部32は、タイミング記憶部
40に記憶されたタイミングを読み出し、各タイミング
における必要部位の座標データを座標データ記憶部38
から読み出してアドレス時からの移動距離及び向きを算
出し、診断基準記憶部42に予め記憶させた診断基準と
比較して診断内容を算出し、それを出力する。
【0038】編集VTRは、中央処理部32から出力さ
れてD−Aコンバータ44によりアナログ信号に変換さ
れた診断内容、正面VTR24からの正面再生映像信
号、及び後方VTR20からの後方再生映像信号を、ビ
デオテープに記録する。
【0039】次に、この実施例のゴルフスイング診断装
置を用いるゴルフスイング診断方法を、中央処理部32
の動作を示す図2のフローチャート及び図1を参照しつ
つ説明する。
【0040】先ず、正面VTRコントローラ26及び後
方VTRコントローラ22を介して、正面VTR24及
び後方VTR20に対し、正面ビデオカメラ14からの
正面映像信号及び後方ビデオカメラ10からの後方映像
信号の録画を命令する(S1)。
【0041】その後一定時間内に、被診断者12がゴル
フクラブをスイングし、ゴルフ球18を打球する。
【0042】その一定時間経過後、正面VTRコントロ
ーラ26を介して正面VTR24に対し低速逆転再生を
命令すると共に、後方VTRコントローラ22を介して
後方VTR20に対し巻き戻しを命令する(S2)。
【0043】正面VTR24の低速逆転再生中、A−D
コンバータ28によってディジタル映像信号に変換され
たVRAM30上の正面逆転再生映像信号から、映像の
フレーム毎に(単位時間あたりのフレーム数が十分に多
ければ、1又は2以上のフレームおきとすることも可
能)、ゴルフ球18、被診断者12の両膝、頭、両肩、
腰、クラブヘッド16等のスイング診断に必要な部位の
映像上の座標を検出し、座標データ記憶部38に出力す
る(S3)。例えば、ゴルフ球18は、セットされる所
定範囲内における背景との色の差異により、その座標を
検出することができ、クラブヘッド16は、検出し易い
特別な色で着色することにより検出することができる。
また例えば、被診断者12における各部位は、被診断者
12の輪郭の映像上での座標を背景との色の差異により
検出し、その身長の一定割合の高さにおける輪郭の両端
を両膝の座標として検出することができ、同様にして、
腰の両端及び両肩の座標を検出することができる。頭に
ついては、例えば身長の一定割合の高さにおける輪郭の
両端の座標として検出することができる。また更に、被
診断者12における各部位に特定色の粘着シールを貼り
つけておいて、それらの座標を各部位の座標として検出
することもできる。なお、検出を確実にするために、背
景を、適切な色の無模様、或は適切な色で一定のパター
ンに構成することが望ましい。
【0044】次に、座標データ記憶部38から、例えば
最終フレームのデータより、遡りつつゴルフ球18の座
標データを読み出して(S4)、ゴルフ球18が所定範
囲内に検出された時期(フレーム)をインパクトのタイ
ミングと判別し(S5)、その時期から所定期間(フレ
ーム)を遡った時期をアドレスのタイミングと判別して
各々タイミング記憶部40へ出力する(S6)。それと
共に、インパクトの時期から所定期間後の時期をフォロ
ースルーのタイミングと判別してタイミング記憶部40
へ出力するようにすることもできる。また、インパクト
のタイミングから遡って再びクラブヘッド16がゴルフ
球18に近接した時期をアドレスのタイミングと判別す
ることもできる。なお、ゴルフ球18の座標データを、
例えば開始フレームのデータから、順に読み出し、ゴル
フ球18が所定範囲内に検出されなくなった時期をイン
パクトのタイミングと判別することもできる。アドレス
のタイミングを判別するその他の手段としては、被診断
者12がアドレス中に遠隔操作等により入力し得る入力
器46により中央処理部32に対しアドレスのタイミン
グを入力したり、アドレスのタイミングを、中央処理部
32からの指示により、表示器48により被診断者12
に視覚的に或は聴覚的に表示し、それに従って被診断者
12がアドレスを行うものとすること等を挙げることが
できる。
【0045】次いで、座標データ記憶部38から、クラ
ブヘッド16の座標データを、インパクトのタイミング
から遡って読み出しつつ(S7)クラブヘッド16の速
度の向きを算出し、クラブヘッド16の速度が前向きか
ら後ろ向きへ変化した時期(インパクトのタイミングか
ら遡って、クラブヘッド16がバックスイングの動きか
ら、トップを経てアドレスへ移るためにフォワードスイ
ングの動きへ転じる時期)を、トップのタイミングと判
別して(S8)タイミング記憶部40へ出力する(S
9)。
【0046】次に、タイミング記憶部40に記憶された
アドレス、トップ、インパクト、フォロースルー等のタ
イミングを読み出し、各タイミングにおける両膝、腰、
両肩、頭、クラブヘッド16等の必要部位の座標データ
を座標データ記憶部38から読み出して、トップ時、イ
ンパクト時及びフォロースルー時等におけるアドレス時
からの各部位の移動距離及び向き等を算出し(S1
0)、それを診断基準記憶部に予め記憶させた診断基準
と比較して診断する(S11)。頭の両端の座標の距離
(すなわち頭の幅)の増大の有無或は増大の程度を算出
し、それにより、ヘッドアップの有無を診断することも
できる。
【0047】そして、編集VTRコントローラ36を介
して、編集VTR34に対し録画を命令すると共に、診
断情報を、D−Aコンバータ44によりアナログ信号に
変換して編集VTR34に対し出力する(S12)。診
断情報としては、例えば、「大きくスウェーしていま
す」、「少しヘッドアップしています」等の言葉のほ
か、各部位の移動距離及び向きを数字や図形等で表わし
たものや、インパクト時のクラブヘッド16の速度をそ
の前後のフレームにおけるクラブヘッド16の座標の変
化から算出した数字等とすることができる。前記のよう
な診断基準に基づくものであることは必ずしも要しな
い。前記図形を、後記のスイングの映像にスーパーイン
ポーズするものであってもよい。また、クラブヘッド1
6やその他の部位のスイング中の軌跡を出力するものと
することもできる。
【0048】次に、編集VTR34が録画状態を維持し
たまま、正面VTRコントローラ26を介して、正面V
TR24に低速再生を命令する(S13)。
【0049】次いで、正面VTR24が低速再生を終了
する一定時間経過後、後方VTRコントローラ22を介
して、後方VTR20に低速再生を命令する(S1
4)。
【0050】更に、後方VTR20が低速再生を終了す
る一定時間経過後、後方VTRコントローラ22、正面
VTRコントローラ26及び編集VTRコントローラ3
6を介して、後方VTR20、正面VTR24及び編集
VTR34に巻き戻しを命令する(S15)。
【0051】以上により、編集VTR34によって、診
断内容と、スイングの正面スロー映像と、スイングの後
方スロー映像とが記録され、巻き戻されたビデオテープ
が得られる。被診断者12は、このビデオテープを他の
再生装置で繰り返し再生して自己のスイングを研究する
ことができる。
【0052】なお、正面ビデオカメラ14及び後方ビデ
オカメラ10以外に、上方や前方から撮影するビデオカ
メラを用いることもできる。ビデオカメラは、ディジタ
ル映像信号を出力するものであってもよい。またVTR
も、ディジタルVTRであってもよく、また、VTR以
外のアナログ記録手段やディジタル記録手段を用いるこ
ともできる。
【0053】また、一方向の映像のみでなく、二方向の
映像を利用して各部位の3次元座標を検出し、それを診
断に利用してその内容を出力するようにしても良い。
【0054】以上の実施例についての記述は、この発明
の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単
なる説明例に過ぎない。
【0055】
【発明の効果】本発明のゴルフスイング診断装置及びゴ
ルフスイング診断方法によれば、被診断者がゴルフクラ
ブをスイングして打球する動作を撮影して得た映像信号
に基づき、被診断者がゴルフクラブにより打球する際の
スイングを、専門家やオペレータ等の人手を介すること
なく自動的に診断することができ、診断に要するコスト
を大きく削減することができる。
【0056】請求項2の装置では、被診断者の輪郭の映
像上での座標から、被診断者における必要な部位の座標
を自動算出し、その座標に基づき、スイング診断の基準
となる1又は2以上のタイミングの判別及び判別された
タイミングにおける座標データの処理による診断情報の
出力を自動的に行うことができる。
【0057】請求項3の装置では、インパクトのタイミ
ングを確実に自動判別し、そのインパクトのタイミング
を利用してスイングを確実に自動診断することができ
る。
【0058】請求項4の装置では、アドレスのタイミン
グを容易に自動判別し、そのアドレスのタイミング及び
インパクトのタイミングを利用してスイングを容易に自
動診断することができる。
【0059】請求項5の装置では、アドレスのタイミン
グを確実に自動判別し、そのアドレスのタイミング及び
インパクトのタイミングを利用してスイングを確実に自
動診断することができる。
【0060】請求項6の装置では、トップのタイミング
を確実に自動判別し、そのトップのタイミング及びイン
パクトのタイミングを利用してスイングを確実に自動診
断することができる。
【0061】請求項7の装置では、被診断者がゴルフク
ラブをスイングして打球する動作を撮影手段により撮影
して出力する映像信号及び入力手段により入力されたア
ドレスのタイミングに基づき、被診断者がゴルフクラブ
により打球する際のスイングを、専門家やオペレータ等
の人手を介することなく自動的に診断することができ
る。
【0062】請求項8の装置では、被診断者がゴルフク
ラブをスイングして打球する動作を撮影手段により撮影
して出力する映像信号及び表示手段により表示されたア
ドレスのタイミングに基づき、被診断者がゴルフクラブ
により打球する際のスイングを、専門家やオペレータ等
の人手を介することなく自動的に診断することができ
る。
【0063】請求項9の装置では、撮影手段から出力さ
れた映像信号をアナログ映像記録手段により記録し、そ
れを逆転再生することにより、直ちに再生を開始し得る
と共に、低速再生により、スイングの診断に必要な部位
の映像上での座標の検出を、映像上の十分に短い所定時
間おきに行うことが可能となり、確実且つ速やかにスイ
ングを自動診断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブロック図である。
【図2】フローチャートである。
【符合の説明】
14 正面ビデオカメラ 18 ゴルフ球 24 正面VTR 30 VRAM 38 座標データ記憶部 40 タイミング記憶部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被診断者がゴルフクラブにより打球する際
    のスイングを自動的に診断する装置であって、被診断者
    がゴルフクラブをスイングして打球する動作を撮影し、
    その映像信号を出力する撮影手段と、スイングの診断に
    必要な部位の映像上での座標を、前記映像信号に基づ
    き、映像上の所定時間おきに検出する座標検出手段と、
    座標検出手段により検出された前記部位の座標に基づ
    き、スイング診断の基準となる1又は2以上のタイミン
    グを判別するタイミング判別手段と、タイミング判別手
    段により判別されたタイミングにおける座標データを処
    理して診断情報を出力する診断処理手段とを備えること
    を特徴とするゴルフスイング診断装置。
  2. 【請求項2】座標検出手段が、被診断者の輪郭の映像上
    での座標から被診断者における必要な部位の座標を算出
    する請求項1記載のゴルフスイング診断装置。
  3. 【請求項3】タイミング判別手段が、所定範囲内におい
    て球が検出されなくなる時期をインパクトのタイミング
    と判別する請求項1又は2記載のゴルフスイング診断装
    置。
  4. 【請求項4】タイミング判別手段が、インパクトのタイ
    ミングの一定時間前をアドレスのタイミングと判別する
    請求項1、2又は3記載のゴルフスイング診断装置。
  5. 【請求項5】タイミング判別手段が、インパクトのタイ
    ミングから遡って再びクラブヘッドが球に近接した時期
    をアドレスのタイミングと判別する請求項1、2又は3
    記載のゴルフスイング診断装置。
  6. 【請求項6】タイミング判別手段が、インパクトのタイ
    ミングから遡って、クラブヘッドがバックスイングの動
    きからフォワードスイングの動きへ転じる時期をトップ
    のタイミングと判別する請求項1、2、3、4又は5記
    載のゴルフスイング診断装置。
  7. 【請求項7】アドレスのタイミングを被診断者が入力す
    る入力手段を備え、診断処理手段が、タイミング判別手
    段により判別されたタイミング及び入力手段により入力
    されたアドレスのタイミングにおける座標データを処理
    して診断情報を出力する請求項1、2、3又は6記載の
    ゴルフスイング診断装置。
  8. 【請求項8】アドレスのタイミングを被診断者に表示す
    る表示手段を備え、診断処理手段が、タイミング判別手
    段により判別されたタイミング及び表示手段により表示
    されたアドレスのタイミングにおける座標データを処理
    して診断情報を出力する請求項1、2、3又は6記載の
    ゴルフスイング診断装置。
  9. 【請求項9】撮影手段から出力された映像信号を記録し
    て低速逆転再生することができるアナログ映像記録手段
    を備え、座標検出手段は、スイングの診断に必要な部位
    の映像上での座標を、アナログ映像記録手段により低速
    逆転再生された映像信号に基づき、映像上の所定時間お
    きに検出する請求項1、2、3、4、5、6、7又は8
    記載のゴルフスイング診断装置。
  10. 【請求項10】座標検出手段による座標の検出を、映像
    信号が書き込まれたVRAM上のデータについて行う請
    求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載のゴル
    フスイング診断装置。
  11. 【請求項11】被診断者がゴルフクラブにより打球する
    際のスイングを診断する方法であって、被診断者がゴル
    フクラブをスイングして打球する動作を撮影し、その映
    像信号を得ること、スイングの診断に必要な部位の映像
    上での座標を、前記映像信号に基づき、映像上の所定時
    間おきに検出すること、検出した前記部位の座標に基づ
    き、スイング診断の基準となる1又は2以上のタイミン
    グを判別すること、判別したタイミングにおける座標デ
    ータを処理して診断情報を出力することを含むことを特
    徴とするゴルフスイング診断方法。
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